今週末はカレッジバスケットボールのレギュラーシーズン最終日。マイナーカンファレンスは既に各カンファレンストーナメントに入ってますが、メジャーカンファレンスACCは最後に伝統の一戦を残してます。No. 4 Duke@No. 3 North Carolinaの一戦。毎年ホーム&アウェイの定期戦を戦う近隣ライバルの両校。今年の一度目の対戦は@Dukeで例のZion Williamsonのシューズが試合開始早々に大破してZionの膝を壊したあの試合です。以来Williamsonは試合には出場してません。明日もたぶん出ないでしょう。今季中の復帰を本人も関係者も否定していませんが、少なくとも復帰戦が異常な熱気を帯びるライバル対決、かつ、本番NCAAトーナメントを見据えれば勝っても負けても大した差のないこの試合に復帰戦を合わせるのは無謀でしょうから。
あるとすればACCカンファレンストーナメントから出場して肩慣らししてNCAAトーナメントに備える、またはNCAAトーナメントぶっつけ本番出場、または全休。いずれの可能性もあると思いますが、明日の復帰だけはないでしょう。

そのZion。試合には出なくても話題にはなります。なんでも昨日Zionがインスタグラムにライブ出演したらしいのです。それがなんとアディダスのロゴを12個もつけた状態で登場したとか。ZionをケガさせたNikeへの強烈な当てつけともデモともいえる事態になってます。
これはセンスは良い。ビジネスセンスとしてもそうだし、やり方もスマートです。

細かいことを言うとこれがアディダスからの提供の品々だとするとNCAA規則違反になりえますが、まあそこまでNCAAの手はすぐにはまわらないことでしょう。証明もまず困難です。

Nike、これでZionのDukeのキャリア終了後の契約はめちゃくちゃな額でも獲りに行かざるを得ないのでは。Zionが選手としてどれほどNBAで成功するかとは別にこれからドラフト、そしてNBA来季開幕までの半年間にZionのシグネチャーモデルの製品が最も熱いスポーツ関連製品となるのはもう既に確定的。確定的でないのはZionがどこのメーカーと契約するかだけです。

NikeはDukeと用具契約を結んでいてそれで同校の選手たちにはNike製品が支給されており、事件の当日もZionはNikeのシューズを履いていた。あのシューズ大破の場面、NikeがZionとの契約をしそこなったら、これから何年も、下手をすれば何十年も、あの壊れたシューズの場面を持ち出されてNikeのブランドイメージに傷がつく。それを防ぐ方法は万難排してZionを契約選手として取り込む以外ないわけです。一説にはNikeは$100 millionでもこの契約に出すとされます。とにかく負けられない。そこへ煽るようにZionがアディダスを着用でインスタ登場。「Nikeさん、いくら出してくれるの?」と問いかけられてるみたいなもんですね。
また別の人はアディダス着用にZionがNikeに不信感を持っている現れと読んだりもしてるようです。私の感じだとそれはそうも見えるようにポーズをとってるぐらいかなと思いますが。
アテ馬にされたアディダスの方はどうか。行くのか。