大物の大型契約延長が続いた今オフですが、開幕後にも契約延長の動きは続いてます。Xander Bogaertsの6年延長を最長に、Randal Grichuk、German Marquez、Ronald Acunaと4−5年の契約延長がバタバタと決まってます。これらの契約は満了時までにすべて2021年を超えます。最近の契約延長で2021年を超えないのはJustin Verlanderぐらい。Verlanderの新契約は2021年シーズン終了時に契約満了。
2021年は以前から指摘している通りMLBの労使協定CBAの改定期です。CBAの改定ということは新協定の労使の交渉が行われるし、交渉が難航した場合にはストやロックアウトとなる可能性がある。
過去2オフ、オーナー側のペースでFA市場が冷え込んでいるため今季2019年シーズン後にFAになる選手は暗鬱でしょうし、もっと悪いのは2021年に契約更改期が来る選手で、労働争議勃発で自分の契約交渉がまったくできなくなる可能性もあります。
そのリスク回避で4−6年の契約延長がバタバタと決まっているというふうに私には見えます。これは2月に「MLBのFA市場は厳冬から衰退へ移行していくのか」という記事を書いたときの読み筋が当たっていたということになります。ただあれを書いた当時はここまで選手側がバタバタと陥落していくとまでは思ってませんでした。大物が次々現在の所属先との契約延長を決め、ここへ来てそれよりもランクの下がる選手たちも2021年を回避する契約延長を次々と受け入れています。
Justin Verlanderは例外で、年齢的にもHoustonからオファーされた巨額の延長の内容で満足しているということでしょう。2021年は自分はもう引退するから契約がそこで切れても関係ないという意味でしょう。
舞台裏はこんなふうになっているのではと以下のように想像するのですがどうでしょうか。
厳冬FAで権利を侵されたと感じている選手たちがいる。特に今季後来季後FAを控えた選手たちが。たぶんそういう選手たちや選手会の指導層は選手会内や選手間で不満をぶちまけたり、次期CBAに向けて強行措置をとろうと他の選手たちに結束しての行動を呼びかけたりしている可能性があります。一旦労働争議となると労働法の規定に厳格に縛られてしまうので、選手個人とオーナーの接触は禁止されます。労働争議の可能性のある時期に契約が切れてしまう予定の選手は身分が不安定な状態のままスト突入になるし、労働争議解決後にやっと契約交渉を開始できることに。契約がCBA更改後までしっかりある選手とは比較にならない不安定さです。選手会の指導的メンバーからストの可能性の檄が飛べば飛ぶほど、一般選手はその時期に契約更改がぶつからないようにしたいと考えるはずです。それが開幕後にも関わらず契約延長の妥結が続いている背景なのではないか、と推測してみたいです。
2021年は以前から指摘している通りMLBの労使協定CBAの改定期です。CBAの改定ということは新協定の労使の交渉が行われるし、交渉が難航した場合にはストやロックアウトとなる可能性がある。
過去2オフ、オーナー側のペースでFA市場が冷え込んでいるため今季2019年シーズン後にFAになる選手は暗鬱でしょうし、もっと悪いのは2021年に契約更改期が来る選手で、労働争議勃発で自分の契約交渉がまったくできなくなる可能性もあります。
そのリスク回避で4−6年の契約延長がバタバタと決まっているというふうに私には見えます。これは2月に「MLBのFA市場は厳冬から衰退へ移行していくのか」という記事を書いたときの読み筋が当たっていたということになります。ただあれを書いた当時はここまで選手側がバタバタと陥落していくとまでは思ってませんでした。大物が次々現在の所属先との契約延長を決め、ここへ来てそれよりもランクの下がる選手たちも2021年を回避する契約延長を次々と受け入れています。
Justin Verlanderは例外で、年齢的にもHoustonからオファーされた巨額の延長の内容で満足しているということでしょう。2021年は自分はもう引退するから契約がそこで切れても関係ないという意味でしょう。
舞台裏はこんなふうになっているのではと以下のように想像するのですがどうでしょうか。
厳冬FAで権利を侵されたと感じている選手たちがいる。特に今季後来季後FAを控えた選手たちが。たぶんそういう選手たちや選手会の指導層は選手会内や選手間で不満をぶちまけたり、次期CBAに向けて強行措置をとろうと他の選手たちに結束しての行動を呼びかけたりしている可能性があります。一旦労働争議となると労働法の規定に厳格に縛られてしまうので、選手個人とオーナーの接触は禁止されます。労働争議の可能性のある時期に契約が切れてしまう予定の選手は身分が不安定な状態のままスト突入になるし、労働争議解決後にやっと契約交渉を開始できることに。契約がCBA更改後までしっかりある選手とは比較にならない不安定さです。選手会の指導的メンバーからストの可能性の檄が飛べば飛ぶほど、一般選手はその時期に契約更改がぶつからないようにしたいと考えるはずです。それが開幕後にも関わらず契約延長の妥結が続いている背景なのではないか、と推測してみたいです。
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