アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NFL/Pro Football

Jacksonvilleはよくやった

NFL Networkで昨日の試合の再放送をやっていてちょうど第3Qの途中、いいところからだったので見入ってしまいました。結果を知っていて見返すといろいろ違うものが見てきておもしろいです。
昨日から消極的だったと私も感想を書いたJacksonvilleの終盤のオフェンスですが、実際に見直してみると実際はパスプレーの方が多い。それも安全策ではない通っていれば試合の流れを引き寄せられたかもと思える惜しいパスプレーがかなりあった。1stダウンでランに行くにしてもWRリバースランを見せプレーにしてみたり無策であったという批判はちょっと酷かなというもの。ここぞというプレーが決まらなかったから敗戦したわけではありますが、昨日思ったほどには消極的なコールではなかったと思い直しました。
ただここぞというプレーのための準備はなかったということでもあるのでしょう。Patriotsがなりふり構わずダブルパスだのフリーフリッカーだのを繰り出して追い上げる中、Jacksonvilleのオフェンスには意外性はなかった。消極的ではなかったが意外性もなかったということです。まあJacksonvilleはリードを広げる辺りで既にフリーフリッカーは繰り出していたと思うんで、それ以外にどういう凝ったプレーが手持ちにあったのかどうか。
例えば4th&15+といったの場面の準備はあったんですかということです。残り2分を切っての最後の攻撃4th&ロングもそうですがそのひとつ前の3rd&18(ぐらいだったかな)でも普通のパスプレーをやってしまいました。そしてわずか4ヤードゲインでショート。あの場面でタイムアウト(3つ全部残っていた)を使わず普通のプレーを二度やって敗戦してしまった。後から考えれば一番悔いが残るのはあそこじゃないかなあ、と感じました。タイムアウトを使わなかった理屈はわかります。2ミニッツウォーニングを過ぎているのでタイムアウトは3つ全部ないとNew Englandにボールを渡したらそれで即座にニーダウンで試合終了だからですね。でもこの判断がたぶんこの試合の中で最大の間違いだったのだというのが試合を見直した感想です。あの段階になってまだ相手にまだボールを渡すことを考えてるのが既に間違っているのだと。4点差、既に相手陣内、2分を切っている。ベストプレーをやって勝ちきるべきときに、まだ無得点で相手の返しのドライブのことを考えていたのがまずい、ということかと思います。
もしJacksonvilleが手持ちに今季ずっと温めてきた絶体絶命のときのプレーを持っていなかったのならタイムアウトを取らずにそのまま行ったのは間違いではないでしょう。そういうプレーを準備していなかったこと自体が負けなのですから。そして通常のプレーで勝負して4thダウンパスはNew England CB Stephon Gilmoreのあのスーパープレーがなければ成功していた良いパスだったのです。やるだけはやった。プレーも悪くなかった。ただし相手がさらに上を行って良かったということですね。
もしJacksonvilleになにか絶体絶命のときにためのスペシャルプレーが準備してあったけれど、タイムアウトの数を気にしてそのプレーを使えないままで敗戦したのだとしたらあまりにももったいない敗戦と言えそうです。たいていのNFLチームは相当に細かく深いところまでプレイブックを練るのが当然なので、きっとJacksonvilleにもそういプレーがプレイブックの奥底にあったんじゃないかなあって思うんですけどね。3rdダウンでQBデザインランで残りヤードを大きく減らせれていればNew Englandからしたら、1stダウンも守らなくてはいけないがエンドゾーンも守らなくてはいけなくて、相当に守りにくかったはず。

結果を知っていてもなお手に汗握る好試合であったことは間違いなかったです。














Gronko退場も、Patriotsが堂々の逆転勝ち

第4Q、10点差を追うことになったところからのPatriotsはほぼ攻守にパーフェクトなプレーを続けて逆転勝ち。我々は一体何度Patriotsのこういう試合を見てきたことか。堂々の逆転勝利でまたもNew England PatriotsがAFCを制してSuper Bowl LIIへのチケットを手にしました。
試合前にGronkoを消されるとさすがのPatriotsも手数が足りなくなるかと予想していた試合。故意ではないにせよ第2Qの頭部へのヒットでGronkowskiが脳震盪、退場。昨年のSuper Bowl制覇はGronko抜きでしたが、あのときはクラッチレシーバー苦しいときになんでも取ってくれるEdelmanがいた。今年はEdelmanが全休。そしてこの試合でGronkoが負傷退場。レシーバー陣が手薄となり、さすがのPatriotsも10点差を追い上げるのにオプションが乏しくなって苦しいか、と思ったらWR Danny Amendolaが代わってのクラッチぶりを発揮。エンドゾーン後方でのTDキャッチの見事さはどうですか。
続くJacksonvilleの返しのドライブをディフェンスが止めた後のパントの場面で再びAmendolaが好リターン。ここで怪しいハンドシグナルでJacksonvilleのカバーチームを牽制した小技も効いてました。この辺の細かい(アンチの方からすればたぶん姑息な)技をこういう場面で出してくるのがPatriotsっぽいですよねー。
24−20と逆転に成功したあとの追いすがるJacksonvilleの4thダウンのパスをフルエクステンションではたき落としたプレー。時間切れを狙うPatriotsの最後のドライブの3rdダウンでのランで見事に1stダウンゲット(そしてサイドラインへは近づかない)など、こうキメなきゃいけないプレーをことごとく決めて逃げ切り。強いわ、と感心してしまいました。NFLの歴史上の特別なチームを見ているんだなという感慨があります。

Jacksonvilleの方。TV解説のTony Romoは試合決着後にJacksonvilleのQB Blake Bortlesをとても良かったと褒めていました。ミステイクがなかったという意味では悪くはなかったんでしょう。今季JacksonvilleはBortlesがINTを投げなかった試合では全勝だったそうですから、ミスをしない試合を壊さないプレーぶりは評価されても良いのかもしませんが、このビッグゲームの第4Qに、百戦錬磨のPatriotsディフェンスを相手にアウェイでTDが絶対必要という場面になったときには、試合を壊さないプレーでは足りなかったわけです。
まあシーズン前から考えればBortles個人にしてもJacksonvilleにとっても予想以上の成績を残せたシーズンでしたし、好試合でもありましたが、相手が悪かったです。










CB Ramseyは巨獣Gronkoストッパーになれるか

NFLシーズンもいよいよ残すところ3試合。今日はAFC/NFCそれぞれのカンファレンス決勝です。
AFCはJacksonville Jaguars@New England Patriots戦。ディフェンディングチャンピオンのPatriotsに強力ディフェンスのJacksonvilleが臨むという構図とされます。そうは言っても先週のJacksonvilleの大量失点ぶりを見ると、大丈夫かなブローアウトになってしまうと残念だよなとは思います。
先日も少し書きましたがPatriotsオフェンスの鍵はなんと言ってもTE Rob Gronkowski。でかく速くどんなパスでも取ってくれる。サイズがあるのでセカンダリによる1-on-1は競り合いに負ける。LBではスピードで追従しきれない。結局ダブルカバレッジにならざるを得ず、そうなると別のレシーバーへのカバーが緩くなるというのが基本構図です。それをJacksonvilleがどう手当するのかが見もの。

そこへ名乗りを上げているのがJacksonvilleのCB Jalen Ramseyです。俺がマン・ツー・マンでGronkoを止めると公言しています。陽動作戦なのか本気なのかはあと二時間もすればわかることですが、公開挑戦状、楽しみです。どういう形ででもGronkoをPatriotsオフェンスオプションから消せればJacksonvilleの勝機ですが、本当にそんなことができるのか。怪我をさせるようなのはやめてもらいたいですが、口撃と激しいチェックで苛つかせて両者退場というプロレスみたいな展開ならギリギリ許容範囲内でしょうか?わざわざ試合前に公言挑発してきたということはその作戦はアリなんじゃないかなーなんて想像して楽しんでます。

ではファンの皆さん、試合後にお会いしましょう。

必要なのはQBでもRBでもなく希望か

昨日びっくりしたまま練らずに記事をアップしてしまい失礼しました。一晩明けて考えてみると全敗Cleveland Brownsに必要なのは、少なくともファンにとって必要なのは未来への一筋の光、希望なのだからこのQB/RBの両取りで良いのかなとも思えてきました。今季全敗、昨季も1勝。NFL史上最悪とも言える成績を続けているBrownsに目立つオフェンスポジションのQBとRBを加えることで少なくとも話題性はある。若いオフェンスの核・顔を揃えてファンの希望を明確にして、他のファンには見えにくいポジションの問題点は追々解決するというのは経営術としてありと思えてきてます。なにせあまりにもひどい成績ですからね。
現行のNFLのサラリー構成だと通常NFLの補強ではスターポジションを補強するのは最後。なぜかというと勝てないチーム再建期にQBのルーキー契約期間を消費してしまうのはサラリー政策として愚だからです。QBのサラリーはルーキー契約期間を過ぎると一気に高額になる。だから順番として将来を託したいQBを加えるのは後にするのです。もったいないから。でもBrownsはそんなことが言っていられないのもわかるような。うまくいきますかどうか。

それより全体5位指名のDenver BroncosがドラフトでQBに行くという方が気になってきました。確かにOsweilerでは話にならないのでQBは要るんでしょうが、FAで補充しても良いはずですが。Broncosの場合は二年前にSuper Bowlを制した当時最強と言われたディフェンスがある。守備のスターVon Millerの持ち腐れ状態でもある。守備側が弱体化する前にオフェンスをなんとかしたいというのならルーキーよりもCousinsをFAでという方が現実的なような。
まあMel Kiperさんの仕事はドラフト予想であってFA観測はお仕事ではないですから、現実にFAで動きがあってからそれはまた反映させる、という感じなんですかね。

Cleveland BrownsはQB RB両取り?

ESPN系で今年のNFLドラフトの先読みをする番組Mel Kiper Jr. 1.0というのをやってました。まだドラフトコンバインも各校のPro Dayも進んでいない今の段階でのドラフト予想は煽りの面が強いんでしょうが、それでもこの番組を見てびっくりしてしまったのでちょっと触れれみたいです。なおこの番組で発表されていたランキングはESPN.comサイト内では有料記事となっているので登録されていない方は見られません。(私も見られません)
どこにそんなにびっくりしたかというと全体1位指名でWyoming QB Josh Allen、全体4位指名でPenn State RB Saquon Barkleyの両名を全敗Cleveland Brownsが指名すると予想していたところです。2位はNew York GiantsがEli Manningの後継QBとしてUCLA Josh Rosenと予想。あまりびっくりして全体3位が誰だったか忘れてしまいました。QBとして上位指名候補であるUSCのSam Darnoldはここではもっと下。Denver Broncosの指名予想。
Giantsの指名は順当でしょう。Eliの時代は終わったのは本人も含めて誰もが理解しているはず。全体2位なら今ドラフトの有望QBが間違いなく獲れる。Darnoldの評価が3人の中でイマイチなのも理解できる範囲。カレッジで試合を見ている限り、ドラフト予想で評判いいけどDarnoldってそんなにいい選手なの?という疑問を私個人はかなり持ってます。QBがプロでものになるかどうかの予想はものすごく難しいのは過去何度も見てきているのでダメ出しも絶対良いということも言いませんが、全体1位2位を使うような選手なのかどうかはよくわからない。
しかしながらJosh Allenが全体1位予想。これから次週のSenior Bowlで、またコンバインその他で評価は定まっていくのでしょうが、おおっと驚きました。Clevelandの場合4位指名権も持っているわけで、Allenが明らかに抜きん出ているというならともかく、4位ででもRosen, Allen, Darnoldの誰かは必ず取れるはず(自分たちの全体1位指名でQBは指名しないのですから)。そこまで惚れるべきQBなのか。Wyomingはマイナー校なので今季私はちらっと見た試合が一試合あるだけで語れるような知識はありませんが、Rosenと比較してそんなに良いのかと。4位指名に予想されているSaquon BarkleyがRBの逸材だけに、同じ1位4位を使うなら1位Barkley4位Allen(またはRosen)の方が良いようにも思えたのも驚いた理由です。








紙一重 Minnesota残り時間なしでの逆転TD

NFLのエンターテイメント性をこれでもかと見せつける大変なフィニッシュになりました。試合最後の3分間で4度逆転が起きる乱戦の最後は61ヤードサヨナラTDでMinnesota Vikings 29-24 New Orleans Saints。前半の様子じゃMinnesotaのスムーズな勝利になりそうだったのが一転これですから。この日の第一試合がすごい試合だったのでそれを上回ることはなかろうと流して見ていたのが最後にこうなってしまうとは。すごいです。
投げた本人のQB Case Keenum自身が信じられないと飛び跳ねまわり。サヨナラTDで決着でスタジアム歓喜。審判団がどうしてもPATをやれというので決着後数分後にPATを形だけやって終了。New Orleansの選手たちはすでにロッカールームに引き上げていたのをわざわざ呼び戻してあそこまでやる必要があるんですかね?(ラスベガスの賭けで違いが出る場合もあるでしょうからそのせいか)
シーズン前の第3QBだった Keenumの大出世シーズンとなって、これがSuper Bowlをホストするチームがカンファレンス決勝に残る初めてのケースになったようです。次戦はMinnesota@Philadelphia Eagles。Eaglesも主戦QBを欠きバックアップのNick FolesがQBを担う。レベルの高かった今季のNFCの優勝チームはバックアップQBのチームと確定したことになりますね。
Saintsが巻き返したことでこの大変なフィニッシュとなった。今季でSaintsを退団する可能性のあるQB Drew Brees、これがSaintsでの最後のユニフォーム姿かもしれない中、堂々の試合でした。ありがとうという感じです。

Steelersの追い込みをかわしてJacksonville

NFLプレーオフ Jacksonville Jaguars@Pittsburgh Steelersの一戦は45-42と激戦の末、Jacksonvilleが逃げ切りでAFC優勝戦に駒を進めました。うーん、なんというかSteelersファンからは様々な疑問が投げかけられそうな敗戦。結果的には前半に犯した2つのターンオーバーからの失点でついた差を埋めきれられなかったということになります。Pittsの反撃は迫力もあり試合は緊迫したものの、Jacksonvilleのオフェンスが踏ん張って一度も追いつかせなかった。
戦前の前評判はJacksonvilleはディフェンスがその強み、オフェンスはそれを邪魔しないようにミスを抑えてロースコアゲームで勝機を見出したいとされていました。前半にターンオーバーを奪って試合のペースを確保したのは確かにディフェンスでしたが、Jaguarsのランゲーム(Leonard Founette & T.J. Yeldon)が効き、QB Blake Bortlesの抑えめのパスとのコンビネーションでヤード数を稼いで点の取り合いでの勝負を勝ちきりました。
Steelersの二度の4thダウンからのロングTDパスはしびれました。何度点差を離されても盛り返してくるSteelersに王者の貫禄を感じました。そういうSteelersの追い上げで試合の流れが一気にSteelersに向かっても不思議ではないタイミングが何度もあったのに、それを許さなかったJacksonvilleオフェンスの奮戦を今日は褒めるべきなのでしょう。
7点ビハインドで2分強残りでのSteelersのオンサイドキックへの異論もあったでしょうが、それはまあ仕方ない範囲ではないでしょうか。確率を言うとキックオフはディープに蹴って3&アウトに賭ける方が正しいと言えますから批判を浴びるのはわかりますが、何か秘策があったのでは。結果的には5ヤードも飛ばずに失敗でしたが、たぶん高く跳ねるキック狙いだったんでしょうね。
あとは最後のPittsburghのドライブでサイドラインを割れずにインバウンドで倒れて(二度も)損をした時間がかなりあったのもいだだけなかったです。2ミニッツの前にタイムアウトは取るべきだったのに取らなかったのもよくわからない。Pittsburghはこういう雑なことをあまりしないチームなのに、なにやらチームが諦めてるのか?という疑問の湧くプレーであったかと思います。

やったねEagles、濃密な第4Qを制す

NFCのNo. 1シードながら主戦QBを失ってレギュラーシーズン終盤に失速したため前評判の低かったPhiladelphia EaglesがAtalanta Falconsとの接戦をモノにしています。最終スコア15-10。この試合は好試合。特に第4Q。両軍の攻守のせめぎ合いが濃密で熱く、追うAtlantaが1フルポゼッションしか第4Qに得られず。5点差を追っての6分残りからのAtlantaのドライブで雌雄を決するという展開に。この辺りがどちらも譲らずの好勝負。エースレシーバーのJulio Jonesに託して4thダウンを切り抜け、最後の最後もJulioに、というプレーでした。足を滑らせてJulioが転倒するも、それでもやはりJulioと心中という感じでそこへ投げたんですが僅かに高く、インコンプリートで決着。

Eaglesは前半はRB Jay Ajayiが奮戦。最終的には数字はラン54ヤードと少なめになってますが、その数字以上の活躍。後半戦になってQB Nick Folesのパスが効果的に通るようになって試合の主導権を確保。小刻みにFGを重ねての5点差を守りきってプレーオフ初戦をものにしました。


この日の第2試合ナイトゲームのTennessee Titans@New England Patriots戦は現在ハーフタイム、21-7でNew Englandがリード。先週に続いて敗勢のTitans、先週のような後半のサプライズ反攻があるかどうか。New Englandはなんのかんの言って手堅く、かつ攻めが多彩ですね。

NFLは儲ける前に浸透できるのか

既に読者のみなさんご賢察のことかと思いますが、前項の話はラグビーリーグをお奨めしているわけではないわけです。ぶつ切りの試合の流れが良くない、というよくある批判はたぶん事実ではないのではないか、ということを実例を挙げて言いたかったわけです。つまりは例えばアメリカンフットボールを知らない人に紹介するにあたっては「何をやっているのがわからない」というのがほぼ唯一の問題であって、何をやってるかわからない中、試合の小休止が特に目につくという話でぶつ切り云々は実はどうでもいいはずと言いたいわけです。そうでないとラグビーリーグがラグビーユニオン以下の人気しかつなぎ止められていない理由がありません。


何をやってるのかわからないと言われがちな競技としてはアメリカンフットボール、クリケット、野球、サッカー、ラグビー、オーストラリアンフットボールなど。観戦を楽しむのに馴れが必要な競技は多いです。対してバスケ、バレ−、テニス、陸上、水泳、相撲はプロセスと結果が短時間で直結しているので比較的そういう批判は少ないはず。但し実際には前者のグループの方がプロとして興業的に成功している場合が遙かに多いのはなぜか?という点に注目したいです。

仮説として「人々は単純なものでは飽きてしまう。ある程度の複雑さを求めている」という回答がありうるかと思うんですがどうでしょうか。


私が育った頃の日本では野球が理解が難しいスポーツだという認識はなかったように思います。それは高校・プロの放送がいつでもあって自然に野球というスポーツの流れを知っていたからなんじゃないかと思います。つまりそのレベルの浴びるように見る環境があれば多少ルールや戦術が複雑でもそのうちわかるさ、ということです。アメリカにおけるフットボールがまさにそれでしょうし、サッカー国におけるサッカーでも同じでしょう。それぞれは特に見やすいスポーツでなくても浴びるように見ている国の人にはそのフロー、いくつものパターンが自然に頭の中にストックされていく。それが文化というものです。

NFLの英国進出の問題はその文化をいまの21世紀の環境で人為的に作れるのか?ということでもあるんでしょう。TVだけに限っても各国で多チャンネル化が著しい(日本は極端に少ないままですが)。TV以外のエンタメもいくらでもある。そんな環境でなにかを浴びるように人々に見て貰えるほど提供するということは可能なのかな?ということですね。先日ご紹介した調査結果からすれば、内容への理解はともかく存在の認知は進んでいるようですが。


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あとアメリカンフットボールを知らない人に紹介する場合の話として、ルールが複雑だ、という話が出てきがちですがこれも私は違うんじゃないかなあと思っています。説明の切り口がその魅力の紹介とズレているのではとも思います。
これはアイスホッケーの例ですが、アイスホッケーを知らない人に競技を説明するビデオ(確かNHL本体の提供のHocky 101というビデオクリップだったと思います)で、最初にon the flyの話をするのに閉口したことがありました。on the flyというのは試合進行中に試合を止めずに選手が交代できることを指します。確かにそれは多くのスポーツとアイスホッケーが大きく違う点です。が。それを最初に持ってくるのは違うだろと思うわけです。ホッケーの魅力となんの関係もないじゃん、と。紹介すべきは豪快なスラップショットが最高!でもそれだけじゃレベルの高いホッケーでは相手も身体を張ってきてそうそう得点できないので、こうこうこうやってコンマ数秒でパスを回して決めるんですよーっていう実例の方でしょう。

同じ事でフットボールだと必ずダウン制の話を最初にしてしまうんですが、それは違うと思うのです。プレゼンとして間違っていると。相手を思いっきり吹っ飛ばして良いからとにかく前に進む。こういうサイズのスーパーアスリートがフルスピードでぶつかり合う!爽快!(それに際して細かいルールはあるけどそれは追々わかれば良いから気にしない!)。でもそうは簡単にいかないので前パス横パスやパスのフェイクを駆使して駆け引きするんですねーとプレーの例示すべきだと思うんですけど。


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