Carolina Panthersが大量リードを吐き出しながらも全勝キープで14戦全勝となってます。1972年のパーフェクトシーズンとなったMiami Dolphins、レギュラーシーズン全勝でニアパーフェクトシーズンだった2007年New England Patriots、そして2009年のIndianapolis Colts(14勝2敗)に続く快挙。
最大35-7までリードを広げもう楽勝ムードかと思われたところから35-35のタイへ。猛追撃に地元New York Giantsファンが盛り上がる中、そこからのファイナルドライブのQB Cam Newtonの落ち着きぶりが立派なもんだと感心しました。ズバズバとパスを決めて前進、FGレンジまでドライブを進めて38-35で全勝キープ。カレッジの頃から心臓に毛の生えたようなところのあったNewtonですが、このドライブの落ち着きぶりは特筆もの。ボディランゲージからして素晴らしい。その前までのリードを守ろうとするドライブとはまったく違う。こういう風に大量リードを吐き出してしまう展開だと同点なのに追い詰められたような反応をするチームはいくらでもありますが、Newtonのリーダーシップでいつも通りの攻めをできたという感じだったんじゃないでしょうか。
Cam Newtonの大量得点差ゲームというとカレッジの方も観ている方なら全米優勝戦進出へ驀進中だったNewtonの全勝AuburnがIron BowlでのAlabamaに0-24といきなり鼻っ柱を折られるような目にあった試合を思い出されるんじゃないでしょうか。あのときは立場は逆でNewtonが追う立場だったんですけど、あのときも慌てず逆襲に転じて見事な逆転勝利を収めています。いまでもあのAlabamaの4本目のTDを逃した(0-28になりそうだった)のがもったいなかったな、なんて思います。
過去の14-0の3チームのうちSuper Bowlまで勝ったのはパーフェクトシーズンDolphinsのみ。PatriotsとColtsはそれぞれSuper Bowlで敗戦。ということは3チームともSuper Bowlまでは勝ち上がっているわけですね。Panthersがそこまで行けるのかどうか。