アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

メキシコはW杯をホスト可能か

メキシコで現役の最大の麻薬組織のトップがメキシコの当局に暗殺されてます。米政権が直接米軍を使って手を下すことをずっと検討していたのを、メキシコ当局が領土主権を理由に拒否していた経緯があるので、たぶんメキシコ軍がやらなければ米軍がメキシコ領内で軍事活動をするのが極間近だったのだろうと想像できます。

その報復としてメキシコ国内ではギャング組織によると見られる市街地での破壊・暴動活動が現在活発化。既にメキシコ国内では物流会社が危険を避けるためにトラックなどを止めているとされ、メキシコから来る物資(卑近なところでいえばアボカドとか?)の供給が止まると想像できます。

そんなことは良いんですが、凶暴化したギャング組織が報復の機会として数カ月後に迫ったW杯の会場を狙う可能性が否定できなくなったのがスポーツ面から見れば一番の問題です。その組織の勢力圏からするとグアダラハラの会場が一番マズいという解説をつける向きもありますが、日本代表がグループで利用するグアダルーペ=現実的にはMonterreyも厳戒での開催にならざるを得ないでしょう。

グアダラハラはA組でホストのメキシコや韓国が試合をする予定。韓国は2試合やるみたいですね。選手はセキュリティを上げて固めればともかく、海外からのサポーターは行かない方が絶対良い。誘拐殺害上等ですしスタジアムから離れたところで同時多発したらスタジアム周辺を固めるので精一杯で事件があっても実質スルーされてしまう可能性があると思います。

日本のサポーターの方もアメリカ側での2試合だけの遠征にした方が良いかと思います。命を賭けて行くようなところではありません。

Peacockがすぐに五輪オンデマンド分をなくしてしまう問題

無事ミラノ五輪が閉幕。NBC系列のPeacockがストリーミングで多くの放送を担当していたんですが、どんどん消えてます。そもそもPeacockは試合分は放送するけど試合後の表彰式部分の放送がなかったり構成がTV分と異なっていて不満だったのですが、さらにストリーミングサービスの特徴・特典でもあるまとめ見もできない仕様のようです。

ホッケーはそれでも数日はオンデマンドの見返しができていたと思いますがフィギュアスケートは大変なペースで消えていて不満の声があがっている。一説にはフィギュアスケートは使用楽曲の著作権の侵害問題があるのでという解説もされているようですが、それは現時点では憶測のはず。NBCもIOCもそのような公式声明を出しているわけではない。

スポーツ放送は例えばNBAやNHLの放送もオンデマンドにはならない(試合中に見始めれば試合開始時点に戻れる仕様の場合はありますが)など制約がある場合はしばしばなので、五輪に限ったことではないですが、フィギュアスケートを好んで見る層って年中スポーツ番組を見ているのと異なる層である可能性が高い。ドラマなどをまとめ見をするつもりでストリーミングサービスを楽しんでる人たちだとあっという間にに消えてしまっていたフィギュアに非難轟々、消されるとわかっていたらもっとすぐに見たのに的な苦情が出てるようです。

それに対応したのかGalaの分は今はPeacockで見られるように戻ってる。戻ってるってことは言われていた楽曲の著作権が云々とか、IOCとの放映権契約のせいではなかったということなんですかねー。戻ってはいるんですけどPeacock上の少しわかりにくいところで私は見つけたので、よく意味はわかりません。

ホッケーだと男女とも決勝戦(いずれも米代表対カナダ戦)はまだオンデマンドで見られます。戦ってる本人たちは眼の前の試合に忙しくて画像で見る機会が少なさそう。この分じゃ自宅についた頃には自分の演技をTVで確認する方法としてはPeacockは役に立たないのかもです。

NHL選手で構成された男子米代表はチャーター便でニューヨークに向かって帰る予定だったのが東海岸がブリザードで欠航便が続発して近隣の空港が混乱するのが必至ということで、急遽エントリーポイントをフロリダ州マイアミに変更。そこからそれぞれのNHLチームの次戦のへ向かうことになる流れに。
雪で荒れるメトロポリタンエリアでの試合はリーグ再開戦では2試合のみ予定されているようです。決勝でゴールデンゴールを決めたヒーローのJack HughesはNew Jersey Devils所属でホームゲームが待ってるんでマイアミからスケジュールの荒れたニューヨーク(たぶんNewark)に向けて移動が待ってることになります。火曜夜か試合当日のニューヨーク入りなら天候も運行も改善しているはず。
試合の再開は水曜日とすぐです。さすがに日曜日まで戦ったメンバーはリーグ再開初戦は出場に手心を加えてもらえるのかそれともフル回転なんですかね。五輪に出場してないメンバーは2週間リフレッシュ休暇の後でコンデイションの差が大きいですが。


ちなみにPeacockで私が毎年今頃見ているラグビーの6 Nationsも現在進行中ですが、Super Bowlの週末に開幕した開幕戦の3試合も含め全試合がオンデマンドで見られます。つまりはオンデマンドの状況は契約次第。でもフィギュアスケートへの苦情には急遽対処したって感じなのかな。

6 Nationsは米国内での報道がゼロなのでこっちから探しに行かない限り試合結果をまったく知らないままで後追いで全編を観戦できます。五輪中は消化が進みませんでしたが、World Baseball Classicが始まる前には6 Nationsも追いついておかないと。WBCにMarch Madnessとイベントが続くので見る機会が失われますから。ただ今季の様子ではフランスがぶっちぎりそうで最終週まで見なくてもいいのかもしれないです。

米代表男子ホッケーが3度目の金メダル

ミラノ冬季五輪の最後のイベント、男子アイスホッケー決勝。苦しい試合を耐えて延長戦で制したのは米代表でした。2−1。米代表男子の金メダルは3度目。過去2度は自国開催だったので国外での優勝は初。

先制したのは米代表でしたが、その後の試合の流れはカナダ。試合中に米代表のBrady Tkachuk(NHL Ottawa Senators)が自軍のメンバーにさかんに檄を飛ばしてましてました。明らかに劣勢で後ろ向きのスケーティングが多く切り替えての反攻も勢いがない。縦の圧力の強いカナダに米代表は守勢の時間帯が長くなり厳しい展開に。
カナダ側から言えば準々決勝、準決勝に続いてリードされてから試合のペースを握って追う展開。

米代表のゴーリーConnor Hellebuyck(Winnipeg Jets)のセーブが米代表を救い続けて1-1のまま試合は終盤へ。この時点でもカナダの攻勢は続いていたのですがそこで大きな転機が。
カナダ側のハイスティックがダブルマイナーと判定されて4分間の米代表のパワープレー(PP)に。残りが6分半。ここが押されまくりの米代表の最大のチャンスとなりました。期待の展開。

ところがここでも米代表ほとんどシュートを打つところまでいけない。4分もあるのでPPの前の方は数的優位を保って時間を消費、相手を疲弊させた上でゴールできればそれが一番良い展開なのはそうなのですが、そうはならない。カナダのペナルティキリングが冴えて10秒、20秒とカナダのポゼションが続き4分もあると思ったPPの時間はあっさり減っていく。

そうこうしているうちになんと今度は米代表側のハイスティック、その上コールがディレイ。カナダはGKを引き上げて自陣でパックを悠々とキープしてダブルマイナーの時間は減っていくし、その後はカナダのPPとなるのが見えてるという、一転米代表がピンチに直面する展開に。そのカナダのパックを米代表が走り回って追い回さないのでその後のPPの時間交換分が悪くなる一方。その辺をみても米代表のメンバーたちが相当に走り疲れていたのでしょう。

4人対4人の時間が40秒ほどあった後に、今度はカナダのPP、米代表、ここで事切れるかもという展開です。
しかし耐えきって延長戦へ。ここを凌いだのが勝因でしょう。

延長戦になってしまえば3人対3人、それも製氷タイム後でしっかり休んだ後ですから、レギュレーション内の5人対5人でカナダに押されまくっていたのよりは五分五分に近いチャンスとなるはず。そして最後はJack Hughesがゴールデンゴールを決めて決着。
準々決勝では兄のQuinn Hughesがスウェーデンを相手に延長戦でゴールデンゴールを決めてますから兄弟で五輪のゴールデンゴールを決めて金メダルを獲得したことになります。

米代表はこれで男子・女子ともホッケーでカナダを決勝で下してダブルゴールド。さらに冬季五輪の一番人気競技のフィギュアスケート女子シングルスでも金と五輪期間の最後の数日においしいところを連取でのフィニッシュとなってます。放映しているNBC歓喜の展開ですね。

カナダは準々決勝で負傷してその後出場のなかったSidney Crosbyもユニフォーム姿でメダル授与式には参列。16年前にバンクーバー五輪での決勝でゴールデンゴールを決めたのは若き日のCrosby。出場は叶いませんでしたがケガにも関わらず帰国せずチームに帯同していましたが険しい顔。

カナダのエース格Connor McDavidが試合後速攻でネット上でファンに叩かれているのが気の毒です。なにそれって。確かにMcDavidは期待ほど今大会活躍できませんでした。そして彼はNHLでも最高の選手と言われながら優勝に手が届いていない。熱心なカナダのファンの失望を受けてしまうのかもしれません。確かにMcDavidが失意の顔をしているエンディングというのは私も何度も見たことになるんですけど、批判に値するでしょうか。ちょっとひどいなと。


あれはマズい 写真も出ない

Epstein疑獄の吹き荒れる中、あれはマズいんだろうなあという写真が日本では出回っている。当然ながらスポーツ放送最大手ESPNも五輪独占放映権を持つNBCのNBC Sportsも出してないです。

フィギュアスケートの最終日の恒例エキシビションGalaで女子シングルス銅メダルの日本の17歳Ami Nakaiのロリータポーズの写真はとてもアメリカ国内では(特にそれを選んで)サイトに掲載する勇気は担当者は持てないでしょう。掲載したら荒れるの必至です。クビすら覚悟かも。

五輪は4年に一度しかないですから出場の年齢制限のタイミングも考えたら17歳は未成年者だからヤメロとは言い難い。調べたらあと2ヶ月で18歳になられるようですし、2ヶ月足りないからは酷な批判になりかねない。細かいことを言えば五輪参加国には18歳以下で法律上の成人となる国もあるわけですから否定はできない。
それに次の大会では21歳になってしまうわけですし、いまの年齢と容姿に合った演技のチョイスは個人的には良いとは思うんですが、なにせアメリカ国内はEpstein疑獄でピリピリしているし、それ以外の部分でも昨今はキリスト教関係者の性的ニュアンスのあるコンテンツの検閲・糾弾活動はさらに高まっているので、今のアメリカの空気からするとマズいという判断になると思います。


冬季五輪がアメリカの都合でSuper Bowlが終わったところで開幕し、夏季五輪はNFL開幕前に終わるように糞暑い時期に開催される。アメリカも一参加国なのになぜアメリカの都合ばかり通るんだという不満が他国から出るのはしょうがないところ。実際アメリカの都合です。

米国内で長年五輪の独占放映権を維持しているNBCは2025年にIOCと4年間の契約延長を結んでます。$3 Billionで4年間=2034年のSalt Lake Cityの冬季五輪と、2036年の夏季五輪(開催地未定)分です。冬季五輪も夏季五輪も基本的には17日間のイベント。一部の競技は開幕式の前に始まりますから、それを含めて多めに20日間と換算しても冬季・夏季併せて40日間の放映に$3 billionです。開催日一日当たりで$75 million(現在の交換レートで118億円)を支払っている勘定になります。一日当たりですよ。ダントツの最高額です。

2位は日本で今回のミラノ冬季五輪から2032年の夏季五輪までの2サイクル4大会分でドル換算$700 millionを放映権料で支払うことになっているとGoogleは言ってます。
4大会分の合計が$700 million。欧州各国よりも高い第2位なのに発言権を考えると割高な気もしますが、日本での五輪人気は米国以上かなと私には肌感覚でわかるのでそんな金額が払えるんですね。
すごい金額ですが、でもアメリカはそのざっと8倍も払ってるんで、一参加国でもありますが同時に五輪の大タニマチでもある。夏季五輪の灼熱の季節の開催を要求するアメリカの都合が通っちゃうんですね。

フィギュアスケートのGalaもメダリストでない(チームでは金ですが)女子のAmber Glennや、男子ではフリースケートで完全崩壊したIlia Malininも出場するのもタニマチのアメリカの意向が反映していると考えて良いのだと思います。それにゴールドメダリストのAlysa Liu、アイスダンスで疑惑の判定ともモメた銀のMadison Chock / Evan Bates組の合計4組の出場。

5組送り込んでる日本は米国よりも多く国別出場者で最多です。全員が非チームイベントのメダリストなので堂々たるもの。個人非メダリストを2人含んだ米選手とは異なる。
女子シングルスのフリースケートの前の段階では日本女子による史上初の金銀銅独占の可能性がありましたが、その場合6組もGalaに出場できたのかな。

残りは欧州と韓国に気を配って配分って感じ。個人参加扱いのロシアの選手もGalaに出場をさせたのは次のサイクルからのロシアの五輪復帰へのシグナルでしょうか。五輪開催中にパラリンピックにはロシアとベラルーシが国家として参加できることを目立たないタイミングで発表していました。

カナダ男子 0-2からの逆転勝利で決勝へ

ミラノ冬季五輪、男子ホッケー準決勝第1試合で0-2と後手に回った優勝候補本命のカナダが最後は試合時間残り37秒で逆転ゴールを決めて3-2でフィンランドを振り切って決勝進出に成功してます。

第3Pにフィンランド2-1リードで入って、10分過ぎまではフィンランドも耐えたのですが、内容は苦しくカナダの一方的な攻めの時間帯ばかり。フィンランドはパックを持ってセンターラインを超えてもダンプインしかできず、攻めが形にならない。守る時間が長くなりがちだったのでダンプインで交代の時間を稼がないといけないのはわかりますが、あれだけワンパターンで、さらにゴール裏へのダッシュも乏しいとなると、リードしていても時計も全然前に進まないですし、きつい終盤になりました。

残り10分でカナダ側の同点ゴールが決まったあとも情勢は変わらず。最後の残り2分弱の時点でハイスティックの反則がとられてカナダのパワープレー。パワープレーの時間切れ直前に決勝ゴールが決まる。

但しカナダ側のエントリーがオフサイド臭く、残り時間も30秒強しかなかったのでフィンランドはビデオ判定チャレンジ。コマ送りで見てもぎりぎりで、判定変わらず。今大会はビデオ判定は現場の審判がリンク脇の1画面で見るだけの仕組み。NHLでやっているような本部の大画面、最高画質で専門の複数の審判が見るわけではない。我々視聴者がTVで見る以上の解像度では見られない。オフサイドの疑いは残るもののひっくり返すには至らず、という判定は妥当なのでしょう。

フィンランドは惜しい大魚を逃しました。第1Pにパワープレーの開始直後のフェイスオフからそのままゴールが決まり先制。第2P序盤にはショートハンドからの速攻が決まり2−0とカナダの応援のファンを不安顔にさせたまでは良かったのですが、いずれのゴールも言ってみればタイミング良く決まったラッキーゴールの面もあり、上述の通りリードしたあとはカナダの圧力にさらされて徐々にすり減らされていった感じです。

カナダ側は準々決勝・準決勝と最終盤までもつれる接戦を切り抜けて決勝までたどり着きました。決勝の相手はC組1位米代表とB組1位スロバキアの勝者となります。

やはり女子シングルスが冬季五輪の華

ミラノ冬季五輪も終盤。今日は米国東部時間の午後に女子のアイスホッケーが苦しんだ末にエンプティネットの6人攻撃でカナダのゴールをやっと破り、延長戦の末に優勝。その直後の時間帯がフィギュアスケート女子シングルスの最終組の前ぐらいの時間帯となり、そちらで20歳中国系のAlysa Liuが金メダルと女子スポーツファン&五輪放映局のNBCが歓喜の展開となってました。

女子シングルスのメダルは2006年のSasha Cohen(銀)以来、金メダルは2002年のSarah Hughes以来とか。勝ったLiuは生まれていない時代からアメリカって勝ってなかったんですね。よくそんなに長期間勝っていないのにフィギュアスケートの人気がアメリカで落ちきらなかったものだと逆に感心してしまいました。それだけジャンル自体には魅力があったということになる。

Alysa Liuは父親が天安門事件でのデモに加わっていた人でその後米国に亡命。十代で一時引退するも復帰して今回金メダル。明るい性格・使う語彙・ボディランゲージがいまの20歳のアメリカ人のどこにでもいるような感じなのが好感度や商業的な価値が高いのかなとも思います。

出身地はカリフォルニア州Oaklandとなってます。San Franciscoや対岸のOaklandは中華系の市長が選ばれていて一時期中国の海外領みたいな状態になっていた時期がありますが、彼女が生まれ育ったのもその辺りに当たるんじゃないかな。

NBCのフィギュアスケートの解説はずっと長野五輪の金メダリストのTara Lipinski(とクロスドレッサーのJohnny Weir)がやってるんですが、やっと将来の後継者ができた感じでしょうか。4年前に比べてTaraの声がずいぶんおばさんぽくなっていて今回気になっていました。JohnnyとTaraのコンビは掛け合いも良く人気があると思うんですぐにって話ではないと思いますが。


女子ホッケーの方はカナダが第2P序盤にショートハンドでの急襲で先取点。それを守りきるか、という試合時間残り2分まで行きました。今大会圧勝の連続だった米代表の焦りも画面から伝わってくる試合になりましたが、早めにゴーリーを引き上げて6人攻撃。ゴール前での股に来たパックに角度を加えたのが技ありで決まって同点。
延長戦は男子の方でも書きましたけど3人対3人だと両軍交互にシュートの撃ち合いになる。カナダはポゼション持ってもSOGまでもっていけない中、米代表が押し気味に進めて、そのまま決勝点。最後は順当という感じではありました。その前の負けちゃうのか、というサスペンス部分が番組的にはおいしかったでしょう。
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