先日Kobeの王様っぷりがNBA Los Angeles LakersのFA市場での苦戦を招いているんではないかと疑ってみたわけですが、やっとLakersに加入しようという選手が現れました。Chicago Bullsを退団したC Carlos Boozerです。まさにやっとという感じです。Boozerは前回FAになったときはフロントコートの選手としては目玉として扱われて最高上限に近い好条件でBullsに行ったんですが、現実は小型のJoakim Noahにセンターの座を奪われ、このオフにアムネスティでBullsから放出されています。アムネスティというのはNBA各チームに与えられた権利で所属の高額サラリーの選手がそのサラリーに見合っていない場合などに放出してサラリーキャップを空けることができる仕組みです。契約解除や解雇と違ってチームはアムネスティ対象選手に既存の契約金額の全額を払う義務は継続しますが、サラリーキャップを開放して新しい選手と契約できる余地が生ずるというものです。つまり有り体に言えばBoozerはこんなサラリーならもう要らんと言われたというわけです。チームから見れば損切りをしたということです。Noahが入団当初期待された以上の選手に育ったことと、上記の通り以前のFA時に高額契約で迎えられたBoozerのサラリーとパフォーマンスが釣り合っていないことからアムネスティ適用・放出となったわけです。
Lakersの新チーム作りが大きく出遅れている中、やっと一人獲れたか、という感じです。$3.25 millionと本来Chicagoが払うはずだった$16.8 millionから1/5のサラリー暴落です。まあBoozer自身の取り分はその$16.8 millionは変わらない(アムネスティとはそういう仕組みです)ので個人的にはOKなのでしょうが、選手としての価値は終わったに近くなっています。その上、なぜBoozerがLakersを選んだかというと、BoozerとKobeは同じ代理人を使っていて、そのコネでLakers入りに持って行ったといううがった観測もあります。もう明かに市場価値の落ちたBoozerのために$1 million上乗せさせようと他のチームとの交渉を粘るよりも、まだ市場価値の残っているKobeの価値を維持するためにBoozerを使う方が代理人にとっては得ということは確かにありそうです。よってLakers入りになったんじゃないかと。こういうのは推測ですが、当たっていそうな気がします。Boozerの次に誰がLakersに来るのか。最終的にどんなロースターになるか。Lakersのオフシーズンの苦戦を楽しみにするのは悪趣味でしょうか。
そのラブは、キャブスがウィギンスとのトレードで獲得を目指す噂が根強く残ってますね。これは現実味ある話なんでしょうか?どうなんでしょう。
シルバーがレギュラーシーズン中のカップ戦を提案したり、富樫がサマーリーグで活躍(と言う程か解りませんが)してたり、今年のNBAはオフの話題豊富ですねえ。