アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Chiefsの2勝3敗スタート

NFLの屈指の人気チームとなったKansas City Chiefsがまた敗戦。2勝3敗スタートとなってます。17試合もあるシーズンで2勝3敗ぐらい、という気がするんですけど、NFLはアメスポ報道に占める割合が高いのでこれが月曜日まで含む今週末のアメスポの最大の話題化。

所属のAFC西地区はトップがLos Angeles ChargersとDenver Broncosが3勝2敗。Chiefsとの直接対決も残ってるわけですからそんな騒ぐことでもあるまいと私には思えるのですが、細かく見ると気になるところはあるにはあります。
昨季は3敗目を喫したのがSuper Bowlのこと。ファンが負け慣れていないせいもあって今の2勝3敗で騒ぎってことです。2勝のうち1勝はBaltimore Ravensが相手で、シーズン前には今年もBaltimoreはコンテンダーだとみなされていたこともあり、ChiefsがRavensに37-22で快勝して勝率5割に戻し、まあこんなもんか、と思わせてからまた今週の敗戦。それも相手はJacksonville Jaguars。

その上あとから見ればRavensはこの日曜日にTexans相手に44-10と大敗、1勝4敗となっている。ChiefsがRavensに勝ったのは大したことではなかったのではないのかという再解釈もされてます。

熱心なファンじゃないと不人気チームのJaguarsが今季どんな具合なのか正直のところ知らなかったはず。それがMNFでChiefsを相手に土壇場の逆転勝ち。その逆転TDはQBのTrevor Lawrenceがスナップでコケて(ご本人の述懐では「完全にパニック」)のところからエンドゾーンに飛び込んで逆転勝ち。全然鮮やかじゃない勝ち方で、そんなでもとにかくChiefsが敗戦してまた勝敗で赤字側へ。

昨年一昨年とかだとどんな接戦でも結局Chiefsみたいな試合が多かったのが、今はこんな醜いプレーで負けちゃうのかよという、その差は相当に大きいとも言えそうです。

私はRoberts監督の指揮に好感を持ってます

NLDS第2戦2試合が開催。Los Angeles Dodgers@Philadelphia Phillies戦はPhilliesの最後の追い上げをかわしてDodgersが2連勝でNLCS進出まであと1勝となりました。移動日を挟んで水曜日の第3戦はYoshinobu Yamamotoの先発予定試合。

今日の試合は先発のBlake Snellが6イニング9奪三振1被安打ゼロ封でQS。第2先発と表現しても良いEmmet Sheehanで4点差、残り3イニングを最後まで投げ切れさせられたら最上だったのでしょうが、Sheehanの2イニング目=8回の内容が怪しかったので最終回にブルペン陣に頼ることに決めたDave Roberts監督の判断は悪くないと思いますが、Blake Treinenが一死も取れずピンチ。同点や逆転負けの可能性が膨らむPhilliesの9回裏の粘りの攻撃になりましたが、終盤はDodgers守備陣の細かいプレーでしのぎきったのが良い勝ち方と見えました。

一番の見せ所だったのは1点差に迫られたところでのバントを三塁で刺したプレーですね。三塁手Max Muncyのダッシュ、Mookie Bettsが早めのサードベースカバーと、そこへMuncyの好送球。これで得点圏のランナーを消した。これが大きかった。Muncyのダッシュぶりははっきりとバント対応が指示されていたはずで首脳陣の目に見えにくい好判断と思います。
試合終了の最後の二塁ゴロはたぶん緊張から丁寧にいきすぎてTommy Edmanがワンバウンドの悪送球になったのをファーストのFreddie Freemanがすくい上げて足もベースになんとか残してゲームセット。

その前にも外野への痛烈なヒットを守備固めで入ったJustin Deanが身体全体を使って落としたプレーも目立たないでしょうが大きかったです。野球って守備の差で勝ったといえる試合の割合は少ない競技かと思いますが、この試合はその少ない部類の勝ち切り方に入れても良い試合だったのでは。

一般ファンからはなぜTrinenを出したとRoberts監督を非難する向きが多いのは間違ってはいないと思いますが、じゃあ9回冒頭からRoki Sasakiが最適解かというと、逡巡する気持ちもわかります。8回裏にPhilliesは上位打線で終わって、9回裏は下位打線へ向かうところ。

この試合前からRobertsはSasakiは単純にクローザー固定しないと言っていた。それはたぶんSasakiは7回でも8回でも10回でも相手打線の一番危険なところに対して投入するという意味だと私には聞こえていたので、9回冒頭からSasakiじゃないのはそういうのもありかなという風には見えてました。
レギュラーシーズン終盤に打たれまくってBlown SaveのかさんでいたTanner Scottは外したものの、Trinenは残した。そこがファンには温情采配に見えて、実際に炎上したんですから批判されるのは仕方ないですが。

今日Trinnenは炎上したので次に同じ場面ではどうするかですね。ホームの試合だったらClayton Kershawを投入してイニングまたぎ、場合によっては試合終了まで目指すというのでも良いじゃないかという気もします。今日もブルペンにいて表情も戦闘風の顔つき、投げろと言われたらいつでもいくぞという気合が入ってるようにもみえました。
第1戦はOhotaniの後にTyler Glasnow、今日の第2戦もSheehanと先発型を二番手に投入している。第3戦はYamamotoの後の二番手でKershaw熱投なんてのも見たいし、現実的にありうるんじゃないかな。

Dodgersが逃げ切って、その直後のタイミングでもう一つのNLDSでSeiya Suzukiが3ランホームランを打っていてなかなか楽しいMLBポストシーズン観戦になりました。

アメスポの一番込み合う季節に、今年は外の話題も重なりまくり

10月初旬です。毎年のアメスポが最も混み合う時期となりました。今日は日曜日なのでNFLの試合開催日。その裏でMLBはALDSの第2戦が2試合行われる。今夜はNBAのプレシーズンゲームがESPNで放送されてNBAシーズンの開幕も遠くないのだというアピールもある。さらには2日後の火曜日にはホッケーNHLのシーズン開幕戦も行われることになってます。カレッジフットボールシーズンもたけなわ。

メジャージャンルからは漏れますが私の好みでNASCARのプレーオフも進行中で、今日のローバルのレースで12強から8強への足切りが入っていよいよNASCARシーズンも佳境です。あとは昨季から急激にジャンルとして上昇した女子バスケWNBAが現在Finalsが進行中。サッカーのMLS(男子)NWSL(女子)もシーズン中。重なり合うだけ重なり合ってる状態です。

この厚みがアメスポの魅力でもあると思います。数字で見るとNFLが一強のようにも見えるでしょうが、各ジャンルがそれぞれに力を持っていてメジャー、ミッドメジャーがそれぞれ利益が出てる(NWSLは出てない)と考えるとアメスポ産業全体の強さは世界に比肩するものがないでしょう。


スポーツそのもの以外でもいろいろ語りたいことが重なってます。例えば先週にNFLがSuper BowlのハーフタイムショーにBad Bunnyが出演と発表したのに対して、トランプ政権とその支持者が反感を表明、わざわざトランプに批判的なBad Bunnyの起用を決めたNFLが反政権的であるとかなんとかで早くも揉めてます。Super Bowlの会場となるカリフォルニア州Levi's StadiumにICEの取締部隊を送り込むとかなんとか息巻いてる。
Bad Bunny自身はプエルトリコ出身で、米国籍を持つ。プエルトリコで生まれた人には自動的に米国籍が与えられるのが現行の法律上はそうなんですけど、なにせ常識破りの政策を連発している政権なので今からSuper Bowl開催の来年2月までにルールを変えてしまう可能性だってゼロではないのかもしれないのです。

その少し前にもトランプ大統領が介入して来年開催されるFIFA W杯の試合のうちLevi's StadiumとSeattleで開催される分の試合の開催を阻止するとかなんとか言い出しており、内戦を煽るような言舌がスポーツの周りで飛び交ってます。
Super BowlへのICEの派遣ぐらいはありそうなことですが、何試合も予定されているW杯の試合を西海岸の2都市から取り上げるなんていうことが可能なのかどうか想像もつきません。FIFAはその決定権はFIFAにあって米政権にはない、と口を挟んでますが、実働部隊を持っているのは米政権の方なのでnational gurardを派遣して開催させないと実行に移されたら試合は行えない。想像のつかないことが起こり得るのが今のアメリカなので常識ではかってはいけないです。

他にもまったく関係ないところでWNBAの労働争議絡みで選手会からWNBAの女性コミッショナーの辞任要求が出ていて、そのいきさつがけっこうな時間をかけて各種のスポーツトークショーで取り上げられているのが驚きです。Caitlin Clarkが加入する前の1年4ヶ月前ぐらいまでは紛れもない赤字リーグで、ろくなマスコミでの露出力もなかったWNBAが、そのオフコートの話題でこんなに炎上して取り上げるのかというぐらいの騒ぎになる。この勢いはすごい。ここまで変わるんですね。

もうひとつ、ESPNとFOX Oneが系列を超えて組むんだそうです。ストリーミング業界では後発になったスポーツ放送の2強がスポーツファンの全取り込みに賭けて強力タッグを組んだわけ。系列が全然異なるのに組むのかとこれも驚きで、この話題だけでも一本長編記事が書けます。

他ではなぜかMark Sanchezが刃物傷害事件にまきこまれたり、ニュースの量とバラエティが大変な状態です。私の個人的な好みでカレッジフットボールとNASCARを優先に見てますが、それにMLB NLDS初戦もおもしろかったし、どれほど脳と目と画面があっても足りないです。

No. 7 Penn Stateが全敗UCLAに敗戦

また大陸横断遠征の犠牲者が出たことに。先週のOregonとの全勝同士の延長戦での敗戦でNo. 7までランクが落ちていたPenn Stateが、ここまで4戦全敗だったUCLAを相手に42失点で敗戦してます。優勝候補の一角Oregonオフェンスを試合の大半の部分で抑え込んでいたPenn Stateディフェンスが全敗中のUCLA相手に崩壊。
これがカレッジフットボールのアウェイの罠なんですよね。若い選手たちがビッグマッチの前後に集中力不足・準備不足で実力差があると思われる学校に苦戦をするのはカレッジでは過去限りなくあったことですが、どれほどコーチ陣が引き締めてもこれが起こる。

これでPenn StateはBig Tenカンファレンス戦を0勝2敗でスタート。今の各カンファレンスの仕組みはチーム数が多いため総当りではなくなっているし、カンファレンス内の地区制も廃止されているので2敗スタートしてしまうとカンファレンス優勝戦に進むことは困難です。総当りかそれに近い状態だったサイズの頃は2敗しても、負けた相手校同士が星を潰し合って少なくとも1校は少し落ちてくるはずでしたが、カンファレンスの巨大化でそうはならない場合が多くなってます。

Penn Stateの視点でいうとNo. 1 Ohio StateとNo. 2 Oregonは直接対戦しないので、その両校ともが他のどこかに2敗しないともうカンファレンス優勝戦への道筋がない。Penn Stateは@Ohio State戦が残ってるのでそれに勝てば、Ohio Stateがもう1敗どこかでしてくれて3校以上が2敗タイでとかなんとか複雑なことが起こってやっとカンファレンス優勝戦にたどり着ける。Ohio Stateに負ければ完全にそれっきり。


似た状態になってるのがプレシーズンランクNo. 1だったNo. 9 Texas。この日の試合前の時点で1勝3敗だったFlorida Gatorsにアップセットを食って2敗目。シーズン開幕戦の@Ohio State戦に続いてアウェイで敗戦。
これでプレシーズンNo. 1 TexasとプレシーズンNo. 2 Penn Stateがともに3勝2敗で早くもプレーオフ出場が危ぶまれる崖っぷちに。プレシーズンのNo. 1とNo. 2が5試合目の時点で2敗なのは初だとかなんとか。プレシーズンランクなんていい加減なものですから驚きではないですが。

Texasの方はカンファレンスでは1敗目。そしてSEC内のスケジュールにしては比較的緩めの残りスケジュールで、まだ自力でSEC優勝戦にたどり着く道筋があるだけPenn Stateよりは状況は良いのですが、問題は試合の中身の方です。QB Arch Manningがまたもアウェイ敗戦。Manning家の次世代のスター候補ですが苦しい。次週は中立地でのNo. 5 Oklahomaとの定期戦Red River Rivalry。ここを勝たないと3勝3敗まで下がってしまうし、カンファレンス内2敗目でこちらもプレーオフへの望みが絶たれそうです。


先週のトラップゲームで今季初黒星を喫したFlorida Stateも2敗目で崖っぷち組となってます。No. 3 Miami-FLを迎えての一戦。第3QまではMiami-FLに押されっぱなしの展開で惨敗もありえそうなところから第4Qに粘って6点差まで盛り返したガッツは買いたいですが、現実はカンファレンス0勝2敗でのスタート。ACC内の全勝組のMiami-FLは、他のACC全勝のNo. 24 VirginiaともNo. 17 Georgia Techとも対戦予定がなく星のつぶしあいが期待できない。Miami-FLとVirginiaに敗戦してしまってるのでこの両校の少なくとも一方が3敗しないとFlorida StateのACC優勝戦進出の可能性は(ものすごくレアな3-4校以上の2敗タイとかを除けば)望めない。
昨年のプレーオフ進出校は2敗でも出場できている学校はいくらもありましたがそれはSECとBig Tenの学校の話で、ACCで2敗でというと苦しい。
開幕戦でFlorida Stateが勝ったNo. 10 Alabamaが内容もともなってその後4連勝で4勝1敗と盛り返しており、もしAlabamaがSECを制するかそれに近いことがあればそれに引っ張られてFlorida Stateがプレーオフに出場できる可能性というのは残ってます。その可能性に賭ける場合、今夜の対Miami-FL戦が惨敗にならず最後まで追いすがっての6点差敗戦まで持ち直したのは意味があることになる頑張りだったかもしれません。

KershawはWorld Baseball Classicに出場するか

2023年のWorld Baseball ClassicのときにClayton Kershawは出場を希望していたとされました。ただしケガのリスクをカバーする保険料が高額で諦めたとかなんとか。
パンデミックもあったことでサイクルがズレてWBCの次回大会は来春2026年。今季でKershawは引退するのですからプレーすべき本業のシーズンがなくなるわけで、つまりはご本人さえその気なら2026年のWBCの米代表として参加することは可能ってことになるのだと思います。保険が必要なのは契約下のMLBシーズンに影響が出た場合のことで、それがないのですから。

私の理解しているところでは現時点で既に米代表メンバーとして出場を公言しているのは4名。Aaron Judge、Cal Raleigh、Bobby Witt Jr.、Paul Skenes。
JudgeとRaleighが出るのならどちらが獲ったとしてもALの2025年のMVPがWBC米代表になるということになります。SkenesはMLB唯一の1点台の防御率でNLのCy Young賞最有力。過去、米代表は投手に一流どころが揃わないのが難点であったのでSkenesの早い段階での出場宣言は心強かった。そしてケガもせずにシーズンをフィニッシュ。春先のアクシデントでもなければMLBの最強投手をエースにして米代表が組まれることになるはずです。
Bobby Witt Jr.は25歳のショート。2024年と比較すると若干成績は落としましたがシーズンフル出場に近い実績を残しており好選手です。

レギュラーシーズンが終わり、またここからは三々五々ポストシーズンが終了して各選手がオフシーズンに入る。そういう中で米代表のロースターも固まっていくことになる段階です。

そういうところでClayton KershawのWBC米代表入りはかなり有力なんじゃないかなあというのが私の感覚です。いまはまだDodgersがポストシーズンの最中で、Kershaw自身も登板機会が回ってくる可能性もありWBCの話題は出てこないでしょうが、前回大会のときのいきさつを考えるとアリであろうと思います。

振り返るとWBCの第1回大会、まだそのさき大会が存続するかどんな中身になるかなにもわからない第1回のときにキャリア晩年だったAl Leiterが出場したことがあります。あれに近い出場になるかも。
先日のKershawのレギュラーシーズン最終登板を見れば余力はまだ十分。MLBシーズンへの準備が必要なくWBCの開催時期にピークを持っていく調整をしても良いのならKershawが米代表のユニフォームで躍動するところはちょっと見てみたいところではあります。


他のWBC関連のことで気になっていたのは同じくDodgersのRoki Sasakiですね。結局はレギュラーシーズンが終わる前に故障から復帰して登板したのでですが、つい2週間前辺りでは上に上がれないままシーズンが終了する可能性がありました。
WBCへの出場の条件としてケガで前のシーズンを終えた選手のWBC出場には所属球団が出場阻止の権利があるとかなんとかいうルールがあったはずです。上がったのでたぶんその条項には抵触しないのかもしれませんが、あの上がる上がらないをマスコミで推測されていた時点ではこのままだと誰も気づかないうちにWBC出場が不可になっちゃうんじゃないかなと興味深く見ていました。

MLBワイルドカード開始

MLBのポストシーズンが今日から開幕。シーズン終盤に負けまくり瀕死になりながらポストシーズンに残れたDetroit Tigersが、そのTigersを一気に抜き去ってAL中地区を制した@Cleveland Guardians戦でスタート。
Tigersはひどい様でレギュラーシーズンを終えましたが投手ローテ面では大エースのTarik Skubalをこの第1戦にもってこれたのが僅かな幸いとなってます。Skubalは昨年のCy Young賞で今年も13勝6敗、防御率2.21はMLB2位(Paul Skenesが1.97)、AL首位。奪三振も241でAL2位。正念場だったClevelandとの9月の直接対決2試合ではいずれも6イニングを投げて自責点1で、自己の防御率を下げながらも登板2試合ともチームは敗戦(自身は1試合のみ敗戦投手)してほぼシーズンを通して首位だったのを明け渡したことになってます。

Skubalは昨年のポストシーズンでゼロ封を続ける素晴らしい活躍をしながら最後に力尽きて敗退してましたが、今のチーム状態ではワイルドカードで1勝でもできるのかどうかも危ぶまれる状況。孤高のエース風になっちゃってますが、それはそれでかっこいいので弱応援してます。


日本視線では相手がCincinnati Redsに決まったDodgersのワイルドカードラウンドでのローテが発表になったのが一番の話題なのでしょう。ワイルドカード初戦にはBlake Snell、第2戦にYoshinobu Yamamoto、もし第3戦があればShohei Ohtaniと言ってます。
Ohtaniの第3戦というのは、2連勝で勝ち抜いた場合に次ラウンドの@Philadelphia Phillies戦の第1戦に登板できるという点にも比重が大きそうです。つい先日にPhillies戦に先発、5イニングをノーヒット無失点で完勝したばかり。その試合から間がないのでPhillies側の対策も興味があるところです。

投手Ohtaniにとっては初めてのポストシーズン出場です。第3戦先発予定だと最悪登板しないままでシーズンが終わっちゃって投手Ohtaniはポストシーズンバージン継続という可能性もあるにはあるんですが。

Dodgers関連では気になるのはシーズン中、たぶん契約上の理由で打者でMichael Conforto、投手でTanner Scottが不振でも使い続けなければいけない縛りがついていたのが、ポストシーズンでは解除になる契約になってるのかどうかが気になります。そんな契約の中身は監督もチームも口外しないので推測されるのみですがあの不自然な起用法だと、なにか縛りがついていたと考える方が自然。それがポストシーズンも縛るのかどうかですね。

DodgersのポストシーズンのクローザーというとKenley Jansenがへろへろになりながらもあれもたぶん契約上の事情でクローザーから外せず苦しいポストシーズンシーズンとなった時期がありました。Jansenの場合はDodgersで良い時期もあっての下降だったのでファンも割と我慢してくれた面がありましたが、Scottは4年契約で今季Dodgersに加入した初年度でアレなのでファンがついてきてない。そして問題が今年だけの限定にならないという先々の不安もある。先々のことは来年以降に心配するとしても、今年のポストシーズンでも特別な地位が与えられるのかどうかは大いに興味があります。

Dodgersのポストシーズンというと今年で引退するClayton Kershawがポストシーズンで何度も大炎上した記憶が強い。今となっては功労者扱いなので今季のポストシーズンの修羅場に投入するという起用がありうるのかどうか。ワイルドカードラウンドではベンチ外登録で出場しません。
せっかくレギュラーシーズン最終シリーズの@Seattle Mariners戦ではゼロ封勝ち投手の現役最終登板をやってきれいに終われたばかり。ポストシーズンの修羅場に次ラウンド以降に投入して過去の古傷を思い出させられるような登板になったらそれはそれでおもしろいかも(性格悪くてすみません)。あの頃の大炎上はKershawがピークだった時期のそれだったのでインパクト強かったですよね。
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