カレッジバスケットボールの新ランキングが出ています。記者投票によるAPランクの方では既に先週時点で一位票を総取りしていたNo. 1 Kentuckyが土曜日に強豪North Carolina相手に完勝84-70。Kentuckyの次戦は@Chicago United Center (NBA Chicago Bullsのホーム)で西の伝統的強豪UCLAとの対戦が予定されています。

先日の記事でケガ人の都合で先発メンバーが変わることについて書きました。変更は膝のケガでシーズン残り全休となった三年生F Alex Poythressの代わりに新一年生F Trey Lylesが加わる最小の手直しとなりました。今季は毎試合最初の交替時に先発5人とベンチを総入れ替えする2プラトーンシステムで戦ってきたKentuckyですが、この日はそれももうやめ。一人欠けた9人で試合全体をまかないました。HC John Calipariは2プラトーンをずっと続けるつもりではない、適当な時期にベストメンバーを再考するとシーズン前から言っていたのでこれが良い機会でかなり変えてくるのかなとも推測したのですが、最小限の手直しでNorth Carolinaを撃破。シーズン序盤に当時No. 4だったBig XIIの常勝Kansasに72-40と圧勝したのに続いてカレッジバスケットボール界の常勝校に完勝したことで評判はさらに上がったといえましょう。

次戦のUCLAとの中立地の大アリーナでの一戦の次は年末に州内ライバルのNo. 4 @Louisville戦。これは近隣ライバルとの対戦、ランキング上位校との対戦というだけでなく、@Louisvilleというところも重要です。というのは今季のMarch MadnessのKentuckyの1回戦2回戦はこの試合が行われるLouisvilleのホームアリーナであるKFC Yum! Centerで行われる可能性が大変高いので、三月の本番March Madnessの予行演習にはもってこいの相手と場所というわけです。

このUCLA、Louisvilleの二連戦が終わるとあとはSECカンファレンス戦。SECは今年はここまで奮わず。プレシーズンでTop10に推されていたFlorida Gatorsはディフェンス崩壊から負けが込んで今週発表分のランキングで遂にランク外転落。その結果現在SECにはTop25校がKentucky自身以外不在ということになってしまっています。つまり年末残りの二連戦をくぐり抜けるとレギュラーシーズン全勝が見えてくるという次第。まだまだ先は長いもののカレッジバスケの歴史的シーズンの可能性を秘めてシーズン中盤を迎えるKentucky Wildcatsです。