アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Basketball

Rui Hachimura、さらに評判高まる

ESPNで前Indiana HoosiersのHCだったTom CreanさんがKansas@Oklahomaの試合の解説。OklahomaにはStephen Curry以来、最もCurryに近い選手と言われるTrae Youngが出場でその紹介に忙しい試合。何が似ているというとシュートまでに速さと3ポインターのレンジの広さでしょう。Stephが2シーズン前にバカバカ決めていた3ポイントラインから2歩下がってのシュート、あれを決めちゃう初めてのカレッジ選手と言えます。前戦では48得点を叩き出している。(NBAと違ってカレッジの試合は40分+5分延長戦での48点です)その爆発力とプレースタイルの類似で大いに注目される新一年生。間違いなく今季後にNBAドラフト行きでしょう。体のサイズもほぼStephと同じ。チームメイトは決定力がイマイチの選手が多い中、我慢強くチームメイトにボールを配給してアシストも稼ぎます。
他にも今季のカレッジは好選手が例年以上に多いという印象なのでYoungがトップ5以内で指名されるかはまだわからないですが、NBAファンの皆さんはぜひ楽しみにして待っていただきたい選手ですね。

表題の件です。Tom Creanが試合前に現時点でFinal Fourの四校を選ぶならと問われてそのひとつにGonzagaをあげていました。そしてなぜGonzagaを推すのかの理由の一番最初に出てきたのがRui Hachimuraでした。日本から留学に来ている二年生。ものすごく高い評価をしてもらってました。Hachimuraは現在も先発ではなくベンチスタートですがシーズンが進むにつれてプレータイムも増え、ディフェンスのチームとの連動も目に見えて良くなってます。オフェンスでは昨季のガーベージタイムでもダイナミックなプレーでも注目されていたHachimuraですが今季は意味のある時間帯にガンガン攻められるようになってきている。クリスマスの頃と比較しても明らかに良くなっている。私が見ていると日本人なので贔屓目に見てしまうところもあるかもしれない、と自分の評価を疑ってしまうんですけど、Creanから見てもやっぱりそう見えるのだなと納得、安心。というか私が思っていた以上にHachimuraへの評価が高いのだなと。これはこちらも今年のNBAドラフト入り間違いないでしょう。すごいですね。日本人選手でロッタリー指名選手が出るような事態になるのかもしれません。

No. 6 Miam-FL全勝キープ Watanabe不発

Yuta Watanabeの試合がTVで見られるのはこれが最後かもしれませんので、ご報告しておきます。今日No. 6 Miami-FLをホームに迎えた試合がCBSSNで放送されています。相手のMiami-FLはバスケ校ではなく同校にとっては全米6位というランクはものすごく高い。今年はかなり強い学校が揃うACCの中でもDukeに次ぐ優勝候補とされます。そんなに強いのかという興味もあり観戦。

George Washingtonのホームはこの日の試合を同校にとっての今季最大のホームゲームとして地元を煽って観客動員を頑張ったそうですが空き席も目立ちました。もう学期が終わって帰郷した学生の多いこの時期はどこも動員は奮わないので仕方ないでしょう。


まずWatanabeのスタッツから 37分出場 9得点8リバウンド2アシスト2ブロック。FG 3/12、3ポインター0/2。数字だけ見ると悪いのでしょうが、以前に見たときと比べれば今日は奮戦した方だと思います。数字が伸びなかったのはMiami-FLのディフェンスが良かったからです。

Miami-FLには2人のNBAドラフト1巡目候補がいます。10位以内、悪くてもロッタリー指名が見込まれるとされる新一年生のLonnie Walker IV。これはものすごい運動能力の好素材。今現在はまだまだ完成にほど遠い選手ですがプロから見ると鍛え甲斐のありそうなすごいポテンシャルを感じさせる選手です。試合後のインタビューを聞いていると歳の割に落ち着いて賢そうな受け答え。1-and-doneでNBAドラフト入り確定的。この日も片手プットバックのダンクで敵地の観客も沸かせました。

もう一人はBruce Brown Jr.。BrownもWalkerもポジションはSG。基本Brownが先発、Walkerはベンチスタート。Brownの方は二年生。今季後のNBAドラフトでは1巡目下位での指名が予想されています(早出し予想ですからまだいくらでも変わりますが)。Brownは二週間前に指を負傷。この日の対George Washington戦も戦前は欠場が予想されましたが出場。そしてBrownがWatanabeにがっちり付いてWatanabeにシュートを許しませんでした。Brownのオフェンスの方を見ているとシュートを打つかどうか逡巡しているようなところが何度か見え、たぶんまだ指は完治していない。ただ相手の得点源であるWatanabe潰しのために敢えて好守備のBrownを回復不十分ながら出場させてきたという風に見えました。

BrownはSG、WatanabeはSF/PF級の背。高さはかなり差があるのにBrownにミドルシュートでブロックを決められたりでWatanabe苦戦。ちょっと打点が低い?それともBrownの反応が良いのか。これだけ背の差があれば普通ならその差を活かした攻めをすべきですが、Watanabeにはポストアップがありません。よってその部分のミスマッチをとがめることができず今季平均(15.1点)を大きく下回る9得点に終わったということになります。つまりプロ級のSGの選手に封じ込まれたということ。Brownに止められたという結果はともかく、他の部分でWatanabe自身の動き全体的には悪くなかったと思います。ある場面ではMiamiのレイアップをブロック、そこから味方がボールを獲るやいなやファーストブレイクのダッシュした反応の良さなどはかなり良かった。ただそういう動きの良さが得点に繋がらない試合でした。これが冒頭で書いた奮戦するも得点伸びずという中身です。守ってはMiami-FLのオフェンスが守る側にとって焦点を絞りにくいチームで活躍できず。Watanabeについては以上。次に動くのを見られれるのはNBAサマーリーグでということになりそうです。それともA-10のトーナメントか。

Miami-FLですが、これ強いの?という感じを受けました。確かにディフェンスはよく連動していてこの時期のカレッジバスケではよく練られている感じはしましたが、攻撃がずさんというか、光るものが少ない。前半最大21点リードしたんですが、もっと差が付いてしかるべきオープンショットを多数外していて、これが全米トップ10内のチームなのかなあという感じ。ディフェンスで良い形で獲ったボールからの攻撃が真骨頂という、地味ながら低得点で勝つチームでしょうか。あとMiamiはなんでもチームのフリースロー成功率が50%台だとか。それはひどい。低得点の試合が得意な様子なのに接戦になったら必ず負けちゃうじゃないか、という数字です。試合は後半にGWが盛り返して最少7点差まで近づいたのですが地力の差でMiamiが無敗を継続してます。

Yuta Watanabe 対Penn State戦 ずっと良かったです

当ブログはWatanabeウォッチをしているわけでもないのですが、先日彼の酷い試合をレポートしてしまったので、良い試合を見たときにもレポートしないと不公平かなと思い一項を設けます。
Yuta Watanabe選手の所属するGeorge Washington(GW)がBig Tenの@Penn State戦での後半に良い試合をしていたのでご報告したいと思います。GWはPenn States戦の後にはトップ10校のMiami-FLをホームに迎える試合があり、メジャーカンファレンスの学校との試合はこの二試合がたぶんWatanabe選手にとってはキャリア最後になるのであろうと思われます。現在のGWの様子ではNCAAトーナメントは絶望的、NIT出場も苦しいであろうと思われますので。サイズと運動能力のあるメジャー校の選手たちとの対戦は個人の評価の場としては大事でしょう。

まずWatanabeのスタッツですが31分出場18得点6リバウンド 8/15 3ポイントシュート0/2 1ブロックとなっています。前半5得点、後半13得点。

GWは試合開始からPenn Stateにいいようにやられて37-9、ハーフタイムで48-19の惨敗モード。Penn Stateのフルコートプレスが弛んだ後半戦にチームのオフェンスがリズムを取り戻し得点を重ねています。前回レポートしたときにはWatanabeはオフェンスでは3ポイントライン右外に孤立して張っているだけに近い驚くほどチームメイトとの絡みのない試合だったと報告しましたが、今回はまったく違い躍動していました。試合開始早々Kobe Bryantばりのターンアラウンドジャンパーで得点。実にスムーズ。これは今日は違いそうだと期待させるスタートに。体型からするとOlajuwanの方が似てるか。但し前半はその後は相手のブロックをミドルシュートで喰ったりで沈黙。

後半戦に入ってからはリバウンドに積極的にからんでからの得点や、自軍ゴール下から自分で持ち込んでそのままレイアップフィニッシュand 1(FT外れましたが)、外から切れ込んでのand 1。ハイライトをこの試合から切り取ってプロモを作ったらすごくかっこいいであろう活躍になってます。ドリブル、フットワーク、オフェンスの連動でも動きがよく、ディフェンスでも手がよく上がっていてリーチの長さを活かした好ディフェンスの時間も多く、リバウンドへの意識もよく見える、好試合になったと思います。この後半みたいな試合がコンスタントにできればカレッジでは一流選手ということになるんだと思います。課題の3ポインターは前半の最初の一本がリムの外側に当たっていて入りそうな感じではなかったのでそちらは諦め(たんだと思います)自分の強みのミドルとゴール下での競り合いに活路を見出して成功したということになります。

次戦のMiami-FLは来季のNBAドラフト指名が確実と言われるSGが二名もいる学校。そういう相手とどういう試合をするのかは気になる日本のファンの方もかなりいることでしょう。

万引き小僧Ball家次男 UCLAから海外プロへ

お騒がせBall一家の次兄LiAngelo Ballがカレッジバスケの名門UCLAから離脱、今後は海外のプロリーグでプレーしながらNBAドラフトを待つという意向を発表しています。UCLAが中国訪問中に万引き事件を引き起こしてUCLAから無期限出場停止を言い渡されていました。バカ親父LaVar Ballによれば「元々1年でカレッジなんて辞めてプロに行くつもりだったのに、出場停止とか馬鹿臭い」ということです。LaVarが余計なことを言いまくったので事が大きくなりUCLAも話題が収まったところでこそっと出場停止解除、ということができなくなったせいでもあるんですが。

元々NBAのドラフトは高校卒業後1年という縛りがあるだけで大学へ行く必要はなく、海外プロを経由してドラフトに臨む選手がいても良い仕組みでした。ですからLiAngeloが海外プロへ行くのはなんら問題もない。どこへ行くかはまだ判りませんが、さすがに中国リーグには行かないんでしょうねえ。それともバカ全開ですから行くのか。Ball家がプロモートするBig Baller Brandの店舗も上海にあるようですから、刑事事件の問題がなければLiAngeloの中国リーグ行きはビジネス戦略としては理に適ってるわけですが。

Klay ThompsonやDwyne Wadeは靴の契約の関係で毎オフ中国に行ってプレーしているようですし、他のNBAスターも多数訪問している。中国のNBA熱は外から想像するよりもずっと熱いのでしょうから、LiAngeloも行くかもしれません。

長兄でLos Angeles Lakers PG Lonzo Ballは、バカは親父に言わせておいて自分はあまりアホな発言はせず、NBAで活躍中。バカ親父によればLiAngeloも三男のLaMelo BallもLakersに入れて三人でプレーさせるのが夢なんだそうです。そこまでLakersが付き合うとは思いませんが、とりあえずLonzoはプロ合格。

LiAngeloの問題はどうも選手としての才能が兄と比較してかなり劣ると言われていること。カレッジならUCLAが普通獲るようなレベルではなくせいぜいミッドメジャークラスとか。どうもLonzoをUCLAがスカウトするときに抱き合わせならと言われてLiAngeloにも早い段階で奨学金をオファーすることになったのでUCLAに入れたという話です。そうだとするとUCLAは三男のLaMeloにも同様の約束をしちゃってるんですかね。そちらはまだ16歳でどう育つかわからないですが、いまのところちょっと背が足りなさそうです。

海外プロリーグ、それも中国以外のチームがLiAngeloを獲るかどうか。話題性はアメリカ国内でこそありますが、海外でそんなに注目されるような客寄せの要素があるかどうかもわからないですし。とりあえずLonzoさえプロで活躍していればしばらくはバカ親父は発言機会は確保できて楽しいんじゃないかと思います。アメリカの文化圏内のプエルトリコ辺りならセミプロでプレーできるような気がしますが、バカ親父がそういう都落ちっぽいのを良しとするかどうかはわかりません。

カレッジバスケ 日本期待の二人の試合を見ました

この感謝祭休みの期間中に日本からカレッジバスケットボールに来ているYuta Watanabe選手とRui Hachimura選手の出場試合を見る機会がありました。Watanabeは4年目最上級生。Hachimuraは2年生扱いです。感想を。

Yuta Watanabe選手の所属するGeorge Washingtonの試合を見る機会がありました。APランクNo. 15 Xevierとの中立地での試合です。
Watanabeは16得点1アシスト3リバウンド1ブロック。6/13シュート、3ポインターは0/3。ディフェンスでは良い所があったと思いますが、オフェンスは16点と数字は良いんですが、内容はうーん、どうもいただけない試合だったような。
オフェンスではほぼ右ウィングで固定なのに肝心の3ポインターがオープンショットでも入りそうな雰囲気なし。今季通しての成功率を見ても23.5%と、昨年よりさらに下がってます。最上級生でカレッジは最終シーズン、バスケを続けるならプロ入りしかないという時点になってNCAAの3ポイントラインでこれだけ入らないとつらい。外からは入らない中、ミドルジャンプショットはさらっと入って、欧州の選手みたいなプレーぶりで得点を挙げてました。
オフェンスで自軍との連携プレーがほとんどないのもどうなのか。pick&rollもpick&popもなし。というかスクリーンに立つ場面すらほとんど(確認してませんがひょっとしたら一度も)なく、ほとんどの時間帯で右側3ポイント外で孤立しているんですけど、毎試合こんな試合をさせられているんでしょうか。他の4人でオフェンスやっているようなもの凄く変な試合です。前年までも似た傾向はあったと思いますが、これほど孤立はしていなかった。かわいがってくれていたHCが交替になった余波でしょうか?外からのショットが入らないからかチームメイトもあまり外のWatanabeにボールを廻してくれないし、ボールが廻ってきてもよほどフリーでないと打たないし、よくわからない。
守る方では動きはまずまず良く、リーチの長さもあってミスマッチができたときにもカバーできる貴重な戦力ではないかと思いました。カレッジレベルなら相手の1番から5番までガードできるという触れ込みでした。今のNBAはGolden Stateに代表される相手とのミスマッチを受けきれる守備が重視される傾向にありますからWatanabeがNBAを目指すならそこがセールスポイントになりうるんでしょう。ただ今の身体では線が細くてNBAの4番を相手に守れるのかどうか。さらに前述のアウトサイドショットの成功率の低さはかなりキツい感じではあります。
NBAは狭き門ですが今はSummer League、G-Leagueもある。日本にも目をむければ日本のプロリーグもあるわけですからさらなる成長は目指しうる機会は一昔前に比べればかなりあるんでしょうが、とにかく3ポインターの成功率を上げないと。
試合放送の情報によればNCAA Divison Iに加入した日本出身選手は4人目とのことでした。

続いてRui Hachimura選手。全米ランクNo. 17 Gonzaga Bulldogs所属で、Texasとの試合を見ました。これはスタッツで確認するとHachimuraにとってはベストの試合を見たことになります。それゆえ過剰評価になる面もあると思いますが、この試合では攻守に大活躍。ベンチスタートながら両軍併せての得点トップの20得点。この試合はGonzagaが圧倒的にリードしていたのを終盤にTexasが仕掛けたフルコートプレスにハめられて大量リードを吐き出し延長戦の末にやっとGonzagaが勝った試合です。終盤の勝負所ではHachimura選手はほとんど出場せず。延長戦で試合時間が長かった(45分)わけですが出場 28分、20得点9リバウンド、7/14、3pts 1/3。動きもよくHachimura個人では文句なしの試合だったと言えるでしょう。こういう試合が全国放送に乗るのは幸運。Gonzagaの主力メンバーとの連携も活発で内に外に動きも良く、知らなければ日本人とは決して思わないエネルギー感、他の選手と違和感なかったです。
WatanabeのGeorge Washingtonの今季の見通しは微妙ですが、HachimuraのGonzagaは今年もまたMarch Madnessに残ってくる学校でしょうし活躍の場、注目される機会は多くあるでしょう。期待できそうです。尚直前二日前の試合(対No. 7 Florida Gators戦、ダブルOT)では2得点に終わってます。Texas戦での活躍が今後のHachimuraの今季の躍進の可能性を示しているのか、それともたまたまだった、ということになるかは今後次第ですね。

中国で万引きUCLA大苦戦

今回話が錯綜すると思いますのでご容赦願います。

カレッジバスケットボールの西の名門No. 23 UCLAが今夜Central Arkansas相手に大苦戦。UCLAは追い詰められながらもぎりぎりで追いついてなんとか延長戦に持ち込んでなんとか無名校Central Arkansasを106-101で振り切ってます。カレッジバスケはこういうのがおもしろいです。Central Arkansasの3ポインターがバンバン決まっての熱戦。敗戦はしましたが名門UCLA相手にアウェイでこういう試合を経験したチームが3月にまた大舞台に出てくると怖いのかも。そうでなくても無名校と呼ばれるチームでも好選手がいる、アメリカのバスケの裾野は限りなく広いのだなと再確認させられる試合でした。


UCLAの苦戦の理由をそこに求めるべきかどうかはわかりませんが、UCLAはこれがアメリカ本土開幕戦。Georgia Techとシーズン開幕戦を中国・上海で行ってきてのこれが今季二戦目でした。上海にいる間にUCLAの選手3人が万引きをしたとかで逮捕されるという騒ぎがありました。3人はUCLAから「無期限出場停止処分」となってます。それも苦戦の理由のうち?そうかもしれません。

その3人万引き犯のうちの一人がNBA Los Angeles Lakersのお騒がせルーキーLonzo Ballの弟、LiAngelo Ballだったことで余計に話題に。Lonzo Ballはルーキーで早くもトリプルダブルを記録。サマーリーグでも注目を浴びていたし、NBAの新しいスター候補生。しかしLonzo本人はともかくその父親がマスコミにあることないこと喋りまくりの困った親で、自分の息子をMagic Johnson級だのなんだのとか。オフシーズンにカレッジバスケ界を揺るがせたリクルート生への不正利益供与問題が噴出したときには「あいつら、俺がうんと言うまで諦めずにカネ持ってくるんだよ」とか爆弾発言。ちょっと待てという感じの発言だらけ。既にプロになってしまったLonzoはともかく、UCLAにLiAngeloが在籍中、さらにその下にLaMelo Ballという16歳の息子が高校にバスケ選手として在学中。カネ貰ってるとか言っていいのかよ?良いわけないです。3兄弟は全員同じ高校の出身なのでカネを貰ったとかオファーされたという場所は間違いなくその高校在学中のことになるんです。後先考えずなんでも言うなこのバカ親父は、という感じ。高校の側からすればたまったもんではない。なにせ前にも書きましたがこの問題は連邦捜査局FBIが調査して既に逮捕者も複数出ている問題で、こんな暴露話を白昼堂々とされてはFBIの捜査の目が向けられる可能性は十分。そんなこんなでたぶん高校と水面下でモメたんでしょう、LaMeloは高校中退。親父が個人的にコーチするとか。LonzoがNBA契約で稼いだカネは既にありますから個人トレーナーを雇って鍛えるってことですかね。まあ日本の方なら亀田兄弟を連想するようなくだらない話であります。そんなんでどこのカレッジに進めるのか。

それで万引きのLiAngeloの方に話を戻します。逮捕直後はアメリカにいるバカ親父は「そんなの些細なこと」と例によって強気発言をしていたんですが、中国では事情が違うということが徐々にわかったのかトーンダウン。UCLAチームは既に米国に帰国しても3人は帰れない。それで結局、たまたまアジア歴訪中だったトランプ大統領から中国側へ善処を要望してもらいやっとのことで昨日帰国したきたばかりです。釈放されたことでまたバカ親父のくだらない発言が聞けるようになると思います。帰国した3人はさすがに参ったのか帰国記者会見ではトランプや関係者への感謝を述べるハメに。ちなみに盗んだのはルイヴィトンのバッグなどとか。

珍しいんですよね。バスケの世界は圧倒的にトランプ否定派が多く、例のGolden State Warriorsのホワイトハウス訪問拒否事件などトランプをボロクソに言うのがほぼスタンダードになっていたところ。その中でトランプ大統領ありがとうございました、と言わねばならないハメに嵌ったのがまさかのあの口の悪いBall一家の次男坊かという。こんなくだらない万引き犯に米国大統領が口添えしてくれるっていうのは運が良いというかなんというか。

さらに話を広げます。この問題はSports Centerや、バスケ中継でも言及されていたんですが、とても気になることがありました。ESPNのカレッジバスケ解説をしているJay Williams(私にとってはいまでもDuke当時の名前のJason Williamsですが)がこの問題を問われて「子供のやったことだ。2~3試合の出場停止で良い」とか言うんですよね。Sports Centerでも黒人女性アナが「子供のやったことでしょ?大げさに言うようなことなの?」とマジで言うのです。あーこれはまずいなあと思いました。まず彼らは子供ではない。18歳成人です。Jay Williamsも即座に他の解説者(白人)に反論されていましたが、こういうのって「黒人の社会では盗みはしてもOKなんだなあ、きみたちの常識はそうなんだね…」という感じで実にまずいと思うんですが、Jayは本気でそういう主張をしてしまう。それも必死の顔で。それぞれの見方が形成されるにはそれぞれの人生の背景があるんでしょうが、今の分断が激しくなってきているアメリカではこういうのはやめた方が良い。正直印象悪いです。それにこの話は貧困家庭の子がスーパーマーケットで万引きをしたとかいうのとは違う。兄がNBAのスターでカネもあるのに海外試合の合間にヴィトンのバッグ万引き。アメリカ人の恥だろ!と他の解説者に反論されてもJayには近所のスーパーでの万引きとの区別がつかないようで納得しないんですよね。残念な話です。

現時点での結論ではUCLAから無期限出場停止を申し渡されてますが、UCLAが今後も苦戦するようなら年明け早々に出場停止は解除してくるのでしょう。

UCLAはバスケの西の名門としてCBS Sports Classicの参加校でもあります。CBS Sports ClassicはKentucky、North Carolina、UCLA、Ohio Stateの四校が三年1サイクルで総当たりするイベントで、先日行われたChampions Classicの成功を見て後発で組まれた同タイプのイベント。Champions Classic(Duke, Kentucky, Michigan State, Kansas)に有力カンファレンスのエリート校は抑えられてしまっており企画は困難だったかに思いますが、Kentuckyのみダブりでなんとか四校を揃えて、今季が四年目2サイクル目に入るところ。UCLAはKentuckyとの試合が12月に組まれてます。どうするんですかね、その頃までに万引き組の出場停止を解除してしまうのか。あまり時期が早いとまた叩かれるでしょうし、かと言ってUCLAはKentuckyの他にも優勝候補の一角No. 12 Cincinnati、またMichiganなど割と意欲的なnon-conferenceの試合を12月中に予定しており、March Madnessを見据えるとあまり負けたくはない。解除時期に悩むところですか。

ところでCBS Sports Classicですが、参加校の中で一番バスケの伝統のないOhio Stateの戦力がかなり落ち込んでます。HCを急にクビにしたりしたのも怪しく、個人的にはFBI捜査がらみでやばそうな学校のひとつではないかと思ってます。CBS Sports Classicは四年目、つまり今季を含めてあと三年はこの四校で続けなければならない契約状況なんですが、元々バスケの伝統がないOhio State、リクルートが細ってこのまま落ち込んでいってしまう可能性がありイベント側としては迷惑な状況。そこへさらにUCLAもBall一家がらみで云々となったらイベント全体が失速してしまう。単年イベントじゃないんで影響が大きいです。KentuckyとNorth Carolinaさえ出場すればそれなりに中立地の大都市でチケットは売れるでしょうが、相手校のグレードが落ちるとイベントの興行価値は大きく低下する。主催者としてはあと三年間我慢してOhio Stateの復活を待つしかないんですが、その後を考えて別の学校を引き入れるべく策動することも迫られそうです。場合によっては企画停止すらありうるか。同時に主催者はUCLAにはあまりおかしな事にクビを突っ込まずに伝統校のイメージを大事にしていて欲しいと思ってるでしょうね。入れ換える他の選択肢は乏しいので。

今年のChampions Classic四校は全部強そう

昨夜カレッジフットボールのCFPランク発表がされたのはカレッジバスケのChampions Classicダブルヘッダーの間でした。No. 1 Duke x No. 2 Michigan Stateが第一試合、No. 5 Kansas x No. 7 Kentuckyが第二試合。どちらも大変見応えのある好試合となりました。まだシーズン序盤、昨今は強豪校は程度の差はあれどこも才能溢れるブルーチップ新一年生を先発に組み込むため、チームプレーが稚拙だったりすることが多いのですが、この日はそういう部分は目立たず。この四校の中では一番二年生以上の才能が高いMichigan Stateがさすがのボール廻しからの得点を重ねてアドバンテージを感じさせましたけれど、大会場でのビッグマッチに新一年生達も奮戦。それぞれのチーム・選手の高いポテンシャルを示して各校の今季の活躍を期待させるに十分なイベントとなったと思います。カレッジを1年で通過してプロになるいわゆる1-and-doneの選手たちもこの四校の中には多いはずです。誰がドラフトまでに抜け出してくるんでしょうか。

第一試合はDukeの最上級生となったGrayson Allenが大爆発キャリアハイ37得点でMichigan Stateを振り切って88-81で勝利。Allenは3ポイントラインから下がってNBAの3ポイントライン辺りの距離からどんどんシュートを決める場面も何度もあり。この一試合で評価は云々しきれませんけれどあの距離からのショットにこのオフシーズンに自信を深めたのだろうと思われます。最上級生、NBAドラフトを見据えて相当努力してきた様子が見えたように思いました。昨年の試合と関係のない余計なトラブルを忘れさせてプロ転向できるか。同じDuke出身で期待は低いままNBA入り、シャープシューターとして生き残ったJ.J. Redickのような存在になれるか。

Michigan Stateの二年生Miles Bridges。昨季後1-and-doneだろうと大方が予想した選手ですがカレッジで優勝したいと残留してきたBridges、この日19得点チームハイタイ(3人が19得点)。まとまったチームの中でもやはりエースはこの選手か。例年Michigan StateはHC Tom Izzoの手腕でシーズン終盤までに良く練られたチームを造り上げて来る感じのシーズンが多い(逆に言うとシーズン中かなり敗戦する)ですが、この日の試合は今年は序盤から相当に強そうです。BridgesがNBAキャリアを一年削って残留したその心意気も大事なトーナメントの一戦では生きる可能性もあり期待できそうです。この日はMichigan Stateのタイミングを計った技ありのブロックショットも多く目立ちました。

第二試合はKansasがメンバーを欠きながら65-61でKentuckyを振り切り。Billy Prestonが自動車事故を起こしたとかでこの日はチームが自主的に出場させず。Prestonはシーズン開幕戦も授業に遅刻したという理由で出場させてもらえず、とKansasには珍しいトラブル型の新入生のようです。どうも自動車保険に入っていなかったとかそういう話っぽいです。試合の方はファーストブレイクでの失敗多発などいただけない部分もかなりありましたがなんとか試合をまとめて勝ちきり。シュート成功率35%で良く勝ちましたね。Kansasも今年もやってくれそうです。

シーズン冒頭バタバタしていた新入生多数のKentuckyがシーズン三戦目のこの試合では躍動。ポテンシャルの高さを示した試合になったと思います。とにかく全員サイズがある。この前までのマイナー校相手では圧倒的なサイズの差でなんとか勝ったような試合ばかりでしたが、この日強豪校のKansasの選手と見比べてもまだスパンの長さが目立つ、サイズのアドバンテージがくっきり。HC Calipariがハーフタイムに不満を表明していたリバウンドでも後半は健闘。Kentuckyの新一年生たちは現時点で横並びで誰がシーズンが進む中でエースとして浮上してくるのかまだ見えないんですが、そういう得点源エースの働きをする選手が出てくると一気にパワーアップしそうではあります。


No. 5 Kentucky 新一年生だらけ

カレッジバスケットボールシーズンが開幕。各地で開幕戦が行われてます。No. 5に推されているKentuckyは開幕戦でUtah Valleyと対戦。大変苦労をして逆転勝ちで開幕戦を飾ってます。Utah Valleyは金曜夜に@No. 5 Kentucky、明晩に@No. 1 Dukeというとんでもない開幕スケジュールを組んでます。これ、選手たちのための想い出作りで「いつでもどこでも行きますから!」とか言って強豪校に対戦を受諾してもらったかなんかでしょうか。なんでも同校は新興校ですが生徒数ではユタ州最大の学校なんだそうです。

そんな無名校との試合だったんですが、開けてびっくりKentuckyの新入生たちが右往左往の前半戦となってしまいハーフタイムでUtah Valleyが34-25でリード。Kentuckyのシュートは34本投げて7本。今年のKentuckyは全米No. 5とランクされてますが内実はスポーツ奨学生11人のうちなんと8人が新一年生。2人が二年生。才能レベルやサイズでは全米最高レベルなのでしょうが、最上級生が戦うUtah Valleyがリバウンドでも奮戦してKentuckyを凌いでしまうことに。後半も開始早々に最大Utah Valley12点リードまで差が広がりました。KentuckyのJohn Calipariヘッドコーチ激怒。

ここからKentuckyはゾーンディフェンスに切り換えてUtah Valleyのオフェンスの勢いを止める。サイズがあって高さも手の長さもあるKentuckyのゾーンに戸惑い、そこからターンオーバー連発→ダンクでやっとKentuckyが息を吹き返したぶんあの時点で18連続得点で逆転。そこからも相手を振り切れず最終スコア73-63でKentucky初勝利。Coach Cal、やれやれの表情でした。

Kentuckyは毎年のように一年でNBAドラフト行きを選択するプロ促成工場のようなプログラム。他校と違ってヘッドコーチが「君を良い選手にすることや勝つことだけが私の仕事じゃない。君がドラフトされるまでが私の仕事だ。」と明言して全米の高校トップリクルートを毎年集めてくる。そういうKentuckyでもさすがに8人は多いようです。脆い。たぶんNo. 5というプレシーズンランクは盛り過ぎでしょう。カレッジスポーツはシーズンを通して育つという面があるし、特にバスケは要は3月4月にトーナメントで勝ちさえすれば良い仕組みでもあります。新入生を育てるのは毎年の仕事で、この仕事をさせたらCalipari以上のコーチはいないわけで、この8人の一年生を春の本番March Madenssまでにどう仕上げてくるか楽しみにしたいとは思います。

ただ当面はかなり負けるかもしれません。来週火曜日に予定されているChampions Classicの対No. 4 Kansas戦はこの日の様子では惨敗もありうる。その前に日曜日に予定されている第2戦のホームでのVermont戦も負けるかなと思います。Vermontは昨季29勝、そしてそのほとんどのメンバーが今季も戻ってきている学校でマイナーカンファレンス所属校だからと言って侮ることができるような相手ではない。今日以上の苦戦必至、Kentuckyの方がアンダードッグだと思って見る方が良いかも。若い選手の教育のためにそういう相手との試合をCoach Calはわざと組んだのかもしれません。

カレッジバスケのシーズン Chempions Classicの名門校が揃って上位

冬も近づくこの時期、カレッジバスケの方もシーズン開幕間近です。今オフはリクルート生への利益供与問題が大きな汚点となっており今後の展開にも目が離せませんが、センセーショナルにFBIがこの問題を打ち上げ逮捕者が数名・LouisvilleのHC Rick Pitinoが実質解雇後は各校とも口をつぐんで嵐が過ぎるのを待っているような感じです。先日メディア対応の日にKentuckyの記者会見で、記者がこの問題を質問すると、Kentucky HCのJohn Calipariがそれを遮って「ウチのバスケットボールチームについての質問はないのかな?」と対応。それに追い討ちをかけて記者が「今日はメディアデーですから我々は自由に質問できるはずですが?それにあなた(Calipari)が答えるかどうかはあなたの自由ですけれど質問を遮るのはおかしくないですか?」なんて言っていて、いやーいきなり盛り上がってるなあと。

たぶんKentuckyやDukeのようなカレッジバスケ界で超名門、高校バスケのスターの誰しもが行きたがる学校は利益供与の必要性はさほど高くなく、どっちかっていうと怪しいのはその少し下のLouisvilleもそうですが、例えばHCを急に解任したOhio Stateとか、Baylorとかその辺の方が臭い可能性を感じます。単なる勘です。


さてそのKentuckyを含むカレッジバスケの名門校が発表されたプレシーズンランキングの上位を占めてます。毎年シーズンの序盤にChampions Classicと銘打ってKentucky、Duke、Michigan State、Kansasの四校が3年サイクルの総当たりで全米の大会場でビッグマッチを開催します。その四校がプレシーズンの5位以内に全部入っています。例年、一校二校評判で遅れを取るところが出るものですが今年は揃って期待のシーズンということになってます。組合せはNo. 1 Duke x No. 2 Michigan State、No. 4 Kansas x No. 5 Kentuckyというダブルヘッダー。毎年Champions Classicを見るといよいよシーズンだなという感じがします。ちなみにこの四校に割って入ってAP No. 3の位置を占めたのは西のバス有力校Arizona Wildcatsでした。

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