アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NHL/Ice Hockey

NHLはPenguins王手

ホッケーNHL Stanley Cup Final第4戦が行われてPittsburgh Penguinsが3−1で快勝、シリーズを3勝1敗として王手。Final初登場San Jose Sharksは地元でシリーズをタイに押し返すことができず崖っぷちに。内容もPittsburghの方がシリーズを通して良いように見えますし次戦第5戦が@Pitts、そこで一気に決着がついてしまうのか。第5戦は木曜日。

NBAの方も最短で金曜日に決着がついてしまう可能性があり、NHLもNBAも週末までもたずにあっさり終わってしまうとおもしろくないんですがどうなるか。

Penguinsは2009年以来のNHL王者にあと1勝。あのときの主力のSidney Crosby、Evgeni Malkin、Kris Letangは7年後の今も健在です。この三人とともに前回優勝当時に若いPenguinsのスター扱いだったGのMarc-Andre Fleuryが今季終盤・プレーオフに入って完全にベンチウォーマーになったのが若干の新味。22歳のNHLルーキーMatt Murrayが完全にとってかわってプレーオフで22試合中19試合で先発。Murrayはレギュラーシーズン82試合では13試合しか出場がなく、プレーオフでの出場の方がレギュラーシーズンよりも多くなってます。まあFleuryは前回制覇時からプレーの質に疑問が呈せられることが多かったですが、チームの生え抜きの核として(例えるとMLB YankeesのCore 4みたいな扱いで)ずっと正ゴーリーの地位を維持してきたんですが7年ぶりの優勝に再び手の届くところでプレータイムを失ってしまうことに。以前も正ゴーリーの地位が危なかったシーズンもありましたが、今回は相手が22歳の将来有望な選手。Fleury自身は31歳。今季が昨季結んだ4年の契約延長の1年目。まだ3年も高額契約が残りますがさすがにPenguinsのマネジメントもMurrayを手放せないでしょうしFleuryはどうするんですかね。

Crosby + MalkinのスーパースターフォワードコンビでNHLをこれから数年席巻するのかと思われた2008年2009年頃。二年連続Final出場。しかしその後は冴えず、やっと今季このコンビで二度目の優勝のチャンスです。久々って感じがすごく強いです。Pittsが冴えない間にChicago Blackhawksの王朝ができてしまったりしたのも以前の優勝が遙か彼方に思える理由でしょうか。改めて見るとCrosbyはなんとまだ28歳、Malkinも29歳。まだ二人とも20代だったのか、あの2009年の優勝のときはめちゃめちゃ若かったんだなあと改めて驚きます。

7年ぶりのCapitals x Penguins、Ovechkin x Crosby

NFLドラフトの真裏でNHLのプレーオフ二回戦の好カードが始まるので一言。今季NHLのレギュラーシーズンを圧して全体一位で通過したWashington Capitalsと、シーズン終盤に一気に勝ちまくり最良の状態でプレーオフに突入してきたPittsburgh Penguinsのカードです。この両チームがプレーオフで対戦するのは2009年以来。2009年のときのシリーズは個人的に大盛り上がりでした。当時のNHLは前年覇者のDetroit Red Wingsが健在。前年準優勝だった若き2大スター(Sidney CrosbyとEvgeni Malkin)を抱えたPittsburgh Penguinsが再び優勝に向かってチャレンジしていたシーズン。その前に立ちはだかったのが猛爆シューターAlex Ovechkin擁するWashington Capitalsでした。

期待に違わぬ激戦のシリーズ。第2戦ではOvechkinとCrosbyがともにハットトリックを記録したり毎夜激戦の連続。プレーオフ二回戦であることを忘れさせる猛烈に熱いシリーズでした。結果はPenguinsが4勝3敗で振り切って勝ち抜き。Penguinsはその後二年連続での王者Detroitとの対決を制してStanley Cup獲得に成功しています。あの年のプレーオフはとにかく盛り上がりました。

あれから7年。両チームのエースは変わらずOvechkinとCrosby。お互い7年分歳を取りました。今でもNHLのスターではあるでしょうが、7年前のお互い若くてはち切れそうな躍動感や期待感は減じたのは確か。良く言えば円熟期に入っての再戦とも言えましょう。Capitalsはともかく、PenguinsはCrosbyを取り巻くメンバーも7年も経ったにしては同じメンバーが多いと感じます。それだけにちょっと新鮮さには欠けるような気はしますが、シーズン前半に冴えない試合を繰り返してHCの解任・シーズン途中でのHC交替をしかけたPenguinsがどうチームを立て直してきたのかを首位Washingtonとの対戦で示せるのかは期待しています。(正直シーズン終盤のPenguinsの勝ちまくっていた時期の試合をちゃんと見てないので。すみません。)

移転一年目に23年ぶりの一回戦突破

New York Islandersがダブル延長戦の末にFlorida Panthersを振り切って一回戦を突破する場面を見ました。Islandersはこれが23年ぶりのプレーオフ一回戦突破とか。決勝点はIslandersの復活の立役者であるJohn Tavaresのラップアラウンドゴール。これはTavaresにとってキャリアのハイライトビデオ行きの名ゴールとなることでしょう。

IslandersはNew Yorkと名乗るものの昨年までは郊外Long Islandで細々と活動。施設の老朽化、動員不振もあってBrooklynに今季から移転。昨季もプレーオフ一回戦で3勝3敗まで粘って旧ホームで勝ち鬨を上げたことを記事にしたことがあります。美麗な新アリーナに移転しての一年目でいきなり一回戦突破を達成。それもスターのTavaresの鮮やかなゴールでの突破決定。日曜日に遅くまで引っ張られた試合を熱心に応援したファン、もし特に以前の旧アリーナから続きで見ている方がいたら感涙ものなのかもしれません。

個人的にはNHLのプレーオフの延長戦は苦手。レギュラーシーズンと異なるルールでサドンデスで永遠に延長戦を戦うルールなのでこの日のように二度目の延長に入ることも珍しくない。昔のNew Jersey Devilsなんかだと四度目の延長とか(両軍無得点のまま延々数時間)やられたわけです。プレーオフの煮詰まった時期ならともかく一回戦二回戦ぐらいなら、いつ決着つくかわからないものとして見続けないことにしてます。今日はたまたま(裏番組NBA Cavaliers@Detroitがほぼ決着ついた感じだった)チャンネルを変えたらまだ延長戦をやっていた、そして両軍へろへろになりながらも良く走っている感じが良かったのでしばらく見ていたら、この決勝点を見ることができました。うまく良い物を見ちゃったなという感じでした。

Islandersはレギュラーシーズン最終盤のところでわざと負けてNew York Rangersに上位シードを譲って一番乗っているPittsburgh Penguinsとの対戦となるのを避けたもの奏功しました。Rangersは1-4でPenguinsに一蹴されて早々と姿を消してます。Rangersは例のDetroit Red Wingsとの最終戦になぜか頑張って勝利したのが仇に。


他の一回戦シリーズではDallas Stars、Washington Capitalsと東西の1位シードが勝ち上がり決定。決着がついていないカードでは苦しい星勘定だったChicago Blackhawksが3勝3敗に戻したのが目を惹きます。

NHLで全滅のカナダのホッケーファンは

ホッケーIIHF U-18世界選手権の準決勝の試合が熱くてすごく良かったので一項を設けます。アメリカ・ノースダコタ州で開催中のホッケーのU-18大会の準決勝は地元アメリカがフィンランドと戦う試合。この試合まで米代表は巡航快勝の連続。優勝候補として臨んだこの準決勝で、フィンランドとの激闘。一発勝負のトーナメント、国を代表、接戦、熱かったです。

1−1で第3ピリオド。フィンランドの反則で米代表が迎えたパワープレーのチャンス。残り5分ぐらいだったでしょうか。米代表の決勝ゴールの匂いのするこのパワープレーの機会に、なんと速攻でフィンランドがショートハンドゴール!2-1。うわー。これはアップセットか…と思ったらパワープレーの時間が切れる前に米代表の同点ゴールが決まって2-2。おー。この急激な試合の一転二転に盛り上がります。さらに1分残りで今度は米代表のトリッピングでフィンランドのパワープレーへ。1分残りなので延長戦になった場合もパワープレーで再開だなあ…危機かと思っていたら、パワープレー開始間もないフィンランドの見事なセットプレーでの攻撃ゾーン侵入から決勝ゴール3-2!このゴール、この攻撃の鮮やかさがたまらなく良かったです。すごいなと。変則的に一番後方の選手にパックを託して攻撃ゾーンへ相手のマークを外して侵入したのがものの見事に決まっての決勝ゴール。ホッケーでこういうモロに攻撃側の決め事がハマってのゴールシーンって珍しいんじゃないでしょうか。残り37秒!米代表も最後の猛攻を仕掛けフィンランドゴール前でチャンスを得たんですが及ばず。最終スコアは時間切れ時のエンプティネットを加えて4-2でフィンランドが決勝へ。優勝候補の地元米代表は明日の3位決定戦へ。

いやーこんな面白い試合が、ホッケーの、ユースの、誰も注目していないところで見られてすごく得した感じです。試合後に防具を外してみると両軍ともあどけない顔をした選手たちばかり。米代表の同点ゴールをゲットしたKailer Yamamotoくんは日系なのでしょうね。フィンランドのショートハンドゴールと決勝ゴールをゲットした22番はRasanenと放送中では紹介されていました(が調べると22番は別の選手の名前が出てきてしまうんですけど)がこの選手は良かったです。攻守で奮戦。U-18での活躍が将来のNHLの名選手につながるほど簡単ではないですが、もしこの選手が将来NHLに来られるような選手になったらファンになってしまいまそうです。

準決勝第2試合はこの後で、そちらはスウェーデン対カナダ。NHLではカナダのチームが全滅してプレーオフに1チームも進めず。なんでもカナダではNHLプレーオフの視聴率が激減して関係者がショックを受けているという話です。地元のチームがいなくなってもホッケーファンはホッケーを見るんじゃないのか、と思っていたんですがどうもそうでもないらしい。では何を見てるんだろうなと思っていたんですが、ひょっとしたらこのU-18世界選手権を見ていたのかも、なんて。(放送はカナダのTSNの制作、アメリカではNHL Networkが放送)ふがいないNHLの地元の各チームを思い起こさせるNHLプレーオフよりも、カナダの将来を担うU-18のすがすがしい試合を見る方がすっきりするかもねとは思います。ちなみに米xフィンランド戦の会場にもカナダ代表のユニフォームを着たファンがいましたが、米代表の敗戦に大喜びという感じでした。


<追記>

準決勝第2試合でカナダ惜敗で北米二強ともに優勝争いから脱落。カナダのホッケーファンにはもう応援する対象がなくなってきました。三位決定戦で北米対決が明日ありますけど。

9月のWorld Cup of Hockeyまで鬱憤を溜めておくことになりそうです。

Datsyukの最後のワンショット

NHLプレーオフ一回戦でDetroit Red Wingsが敗退決定。それに伴ってDetroitの名手Pavel Datsyukにとってはこの試合がNHLでの最終戦になったかもしれません。家族の理由からロシアに帰国したい意向があるとされます。もしそうなったとして、Datsyukの気持ちのこもったラストプレーを見られて嬉しいとともに、感謝の気持ちです。

試合は終盤まで0-0。Tampa Bay Lightningの3勝1敗での試合で緊迫感があったのですが残り2分を切ってTampa Bayが決勝点ゲット。Detroitはシーズンエンドの淵に。でもそこでタダで終わらせなかったのが良かった。ゴーリーを引き上げ6人対5人で最後のプッシュ、さらにTampa Bayの必死のディフェンスからの反則もあり6人対4人での最後の1分の勝負。Detroitの猛攻が続いてそれが20秒を切ったところでLightningがパックを攻撃ゾーンからやっと弾き出すのに成功。このこぼれたパックをDetroit陣深くで拾ったのがDatsyuk。残り12秒。時計を見上げて確認。ここから自分で相手陣まで持ち込んでそのまま右端の浅いアングルからNHLで最後の渾身のシュートへ。Tampa Bay G Ben Bishopに阻まれて最後のゴールにはなりませんでしたが、最後の最後まではらはらさせてくれた名手の最後の一撃でありました。本人もこれが最後のプレーだなと判っていて万感の思いも込めて長駆自分自身で持ち込んだんじゃないかなと思います。

場所も敵地であったことから両軍の握手の後はDatsyukは静かにアイスを去りました。噂通りこのままNHLを去ってロシアに帰るとしたらDetroitでファンへ別れを告げる機会もなくなるわけですからそれはちょっと残念な気もします。FWとしての得点力、チームプレイに徹するホッケー感の良さ、前線にあって発揮するディフェンス能力と、オールラウンドな好選手としてRed Wingsで二度のStanley Cup制覇。もっと自分勝手にプレーしていたらキャリア総得点も伸びていたんじゃないかなんていう評もあります。最後の最後のワンプレーは少々我が儘にワンマンプレーでの持ち込みをしたのもまた良いのではないか。ロシア代表のキャプテンとしての活躍も記憶に新しいところです。

選手も観客も心が折れた

NHLのプレーオフでちょっと変わった試合を見ました。プレーオフ一回戦ナンバーワンシードのWashington Capitals@No. 8 Philadelphia Flyers戦、第3戦。結果はCapitalsの完勝6-1で3連勝、シリーズに王手をかけました。

6点のうち5点がパワープレーゴール。0勝2敗から地元に帰って反転攻勢をかけたかった試合が劣勢でイライラも募っていたFlyersがケンカを仕掛けたりでかなりすさんだ試合になったのです。そして最終第3ピリオドに至ってはCapitalsの選手を頭からフェンスに突っ込ませたりというラフプレーも出て次々とFlyersの選手が退場およびペナルティボックス行き。5人対3人の場面でさらにスラッシングで反則者が出てペナルティボックスに3人目で座る場所すらない。ルール上Flyersの人数は3人のまま、2人にはなりませんがもうグダグダ。5分間のパワープレーの際にはWashingtonの方はパワープレーの早い時間帯にゴールを決めるよりも相手陣でパックを遠巻きに廻して時間を使った方が良いという判断をしたようで、ろくにシュートも打たないままPhiladelphia陣内で時間つぶし。ホッケーでこんなに緊張感のないエンドゲーム戦術は見た事がないな、という試合になってしまいました。まだ試合時間は6~8分ほどあったあたりからこの調子だったと思うので本来的な意味でのエンドゲームの時間帯ではなかったんですけど。次々とFlyers側の反則が取られるのにファンも飽き飽きしたのか物をプレー中に投げ込むファンが続出して何度も試合が中断。一度、それをホームチーム側の遅延として審判団が警告を発したのですが、投げ入れは止まらず反則を取られる始末で、またもパワープレー。

どちらのファンでもない私は珍しいものが見られたな、ぐらいのことですが、Flyersの側はもう目もうつろ。もう心が折れたかなという感じでした。ファンも文字通り投げちゃった状態ですか。心が折れてなくても0勝3敗の絶対危機なのに気持ちも折れたんじゃあどうしようもない。第4戦のチケットはCapitalsファンでもない限り買い手もない転売もできないかと言って自分で行く気もしない屑チケットになってしまいそうです。ここからなんらかテーマを見つけて戦えるものかどうか。


NHL・NBAプレーオフ短信

一回戦が進行中のNBA・NHLのプレーオフから小ネタをいくつか。

NBAは西が上位が圧勝の連続、東は1位Clevelandが小差勝利、2位Torontoが敗戦、3位Miamiが圧勝と模様様々。Miami Heatの試合を見ていて実況が言っていたのですがDwyane Wadeは昨年12月以来3ポイントシュートを一本も決めていないそうです。今日の試合で一本打って外れ。2016年1本も決めていないとか、NBAの先発ガード、それもオールスター級の選手としては極端にひどいわけです。スタッツを見ると2015-16シーズン全体で7本しか決めておらず、成功率15.9%。ボロボロです。元々3が得意な選手ではありませんがそれでも過去は悪い年でも25%以上は決めていた。昨季は28%。なにが起こったんでしょうか?このレベルになってくると試合の最後に3点が欲しい局面で出場できないレベルでは。それでいて試合平均得点は19.0点と及第点はちゃんと取ってるのもよくわかりません。

NHLの方では25年連続プレーオフ出場に滑り込んだDetroit Red Wingsが第3戦でシリーズ初勝利、2-0。それも乱闘込みで。1勝2敗でホームのファンの前で快勝。全敗で敗退すると滑り込みで参加賞だけもらったようなことになりかねなかったのですが、この1勝で最低限の仕事はしたというところか。NBAだと一回戦は上位チームが2勝0敗と先行してしまうと(試合の中身にもよりますが)そのまま上位がシリーズ勝ちきりそうで見ている側も諦めてしまいがちに思います。NHLの一回戦の良いところはそれがないところ。Detroitもこの1勝で息を吹き返して好シリーズになって欲しいです。

他では土曜日にあった試合ですがシーズン終盤に猛烈に勝ち込んで勢いをつけてプレーオフに突入したPittsburgh Penguinsが初戦快勝の後の二戦目に敗戦。この二戦目にはそれまで欠場していたEvgeni Malkinが復帰してメンバーが揃ったところでの敗戦。Malkin復帰でさらに加速するのかと思ったらそうはならず。ホッケーは足し算みたいなものが成立しないのが難しいですね。


Red Wingsが25季連続プレーオフ出場を決定

NHLのレギュラーシーズン最後の週末。東の残り2枠が未確定だったプレーオフ争いはBoston Bruinsが惨敗で脱落してPhiladelphia FlyersとDetroit Red Wingsがプレーオフ出場決定。Detroitはアメスポ最長の25シーズン連続プレーオフ出場を継続することに。なんでもDetroitの現在のロースターには7名の選手がDetroitが最後にプレーオフを逃した後に生まれた選手がいるそうです。25年とはそういう年月ということか。

試合が終わってから結果(Boston 1-6で敗戦、Detroit 2-3で敗戦)を見るとBostonの惨敗が全てを決めてしまったように見えるでしょうが、リアルタイムで同時刻に始まったBostonおよびDetroitの試合を追っているとハラハラの得点経過だったのです。おさらいしますが試合開始時点でこの両チームは勝点で並んでいてROWでDetroitが1上回る状態。DetroitがORW(=非シュートアウト)で勝利すればDetroitが当選という状態でスタート。

Detroitが早々に先制ゴールを決めて幸先良く試合を始めたのですがこれがビデオ判定で覆されてノーゴール。それから間もなくBostonが先制ゴール。これがまたビデオ判定の対象となった上でゴールとなって1-0。次に動いたのはDetroitの相手のNew York Rangersのゴールが決まってDetroit 0-1。この時点ではこのままならBostonが当選する状態。それぞれの試合が第2ピリオドに入ってそこからBostonの相手のOttawaが猛反撃。Ottawaがピリオド前半に立て続けにゴールして2-1と逆転。そのタイミングでDetroitが同点ゴール。さらにOttawaが追加点を挙げて3-1、とほんの5分ほどの間に一気に形勢逆転でDetroitの当選状態へ。前がかりになったBostonはさらに失点してこの第2ピリオドだけでOttawaが4得点で4-1。第3ピリオドに入ってもさらに失点、5-1。Detroitの方はプレーオフを見据えて主力を休ませているRangersに苦戦して1-2、さらにエンプティネットで1-3となったものの、Madison Square Garden内のスコアボードに示されるBostonの惨敗モードを確認してプレーオフ出場を確信。最後は2-3となり、さらに追い込んで試合終了まで接戦でそれはそれで楽しめました。実はRangersはプレーオフの枠順の都合でいうと勝たない方が良かったかもしれなかった試合を勝ってしまいました。(負けていればプレーオフ初戦は対Panthers、勝ってしまったので初戦は現在絶好調のPittsburgh Penguins、もし勝ち抜いてもNHL最高成績のWashington Capitalsと当たる枠に)

Bostonの方は前戦のDetroitとの直接対決を制してプレーオフへの希望をつないでいたのですがホームでの惨敗。ふがいなさからファンからのブーイングを浴びての終戦へ。ボストンのファンは辛辣ですね。最後までプレーオフを争ったチームにもっとやさしいファンの地元もありそうですが。

サドンデスの延長戦で特攻エンプティネットの可能性

先日来注目しているNHLの東カンファレンスのプレーオフ枠争いについてですが、NHL特有の順位決定のルールのために土曜日に行われる試合で普段は見られない特殊な戦法がとられる可能性があるのでご紹介してみます。Detroit Red Wingsがサドンデスの延長戦でゴーリーを引き上げて特攻で勝ちに行く可能性があります。

事情はこうです。土曜日の同時刻のフェイスオフでDetroit Red Wings@New York Rangers戦と、Ottawa Senetors@Boston Bruinsの試合があります。DetroitとBostonがプレーオフ争いの当事者(もう1チームのPhiladelphia Flyersは両試合が終わったあとに試合があります)。DetroitとBostonは勝点93で同点。勝点で並んだ場合、今のままならDetroitがROWで1上回るためDetroitのプレーオフ当選。ROWとはRegulation and overtime wins、つまりシュートアウト以外の勝ちの数です。但し。ROWの差は僅か1。最終戦でBostonが非シュートアウトで勝って、Detroitがシュートアウトで勝利した場合、勝点でもROWでも2チームが並んでしまうことになります。その場合は当該チーム間の試合での勝点の多寡でタイブレークがはかられる規程。今年のDetroit x Bostonの4試合の勝点はBoston 6、Detroit 3でBostonが上になるということになるんですね。

ということはです。同時進行しているこの二試合のうちBostonが既にレギュレーションで勝利の場合、Red Wingsから見るとシュートアウト勝ちではBostonにひっくり返されてプレーオフ順位がBostonの下になってしまうのです。ですからもし延長戦に入ってしまったら無理矢理でも延長戦の5分間のうちに決勝ゴールが欲しいということが起こりうる。そのためGKを引き上げてエンプティネットで4対3の延長戦を戦う可能性があるということです。これ、この2チームだけの争いなら間違いなく上記の条件ならDetroitは延長戦の特攻エンプティネットに行くべきです。それが合理的な考え方です。

ところがもう一つ考えなくてはいけないのはPhiladelphia FlyersがBoston/Detroitが全日程を終えた後に試合をするという点。Flyersは現在勝点92で2試合残り。Flyersが残りの2試合を勝てば勝点96となって一気にBostonもDetroitも抜いて自力でプレーオフ当選なのですが、その対戦相手はPittsburgh PenguinsとNew York Islanders。Penguinsはここ数週間勝ちまくっているし、Islandersは可能性として最終戦までプレーオフのホームアイスアドバンテージを争っている可能性があり、Philadelphiaが楽勝で2つ勝ち星を積み重ねられると計算できる相手ではない。つまりどこかで勝点を失ってFlyersは95なり94なりまでしか勝点を伸ばせない可能性がある。その可能性があるのでDetroitはタイブレーカーで対Bostonで負けることがわかっていても上記の特攻エンプティネットに行けないかもしれない。Bostonに抜かれる可能性が見えていても普通に戦って、最悪シュートアウトで勝って勝点95として、あとはPhiladelphiaが勝点を1以上落とすことを祈るだけというやり方もあり得ます。FlyersのROWはDetroitよりも3少ないため絶対にROWではFlyersはDetroitに(Bostonにも)追いつけないので勝点で並べばFlyersが脱落となるので。

ごちゃごちゃ言いましたが、細かい事を抜きに整理し直すと、DetroitとPhiladelphiaは自力プレーオフ進出の可能性があり、Bostonには自力進出はない。Detroitはシュートアウトにならずに勝てば進出確定。Philadelphiaは2連勝すれば進出確定。当該チームが勝点を落としまくる他の可能性もいろいろありますが、その場合は各チームはROWを積み重ねられないことになるので、ROWが現在最も高いDetroitが有利となります。

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