昨日カレッジバスケットボールでは各地でシニアナイトが開催。最上級生たちが最後のホームゲームで表彰されたりする各競技での恒例行事です。これはカレッジだけでなく高校でもやります。カレッジでの競技資格をあと1年残していたIowa女子バスケのCaitlin Clarkはシニアナイト前日に今季がカレッジでの最後のシーズンであると発表済み。当ブログでも何度かカレッジに残ったほうが薄給のWNBAよりも収入の面ではいいのではないかということを書きましたが静かにWNBAドラフト入りの運びとなってます。
同じ境遇だったUConnのPaige Bueckersが既に同校のシニアナイトの前に「これは私の最後のシニアナイトじゃない」とカレッジ残留を発表済み。Bueckers辺りでもカレッジに残ったほうが得なら全国区の人気に育ったClarkならなおさらかとも思いましたがWNBA行きで決着のようです。
ということはWNBA側が危機感を持って裏から通常のWNBAのルーキーサラリー以外の大型の金額をオファーしたということなんでしょう。こうなってみるとWNBAが男子NBAの一部門であるというのが効いてるでしょう。WNBA自体が儲かっていないし別項で検討したようなカレッジ側がオファーできるであろう金額よりも大きな金額を張り込めるような資金力もないだろうし、Clarkに稼がせる企画力も持ち得なかったでしょう。でもWNBAの裏にはNBAという超優良スポーツエンタメ企業が付いている。今がピークと言って間違いないClarkの市場価値を鑑みて今季ClarkにWNBAドラフト入りしてもらうためにNBAが資金投入するのはビジネスセンスとしては良いはずです。
センスとしては良くてもWNBA単体だったら無い袖は振れないわけで、きっとNBA側からの援助ありで金額を積み上げてClarkのWNBA行きを確定させたのはPaige Bueckersのカレッジ残留が決まったあとだったかなと想像します。
この日のCaitlin Clarkはレギュラーシーズンの最終戦でNCAAの史上最多の通算得点に到達。女子のNCAA記録は既に抜いていて、この日は男子の記録であったPete Maravichの記録(3,667得点1967-70)及び男子2位だったAntoine Davis(3,664得点, 2018-23)を一気に抜いてます。
Pete Maravichとの比較はなかなかおもしろくて、私などにはIchiroがシーズン最多安打記録を出したときにGeorge Sislerの名前が浮上してきてSislerという人が何者だったかを知ったり当時の野球と現代の野球との環境や集計上の違いを学んだのに似てるかなと思い出させられました。Maravichの時代には3ポイントシュートもなくショットクロックもない時代。そこで試合平均44得点とかめちゃくちゃな数字で3シーズンで積み上げた記録です。
この日の相手はレギュラーシーズンのBig Ten王者となったNo. 2 Ohio State。Iowa@Ohio Stateでの試合は延長戦に行く激戦で、その試合は見ていて大変楽しめた試合でOhio Stateが勝利。そのリベンジ戦で昨日の試合ではNo. 6 Iowaが快勝しています。Clark自身のシュートは明らかに普段より下のできだったんですがでも終わってみれば35得点。
同じ境遇だったUConnのPaige Bueckersが既に同校のシニアナイトの前に「これは私の最後のシニアナイトじゃない」とカレッジ残留を発表済み。Bueckers辺りでもカレッジに残ったほうが得なら全国区の人気に育ったClarkならなおさらかとも思いましたがWNBA行きで決着のようです。
ということはWNBA側が危機感を持って裏から通常のWNBAのルーキーサラリー以外の大型の金額をオファーしたということなんでしょう。こうなってみるとWNBAが男子NBAの一部門であるというのが効いてるでしょう。WNBA自体が儲かっていないし別項で検討したようなカレッジ側がオファーできるであろう金額よりも大きな金額を張り込めるような資金力もないだろうし、Clarkに稼がせる企画力も持ち得なかったでしょう。でもWNBAの裏にはNBAという超優良スポーツエンタメ企業が付いている。今がピークと言って間違いないClarkの市場価値を鑑みて今季ClarkにWNBAドラフト入りしてもらうためにNBAが資金投入するのはビジネスセンスとしては良いはずです。
センスとしては良くてもWNBA単体だったら無い袖は振れないわけで、きっとNBA側からの援助ありで金額を積み上げてClarkのWNBA行きを確定させたのはPaige Bueckersのカレッジ残留が決まったあとだったかなと想像します。
この日のCaitlin Clarkはレギュラーシーズンの最終戦でNCAAの史上最多の通算得点に到達。女子のNCAA記録は既に抜いていて、この日は男子の記録であったPete Maravichの記録(3,667得点1967-70)及び男子2位だったAntoine Davis(3,664得点, 2018-23)を一気に抜いてます。
Pete Maravichとの比較はなかなかおもしろくて、私などにはIchiroがシーズン最多安打記録を出したときにGeorge Sislerの名前が浮上してきてSislerという人が何者だったかを知ったり当時の野球と現代の野球との環境や集計上の違いを学んだのに似てるかなと思い出させられました。Maravichの時代には3ポイントシュートもなくショットクロックもない時代。そこで試合平均44得点とかめちゃくちゃな数字で3シーズンで積み上げた記録です。
この日の相手はレギュラーシーズンのBig Ten王者となったNo. 2 Ohio State。Iowa@Ohio Stateでの試合は延長戦に行く激戦で、その試合は見ていて大変楽しめた試合でOhio Stateが勝利。そのリベンジ戦で昨日の試合ではNo. 6 Iowaが快勝しています。Clark自身のシュートは明らかに普段より下のできだったんですがでも終わってみれば35得点。