アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NFL/Pro Football

メキシコは異境

Super Bowlのプレビューかと思われたKansas City Chiefs x Los Angeles RamsのMonday Night Footballの試合が当初予定のアステカ・スタジアム@メキシコシティからRamsの現本拠地Los Angeles Memorial Coliseumへ変更となっています。アステカのフィールドがボロボロで試合不能と判断されたため、とされます。確かに写真を見るとアステカの芝はハゲた部分が多数。サッカーではコンディションの悪いフィールドもアウェイの洗礼などと呼んで許容することもしばしば耳にするところですが、NFLはこの状態をよしとせず。

その結果LAのファンは急にこのSuper Bowlプレビューの一戦を生観戦できることになりました。78,000席超のColiseum、急にどれほどスタジアムが埋まるものか。
LAに近年移動したChargersもRamsも動員は今季もイマイチ。もともとMNFは週末の試合と違って距離のあるところに住むファンにはやさしくない時間の試合。せっかくのSuper Bowlプレビューの試合が寂しい入りになる可能性も否定できません。もともとなかったはずの試合なので転売マーケット自体も機能しない可能性があります。いまちらっと大手転売サイトを見ましたが出物がとても多いように見えます。価格もお手頃。そもそもがColiseumは古いスタジアムなので傾斜もゆるく少し後ろになるとフィールドから遠くなって臨場感に劣るスタジアムでもあります。

アステカをキャンセルしてもホームが空きだったのはNFLのポリシーで、中立地での試合の日もホームスタジアムは他のイベントを入れないように決まっているからだそうです。知りませんでした。ということはロンドンゲームなんかもホームチーム扱いの方のチームのホームスタジアムは実際には使用しなくてもいざとなれば使えるようになっているということなんですね。目立たない話ですが、NFL、なかなか周到です。

それにしてもアステカはなぜこんなにひどいコンディションになってしまったんでしょうか。この夏に同スタジアムは自然芝からハイブリッドにピッチを入れ替えたばかりだと言うんですが、これが災厄レベルの商品だったようです。メキシコサッカーリーグのシーズン前の7月に敷設を完了。それ以降ほぼ毎週末に試合があり(今季から2チームが同スタジアムをホームとして使用)天然芝部分が回復する暇がない。またShakiraのコンサートでも先月使用されたというのも芝を痛めたとかなんとか。
2026年のサッカーW杯の北米3国による共催でメキシコ側の大事な施設になるはずの同スタジアム。まだW杯は先のことですが、現在のピッチの敷き替えは失敗となったようです。

次週のSuper Bowlプレビュー戦

Kansas City Chiefs、負けないですね。今日も勝って9勝1敗。AFCでは直接対決でChiefsに勝っているNew England Patriotsが今日Tennessee Titansに惨敗をして7勝3敗と後退したため、Chiefsとのゲーム差は2に。これで次週の試合をChiefsが勝つとAFC優勝戦のホームフィールドアドバンテージもかなり高い確率でChiefsが確保することになりそうです。

但し次週のカードはLos Angeles RamsとのMonday Night Footballでの決戦。Ramsは現在試合中でリード。このまま勝って9勝1敗と各カンファレンスの首位同士でのMNFでの戦いとなればSuper Bowl LIIIでの激突のプレビューとマスコミが煽ることは必至。どちらも新世代のQBが率いるチーム同士。NFLの時代も前に進んだ感じになるのか。

Chiefsの残りスケジュールを見ると次週のRamsとの決戦後に敗戦の可能性が一番高いのはホームでのLos Angeles Chargers戦。2つのLAのチームにともに敗れた場合の3敗だとAFC優勝戦のホームフィールドアドバンテージは危なくなりますが、追うNew Englandは、同じく追うPittsburgh Steelersとの直接対決を残しているのでNew EnglandとPittsburghの両方に抜かれる可能性は高くなく、Kansas Cityの一回戦回避の可能性は相当に高いと判断すべきでしょう。

NFCの方はRamsは次週の対Kansas City戦のあとは難敵は少なく、NFC優勝戦のホームフィールドアドバンテージ争いはNew Orleans Saintsとの一騎打ちになりそうですね。どちらに転ぶかわからない。New Orleansはドーム、Ramsのホームは温暖なLA、ということでどちらに転んでもAFCのような極寒だとか豪雪の中での決戦というような話にはならなさそうでそういう意味では差異は少ないか。
New Orleansは今日はCincinnati Bengalsを相手にズタズタの圧勝。旧世代QB Drew Breesがキャリア最終盤にもう一度Super Bowl登場なるか。AFCもQBは新旧対決になりそうですし、世代間抗争みたいな構図になるかもしれませんね。

Brady x Rodgers対決まずジャブ

Green Bay Packers@New England PatriotsのSunday Night Football。試合開始直後のPatriotsのノーハドルで10プレイで一気にTDを取ったドライブにしびれたのでまずそのことだけ書いておこうかと。これはすごい打ち合いになるのかと思ったらその後は少し落ち着きましたが。これから移動があるので試合の残りが見られないのが残念です。
ともに殿堂入り確実のQBの二人ですが、直接対決は僅か二度目だそうです。

Cleveland Browns、HC+OCを解任

なぜこんな時期に解任するのかな、というタイミングでNFL Cleveland BrownsのHC Hue Jacksonが解任になってます。オフェンシブコーディネータも同時に解任。昨季まで1勝31敗のNFL最弱状態でも解任せずにとっておいたのもなかなかに理解しがたいBrowns首脳陣の判断でしたが、2勝5敗1分の今季半ばで解任ですか。変なタイミングですし、オーナーの記者会見での解任理由の説明もあんまりはっきりしないです。

まあつまりこれはUrban Meyer狙いなんでしょうね。Brownsと同州内のOhio Stateを率いて重要ポジションに怪我人が出ても毎年Ohio Stateを優勝候補に導いているMeyer。Ohio Stateでの部下のDV事件に絡んで今季冒頭3試合の出場停止処分を受けたMeyer、ADとの不和や処分への不満があったりとされます。その事件発生以前から当ブログではMeyerのNFL転出説は主張してきているところ。カレッジレベルではもうMeyerにとっては証明すべきことはないはず。
NFLシーズンはカレッジシーズンよりもざっと1ヶ月長い。カレッジのコーチを引き抜くならNFLのシーズン終了まで待ってからでは手遅れです。なのでこんな変な時期の首切りというのはカレッジの人材に狙いを定めたと読むのが正しいのでは。Urban Meyerでなくても、他の、例えばClemsonで煮詰まり気味のDabo Swinneyとかへの引き抜き行為が出そうな感じはします。

問題はカレッジでならOhio Stateを辞めても他校から最高の待遇で請われるであろうMeyerを説得できるだけの環境をBrownsが提供できるかどうかです。お金はカレッジのどこよりも高い額を出すことはできるでしょうが、どうにもBrownsのオーナーがそうとうに癖がありそうなのをMeyerがどう考えるか。ドラフト戦術でHCの頭越しの変な指名や、育成の失敗の連続など、BrownsはHCを変えただけではうまくいかないのではと思わせるものが多々あるんですよね。そういうチームをMeyerの立場の人が選ぶかどうかです。

Ty Montgomery反省なし

Green Bay Packers@Los Angeles Ramsの試合終盤に痛恨のキックオフリターンでファンブルをしたPackersのTy Montgomeryが明けた月曜日に記者対応。「瞬間の判断だったし、起こってしまったことはしかたない」と発言。呆れされてくれます。
2分と数秒残りの状態でのキックオフ。終盤のキックオフは誰かがボールを触るまで時計は進まないし、エンドゾーンでのタッチバックならリターナーがエンドゾーンから出るまで時計は進まないのは誰しも知っているべきルール。あの場面でエンドゾーンから走り出すと2ミニッツウォーニング前にプレーできるはずの1プレーの時間を潰してしまうのはキックオフ前からわかっていることで、瞬間の判断ではありません。言い訳がましいのか、本当にそんなこともわからないほどフットボールがわかっていない選手なのか、どちらにしてもプロ失格レベルの話かなと、ちょっとびっくりするような発言でした。

スペシャルチームが試合を台無しに

NFL今週の目玉試合だったGreen Bay Packers@Los Angeles Rams戦。痛恨のスペシャルチームのミスでGreen Bayが最後のポゼッションを失って29-27で敗戦しています。残り2分と数秒あり、タイムアウト一つ残しで2点ビハインド。QB Aaron Rodgersのサヨナラドライブに向けて視界良好のところまでお膳立てしたのに、キックオフリターンでファンブルロスト。2分と数秒ということはエンドゾーンでキックオフをキャッチしてそのままタッチバックにしていれば時計は進まず2ミニッツウォーニング前にワンプレーできる状態でなぜリターンをする?という疑問が走り出したときに即座に湧きましたが、それをさらに超えてムリな1ヤードを欲張ってファンブルロストとか。アマチュアの試合ですね。
その前に逆転のFGを献上したのもGreen Bayのパンターの失敗パントでRamsがドライブをGreen Bay40ヤード付近から開始したため。今週の目玉試合がこんなで終わりかとがっかりのエンドゲームとなりました。
対するRamsは最後の時間つぶしのドライブで1stダウンを獲得後、TDも可能だったRB Todd Gurleyが試合を良くわかっておりTDに行かず、フィールド内でダウンして試合終了へ。ファンタジーフットボールでGurleyを手持ちの方は残念でしょうが、これが完璧なプレーですね。Green Bayの方の残念では言い表せないミスと比較するとRamsが勝利に値していたといえるプレーでしょう。

この日の試合はスタジアムがアウェイのGreen Bayのファンで占拠されていました。すごいですね。昨年Green BayがDallasに行ったときもDallasの街中にGreen Bayのファンが大量に来ていて、どこにでもいてすごいなと思ったんですが、この日のLAはそのときよりもスタジアムのGreen Bayのファンの比率が高い。まだLAに来て間がないRamsでは根強いファンが足りなくてチケットを手放す人も多いのかも。

そう言えばGreen Bay@New England Patriotsの試合がシーズン前から転売市場でものすごく高騰していたのを見ました。New Englandのホームの他のどの試合よりも遥かに高く、上部席でも$500以上になってました。その時は、ああPackerは人気があるから東部のスポーツファンもこんなにチケットを欲しがる人がいるんだなあ、あんまりPackersがNew Englandに来る機会はない(カンファレンス違いなのでプレーオフでも出会わない)だろうしな、なんて思っていたのですが、たぶん勘違いですね。Green BayからGillett Stadiumに来襲しようという遠征組のPackersファンが転売市場で積極的に買った結果、転売価格相場が釣り上がっていたってことなのでしょう。

MNFの裏

月曜日のNFLの全国放送であるMonday Night Football。現在はESPNで放送されている(以前は地上波)MNFですが、今年からは系列第2局であるESPN2でも同じ試合が放送されています。スペイン語で。ESPNは系列にスペイン語放送のESPN Deportesという局もありますが、配信家庭数が少ない。通常の家庭でも視聴できるESPN2にMNFのスペイン語放送をもってくることでNFLのファン層の拡大策になるんでしょうね。
現在アメリカ全土でのヒスパニック人口は3800万人以上と相当に多い。カナダの総人口(3600万人ほど)以上なのです。そしてその規模はさらに増えることはあっても減る可能性は低い。ここを外していてはスポーツに限らずどのジャンルでも商売としてまずいのは確かなのでしょう。

MNFは相当に強い番組なので、基本的にアメスポは総じてMNFの裏にわざわざ自らの番組をぶつけたりしません。現在進行中のMLBのポストシーズンもMNFを避けて明日からWorld Series開幕します。シーズン中のNBA, NHLは試合は開催しますがそれぞれ手持ち局であるNBA TV, NHL Networkでの放送。外部の他系列に試合を販売できてません。相手がMNFでは他局は良いお値段では買ってくれない、だから自前局で放送という感じでしょうか。

ではMNFの裏でスポーツ専門局他局はどうしているかというと、これも今年からだと思いますが、FOX系列FS2でLiga MX=メキシコリーグのサッカーの英語放送をやってます。これはおもしろいなと思いました。ESPN2でNFLのスペイン語放送しているその裏で、メキシコリーグの英語放送。なんというか入れ子になっているというか、相互乗り入れみたいな感じというか。どちらも共通しているのはスペイン語圏出身者(メキシコ人が大半を占めます)のスポーツファンへのアプローチという点ですね。(細かい事を言うとFOXのLiga MX放送は権利関係がリーグとの契約ではなくMonterreyとSantos Lagunaの試合を放送するという形でクラブから買い取った放映権だそうで、アメスポ常識とはちょっと違う形態のようですが)

さらに以前にも紹介したのですがマイナースポーツ局のbeIN SportsではMonday Night Soccerという番組をMNFの裏でやってます。MNFの裏番組の名前がMonday Night SoccerというのはMNFを意識してるんでしょうね。前日までの週末に行われた欧州サッカーを数試合まとめて放送するという番組で、MNFに興味のないサッカー国からの移民向けにはこういうのもアリかなという番組でした。先行してMNFの裏番組としてサッカー番組を提供するというニッチを狙って成立していたわけですが、いまはこれにFS2のLiga MXの試合をかぶされてしまったという形ですね。

尚、beINは以前は欧州スポーツの放送の局だったのですが、最近はConference USAと契約してカレッジフットボールも放送するようになってます。C-USAとは男女バスケ、野球、ソフトボールなどの放送もする契約で、したがってbeIN Sportsがアメスポ化し始めています。結局アメリカ市場でスポーツ局として生き残るには欧州スポーツ専門では苦しいということでしょうか。そうなるとbeINが過去放送していた欧州マイナースポーツの放送が何か削られてしまっていることにもなります。

またも点の取り合いの試合を制す Patriots

先週の対Kansas City Chiefs戦に続いて、New England Patriotsがまたもハイスコアリングゲームを制してます。今週の最終スコアは38-31。ワンポゼション差ながらクロックマネジメントも順調に時計を減らしてホームのChicago Bearsにタイムアウトなしの30秒残りでボールを渡し、まあ余裕で逃げ切りか、と思ったらなんと最後のヘイルメリーパスが通ってしまってびっくり。距離が僅かに足らず1ヤードラインのところでフォワードプログレスが止まったと判定され、時間切れでPatriotsの逃げ切りとなってます。びっくりしました。60ヤードぐらいの見え見えのパスがたまには通っちゃうんだなあという。Patriotsの方はヘイルメリー用にWRのJosh Gordonなんかもゴールラインカバーに入っていたりしてました。

先週のChiefs戦が43-40、今日の@Bearsが38-31。勝つには勝ってますがディフェンスの不安もある。一方オフェンスの方はレシーバー陣の枚数が揃ってからはTom Brady様の威力でバンバン点を取ります。RBのJames White、Sony Michel二人が実に良い働きでオフェンスの幅が広いです。

これでPatriotsは5勝2敗。今日Miami Dolphinsが敗れて4勝3敗。ほんの三週間前には「この試合でDolpinsが勝ったら東地区でPatriotsに3ゲーム差のトップ、いよいよPatriots王朝の崩壊が始まるか」とかっていう話だったのが、今となってはおとぎ話のように響きます。またPatriotsか、と。立派なもんです。メジャースポーツでもっとも融通の利かないサラリーキャップ制の下で、高額FAを獲ることもなく、自前で育てた優秀な選手がFAになるたびに放流し、ドラフトも目玉選手は指名するチャンスもないまま、毎年毎年結局勝つのはPatriots。すごいです。

豪雪 in Wisconsin

正午キックオフのカレッジフットボールIllinois@Wisconsinの試合がいきなり猛吹雪の中での試合になっていてびっくりしました。同じウィスコンシン州内とは言え場所は違うものの、昨夜のMLB NLCS Los Angeles Dodgers@Milwaukee Brewersの試合のときには天候の話などなにもしていなかったのに。もちろんBrewersのスタジアムは可変屋根インドアですから吹雪でも試合には影響はないですが、天候不順だとなにがしか実況中にコメントされたりするものですがそのような様子はなかったので。

ウィスコンシン州でスポーツで豪雪と言えば、これはもうNFL Green Bay Packersのホームゲームが名物です。同州内でもMilwaukeeとMadison(州都でありWisconsin大の所在地)は緯度はほぼ同じ。Green Bayはそれよりかなり北に位置します。なのでGreen Bayが他の2都市よりも寒いのは道理。かつNFLシーズン(翌年1月まで)はカレッジシーズン(Wisconsinでの試合は11月末まで)よりも後ろに長いので極寒・豪雪の試合のイメージが遥かに強いわけです。
しかし今はまだ10月。ハロウィンにもなっていない時期にこの猛吹雪はちょっとめずらしいような。手もかじかみ、ボールも硬いのでしょう、ボールのぽろりも多く選手たちも苦戦してました。

ついでなので関係ない話を少し。ウィスコンシン州最大の人気スポーツチームPackersの不動のエースQB Aaron Rodgersが元NASCAR/IndyCarレーサーだったDanica Patrickと交際中だとか。Danicaは昨季を最後にNASCARから引退してます。成績が伸びず長年のメインスポンサーにも降りられて、フェードアウト気味のNASCARからの引退だったようにも見えましたが、なんとドライバーなんかやっているよりも割の良いポジションを見つけたのかも。Rodgersとの交際は少なくとも今年1月ごろからは確認されていたようです。アメスポシーンに出てきた頃は美人ドライバーとしてもてはやされたDanicaですが、現在36歳。NFLのスターRodgers34歳の立場なら他にいくらでもよりどりみどりであろうにDanicaなんですね。へーという感じです。
DanicaはNASCAR時代には同じくNASCARドライバーだったRicky Stenhouse Jr.と交際していたことで知られます。StenhouseはDanicaの5歳下で交際当時はまだ20代。NASCARの中ではStenhouseはトップカテゴリへフル参戦6シーズンで2勝。あまりいい成績とは言えないドライバーです。StenhouseからRodgersに乗り換えだと、アメスポ序列第5ジャンル(序列には諸説あるでしょうが)のNASCARの並のドライバーからアメスポ序列1位NFLのトップスター選手へと大幅なアップグレードになりますね。ご本人のDanicaもStenhouse以下の成績だったわけです。
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