アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Basketball

カレッジバスケの層はこんなに厚い

今日からMLBが開幕、今夜からカレッジバスケットボールはSweet 16でNCAAトーナメント再開。いよいよアメスポの春です。

そんな中ですが他のイベントも行われています。カレッジバスケットボールのもうひとつのトーナメントであるNITの準決勝が昨夜あり、LipscombがNC Stateを接戦の末94-93で破ってNIT準決勝へ進出。テネシー州の小規模クリスチャンカレッジがNew York Madison Square Gardenに登場することに。
そのLipscombを引っ張ったのが同校のエースGarrison Mathews。44得点でハイスコアリングゲームを支えました。たまたま見てしまった試合ですがとてもおもしろい終盤でした。NC Stateは今年こんな接戦を落とすのを何度見たことか。

こういう試合、こういう選手を見てるとアメリカのバスケの層の厚さに感嘆します。今季前半にMarquetteのPG Markus Howardという40点50点叩き出す選手の話を書きました。先週末のDuke戦で一気に知名度を上げたであろうUCFの229cmのTacko FallもこのDuke戦まではドラフト予想での話題に登らない選手でした。そしてこの日の弱小校LipscombのMathewsの活躍。Mathewsは今季40分平均のスタッツで28得点。人知れずバカバカ点を獲っていた選手のようです。
TackoはNCAAトーナメントでのDuke戦というこれ以上ないお披露目の舞台を得て、あの試合後それまでまったく無印だったのが一部のドラフト予想で名前が浮上。Markus HowardやGarrison Mathewsはそこまでの舞台を得られず見てるのは少々マニアっぽいファンたちだけになるのでしょうが、注目の薄い中それぞれの戦いですごい試合をやり続けているんですね。こういう個別に見たらすごいなという選手がそこここに埋もれているのがアメリカのバスケなんですね。


カレッジバスケットボールの季節のNHLでの余興の一幕

小ネタです。NHL Carolina Hurricanesが試合後にこういう祝勝をファンに披露したみたいです。アイスリンクに簡易バスケゴールを持ち込んでダンクショットの真似です。March Madnessたけなわ。場所は全米でカレッジバスケの最も熱いノースカロライナ州。North CarolinaもDukeも勝ち進んでいるその最中にわざわざNHLの試合を見に来てくれた地元ファンにちょっとしたサービスですね。
こういう楽しいのは良いと思います。肩肘張ってなくて。
練習のときにこれを皆で嬉々としてリハーサルしていたのかと想像するとそれも楽しいです。NHLの選手たちって強面の選手が多くて、インタビューでもぶっきらぼうな選手が多いのに、サービス精神はあって良いなと。

Hurricanesは現在東の7位でプレーオフ圏内。カレッジバスケがあと2週間で終わるとNHLは一気にプレーオフへの追い込みモードになる季節となります。
その時期はNHLの方がNBAよりもおもしろいわけです。NBAは7位や8位でプレーオフに滑り込んでもほとんどの場合一回戦であえなく敗退がほとんど。対してNHLはレギュラーシーズン終盤に勢いをつけてプレーオフに突入したチームが強い場合が多いのでこの時期の争いは意味があるからですね。
今年は東はTampa Bay Lightningが飛び抜けて強い(77試合を消化したこの時期になってまだ14敗しかしていないのは尋常ではない。OTLもリーグ最少タイの4)ので8位でプレーオフ進出してLightningと当たるのはできれば避けたいところで、Hurricanesもシーズンの大事なところですが、そういう時期でも遊び心忘れずというのは良いなあと思います。

どこにこういう素材がいたのか

Duke x UCF戦見ました。結果がわかっていてもうぉーと声をあげてしまう場面が多数。これがプロじゃなくてアマチュアのバスケなんですよ。信じられませんね。

UCFのTacko Fall 。この選手はもう漫画の世界に近くないでしょうか。この選手がなぜ話題になっていなかったのか。なぜこんな選手が突如Dukeの眼の前に現れてしまうのか。漫画でしょう。モックドラフトに載っていたのに見落としていたのかと見直しましたが載ってない。載ってないのにこんなに動ける超長身センター。ファールトラブル陥ったのは確かに上げた手が前に来てしまっているので審判を責められませんが、それは将来に向けて修正可能なものでしょうし、なんというかすごいものを見たという感じです。

そしてその怪物的な229cmに向ってアタックしていくZion Williamson。その上3ポインターもこの日は決まるし、リム周りでの密集からも細かいショットは決まるし、ファーストブレイクで矢のようなアシストは通すしなんというかこれがカレッジバスケットボールの範疇の試合なのかなという感慨を抱かせる戦いになりました。超人対超人みたいな。
前半終了前のZionとRJ Barrettの連続and 1とかもううううと言いたくなる。BarrettもすごいんだけどBarrettは人間。UCF側で当りまくったJohnny Dawkinsの息子Aubrey Dawkinsもすごいけどまだ人間。ZionとFallは普通の人間じゃないなにかという感じ。
こういう超人と人間界最高の選手たちが集う場所がNBAってことなんですね。

最終盤のUCFのダンク失敗、Fallの5つ目のファールで退場、and-1のフリスローをZionが外したのをBarrettが拾って入れて4ポイントポゼションでDuke逆転・そして最後逃げ切り。結果を知っていてもこれだけハラハラする試合。生で見たかったです。NCAAトーナメント史上に残る熱戦だと言っていいと思います。

現在進行形のZion伝説 

なんかすごい試合だったようです。移動があったので見られなかった(遠隔録画はしておきましたがまだ見られてない)Duke x UCF戦が大変なフィニッシュだったようで。Dukeがギリギリの勝ちを収めて次週もまだ見られることに。

Sweet 16に残ったのは各地の1-3位シードが苦戦を経るにしても全校勝ち残り。2地区で4位が5位Auburn、12位Oregonと入れ替わっただけ。結果だけ見ればほぼ順当な顔ぶれが勝ち残ってます。PurdueとHoustonは私はESPNのTournament Challengeで高めに推してあるのでそこはホッと一息。

改めて各地の残りチームを眺めても、トーナメント開幕以前と同じくNorth Carolinaの地区が一番大変そうです。No.3シードHoustonはHakeem Okajuwan、Clyde Drexlerを擁した1980年代Phi Slama Jama時代以来の期待のシーズン。このHoustonがKentuckyと激突するのがSweet 16最大の好カードでしょう。

Gonzaga Sweet16進出 Hachimuraは不発

NCAAトーナメント3日目。優勝候補が各地で苦戦する中、Gonzagaがまずまず危なげない勝ち方で二回戦を突破してます。相手のBaylorも粘ったんですが結局差を詰めきれず。GonzagaではBrandon Clarkeが36得点5ブロックで圧倒。次戦16強戦は昨年のNCAAトーナメントで苦杯を舐めたFlorida State戦となります。
日本期待のRui Hachimuraは前半ファールトラブルもありましたが不調で6得点にとどまってます。せっかくの大舞台で日本でも注目を集めるタイミングでこの試合はちょっと残念ですね。終盤のBaylorの息の根を止めるべき時間帯にもファールでand-1を許してしまうなど冴えない試合になってしまいました。

以前から書いている通りNCAAトーナメントでの1試合の悪いパフォーマンスがドラフト順を大きく下げることは例が少ないのでことNBAドラフトを考えれば次頑張れということで切り替えれば良いことですが、レギュラーシーズンその他を見ていない新しいファンが期待して見てこの試合だったら、まあ、なんというか。

NCAAトーナメントの活躍は既にドラフト株の高い選手の順位を大きく損なうことはないですが、逆に上昇する方はしばしば起こります。Brandon Clarkeの今日の試合ぶりは大いに彼のドラフト株を上げる結果になるのでしょう。NCAAトーナメントの歴史上35得点以上5ブロック以上という記録を残しているのは過去2名のみ。Shaquille O'NealとDavid Robinsonの二人だけだそうです。それはすごい。

March Madness一回戦 No. 1シード苦戦連続

今年のMarch Madness一回戦の最大の勝者はJa Morantとなりました。マイナー校Murray State所属のためレギュラーシーズンではめったにTVに登場せず。私は一度だけ見ましたがその試合は周りの他の選手が当たっていなかったのでアシストは伸びないし、他が入らないのでMorant本人への相手マークもきついまま試合が進む残念な試合だったわけです。これは以前にも書きました。
Murray StateはNCAAトーナメントに出場できるかどうかシーズン最終盤まで予想がつかなかったのが、所属のOVCのカンファレンストーナメントを勝ってNCAAトーナメント行きを確定。ドラフト候補生としてバスケファンに名前は知られているものの実際に試合を見たことがある人が限られていたMorantのお披露目試合で爆発。17得点11リバウンド16アシストのトリプルダブル。それも猛烈なスピードで飛んでのダンク、矢のようなパスでのアシストと派手さも満点。一気にZion Williamsonに次ぐドラフトのスターになってしまいました。元々各種ドラフト予想では全体3位4位辺りの評価が多かったので順位が上がるかというと、DukeのRJ Barrettを抜かないと順位はほどんど上がりようがない(Barretも大変な好選手です)んですけど、Zionの指名権を引けなかったチームも喜んで新スターとしてMorantを指名していくことになるでしょう。鮮烈全国デビューです。
この活躍を受けて一部の解説者はZionよりも即効で入団したチームを良くすることができるだろうという予想もしています。その件はまたドラフトの頃にでも。
Murray Stateは明日の二回戦ではNo. 4シードFlorida Stateとの対戦。大型のFlorida StateはMurray Stateには難しい相手でしょうが、期待を持って見たいです。順当ならばその試合の勝者は次週、Rui HachimuraのGonzagaと対戦することになります。

No. 1シード4校のうち危なげなかったのはGonzagaだけという一回戦になりました。Duke、Virginia、North Carolinaと軒並み前半苦戦。Virginiaは昨年史上初のNo.1シードの一回戦敗退を喰っての今年。昨年のあの試合とほとんど同じ展開の試合でキツい試合だったと思います。他にもNo. 2シード最強と目されたMichigan StateもBradleyに大苦戦。HCのTom Izzoが試合中に自軍の選手にキレてしまい公衆の面前で掴みかからんばかりの勢いで選手を罵倒しているシーンが翌日のスポーツニュースで繰り返し放映されていました。確かにイライラは募る試合展開だったとは思いますが、ベテランのIzzoがあそこまでキレるというのはなにがあったんでしょうか。将来のリクルートに響かないと良いですが。
他にはNo. 12シードの健闘、4校中3校が一回戦勝ち抜き。
下の方のチームが力のあるチームが多くて上位校も気が抜けないですね。

NCAAトーナメント細かいところで工夫が今年も

全米優勝争いとは関係ないところで発表を見て即座に感じた点を。一回戦でLouisville x Minnesotaという組み合わせが、毎年ながらNCAAトーナメント選抜委員会、絶対狙ってこういうカード組んでるだろ?という気がしました。

MinnesotaのHCはRichard Pitino。Rick Pitinoの息子です。Rickの方はLouisvilleのHCなどで長年バスケ界を賑わせた名コーチですが、リクルート違反の咎を受けてLouisvilleから解任の憂き目にあったのが2017年のオフ。いまはRickはギリシャでコーチやってるんですね。都落ちですか。
Minnesota x LouisvilleなんてこのPitino親子のことを除いたら地味な組み合わせですが、わざわざNCAAトーナメント一回戦にこういう話題作りができる試合を持ってくるのがうまいかなあと。


先日当ブログで触れた元NBA選手が率いるカレッジチームからFirst Fourにたどり着いたのがSt. John's。元Dream TeamのChris Mullinのチームですね。苦しい成績だった昨季から覚醒を経て、今季NCAAトーナメント出場へ。これでしばらくMullinのクビは安泰か。

Gonzaga、最後の敗戦でタフな地区へ

Selection Sunday、NCAAトーナメントの組み合わせの発表がありました。日本注目のRui HachimuraのGonzagaはNo.1シードは確保したものの、WCCトーナメント決勝での惨敗が響いて4校のNo.1シードの中では最下位とされ、なかなか難敵の並ぶ地区から全米制覇を目指すことになりました。

4地区の中で最もきついのは文句なしに中西部地区ですね。North Carolina、Kentucky、Kansas、Houstonが上位4校。名前だとHoustonが少々落ちると見えるでしょうがそうではないです。Houstonは今季Americanで勝ちまくったシーズン。KansasよりもHoustonの方が怖いでしょう。ここはKentuckyがNo.2シードですが実際は本命では。但し数日前に書いたKentuckyが地元での地区決勝でさらに有利になる可能性はこn地区分けで消滅しています。

Gonzagaの西地区はNo.1 Gonzaga、No.2はMichigan。Michiganは今季前半サプライズのスタートダッシュをかけたチーム。No.2だけ考えるとたぶんNo.2の4校中Michiganが一番与しやすくその意味ではGonzagaは良い組み合わせを引き当てたとも言えます。
ただ二回戦、そして16強戦で顔を合わせる可能性のあるACCの刺客No.8 Syracuse、No.4 Florida Stateが難敵ですね。Florida Stateはとにかくサイズがある。特に7'4"=224cm Chist Koumadje対策をファールトラブルなくできるか。Florida Stateは安定して強いとは言えませんがACCトーナメントでNo.1シード校Virginiaに一昨日快勝しており、ハマったときの強さはGonzagaにとって脅威。Florida StateでなければNo.5のMarquetteも難敵・好チームです。
二回戦の相手となるであろうSyracuseは伝統のゾーンディフェンスがGonzagaオフェンスを悩ませる可能性が大いにあります。今季@Dukeで勝利を収めてもいる。ACCでは勝ち星は伸び切りませんでしたが、それはACC各校があのゾーンディフェンスと過去何度も対戦してコーチや選手がゾーン対策を承知しているから。実際にSyracuseの熟練のゾーンと対戦したことのないGonzagaの選手たちはぶっつけ本番となります。ゾーン攻略の基本戦術としてはゾーンの真ん中にミドルシュートの打てる選手を配置してそこへボールを入れることになる。そこへHachimuraがたぶん起用されることになるでしょうから、Hachimuraのミドルが当たるかどうかが二回戦突破の鍵になりそう。

全体を見渡すとDukeが良い組み合わせを引き当てたという感じが強いです。4日前にZion Williamsonが復帰する前はNo.2シード確定的だったところから一気に状況をひっくり返してしまいNCAAトーナメント本命になったか。
DukeとGonzagaがともに勝ち進んだ場合には全米準決勝戦での再戦激突となります。

Selection Sunday直前

March Madness NCAAトーナメントの組み合わせが決まる今日日曜日午後。土曜日の試合が終了した時点でESPNのトーナメントの組み合わせ(Bracketologyと呼んでます)のエキスパートの予想ではGonzaga+ACCの3校(Virginia/Duke/North Carolina)が揃ってNo. 1シードになるとしてます。No.1の一角を占めると前日まで予想されていたSECでは本命のKentuckyがSECトーナメント準決勝で敗退。その前日にSEC二番手だったLSUが準々決勝で敗退しており、残ったのはTennessee。TennesseeがSECトーナメントを制してもACC三強に届かないのか。

もしACCが三校No.1シードを占めると、No. 2シードとの組み合わせではカンファレンス縛り(同じカンファレンスから二校が同地区のNo.1とNo. 2に入らない)がなくなるのでどことどこがどう地区の組み合わせになるか発表まで読めなくなることになります。
同じESPNのBracketologyでは現時点でのNo. 2シードはKentucky、TennesseeのSEC組と、Michigan State、MichiganのBig Ten二校が予想されています。


他では先日当ブログで少し触れたPenny Hardaway率いるMemphisがカンファレンストーナメントで31勝2敗Houstonを相手に大健闘。アップセットを逃してNCAAトーナメントへの望みを断たれてます。このAmericanのカンファレンストーナメントはMemphisのホームアリーナでの開催。カレッジスポーツはホームアドバンテージは大いに意味があるなあといつもながらの感想になりました。実力でAmerican随一のHoustonを追い詰めてホームを大いに沸かせていました。HC就任初年度のPennyにとっては終戦ながらいい形でのシーズンの終え方になったともいえるのでしょう。
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