NFL Washington Redskinsの改名問題。2020年シーズンは僅か2ヶ月で開幕なのでそれまでに新チーム名とロゴを完成するのはかなり時間的な制約がきついです。そうなるとどうなるかというとニックネームなしでシーズンに突入する可能性も念頭に置いておく必要がありそうです。
ニックネームなしというのは残念な状態ですが過去に例がないわけではありません。North Dakota大がFighting SiouxからFighting Hawksに切り替えとなった過渡期に3年近くニックネームなしで活動を続けたという例があります。プロだとCFLがBaltimoreにBaltimore Coltsを作って、NFLから名称使用に法的なクレームが入った時期にニックネームなしで活動した例もありました。この時期はなかなかおもしろいことがいっぱいあって話をすると長くなるので我慢してそこは避けます。
Redskinsというアメリカ原住民をニックネームを過去使っていた例としてはカレッジのMiami-OH大がMiami RedskinsからMiami Redhawksに改名した例があります。他にはSt. John's大がRedmenだったのをRed Stormに変更したのも同様の例です。St. John's大の例だと名称変更に丸2年を要し、伝統の名前を守ろうという抵抗もかなりあったとされます。いまは社会全体に勢いがありますから比較的抵抗は弱いはずです。こういう勢いというのは大事なんだろうなあとは思わされます。
他に有名どころでアメリカ原住民モチーフのチームというとMLB Cleveland Indians、NHL Chicago Blackhawks、カレッジFlorida State Seminolesというところ。
どの名称変更でもほぼ共通するのはチームカラーは変えないこと。Washington Redskinsのえんじ色とゴールドもたぶん変わることはないのでしょう。他でこの配色のチームはプロ・カレッジを通じて少ないので過去からの資産として維持するのはほぼ確実に思えます。
そのケースについては批判も既にあり、チームカラーを維持すると旧アパレルをそのまま持ち込むファンが多く残ることが予想できるので変更が現実的に無効になる可能性があるという批判ですね。そういう批判もあっても良いと思いますが、そういう点まで時間をかけて100点満点の改革を目指すお国柄ではなくスピード感が大事とされる社会なので配色は変わらないと想像した方が良いかと思います。
チーム側からすると名称変更・ロゴ変更のメリットとしては新名称とロゴの登場で公式のマーチャンダイズのセールスが大きく伸びることが予想されることでしょう。新名称側だけでなく、旧名称や旧ロゴを懐かしむ年長ファンが二度と手に入らなくなる前に既存のマーチャンダイズを買い込むことも予想できる。もちろん新ユニフォームも売れるのでチームにとってはビジネス上は悪い話ではないという面もあるわけですね。
RedskinsのオーナーのDan Snyderからするとこれまでさんざん「絶対変えない」と公言していたのが押し流されたという意味でおもしろくない面はあるでしょうが、とりあえずカネは入ると予想されるから、まいっか、ということになりそう。あとはどれほど良い新名称・新ロゴが作れるかですね。そのデキによってセールスは大きく変わるでしょうし。
人種問題とは関係ないですがメジャースポーツの新ロゴの失敗例としてはNBA New Orleans Pelicansが最近の最大の失敗例かと。あれは‥ Zion Williamsonというアメスポ最大のスーパースター候補を得てもあれだけかっこ悪いユニフォームだとなんとも売れないですよね。
ニックネームなしというのは残念な状態ですが過去に例がないわけではありません。North Dakota大がFighting SiouxからFighting Hawksに切り替えとなった過渡期に3年近くニックネームなしで活動を続けたという例があります。プロだとCFLがBaltimoreにBaltimore Coltsを作って、NFLから名称使用に法的なクレームが入った時期にニックネームなしで活動した例もありました。この時期はなかなかおもしろいことがいっぱいあって話をすると長くなるので我慢してそこは避けます。
Redskinsというアメリカ原住民をニックネームを過去使っていた例としてはカレッジのMiami-OH大がMiami RedskinsからMiami Redhawksに改名した例があります。他にはSt. John's大がRedmenだったのをRed Stormに変更したのも同様の例です。St. John's大の例だと名称変更に丸2年を要し、伝統の名前を守ろうという抵抗もかなりあったとされます。いまは社会全体に勢いがありますから比較的抵抗は弱いはずです。こういう勢いというのは大事なんだろうなあとは思わされます。
他に有名どころでアメリカ原住民モチーフのチームというとMLB Cleveland Indians、NHL Chicago Blackhawks、カレッジFlorida State Seminolesというところ。
どの名称変更でもほぼ共通するのはチームカラーは変えないこと。Washington Redskinsのえんじ色とゴールドもたぶん変わることはないのでしょう。他でこの配色のチームはプロ・カレッジを通じて少ないので過去からの資産として維持するのはほぼ確実に思えます。
そのケースについては批判も既にあり、チームカラーを維持すると旧アパレルをそのまま持ち込むファンが多く残ることが予想できるので変更が現実的に無効になる可能性があるという批判ですね。そういう批判もあっても良いと思いますが、そういう点まで時間をかけて100点満点の改革を目指すお国柄ではなくスピード感が大事とされる社会なので配色は変わらないと想像した方が良いかと思います。
チーム側からすると名称変更・ロゴ変更のメリットとしては新名称とロゴの登場で公式のマーチャンダイズのセールスが大きく伸びることが予想されることでしょう。新名称側だけでなく、旧名称や旧ロゴを懐かしむ年長ファンが二度と手に入らなくなる前に既存のマーチャンダイズを買い込むことも予想できる。もちろん新ユニフォームも売れるのでチームにとってはビジネス上は悪い話ではないという面もあるわけですね。
RedskinsのオーナーのDan Snyderからするとこれまでさんざん「絶対変えない」と公言していたのが押し流されたという意味でおもしろくない面はあるでしょうが、とりあえずカネは入ると予想されるから、まいっか、ということになりそう。あとはどれほど良い新名称・新ロゴが作れるかですね。そのデキによってセールスは大きく変わるでしょうし。
人種問題とは関係ないですがメジャースポーツの新ロゴの失敗例としてはNBA New Orleans Pelicansが最近の最大の失敗例かと。あれは‥ Zion Williamsonというアメスポ最大のスーパースター候補を得てもあれだけかっこ悪いユニフォームだとなんとも売れないですよね。
個人的には北軍の俗称、南部人にとっての敵であり蔑称である「Yankee」と
似たような感覚があります。その蔑称をニックネームに使うのもアメリカっぽいというか。
もちろん、その感覚は中流白人が中心の生活感覚の輸入から来るものでしょうから、
ネイティブにとっては屈辱だから変えるべき!という話が返ってきます。
だが、いくら何でも極論過ぎるのではないかという、日本的なナァナァ気質で思うのも事実。
屈辱と思っていない「心の広い」ネイティブもいるのでは?と思いますが、仮にいたとしても
絶対に口に出できない圧力があるのは間違いないでしょう。
drbcs
がしました