アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NFL/Pro Football

やっぱりまだ野外スポーツには寒い

3月となりましたがアメリカの多くの部分ではまだ寒いです。一昨日行われた女子サッカー代表の東海岸Philadelphiaの試合がとても寒そうでちょっと選手たちに気の毒そうだったのですが、それどころではない大変なコンディションの中で試合をしている野外スポーツリーグがあります。

まず初シーズンを戦っているフットボールのマイナーリーグAlliance of American Football通称AAFのOrlando Apollos@Salt Lake Stallionsの試合が雪降る中での大変な試合に。高地Salt Lakeにチームを作った段階でこれは想定内の事態なんでしょうが、それにしてもちょっとこれは選手がかわいそうです。お客さんは当然いない中での試合。選手もそうですが両軍の老将のお二人も大変だなという感じです。Orlando ApollosのHCは元Florida Gatorsで全米制覇したSteve Spurrier、御年73歳。対する地元Salt Lake StallionsのHCはMiami-FLで全米制覇を果たしているDennis Erickson71歳。カレッジでは成功、NFLでは失敗と似たキャリアのフットボールファンにはお馴染みのお二人。AAFから請われて受けたコーチ職なんでしょうが、こんな雪の厳冬の日に3時間も野外で立って指揮。大変です。

サッカーMLSが今週末からシーズン開幕。アメリカの大都市でもっとも高地にあるDenverでPortland Timbers@Colorado Rapidsの試合は現地の気温が摂氏マイナス12度だったそうです。サッカーどころじゃない気温です。雪も降り続き、ピッチのライン部分だけ除雪して試合続行。
この時期にDenverではこんなことは当然起こること。

AAFの方は最初からNFLのオフシーズンの厳冬期に二期作マイナーリーグという位置づけなので創設時の8チームは多くが南部か西海岸に作られているんですけど、なぜかSalt Lake Cityもそれに含まれていたわけです。寒いんじゃないの?と思った通りの結果ですね。Orlando ApollosのSpurrierはこの試合だけであとは温暖のフロリダがホームですが、Salt Lakeを指揮するDennis Ericksonはこの先も高地に遅い春が来るまでこんな試合が続くんですね。
MLSの方は全国展開が進んだので3月開幕時にはどうやっても極寒の試合は避けられません。避けられないのだから開き直って寒いの上等で@Coloradoでの開幕戦を組んだのでしょうが、選手は大変です。試合は3−3とゴールの多い試合となって寒い中見守ってくれたファンにはまずまずのエンタメ度の試合になったかもです。

総括としてはやはり3月のアメリカは野外のエンタメにはまだ寒いよ、ということでしょう。

Johnny Football、AAFへ参戦か

元NFL Cleveland BrownsのQBだったお騒がせJohnny Manzielが数日前にCFL Montreal Alouettesからリリースされています。CFLの発表によればManzielに非公開の契約違反行為があったためAlouettesからリリースされるとともに他のCFLチームもManzielを獲得できない措置としたとのことです。これでManzielはCFLからも排除されたことに。

Manzielにとってタイミングの良いのは新興プロフットボールリーグのAAFが今月から始動。さらに来年にはXFLも活動を再開する予定となっていること。AAFは地味に創設初年度を現在展開中。Manziel加入となれば話題性は十分で、AAFにとっては大いに宣伝になります。素行はある意味犯罪者よりもタチが悪いManziel、実際に戦力になるかどうかは期待できなくても獲りに行くのは確実なのでは。

来年スタートとなるXFLの方も黙ってここでAAFにManzielを渡したくないので始動は来年でもいますぐに声掛けをして契約を模索する可能性もあります。AAFは普通にスポーツとしてフットボールをNFLのオフシーズンに開催する方向だと理解してますが、XFLはもっと派手にプロレス風演出もしてショー化する方向。リーグの興行の方向性としてはManzielの既に広まった悪のキャラクターはXFLにうってつけ。思い切った契約を今の段階で提示する可能性も否定できません。

XFLはフットボールに再参入すると発表して以降はあまり目立った動きがなく、静かに2020年に向けて準備をしてきたわけですが、悪の逸材Manzielがこのタイミングで契約可能となったことで方針変換するかもしれないです。

Kyler Murrayの背がニュースになる

NFLのドラフトコンバインが進行中です。その最大のニュースがKyler Murrayの背だというのがちょっとおもしろいかなと。コンバインでの計測の結果5フィート10インチを少し超えたところと発表になってます。シーズン中にはカレッジフットボール解説のKirk Herbstreitが「実際に会ったけど5フィート9もない」と試合中継中に発言したりしており、Oklahomaの公式サイトでうたっていた公称の身長の数字が大いに疑われていました。

NFLの上位指名確実の選手はドラフトコンバインに参加しなかったりするものですが、Murrayは参加して身体のサイズ計測に臨んでます。サイズについての疑義を払拭するためにはコンバインに行って皆の監視下で実測してもらう以外の手がなかったからでしょう。本人は自分の身長は知っているけれど、アメリカの一般の計測はいい加減なので学校の公式サイトに掲げられた数字では誰も信じない。その上マスコミでもっと低いと散々言われているのも知っていたはずで、それを正すためにはコンバインで、ということでしょうね。
結果はOklahomaの公式に出ていた数字が真であったことが確認されてやれやれということになりました。

私も経験がありますが、アメリカの身長の記録はまったくアテになりません。自主申告で済まされてしまう場合多々ですから。

SliverがNFLへ?

当ブログでは過去何度も各ジャンルのコミッショナーについて批評をしてきています。ざっとの話でいえばNBAのAdam Silver、NHLのGray Bettman、MLSのDon Garberの仕事ぶりには概ね賛意と称賛。MLBのRob Manfredについてはそのスピード感の欠如にがっかりさせられ続けていると批判。NFLのRoger Goodellは以上の5ジャンル中最悪と考えています。

NFL GoodellとMLB Manfredのどちらがより悪いかというと見方次第ですが、仕事ぶりはどっちもどっち。但しGoodellがよりマズいのは選手・元選手たちからの支持もファンからの支持もとうの昔に失っているので、何をやっても批判的に見られ、そういう方向のマスコミ記事が増えて、さらに信用を失うスパイラルに入っているのでいまさらどうしようもなくなっているところでしょう。そこの面ではManfredはGoodellほど風当たりは強くない。
SNSでもGoodell批判は熾烈。耐えきれなくなってGoodellの奥さんが仮名のSNSアカウントからGoodell擁護の書き込みをしまくっていたのがバレたなんていう恥ずかしい事件もありました。ミリオネアの奥方なのに庶民と同じメンタリティなんだなあ、というのは微笑ましかったりもしましたが。
MLB Manfredへの風当たりが強くないのは一般スポーツファンやスポーツマスコミ全体が野球への関心を失っているという面もあるので喜んでいる場合ではないですが、少なくともManfred自身の地位は危ないということはないでしょう。そちらは一層の改革推進を期待したいです。


ファン選手に嫌われてもその地位をこれまで維持してきたGoodellの生命線はNFLのオーナーたちとの関係でした。しかしその基盤も徐々に危うくなってきたかなということを示唆する噂が出るようになってきました。なんとGoodellの後任にNBAのコミッショナーであるAdam Silverをヘッドハントしようという噂です。
Adam Silverは1992年にNBAに加入して30年近くをNBA一筋で過ごしてきた方です。メジャープロスポーツ経営のプロでしょうが、フットボールについては門外漢。それでもSilverの名前が上がる。これはGoodellへの不信任であり、NBAで選手の厚い支持を取り付けているSilverの手腕への憧れの現れなのでしょう。

Adam SilverがNBAコミッショナーに就任したときは、前任のDavid Sternさんが名コミッショナーだっただけに代わったSilverがどんな舵取りをできるか多少の不安は感じましたが、まったく問題なくこれまで来ています。例えばNFLでこじれにこじれた国歌膝つき問題をSilver率いるNBAは見事に切り抜けて処理しました。選手会からの信任も厚い。
NBAとしてはビジネス絶好調の今、NFLにコミッショナーを簡単に引き抜かせるようなヘマはしないと思いますが、それでも強奪できるようなものすごい額をNFLが提示できるのか。Adam Silver自身はDuke大卒できっと学生時代にBlue Devilsバスケの洗礼を受けてこの仕事に入っている方ですから、NBA・バスケへの思い入れは強いはずで、単にお金だけでNFLが引き抜けるような人材ではないようにも思いますが、どうか。

他のスポーツからコミッショナー人材を引き抜くのだととしたらサッカーMLSのDon Gerberの方がはるかに引き抜きやすいはずです。近年はまずまず好調とは言えまだまだサッカーMLSではコミッショナーに払える金額は知れています。MLSのGerberのサラリーは未公表ですが年間$3 million程度とされます。ほぼNFL選手の平均サラリー程度です。対するNFLのGoodellの年間サラリーが$31 million。Don Gerberは元NFLの副社長から転出してMLSに行った人なのでSliverよりはフットボールもわかってるはずです。

MLSはリーグ拡張ビジネス(フランチャイズ加盟料で儲けている)で現在は潤ってはいるのですが、早晩リーグ拡張には限界が来るのは見えている。それはGerberもわかっているはずなので声がかかれば移籍は簡単に実現しそうです。ネックになるとすればGerberの年齢か。Goodellが現在60歳、Gerberが61歳です。Adam Silverは56歳。

OhtaniとMurrayが拓くWinstonの未来

今回の記事は完全に空想です。でもこうなったらすごくおもしろいだろうなと。

別項のコメント欄で話題として話したNFL Tampa Bay Buccaneersの正QB Jameis WinstonのNFLでの将来は明るくないのではないか、という件。アメスポファンはご存知でしょうがWinstonはカレッジ時代まで野球とフットボールの二刀流の選手でした。
両競技でカレッジ界の強豪校であるFlorida Stateでプレー。MLB、NLFからともにドラフト上位指名されるのが見込まれる好選手でした。フットボールではQB。野球では強打の外野手兼リリーフ投手。MLBドラフトでは投手でドラフトされるべきか打者として指名されるべきがが話題になった野球でも二刀流、野球とフットボールでも二刀流という大変なマルチタレントだったわけです。

2013年にカレッジフットボールの最高の栄誉であるハイズマン賞を獲得、Florida Stateもシーズン全勝で全米制覇達成。早くもカレッジフットボール界で頂点に立ちました。ただその時点ではレッドシャツ1年生(=高校卒業から2シーズン目)でNFLドラフトにも、MLBドラフトにもまだエントリーできなかった。NFL・MLBともカレッジ入りした選手は高校卒業から3シーズン目の年からしかエントリーできないルールです。
それでカレッジフットボールではもう頂点を極めましたが、さらに1年フットボールと野球の両方をFlorida Stateでプレー。本人は野球もプロで続けたがっていたのですが、フットボールでの成功があまりにもめざましく野球での実績を凌駕してしまい、フットボール一本に絞ってNFLドラフトへエントリー。2015年NFLドラフトの全体1位で指名されてTampa Bay Buccaneersに入団したのでした。

そういうWinstonなのですが、NFL入り後はイマイチ。フットボールはQB一人だけで勝てるものではないですが、それにしても期待に応えた活躍とは言えない。全体1位指名で入ってBucsの救世主に期待されいたのにTampa BayはNFLの下位に沈んだまま。
Winstonより後にNFLに入ってきた若手QBたち=Winstonの翌年2016年の全体1位 Jared Goff(Los Angeles Rams)、同2位 Carson Wentz (Philadelphia Eagles)、2017年の全体2位 Mitchell Trubisky(Chicago Bears)、同10位 Patrick Mahomesといったところが既に頭角を現してそれぞれ指名時点では弱かったチームを早々にプレーオフへ導いています。Goffはこの世代で現時点で出世頭、Super Bowlにも到達。そんな中Winstonは4シーズンを終えてプレーオフに一度も到達できず。

いま名前を挙げた若手QBたちが出来過ぎという言い方も可能なのですが、Winstonは来季が契約最終年であり早くもキャリア正念場。来る2019年シーズンで大ブレイクすれば別ですが、Tampa BayがWinstonと再契約したいと考える可能性はたぶん低い。今年2019年ドラフトはQBの出物が薄いのでここでポストWinstonの選手を指名するかどうかはわかりませんが、とにかく近い将来QBの上位指名をしてくるんではないでしょうか。
他方Winstonの現契約の満了後を考えるとTampa Bay以外のNFLチームがどうしてもWinstonを欲しいと手を挙げるかどうか。フィールド外の問題もカレッジの頃から何度も浮上してくるなど面倒な選手でもありそのままNFLの選手としてのキャリアエンドとなっても不思議ではないかもしれません。少なくともスターターとして生き残るのは難しそう。どこかのチームのバックアップQBとしてなら頑丈そうで走れるQBということで重宝される可能性はありそうです。

というわけでここからが妄想の開始です。
2019年のNFLシーズンを終えた時点でWinstonは26歳となっているはずですが、その時点でWinstonが野球に再チャレンジしたらどうなるか、という想像です。

つい先日MLB界隈から出てきた改革案のひとつに、複数スポーツでプロを目指す選手をMLBに呼び込みやすくするための契約環境を整備をする、というのが一項として挙がっていました。Oklahomaでハイズマン賞を獲得したKyler Murrayを念頭に置いての話でした。MurrayはWinstonと同じくフットボールと野球の二刀流スター。2018年シーズンにカレッジでフットボールをプレーしていた時点で、MLB Oakland Athleticsから全体9位で指名を既に受けていました。フットボールシーズン中も「フットボールをプレーするのは今季だけ。来春は野球でプロに」と言明しながらプレー。
しかし想像以上の活躍でハイズマン賞を獲得後、本人も気が変わって最終的には最近になってNFLで勝負するという方向へ転換。ほぼそれとタイミングを同じくしてMLBの方で複数スポーツの選手の受け入れの環境整備をするという話が出てきており、MurrayにいつかMLBに来てもらいたいんだなあ、という感じです。

でその改革の件はMurrayを念頭に置いて出てきた話ですが、NFL一本で勝負と表明したいまとなってはMurrayがそのMLB側の制度改革を利用できるのは数年間NFLに挑戦した将来のことになる。Murrayより先にWinstonがその制度改革の恩恵を受ける可能性はどうか、というわけです。つまりNFLでWinstonがどこかのチームのバックアップQBをやりながら、春から夏は野球のプロとしてプレーできるならおもしろいことになりそうです。


さらに妄想を膨らませます。前述の通りWinstonはカレッジ時代まで野球内でも投打の二刀流でした。カレッジでの活動を終えた2015年の時点ではもしWinstonが野球に進むのなら投手としてか打者としてなのかを選ばねばなりませんでした。当時の議論も投打、どちらでWinstonの才能は伸ばすべきかというところで大いに紛糾したものでした。2015年当時では投打二刀流のままでプロに進むという選択肢はなかったのです。
それが4年後の2019年、事態は大きく変わっています。2018年のShohei Ohtaniの鮮烈デビューでMLBでの二刀流が100年の時を超えてホットなトピックになったのでした。その活躍を受けてのオフには2019年シーズンに向けて他にも二刀流を目指すマイナーリーガーが何人も出てきている。それがOhtaniのように両方でメジャーに到達できるような成果を生むのかどうかはこの先を見ていかないとわかりませんが、少なくとも両方なんて絶対ダメとは言われるとは限らない環境に変わってます。
どうでしょうか。NFLで回り道をしたJameis Winstonが二刀流野球選手として野球に再挑戦をするなんていうドラマは。回り道をしたおかげでMurrayが、Ohtaniが独自の戦いをしてきたことで開かれた道を使ってJameis Winstonの逆襲が始まるというような。まあこれが起こるとしたら2020年シーズンの話になりますからもう少し先の話ですが。

Kyler Murray NFLで勝負へ

当初の予想からすると大ハズレの事態となってます。MLB Oakland Athleticsと契約済みだったOklahomaの2スポーツスターKyler Murrayが今季ドラフト後NFLに本格挑戦して、MLBでのキャリアは当面横に置くという方向になったようです。カレッジフットボールシーズン時点ではMLB専任で行くという方向だったのが徐々に方向転換となり、1ヶ月半を経てついにNFLで勝負するということに。そういう決断に傾いたということは、これまでのプロセスでNFLスカウトから予想以上の高い評価を受けたということなんでしょう。

以前も当ブログで指摘している通り今年のNFLドラフトはQBの出物が不足しており、当初は出物不足だからMurrayもNFLに行くかも、ぐらいの観測だったのが、どんどん評価が高まり、今週になってからは昨年1巡目でQBを獲ったばかりのArizona CardinalsがMurrayを指名する可能性がネット界隈を騒がせました。あまりに騒ぎが広がったせいでCardinalsは2年目になるQB Josh Rosenが来季も自軍のエースであると声明を出して鎮火をしないといけないハメになりました。わざわざ昨季1巡目の指名権を使って獲ったQBから乗り換えまでしてMurrayを獲る。もし事実ならかなり珍しい乗り換えになります。Cardinalsの内部でMurrayを評価する声が出ていたのが漏れたのがその噂の火元だったようですね。

こうなるとではNFLのどこのチームが小型QBのMurrayに命運を託す決断をするか、というのが次の段階になります。2巡目とかならね、ともかく1巡目上位の指名権を使ってどこが行くのか。Giants、思い切れますかね。

XFLにBob StoopsがHCとして就任へ

ずっと静かだったXFLの再興の動きですが、ついにこのタイミングで動きがでました。元OklhomaのHCだったBob StoopsがXFL DallasのHCとして就任するのだそうです。これはちょっとしたニュースではないでしょうか。
タイミングとしてはNFLが終わり、XFLの対抗となる新興のAAFの初のシーズンが始まる前。このタイミングを狙って発表したということなんでしょう。

Bob Stoopsはカレッジフットボールの名門Oklahomaで18年間HC職を続け、全米制覇1回、Big XIIカンファレンス優勝10回。同校HCとしての最終年度2016年シーズンも11勝2敗でカンファレンス優勝をして余力十分の状態での勇退。どちらかというと、なぜ辞めるんだ?という疑問が呈されるような状態での引退でした。まさかその勇退の時点で既にXFLにスカウトされていたとかはないとは思うんですけど、どうだったのか。


シーズン終了、FAの季節へ、ですが

NFLもシーズンが終了。これでオフシーズンとなり各地で首脳陣やFAとなる選手の去就などが話題となります。オフェンス側のスターであるLe'Veon Bellが名前としては目立ちますが、どこが手を挙げるのか。Bellは今季を全休して稼げたはずのサラリーを放棄したいきさつがあるので来る次期契約では相当な金額を張り込まないと1年欠場した分を取り戻せません。そんな額をRBに払ってくれるチームがあるんでしょうか。そしてそんなチームがあったとしてそのチームは勝てるんでしょうか。

NFLはアメスポ内トップのジャンルですがことFA移籍だと地味になりがちです。その理由はNew England Patriotsの存在ではないでしょうか。高額FA選手を漁ることなく王朝を築いている。来季もまた自軍からFAで離れる選手が何人もでる予定ですがその後を追うことはほとんどない。それでもまた来季もNew Englandは優勝候補の一角としてスタートを切ることになるのでしょう。

NFLにおけるチームづくりとはとテーマを考えさせられるとき、なぜNew EnglandだとFA補強が最小限でも勝てるのか、ということを他のチームのGMも意識せざるを得ない。
特にNew EnglandはRBにはロクにカネを出しません。ドラフト4巡目で獲ってきたJames Whiteをパスオフェンスの脅威に育て上げて他にない選手にしてしまいました。昨季久々にRBをドラフト1巡目で指名、Sony Michelはそのままスターターに定着。昨年のドラフトではRBに将来のNFLの顔候補であるSaquon BarkleyがいたせいもあってMichelはほとんど注目を浴びませんでした。でもNew Englandが拾ってくるとこんなにうまくいってしまう。
選手を選ぶ眼力なのか、育て方がうまいのか。選手が実力以上の力を出せるなにかがNew Englandにはあるのか。

それができない他のチームはFAでBellなり誰かなりを補強せざるを得ない、と考えるのか。いまのNFLでRBに長期契約で多額の投資とか、考えただけでチームバランスを崩しそうで二の足を踏むチームが多いんじゃないですかね。

今季話題となった2つの反則をSuper Bowlで考える

Super BowlではLos Angeles RamsのQB Jared Goffは4被サック、サックとはならなかったものの倒された数多数。いくつかのサックはもろにハマったものの今季序盤に大騒ぎになったディフェンスの選手のQBへ体重を乗せての倒しとはならず、倒されまくった割には痛そうな場面は少なく、ケガもなく試合終了。身体的には壊されなかっただけでも良しとしなくてはいけないかと。心の方はかなり折れていたように見受けましたが。
PatriotsディフェンスのQBへの変幻多方向からの圧力をGoffおよびRamsオフェンスが読めず。誰が突っ込んできて誰がバックしてパスカバーに戻るのかの判断が若いGoffにはつかないのでスラントパスなどでディフェンスの隙間を突くこともできず、受け身にまわってしまった。この辺はPatriotsディフェンスの完勝なのでしょう。主戦RB Todd Gurleyは万全で出場すると試合前にRams側は主張していましたし実際試合にも出場したものの、ボールタッチは限られパスキャッチは1度だけ(マイナス1ヤード)、Ramsオフェンスの手数が限られてしまいました。

主力選手のケガでいえば試合中に腕を骨折したPatriotsのPatrick Chungを失ったPatriotsのディフェンスが危惧されましたがChung退場後もRamsを抑え続けました。Patriotsは昨オフにDCが交代、この日のお手柄となったBrian Floresもこれから数日後にMiami DolphinsのHCへの就任でまたディフェンスのトップが入れ替わるのですが、毎年DCが変わっても強いというのはすごいことだと思います。今季もNew Englandはパスインタフェアランスが極少ない。シーズン通して4つだったとか。この日もゼロです。その統率の取れ具合が尋常ではない。
昨季のSuper Bowlでディフェンスの要のMalcolm Butlerを原因不明の理由で出場させず(スペシャルチームのみ出場)接戦を落として敗戦、一部ファンからButlerをなぜ出さなかった出せば勝っていたSuper Bowlに勝つためにシーズンを戦っているのにSuper Bowl前の軽微な規律違反(たぶん)で実質出場停止とか本末転倒だなどと批判されたわけですけれど、いまこうしてミスが極少ないままで勝ちきったシーズンを見せられると、昨季のあのButlerへの処分は生きているのだと思わずにはいられません。

ところでNFC優勝戦でやかましく言われたパスインタフェアランスのノーコールの件はどうでしょうか。昨夜はRamsが後半の勝負どころでのRamsの右方向へのロングパス失敗でのPatriotsのダブルカバーはDBの手がレシーバーの腕にかかっており、もしパスインタフェアランスのノーコールをビデオ判定の対象にするならばアレは当然Ramsはチャレンジフラッグを投げたことでしょう。
試合を見た方も実況もほとんど問題にせずスルーしたのでお気づきじゃないかもしれないですが、もしNFC優勝戦の場面がダメだと大騒ぎするならば、昨夜のあの場面も同じことですよね。私はコールされても文句もないしノーコールでもどちらでも良いと思えましたが、制度変更したらああいう場面は全部チャレンジフラッグが飛んできてしまうわけです。そしてほとんど場合、ビデオでじっくり見られたら反則と判定せざるをえないのでしょう。本当にそれで良いのでしょうか。
それともNFC優勝戦のアレは「あきらかに接触が早すぎる」からダメで、昨夜のは「そうでもない」だから良いのでしょうか。そういう玉虫色の話だとしたら制度化できないんじゃないかと。

Patriotsの後任DCにはOhio StateからGreg Schianoがやってくるようです。元Tampa Bay Buccaneers HC。カレッジでRutgersのHCだった時代の選手が数名現在Patriotsに在籍もしているとか。DCが変わっても基本の規律はHCのBill Belichickが手綱をがっちり抑えているので来季もPatriotsの統率は崩れることはないのでしょう。

話が元に戻りますが、QBへのラフィングの反則をきつく咎めることになったことで41歳 Tom Bradyの選手寿命がさらに伸びています。若手新世代のQBも台頭してきていますが、その高い壁としてまだまだやれることを示したBrady。いつかは衰えるはずですし、昨夜もちょっといかがかと思われる危ないパスも何本もあったりしましたが、ご本人は来季にも意欲満々ですね。
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