アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NFL/Pro Football

Patriots逆転惨敗開幕

いよいよNFLも開幕です。今夜は昨季のチャンピオンNew England PatriotsがKansas City Chiefsを迎えての木曜日開幕戦。なんでも五枚目の優勝バナーを飾るためにスタジアムをオフシーズンに一部改築したとか。優勝バナーを飾る場所が足りなくなるほど勝てるなんて、改築コストがかかってもオーナー冥利に尽きるコストかと。今回の改築で11枚まで飾れるそうです。スタジアムの耐用年数を考えるとさすがにそれ以上に勝てることはないと思います。

昨季を勝ったチームより今季のチームの方が強いのでは、全勝パーフェクトシーズンを狙える、など前評判のやたら高かったPatriots。WR Julian Edelmanを開幕前に膝の負傷で失った(全休確定)にも関わらず前評判はまるで落ちないままで開幕戦を迎えました。そのEdelmanは試合前の優勝セレモニーに登場して喝采を浴びてました。む、歩けるんだ、という感じです。

最初のドライブからPatriots絶好調。Edelman抜き、復帰したTE Rob Gronkowskiもボールに触らないままであっという間に先制TD。QB Tom Bradyにまったく圧力がかからない楽々のドライブ。その直後のKansas Cityの攻撃は初っぱなのプレーでファンブルロスト。そこからPatriots二度目のドライブはGronkoの見事なキャッチでこれまたあっという間に2TD差、これはとんでもないblow outゲームになっちゃうのかな、と思いました。この辺はシーズン前からの評判からの先入観もあってんでしょうが。そのGronkoのTDキャッチがビデオ判定で取り消し。続く4thダウン&ショートを失敗してPatriots無得点。あとから見ればあそこが試合の転換点。Bradyへの圧力はなかなかかからないまでもChiefsディフェンスが粘ってビッグプレーを許さない。ChiefsオフェンスはロングパスTDで派手に切り返して、試合はPatriotsが押しているようなのに点差は広がらず。

Kansas Cityは試合前の時点でRBは2人のみ。先発は昨年までマイナー校ToledoのRBだったルーキーKareem Hunt。ドラフト3巡目(全体86番目)指名、地味に入ってきた選手です。それが前述の通り最初のプレーでファンブルロスト。カレッジは4年間で一度もファンブルロストなしの選手(ファンブル自体は1回=自軍が回収)が、プロでいきなりこれ。本人涙目でサイドラインで同僚やコーチに落ち着け、俺の目を見ろ、なんて感じで諭されていた。まだその時点ではPatriots完全優勢な情勢だったのもあって、あーこれは苦しいなあという感じ。だったんですが、その後は立ち直って最終結果はランで148ヤード1TD、5キャッチ98ヤード2TD。こんな展開になるんですね。最終スコア42-27でChiefsの完勝という結末に。

New Englandは試合途中でディフェンスの要 Dont'a Highwaterを負傷で失ったから云々色々事情はあるでしょうが、それにしてもこんなにがっつりやられてしまうのか、NFLは厳しいなあという感想です。

NFLプレシーズン ドラ2 Trubisky好発進

NFLのプレシーズンが始まっています。もう秋が来るんだなあ…というところまで涼しくはないのですが、フットボールが始まるというやはり季節を感じます。フットボールが即季節感に繋がるのはアメリカならではでしょう。

プレシーズン初日となった水曜日、二日目木曜日といくつか試合を見ました。何と言っても夕べのDenver Broncos@Chicago Bears戦での新人QB Mitchell Trubisky のデビューぶりが出色。これは出来過ぎなほどの内容。先発はMike Glennonだったのですがこちらはまったく冴えず。代わって出てきたTrubisky率いるBearsオフェンスのドライブが見事な前進ぶり。相手ディフェンスの圧力をさらっとかわしてのパス、ポケットに留まってのパス、無難なRBへのハンドオフ。何も奇をてらっていないのにスムーズに前進していくBears。次のドライブも同じくきれいに進んでいくし、あまりにもきれい過ぎるような。なんていうんでしょう、Bearsのファンの好みにぴったりの派手さはないが文句なしというドライブ。ショートランなんかもドライブ全体で見るとそこでちゃんとランをしっかり混ぜているからこそドライブが上手くいったと納得できる感じで。

プレシーズンで相手の練度もわからない段階で過剰な評価は慎むべきではあるんでしょうが、100点満点と言って良いデビュー戦となりました。先発QB Glennonがまったく進めなかった相手はあのDenverの先発ディフェンスであり、Trubiskyの相対したのはそうではない。相手が逆なら結果がどうなったかは分からないわけではありますが、期待が膨らむ試合ぶりだったのは間違いないです。

試合翌日となった今日の記者会見ではBearsはプレシーズン第二週もGlennonの先発で行くと発表。Trubiskyは大事に育てようというところですか。

TrubiskyはNorth Carolina大出身。ドラフトでは高評価でしたがNorth Carolina自体は全米優勝争いから遠い立場だったのもあって私も昨季ほとんど実戦で見ていなかった選手。ドラフトの時期になってどんどん評価が上がっていったのですが、その評価、ひょっとして大当たりなのかも、という期待が膨らむ一戦でした。来週も楽しみです。

Colin Kaepernickにみるアメリカの自由

8月、アメスポNo. 1ジャンルであるNFLのキャンプ、プレシーズンの季節です。各チームのファンが様々な細かいニュースに一喜一憂する時期でもあります。

その時期にColin Kaepernickの話題をやってみようと思います。昨季までSan Francisco 49ers所属でしたが、シーズン後に選手側のオプションを使って契約解除して退団。49ersではこの先も干され続ける、他のチームに移ればもっと機会もあり、後述する国歌国旗抗議問題のイメージ問題も和らぐだろうという読みだったのかもしれません。しかし現実は予想外に厳しく抗議問題が尾を引いて再就職への大きな足枷になっています。

Kaepernickが試合前の国歌演奏の際に起立しなくなったのは昨年の今頃。ちょうど白人警官による黒人市民殺害など人種間遺恨が大いに話題になっていた時期です。現在のアメリカ国家の統治に黒人種としてプライドを持てない、などとして国歌演奏時にベンチから立ち上がらず。その後は片膝を突く形として抗議は続けるものの一定の敬意は表明する形に変えている。さらに2016シーズンオフには起立する、と態度は軟化方向ではあります。49ers内でもKaepernickに同調してKaepernickと共に片膝スタイルで国歌に臨む選手がいたし、他ジャンルでも例えば女子サッカー米代表のMegan RapinoeがKaepernickに同調。ちなみにRapinoeは白人選手です。

非暴力の抗議行動・意見表明はアメリカ憲法で保障された権利という意味でKaepernickやその同調者が罰せられるべきではない、というのが建前なのですが、現実はそうならず。例えばRapinoeが所属する女子サッカープロリーグNWPL Washington SpiritはRapinoeの抗議行動をさせないためにチームに知らせないまま国歌演奏を選手の入場前に済ますという奇手でかわしています。つい先日行われていたTournament of Nations(日本代表も参加)では起立していたようです。

まあ女子サッカー程度の露出と影響力であれば無視する方が、騒ぎ立ててニュースにしてしまうよりはマシというのが反抗議行動側の対処としては適当なのでしょうが、これがアメスポNo. 1ジャンルのNFLだとそうはいかないわけで、そこにKaepernickの災難があります。

Kaepernickが49ersで先発QBの座を追われたのは成績もぱっとしなかったこともあってそれ自体を差別行為・違憲行為だと糾弾することはしにくいですが、このオフシーズンの再就職でKaepernickが味わっている苦難は微妙に問題を感じるところではあります。NFLは現在のアメリカを代表する大衆エンタメであり、その先発QBは各チームの顔であります。Kaepernick以外にも同様の抗議の意志を示した選手は何人もいたのですが、なにやらKaepernickだけがこの問題の焦点とされてスケープゴート化してしまっている。元々フットボールというのは熱心なファン以外はスターポジションの選手ぐらいしか名前を知らないのが当たり前の世界でもあり、抗議行動から1年経ってKaepernickだけが残ってしまったようなことになってます。

オフシーズンにKaepernickを獲得することとしたBaltimore Ravensが、スポンサーからKaepernickを解雇せよと圧力を受けていることが判明したりまだまだ荒れそうです。Baltimoreは首都Washington DCから地理的に近くエスタブリッシュメントの影響力が強いのか、それがどこのチームだったとしても同じような圧力がかかったのかどうかは解りません。Kaepernickが抗議行動を開始した後に行われた昨秋の米大統領選で共和党のトランプ大統領が選ばれたのもこの問題に影を投げかけているかもしれません。オバマ大統領のままならKaepernick行動の賛否はともかく、人種間融合について間接的な援護射撃となるコメントを発して問題を緩和した可能性がありますが、トランプ大統領は警察力の強化統治を公約としていましたからそれはない。ほぼ逆方向に動くでしょう。国旗・国歌への敬意は国家統治・統合の上で重要だという意見はあって良いのでどちらが良いとか悪いとかではないですが、それがKaepernickへの憎悪または社会的抹殺として顕在化するのはいかがなものかとは思います。能力の問題ではなくKaepernickは多くのNFLバックアップQBを上回るというのは大方の関係者の見方であり、再就職ができないのはひとえに社会的圧力が理由であろうかと思われます。

人種差別の問題であればNFL選手会が介入するべきものですし、過去も様々なバックアップ活動があったものですが、なぜか今回の問題では選手会の動きはほぼ皆無。どうなんでしょうか。人種問題への抗議行動だったのが、(法的には成立しないはずの)不敬罪があったかのように問題が変質しているのも気になるところです。

0−2スタートのチームもさすがに良い

NFL第3週。開幕週も思ったのですがNFL32チーム、ほとんどのチームが良い状態でシーズンに入っているなあと。今日感心したのはWashington Red Skinsですか。@New York Giants戦での熱戦が気に入りました。開幕二連敗で迎えた地区対決で激戦を制して今季初勝利。Giantsの方もOdel Beckham Jr.のスーパーランが終盤飛び出したり、それがアンネササリラフネスで罰退喰ったりと紆余曲折、さすがNFLという試合展開。堪能しました。

もう一試合開幕二連敗で三週目に臨んだチームで感心したのがBuffalo Bills。難敵Arizona Cardinalsを迎えたの試合でしが怒濤の攻めで快勝。これなんかもゾーンブロッキングなどうならせてくれる良いプレーが多数あって未勝利のチームとは言えNFLは質が高いわ、と。開幕三連敗となったJacksonville Jaguarsも試合の中身は悪くなかったかと思います。Clevelandは…Terrelle PryorがWRとしてすっかりスター選手になっちゃいましたね。カレッジに入るときからずっと見てきた選手。ずっとQBだったのにプロに入ってからの転向・急造でも結局はスターってセンスなのね…という感じです。


救援QB Edelmanが見たい

木曜日はフットボールの日。カレッジもNFLも試合がありますが基本的にはカレッジの方が私の関心事の場合が多いのですが、今週はちょっとNFLの方が気になります。Houston Texans@New England Patriots。日曜日の試合でNew England QB Jimmy Garoppoloが負傷。主戦QBのTom Bradyは出場停止中。それで新人の第3QB Jacoby Brissettに先発の機会が廻ってくるようです。HC Bill BelichickはBrissettの先発を明言しておらず、相手TexansにGaroppolo先発の可能性も考慮させる攪乱策のようですがたぶんBrissettになりそう。そしてGaroppoloが出場完全回避の場合のBressettの救援QBにはWRのJulian Edelmanが起用されそうだとのこと。Edelmanと言えばBradyからのラテラルパスを受け取ってのダブルパスでのTDを決めた名シーンの男。カレッジ時代はKent StateでQBを勤めていた選手ですが、まさかプロでいきなり通用するのかどうか。実現はしないのでしょうが見てみたいのも確か。Edelmanは練習の虫とされ、常に誰よりも早く練習に現れるのだとか。バックアップQBの可能性も加わってその早朝ルーチンにQBの練習もプラスされたりしているんでしょうか。

Garopolloが負傷した日曜日以降に急遽FAのQBを物色するのかとも思われたのですがPatriotsはまったくそんな動きはないまま中三日での木曜日の試合へ。まあ中三日じゃFAで獲ってもプレーブックも消化できずドタバタするだけでモノにならないという判断でしょうか。それともBrady抜きの4試合のうち最初の2試合を勝利したことからこの日の開幕第三週は負けても良いと割り切ったか。エースQB抜きで2勝2敗でも及第点、明日敗れてもまだ3勝1敗の可能性もある。Garoppoloもさして重傷という話も聞こえてこないので第4戦には出てくるのであろうと思われます。負けてもよいというつもりなら欠場中のTE Gronkowskiの復帰もこの日は避けそう。

Patriotsの捨てゲームのThursday Nightとなる可能性が高いのに、それでもなにやらいろいろ想像してワクワクしてしまうというのはちょっとおもしろいと思います。

Bradyの後継当確?Jimmy Garoppolo

NFL第2週。New England Patriotsが地区ライバルMiami Dolphinsを下して開幕二連勝。この試合が一番今日のラインアップの中でいろいろと感じるところがありました。QB Tom Bradyをdeflategate出場停止で欠く中、開幕戦に続いてQB Jimmy Garoppoloが安定感満点のプレーぶり。あっさりと前半から大差。そのGaroppoloが負傷したことで三番手の新人Jacoby Brissettに試合後半を託す。リードもあったことでプレーコールも抑え目で得点は伸びなかったですがMiamiを押さえきって連勝。Bradyはまだあと二試合出場できず、Garoppoloの復帰がどうなるか。タイミングの悪いことにNew Englandの次戦は木曜日、中三日しかありません。HC Bill BelichickはGaroppoloのケガについて語らず。まあ彼らしい対応です。ここは無理をせず第三QBで臨むことになるか。

ドラフトでJacoby Brissettを3巡目指名したときは「?」な感じでしたが早くも先発の出番が回ってこようとは。カレッジ時代は地味な学校(Florida→North Carolina State)で地味な戦績。なぜPatriotsのようなチームが3巡目という指名を使って獲るのかな?と思った選手ですがどこかにBelichickは魅力を感じたんでしょう。大型のデュアルスレットQBです。この日はGaroppoloに代わって入ってすぐにGaroppoloと同じさっくり縦パスを通してみたりうまくPatriotsのプレーブックに馴染んでいるかのようなフィットぶり。Bradyのような絶対QBのいるチームに加入したら第3QBはプレータイムすら貰えるかどうかわからない。それがルーキー3戦目で早くもコンテンダーチームの先発QBとして登場なんて、降って湧いた幸運。そのチャンスをどう掴めるのか。まあ掴むと言ったところでその次週にはGaroppoloも帰ってくるでしょうし、さらにその翌週にはBradyも出場停止明けで帰ってくるので先はないものの。ただここでBrissettが1試合半の実戦経験を積めるのはPatriotsの将来一発の大勝負でのトリックプレーなどで効いてくるかもしれません。

負傷退場となったGaroppolo。安定感たっぷりのプレーぶりで文句なし。現場ではそんなに酷いケガのようには見えませんでしたがそのまま欠場。大量リード、Brady不在中という総合判断もあったのでしょう。主戦QBが実績抜群のBradyなのでそんな話にはならないですが、普通のチームだったら「このままGaroppoloを使い続けた方がいいのでは?」なんて議論が起こりうるほどの安定感。もうBrady引退後の後継はGaroppoloでキマリぐらいの感じで馴染んでいます。

この日もTE Rob Gronkowski不在のままでしたがその不足を感じさせず。Garoppolo抜きとなる次戦に復帰しますかね?それとも。




Ramsの大惨敗とスケジュール

前項で書いたLos Angeles Rams@San Francisco 49ers戦。開幕週のスペシャルスケジュールのため試合開始が遅く、試合終了時には東部時間でとうに午前1時を過ぎていました。その上試合が…猛烈につまらない試合で。Collin Kaepernickが終盤にモップアップで出てくるところの観客の反応などが見たいばかりに粘って見ていたんですけどひどかったですね。特にRamsが。

Kaepernickの登場時点は2ミニッツウォーニングの直前となり、既に28-0、観客の多くはスタジアムから去っていたのですが、Kaepernickが登場すると声援と非難の声、半々というように聞こえました。

Rams、移転初戦。NFLにとっては久々のLos Angeles回帰なわけですがいきなりミソをつけてしまいました。ゼロ封という結果もそうですが内容も悲しい。ディフェンスはかなり49ersに圧力をかけて奮戦していたもののオフェンスはなんともならない。後半に入ってRB Todd Gurleyが少し走れるようになったり、あとはパンターがいい!というような些細な良い点を拾わないと褒めるところがない醜態を全国放送でさらしたことに。大丈夫なんでしょうか?

Ramsはこの開幕戦がアウェイ。急な移転もあってキャンプ地も定まらずプレシーズンもどたばた。次週第二週はホームでの初戦ですが相手はSeattle Seahawksでこの試合も惨敗が予想される。その後、@Tampa Bay、@Arizona、Buffalo、@Detroit、対New York Giants@London、という試合予定。つまりLAに久々にNFLが帰還したもののシーズン開幕約二ヶ月でホームでは二試合しか開催されないというスケジュール。そのホームの試合にしてもとてもSeahawksに敵う可能性はなく、移転していきなり地元フットボールファンに失望と、かの昔の弱小Ramsを思い起こさせる事態になりそうなのです。どうするの、これ?という感じです。

NFLの政策としてはSan Diego ChargersまたはOakland RaidersもLAに移転することを想定しているわけです。これだけRamsが初年度ボロボロだと後から参入するチームにとってはチャンスですが、2チーム置いたらRamsがまたもLAからはじき飛ばされることすらあるかも、と先の心配までしたくなるひどい試合でしたね。

国歌起立問題

Monday Night Footballの開幕週ダブルヘッダー。第二戦はLos Angeles Rams@San Francisco 49ers戦。NFLプレシーズンを通していろいろと話題になった国歌に起立しない49ers QB Collin KaepernickにTVカメラが注目していました。プレシーズンの後半でもやっていたように国歌の最中は片膝をついていました。隣にKaepernickに賛同したS Eric Reidも同じ片膝で。また反対側のRamsの方には黒い皮手袋をして拳を突き上げた選手が二名。なかなかアメリカらしい、そして四年に一度の政治の季節らしいかなという風景です。言っちゃ悪いですが49ersもRamsも今年優勝を狙えそうもないのもあってサイドラインのことの方が気になってしまう感じでした。

既にファンはご存じかと思いますがKaepernickはプレシーズンの試合前のアメリカ国歌に起立せず。それについて多数の議論が起きました。Kaepernickの意見としてはアメリカ国家は人種平等に十分な配慮がない、その抗議として起立を拒否したとのこと。当初は座ったままだったのを片膝突きに変えたのはまあ良かったんではないかと思います。真面目な気持での抗議というムードが出ましたから。当初は猛烈な逆風という感じで大きく批判が渦巻いたのですが、徐々に沈静化。オバマ大統領からも一定の理解を示すコメントが出されたのも大きかったかと思います。TVのサイドラインレポートによればこの日のKaepernickにも観客席から「立てよ!」というヤジも何度かかかったようで、賛否は尽きないようです。

この件はあちこちに微妙に飛び火したりしています。女子サッカー代表の人気者Megan RapinoeがKaepernick同様の片膝で先日試合に臨んだこともありました。彼女曰く「この問題をもっと議論して欲しいから」という理由でやってみたとか。またアイスホッケーのWorld Cup of Hockyで戦う米代表のヘッドコーチが意見を問われて「意見を表明することは完全に自由だけれど他の方法があるはずだ。自分の米代表チームで国歌のときに同じことをする選手がいたら、試合に出さない」と明言してみたり。まあホッケーはスタッフも選手も白人選手ばっかりですから…

全体としては「抗議は良い」「意見を表明するのも良い」という点ではほぼ賛成派反対派も一致、ただし「でも方法は他にあるだろう」「いや非暴力の抗議はあって良い」という辺りで意見が分かれるようです。アメリカらしい良い賛否だな、という気がします。


Kaepernick一人への風当たりの強い中、並んで抗議に参加した形となったReidもなかなか立派なんじゃないでしょうか。賛否はあるにしても友人を思いやる気持が良いじゃないですか。国歌終了後にチームメイトもKaepernickに歩み寄って熱く連帯を示すなど孤立しているという感じではなかったですね。

NFL本格開幕 どこも良さそう

NFLシーズン最初の日曜日。開幕に合わせてどのチームも良いできに見えました。大差がついた試合はCleveland Browns@Philadelphia Eagles戦のみ。他の試合は敗戦したチームも含めてさすがだなと思わせるハイレベルなプレー多数。

いくつか気になった試合を挙げると、Sunday NightとなったNew England Patriots@Arizona Cardinals戦。QB Tom Brady、TE Rob Gronkowskiなどを欠いての開幕でしたが細かいプレーがまたも冴えて競り勝ち。キックオフの工夫なんていうのは泣けます。この緻密さがたまらない。追うCardinalsも最後、Patriotsディフェンスも判っているのにLarry Fitzgeraldに通ってしまう数々のパス。すごいなあと。

Oakland Raidersの逆転2ポイントコンバージョンはいったいなんなんでしょうか。開幕戦なのに明日がないかのような選択。昨年から伸びたPATキックの距離と無関係ではないこのプレー選択です。試合後のRaidersのロッカールームの盛り上げぶりもカレッジチーム風でおもしろかったです。

QB Alex Smithが踏ん張って大逆転劇に持ち込んだKansas City Cheifsの粘りも見事。

あと個人的にはClevelandでWRにコンバートされた元Ohio State QB Terrelle Pryorのキャッチ姿にも燃えました。こいつもいろいろあったけど再びオハイオ州のチームに戻って最後のひと花を咲かせられるのかな、なんて妄想も。QBとなったRGIIIがまたもケガ。今日唯一、今季を悲観させるチームとなってます。一昨年Johnny Footballくんを指名したときは何かが起こるのかもと淡い期待を抱きましたがさらに深い谷におちていってしまいそうです。

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