アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

JeterはMVPに届くか?

結局Yankeesの五タテで6.5ゲーム差まで開いたNew York Yankees@Boston Red Sox五連戦。Red Soxあっぱれな斬られ役ぶり。
最終第五戦はスタメンを三人を外し、JeterもDHで半休養モード、2-1の接戦だというのに不動のクローザーMariano Riveraも出てくる気ナシという完全に手抜きのYankeesにも負けてしまう。

まあRed Soxファンはマゾが多いからこれぐらいの方が感じるんじゃないでしょうか?耐えれば耐えるほどあとの快感も強い、と溜め込んでさらに負けて、でも好き!というヤツですね。マゾの多さではChicago CubsファンとBoston Red Soxファンが双璧だと思われますが、Bosoxファンは変に勝つ味も覚えちゃったからこれからどうなっていくのか。
Yankeesはその翌日の@Seattle戦も打線こそ現状のフルメンバーに近かったけど投手起用は手抜きだったし、もう余裕ですね。


さて話題は変わってAL MVP候補の話題。
日本とちがってMLBではピッチャーはMVP候補にならないという強い傾向がありますよね。私はピッチャー崇拝傾向があるのでどうにも納得いかないんですが、もうこれはどうしようもない。Atlanta Bravesの黄金期のGreg Maddaxなんかはもうしびれるような投球の連続だったですが候補にもならなかった。最後にピッチャーでMVP取ったのはA'sの最盛期の鉄板クローザーDennis Eckersleyで1992年。
それ以降のMVPは一名(Ichiro)を除いてすべてスラッガーが獲得してます。まあMiguel Tejadaは若干飛距離が他の受賞者より落ちますがそれでも受賞年=2002年は34本ホームラン打ってる。

結局は「成績優秀チームのパワーヒッター」が常にMVP最右翼というパターン。それに該当者がないと他の選手の可能性がやっと出てくるという。
今年ならBosoxが勝ち進めば現在44本塁打の"Big Pappi" David Ortizでキマリだったんでしょう。毎年MVP投票で惜しい目に遭ってるから今年は同情票が期待できたし。
ところがここで宿敵Yanksに五連敗で成績優秀チームという部分でダメ出しが出そう。まだワイルドカードでの出場を諦めるような段階ではないもののなんとも印象が悪い。MVPは投票だから印象点は相当に結果に作用するから。
逆に最終回二死から渋い同点タイムリーで延長戦に持ち込んだYankees Derek Jeterの印象点は相当に上がった事でしょう。Big PappiがMVP争いで脱落するともうALのスラッガーの成績上位選手は全員優勝争い関係ないチームの選手ばかりになっちゃうんだよね。となるとJeterの打率二位が光り始める。
ゲータレード、VISAカードなどCMの露出も多く、人気チームのキャプテンとして知名度も現役の野球選手としては抜群。実力も疑問のないところですが個人タイトルにはこれまでほとんど縁がなかっただけに初のMVPのチャンス、かなりの得票が期待できそうで現状AL MVPの最有力候補でしょうね。

Yankees@Red Sox四連勝

金曜日から月曜日の四日間での五連戦。AL Eastの山場、人気チーム同士の伝統の一戦ということで五戦全戦が全国中継。中身を見ればそれぞれ熱戦だったものの結果はYankeesのいいとこばかりの目立つ結果に。Red Soxのリリーフ陣が総崩れに近い有様で先行しては最後にYankeesにいいようにやられて敗戦の連続。
四連勝をうけての五戦目はDamon, Giambi, Posadaをスタメンから外して「別にスイープなんかしなくてもいいや」モード。Bosoxもう完全に舐められてます。まあ夕べは現地時間で試合終了が午前一時を楽に回っていたからね。休養させるのも手ではあるが。

ところでこの四連勝でYankeesにマジックナンバーが出たという報道、日本のメディアで読みましたが、日本ってマジックナンバー好きですよね。


それにしてもこの五連戦全戦中継、先日も書いたMLSの悪平等放送スケジュールなんかと比較してなんと素晴らしいことか。
もちろんどれだけDC Unitedが今年冴えていてもBosoxやYankees並の人気とは及びも付かないからESPNの放送スケジュール自体を動かすなんていう大それたことを望めないのは当然ですが、それでも長期的に考えて人気チームを作って行かなければいつまでたっても没個性、いつまでたっても部外者から見たら金太郎飴なんだけどね。
特にDC UnitedはMLSの中では四度制覇と歴史実績のあるチームなわけでプッシュすればできるチームだけにもったいない。

Mike Tyson & PRIDE

K-1と数年前から何度も参戦の話し合いが持たれていたMike Tyson。結果は逆転、PRIDEですよ。
K-1のアメリカでの知名度不足、露出不足が影響したと思うね。PRIDEは今年からFOX Sports系で露出が一気に増えているのに対して、K-1はそれに対抗する動きがまったくなかった。またはK-1は動きたかったけどESPNが動いてくれなかったか。

既に四十歳となったTysonだけに、ネームバリュー以上のものを求められる戦力なのかどうかは疑問符はつくもののまずは団体の名前売ってなんぼというのも事実でしょう。これでPRIDEが一気にUFCをしのいでこのアメリカの新興ジャンルのトップに立つチャンスを迎えることになるか。今後の展開が注目されます。

団体同士のトップ争いもさることながら、FOX Sportsに先行を許してしまったスポーツ放送の最大手、スポーツの総合商社と言って良いESPNの逆襲の目はあるのか。その場合のESPNのパートナーはK-1かそれともUFCの引き抜きか。
ESPNが巻き返しを計るにしても、秋冬はフットボール、バスケ、ホッケーと手持ちコンテンツが豊富(というか溢れ気味)な時期なだけに格闘技のプロモにはまったく不向きな季節。スポーツコンテンツの少ない春夏に展開したFOX Sportsはタイミングうまくやったことになります。うまくいけばESPNの巻き返しの動きはかなり遅れる可能性がある。


ちょっと話はずれますが、先日のMLSとの長期契約をESPNが結んだのも上級役員にサッカー愛のひとがいたからという解説もちらほら見かけますよね。ESPNが格闘技でFOXの後手を踏んだのは格闘技ラブな経営者に欠けているという可能性があるんじゃないだろうか。

DC United久々の全国放送

Colorado Rapids@DC United。
先日もケチをつけておきましたがMLSの全国放送枠というのはシーズン前に全チームに公平に確定しており、状況を見てカード変更というのがない。そのせいでここまで22試合で僅か二敗で大独走のこのシーズンだというのにDC UnitedがESPN2の全国放送に乗ったのは開幕間もない四月に二回だけ。この土曜日でやっと三回目。
まったく愚策、悪平等ですがMLSの独特の経営スタイルゆえ致し方ない。

この試合なんか見るとDC United、他のチームと違うなあと。こういう試合をもっと放送しなきゃダメなんですよ。
DC Unitedの今年の強さは攻撃パターンの多彩さ。思い切ってサイド深く攻めたかと思うと前1/3に入ったあたりからでもロングシュートどんどん打ってくる。ミドル&ロングシュートも徹底的に指導されているようで弱小国サッカーにありがちな空の彼方へ飛んで行くような無駄なシュートは一切ない。シュートのあとの後詰めがかならず来ているからチャンスが広がる。ボックス周りでのチームワークの効いた切り返しパスも鮮やかだし、MLSにありがちなボックス内で無為なトラップをしてディフェンスに時間を与えることもしない。バックスから前線までボールが渡るまでも早いし、選手がポジションにとらわれない動きとそれを可能にするチームメイトのフォローの的確さ。

いわゆるアメリカサッカーの弱点と言える型にはまったサッカーではない。逆に言えば海外の一流リーグならあたりまえのプレーを当たり前にプレーしているだけとも言えるんだけれど、世界のトップのサッカーでは当たり前のことがアメリカサッカーではまるでできていないことで萎えさせられることがたびたびあるからね。アメリカサッカーの常識レベルからすればとてもよく訓練されたチーム。
こういうプレーがMLS全体に広まれば良いリーグになっていくし、見たひとにああなるほどサッカーとはこうやってプレーするものなのか、と思わせられるようになると思うんですよね。MLSってレベルの低い試合になると延々いったい何がしたくてどこに向かって蹴ってるのかさっぱり分からないという試合があるから。

試合は前半からペースをつかんだDCですが、Coloradoがコーナーから先制。DCディフェンスは決して悪くなかったけれどまあ入るときは入る。後半に入ってもDCらしいプレーが続きチャンスを次々作る。結果は1-1ドロー。

Matt Leinart NFLデビュー

USCでニア三連覇を達成したQB Matt LeinartがNFLのプレシーズンで遂にデビュー。契約問題でぐだぐだしてキャンプのほとんどをプレーせずに過ごしたLeinartですがプレシーズン二週目にして初登場。まずまずのデビューだったんではないでしょうか。

前半の最後のドライブで出てきたんですが落ち着いたプレーぶりとクロックマネジメントでFGレンジまでチームを前進させた。スクランブルも二度。New Englandの圧力が手をかえながら来てもしっかり踏みとどまってナイスタッチのパスを連発。WR連中の落球がいくつかあったのでスタッツ的にはあまり良くもなく見えるかもしれませんが内容はまずまず。後半に入ってからはLeinartがボールは早めにリリースしないことを見越してNew EnglandのQBへの圧力が高まってきてスタッツは大幅下降。圧力を防ぎきれなかったArizonaの二軍ラインの問題でしょう。

Arizonaの先発WRにはLarry Fitzgerald、Anquan BoldinとNFL屈指の好レシーバーがいるだけに最終的に先発QBになれれば早々に相当の活躍が見込めるのではないでしょうか。ただ現状ArizonaのオフェンスラインはNFLで上位とは言えないのだから少々スタイルに幅を持たせて早いリリースのプレーを織り交ぜて行かないといけなくなるんでしょうね。


ところでArizona Cardinalsはカレッジフットボールでつい最近までおなじみだったQBを何人も揃えているのがカレッジファンとしては興味をひきます。
二番手として登場した元USCのLeinart。Leinartが出て来てすぐに三本も投げた相手が元Notre DameのCarlyle Holiday。NDにQBとして入学したときは低迷NDの救世主かと評判の高かったHolidayですが卒業までにWRへコンバート。というかQBとして見限られたんでしょうな。なんとかWRとしてArizonaに拾ってもらったもののドラフトでは無視された選手。それでもLeinartと一緒にプレーしたということはCardinalsのデプスチャートではさほど低くないということ。
あともうひとり元Michigan QBのJohn Navarre。地味ながらBig TenのQBらしい骨太のプレーを見せて楽しませてくれた選手。プロではちょっとしんどいか。


New Englandの方の二番手で出てきたQB Matt Casselってのが実はこれもUSCのQBだったという。これはびっくり。
USCのQBといえば現Cincinnati BengalsのCarson Palmerと、その後任で本稿の主役Matt LeinartがそれぞれHeisman(大学フットボール最優秀選手賞)を獲得しているわけですが、この二人のバックアップをやっていた選手なんだそうで。USC在学中途中WRやTEにコンバートされたりQBに戻ったり。さらに春のトレーニングキャンプは参加せずUSCの野球チーム(こちらも名門チーム)の方でピッチャーやっていたり。つまりは運動センスのいい選手なんでしょうがPalmer、Leinartという二人のカレッジのトップQBと居合わせたおかげて大学時代の実績皆無に等しいまま、それでもプロ入りできたという選手。それもQBとして。ひょっとして猛烈な遅咲きくんなんでしょうか。
WRができるということでNEからすれば元々はトリックプレー込みの採用だったのかもしれませんが(ドラフト七巡目全体の230番目指名)この試合では2TDパス。それにしてもカレッジで四年間実績ゼロから、NFLのトップチーム=New England Patriotsの二番手QBというのは考えられないほどの出世なんですけど。
いったいこの五年ほどの間にUSCにはどれほどの才能が集まっていたんでしょうね。尚、今年USCの先発QBとなる選手も相当にいいという評判です。

Jered Weaver 九連勝スタート

大学野球出身のピッチャー、Los Angeles AngelsのJered Weaverがメジャーデビューして九連勝でいよいよ全国区の注目を集め始めました。ここまでの防御率1.95。

どのスポーツでもそうですがブレイクを果たす前から知ってる選手がこういう風に一機に飛び出すような活躍するのを見るのは楽しいものです。この日もMariners相手に七回投げて無失点。初登板初先発したときにたまたまこんな記事を書いたのですが、今回で先発十二試合目、相手も研究してくるであろうに好調を維持しています。

新人投手の連勝記録としては今回の九連勝は当時初優勝に邁進していたFlorida Marlins、現Washington NationalsのLivan Hernandezがデビュー九連勝を記録しているのが最近の最多。1904年にNew York Giantsで十二連勝を記録した投手がいるそうです。
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