NHLのプレーオフはカナダ北地区でMontreal Canadiensが19日間で11試合目の試合、うち3試合目の延長戦を戦い抜いてスイープで二回戦クリア、カンファレンス決勝に一番乗りとなりました。

北地区はレギュラーシーズンの消化が遅れたためプレーオフ一回戦の消化が他地区より遅れました。その遅れを取り戻すためもあるのでしょう、Winnipdg Jets@Montreal Canadiensは昨日に続いて休みなしでの試合。Canadiensの3勝0敗で迎えていた試合なので、ここで決めてしまえばなんと、カンファレンス決勝シリーズには対戦予定の西地区より先に進出が決まり、最初の遅れを取り戻せたわけです。

さらにカナダ政府がついに折れて、NHLプレーオフでチームが米加間を隔離期間なく移動することを許可。これでカナダ側のホーム都市は試合を開催することが可能になりました。この決定があるまでは可能性として北地区の勝者がホーム開催を諦めてどこかアメリカ国内に仮のホームアリーナを確保して戦わなくてはならないケースが想定されていました。

Canadiensの次ラウンドの相手は西地区のVegas Golden KnightsとColorado Avalancheの勝者。そちらは2勝2敗のタイなのでCanadiensは最低でも中4日間の休息がやっととれることになります。

今日の@Montrealでの試合はは2500人に限って観客を入れてました。アメリカ側はほとんどフルハウスの会場ばかりになっているので、たった2500人か寂しいという感じではあるものの、それまではカナダ側は無観客にほど近い状態で開催が続いていたことと比較すれば前進ではあります。
少ないながらも観客が入り、そして次ラウンドおよびStanley Cup Finalのカナダでの開催に政府が同意したことでホームアイスアドバンテージを確保できる目処がついたことになります。
カナダ側でのワクチン接種は人口の6%程度と米国内とは大きな差がある(半数超え)ため観客数が大幅に増える可能性は低いですが、それでもホッケー人気の熱いカナダ側なので少ない人数でも熱の入った応援が聞こえることになるはずです。