アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NFL/Pro Football

来年再発進するXFLをESPNとFOXが中継決定

これはちょっとした事件ではないでしょうか。2020年2月に再度NFLに挑戦をするXFLの放送をスポーツ放送で最有力の二陣営ESPN系列とFOX系列が受け持つことが発表。開幕戦は地上波のABCとFOXが相前後して放送します。10戦のシーズンの他の週は土日にESPN-ESPN2、FS1-FS2が放送。

この辺のダイナミックさはアメスポ的です。これ、例えば日本だったらNFLが手をまわして敵対業者となるXFLに協力しないようにESPNやFOXに圧力をかけてみたりするのでしょうが。またXFLが2001年に一年のみシーズンを開催した際のXFL設立パートナーだったNBC系列ではなく、ライバル系列のESPNやFOXに放映権を託すというところもアメスポらしくドライと言えましょう。

例年のアメスポカレンダー的にいうと2月初旬にNFLがSuper Bowlを終えてシーズンを終了すると、FOX系列はDaytona 500を含むNASCARシーズンがメインコンテンツになります。ESPN/ABCはNBAバスケがメインのシーズンに移行する。もう少し進んで3月にはいるとFOX・ESPNともにサッカーMLSのシーズンも始まりますが、その辺りの時期の土日の放送枠を再興XFLの放送に割り振ろうということになります。
今回のXFL放映権が決着したことで当面一番割を食うのはMLSになるのかもしれません。NASCARもかなり被害を受けそうです。さすがに名のあるDaytona 500は食われることはないですが、他のFOX担当のNASCARシーズン前半の16戦のうち10週はXFLと共存となります。

Giantsの後任QB

NFLドラフトが明日木曜日に迫ってきました。今年は初めてNFLドラフトが地上波ABCで放送とか。
全体1位の指名権を持つArizona CardinalsはQBの差し替えを意図してOklahomaのKyler Murrayを指名、昨季1巡目で指名したQBのJosh Rosenは放出。そのRosenを拾うのはNew York Giantsであろう、というのがここ数日のスポーツマスコミでのもっぱらの評判です。ドラフト2巡目の指名権と交換とか。

確かにMurrayの全体1位指名はそうなりそうな気がします。そうなればRosenの放出も確実。ただ本当にGiantsがRosenをポストEli Manningに欲しがるかなぁというところが納得がいきません。
Giantsというのはよそから見ると群小のNFLチームの一つでしかないのですが、ご本人たちは割と気位が高い。そこがいくらお買い得(1巡目クラスの選手に1巡目指名権を使うよりは)とは言えRosen程度のQBを自軍のフランチャイズQBとして獲得してファンもオーナーも満足するだろうか?というところがどうも腑に落ちない。NFLドラフトの2巡目指名権というのはかなり良い即戦力の選手を獲得できる権利であり、そこまでして欲しいQBかなと。確かに将来大化けする可能性はまだあるんでしょうが、怪我がち。カレッジ時代も怪我していたわけです。イマイチ要らないような。3巡目以下とか買い叩けるならダメ元でアリかもですが。

もしJosh Rosenの下取りに行かないとしたらGiantsは誰に行くのか。Murrayは無理とすれば今ドラフトで残るのはDwayne Haskins(Ohio State)しかいない。ナシとは言いませんが個人的にはなにやらこう、大都市フランチャイズの顔にHaskinsは違うんじゃないかなあと言う気がしてます。そういうことを言ってるとまた一年QB指名を先延ばしか。


そんなこんなのドラフト前夜、Pittsburgh Steelersが大ベテランQB Ben Roethlisbergerと2年延長契約を発表。Pittsburghも今年のドラフトではQBの手当はしないってことでしょうか。

Raidersのレイムダック最終章

NFLが2019年シーズンのスケジュールを発表してます。Baker Mayfieldを得たCleveland Brownsがプライムタイムの全国放送に4試合も登場するという厚遇を受けたりしてますね。

西ではOakland Raidersが現在のホームでの最後のシーズンを迎えます。今季を最後にLas Vegasへ移転することになってます。そのスケジュールがまたなんとも。AFC西地区に所属するRaidersですが、同地区との対戦3試合のうち開幕週にDenver Broncos、第2週にKansas City Chiefsをホームに迎えてシーズンをスタート。@Oaklandでの最後の地区ライバル戦は11月7日にLos Angeles Chargersを迎えての木曜夜の全国放送。このChargers戦を終わると残りのホームゲームは対Bengals、対Titans、対Jaguarsと人気チームとは言い難い相手と戦ってOaklandでの歴史を閉じるということになりました。これはものすごいガラガラのスタジアムでお別れになりそうです。

なんとも寂しいスケジュールかなあと思いました。移転が確定した状態でのシーズンがガラガラになるのは過去にも例があります。Los Angeles RamsがSt. Louis移転したときもそうでしたし、Houston OilersがTennesseeに移転するとなったときの最後のHoustonでのシーズンもひどかった。そういう過去の例があるので近年のNFLの移転は転居先のスタジアムができあがっていなくても無理にでも移転先に近いところでカレッジやMLSのスタジアムを間借りしてでもさっさと移転してしまうことが多いです。Houston Oilersのときなどはあまりの入りのひどさにもう一年Houstonに居残るのを避けて確かギリギリになってから(移転先でもない、同州内ですが新本拠から全然遠い)Memphisに行って1シーズン過ごしたと思います。そこまでしてでも元の地元で無関心にさらされるよりマシということだったかと。
Raidersもカレッジのスタジアムを間借りしてLas Vegasに1年前倒しして移転という選択肢もあったはずですがそうはならず。現在建設中の新美麗ドームスタジアムの新スタ効果とともに新都市に登場して新しい地元のファンをあっと言わせたいのでしょうか。

その上今回発表されたスケジュールだと馴染みの地区ライバル戦はシーズン序盤に消化して、その後はどうせ不人気チーム相手だしレイムダックシーズンでガラガラなんだからという投げやりなホームスケジュールにも見えます。
他方AFC西地区内のアウェイでの試合は3試合とも12月に集中しているといういびつな形にもなってます。これ、大丈夫なんですかね?Raidersの背広組の心は既に2020年シーズンの新天地でのシーズンに飛んでいるのは仕方ないとして、選手たちやコーチ陣は試合はまともにできるんでしょうか。3試合も地区優勝争いに関わるであろう試合をシーズン終盤にもってきて、Raidersが全然やる気ない状態だったら酷い地区優勝争いになったりしないんでしょうか。

たぶん今季のRaidersのホーム@Oakland–Alameda County Coliseumでの試合はNFLが野球場で公式戦をする最後の機会になると思われます。9月はまだMLBもシーズン中なので例の芝生がMLB仕様になった状態の上で試合をする、あの風景になるわけです。ああいうのは少し前ならいくつか各地で例があったんですが移転や新スタジアムの建設で姿を消しつつあり、今年の9月序盤の2試合(もしOakland Athleticsがポストシーズンを勝ち進めば10月のBears戦も、かな)で見納めになるかと思います。続きを読む

尽きぬアメスポ三昧

ESPNUで古いカレッジバスケの試合を放送していました。2008年のDavidson@Oklahomaの試合。こんな10年前の試合を放送しているということはきっとおもしろい試合だったに違いないのです。DavidsonということはStephen Curryの試合なのはすぐわかりましたが。Stephはこの試合、当時の彼のカレッジでのキャリア最高の44得点を叩き出してます。基本戦力に劣るマイナー校のDavidsonは最後まで粘りましたがOklhamaを取り逃がし。
Oklahomaの方のスターはBlake Griffin。25得点21リバウンド。試合最後30秒を切ったところで3点リードのオフェンシブリバウンドをGriffinがもぎ取ってこれで勝負あったという試合でした。その直前に3点差に迫る場面はGriffinがCurryにベタ付きするもののほんの僅かの隙間を作ったCurryがコーナーから3ポインターを決めたもの。最後試合の時間切れ場面ではGriffinがスラムダンクを決めて派手にキメて吠えてフィニッシュ。
未来のNBAオールスターが2人も大活躍をしたという10年前の1試合だったのですが、この日会場にいたオールスターはなんとこの2人だけじゃなかった。観客席には当時Oklahoma City Thunder所属だったKevin Durantが、その年のThunderの1巡目全体4位指名だったルーキーRussell Westbrookと連れ立って観戦に来ていて、GriffinのスラムダンクとCurryの3ポインター猛爆ショーを見て楽しんでいたのがこのビデオに残ってるんですねー。おもしろ過ぎる。

こういうアメスポのビデオ資産というのはとてもおもしろいです。
そういえばついこの前もNFL Networkで古いドキュメンタリーを流していたのに遭遇。それは元々はAAFの試合放送の枠だったんですが、AAFが突如活動停止したためぽっかり空いた枠にそれを流していたんですね。内容はBill Belichickに密着して1シーズンを追ったもの。Randy MossとJunior SeauがPatriots所属していた時期のものでこれも10年ぐらい前の話です。いま調べたら2009年のシーズン(10勝6敗)のことだったようです。
この番組もちらっと見たらおもしろくてやめられなくなってしまいました。Belichickさんが子供の頃の友のぬいぐるみのくまを見せてくれたところから始まって、チームミーティングの様子やBelichickのオフィスに置いたカメラでオーナーがやってきて相談ごとをしたり、Randy Mossが「ハロウィンの仮装パーティをやるからコーチも来てよ」と明るく誘いにきたり、それで実際Belichickさんが海賊衣装でパーティに登場して選手から大喝采だったり、シーズン終盤の試合で35-0で勝っていた終盤にディフェンスがプレー前に相手への示威行為をしていた後に失点、35-7になったときにBelichickがディフェンスの連中を全員集めて怒声を浴びせて叱責したり。35-7でここまでボロクソに言うんだ、すげえ、という。その試合後Junior Seauがやってきて「いやー俺、誰かにpunk(意味はクソガキぐらいに思ってください)って言われたのは何年ぶりかなぁ」と言って笑ってBelichickさんにハグして行ったりとか、おもしろいんですよね。ついつい最後まで見てしまいました。
その後Seauは例の脳の障害そして自殺に及ぶわけですけど、あーあのSeauが楽しそうにBelichickさんと話してるんだなぁと思うとなんとなく泣けるような。

Amazonのセレブストアの人選

日本にこれに類するものがあるのか存じませんが、アメリカ側のAmazon.comには「Amazon The Celebrity Store」というページがあります。ひょっとしたら私から見えるのと他の方から見えるのが違うかもしれないのですが、1ページに28名のスポーツスターや歌手女優などが紹介され、それぞれその人のテーマに沿った商品を紹介するという趣向です。商品自体には特に興味は惹かれなかったんですけど人選はちょっとおもしろいかなと。

スポーツ界からは上に近い方から順にJames Harden (NBA)、Deontay Wilder(ボクシング)、Cam Newton(NFL)、Caeleb Dressel(水泳)、Bryce Harper(MLB)、Lindsey Vonn(アルペンスキー先日引退)、Jozy Altidore(MLS)、Juju Smith-Schuster(NFL)、Skylar Diggins(WNBA)、Dwyane Wade(NBA)、Rob Gronkowski(NFL先日引退)、Jordan Spieth(ゴルフ)などとなってます。Derek Jeterの元カノのJessica Albaさんも28人に含まれてます。

純粋に人気があるとかだけではなく、それぞれの契約先との絡み、男女比、人種割合、マイナーメジャーのアクセントをつけるなどのバランスの意図があるでしょうからこのリストにあまり深い意味を追求してはいけないでしょうが、MLBからはBryce Harper一人ですね。NBAは2名NFLから3名なのと比較すると、各1名様のマイナージャンル側に入れられてしまったような。それでも一人ならこういうのはHarperが一番適任かなとも思います。一人だけでメジャー感が出ます。
少し前にHarperの露出はMike Troutよりずっと上だから人気ではMLB最高の選手のTroutよりずっと上、比較対象にもなりますよ、という感想を書いたのですが、日本のMLBファンの方には今ひとつ納得いただけませんでした。こういう感じでHarperはあちこちにカッコ良い人のような形で登場することが多いので現役の野球選手としては露出力は一番高いでしょう。

他のメンツだとDeontay Wilderはすごい選手なんですが、生まれてきた時代が悪かったですね。知名度はかなり低いはず。サッカーはJozy Altidoreというのは意外な人選のような。男子のW杯出場失敗以降、あの時の代表メンバーの主力はあまり表立った活動がない半隠遁生活を強いられているところがありますから。Puma契約選手の代表として登場でしょうか。

神の目スカイジャッジの導入

NFL昨季のプレーオフで物議となったパス妨害へのノーコールの件。来季に向けての当座のNFLの回答はパス妨害に限ってノーコールに異議をつけることができる権限をビデオ審判を加えるという運用にするようです。なにもしないわけにはいかないからやったという感の強い措置ですが、とにかくそういうことになったようです。2019年シーズンのみのルール変更というのもしかたなくやった感が強い。

この新措置には伏線がありました。今オフに始動した新プロフットボールリーグAAFでのビデオ審判、通称Sky Judgeの運用もそれです。AAFはいくつかの新しいことを試しています。フィールド上の審判の数を1増。またビデオ審判と主審との会話をそのまま公開しているというのもあります。どの部分を問題にして見ているのかが視聴者にわかる。透明性という意味で大変良いでしょう。
このスカイジャッジはAAFではフィールド上でコールされなかった反則行為をとがめて試合を止めることもできます。この部分をNFLも借用しようというわけです。

実際にAAFではスカイジャッジの権限でノーコールだったレイトヒットを処罰したりということが行われています。パス妨害がスカイジャッジによってとがめられたというシーンは個人的には知りませんが、それもスカイジャッジの権限内。
今回のNFLの措置は問題になったプレーオフでのシーンを二度と起こさないため、という明確な問題意識での導入です。
以前に当ブログではビデオ判定をノーコールにも適用したらオフェンスラインのホールディングなんて細かく見られたら毎プレイで起こっていてなんともならなくなる、という点を理由に反対したわけです。その点はNFLも苦慮したのでしょう。パス妨害に限ってのスカイジャッジ運用とか。苦しい感じもしますが、これで何もしなかったという批判はかわせたのですから事なかれ主義の現コミッショナーにとってはこれで十分なのかも。

AAFがNFL選手会を恫喝

よくわからないニュースだったのですが、今年からスタートしたフットボールのマイナープロリーグであるAAFが、NFL所属選手の参加をNFL選手会が認めないなら来季のAAFのシーズンを開催しない、とコメントを出しています。悲鳴なのか恫喝なのかよくわからないところです。

AAFのシーズンはいまも進行中。先日はお騒がせマンのJohnny Manzielも合流したところ。MazielはCFLをクビになった後の合流なのでNFLの選手会会員ではないはずです。

例えば既に解散したNFL Europeの場合ですと、AAFと同じくNFLのオフシーズンに開催されていて、そこへは若手のNFL所属選手なども派遣されてプレーしていた。現在のAAFには参加していない。今回のコメントが出るまでそれがNFL選手会の意向であるというのは知りませんでした。ということは逆に言えばNFL本体は選手のAAF参加を邪魔してはいないということでもあるのでしょう。
AAFの試合はNFLの手持ちTV局 NFL Networkでも放送されており、AAFとNFLの関係は悪くないのであろうことが想像できます。

それで試合の質を高めたいとかネームバリューのある選手を参加させたいとかの理由でしょう、AAFがNFL選手の参加を促したい、というところまでは理解できるのですが、参加させないならAAFが来季のシーズンを開催しない、という部分がよくわからないです。
来季は新生XFLのリーグ再開初年度になる予定です。それはプロフットボール関係者は皆知っている。そのXFLを迎え撃つべく手早くAAFを1年早く立ち上げたはずですが、その組織が自らの解散を脅し文句にしてNFL選手会に選手の供給を迫る?よく意味がわかりません。

NFLから見ればXFLは脅威とまではいかなくても、敵対組織であるとは認識しているでしょう。そのXFLにシーズンをかぶせる直接の刺客としてAAFをNFLの味方として確保した、というのも理解可能です。
ところがAAFはそれだけでは不満なようで、選手をよこせという。それもNFLに対してではなく、NFL選手会に対して。なんか筋がおかしいような。

マイナーリーグフットボールがビジネスとして成立すれば選手たちにとってはNFL以外でも働ける職場ができるわけで基本的には歓迎のはずです。いままでだとアリーナフットボールか、あとは隣国カナダのCFLに行くしかなかった。米国内のフル規格のオフシーズンフットボール組織は何度となく立ち上げられては潰れるの繰り返しでした。今回のAAFは過去のリーグよりも大手スポーツメディアの後援を受けているので各チームのHCに有名監督が就くなど以前のものよりは見栄えの良いスタートを切っているように見えますが、それでは足りないとAAFの中の人は思うようです。
来季を開催しないぞ、というのは、NFLの都合の良いXFL避けの道具にするつもりならもっとAAFのビジネスに協力しろという脅しなんでしょうが、それはNFL本体に対しては有効な言い分でしょうが、NFL選手会からしたらどうでも良いような話です。AAFが消滅してもXFLができるわけだし、AAFであろうとXFLであろうとこの先何年もつのかわかりゃしないわけですから。

開催地元向け五輪の可能性 フットボールとラクロスの場合

まだ先ごろ2024年のパリ五輪での新規採用種目決定の報道があったばかりですから、その次の2028年ロス五輪での新採用競技決定まではたぶん4年ほどあるのであろうと想像されますが、それに向けての運動はそろそろ本格化していくのでしょう。ラクロスもその流れで昨年末に統括団体のFILがIOCから暫定承認を受けています。向こう3年の期限付き。その間に正式競技採用へ向けて活動を展開するんだと理解しています。
ラクロスと同時に競技団体として暫定承認を受けたのはサンボとキックボクシングとか。

最近の記事でいろいろ五輪をくさしてみました。それでもその影響力は群小のマイナースポーツにとってはその競技単独では望むべくもない大きな露出の機会を与えてくれるのも確かです。独自でプロ組織がありビッグビジネスとなっている種目ですら国際的な露出増加の手段として五輪種目化を目指したりするわけですから。

例えばNFLがフットボールを五輪種目にしようとひそかに運動しているという話が漏れてきます。しかしいくら地元とは言えやる前から米国の金メダルはまったく動く可能性がゼロなのにやる意味があるんでしょうか。プロが出場しないぐらいではまだ2位以下との差は遥かに遠く勝負にならない。
アメリカ人はまったく存在を知らないでしょうがアメリカンフットボールにも世界選手権大会が存在します。これに出場する米代表はカレッジのウォークオン(非奨学金支給対象選手)卒業生や2部3部の元選手など。そのメンバーですら出場すれば圧勝してます。強すぎるので米代表が出場しない大会もありました。

ちょっと考えてみてください。NFLには32チームありロースターは53人=計1,696人のNFL選手がいます。これにCFLやAAFなどのマイナープロの選手がざっと考えて1000人弱か。カレッジの1部FBS校が130校 x 奨学金選手上限が85枠 = 11,050人。1部FCSが124校 x 63枠 = 7,812人。ここまでだけでもざっと上から2万人の現役選手がいるわけです。それ以外に大学2部3部の選手がいて1部校のウォークオンもいる。1部奨学金選手までの上位2万人を出場させなくても米代表が間違いなく圧勝してしまう競技。最初から金メダル確定なのです。こんなものを五輪で競わせる意味があるんでしょうか。2位以下の争いは意味がないとは言いませんが。
それでもNFLがなにやら五輪種目化を後押ししているというような話を聞くとなにを目指してんのかなともやもやします。


例えばラグビーは40分ハーフの試合を、人数を半分に削った上に7分ハーフという試合の質の変わってしまうモノに差し替えまでして五輪種目化しましたよね。試合時間で言えば2割以下の長さの簡略版ラグビーです。ラグビーは経済規模ではアメスポと比較するとかなり小さいので五輪化でなんとか露出を増やしたい、海外市場を拡張させたいという念願はわからないでもないです。実際、世界のスポーツ市場で最大の市場であるアメリカ国内でのラグビーの認知度はここ10年内に大きく向上したという効果があったわけですから簡略版で五輪競技化した意義はあったわけです。

ではNFLフットボールはどんなものを五輪種目化で目指しているのか。これは以前から当ブログでは書いてますが個人的には女子のLFLのようなもので良いのではないかと思ってます。それも時間をもっと短くしたもので。
フル規格のフットボールなんて世界選手権の様子を見ても選手を揃えられる国がほとんどないはずです。無理にやったとしても試合レベルは米国内の既存のフットボールファンにも見向きしてもらえないものになるのは確実で、そうなったら地元開催枠で競技採用しても一体誰が見るんだよ、ということになります。長続きしそうな気もしません。どうしてもやるというのなら7人制ラグビー同様人数、試合時間を相当に絞ったものを考えているのでは。というか考えていて欲しい。


話が大きくズレました。ラクロスのロス五輪の競技採用の可能性の話をしたくてこの記事は始めたのでした。
フットボールの一強に対して、北米産スポーツのラクロスはアメリカ・カナダの二強の構図。二強ぐらいのスポーツは既存の五輪スポーツでも女子のアイスホッケーなんて例もあります。昨年の平昌での女子ホッケー代表の優勝はアメリカ国内ではまずまずの話題になりました。一強よりはずっとマシでしょう。ラクロスも男女セットで夏季五輪に競技採用となれば米国内的には盛り上がる可能性はあります。米国内の影響でいえばラクロスの普及度に国内東西格差が存在するだけに西への侵攻・全国展開には意義がありそうです。

ではラグビーのようにIOCから簡略版を求められたらどうするのか。ボックスラクロスという室内競技は北米でプロ化されて30年以上にわたって存在するので道具立てやルール整備、運営ノウハウはあるのでしょうが、個人的な感想ではあれはちょっと違うのではないか、と思ってます。時間を短くするのは当然の妥協としてもぜひ野外でやってほしいなあと思っていたわけです。
さすがにそんな私が心配するようなことは米ラクロス協会も承知していたようで昨年末から6人対6人(通常10人づつ)の野外の試合を実験的に行ってみています。ただ時間短縮への踏み込みは足らず(と私には思えます)8分 x 4クォーターとか。通常のラクロスの国際試合は15分 x 4Qなので、中の人が考えると時間の半減は大きな改革なんでしょうが、たぶんもっと削らないといけなくなるんじゃないですかね。削った方が露出効果には良いのは7人制ラグビーで証明済みな気もしますし。またラクロスの場合、力の差のある対戦、一方的な試合が多くなるのも目に見えてるわけで、それを30分以上やり続けるのが良いことかどうかという視点も欲しい。濃厚な試合は決勝戦だけにしてその試合だけは長くやるという工夫でもいいかも。


さてラクロスはそのように五輪採用に向けての取り組みを既に開始しているのに対して、フットボールの方で五輪用の簡易ルールの工夫を模索してるという話は聞きません(まさかフラッグフットを想定?)。ほんとに採用に向けて運動してるのかなと疑いたくなるほど。
ひょっとしたらカネさえ出せばICOはどんな内容でも折れるとでも高を括っているのか。確かにNFLにはそれができます。ラクロス始めマイナースポーツにはそんな真似はできませんがNFLにはできる。IOCの過去の行状を考えると確かにカネで枠を買うことは可能でしょうが、そんなことしてNFLに何の得があるのかというところが知りたいですね。前回の記事で否定したとおりで五輪競技化するのと、他国でそれが見えるところで放映されるのかはまったく別の話なので。そんなので五輪の新規採用枠・地元枠に割り込むならラクロスの方に譲って欲しいような。

Troutの新TVCM登場

小ネタです。たぶん昨日このCMはTV初公開だったと思います。NCAAトーナメントを見ていたらこれをやってました。新製品のスポーツドリンクのコマーシャルにNFL Indianapolis Colts QB Andrew Luckと、先日MLB Los Angeles Angelsとの契約延長に同意したMike Troutが出演。タイミングから言ってCMが企画制作されたのはTroutの契約延長前なのは確実です。

先日コメント欄でMike TroutはBryce Harperと比較して野球の試合そのもの以外の話題と露出が少ないということを書いたんですが、こういう形で登場ですか。珍しい。
コンビとなったNFL側の選手がLuckというのは若干微妙。Luckは2017年シーズンを棒に振って2018年シーズンに復活したばかり。一流QBではありますが、超一流ではないし、特に全国区の人気選手という感じでもないです。どういう意図だかLuckとTrout。公開日はMLBの開幕日に合わせたんですかね。
記事検索
最新コメント
読者登録
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文