大荒れになったカレッジフットボールの今週末。事前にカードだけを見ていたら今季の結末を左右するようなビッグカードがあったわけではなかったのにこうなりました。シーズン前の時点で見ればたぶんClemson@Florida State戦がACCの優勝争いの大一番っていう予定だったんでしょうがFlorida Stateがこの日までに1勝4敗と大破しており全米優勝争い・プレーオフ争いという点では無価値な一戦になっていたので、平穏な週末かと思ったら上位がアウェイでことごとく苦戦。
最大のアップセットはSEC最弱Vanderbiltが1984年以来40年ぶりの対Alabama戦勝利。続いてSECではランク外のArkansasが堂々のまくりでNo. 4 Tennesseeを屠ってます。他でもSECではNo. 9 MissouriがNo. 25 Texas A&Mに惨敗。SEC内の星取りの動きが激しくSEC優勝戦へ進む学校の予想が困難になってきてます。
他ではNo. 10 Michiganが@Washingtonの昨季の全米優勝戦リマッチで敗戦。全米優勝戦のリマッチということを覚えているのはWashingtonのファンであってMichiganの選手・コーチ陣は向こうに行ってスタジアムの熱気にあてられるまで忘れていたのではないか。Washingtonの快勝。
トップ10で試合のあった9校(No. 2 Texasは試合なし)のうち4校が敗戦。No. 8 Miami-FLもアウェイでボロボロにされて完敗かという展開でトップ10の過半数がアウェイで敗戦かという戦況でした。今季のレギュラーシーズンではこのMiami-FLからCal(San Fransisco都市圏内)へが最も長距離移動だという試合で、カレッジフットボールはアウェイの負の影響が大きい。長距離移動や時差調整にも慣れていない若い選手たちがプレーするのでNFLよりもアウェイで苦戦するケースが多いのは歴史的な事実ですが、今週は極端でした。No. 11のUSCも伏兵@Minnesotaに敗れている。上位で不安なく勝ったのはNo. 3 Ohio Stateだけ。
土曜日で明日の朝の心配がなかったのもあってMiami-FL@Calを最後まで観戦。試合終了は東部時間では2:30AMを過ぎていましたがMiami-FLの大逆転劇を見られて満足。この試合、先週Miami-FLのQB Cam Wardについては書きましたので彼はおいておいて、Miami-FLのWR Xavier RestrepoとCalのLB Cade Uluaveについて名前を書き留めておきたいと思います。
まずCalのLB Cade Uluave。この突進力は素晴らしい。Miami-FLのO-Lineを前半から次々と突破。ダブルチームでガードされてもQBに迫り、横をすり抜けようというRBを追従して倒す。公称サイズが6' 1"、240 lbsと背が足りないのでプロ向きと言えるかどうかはわからないんですが異才といえそうです。来年のドラフトでどの程度の評価を受けるのか気になります。Calの試合を観るのは今季初めてでしたがスタッツでは今季のカレッジフットボールでは最強のディフェンスチームと言われていただけの価値のある鋭いパスラッシュとダウンフィールドの追従でトップ10校のMiami-FLを大苦戦に追い込みました。
惜しむらくは35-10と最大25点差となった後半にパスディフェンスをゾーン多用に切り替えたところをCam Wardに突かれて点差を縮められていったことでしょう。あの辺はパスの精度に優れるCam Wardだからこそだったでしょうか。
Miami-FLのWR Xavier Restrepoはなんでも取ってくれる。CalのDセカンダリの追従がタイトでも競り合いでキャッチでMiami-FLの苦しい3rd & ロング、4thダウンプレーを救ってます。大量ビハインドだったので第3QからMiami-FLは4thダウンで勝負にいきまくりだったのですが最後まで息切れせず追い続けて大逆転勝利。Xavier Restrepoもドラフトでの評価がきになる選手です。TV解説がBrock Osweilerで(あれ?引退したんだ?という感じ)言っていたのはRestrepoは元New England PatriotsのDanny Amendolaを想起させるとのこと。AmendolaはPatriotsのレシーバー陣がサラリーキャップで弱体化した時期のTom Bradyのお気に入りでした。スーパースターではなかったですが苦しいときに取ってくれるレシーバーだった。
追われる時間帯のCalオフェンスも奮戦。Miami-FLのディフェンスが肝の3rd & ロングで痛恨のフェイスマスクの反則を犯してCalのドライブを延命するなど綱渡りの最終盤となりましたが、最後は心臓に毛の生えたCam Wardのロングドライブが決まって逆転、荒れたカレッジフットボールの週末の最後を〆てます。Miami-FLは2週連続最終盤まで大激戦で全勝キープ。Cam Wardの試合後の喋りなんかを聞いていても土壇場に強そう。プレースタイルは異なりますがムードはAlabama時代のJalen Hurtsを思い出させるところがあります。
CalのQBのFernando Mendozaは出身がMiami-FLのキャンパスから3分のところだったのですがMiami-FLからは奨学金のオファーがなかった選手なんだとか。個人での大リベンジが手の届くところだった勝利がすり抜けていった試合になってます。
最大のアップセットはSEC最弱Vanderbiltが1984年以来40年ぶりの対Alabama戦勝利。続いてSECではランク外のArkansasが堂々のまくりでNo. 4 Tennesseeを屠ってます。他でもSECではNo. 9 MissouriがNo. 25 Texas A&Mに惨敗。SEC内の星取りの動きが激しくSEC優勝戦へ進む学校の予想が困難になってきてます。
他ではNo. 10 Michiganが@Washingtonの昨季の全米優勝戦リマッチで敗戦。全米優勝戦のリマッチということを覚えているのはWashingtonのファンであってMichiganの選手・コーチ陣は向こうに行ってスタジアムの熱気にあてられるまで忘れていたのではないか。Washingtonの快勝。
トップ10で試合のあった9校(No. 2 Texasは試合なし)のうち4校が敗戦。No. 8 Miami-FLもアウェイでボロボロにされて完敗かという展開でトップ10の過半数がアウェイで敗戦かという戦況でした。今季のレギュラーシーズンではこのMiami-FLからCal(San Fransisco都市圏内)へが最も長距離移動だという試合で、カレッジフットボールはアウェイの負の影響が大きい。長距離移動や時差調整にも慣れていない若い選手たちがプレーするのでNFLよりもアウェイで苦戦するケースが多いのは歴史的な事実ですが、今週は極端でした。No. 11のUSCも伏兵@Minnesotaに敗れている。上位で不安なく勝ったのはNo. 3 Ohio Stateだけ。
土曜日で明日の朝の心配がなかったのもあってMiami-FL@Calを最後まで観戦。試合終了は東部時間では2:30AMを過ぎていましたがMiami-FLの大逆転劇を見られて満足。この試合、先週Miami-FLのQB Cam Wardについては書きましたので彼はおいておいて、Miami-FLのWR Xavier RestrepoとCalのLB Cade Uluaveについて名前を書き留めておきたいと思います。
まずCalのLB Cade Uluave。この突進力は素晴らしい。Miami-FLのO-Lineを前半から次々と突破。ダブルチームでガードされてもQBに迫り、横をすり抜けようというRBを追従して倒す。公称サイズが6' 1"、240 lbsと背が足りないのでプロ向きと言えるかどうかはわからないんですが異才といえそうです。来年のドラフトでどの程度の評価を受けるのか気になります。Calの試合を観るのは今季初めてでしたがスタッツでは今季のカレッジフットボールでは最強のディフェンスチームと言われていただけの価値のある鋭いパスラッシュとダウンフィールドの追従でトップ10校のMiami-FLを大苦戦に追い込みました。
惜しむらくは35-10と最大25点差となった後半にパスディフェンスをゾーン多用に切り替えたところをCam Wardに突かれて点差を縮められていったことでしょう。あの辺はパスの精度に優れるCam Wardだからこそだったでしょうか。
Miami-FLのWR Xavier Restrepoはなんでも取ってくれる。CalのDセカンダリの追従がタイトでも競り合いでキャッチでMiami-FLの苦しい3rd & ロング、4thダウンプレーを救ってます。大量ビハインドだったので第3QからMiami-FLは4thダウンで勝負にいきまくりだったのですが最後まで息切れせず追い続けて大逆転勝利。Xavier Restrepoもドラフトでの評価がきになる選手です。TV解説がBrock Osweilerで(あれ?引退したんだ?という感じ)言っていたのはRestrepoは元New England PatriotsのDanny Amendolaを想起させるとのこと。AmendolaはPatriotsのレシーバー陣がサラリーキャップで弱体化した時期のTom Bradyのお気に入りでした。スーパースターではなかったですが苦しいときに取ってくれるレシーバーだった。
追われる時間帯のCalオフェンスも奮戦。Miami-FLのディフェンスが肝の3rd & ロングで痛恨のフェイスマスクの反則を犯してCalのドライブを延命するなど綱渡りの最終盤となりましたが、最後は心臓に毛の生えたCam Wardのロングドライブが決まって逆転、荒れたカレッジフットボールの週末の最後を〆てます。Miami-FLは2週連続最終盤まで大激戦で全勝キープ。Cam Wardの試合後の喋りなんかを聞いていても土壇場に強そう。プレースタイルは異なりますがムードはAlabama時代のJalen Hurtsを思い出させるところがあります。
CalのQBのFernando Mendozaは出身がMiami-FLのキャンパスから3分のところだったのですがMiami-FLからは奨学金のオファーがなかった選手なんだとか。個人での大リベンジが手の届くところだった勝利がすり抜けていった試合になってます。