先日も書きましたJoe Flaccoの話。先週末のNFLドラフトでBaltimore Ravensが一巡目に気負い込んで指名したDelaware大のQB。
そのFlaccoの大学時代の試合が放送になりました。ESPN系の再放送を中心とした番組を流すESPN ClassicというチャンネルでDelaware x Appalachian Stateというカードが放送です。
試合自体は大学の試合ですが、流れから言ってNFLの新注目選手のご紹介という内容になるのでカテゴリ分けもNFL/Pro Footballの方にしておきます。
それにしてもこんなおいしいカードがあったなんて。Appalachian Stateは昨シーズンの開幕戦で伝統の強豪Michiganを敵地で破った歴史的アップセットの主役。昨季荒れに荒れまくったカレッジフットボールシーズンのその最初の一撃をかましてくれた殊勲賞ものの学校。
Appalachian Stateは下位ディビジョンであるFCSを2005年2006年と二連覇、史上初の三連覇目指して2007年のプレーオフに勇躍進出、この試合まで苦労しながらも勝ち進んできた決勝戦でこの日の相手、Delaware Fightin' Blue Hensと対戦していました。
残念ながら私はこの試合を当時見ていませんでした。下位ディビジョンってそういうものなんですよ。私のような大のカレッジフットボールファンでもFCSのプレーオフまでは手が回らないもんなんです。
そういう注目の低い中行われた試合なので初めて見る試合のように楽しみました。こういう試合を生の流れの中で見られるのはまさに多チャンネル化の恩恵ですね。
Flaccoを注目して見ていたんですが、試合自体はAppalachian Stateの完勝。スプレッドオフェンス+走れるQBで圧倒、Flaccoにエンジンがかかる前に21-0と突き放されてしまいました。
でそのFlaccoですがいい肩してます。リリースも早いし、ディフェンスに追い回されながらのパスでもボールの勢いがしっかり乗ってる。大柄なポケットパッサーですが相手ブリッツとの駆けっこになってもそう簡単にはつかまらない足の速さや勘のよさもあっていい感じです。動けないポケットパッサーじゃないというのは目立たないながら大きなメリットでしょう。他方踏みとどまると決めたプレーでは圧力がかかってもがっちり踏みとどまっているし。
前半終了直前には相手ディフェンスをかわして逃げ回って50ヤードあたりまで後退しながらそこからライナーでエンドゾーン前まで届く好パス(ドロップでしたが)。飛距離50ヤードを、ヘイルメリー定番の山なりボールではなくライナーでズバリレシーバーのところへ。それもプレッシャー受けて走りながら。うーむと唸らされる地肩の強さとコントロールのよさ。
そのひとつ前のドライブでも30ヤードクラスのフェイダウェイTDパスをエンドゾーン隅の微妙なところに二本投げ込む(一本はオフェンス側の反則で取り消し)など、自軍オフェンスラインが終始押され負けている中、なるほどこういう選手かと納得しました。
後半にも圧力がかかる中実飛距離で40ヤードクラスをダブルカバレッジのど真ん中に通してみたり、ブリッツの手がかかって倒れそうになってもバランスよく踏ん張り逃げ切ったりとへぇというプレーがそこここに。
この日の放送中には「FlaccoはNFL二巡目指名が取りざたされている」と放送されていましたが、そこから一巡目中位まで大幅アップを勝ち取ったことになります。プロでも期待できるんじゃないでしょうか。特に素早いリリースと地肩の強さは得難いものに見えますね。
来季Ravensがいきなり開幕から使ってくるのかチーム事情は知らないんですが、フォローしてみたくなったおもしろい試合でした。
試合の方はAppalachian Stateが例の開幕戦で見せたすばらしい縦へのスピードをこの試合でもいかんなく発揮の完勝で史上初のFCS三連覇達成。彼らにとってはドリームシーズンのドリームフィニッシュだったですね。いやーいい再放送でした。こういう試合が見られるアメスポ環境に感謝。
そのFlaccoの大学時代の試合が放送になりました。ESPN系の再放送を中心とした番組を流すESPN ClassicというチャンネルでDelaware x Appalachian Stateというカードが放送です。
試合自体は大学の試合ですが、流れから言ってNFLの新注目選手のご紹介という内容になるのでカテゴリ分けもNFL/Pro Footballの方にしておきます。
それにしてもこんなおいしいカードがあったなんて。Appalachian Stateは昨シーズンの開幕戦で伝統の強豪Michiganを敵地で破った歴史的アップセットの主役。昨季荒れに荒れまくったカレッジフットボールシーズンのその最初の一撃をかましてくれた殊勲賞ものの学校。
Appalachian Stateは下位ディビジョンであるFCSを2005年2006年と二連覇、史上初の三連覇目指して2007年のプレーオフに勇躍進出、この試合まで苦労しながらも勝ち進んできた決勝戦でこの日の相手、Delaware Fightin' Blue Hensと対戦していました。
残念ながら私はこの試合を当時見ていませんでした。下位ディビジョンってそういうものなんですよ。私のような大のカレッジフットボールファンでもFCSのプレーオフまでは手が回らないもんなんです。
そういう注目の低い中行われた試合なので初めて見る試合のように楽しみました。こういう試合を生の流れの中で見られるのはまさに多チャンネル化の恩恵ですね。
Flaccoを注目して見ていたんですが、試合自体はAppalachian Stateの完勝。スプレッドオフェンス+走れるQBで圧倒、Flaccoにエンジンがかかる前に21-0と突き放されてしまいました。
でそのFlaccoですがいい肩してます。リリースも早いし、ディフェンスに追い回されながらのパスでもボールの勢いがしっかり乗ってる。大柄なポケットパッサーですが相手ブリッツとの駆けっこになってもそう簡単にはつかまらない足の速さや勘のよさもあっていい感じです。動けないポケットパッサーじゃないというのは目立たないながら大きなメリットでしょう。他方踏みとどまると決めたプレーでは圧力がかかってもがっちり踏みとどまっているし。
前半終了直前には相手ディフェンスをかわして逃げ回って50ヤードあたりまで後退しながらそこからライナーでエンドゾーン前まで届く好パス(ドロップでしたが)。飛距離50ヤードを、ヘイルメリー定番の山なりボールではなくライナーでズバリレシーバーのところへ。それもプレッシャー受けて走りながら。うーむと唸らされる地肩の強さとコントロールのよさ。
そのひとつ前のドライブでも30ヤードクラスのフェイダウェイTDパスをエンドゾーン隅の微妙なところに二本投げ込む(一本はオフェンス側の反則で取り消し)など、自軍オフェンスラインが終始押され負けている中、なるほどこういう選手かと納得しました。
後半にも圧力がかかる中実飛距離で40ヤードクラスをダブルカバレッジのど真ん中に通してみたり、ブリッツの手がかかって倒れそうになってもバランスよく踏ん張り逃げ切ったりとへぇというプレーがそこここに。
この日の放送中には「FlaccoはNFL二巡目指名が取りざたされている」と放送されていましたが、そこから一巡目中位まで大幅アップを勝ち取ったことになります。プロでも期待できるんじゃないでしょうか。特に素早いリリースと地肩の強さは得難いものに見えますね。
来季Ravensがいきなり開幕から使ってくるのかチーム事情は知らないんですが、フォローしてみたくなったおもしろい試合でした。
試合の方はAppalachian Stateが例の開幕戦で見せたすばらしい縦へのスピードをこの試合でもいかんなく発揮の完勝で史上初のFCS三連覇達成。彼らにとってはドリームシーズンのドリームフィニッシュだったですね。いやーいい再放送でした。こういう試合が見られるアメスポ環境に感謝。
ただ練習大将みたいなQBっているじゃないですか。かのJeff George (ドラフト全体一位指名Indianapolis Colt, Atlanta Falcons他)に代表されるような練習やシーズン前の評価は常にやたら高くて延々生き残るけど実際に試合に出すとまるでダメって選手。ああいうのの逆の選手っていうのもいるんじゃないかなと。
問題は本番に強いって選手は出場機会自体を得ないとなんともならないってことですが。そういう意味で思い切って下位ディビジョンに移籍したのも彼にとっては合っていたのかもしれませんね。
LSUのPerrillouxは問題児ですが、黒豹のような素晴らしい運動能力の持ち主。退部の理由がドラッグがらみということで上位の学校に移籍はまったく見込めず、彼も下部ディビジョンの小規模校に行ってみるんじゃないですかね。そこで捲土重来を期すということになるように思われます。