アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Mike Tomlin 19シーズン連続勝率5割まであと1勝

Monday Nigith FootballでPittsburgh Steelersが快勝。8勝6敗として今季の勝ち越しまであと1勝とし、AFC北地区のトップも守ってます。HC Mike Tomlinは就任以来18年連続負け越しなし。NFLは近年になってシーズンが17試合制になったので引分を除けば勝ち越しか負け越しかになる。過去のTomlinの18シーズンでは8勝8敗の勝率5割のシーズンもあったので毎年勝ち越してるわけじゃないですが、とにかく崩れない。

序盤に負けが混んで今年はさすがにダメだろというシーズンも終盤にかかってから勝ち込んでなんとかプレーオフ戦線にかかわってきて、終わってみれば9勝とかいうシーズンが何度あったことか。また絶好調で勝ちまくっていたシーズンが後半に入ってガタガタに負けて結局例年の9勝からあんまり勝ち星が積み上がってないとかそんなシーズンもあり、ファンからするとカタルシスに欠ける面があるのはわかりますが、あのダメそうなシーズンで、シーズン半ばでもやっぱりダメそうで、さすがに今年はムリと思わせて、でも最後の最後になるとまだプレーオフ争いに残っていて結局5割維持という、あの芸当はすごい。対外的にはあまり刺激的な発言をする人ではないですが、内部での統率力はすごいんだろうなあと長年見ていて思います。

最近ホームスタジアムでTomlin辞めろチャントが起こったりするのもどんなもんなのかなあと思います。今年について言えば低レベルのAFC北地区のお陰で地区トップ。1年限りであろうQB Aaron Rodgersが見た目からしておじいさんぽくて、見る側からすると血が沸く場面が少ないのもわかりますけどね。
ちなみに今週Inidanapolis Coltsで44歳Phillip Riversが突如復活したので42歳RodgersはNFL最年長現役QBではなくなってます。Riversの復活を見てTom Bradyがスワっ俺もやるか?と一瞬思ったかどうか。現実はBradyはRaidersの部分オーナーなので選手としてはプレーできません。

今年のRodgers、昨年までの
Russell Wilson, Justin Fields, その前のKenny Pickettとか毎年毎年微妙なQBを抱えてそれでも負けないTomlinの手腕はもっと評価されて良いと思うんですが、いまどきのファンは辛辣ですね。

ちょっと前にPhiledelphia EaglesファンもHCやめろとスタジアムで罵声を挙げているのにいかがなものかと苦言を呈しました。それで考えてたんですが、今ってメジャースポーツのチケット価格が上がっていてテレビに映る範囲内のシーズンチケットを買えるような人って経済的な成功者しかもういなくなってるのもすぐに辛辣になってしまう要素かなあ、と思ったりしています。
その昔はチームへの愛着がシーズンチケットを買わせていたように思うんですが、今は成功者・小金持ち以上のスタータス表現としてあの辺の席は存在しているような。ビジネスなり投資なりで成功してしまうと知らず知らずのうちに性格が変わってわがまま度合いが高まって、それで勝ってるチームでもああいうHCをクビにしろ的な言動が増えるのかなという仮説を最近考えています。

Kansas City Chiefsがプレーオフ進出失敗確定

3試合を残した時点でKansas City Chiefsのプレーオフ進出失敗確定。元々苦しい状況でしたが、今日プレーオフ進出の望みが消えるためにはChiefs自身の敗戦+Buffalo Bills勝利+Houston Texans勝利+Jacksonville Jaguars勝利の4条件が起こることでしたが、1PMからの前半枠ですべてその通りになってしまってChiefsの敗退確定。

Chiefsの第4Q、3点差を追いながら二度もFGレンジに入っていずれもINTでFGを蹴ることもないままで敗戦。今季のChiefsのミニダイジェストみたいな終わりとなりました。二度目のINTはバックアップQBのGardner Minshewが投げたもの。Patrick Mahomesがタックルを受けて以前から痛めていた左膝を押さえて起き上がれず。そのままテント行き、テントから出てくる前にチームのプレーオフ敗退が決定。試合後のロッカーに下がるときも自力では帰れず。もうプレーオフの望みがゼロになったことであの苦悶のシーンがMahomesの今季の見納めになった可能性は高いです。
他の3条件がきれいにChiefs敗退確定を決めてくれたのでMahomesももう治療に専念できてそれはそれで良かったとは言えるか。

Mahomesが出ないとなるとコンビのTE Travis Kelceももう出ないかもしれない。Chiefsの残り試合は3試合のうち2試合はどん底のLas Vegas Raiders(シーズン最終戦)とTennessee Titansなのでぼろ負けしようがなんだろうが他のチームの順位その他に迷惑はかからないわけですし。Denver Broncos戦はプレーオフ戦線に関係あるのでその試合はそれなりに努力するのがエチケットでしょうが。

Chiefs敗退条件の他の3試合のうちすごかったのがBuffalo Billsの追い上げ。AFC東地区首位のNew England Patriotsがホームで21-0でリードしたところから、前半最後のドライブでTDを挙げるとそれを含めて5ポゼション連続TDでまくって逆転勝利。試合後のQB Josh Allenの表情も最近では最高の紅潮したそれだったと思います。
これでAFC東は1ゲーム差。Patriotsは残り3試合のうち一番むずかしいのが次週の@Baltimore Ravens戦。今日の試合でのRavens QB Lamar Jacksonの復調ぶりを見るとAFC東の首位を守る大一番になりそうで、若いQB Drake Mayeにとってはキャリア初の勝負どころの一戦になりそうです。

Ravens側から見ると今日の快勝はAFC北地区のトップのPittsburgh Steelersに半ゲーム差に迫る勝利。Steelersは明日のMonday Nigith Footballに出場予定です。SteelersファンはHCをクビにしろなんだの言ってますが、HC Mike Tomlinなんのかんのとよくやってると思いますけどね。

イラン代表がW杯入国拒否対象になった場合

英国メディアで報道されているのがアメリカでもそのまま引用されてますが、イランのサッカー代表のストライカーが、アメリカがテロ組織と認定しているイラン革命防衛隊に配属されていたことがあり、その経歴ゆえに米国が入国ビザを発行しない可能性があるという報道があります。ありえそうな話です。その選手はイランチームの大エースストライカーだそうで出場不可となると戦力に大きく響くそうです。

今週前半の話ですが米軍がベネズエラ沖で大型タンカーを拿捕。ホワイトハウスの発表では禁輸措置違反とか。おもしろかったのはこの事案が起こってから日本語ではニュースで報道されるまで2日以上かかったことでした。なぜ日本では報道がされないんだろうと興味深かったです。
拿捕を発表後、トランプ大統領本人が「次はコロンビアだ」と明言もしてました。

ベネズエラはロックオンされた状態で反撃の余地もほとんどないですが、とりあえずW杯出場国ではないのでスポーツには関係ない。でもコロンビアやイランはW杯出場ができなくなるピンチです。

イランは今日になってノーベル賞平和賞受賞者の女性を拘束したとかなんかよくわからない報道が出ていて、イラン的にはその方を人質にしてエースストライカーの入国ビザを引き出そうとしてるのかもと推測もできますが、トランプ政権はその手の脅しに屈するような性質ではなくイランチーム全体の出場を危険にさらす逆効果じゃないかなあという感想を持ちました。

W杯なんで試合自体がなくなるとFIFAの収入に響くんで、内々では既にイランやコロンビアの代替出場国の検討に入ってるんじゃないかなと考えた方が良い。
同じ連盟からにこだわるなら南米は国際プレーオフに残ってるボリビアが敗退した場合でも出場させるという手がありそうです。アジアはイラクが国際プレーオフに残ってますけどイラクもアメリカから見ると敵性国家なんでその次、UAEでしょうか。UAEは予選でも最終盤まで残りFIFA Arab Cupでも健闘中。親米傾向も強く、代打でのW杯出場にはちょうど良いかも。

イランの反米体制は長年のことなのでさほど驚きませんが、コロンビアの場合はベネズエラからのとばっちりに近い。コロンビア国内の麻薬組織は事実上隣国ベネズエラからの移民が仕切ってるという話もあるからです。

イランの入っているG組は他が欧州・オセアニア・アフリカからの国なので、近場のCONCACAFのジャマイカかスリナムが代替で入っても連盟の重複にはなりませんね。

コロンビアのK組はちょっと複雑で、欧州・アジアと国際プレーオフ1の勝者。国際プレーオフ1はニューカレドニア(オセアニア)・ジャマイカ(北中米)・コンゴ(アフリカ)なのでどこが上がってくるかによって連盟バランスを取りながらの代替国の選考がやりにくい。国際プレーオフ2の方でボリビアが敗戦していてコロンビアの代替になれる状態だと一番すんなりですが、ボリビアがプレーオフを勝って出場を決めると悩みが増えるのでしょう。

平和にスポーツだけやれれば良いんですけど、今の国際情勢の流れではそうはいかないんだろうなあと思います。それにコロンビアはともかくイラン系の在米住民が大人しくしているものかどうか。

それ以前にトランプ大統領は「国内の敵」対策としてサンフランシスコ郊外Levi's Stadiumやシアトルでの試合を阻止する可能性を過去に表明しているし、テロ対策と称してこの2都市には州兵の投入はありうる。それに加えて入国拒否された国の出身者のテロもありうるとなったらいろいろ騒ぎでしょうね。もしなにもなく大会を終われたらそれ自体が快挙かもです。

Notre Dameとの密約

なにやら風向きがおかしくなってきました。カレッジフットボールのプレーオフに落選したNotre DameからCFP選抜委員会との間での覚書として「Notre Dameが最終ランクで12位以内に入ったらプレーオフに進出させる」というものが存在するという話がESPNなどでも報じられてます。そんなことがありうるのかというような話で、見た場所がSNS上なら私はまったく信じなかったでしょうが、ESPNで現在その覚書のコピーを入手しようとしていますと言ってるので、少なくともNotre Dame側からそういう覚書があるという発言自体はあったようです。

それって可能なんでしょうか。現行の12校制のプレーオフは5カンファレンスの王者が出場するので非カンファレンス王者で出場できるのは7校です。12位では出場するカンファレンス王者の5校すべてがNotre Dameより上にランクされていないと12位では出場ができないという勘定になるんですが、いわゆるメジャーカンファレンスは4つしかないので、1つはマイナーカンファレンスの優勝校となる。それが11位以内に入るという想定は無理がある。
その覚書通りだとマイナーカンファレンス王者が13位以下(当該マイナー校が全勝でもなければほとんどの場合そうなるでしょう)ならNotre Dameが12位で、11位の学校を差し置いてプレーオフに出場という意味になります。それでは最終ランクの意味がそもそもない。
それとも選抜委員会内で12位相当とされた場合に、公表されるランクでは11位として発表されるという意味なんでしょうか。

そもそもそのような覚書にCFP選抜委員会の誰がサインをしているのか。そういう権限を持つ人物は存在しうるのか。最終的にはガセネタという話でありそうな気もするし、それにしてはなぜスポーツマスコミ最大手のESPNまで食いついているのか、よくわからないです。

そういう覚書が存在するにしてもしないにしても、Notre Dameの関係者の怒りが収まっていないというのはひしひしと感じるネタです。Notre Dameは独立校なので選抜委員会にNotre Dameを推してくれる委員がいないという不利はあるのでしょうし、カンファレンス優勝戦に出場もしない。その辺も含めて事前に覚書で地位保全を図ったというのは、意味合いとしてはわかります。

ACCとの毎年6試合の対戦契約というのにNotre Dame側が不満を持ってる可能性は十分です。Clemson一強の時期もACC全体としては弱かったし、Clemsonが弱くなったら全部弱いみたいな状態です。ACCのミッドメジャー化がNotre Dameにスケジュール強度で不安を持たせたのがTexas A&Mとの対戦を組んだ遠因とも言える。そしてそのTexas A&M戦に1点差負けしたのが結局は今季のプレーオフ落選につながったわけです。

なぜNotre DameがACCと対戦契約を結んでるのかというと、フットボールは独立校で儲かってるんですが、他のすべてのスポーツは独立校では事実上成立しえない。フットボールでACCに好カードを提供することで他のスポーツでACC所属で活動できるようにバーター取引をしているからです。当時他のカンファレンス(地域つながりのあるBig Ten)はその条件を飲んでくれなかった模様です。

ただACCとの対戦契約を結んだ後に移籍が相次ぎスーパーカンファレンス化して事実上SECとBig Tenの2強状態となってしまうと対ACC校6試合の義務はスケジュール強度上の不利材料・負担になった。ACC所属でNotre Dameと過去の因縁とかライバル関係的なものがあるのはMiami-FLとBoston Collegeぐらい。Boston CollegeとNotre Dameはカソリック校つながりで昔からしばしば対戦してます。FBSのカソリック校って他にないので。あと追加、Stanfordもですね。Stanfordとは古くから定期戦をやってきた仲で、Pac-12の崩壊でStanfordがACC加入、Notre Dameの定期戦をACCとの義務の試合として消化できます。

だったらACCとの契約をする以前の時代のように近隣のMichiganやらPurdueやら地域的にも近いメジャーのBig Tenと同じような契約を結び直したいと思うかもしれません。Big Tenの方は居丈高なことを言うかもしれないしどうなることか。

Michigan、HCを解雇→逮捕、来季のHC探しで大きく出遅れ

MichiganのHCだったSherrone Moore39歳が逮捕されてます。ニュースとしてはまず前日にMichiganがMooreを「不適切な関係」をチームのスタッフと持ったため解雇したというのが出た。それが翌日にはMooreが逮捕されたという話になって、何が起こっていたのかわかりにくい出だしになってます。不適切な関係というのは組織内の男性か女性かわかりませんが、チーム内のルールでつきあってはいけない相手と交際していたんだろうなあ、と聞こえました。
これはちょくちょくあることです。

NBAの当時のBoston CelticsのHCだったIme Udokaがチーム内の女性スタッフと不適切な関係を持ったという理由で結局は解雇された。そのときは女性スタッフとはっきり報道が出ました。

他でもLouisvilleのHCが単車で事故を起こし、その際に後ろに乗せていたのがチームのスタッフの女性だったと判明。HCが個人的にプッシュしてその女性を学校に雇わせたというのも不適切とされて結局クビってことになりました。このケースの場合は不倫相手を学校に雇わせてカネをその女性に流したということでしょうから、順序が異なるのかも。

他でもカレッジの女子バスケチームでHCが選手と不適切な関係を持ったという理由でクビになったことがありました。HCは女性だったので、選手も女性で同性愛者なんだなあと地味に話題になりました。

というわけでしばしばあることなんですが、今回のMichiganの方はスタッフというだけでお相手の性別がわからないんですね。今のところ。

いずれにせよチーム内での交際には各チームのルールが存在し、それに違反すれば罰則がある。しかしながら個人の交際は犯罪ではない。チームのルール内で最悪クビになるのはあることとして、ところが今回のMichiganのケースはMooreが翌日逮捕となったので、これは問題の質が異なるということになりました。罪状は暴行。まあその交際相手が被害者なんですかね。

さらに悪いことにMichiganのADはこの不適切な交際についてシーズン中に既に把握していたという報道が出ており、ただのHCのクビだけで済まない可能性もあります。知っていたけれど刑事事件になるまで穏便に済まそうとした可能性がある。穏便ではなく隠蔽と表現されうる状況だった可能性も残ります。

なにもなければ今季のMichiganは9勝3敗の成績。ロースターは若く、Michiganの財力があれば選手の流出はないであろうから来季の展望は明るいと想像されていました。来季はプレシーズンでトップ10、優勝狙いのシーズンのはず。それを目標に、大晦日のNo. 13 TexasとのCheez-It Citrus Bowl出場へ向けて練習を続けていたはずの時期です。

ところが突如HCがクビ。HC探しでは大いに後手に回っている。カネにモノを言わせてつい最近移動が決まった他校のHC、契約延長をしたばかりの他校のHCを引き抜くのか。それともNFLのアシスタント辺りに狙いを定めるのか。いずれにせよ今のトランスファーポータルの時代、動揺している選手を引き止めるには急がなくてはならない。
しかし上述のように次期HC選びの司令塔になるべきADが不適切交際の実態を知っていたとなると司令塔が機能しなくなる可能性もあるのです。そうなればさらにHC探しは遅れるし、AD(つまりは新HCにとっては直接の上司)が消えるかもしれない状態では候補の人も慎重になってしまい、次のHCの決定はさらに遅れるんじゃないかというわけですね。

ADが知っていた、という情報の出どころがはっきりしないので、ひょっとするとその交際相手が直接ADに訴えていたりしたかも、と私などは想像してしまいます。

Ime Udokaは謹慎期間を経てHouston RocketsでHC職に復活してますから不適切交際はクビはあっても復活の目はある。でも今回のSherrone Mooreは刑事事件が最終的に無罪になったとしても苦しそうです。

次期労使協定を睨んで長期契約が姿を消すのか

MLBのストーブリーグで大物のFAの行き先が決まり始めてます。12月9日付けでKyle Schwarberが5年契約でPhiledelphia Philliesに戻ることが決まったのが最初の大物で、その後3連覇を目指すLos Angeles Dodgersが今季のFAで最良のクローザーEdwin Diazを3年契約で獲得して課題だったブルペンの底上げに成功。翌日になってPete Alonsoが5年契約でBaltimore Oriolesとの契約とバタバタと決まってきました。

Schwarberは人気も高いし円満にPhillies残留ということで納得ですが、それでも5年止まりなんだなあというところがまず目を引きました。
Schwarberは32歳。5年というと37歳のシーズンまでなので実力が落ちきらない年齢までの契約と思えば妥当とも言えますが、NLの本塁打王で本人の性格も良いとされる選手。過去なら功労者ボーナス的に戦力として衰えてる可能性の高い年齢まで契約年数を引っ張ろうとする代理人の押しにチームも迎合する契約はしばしば見られたものですが、5年で選手側が折れたということは他に長期契約をオファーするチームがなかったということでしょう。

翌日にOrioles行きを決断したAlonsoも5年。Schwarberの契約を見てこのオフのFA相場では長期契約は望めないのだと観念したってことに見えますね。Alonsoは31歳に数日前になったばかり。5年契約で35歳になった次の契約はよほどのことがないと高額契約は望めないはずですがそれでも諦めざるをえないのが今年の相場ということなんでしょう。
つまりは今季の所属だったMetsも5年以上はオファーしてないってことです。大物のSchwarberでもAlonsoでもそれが限界。30球団揃って長期契約はオファーしてない。談合っぽいですがそれが今オフの現実なのでしょう。

Diazについても3年で決着するんだ、というのはけっこうな驚きでした。単年当たりに直すと救援投手では最高額ですが、31歳、次の契約は34歳のとき。クローザーとしての剛球が投げられるか、評価を得られるかは年齢としては危険な年齢であり、これも選手側が折れたということですよね。こちらも元の所属のMetsは3年以上オファーしてないはず。
Metsはこれ、もう次期労使協定後に焦点を移して2026年には無理しないという動きにも見えます。

Dodgersは特殊事情がある。Dodgersから見れば三連覇に向けておいしい短期契約で、単年が高いぐらいは問題ではない。三連覇のチャンスはもうここでしかないのだし、もし2026年シーズン後にサラリーキャップが導入されてしまえばもう二度とMLBで三連覇を達成できるチームは作れない可能性は高い。そもそもが野球という競技の性格上、どれだけ戦力差があっても3戦先勝または4戦先勝制というポストシーズンで勝ち抜ける保証などありません。サラリーキャップで戦力が平準化すればそれはさらに難しくなる。

Dodgersの来季に賭ける意気込みと、次期労使協定後を見据えた他のチームとは温度差がかなりあったということなんでしょうね。MLB史上最後の三連覇チームとなろうという気合の入ったDodgersは次期労使協定後のことはまた後で考えるという、そういうことでしょう。

残るFAではKyle Tuckerがまだ粘ってるんですけどどうでしょう。28歳なのでSchwarber・Alonsoより少し条件は良いですが、当初の話では10-12年ぐらいを狙ってるとされました。しかし他のスラッガーの契約妥結期間を見てここまで談合がはっきりしているとその希望期間でまとまるのは遅れそうです。越年で粘れるか。

何がまずいと言ってもしサラリーキャップが本当に実現したときに2027年以降に10年もTuckerのサラリーにキャップが押しつぶされてまともな強化が不可能になる可能性があることです。サラリーキャップが通るかどうかは不明なのですが、通ったら向こう10年真っ暗になる。それでもいいからそのリスクを犯してまで獲るほどの選手かどうかってことです。

2026年シーズン後の次期労使協定交渉に関してはこことかここで書いてます。今のFA成約の様子からするとオーナー側は相当強硬にサラリーキャップ導入を目指している、そしてその交渉に勝てると踏んでる様子が伺えます。
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