アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Big East 2005!

先読み得意のDr. BCSとしてはまずはBig Eastの数字ゲームから取りかかりたいところです。来季のBig East優勝の最右翼がLouisvilleなわけですが、今年Miamiに負けただけの10-1でBCS最終ランク10位でした。もし来季Louisvilleが10位でBig East王者となれば例の過去四年の平均12位規定をクリアしてBCSへ初登場となります。
(1+9+21+10)/4=10.25<12
しかしLouisvilleはどうやったら10位を確保できるのでしょうか?今年と同じ10勝1敗が必要なのでしょうか?9勝でもOK?最悪、自動出場枠(BCS17位以上が必要)を確保するにはどういう成績が必要なのでしょうか。検証してみます。

今季のスケジュールと来季で共通する相手は
Kentucky、Cincinnati、UNC、South Floridaの四試合

2004に対戦して2005に対戦しないのは:Miami, Army, East Carolina, Menphis, TCU, Tulane, Houston
新たに2005に対戦するのは:NC State, UConn, Pitts, Rutgers, Syracuse, WV (プラス未定のnon-conferece戦)

どうでしょう。C-USAからBig Eastに移籍して2004よりスケジュール厳しくなっているでしょうか?
もちろん来季の各校の成績如何ですから確実なことは言えませんが、non-BCSからBCSに移籍したのにあまり代わり映えしないというのが率直なところでしょう。2004のWest Virginiaのコンピュータの評価が参考になります。

2004のBig Eastの期待の星だったWest Virginiaはトップ10付近で発進し、Virginia Techに1敗を喰ってPoll10位代後半へ落ちました。その後シーズン終盤まで1敗のまま持ちこたえたのでPollではじわじわ盛り返していたのですが、その間BCSコンピュータはまったくWVの成績を評価せず一度も20位以内になりませんでした。二敗目を喫した段階ですべてのコンピュータはWVに無得点表示となったのです。また最終的にカンファレンスで一番上の評価になったPittsに対してもコンピュータは0点評価です。

2004年のLouisvilleはPollで評価が高く(7位&8位)、コンピュータには嫌われています(13位)。コンピュータでの評価はArizona State以下なのです。Pollの高さは各試合が圧勝の連続であったことと、木曜の全国放送でのMiamiのとのガチンコの熱戦のイメージの強烈さ、印象点に負っていると推測できます。
しかし2005年のスケジュールにはMiamiに相当するような常勝校はなく、従って2004のような無形のPollでの押し上げ要素はあまり期待できません。

Pollで今年並みは期待できず、コンピュータも冷たい...
となると9勝2敗の好成績でもBCS10位を確保できるかどうか微妙という推測が成り立ちます。
3敗となってくると自動出場枠17位確保が危うくなってきます。

というわけでLouisvilleのBCS初出場にはBig Eastを制覇しても9勝が必要、8勝だと内容次第、危ないということになりそうです。
Big East他校も同じようなものですが、唯一Syracuseだけはnon-conferenceスケジュールに Florida State, Notre Dame, Virginiaとなかなかおいしいところを取りそろえていますので、そこで目立った活躍があれば印象点とスケジュール点で8勝でもOKの可能性があるのでは、というところまで先読みしておきたいと思います。


尚、2005年、Big East代表がBCSで12位だと仮定すると、2006年にBCSボウル枠を取るには
(9+21+12+6)/4=12
で、なーんとBCSランクで6位を確保しないとBCSボウルに行けないのです。つまりnon-BCSの学校と同じ状況に陥ってしまう!どひゃー。つまり2005年に10位や12位あたりでBCSボウルに出られたところでBig Eastは中期的トラブルから逃れられるわけでもなんでもないのです。

新しいBCS

ところで2006年からの4+1の新しいBCSに私はかなり期待しています。
というのもこの新しい方式が「ファジーなプレーオフ」として機能する可能性があるからです。

まだ運営の詳細は発表されていませんが骨格は4大ボウルを行った一週間後にボウルゲームの結果もふまえて優勝戦を別途行うというものです。
例えば今年のケースだとこういうことが可能です。
Orange: Pitts x VT, Sugar: Auburn x Oklahoma, Fiesta: Texas x Utah, Rose: USC x Michigan, 優勝戦: USC x Auburn/Oklahomaの勝者
もちろんUSCが負ければ話は変わります。Sugarの勝者と(FiestaでUtahが勝っていれば)Utahという仰天の優勝戦もあり得るわけです。つまり一本道ではない複合的な準決勝になるわけです。もちろん理想であって当該ボウルの利害関係がこの組み合わせを許すかどうかはわかりませんが。

例えば2002年の例なら、MiamiとOhio Stateの二校だけがメジャー校で全勝でした。この場合はプレーオフが必要のない状況、この二校に尽きるのでボウルのTie-in通りそれぞれのボウルを行って勝ち進めばよしというところでしょう。
2001年の例ならMiamiが全勝、Nebraska(BCS二位)とOregonが一敗、Coloradoが二敗ながらNebraskaに勝ってBCSランキングでOregonを上回り三位になりました。この場合、Colorado x Miami, Oregon x Nebraskaを4大ボウルのどこかに組み込めばほぼ4チームでのプレーオフ準決勝として機能しました。
2000年ならば全勝OklahomaはFiestaでat-large校と対戦、因縁の1敗同士のMiamiとFlorida StateがOrangeで再戦することでプレーオフというよりも挑戦者決定戦ができます。これなら出場権を盗まれただのという問題は消滅しますね。
1998年はTennesseeだけがメジャーで全勝。相手はFSUが選ばれましたがこれも4+1ならFSUとOhio Stateの挑戦者決定戦を行うことが出来ます。また同時にこの年はConference USAのTulaneが全勝でした。ここをTennesseeとボウルでぶつければミッドメジャー校にフィード上の公平な機会も与えられますし、Tennesseeの側から見れば唯一全勝した特典としてボウルで強豪校との対戦をしないでいいわけですね。

つまりある年にはプレーオフとして機能し、準決勝の必要のない年にはなく、ときには挑戦者決定戦ということが「可能」に見えるからです。本当にそんなうまくいくのかどうかは定かではないですが、期待はしていますという話 続きを読む

収録の文章について

さまざまなところで書き散らした文章をここにまとめる動きしてます。メインになるCollege Footballについては大変大変お世話になった掲示板での書き込みをここに再収録する形でもあります。その掲示板は「NCAAカレッジフットボール横丁掲示板」です。
そちらの家主さんが事情によりいらっしゃらない状態になって、家主さんがいないところに私が次々書き続けるのがいいことなのかどうかわからなくなってきたので、ここに移転できるようにという準備ですかね。

私も経験あるんですがリアルモードでの突発事情が発生するとネットから数ヶ月消えちゃうっていう事態は起こります。横丁人さんのご事情は存じませんが健康にお忙しくしていらっしゃることを祈るのみです。
こういうタイミングでこういうこと書くとアレですが、5年ぐらい前にメルフレが死んだことがあるんですよね。そのときは数ヶ月後に奥様がその連絡をくださったのでわかったんですが、空に消えるようにネットのつきあいって切れるときには途切れちゃうものなんですよね。

NDコーチのすげ替え失敗

....なんて書いたらFlorida行きですか笑>マイヤーHC
ND、すげ替えどころかアテすら消滅、ついてないというかなんというか。今後の展開も見物になってまいりました。

ステロイド使用問題 クライマックス近し?

ジアンビのステロイド使用に関しての証言の一部がマスコミにリークしてきて、昨日はその話題を中心にスポーツニュースが回っていたですね。タイミング・内容からしてBondsの陥落を目指しているのは明か。伏線が張られたということでしょう。
BondsがBabe RuthやHank Aaronを抜く前に決着を付けたいと思っているひとがいるんだと思う。
McGwireのときもそうだったけどステロイド使用が露見して、使用やめるともののみごとに成績が低下、病気怪我でプレーできなくなるんですが、ジアンビもその類だったでしょうか。一応寄生虫の後遺症ということでシーズン後半を棒に振ったけど。

その点、Bondsは今年も打ちまくったわけでステロイド使用をまだ止めていないのか?とにかくRuthに届いてしまえば、Aaronに届いてしまえばという確信犯なのか。(使ってないという可能性はない、と思ってます)2005シーズンにはRuthは完全射程距離内なだけにBondsを撃ち落とすつもりなら確かにタイミングはこのオフしかないんだけどね。

実はラグビーが好きなんですが

でもラグビー好きの友人とかって皆無なんですよね。高校時代ラグビー部所属してました。ポジションは7番フランカー。ラインアウトのボール入れもしてました。

先週までの日本代表のヨーロッパ遠征、試合見ていないんで内容は存じませんがスコットランドに100点献上、ウェールズに0-98の完封負けとかすさまじく弱いことになってます。そこまで行くとちょっと対戦してはいけない相手と対戦しているという感じじゃないでしょうか。

アメリカのラグビーは地味ながら人口が増えてきているんですよ。将来はジャパン、アメリカにもまったく歯が立たなくなるのかな、と思うとまがいなりにもラグビーをやっていたものとしては少々寂しいです。
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