10度目のSuper Bowl出場を決めたTampa Bay Buccaneers QB Tom Brady。その両親がシーズン当初の時期にコロナに感染、父親は入院要となり、ご本人の弁では高校大学プロ含め一生で初めて息子の試合を観られなかったとのこと。とても試合を観るどころではない、試合があることも意識にのぼらない闘病で大変だったそうです。
母親も感染したものの自宅療養で回復。Bradyの母は乳がんを克服した方で、2017年のSuper Bowl LI当時乳がん闘病中にSuper Bowlを現地観戦されていた方です。2017年当時はそんなことは公表されていませんでしたが場合によってはそれが自身が息子の試合を現地観戦できる生涯最後の試合になるかもという思いで観戦に行っていたようです(乳がんは生存率が高いですから少々盛った話かもしれませんが)。Super Bowl LIはPatriotsが最大25点差をSuper Bowl史上最大の大逆転でFalconsを沈めた試合。

あれから4年後、またBradyがSuper Bowl登場。その間にも2度も出てるし、異常なまでの強さと言えましょう。

移籍一年目となった2020年のBuccaneersでのシーズン序盤はチームのオフェンスは冴えず。移籍直後であり、特にコロナの事情でキャンプは短縮され、プレシーズンの試合も全キャンセルされたため新チームメイトとの連携が取り切れていないのかとも想像されたものでした。
それももちろんあったのでしょうが、その時期がちょうど父親のコロナ入院時期に重なっていたことが今回明らかにされたわけです。今日父親が明かしているところではBradyは練習の前後に病院の父親とビデオ会話をしていたけれど、ストレスがマックスな様子だったとのこと。最強にプロフェッショナルなBradyのことですから練習中はそれに集中していたことでしょうが、それでも時間と意識をシーズンに全投入できる状態ではなく、それがシーズン序盤の内容の悪さに多少なりとも出た面はなきにしもあらずです。

ところでなぜこの両親のコロナ闘病が今のタイミングで浮上してきたかですが、こういうことかなあと想像してます。
Bradyは2016年の選挙戦当時はトランプ支持者であったので、2020年には意思表示はしませんでしたが親トランプ的な傾向であったと想像できます。

馬鹿げた話ですが、トランプ支持者の中にはコロナはフェイク、トランプを落選させるための陰謀でそのような病気は実は存在しないと主張する人が一定数存在します。その狂信的な一定数に引きずられて、トランプ支持だとマスクをしちゃいけない、するのは敵に加担する行為だ、という常識が蔓延してマスク非着用が政治的立場のアピールの方法になってしまい、国レベルでの防疫活動への大きな障害となりました。
NFLはじめスポーツリーグではリーグが着用を強制したので着用するしないでモメることはありませんでしたが、一般人ではそうはならず。Bradyの両親が闘病、特に父親が一時点そうとう悪かったということはトランプ支持者のBradyには公表しがたかったという可能性があります。アメスポで最大級の有名人でありトランプ支持者のBradyの父親がコロナで重症となれば選挙戦のトランプ支持陣営の情緒にも相当影響した可能性があります。なので非公表。
でもって今トランプが正式に退任してやっとコロナ対策を政争から離れてできるようになったところで公表かなと。