Drone Racing Leagueの創設3年目のシーズンが佳境に入ってます。DRLについては過去書きました。その名の通りドローンでレースをするのです。時速130km/h以上のスピードのドローンで3次元コースを飛び回る。全6戦のレギュラーシーズンが終わり、サウジアラビアでの決勝へ進む選手が確定したところまで放送が今週終わりました。個人的にはすごくおもしろいと思ってます。見せ方がうまいんですよね。一番最新の放映回でのレースの会場はドイツのBMW本社近くにあるBMW WELT内で開催。今季はベガスのインドア遊園地Adventuredomeなど開催場所が奇麗なところが多くなってます。初期は倉庫の中や立体駐車場や廃工場みたいなところをヒュンヒュン飛んでたもんですが、アップグレード感が高いです。
北米の選手、欧州の選手入り乱れて最終戦=2018 Allianz World Championshipへ8選手が進んでいます。ちょっと応援していたスイス人のGAB707ことGabriel Kocherは決勝に進めず。なぜGAB707かというと、この選手はちょっと他の選手と毛色が違ったからです。アメリカ人選手はレッドネックっぽかったりするのですが、GAB707はインテリでカナダの名門大学McGill大で材料工学と理論物理学の博士課程の学生。同時にドローンレーシングで二度カナダの全国大会で優勝。他にもロッククライミングが趣味という多芸・リア充な方です。こういう人が世界最高レベルのエリートFPVパイロットなのね、というところが良いかなと。
例えばカーレースとかバイクだと選手のタイプが同じタイプ・似たバックグラウンドの人たちになってしまう傾向があると思います。別にそういうタイプの人でなくてもレースはできるはずですが現実には一定の人種が揃う傾向にあるかと。X Sportsでもそんなところがありますよね。それがDRLだとそうでなくてこんな人がエリートパイロットかぁと。FPV(First Person View)なので、将来無人巡航ミサイルなどの兵器・ロボットみたいなものを遠隔操作するパイロットが必要になったときに求められるのはまさにこういう人・GAB707じゃないのかなあ、という夢想をさせてくれる選手なのです。
レース前にどういう三次元軌道でコースを攻めるのが最善なのかをコンピュータでシミュレートして試合に臨んでいる姿など、ああ21世紀なんだなあという感じでもあります。GABは美男子とまでは言いませんがすっきりした顔立ちで、外国語訛りの英語もなかなかに色っぽいような。
前回DRLに触れたときも比較したELEAGUEの方は今Call of Duty: Black Ops 4の放送になっています。正式種目ではなくて宣伝を兼ねた短期間のタイアップみたいですが。先日までMLBポストシーズンを放送していたTBSで放送。我が家でもおなじみ定番のCall of Dutyの新作の登場で弱盛り上がってはいるものの、結局のところ他人がプレーしているのを見るより自分でプレーした方が楽しそう、という気持ちになる、というのは以前も書きました。観戦スポーツとして成立するかどうかはどうなのか。ゲームをやらない人でも見るようになるのか。ゲームをやる人が見て楽しいと思えるようになるのか。将来の展開が読めません。
他方、DRLはその神業ぶりがすごくて真似してみようとも思わないというところが違うような。始める敷居はELEAGUEの種目のゲームの方がずっと低い。実際にプレーしている人の数も圧倒的に多い。DRLもシミュレーターを提供してドローンを購入せずにDRLの実際のコースを体験できるようにして始める敷居を下げる努力をしているし、シミュレーターを通して始めて腕を上げ、DRLのパイロットに昇格した選手も実際にいるようです。この辺が旧来のスポーツと違ってe-Sports的でもあります。
レギュラーシーズン最終戦のBMW WELTでのレースでは3000人の観客を入れてなかなかに盛況であったとされます。e-Sportsよりもドローンを飛ばさない人・やってみようと思ったこともない人を惹き込む力はありそうにも見えますがどんなもんか。こうやって世の中の新時代は展開していくのかなと思わせる存在です。
ビジネスで考えるとELEAGUEはゲーム会社とタイアップして直接的で太いカネの流れを作れるという点でDRLより遥かに強い。ドローンはそれ自体は普遍なので、人気が出れば後発団体が発足するだろうし賞金をアップして既存のパイロットの引き抜きもあるでしょう。格闘技団体やX Sportsイベントと似た状況になりうるんでしょうね。
北米の選手、欧州の選手入り乱れて最終戦=2018 Allianz World Championshipへ8選手が進んでいます。ちょっと応援していたスイス人のGAB707ことGabriel Kocherは決勝に進めず。なぜGAB707かというと、この選手はちょっと他の選手と毛色が違ったからです。アメリカ人選手はレッドネックっぽかったりするのですが、GAB707はインテリでカナダの名門大学McGill大で材料工学と理論物理学の博士課程の学生。同時にドローンレーシングで二度カナダの全国大会で優勝。他にもロッククライミングが趣味という多芸・リア充な方です。こういう人が世界最高レベルのエリートFPVパイロットなのね、というところが良いかなと。
例えばカーレースとかバイクだと選手のタイプが同じタイプ・似たバックグラウンドの人たちになってしまう傾向があると思います。別にそういうタイプの人でなくてもレースはできるはずですが現実には一定の人種が揃う傾向にあるかと。X Sportsでもそんなところがありますよね。それがDRLだとそうでなくてこんな人がエリートパイロットかぁと。FPV(First Person View)なので、将来無人巡航ミサイルなどの兵器・ロボットみたいなものを遠隔操作するパイロットが必要になったときに求められるのはまさにこういう人・GAB707じゃないのかなあ、という夢想をさせてくれる選手なのです。
レース前にどういう三次元軌道でコースを攻めるのが最善なのかをコンピュータでシミュレートして試合に臨んでいる姿など、ああ21世紀なんだなあという感じでもあります。GABは美男子とまでは言いませんがすっきりした顔立ちで、外国語訛りの英語もなかなかに色っぽいような。
前回DRLに触れたときも比較したELEAGUEの方は今Call of Duty: Black Ops 4の放送になっています。正式種目ではなくて宣伝を兼ねた短期間のタイアップみたいですが。先日までMLBポストシーズンを放送していたTBSで放送。我が家でもおなじみ定番のCall of Dutyの新作の登場で弱盛り上がってはいるものの、結局のところ他人がプレーしているのを見るより自分でプレーした方が楽しそう、という気持ちになる、というのは以前も書きました。観戦スポーツとして成立するかどうかはどうなのか。ゲームをやらない人でも見るようになるのか。ゲームをやる人が見て楽しいと思えるようになるのか。将来の展開が読めません。
他方、DRLはその神業ぶりがすごくて真似してみようとも思わないというところが違うような。始める敷居はELEAGUEの種目のゲームの方がずっと低い。実際にプレーしている人の数も圧倒的に多い。DRLもシミュレーターを提供してドローンを購入せずにDRLの実際のコースを体験できるようにして始める敷居を下げる努力をしているし、シミュレーターを通して始めて腕を上げ、DRLのパイロットに昇格した選手も実際にいるようです。この辺が旧来のスポーツと違ってe-Sports的でもあります。
レギュラーシーズン最終戦のBMW WELTでのレースでは3000人の観客を入れてなかなかに盛況であったとされます。e-Sportsよりもドローンを飛ばさない人・やってみようと思ったこともない人を惹き込む力はありそうにも見えますがどんなもんか。こうやって世の中の新時代は展開していくのかなと思わせる存在です。
ビジネスで考えるとELEAGUEはゲーム会社とタイアップして直接的で太いカネの流れを作れるという点でDRLより遥かに強い。ドローンはそれ自体は普遍なので、人気が出れば後発団体が発足するだろうし賞金をアップして既存のパイロットの引き抜きもあるでしょう。格闘技団体やX Sportsイベントと似た状況になりうるんでしょうね。