アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

USCは三連覇に失敗しただけでなく二連覇もしてないことになる?

Reggie Bush(New Orleans Saintsドラフト指名)の大学時代のeligibility(出場資格)がいきなり問題化してきたのはつい数日前ですが、ドラフトの裏で実は問題が深刻であることがレポートされてきています。
エージェントから学生時代にすでに金を受け取っていたという証拠が出てきたというもの。

最悪の事態なら金を受け取っていた以降のBushが出場したすべてのUSCの試合(=過去二シーズンのUSCの試合)が没収対象。2005-06の準優勝だけでなく、その前年の2004-05の全米制覇も公式記録から消滅。

特に問題化する可能性があるのが04-05シーズン。この年はレギュラーシーズンを終えて全勝が五チーム(USC, Oklahoma, Auburn, Utah, Boise State)残り、後者二校は対戦相手のグレードの低さから格落ちと判断されるのでともかく、この年最強カンファレンスとも目されたSECをみごと全勝で突破してきたAuburnが優勝戦に行けないことが問題となったシーズン。
ボウルゲームも全試合終了した2005年1月5日段階の最終ランキングではAP、ESPN(このシーズンまではこの両ランキングが公式ランキング採用されていた)共に1位USC, 2位Auburn, 3位Oklahomaとなっています。
1位USCを失格扱いして除外しただけだと2位Auburnが繰り上がり優勝認定でしょうが、Oklahomaが3位とされたのは優勝戦での対USC戦での敗戦が効いてのことで、USCの試合が没収となればあの試合(USC 55-19 Oklahoma)は「なかったこと」として評価しなければならずすんなりAuburnで決まりとはいかないことになるんですね。当時の投票者たちによる再投票も考えられるところ。
まあ公式記録としてはあの試合がなくなるとしても、実際にあれだけの完敗をみてしまっているのでとてもOklahomaをAuburnの上にはしづらいのでAuburnか。
当時巡り合わせの悪さで優勝戦からはじき出されたAuburnがもしこの大どんでん返しの末に2004-05シーズン優勝となったらまさに不可能が可能になったことになりますが。神のご加護によって優勝とか言うひとがたくさん出そうです。

似たような状況としてOhio Stateが優勝した2002年、当時一年生だったRB Maurice Clarettが支援者から金を受け取った云々が取りざたされて最悪なら優勝取り消しがあり得るという状況になったことがあります。あの件もまだ公式には最終結論は出ておらず現在も調査中扱い。

NCAAの調査というのはかなり執拗に時間をかけて行われますからね。これはバスケの例ですがChris Webber(大学はMichigan、違反が表面化した時点Sacrament Kings、今Philadelphia 76ers)が在学当時の違反を問われて10年近く経ってからその当時のMichiganの勝ち星が全部公式記録からはずされる事態になりましたし、Ohio Stateもまだまだ安全とは言い難い。USCファン関係者もしばらくは優勝取り消しの事態を恐れなくてはならないでしょうね。

NFL2006ドラフト2日目の見所

4~7巡目はさくさく進みます。注目はVirginia Techから追い出された不肖の弟QB Marcus Vickを取るチームがあるのか。ないと思いますがまあやはり注目でしょう。
ただし大化けというか才能ではMarcusに勝る素材はめったにないのも事実。QBとしてのプレー内容だけならトップクラス。ドラフトでは取られなくてもドラフト外でお試しするチームは確実に出てくる。

Bowling GreenのQBだったOmar Jacobs。二年のころからこれもMicheal VickタイプのQBとして目立っていた選手ですが、ドラフトにアーリーエントリーした時点ではQBとしては3~4番手かと思われていたのがなぜか途中で株が激落。表向きはリリースの仕方が悪いという技術面での未熟さが指摘されていますが本当にそれだけなのか。しゃべりなんか聞いているとまあまあ素直そうなしゃべりなんですが。
主戦QBではなくアクセントとして走れるQBが欲しい向きにはMarcus Vickよりはしおらしく特殊なポジションも受け入れてこなしてくれそうですからチームプレーヤーを求めるむきにはあきらかにおすすめ。

NFL2006ドラフト1日目 New OrleansとBushの相性

やー。なかなか今年はおもしろいドラフトになりましたね~。

まあNFLドラフトっていうのは多種多様なチーム側のニーズと、これまた多種多様なポジションの選手たちの才能比較がからまって、さらにドラフト権の取引の駆け引きと、ハマれば楽しいんですが手軽には楽しみにくいイベント。でも今年は比較的たのしさがわかりよかったんじゃないかな。
昨日別項で書いた鉄板と思われた1位のRB/PR Reggie Bushが一転、どこへ行くかわからなくなったり(最終的にはNew Orleans)、Bushの同僚QB Matt Leinartが予想以上に長々と売れ残ったり(Arizona Cardinals)カレッジで名の売れた選手がらみで動きがあったから。

最終的にはあまり派手なドラフト権のトレードはなく結果だけ見ればあれですが、リアルタイムで見てると4位のJetsがBush盗りに2位指名権ゲットを目指してトレードに動く具体的情報も飛び交って会場もざわざわしてくるし、またどんどん他の会場への招待選手が売れて行く中売れ残って苦悩の表情がだんだんに濃くなって行くLeinartウォッチ、また親に捨てられ不遇な少年時代からドラフト6位の座に辿り着いたTE Vernon Davis (San Francisco 49ers)の感涙など悲喜こもごもの現在進行形ドラマが展開されていく。さまざまな過去のいきさつも絡んで多層的な感想が大量に湧いてくるのもこのイベントの特色ですね。いやよかった。

New OrleansはBushを売り飛ばそうという意図は十分にあったと思いますが、Jetsのオファー(1巡目x2+3巡目)でも全然足りないというのはちょっと吹っかけ過ぎでは?まあNOの場合、ハリケーン復興で市が球団が望むレベルの新スタジアムを建設することになるのかどうか微妙な状況で、即座にチームの顔になりうるBushは新スタジアム公的資金獲得への後押しにもなるから幅広い層が理解できるポジション=RBのスーパースターはフィールド外でも使える男でもあるわけです。
またはNew Orleans市が都市機能の再建にまずは資金を振り向けスタジアム後回しというという決定をした場合(それは至極まっとうな考えだとは思いますが)にLos Angelesへの移転も噂されています。現在全米第二の都市Los AngelesにはNFLチームがありません。もし移転を敢行する場合にLA(母校USCの地元)で絶大な支持を持つBushはその面でも強力な人材。
つまりフィールド上での強みだけでなく、フィールド外のチームの経営的にも多大なメリットが見込める選手というわけです。

まあそれでもつい昨日まではNOの首脳部はRBを一巡目で指名することなどまったく頭の隅にもなかったはずで、この辺の頭の切り替えの速さっていうのは、アメリカでの会社首脳部の意思決定の速さとイメージ的にかぶりますね。

結果的には1位2位が予想と実際が入れ替わっただけで3位指名権以下のチームにとっては想定内での展開。4位JetsもBush盗りでじたばたしたものの、それはそれ、昨日以前の元々の予定通りにFurgusonを獲得、まあ満足というところでしょう。

3位のTennesseeがQBを指名するのは明白だったもののVince Young(Texas)とMatt Leinart(USC)のどちらに行くかは議論が別れたところでしたが、結果はYoung。
Tennesseeのオフェンスの責任者はNorm Chow。このひとは2004-05シーズンまでUSCのオフェンス責任者だったひとで、つまりLeinartとはすでに大学で二年連続全米制覇を成し遂げた仲。ChowとヘッドコーチのJeff FisherはLeinartに傾いていたのだけれどオーナーやGMがYoungを求めた。つまりチーム首脳部で現場組と背広組の主導権争いがあったわけで結果はYoung。
オーナーから見ればLeinartを獲得した場合、旧知のLeinartとChowが癒着するのは目に見えている。二年間やってきた馴れたオフェンスを展開すること確実。そうなると将来オーナーが攻撃のパターンに不満を唱えたり、さらに進んでChowを切ろうという状況になったときに不測の事態(多額投資して獲得したエースQBがチームの方針に異議を唱えて云々とかトレード要求とか)が予想できることになってしまう。つまりオーナーの現場組への圧力がかけにくくなる。これを嫌った可能性があるわけですね。
もちろんその辺の事情を割り引いてもVince Youngは魅力的な選手であり、まあこれで皆ハッピーになるべきでしょう。

ちなみにTennesseeは2巡目でRB LenDale WhiteをUSCから獲得。Whiteは1巡目下位での指名も見込まれていたのに2巡目まで残っていた。これでUSCのスター選手は軒並み予想以下の順位での指名となってしまいました。
まあ目立たないながらUSCのラインメンなどが順調に売れた(計7人)1日目だったのでUSCにとっては決して悪いドラフトではないのですが、スター選手の評価がいまひとつだったのはどうしても目立ってしまうでしょうね。

Miamiからは私の予想あたりでCB Kelly Jenings(Seattle Seahawks)が1巡目指名、NFL記録である連続1順目指名選手の輩出が12年連続に伸びました。
Miamiは昨季はチームも途中で息切れ、迫力に欠け、全国区で名の知れたスター選手もゼロにちかく、ドラフト候補選手も数字的にかなり弱いとか背が低いとかいまいちな選手ばかりという前評判でしたが、それが結果は1日目で6人指名を受けるなどやはり強い。CB Devin Hester(Chicago Bears)などは一度もMiamiで定位置を獲得できなかった選手なのに2巡目で指名が来てしまう。結局またこういうドラフトでの強さがプロ指向の高校の好素材をこの学校に引き寄せることになるんですよね。

サプライズ Bushじゃない!

ドラフトが始まる半日前にサプライズ来ました。
1位指名権のあるHouston Texans、既にRB Reggie Bushと下交渉でも契約内容に合意しておりもう鉄板だとだれもが思っていたのが、NFL.com発表でMario Williamsと契約と報じられてますね。なんと!他のメディアだと疑いたくなりますがNFL.comの発表では間違いないんでしょう。

ここまで無風、鉄板、誰もが納得するカレッジ界ナンバーワン選手、めったにない超好素材かつ多機能のBushをふってまで他の選手取るってのはとんでもないギャンブルなんですが、行きますか。
しっかしあまりに無風過ぎでトレードダウンもままならなかったんでしょうか?2位指名権のNew OrleansもBushが回ってくる事態を想定してなかったんじゃないかな。明日本番で急にBush取れますけど?って言われて15分の制限時間で意思決定するハメにならなくてよかったですね。半日あればオーナー、コーチも話し合う時間は十分あるわけで。

うーん。Bushが要らないってなぁ。Texans大丈夫か?他のチームでBushが発奮爆発的活躍したらって考えたらよほどMario Williamsに惚れてないとこういう動きはできないんだけど。

NFLドラフト予習4前日

25時間ほどでドラフト始まります。今年はどこがハズレを引くんでしょうか。
1位のReggie BushとHouston Texansは指名後の契約内容にも合意を発表したのでここは予想通りでサプライズの可能性もなくなっています。

2位はNew Orleansがそのまま指名する場合はNorth Carolina State DE Mario Williamsということでかなり予想が収束してきています。この選手、大学時代見ていないので個人的な意見はありませんが、NOにとって必要な人材かというとそうとも思えず、6位近辺が予想されるLB A.J. Hawk(Ohio State)あたりと値打ちの差が感じられない。それゆえずっとトレードダウンが盛んに噂されているわけ。
ただトレードアップを狙うチームも慎重なオファーとなっている模様で直前まで各チームの水面下の駆け引きが感じられる指名になりそう。今年のドラフトショーの一番の注目シーンなのは確実。

3位のTennessee TitansがQBに行くのは確実ですがVince Young(Texas)かMatt Leinart(USC)かが意見が別れるところ。個人的には安定感、クレバーさで圧倒的にLeinartを推しますが、ドラフト戦術的にはYoung指名した上でトレードダウンを狙うという線も確かにないこともない。その場合はトレードの相手は7位Oakland Raiders。
RaidersがNew Orleansの2位スポットへのトレードアップを敢行しないとすると、TennesseeがQBをYoungかLeinart指名、4~6位がQB以外を指名するという予想はかなり支持を集めており、その通りならOaklandはじたばたせずともYoungかLeinartのどちらかが手に入ると読むことも可能。ただ4位のNew York JetsがひょっとしたらQBに行くかも、というのは前回も指摘した通り。
とすると3位Titansが欲張ってOaklandからトレードの好条件を引き出すためにVince Youngを取るのはアリとしても、4位のJetsの動向を見てからでないとトレードに出しにくい。
結果としてはTitansがYoungとLeinartのいずれでもかまわないと考えているなら、よりOaklandが欲しがるはずのYoung指名(=トレードもオプション)という戦術はアリ。Leinartの方が明らかに良いと考えれば策を弄してYoung指名はないということになりますね。

NFLファンの間ではOakland Raidersのドラフト運の悪さは有名で、その運の悪さというか趣味の悪さを発揮して無謀なトレード敢行してVince Youngを指名してもらいたいというのが個人的な意見。Al Davisオーナーのワンマンだからね、欲しいとなったら欲しい!の世界だから。

おもしろいけど罰金

先週末のMLSの全国放送試合DC United@New York Red Bullsの試合で、2ゴールを決めたDCのAlecko Eskandarianのパフォーマンスが罰金喰いました。額は知れてますが。

最初のゴールの直後にRed Bullの缶をプシュと抜いて一口そしてぺっと吐き出すというやつなんですが、微妙だよねぇ。TVだからあれがRed Bullの缶だってわかったけど現場じゃわからん。おもしろかったせいでTVが何回もリプレーしたのでMLS本部も無視しづらかったか。

試合前の選手ミーティングで最初のゴールを決めた選手がこのパフォーマンスやるという合意があったと自分たちでげろってますからまあ確信犯で罰金も致し方なしか。楽しくていいと思うけどな。
まあスポンサー/オーナーの主力商品(つか唯一の商品?)の、それも味という商品価値の根幹にさわる冗談だから冗談にならないということか。まあきっとDCの選手たちが全員でカンパして楽しく罰金を支払うことでしょう。
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