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アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Basketball

NBAプロスペクト in Hawaii

カレッジバスケットボールの小規模トーナメントが各地で開催中です。No. 1 Duke、No. 3 Gonzaga、No. 8 Auburnが参加しているMaui Invitational Tournamentはハワイで開催。参加各校は月曜から3連戦というスケジュールになっています。No. 1 DukeとNo. 3 Gonzagaは水曜日に決勝(または3位決定戦)で対戦する可能性があります。
初戦の月曜日はDukeは楽勝。Gonzagaは終盤に相手のIllinoisの抵抗に遭って2点差まで詰め寄られる事態になりましたが試合の大半はリードしたままでまずまず。
Dukeは楽勝で省エネ試合となって3人のプレミア新入生=R.J. Barrett/Zion Williamson/Cam Reddishも余裕の出場時間で翌日の対No. 8 Auburn戦へ。出場時間が限られていてもそれぞれ20/13/16得点。
Gonzagaは日本期待のRui Hachimuraが試合開始直後の3ポインターと含めて8連続得点。試合終盤にも3ポインターを決めて追いすがるIllinoisを突き放して勝利を確定させています。インサイドの密集でand-1を体勢十分で決めたりこのレベルでは強さも文句なしで23得点。Dukeのスーパー1年生たちとの対決が楽しみです。

Gonzagaの試合では解説のBill Waltonさんがノリノリでハワイ観光でいかに楽しんでいるかと試合中に披露。ひょっとしたら開催側との契約で試合と関係なくハワイの魅力をアピールするのも仕事のうちなのかもしれませんが、それにしても楽しそうでした。Bill WaltonはNBA Los Angeles Lakers HC Luke Waltonの父。息子はLakersでLeBron & 若手のチームを勝たせるのに苦労していますが、お父さんの方は余裕ですね。
ハワイの魅力を語る合間にRui Hachimuraも絶賛。

Duke ダントツランク首位

カレッジバスケットボールシーズンが開幕して初のランキング更新。APランクで開幕戦でKentuckyを粉砕したDukeが圧倒的に支持を集めて新No. 1となっています。プレシーズンNo. 1だったKansasが新No. 2。Rui HachimuraのGonzagaは変わらずNo. 3。

確かに開幕戦の内容はインパクトのあるものだったのでDukeの新No. 1には特に異論はありませんが、実は第2戦のホーム開幕戦対Army戦は少々疑問の残る試合だったのです。日曜午後の試合でNFLと重なっている時間帯でもありあまり多くの投票者が見ていなかったのかもしれませんが。体格・才能レベルで大きく劣る軍士官学校の選手に食い下がられて後半半ばまでArmyを突き放せずという試合だったのです。ナンバーワン新入生であるR.J. Barrettが試合序盤からシュートが入らず(後半に得点を重ねて最終的には23得点)。対して人気の注目Zion Williamsonはあの身体なのに小器用にレイアップを次々と流し込んでパワーやスピードだけの選手ではないところを見せていました。また第3の男Cam ReddishのスムーズなジャンプシュートにTV解説が「Kevin Durantみたい」と感嘆するなど、3人の超高校リクルートがそれぞれの持ち味を出しており、Armyに得点を許しすぎだったのが減点対象とは言え個人スタッツ的には文句ないところでしょうか。最終スコアは94-72。

NBAでは今オフにLeBron Jamesを失ったCleveland Cavaliersが1勝11敗と最下位、Zion Williamson指名へ向けて快走中です。今年はDukeが勝ちまくれば勝ちまくるほど、NBAでのタンク争いが激しくなるかもですね。LeBronを失って、僅か中1シーズンでZionが獲得できればCavsは大満足ではないでしょうか。

Dukeスーパースタート

カレッジバスケットボールシーズンが今日からスタートです。初日からすごいものを見てしまいました。例年開幕日から数日後・参加各校のシーズン2戦目などに開催されていたChampions Classicがシーズン開幕日に開催されています。今年のカードはNo. 1 Kansas x No. 10 Michigan State、No. 2 Kentucky x No. 4 Duke。

第1試合はKansasが終始2桁リード、最大17点差までつけられた試合でしたが、最後にMichigan Stateが粘って追い上げて3点差として試合を盛り上げました。これ毎度なんですよね。Champions Classicの4校ではMichigan Stateが常にリクルートで他の3校に遅れをとりプレシーズンランクではほぼ常に下になる。でも実際に試合をしてみるととにかくしぶとい。シーズン終盤になってMarch Madnessの頃になると苦しいシーズンでも必ずMichigan Stateは当たるのが嫌な相手として浮上してきます。HC Mike Izzoの指導力は抜群であると思います。

第2試合はDukeがすごいスタートをやってのけてます。今年のDukeは新人ランク1-2−3位を総取りして臨むシーズン。ただし得点力のある上級生がいないのでプレシーズンランクではKansasやKentuckyに順位で下にランクされていたわけです。ところが一気のスパート。前半10分であっという間に20点以上も差をつけてしまいました。弱小校を相手にではなくエリート校のKentuckyを完全に蹂躙してのスーパースタートです。

最大の注目選手はZion Williamson。身長6 ft 7 in (2.01 m) 体重285 lb (129 kg)。これ、ほぼMLB New York YankeesのAaron Judgeと同じサイズ(6ft 7in, 282lbs)です。その身体で垂直跳び115cm。そして今日も既に何度も披露している通り3ポインターも難なくこなす。なんなのこれ、この選手がつい数ヶ月前まで高校生だったんですよね。今日の試合のスタートダッシュの時間帯にリバウンド拾ってそこからドリブルでファーストブレーク、そこからスピードの乗ったまま味方に良いバウンスパスを出してアシスト達成。こんなのアリかよという。ただの筋肉オバケではないんですね。
ところが高校からのリクルートランクではZionより上の選手がいたのです。それがR. J. Barrett。こっちもいきなりすごいです。Zionのような型破りではなく正統派の好選手です。すべてがものすごくスムーズです。身体の作りも若手NBA選手のように均整の取れた身体。これもホントに数ヶ月前まで高校生なのかと感嘆してしまう。でまたシュートのフィニッシュが鮮やかかつスムーズ。かと思うとギアチェンジで相手ディフェンスを切り裂いてあっという間にダンク。ハーフタイム時点でBarrettが20得点、Zion Williamsonが13得点。トップ3リクルートの3人目のCam Reddishが12得点。他にもDukeには現NBA Minnesota TimberwolvesのTyus Jonesの弟=Tre Jonesもいて兄と似たプレースタイルで新入生スター選手たちを支えて5アシスト。もう一度言いいますがこれ全員ハーフタイムのスコアですからね。
このまま試合を押し切れるかどうかはわからないですが、このスーパースタートで「Dukeは素材はすごいが経験値がー」と保留気味だったファンやマスコミ関係者の意見を大きく変えてしまいまそうです。


日本期待のRui HachimuraのNo. 3 Gonzagaも同日に開幕初戦を戦ってますね。Gonzagaは無名校相手なので全国放送で見られるTV放送はありませんが、なんかすごいスタッツを叩き出してます。25分出場で33得点。いよいよ日本人初のNBAスター誕生へ向かうシーズンの幕開けです。

GonzagaとDukeはともに二週間後のMaui Invitational Tournamentに出場予定で、両校が勝ち進むと激突することになります。HachimuraがあのZion Williamsonと真正面が激突するというシーンが現出するはず。ともに2019年のドラフトトップ10指名を目指す選手たちによる注目の対決になります。

プレシーズンランク発表

カレッジバスケットボールのプレシーズンAPランクが発表になってます。ほぼAPランクに先立って他のメディアが予想しているのをなぞったようなランクですが、それでもいよいよカレッジバスケのシーズン到来だなという期待感は煽ります。
1位はKansas。なんでもKansasのプレシーズン1位発進はAPランク史上僅か3度目とか。Kansasのようなエリート校でも過去2度しか1位発進はないんですね。カレッジバスケは全国に散らばった有力校がしのぎを削る楽しいシーズンが毎年繰り広げられますから1位になるのは大変なのはわかりますが。
2位はKentucky。リクルートランキング最上位の1-2-3位(採用するランクによりますが)が集結したDukeはそのあまりの若さが不安視されたか4位。3位には日本期待のRui Hachimura所属のGonzagaが入ってます。Dukeとは真逆、カレッジとしてはベテラン揃いで、初の全米優勝が期待されるシーズンになります。

1位票が7校に分散。その1位票獲得校の中には昨季、March Madness史上初のNo. 16にアップセットを喰ったVirginiaも含まれます。Virginiaの昨季からの帰還組の選手たちが言うにはこの夏はこんなに激しく練習したことは一生のうちで一度もなかった、という夏を過ごしたようです。史上初、唯一の屈辱を受けたその悔しさがいっぱいだったことでしょう。完敗でしたからね。あの試合を経たら、今季はどんな相手にも絶対手を抜かない集中力は発揮することでしょう。

昨季のMarch Madenssでの話題だった学校ではLoyola-Chicagoが26位に当たる票を集めています。98歳(今は99歳になられているかもしれませんが)の修道女Sister Jeanがマスコット的に大人気も集めたLoyola-ChicagoがまたNCAAトーナメントに帰ってこれるか。今年はカンファレンス戦も含めて相手全チームが集中力を持って臨んでくるはずでそう簡単に勝ち進めないでしょうが、こういう学校の試合もシーズンの帰結に影響する、というところがカレッジバスケットボールの魅力的なところ、素晴らしいところであります。

1-and-doneへのNBAのアプローチ

NBAが高校からカレッジを通さずに直接下部リーグのG-Leagueにプロとして加入する道を開くと発表しています。これはかなりいろいろな切り口がある問題ですので、切り分けて論じてみたいと思います。

現行ルール下では、NBAドラフトへは高校卒業時から1年を経た選手のみエントリーできることになっています。その1年間は何をしていても良く、カレッジに行ってプレーしている必要はないのですが、現実的にはほとんどの超高校級のエリート選手はカレッジの有力校に進んで1シーズンのみプレーした後にNBAドラフトにエントリーする道を選んでおり、このルートを1-and-doneと呼んでいます。

1-and-doneの功罪は様々あります。エリート校では毎年常に18歳19歳の高校出たてのNBAスターの原石選手が一年間だけのカレッジバスケシーズンを戦います。それよりも一段下がるレベルの有力校は1-and-doneには届かなかった上級生を揃えてエリート校と対抗することができてMarch Madenssでは拮抗した戦いが繰り広げられて、様々なドラマが展開します。
またカレッジシーズンがNBAの来るドラフトの品評会と化している。これも功罪あって、良い面はNBAドラフトにエントリーしてくる面々がカレッジでの活躍で多くのスポーツファンにおなじみとなり、NBAドラフトが大いに盛り上がる。悪い面はスター候補生がドラフトへのデモンストレーションで目立ちたいのでチームプレーの熟成ができない場合がある。ここまではコート上の話です。

ここからが話がややこしくなるので適当に端折って話を進めますが、1-and-doneでNBAドラフト前から既にスターになるような選手には企業やエージェントが張り付いて裏金を渡して将来NBAスターになったときの契約を取ろうと群がっているという大きな問題があります。この問題は昨シーズンArizonaがFBIの標的になって現在も捜査が進行中です。
問題の基本線はNikeやAdidasが高校生選手に裏金を渡してそれぞれの企業がユニフォームを提供している学校へ勧誘するのです。これはNCAAルール違反でバレれば当該選手はカレッジでの活動ができなくなりますが、最初から1シーズンのみプレーするつもりの有力選手にはほとんど罰則はないに等しい。カネの流れを解明して結論を出したとしても当の本人はその頃にはもう学校にはいないのですから。またプロになったときに代理人契約を結ぶことを前提に代理人が高校生の時点で接触して前金を渡しているともされます。

この問題の解明には連邦政府=FBIまで乗り出しており、FBIが動くのであればこの問題はかなり常態化して悪質になっていると推察できます。
Nike陣営は有望高校生を自陣営のKentuckyやDukeに入れようと裏金を使って誘導する。Adidasも同じで選手をKansasやLouisvilleに勧誘する。それぞれユニフォーム契約で抑えている学校に有力選手を誘うわけです。「ユニフォーム契約でDuke→Nike」とカネが流れ、「裏金でNike→高校リクルート生」「リクルート生はNike陣営の学校へ入学」という仕組みになっている、とされます。つい昨日もニューヨーク州での訴訟でKansasのHC Bill SelfからAdidasにリクルート生へカネを流すように要請があった、という証言が飛び出したばかりですからこれかも延焼必至。これらの行為は全てNCAAのルール違反です。でも証明は難しい。アメリカは国民背番号制が定着しているので表のカネの流れは簡単に証明可能ですが、キャッシュなら足はつきにくいし、さらにBitCoinなど仮想通貨を使ってロンダリングされたらお手上げです。(マネーロンダリングは連邦犯罪で重罪ですからリスキーな行為ですが)

そういうクロな状況が常態化してFBIまで出てきてメスが入ろうとしているカレッジバスケの闇に対して、NBAが出したひとつの解決策が今回のG-League開放ということなんでしょうね。ドラフトの高卒後1年の縛りはやめないが、超高校級の選手(ほぼ裏金を貰ってカレッジに進んでいる選手たちと同意語なのでしょう)に限ってはG-League入りを認めて、一律$125,000を支払うというのです。公表されたクリーンなカネです。金額的にはエリートクラスの選手への裏金よりは安いのですが、クリーンなカネなのでおおっぴらに使える。G-League選手となった後なら企業からの紐付けも裏金ではなく、マイナーリーグのプロ選手へのスポンサー契約として正当な経済活動として行える。バスケ界の浄化という意味で悪くない。

NBA自身にとってもメリットがありそうです。翌年のドラフトの目玉選手が手持ちのG-Leagueの選手になることでG-Leagueの興行価値が格段に向上することが予想できるからです。一律$125,000ですから、もし10人そのような選手をG-Leagueに取り込めたとして$1.25 million、NBAにとっては最低給の選手一人分のコストでしかありません。その程度の金額なら、例えば今年ならDukeに進学したZion WilliamsonがG-Leagueにフル出場することで動員を増やせる入場料や広告料のアップも見込め、それだけでもペイする可能性がある。現在は基本的にNBA TV(手持ちのTV局)でしか放映のないG-Leagueの放映権をどこかに売れれば即座に儲けの域に入りそうです。最初から1年きりの在籍なので毎年新しい顔が入ってくるだけでその部分の人件費が上昇するわけでもないでしょう。G-Leagueの放映権がうまく売れるようならば20人でも30人でも楽に抱えられることでしょう。
そうなってくるとG-LeagueがMiLBのように独自で利益を出せるマイナーリーグに育つこともありえそうです。


NBAドラフト LeBronの行き先候補の動向

NBAドラフトが今進行中、ほぼ1巡目が完了するところです。全体1位2位は前評判通りでDeAndre AytonがPhoenix Sunsへ、Marvin Bagley IIIがSacramento Kingsへ。西で苦しむこの2チームを立て直す新しい柱になれるか。この二人は高校の頃に一年間だけですが一緒にプレーしたことがあるそうです。そんな高校チームとか、相手が困るでしょうね。アメリカの高校のバスケの試合っていうのはときどき150-18とかめちゃくちゃな試合結果が載ることがありますが。

今夜最初に驚いたのは全体の5位でTrea Youngが指名されたところです。Trea YoungというのはGolden State WarriorsのStephen Curryに擬されるプレースタイルの選手ですが、今季中盤に注目を集めるようになってからは相手のマークがきつくなって思うようにプレーできなかった選手でもあります。これが5位というのはかなり冒険。Dallas Mavericksトチ狂ったか?と驚きましたが、実はこれは3位指名の欧州スロベニアから来たLuka Doncicとの交換予定で、3位指名権を持っていたAtlanta Hawksへ行くことに。Dallasとしてはドイツ出身のDirk Nowitzkiと代替わりで欧州出身のエース獲得狙いってことですかね。それよりHawks、ホントにYoungで良いのか?という方が気になります。YoungがCurry級に化けてくれればもちろんそれで良いわけですが。Curryはカレッジはマイナーカンファレンス所属のDavidson。2年のときにNCAAトーナメントで大ブレイク。3年次にはマークされてスタッツを落としたという意味ではYoungと似た経過だったんですけど、それでも勝負どころではCurryはカレッジで決め続けた選手です。Youngはそれに比べるとかなり落ちるとも言える。来季のMavericksの1巡目指名権(条件付き)も付けてもらっての指名ですからその分割り引くとしてもちょっとギャンブルかなと。

それ以外で指名を見てなるほどーと思わせたのがLos Angeles Lakersと76ers。ともにLeBron Jamesの有力FA移籍先。Lakersの方は25番目の指名でMichiganのドイツ人選手Moritz Wagnerを指名。今年のMarch Madnessで大活躍した選手です。リバウンドにも強いPFですが3ポインターが打てる。そう、LeBronが来たらLeBronがドライブしてキックアウトする先に置いておくにはもってこいのタイプの選手ですねー。なるほどなーと指名された瞬間にニヤッとさせられました。

一方76ersの方はひねりが効いてました。全体10番目の指名権で地元のエリート校VillanovaのMikal Bridgesを指名。これは好選手なので悪い指名ではない。なんでもMikalの母親は76ersで職員として働いているそうで、母子ともに「夢がかなった!」と涙を流して喜んでいたんですが、数十分後にトレードでPhoenix Sunsへ送られることに。なんとも罪なことを76ersもやってのけましたね。
その後解説されていたところによると10位で新人を獲ってしまうとそのサラリーがキャップに響いてLeBronをFA最高額で獲得する場合の予算が若干オーバーするのだとか。あーそういうことかーという。

尚、一応LeBronの残留の可能性の残るCleveland Cavaliersは全体8位でPG Collin Sextonを指名。指名後のTVインタビューで「LeBronにCavsに残るようになにか言ってください」と問われての答えがものすごくバカぽい内容で吹いてしまいました。今日の1巡目指名の選手たちのインタビューの中で一番バカっぽい。これではLeBronさんを説得することは不可能ですね。
まあそもそもがポイントフォワードでありボール持ちたがりのLeBronが残留するならポイントガードなんて要らないですし。この指名だとCavsの首脳陣はもうLeBron残留は諦めてる感じでしょう。





Hachimuraが失った機会

昨日ESPNにお騒がせBall家の次男LiAngelo Ballが出演して、現在進行中のNBAチームとのワークアウトやリトアニアでの選手活動、父親のLaVer Ballが創設したJunior Basketball Associationの宣伝などを語っていました。
語ってましたが正直お喋りはうまいとは言えない。お喋り親父のLaVerより喋る人はそうそういませんが、兄でLos Angeles LakersのLonzo Ballの方がもう少し喋れます。

LiAngeloはBall家3人の中では一番才能的に劣るとされ、昨季UCLAに行けたのもより見込みの高かった長兄・弟との3人セットでUCLAが奨学金を確約していたので入れた程度、実力はミッドメジャーリクルートのレベルとされていたのです。NBA入りは難しいとも言われていました。その後、例の中国での万引き事件でUCLAから無期限出場停止→自主退学→リトアニアプロリーグでもまれて→NBA2018年ドラフト行きを宣言となりました。現在進行中のNBAドラフトを目指す選手たちが集う各種のコンバイン(NBAの主催する69人参加の最大のNBA Draft Combineには招待されず)や個別のチームとのワークアウトセッションには参加。
本人の話によればLakers、Clippers、Golden State Warriorsとも個別ワークアウトを済ませ、Oklahoma City ThunderPhoenix Sunsなどとも接触済み、まだ数チームとの予定ありとか。
Warriorsはまだシーズン中ですから無理ですが、LakersとのセッションではLakers所属の選手と3-on-3の試合を経験するなどプロレベルの中で多くの経験を積む機会を得ているようです。そういう機会の中でLiAngeloは評判を伸ばしてきており2巡目後半でのドラフト指名もあるのではないかと持ち上げるマスコミ記事もぼつぼつ出てきています。

日本からGeorge Washington大で4年間プレーしたYuta Watanabe選手もLiAngeloと似たようなもので、ドラフト候補生が揃うNBAドラフトコンバインには招待されませんでしたが、欧州で開催された新設の
NBA Global Campに参加して揉まれていたようです。さらに個別でNBAチームとのセッションもいくつかこなしている模様ですね。
WatanabeにしてもLiAngeloにしてもドラフト指名はあっても2巡目末尾、現実的には指名は見込みにくくSummer Leagueを通して実力を証明できればというのがというのが大方の見通しだったはずですが、それはともかくとしてこのように大学の学期が終わったあとの1ヶ月に様々な経験ができてその実力を伸ばす機会や、それをアピールする機会が多数与えられているわけです。

で表題の件です。当ブログではGonzagaのRui Hachimura選手に今年のドラフトに二年生として参入することを強くお薦めしてきました。マスコミ記事でもHachimuraがドラフトの前段階にすら参加しないのは今ドラフトで最も驚きだとすら書いていますね。
Hachimuraの評判はLiAngeloやWatanabeをはるかに超えていて、ドラフト1巡目の指名も十分見込める選手だったし、一流の選手が集うNBAコンバインにも招待される可能性は高かった。
他の若い選手たちがプロを相手、または異なる才能を持つ様々なプロ候補生たちを相手に毎日汗を流す機会を得て実力を伸ばしている。プロのスカウトや背広組と面接する機会も持てている。そういうすべてのチャンスをフイにして、Hachimuraはいまもカレッジでの活動時間の縛りに合っていつも通りのGonzagaの面々と体育館で自主練してるんだなあと思うと本当にもったいない機会を逸しているのだと思わざるを得ません。
最終的にカレッジにもう一年戻るという判断をするのは構わないとしても、代理人を雇わなければカレッジに戻れる状態でこれらのすべての経験ができて才能と経験値を大きく伸ばせたのに。誰がなにをHachimura選手に吹き込んでこれらの機会を邪魔したのかはわからないですが、ひどいアドバイザーもあったものです。来季Gonzagaで全米トップクラスのものすごい活躍をしないとこの損はHachimura選手が取り返すことはできませんが、もうこうなった以上それを目指すしかないですね。頑張っていただきたいです。

Villanovaまたも完勝で2年ぶり全米制覇達成

結果は大方の予想通りでVillanovaが完勝でMichiganを下して2シーズンぶりの全米制覇。有力校ひしめく現在のカレッジバスケで3年間で2度の優勝はダイナスティに近い大変な偉業でしょう。今季のNCAAトーナメント6試合すべてをすべて危なげなく勝った安定した内容も称賛に値するし、レギュラーシーズンから通して70点は当たり前、90得点もまったく珍しくないという圧倒的なオフェンスの火力はカレッジでのチーム作りに一石を投じるものではないでしょうか。特にその強力ディフェンスで全米ランク1位で勇躍NCAAトーナメントに登場したVirginia Cavaliersがあえなく一回戦で消えたのとセットで、カレッジバスケのこれからのトレンドを作ることになるのかも。
ちなみに第16シードによるアップセットとなったVirginiaの敗戦には、ピザチェーン店のLittle Caesarsが懸賞をかけていたのです。16シードによるアップセットがあったらタダでピザを提供すると。まさか実現すると思わずに高をくくって懸賞提供していたと思いますが実現。月曜日のランチタイムにその全米でピザの無料配布があって各地でローカルニュースにもなっていた模様です。Little CaesarsというとNHL Detroit Red Wingsの新本拠アリーナのネーミングライツを得ているのがお馴染みかと思います。

決勝戦の勝負の行方は完全にVillanovaと試合途中からはっきりしていましたが、試合後のOne Shining Momentを見たいがばかりに一応夜中まで付き合いました。
今年のトーナメントは例年以上に好試合や大アップセットが多かった。ブザービーターはLoyolaを除けばさほど多くなく、アップセットが弱い方のチームの完勝というのが多かったのが印象的。そういう中、6試合すべてを危なげなく勝ちきったVillanovaの強さは過去のチャンピオンチームと比較して特筆モノだったと言えるのでしょう。

Villanovaの圧勝決勝戦かそれとも

March Madenssもいよいよ決勝戦を残すのみ。トーナメントが始まる前からの本命の一角だったVillanovaの2年ぶりの全米制覇なるか、それとも第3シードから勝ち上がってきたBig TenチャンピオンMichiganのアップセットなるか。優勝戦は月曜日夜に開催になります。

MichiganはBig Tenで勝ち込み始めるまではほぼ全国的には無印に近かったチーム。それもあって私はシーズン中の同校の戦いぶりを知らない。対してVillanovaはシーズン冒頭から優勝候補の一角として名も上がり、実際non-conference戦の時期に同じく優勝候補だったGonzagaを完全粉砕した試合を見た時はこれはすごいと感嘆しました。その後も好調チームひしめくBig Eastで勝ちを重ね、NCAAトーナメント準決勝では強豪Kansasに95-79で勝って決勝進出。Kansas相手に95点?カレッジバスケットボールで延長戦でもないのに95点というのはめったにない大変な得点力です。
対するMichiganの方は準決勝でLoyola-Chicagoに逆転勝ちしたものの、ターンオーバーの多発とまるで入らないシュートで試合のかなりの時間をLoyolaにリードされる苦しい展開。5 feet 11ドイツ人留学生Moritz Wagnerが一人でリバウンドを取りまくって得点を重ねることでLoyola優勢の時間帯を凌ぎきって、後半にLoyolaのターンオーバー連発を期に一気に試合をひっくり返してます。Loyolaは長身のWagnerを止める方法を持たず、Michigan側からたった一人でリバウンドを取りに来るWagnerを相手に3人4人がかりでリバウンド合戦をやって奮戦するも、Wagner一人の能力にやられた試合でしたね。

Wagnerにあんな試合が決勝戦でもできるかというと、高さで遥かに優れたVillanova相手にそれは望めない。Michiganの他のメンバーたちの奮起がないとVillanovaのハイスコアリングオフェンスが炸裂したら早々に試合が決まってしまう展開もなしとしません。
但し。Villanovaは今季成績不振のSt. John'sに敗戦したという実績もある。カレッジバスケットボールには絶対はないです。Michiganのディフェンス能力で離されずについていければ、ということになるでしょうか。Michiganのオフェンスの爆発力は望めないのでとにかく離されずに行ってトーナメント2回戦の対Houston戦でのような1ショット勝負のぎりぎりの勝ちを目指したいところでしょう。
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