これは「Big East 2005!」として先日書いた話とつらなる話です。
その記事でBig EastがBCSの自動枠から漏れる現実的な可能性と危機について書いたんですが、ひとつ重要な点を押さえるのを忘れました。
Big EastのBCS Bowlへの代表がで最終BCSランクで過去四年平均12位を確保しないとBCS Bowlへの自動出場が保証されない、というのが前回の主旨だったんですが、今回押さえるポイントは「保証されない」という文言の中身とその行方の話です。
このページの右端のリンクにある2004シーズン用のBCSのルールによると12位平均を保てなかった場合、「...are subject to review and possible loss of that guaranteed annual berth..」、つまり見直しと保証Bowl枠の剥奪の可能性の対象となる、とあります。
ここで重要なのは剥奪の「可能性」であり、必ずしも出場不能になるわけではないというところでしょう。枠の見直しは不可避ですが、剥奪は相談次第。見ようによっては相談次第で出場OKということもあるかも、と読めるわけです。
そこで今回の主題に入っていくのですが、いったいそれを相談するのは誰なのか、決定するのは誰なのかという点です。
ではまず主題のメジャー校とマイナー校の線引きをしてみようと思います。実はここが面白いのです。ことの推移によってはBCSの根幹を揺るがす話になるのです。
一般にBCS校、6大カンファレンスの所属校をメジャー、それ以外のDiv. I-A校をマイナーと呼び(正確にはNotre Dameをマイナー校側に含めるべきではないかもですが、まあとりあえず)、2004年現在合計117校がDiv. I-Aに所属しています。来季は昇格で二校増えるかもしれませんがまだ最終決定が出ていません。
さて多数決を考えてみましょう。117校であれば58票が多数です。もし二校増えれば59票で多数を形成できます。
BCSカンファレンス合計で2004年には63校ありました。2005年は65校の予定。対するnon-BCS校は54票(二校増えた場合。以下同じ)。つまり過去、なにごとであれ議決をDiv.I-A校による多数決に持ち込めば常にBCSカンファレンス側が勝っていたわけですし、2005年も同じ事です。
しかし上記のBig Eastの自動出場枠の件はそう簡単にはいきません。まず当事者であるBig East票が議決に参加できるのかどうかが問題になるでしょう。もしBig Eastが除外されたとするとBig East所属の8票が消えますからBCS校と非BCS校の票数は57対54まで急接近します。
状況にもよりますが、非BCS校はat-largeの枠が増える自動枠の削減には賛成でしょう。BCS校側からすれば明日は我が身の自動枠削除問題ですが、2004を見ても分かるとおりBig Eastと他のBCSカンファレンスには相当の開きがあるというのは衆目の一致するところですし、我が身かわいいと言って一致団結してBig Eastを救済する方向に暗躍するのも世間の風当たりを気にすれば難しいところ。それにたった2校が賛成に回ればどうせ賛成多数になってしまう話です。また自動枠が減れば自カンファレンスの二位校のBCSボウル進出の可能性が高まるし、または懐が痛まないまま非BCS校向け枠が設定できると考えることもできます。
そんなこんなでBig Eastを自動枠から削除したとしましょう。
となるとDiv I-Aの安定多数に一大異変が発生するのです。Big Eastの8票がBCS側から非BCS側に移動。非BCS校側が多数派になってしまうのです。57対62、非BCSの第4クォーター逆転勝ち!
特権カンファレンスから放逐されたBig Eastがマイナーに加わることで事態が完全に変わってしまうのです。
そうなったらBCS改革は待ったなし、改革案が議決に持ち込まれたら常に非BCS側が勝つのです。タイミングもBCSの三周り目に入る2006年目前。大改革にはもってこいのタイミングです。メジャー校からすればBig Eastの放逐は自らのクビを絞めることになるわけです。だから平均規定を下回っても言いわけが立つ範囲ならBig Eastに荷担する可能性があります。フィールド外の暗闘ですね。
マスコミでこの件をジクジクつついているところはまだ見たことありませんが、おりこうさんの各カンファレンスのコミッショナー連はこの事実に気づいているはずです。もちろん当事者のBig Eastも含めて。
だからBig Eastからすれば試合で勝って12位平均をキープすることが最上ですが、それが危なくなった場合でも今度は自らが握る多数決のキャスティングボートをてこに政治力で生き残りを計るはずです。弱いというだけでおとなしく排除されるようではアメリカのエクゼクティブは勤まりません。可能性としては12位平均規定自体を来年のBCS規定から削ってしまうという芽を摘む手段がすでに裏で始動しているような気がしますね。
2005シーズンのBig Eastの活躍または失態にご注目ください。そこにBCS改革が大改革になるのか、いまの延長線上となるのか、その未来がかかっているのです。12位平均規定がいじられるようなら陰謀発動中です。
その記事でBig EastがBCSの自動枠から漏れる現実的な可能性と危機について書いたんですが、ひとつ重要な点を押さえるのを忘れました。
Big EastのBCS Bowlへの代表がで最終BCSランクで過去四年平均12位を確保しないとBCS Bowlへの自動出場が保証されない、というのが前回の主旨だったんですが、今回押さえるポイントは「保証されない」という文言の中身とその行方の話です。
このページの右端のリンクにある2004シーズン用のBCSのルールによると12位平均を保てなかった場合、「...are subject to review and possible loss of that guaranteed annual berth..」、つまり見直しと保証Bowl枠の剥奪の可能性の対象となる、とあります。
ここで重要なのは剥奪の「可能性」であり、必ずしも出場不能になるわけではないというところでしょう。枠の見直しは不可避ですが、剥奪は相談次第。見ようによっては相談次第で出場OKということもあるかも、と読めるわけです。
そこで今回の主題に入っていくのですが、いったいそれを相談するのは誰なのか、決定するのは誰なのかという点です。
ではまず主題のメジャー校とマイナー校の線引きをしてみようと思います。実はここが面白いのです。ことの推移によってはBCSの根幹を揺るがす話になるのです。
一般にBCS校、6大カンファレンスの所属校をメジャー、それ以外のDiv. I-A校をマイナーと呼び(正確にはNotre Dameをマイナー校側に含めるべきではないかもですが、まあとりあえず)、2004年現在合計117校がDiv. I-Aに所属しています。来季は昇格で二校増えるかもしれませんがまだ最終決定が出ていません。
さて多数決を考えてみましょう。117校であれば58票が多数です。もし二校増えれば59票で多数を形成できます。
BCSカンファレンス合計で2004年には63校ありました。2005年は65校の予定。対するnon-BCS校は54票(二校増えた場合。以下同じ)。つまり過去、なにごとであれ議決をDiv.I-A校による多数決に持ち込めば常にBCSカンファレンス側が勝っていたわけですし、2005年も同じ事です。
しかし上記のBig Eastの自動出場枠の件はそう簡単にはいきません。まず当事者であるBig East票が議決に参加できるのかどうかが問題になるでしょう。もしBig Eastが除外されたとするとBig East所属の8票が消えますからBCS校と非BCS校の票数は57対54まで急接近します。
状況にもよりますが、非BCS校はat-largeの枠が増える自動枠の削減には賛成でしょう。BCS校側からすれば明日は我が身の自動枠削除問題ですが、2004を見ても分かるとおりBig Eastと他のBCSカンファレンスには相当の開きがあるというのは衆目の一致するところですし、我が身かわいいと言って一致団結してBig Eastを救済する方向に暗躍するのも世間の風当たりを気にすれば難しいところ。それにたった2校が賛成に回ればどうせ賛成多数になってしまう話です。また自動枠が減れば自カンファレンスの二位校のBCSボウル進出の可能性が高まるし、または懐が痛まないまま非BCS校向け枠が設定できると考えることもできます。
そんなこんなでBig Eastを自動枠から削除したとしましょう。
となるとDiv I-Aの安定多数に一大異変が発生するのです。Big Eastの8票がBCS側から非BCS側に移動。非BCS校側が多数派になってしまうのです。57対62、非BCSの第4クォーター逆転勝ち!
特権カンファレンスから放逐されたBig Eastがマイナーに加わることで事態が完全に変わってしまうのです。
そうなったらBCS改革は待ったなし、改革案が議決に持ち込まれたら常に非BCS側が勝つのです。タイミングもBCSの三周り目に入る2006年目前。大改革にはもってこいのタイミングです。メジャー校からすればBig Eastの放逐は自らのクビを絞めることになるわけです。だから平均規定を下回っても言いわけが立つ範囲ならBig Eastに荷担する可能性があります。フィールド外の暗闘ですね。
マスコミでこの件をジクジクつついているところはまだ見たことありませんが、おりこうさんの各カンファレンスのコミッショナー連はこの事実に気づいているはずです。もちろん当事者のBig Eastも含めて。
だからBig Eastからすれば試合で勝って12位平均をキープすることが最上ですが、それが危なくなった場合でも今度は自らが握る多数決のキャスティングボートをてこに政治力で生き残りを計るはずです。弱いというだけでおとなしく排除されるようではアメリカのエクゼクティブは勤まりません。可能性としては12位平均規定自体を来年のBCS規定から削ってしまうという芽を摘む手段がすでに裏で始動しているような気がしますね。
2005シーズンのBig Eastの活躍または失態にご注目ください。そこにBCS改革が大改革になるのか、いまの延長線上となるのか、その未来がかかっているのです。12位平均規定がいじられるようなら陰謀発動中です。