アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NHL/Ice Hockey

NHLの謎の休日

昨日金曜日はNHLが一試合も試合を開催しませんでした。意識して観察してきたわけではないので過去にも例があるのかもしれませんが、相当に珍しい事態ではあったはずです。その前夜の木曜日も遅い時刻の試合がなかった。なにか意図があるのか。
来週からNBAが開幕する。週末はカレッジフットボールおよびNFLがどんと構えている。MLBはポストシーズンの真っ最中。アメスポが最も混み合うこの時期の比較的ライバルの少ないこの金曜日になぜか休みの日を作る?どういう意図があったのか。前日木曜日はNFLのThursday Night Footballで大都市圏の2チームNew York GiantsとPhiladelphia Eaglesが対戦しているのにそれにはお構いなしにかぶせて多数の試合を組んだNHLがなぜこの金曜日をそんなにまでして避けたのか。シーズン中の土日でも開催地を工夫(カナダ開催が多かったり、フットボール人気の弱い都市での開催)して重ならないようにしてフットボールとも共存してきている実績もあるのになぜこの日に限って全休?

なんとか考えられる理由はカレッジホッケーの本格開幕日がこの日だったことでしょうか?別の記事でフットボールやバスケと比較してカレッジレベルでの露出が低い野球はNCAAとタイアップしてもっとユースを盛り上げるべきではないか、というコメントをいただいてます。それと似たことをNHLが意識してカレッジホッケーに一日譲ったということか?自分で書いていてもものすごく疑わしい理由なんですけど、他に理由を思いつきません。そもそもカレッジホッケーの放送なんて大半の家庭では見られないです。

Capitals豪快7ゴール & 完封発進

NHLが開幕。昨季の優勝チームWashington Capitalsのセレモニー&優勝バナー掲揚が試合前にありました。相変わらずアメスポはこの手のセレモニーの盛り上げがうまいです。シーズン中の激闘、シャンペンかけ、オフシーズンの優勝カップを各選手が24時間(だったか)専有できる間にやった奇行なども交えたビデオで盛り上げ。なお優勝リングの贈呈はこの日ではなく2日前に済ませていたそうです。

その興奮さめやらない試合開始僅か24秒でCapitalsが華麗に今季初ゴール。続けざまにそこから1分も経たないうちに2点目のゴールも入ってお祭り状態へ。結局7−0の圧勝でCapitalsが新シーズンの開幕戦を飾ってます。こんな幸せな試合もあるんですね。

その裏でCapitalsのフォワードTom Wilsonが20試合出場停止を喰ってます。理由は頭部への打撃。20試合と出場停止が長いのはこれが4度目の違反だからとか。各スポーツで脳震盪を避けるべく措置が取られているのは良いことであろうかと思います。まあだからと言ってなにせホッケーなので、なかなか根絶できないところ、今回は20試合分のサラリーも失う措置が発動され、Wilsonは$1.2 million以上を失う大きな経済的ダメージを受けることになりました。これは現行のNHL労使協定で取り決められていた措置だそうです。罰金などよりも遥かに堪える罰則です。
Wilsonは試合前のセレモニーには出席アイス上にはユニフォーム姿で登場してましたが、試合には出場できず。まあセレモニーに出席できたのは幸いでしょう。優勝バナー前でチーム写真を撮っていたのに入れなかったら悔いても悔いきれないような。

明日は西で昨季準優勝となったVegas Golden Knightsの開幕戦がありますが、そちらの盛り上げも楽しみです。

別件ですがついでに。Edmonton Oilersがドイツでプレシーズンの最後の試合を地元のKölner Haie(英語風にスペルや愛称を英訳してCologne Sharksと報道しているメディアもありますが)と対戦。なかなか盛り上がっていました。18500人収容の北米以外では世界最大のアイスホッケー会場での試合ながらチケット販売開始後10分だか30分だかで完売したという地元期待の試合。ドイツ人選手C Leon Draisaitlを擁するOilers。その父親がKölnerの監督を勤めているという親子対決。さらに試合前にはドイツのホッケー代表監督(あの冬季五輪での激闘決勝戦の記憶が蘇る)がパックドロップに登場して大喝采を浴びてました。いまがドイツホッケーにとって歴史的に最高の幸せな時期なんでしょう。

OilersというとNHL的には若きスーパースターConnor McDavidのチームとなるんですが、この日はドイツ凱旋のDraisaitlに主役の座を譲って先発もDraisaitlのラインが勤めています。Oilersのチーム事情は存じませんので放送の受け売りをすると、昨季はLeon DraisaitlはMcDavidとラインメイトだったのを、今年はDraisitlが一本立ちしてCとして別のラインを率いる体制に変えてオフェンスの厚みを上げてOilersの再生を目指す、という話です。
試合の方はまたうまいことにドイツ人コンビでTobias RiederがLeon Draisaitlから来たパスを決めて二人のドイツ人で先制点をあげてます。上で書いたCapitalsの開幕戦の祝砲ゴールとともに出来過ぎだろ、という。試合は3-3で延長戦に入った後、Oilersが勝利しています。プレシーズンなのに延長戦をやるんですね。ちなみにOilersの二人のドイツ人選手は平昌冬季五輪には参加してません。NHLが選手の派遣をしなかったので。

NHL開幕とNBAからの圧力

10月となればホッケーNHLの開幕です。今日から開幕、昨季Stanley Cupを獲得したWashington Capitalsがホームで優勝バナーの掲揚・リング贈呈などを行う予定。翌木曜日には準優勝となったVegas Golden Knightsが地元ファンの前でNHL史上に残るデビューシーズンでの大健闘を祝う予定になってます。

大雑把なアメスポカレンダーの流れとしては9月NFLおよびカレッジフットボール開幕、10月NHL開幕、11月NBA開幕と続々と各ジャンルがそれぞれのシーズンに入っていく。というのが過去の常識だったのですが、NBAがシーズン開幕を前倒しにしてきているのが気になります。今季のNBAのシーズン初戦は10/16。NHLの10/3と2週間も違わない。バスケの夏侵攻というテーマでバスケットボールが従来の冬スポーツというくくりを抜け出して通年型のスポーツになっていこうとしているということを何度か当ブログで書いています。が夏側へのシーズン拡張だけでなく、シーズン開幕を前倒しにして秋側にも侵攻していると言うこともできそうです。この秋側への拡張で被害を受けるのはNHLになるのか。それともNHLとはファン層が異なるのでNHL側には影響はないのか。それともMLBのポストシーズンに影響が出るのか出ないのか。
NBAの近年の開幕日を拾うと今年が10/16、昨年が10/17ですが、2年前は10/25で当時過去一番早い開幕。それ以前は10/27、10/28、10/29、 10/30、2011-12シーズンの労働争議でのクリスマス開幕を挟んでその前も10/26、10/27、10/28の開幕となってます。曜日で開幕日を選ぶので毎年少々ずれるのは当然なので昨年の早めの開幕もその一環かと思っていたら今年はさらに早い。過去の10月末開幕を改めてシーズンを半月伸ばしてきたということなのでしょう。

謎のPED使用での処分はトレンドか

NHL Vegas Golden KnightsのNate SchmidtがPEDの使用で20試合の試合停止をリーグから言い渡されています。
どうも変な事件です。NHLからリリースされた資料には検査に引っかかった薬物の名前がない。NHLはこの件に関して既にくだされた判断以上の情報提供は一切公表しないとしていますので一般に何が引っかかったのかはわからないままになりそうです。Schmidtはこの判断に反発していますし、発見された物質も極微量であったとされます。 リーグとの取り決めがあるのでしょう、Schmidt側もその疑惑物質の名前の公表はしていません。

似た事例にこのオフシーズンにNFL New England PatriotsのWR Julian Edelmanも使用薬物の名前が公表されないままでPEDルール違反を問われて4試合の出場停止処分を受けてます。こちらのケースではEdelmanは謝罪コメントを公表しており、処分内容や検査結果について争わないことで決着してますが、いったい何がどうなってPED違反が起こったのかは外部からは謎のまま。
それが謎だったせいもあり、延焼もしています。PatriotsのQB Tom Bradyの個人トレーナーであるAlex Guerrero(チームのメディカルスタッフと対立して、結果昨季スタジアム内の個人クリニックが排除された)からEdelmanに禁止物質が渡ったのではないかという疑惑がどこからか上がって(ソースは謎。謎が多いのです)、マスコミがBradyにその件を直接尋ねました。Bradyは不機嫌に馬鹿げていると一言残したままそれ以外はノーコメントとしてその記者との会話を打ち切ってます。

Edelmanは前年のプレシーズンで右膝のACL損傷で2017年シーズンを全休。そこからの復活を目指す2018年シーズンのハズでしたがいきなりケチがついた形になってます。PEDが負傷からの復活の過程での筋肉の増強を図ったものかもなあと想像します。
同様の怪我・手術をしたアスリートを個人的に知ってます。術後、ドクターから運動OKが出た時点で見せてもらったのですが、怪我をした側の足の筋肉はごっそりなくなってました。ご本人によれば結局左右の筋肉の差が目視でわからなくなるまでに2年ほどかかったと言います。 プロのトレーナーが付いて一般人とは違うメニューで復活に向けて鋭意トレーニングをしたであろうEdelman。元々Edelmanは誰よりも毎日早く練習に現れる練習の虫として知られる選手ですのでリハビリも現在のスポーツ医学のベストの方策が取られて、本人の努力も大変なものがあったのでしょう。ただその最中の時期にPED違反で捕まったわけですからリハビリで禁止物質を使って復活への速度を早める意図があったのであろうと想像されます。

16試合制のNFLでの3試合出場停止は、18.75%
82試合のシーズンのNHLでの20試合出場停止は、24.4%
Schmidtに下された処分の方がシーズンに占める比重は高いですね。意図的な摂取なのが明らかになったEdlemanの処分が比較的軽いのは事実関係を争わないことで1試合程度出場停止処分期間を短くしてもらった可能性があります。もし4試合出場停止だとシーズンの25%であり、ほぼNHLがSchmidtに下した処分と同じ割合となります。

使用物質の詳細を明らかにしないのはリーグ内外での模倣犯の出現を防ぐためでしょうか。プロのアスリートが違反のリスクを犯しても使おうをした物質となれば宣伝効果は抜群でしょうから、公表すればその違反物質の製造流通に関わる人間を利することになりますから。

NBA NHL短信

いよいよフットボールシーズン開幕が直前。その後はNHL、続いてNBAとシーズンが開幕していくのに備えてキャンプが始まることになります。そちらの話題をフットボール三昧になる前に少し。

NBAの東の本命となるBoston Celticsが昨季の新人スターJayson Tatumをスターターから外すべく構想を練っているという話が漏れてきています。2017年ドラフトの全体3位で指名、エース格の抜けた昨季のBostonを支えて一気に未来のNBAのスター候補となった20歳。プレーオフでも大いに経験値を伸ばしました。Bostonは昨季を全休したGordon Haywardと、プレーオフを全休したKyrie Irvingが完全復帰となる予定で、チームの陣容は最高レベル。いまから来年のGolden StateとのFinalsが想像されて楽しみであります。陣容があまりに豊富でどういう先発5人にするか注目だったのですが、どうもCelticsはTatumをベンチスタートにする決定をしたとかしないとか。
ということは予想される先発メンバーはKyrie Irving、Jaylen Brown、Gordon Hayward、Al Horford、Aron Baynesってことでしょうね。そしてベンチにTatum、Marcus Smart、Marcus Morris。うーんWarriorsのDeath Lineupと同じく先発には大型センターは入れるけど、実際のベストメンバーはBaynesの代わりにTatumが入ったラインナップという感じでしょうか。

NHLではDetroit Red Wingsの全盛期を支えたスターHenrik Zetterbergが全休になりそうだとか。なんとも寂しいですね。37歳ということでキャリア晩年。この歳で全休シーズンは引退に直結してもおかしくないところですが。
ともに全盛期のスーパースターだったPavel Datsyukは既にNHLを去ってロシアに帰国。HCだったMike Babcockはすっかり青色のチームのHCが似合うようになってきていよいよ本格的にStanley Cupを狙う態勢づくりにいそしんでいる。Red Wingsの連続プレーオフ登場記録も途切れて、古き良きホームアリーナJoe Louis Arenaもなくなった。NHLの一時代を築いたダイナスティは完全に消えてしまうのだなあという感じです。

Washington Capitals、優勝を花道にHCが辞任

NHLで悲願の初優勝を遂げたWashington CapitalsのHC Barry Trotzが唐突に辞任を表明してます。たぶんどこか他のチームからヘッドハンティングを受けたんではないかというのがニュースを聞いての直感です。
この前の優勝祝賀パレード後のセレモニーでは「来季もまた優勝するぞー」ってやってたんですけど、気が変わったか、そもそもあれはリップ・サービスだったか。気が変わったのだとしたらCapitalsとの契約延長交渉でCapitalsが条件で渋いことを言ったのかもしれません。

当面無所属になって2020年始動予定のSeattleの新チームのHCに就任なんてのも一休みしつつ良いかもしれません。

コミッショナーへのブーイング?

ここ二日間で相次いでNHLとNBAがシーズンを終了しました。方向性は違いますがともに良い優勝になったかと思います。一方は苦節の初優勝、もう一方は4年間3度目の優勝で王朝モードですね。

NHLの優勝が決まったのはLas Vegasでの第5戦。試合後の表彰式に出席したNHLコミッショナーGary BettmanにVegasの地元ファンからブーイングが浴びせられてましたが、これはくだらないと思いました。Bettmanが各地で(特にカナダのチームの本拠地で猛烈な)ブーイングを食うのは恒例なのですが、Vegas Golden Knightsのファンから見てどこかにGary Bettmanを非難すべき点があるのでしょうか?ただのファッションでのブーイングとしか思えないのですが。

アメスポメジャースポーツがリーグ拡張に揃って慎重な中、Bettmanが果敢にこれまでメジャープロスポーツのなかったLas VegasへのNHL進出を決定した。そしてGolden Knightsは新創設チームにとっては想像をはるかに超えた成功を収めました。Las Vegasの地元ファンはGolden Knightsの快進撃に喝采を送り、誰もの予想を超えたスポーツの快感、勝利の喜びを味わったはずです。それは過去レポートした通り同市での稼働中のTVの半数がGolden Knightsの試合にチャンネルを合わせていたという現象にも現れてます。それが可能になったのはシーズン前のエクスパンション・ドラフトのルール設定(代償トレードルールも含む)に負うところが大きい。そのおかげで初年度からNHLで戦える陣容を確保できた。そのルールを決めてくれたのもGary Bettmanでしょう。いったいどこにBettmanにブーイングすべき理由があるのか、理解できません。
カナダのNHLチームのファンがBettman嫌いなのは1993年から在職中の長い歴史が理由です。その在職中にカナダのチームをいくつもアメリカに移転させて、至宝Gretzkyを国外流出させ、カナダのホッケーをないがしろにしてきたという思いがカナダのホッケーファンには強いという大きな理由があります。いまとなってはNHLはカナダに帰還しつつあるしその理由も消えていってよいようにも思いますが、まあとにかく理由はあった。だけど新参のVegasのファンにはそんな話は関係ないわけです。理由もなくただの鬱憤晴らしで誰かをけなせば気持ちが良いというようなものではあってはいけないように思います。ファッションでのコミッショナー批判は違うと思うのです。


NBAの方でもコミッショナーAdam Silverへのブーイングもあったそうです。NHLのBettmanやNFLのRoger Goodellへのそれと比較すればないに等しいようなものとも思いますが、まあ批判される方もいるのでしょう。

Silverコミッショナーへの批判というのはどの部分を指しているのか個人的にはよくわかりません。当ブログにコメントいただいた話からすると戦力の非均衡を問題にしているんでしょうか(他にもあれば知りたいです)。これはよくわからない話です。

「KDのFA移籍を阻止するべきだった」とか言うFAルール無視の越権行為をコミッショナーが取るべきだったというようなお話でしょうか?どういう権限でそんなことが可能なのでしょう?それともFA制度自体を強く制限しておいて有力なFA選手が弱いチームへしか移籍できない制度にしておくべきだったということでしょうか?つまり実質FA制度自体をなくせ機能不全にしろ、不完全FA制度にしろという批判ということになります。そんなドラスティックな選手の権利を無視した制度でしか実現できない強制的な戦力均衡策はコミッショナーの意向があろうがなかろうが選手会が同意するわけないんですけどね。この部分でのコミッショナー批判はお門違いという気がします。
それに弱いチームに絶対有利なFAルールなんて作ったら今以上にタンクが横行してわけがわからなくなるはずですが。そんなものがおもしろいでしょうか。

あと時系列を確認しておきたいんですが、今のCavs/Warriorsの二強体制の下地ができたのは現行の2017年締結の労使協定CBAのルールせいではないです。その一つ前の2011年当時のルール下でLeBronはCavsに帰ってますし、Oklahoma City ThunderがDurant/Harden/Westbrookを維持できなかったのも2011年CBA下の話です。2011年当時のCBAのルール設定がどうなると2014年就任のAdam Silverの非になるのか理解ができません。
またSliver政権下での2017年の現行のCBA改定を批判する方がいるとして、本当にルールを把握しているのかなと不思議に思います。2011CBA→2017CBAの変更点をまとめたNBAが公式に提供している資料がこちらにありますので英語の読める方はぜひ一読をお薦めします。Super Maxその他の残留促進ルールを加えており、これ以上やるとしたら選手の権利を大きく削るFA制限以外ないのでは。他にやるとしたらハードキャップですかねー。それがおもしろいかはわからないですが。
また選手が減額を飲んでスーパーチーム結成するのを阻止することは雇用契約の自由意思を奪うことですからNBAのルールという次元とは違う違法行為になる可能性があると思います。

いまのNBAがおもしろくないと感じる方が一定数いるのはなんら問題ではないと思うんですよ。意見がいろいろあるのは常に良いことですから。おもしろいと思う人もいるしそうでない人もいる。昨年のプレーオフはひどかったのはさすがに私も思いましたが今年はずっとおもしろかったというのが私個人の感想です。ちゃんと次の時代の芽は出ていると感じられるからです。
それぞれのファンの感想とは別に現実としてカネの流れ、視聴者数動員数、セールス、好感度調査などすべての数字の指し示しているところはアメスポ市場の中でNBAは現在とても良い位置にいる(見方によればNFL以上に)という事実を無視してはいけないようにも思います。

Ovechkinの苦悩終わる Capitals初戴冠

NHL Stanley Cup FInal第5戦、Washington Capitalsが4-3でVegas Golden Knightsを下して4連勝、4勝1敗で初の王座につきました。チーム創設以来43年目の初戴冠。プレーオフMVPにもなったAlex OvechkinはNHLキャリア13年目、32歳で遂に頂点に届きました。おめでとうございます。

試合は第2ピリオドが過去のプレーオフを思い出しても屈指の大変な攻防となり大熱戦。オフェンスの形の作れず苦戦するVGKが粘って粘って1-1の同点ゴール。しかしその直後、まだVGKのゴール選手のアナウンスをしている真っ最中にOvechkinの華麗なスーパー技ありゴール。相手に押し倒されたVGKオフェンスの選手がはまったゴールに飛び込むVGKの同点ゴール、などなど双方が持ち味を出して奮戦。これは興奮させてもらいました。
VGKの1点リードで突入した第3ピリオドにはCapitalsのDevante Smith-Pellyの横っ飛びゴールで三度同点。全体としてはVGKのガス欠が感じられ、Capitalsに分のある試合展開。
Finalのフィナーレにふさわしい好試合だったこの決着戦、惜しかったのは最後の決勝点が事実上、VGKの自軍ゴール裏でのアンフォーストエラーからのターンオーバーから発生したところか。あの場面のアレは痛い。あの辺にもVGK側のガス欠ぶりが感じられたように思います。それをきっちり咎めて仕留めたCapitalsの快勝と言っておきましょう。

Stanley Cupを高々と掲げた順がOvechkin、Backstrom、Orpikと意外な順でしたね。プレーオフMVP候補の一角だったEvgeny KuznetsovはTVが映している間には順番が廻ってすらきませんでした。

CapitalsファンがWNBAの会場を占拠へ

NHL Stanley Cup Finalで王手をかけているWashington Capitals。今プレーオフが進む中、アウェイの試合の際に本拠地のCapital One Arenaをパブリックビューイング会場として満員のファンを動員してきています。第5戦はアウェイのLas Vegasで。その試合に合わせて今度もパブリックビューイングをやりたかったようですが、実は同日同時刻に女子プロバスケWNBAの試合が同会場では組まれていたため当初はそれができないかもとなっていました。

それがWNBAの試合の方を4PMから開始に繰り上げ、その後Capitalsのパブリックビューイングに会場を空けるということになったようです。NHLの方は8PM試合開始予定。平日4時の試合開始ではもともとWNBAの試合のチケットを持っていた人で観戦できない人もでたはずですが、同市のメジャースポーツにとっては26年ぶりの優勝の瞬間を大々的に祝う方が大事だという判断でしょう。さらにその後WNBAの試合は無料開放ということに決まった。既にチケットを持っている人は払い戻しまでして無料化するのだと。
そうなると会場での席取りを考えればWNBAの試合をやっている最中からCapitalsファンが大挙集結して満員になることが予想されます。そうなると記録上はWNBAの史上最大の試合動員記録になるかも。

これ、会場は優勝すればその場でグッズが飛ぶように売れる可能性が高く、また夕方から優勝決定まで長時間会場内にいる人たちは確実にメシ酒その他でかなりのカネを落とすというソロバンを弾くとWNBAの試合をまるごと買い取って押しのけるぐらいは構わないということなんでしょうね。それに素直に応じたWNBAもそれなりに儲かる条件が提示されたのでしょうからwin-winか。

それでもこの状況で大損をした人もいるようです。というのはWNBAの試合が無料開放となるという話が決定する前に、先にWNBAの試合が4PM開始となるというニュースが流れた。その段階でWNBAの試合のチケットが転売市場で暴騰、$500とか$1000とかで売られていたというのです。それを高値で買っちゃった人が若干名いたようなのです。パブリックビューイングで良い席を確保したかった人が。その後試合は無料開放と決まり、そういう席を高値づかみした人も額面分は払い戻しされることになりますが、WNBA Washington Mysticsの試合の券面価格は$20とか高くても$44とか。焼け石に水ですね。それでも良席は確保できたのだからいいのでしょう。そもそも一席に$1000を投じようと思う(それも本当の試合ではない)人はお金の余っている方でしょうしね、そういう方にとっては大損というほどの損でもないのでしょう。
いろいろおもしろいです。
記事検索
最新コメント
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文