アメスポの本格復活の時期というのが大きな課題になっているわけですが、メジャースポーツで一番足取りの軽いNBAがこの機会にシーズン再編を目論む可能性について論じてみたいと思います。
アメスポで一番最初にシーズン中止に踏み切ったのはNBAでした。試合開始直前になってお客さんも入っている状態から試合を止めて、その後シーズンも停止という顛末はコミッショナーの強いリーダーシップが感じられるところがあって、それ自体は選手からも評判は悪くない。当時は唐突な感じもありましたがあとから見れば先見の明があったと言えそう。
ただその時点ではNBAはシーズンが再開できるものとしての中断という判断であったと思います。しかし状況は日に日に悪化。とても通常のNBAシーズンの終わる時期(Finalsは6月上~中旬)までに再開はできそうにない。
それが見えてきた段階でNBAは早くもプレーオフの8月開催まで視野に入れた検討を開始。この辺のフットワークの良さはアメスポ随一でしょう。
最近のNBAは10月中旬から下旬に開幕していたので、8月にプレーオフとなってしまうと次のシーズンまでの間がない。なので8月にプレーオフをやるなら翌シーズンの開幕を12月まで遅らせるのとセットで、というところまで考えているようです。
NBAの12月開幕というと、コロナ疫禍がアメリカで本格化する前の段階で一部のチーム首脳からの提言としてシーズンを後ろにずらして12月開幕8月Finalsという提案が既に存在したわけです。意図するところは現在アメスポ最強のNFLとのシーズンがかぶる期間を減らして、NBAの夏侵攻を本格化ということで理にかなう提言ではあったはず。
そして今回の緊急避難措置として検討されているタイミングはそれにぴったり一致してます。
シーズン移行の提案が理にかなっていたとしても、どのタイミングでそれが実現するかを放映権者や選手会と話し合いをしていると簡単にシーズンはずらせるものではなかったはずですが、それを今回のイレギュラーなシーズンを利用してその提言を一気に実現できるチャンスになったとも言えるのです。機を見るに敏なNBA、思い切ってシーズンずらしが実現するかも。
以前にもこの件は議論しましたがもしNBAのシーズンが後ろにずれると一番影響を受けるのはこれまで夏休みのアメスポメジャーを独占してきたMLB、そしてその下部組織であるMiLBでしょう。野球のシーズンがNBAに正面から侵食されることになります。アメスポ序列第2位を争うMLBとNBAが正面から対決することになるとも言えます。
また酷暑が続くようになって夏の野外スポーツ観戦が娯楽から苦行になってきているのに室内型のNBAが臨むという側面もあります。
アメスポで一番最初にシーズン中止に踏み切ったのはNBAでした。試合開始直前になってお客さんも入っている状態から試合を止めて、その後シーズンも停止という顛末はコミッショナーの強いリーダーシップが感じられるところがあって、それ自体は選手からも評判は悪くない。当時は唐突な感じもありましたがあとから見れば先見の明があったと言えそう。
ただその時点ではNBAはシーズンが再開できるものとしての中断という判断であったと思います。しかし状況は日に日に悪化。とても通常のNBAシーズンの終わる時期(Finalsは6月上~中旬)までに再開はできそうにない。
それが見えてきた段階でNBAは早くもプレーオフの8月開催まで視野に入れた検討を開始。この辺のフットワークの良さはアメスポ随一でしょう。
最近のNBAは10月中旬から下旬に開幕していたので、8月にプレーオフとなってしまうと次のシーズンまでの間がない。なので8月にプレーオフをやるなら翌シーズンの開幕を12月まで遅らせるのとセットで、というところまで考えているようです。
NBAの12月開幕というと、コロナ疫禍がアメリカで本格化する前の段階で一部のチーム首脳からの提言としてシーズンを後ろにずらして12月開幕8月Finalsという提案が既に存在したわけです。意図するところは現在アメスポ最強のNFLとのシーズンがかぶる期間を減らして、NBAの夏侵攻を本格化ということで理にかなう提言ではあったはず。
そして今回の緊急避難措置として検討されているタイミングはそれにぴったり一致してます。
シーズン移行の提案が理にかなっていたとしても、どのタイミングでそれが実現するかを放映権者や選手会と話し合いをしていると簡単にシーズンはずらせるものではなかったはずですが、それを今回のイレギュラーなシーズンを利用してその提言を一気に実現できるチャンスになったとも言えるのです。機を見るに敏なNBA、思い切ってシーズンずらしが実現するかも。
以前にもこの件は議論しましたがもしNBAのシーズンが後ろにずれると一番影響を受けるのはこれまで夏休みのアメスポメジャーを独占してきたMLB、そしてその下部組織であるMiLBでしょう。野球のシーズンがNBAに正面から侵食されることになります。アメスポ序列第2位を争うMLBとNBAが正面から対決することになるとも言えます。
また酷暑が続くようになって夏の野外スポーツ観戦が娯楽から苦行になってきているのに室内型のNBAが臨むという側面もあります。
アメスポ経営者には五輪その他の国際大会に協力する道理がないことは以前本ブログで指摘されていました。ただ、初代ドリームチームによってブランド化されたことで、選手目線では簡単に無視し難いものだったようにも思います。特にNBAの顔を担うスター選手にとっては、過去のスター選手たちとのGOAT論争の対象になるために「一度くらいは..」という程度には魅力があったような。(これはオールスターゲーム出場にも言えることですが)
とはいえ五輪自体が今後も開催され続けるのか、その価値があるのか微妙になった今、ドリームチームも古い世代の郷愁にすぎなくなるのかもしれません。
drbcs
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