アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Basketball

バレーボールを例えに

前項で書いたVirginia@Dukeの試合中の解説のコメントにおもしろいのがありましたのでメモ。
Zion Williamsonが豪快なブロックショットをかましたシーンだったのですが、ESPNの解説Jay Bilasが「Karch Kiralyみたいにボールを弾き飛ばした」と表現したのです。日本のスポーツファンだとカタカナでカーチ・キライと書いた方が良いでしょう。米男子バレーボール代表のエースとして1980年代に活躍した方です。現在は米女子代表の監督として活躍中。
バレーボールはアメリカ国内で大きな観戦人気をもつスポーツとは言えない。そこへ80年代のバレーボールのスター選手の名前を持ち出して表現というところが個人的にウケました。Kiralyが現役だった当時は私は渡米前なので当時のアメリカのバレーボール人気が(五輪時の限定人気だとしても)どれほどのものだったのか想像もつきませんが、とにかく現在55歳のBilasさんにとってはバレーのアタックのようだというのを表現するのにすぐにKarch Kiralyという名前が浮かんだんだなぁというのがちょっとおもしろいかなと。
正確にはKiralyは1984年ロス五輪1988年ソウル五輪で6人制で金、遅れて五輪種目になったビーチバレーでも1996年アトランタ五輪で金メダルを獲得するなど米国人バレー選手としては知名度が高かったからということで、Bilasさんがバレーに詳しかったのかKiralyが現役の頃のプレーを日本のスポーツファンほど見たのかはわかりませんが、それでもバレーといえばKarch Kiralyなんだなーと。サッカーだといまだにMia HammとLandon Donovanなのと同じ感じでしょうか。

ZionのブロックはVirginiaにかなり圧力を加えていました。ターンオーバーからのVirgniaのファーストブレイクでVirginiaの選手の方が2歩ぐらい先行してゴールに向かっていたのにZionの後ろからのブロックを意識しすぎてレイアップをやめてしまうという場面なんかもありました。

個の力のNo. 1 Duke、全勝Virginiaを退ける

レベルの高い、そして興味深い試合になりました。カレッジバスケットボール、今季全勝No. 4 Virginia@No 1 Dukeの一戦がCameron Indoor Stadiumでありました。期待の激突。
Virginiaは記者投票のAPランクではNo. 4ですが、コーチ投票のランクの方では堂々1位に推されていました。DukeはAPでNo. 1。APとコーチランクが別の学校をNo. 1とすることはしばしばありますが、その二校が直接戦ったことは長いカレッジバスケットボールのランキングの歴史でもこの日がわずかに4度目のこととか。結果は長いつばぜり合いからDukeが抜け出し、最後Virginiaが粘ったものの届かずDukeが72-70で勝利。Virginiaはディフェンスに定評がありスタッツ上も全米最強のディフェンスチームだったのですが、今季最多失点。この日は全勝Michiganも早い時刻に敗戦しており、全勝チームが消えています。

チームディフェンスの良さから戦前はVirginiaの勝利を予想するプロ解説者が続出。No. 1にランクされたDukeがホームでアンダードッグ的に扱われる稀な試合でした。結果はVirginiaのチームディフェンスを、RJ Barrettが30得点、Zion Williamson27得点、二人とも個の才能を発揮して突破。二人とも力強いゴール周りでのオフェンスプレーでアンド1をもぎ取りDukeを勝利に導きました。Zionは相手3人抜きして、相手ディフェンダーに腕をもろに叩かれながらそのままスラムダンクというとんでもない場面も。
明らかに戦術としてこの二人にボールを集めて攻めまくり。試合終了1分前の段階で二人で55得点、あとは得点しているのがReddish8点とWhite4点だけ。来るNBAドラフトで全体1&2位を独占すると予想されるBarrettとWilliamsonの二人の能力と闘争心と出突っ張りのプレータイム(Barrett40分、Zion38分)でカレッジ最高レベルのVirginiaディフェンスと、試合中ほぼ60%のシュート成功率を保ったVirginiaオフェンスをしのぎきった試合。

チームバスケがお好きな方だとあまりのゴリゴリのDukeの個に頼った攻めが鼻につくとかいう否定的な意見もありえるのでしょうが、ここまでその路線で突っ走ってくれると逆に清々しいような。
Syracuse戦で肩の脱臼で負傷退場したPGのTre Jonesは今日はプレーできず。Syracuse戦でJonesを欠いてからチームオフェンスが機能せず敗戦した事実もあって、コーチKが普段なら求めるチームプレーは諦めて個に頼って勝負した感じでしょう。Duke(14%) Virginia(17%)ともに3ポインターがまったく入らずだったのもBarrett & Zionによるデュエルの連続を可能にしたとも言えます。

Dukeがランク1位でホームで敗戦したのは今週月曜日にSyracuseに敗戦したのが史上4度目。それ以前の3敗はすべて最大のライバル校North Carolinaに敗戦したもの。もし識者の予想通りVirginiaがディフェンスで若いDukeを倒してDukeが1位のままホームで2連敗していたらDuke史上に残る事態だったのですが、そうはならず。

リードした終盤にZion Williamsonがフリースローを外しまくってVirginiaの最後の粘りを呼び込んでしまった点以外はダブルエースの二人にとっては会心の試合となりました。

No. 1 DukeホームでSyracuseに敗戦

熱戦でした。Syracuseが延長戦の末、No. 1 Dukeを下してアップセット。Dukeは今季2敗目。
この試合、Dukeはスーパー1年生トリオの一角Cam Reddishが病欠(試合場には来ているので大したことはないはず)、そして同じく1年のPGのTre Jonesが試合開始6分で肩の打撲で退場。メンバー落ちの状態での試合での敗戦なのでその面では言い訳もつくのですが、内容は弱点が露呈した試合になったとも言えます。Tre Jonesの出場していた序盤にDukeはロケットスタートで飛び出したのが、Jonesを欠いてから明らかに精彩を欠く内容に。
さらに延長戦の最後の場面もPGの不在と経験不足が大きく露呈したと言えましょう。45秒残りでDukeが4点差を追う場面。ボールを3ポイントライン外で廻すばかりで25秒も経過してからやっとシュート。2ポゼッション差でこれはマズい。相手のSyracuseは伝統のゾーンディフェンスで中に入りにくいのはそうですが、既にその時点までで40分以上も戦ってきて、試合中はゾーンの真ん中にZion Williamsonが入り込んでゾーン崩しを試みたり様々なことをしてきていたのが、クランチタイムになったら右往左往か、と。
25秒時点でのショットが外れてオフェンスリバウンドを獲ったもののまたも外でボール回して13秒ぐらいまで打てず、じれたホームの大観衆が早く打てと悲鳴を上げるのを聞いてやって打つという始末。4点差2ポゼッション差で難しい判断が要る場面ではないのにこれはお粗末。1年生主体のカレッジのチームは経験不足が露呈する試合はままあるものですが、年も越してシーズンも半ばでこれはちょっとマズいのでは。それだけPG Tre Jonesに頼っていた面があるのか。
Tre Jonesのケガの内容がいまの時点でわかりませんが、あれっきり出てこないということは単なる打撲ではなく脱臼その他の可能性もあり長期離脱になるとことは重大。今週末土曜日にNo. 4全勝Virginiaを迎え撃つレギュラーシーズンの山の試合があるので大事を取ってTre Jonesにムリをさせなかった可能性もありますから軽症の可能性も残りますが。

ドラフトの方で注目のZion Williamsonは35得点10リバウンド、相変わらずリム周りで小技が効いたスコアを重ねているのに加えて豪快な4ブロックもありで、もうよほどのことがない限りドラフト全体1位から落ちることはないのでは。Zionと全体1位を争う同僚のRJ Barrettも23得点16リバウンド。ドラフト的にはこちらもトップ3指名の可能性は高いです。シーズン前にはBarrettの方が1位に推されることが多かったのですが、実力もともかくZionの人気・マーケティング力は凄まじく、選手としての才能で誰が見てもZionを上回る評価を得ないとドラ1の奪還はムリではないでしょうか。


NBAドラフトの話題なのでついでにGonzagaのRui Hachimuraのことも。現時点での各種モックドラフトでは高いところで4位、10位前後が多くなってきてます。一時期に比べると若干落ち気味ですが、Hachimuraの評価が落ちたのではなく、周りの競争相手となる1年生たちがカレッジの試合に慣れてきて見栄えが上がっているからということかと。3年生のHachimuraの評価がこういう感じで動くのはまあ想定内なのでしょう。
GonzagaはWCCのカンファレンススケジュールに入っており、一昨日土曜日の試合がESPN2で放送になっていたのを見ました。試合はホームのSan Franciscoが食らいついてきて終盤までずっと接戦熱戦も最後は突き放して96-83。試合を見ていないと楽勝したようなスコアになってますがそういう試合ではなかったです。Hachimuraは21得点。接戦だったのですが自然体の試合というか、ガツガツしたところがなくチームメイトを信頼した試合ぶりとでも言いましょうか。そんな試合でもちゃんと20点以上になっている安定の実力を示しているとは言えるのでしょう。

すごい選手がカレッジバスケには埋まっている

No. 14 Buffalo@No. 20 Marquettteの一戦を観戦。全勝Buffaloが奮戦するも地元Marquetteの火力についていけず初黒星を喫しています。しかしながら内容は両チームとも良く、大変良い試合だったと思います。両軍ともにNCAAトーナメントに出てこれそう、出てきてほしいと思わせる好チームでした。

MarquetteのPG Markus Howardが後半だけで40得点。終盤には自軍25連続得点というめちゃくちゃな入り方。Buffaloのディフェンスもしっかり飛んで止めにいっているのにタフショットの3が次々と決まる。フリースローも危なげなくどんどん決める。Stephen Curryを見るようなすごい3ポインターの連続爆撃、それもnothing but netというのばかり。すごいものを見てしまったなという感じの試合でした。カレッジバスケでこれだけ爆発的なスコアリングを見ることはめったにないです。

こんなすごいのがいるのか、と驚いて、NBAの来季のドラフト予想サイトを見てまたびっくり。この選手、どこのモックドラフトサイトでも60位までに入っていないんですね。今日の45得点はHowardにとってはキャリア2位タイ(52得点がキャリアハイ)。この日だけバカ当りしたわけではない。そういう選手でもドラフトにかからないと予想されているんですね。
公式では身長が5 feet 10となってますから180cmに足りていないはず。この背がNBAでは致命的だと見なされているのでしょう。それにしてもすごいです。こんな選手が埋もれているのがアメリカのバスケなんですね。他国が追従できないほど強いはずです。

Howardは昨季後にドラフトへのエントリーを考慮しながらカレッジに戻ってきた今季3年生。ドラフトでは伸びしろをより重視されるので3年生になるとドラフト順位は上がらないというのはよくあることですが、今年のMarquetteはチーム状態も良さそう。チームを引っ張ってMarch Madnessの時期にまた何度も名前が聞けるようだと楽しみですが。そうでなくてもこれだけ得点力があるとSummer Leagueでどこかが試してくれるんじゃないかなあと思いたいです。

青いCarrier Domeの観客席

Carrier Domeというのはカレッジバスケの名門であるSyracuse Orangeのホームスタジアムです。フットボールとバスケ(さらにはラクロスも)が共用。バスケの場合は半分に仕切って使用します。その場合の収容上限は35,000人ほど。フットボールでは約50,000人収容。上限が大きいのでビッグマッチになると大観衆が詰めかけ、その結果カレッジバスケの平均動員では全米最大規模、平均26,000人ほどのファンを集めます。

そのCarrier DomeにNo. 14 Buffaloを迎えての試合が昨夜ありました。カレッジバスケでSyracuseは名門。一方Buffaloはメジャースポーツで強かった時代がありません。カレッジフットボールファンならBuffaloは一時期全敗シーズンやそれに近いシーズンを続けていたのをご記憶かもしれません。
Buffaloのバスケチームは今年3月昨季のNCAAトーナメントの一回戦でその後NBAドラフトで全体1位指名となったDeAndre Aytonを擁するNo. 4シードArizonaを89−68で完勝アップセットで名を上げました。勝ち上がったあとの二回戦ではNo. 5シードのKentuckyに完敗してトーナメントを去ってますが、爪痕を残したというトーナメントでした。
それで自信を持ったBaffaloが10戦全勝、今季まだ無敗でニューヨーク州内の名門校Syracuseへ乗り込んだという試合だったわけです。車で2時間ほどの距離とか。

Syracuseという街はニューヨーク州の外れにあり、大都市圏からは大きく離れ、また州内や近隣州にライバルと言えるような学校も少ないのもありビジターのファンが多く来るというのは珍しく、Carrier Domeはほぼ常にSyracuseのチームカラーのオレンジ色一色になるのが常です。ところがこの日はどうでしょう、ざっと見4割ほどがBuffaloのチームカラーの青色で占められていました。昨季の大アップセットで注目を集めた同校のOBが州内のバスケエリート校のSyracuseとの対戦に勇んで駆けつけたということなんでしょう。こんな色のCarrier Domeの風景は初めて見ました。

試合の方は試合開始からずっと地元Syracuseがリードしていたんですが、試合時間が残り10分となった辺りでついにBuffaloがチャージ。3ポインターなどで抜き去るとそのまま勝ちきって、最終スコアは71−59。力強い勝ち方。地方の弱小校がたまたま無敗で来ているというような勝ち方ではない、自信に溢れた勝ち方で感心しました。ファースブレイクでSyracuseの伝統のゾーンディフェンスがセットできない場面が多数。
Buffaloはこれで11戦全勝。対Syracuseでの勝利は1963年以来とか。今季は既に当時No. 13だったWest Virginiaにも勝っており、Syracuseにも勝利。次戦は@No. 20 Marquette戦が待ってます。もしMarquette戦でも勝てるようだとマイナーカンファレンスからのat-largeでのNCAAトーナメント出場が目指せる立場となるのでしょう。
こうやって急激に伸びてくる学校があるというのはカレッジバスケの楽しみのひとつですね。そしてそれにちゃんとファンが付いているというのもすごいかなと。アメスポの支持層の深みを感じるところです。

North Carolina、Gonzagaを返り討ち一蹴

正午ティップオフだったNo. 17 Villanova@No. 1 Kansasの好カードを押しのけてプライムタイムの全国放送となったNo. 4 Gonzaga@No. 12 North Carolina戦。2シーズン前の全米優勝戦の再戦でもあり期待の一戦だったのですが、結果はNorth Carolinaの快勝、103-90。3ポイントシュートを52%決めてGonzagaにリードを縮める機会を与えず逃げ切り。Gonzagaにとっては今季最多失点で2連敗。正直拍子抜けな試合となってしまいました。

North Carolinaは3ポインターこそ入っていたもののものすごく良いという感じでもなかったのに対して、Gonzagaの躍動感のなさが気になる試合展開でした。6日前の中立地での当時No. 6 Tennessee戦で敗戦してから中5日、お疲れということはないはずの試合なのにこの内容はいただけないような。対Tennessee戦の時点でAPランク全米1位だったところからの有力校相手の2連敗で週明けの新ランクではどこまで落ちるか。ここからはもう有力校との対戦はありません。


ちなみにVillanova@Kansasの方にはNFL Kansas City ChiefsのQB Patrick Mahomesが会場に観戦に来てました。Chiefsは木曜日に試合を終えているのでシーズン中数少ない週末に時間の余裕がある土曜日。それにしても好きなんですね。同じKansasと名がついていてもChiefsの所在地のKansas Cityと、試合の行われたKansas大のキャンパスまではざっと1時間。数少ないシーズン中のオフに時間を使ってスポーツ現地観戦なのですから。
Patrick Mahomesは現在の職業がフットボール選手。父親が元MLBの選手ですが、それでもバスケも当然のように見るというところがアメリカぽいのでしょう。

No. 1 Gonzaga今季初黒星

日本期待のRui Hachimura所属の全米ランクNo. 1 GonzagaがNo. 6 Tennesseeと対戦した中立地での試合。レベルの高い激戦となり、最後はこの日大当たりだったTennesseeのAdmiral Schofieldの決勝3ポインターが決まって76-73でTennesseeが勝利、Gonzagaは今季初黒星となってます。Tennesseeは今季1敗で、唯一の敗戦は、全勝で今日午後発表になる新ランクで1位に復帰するであろう対Kansas戦でのもの。Kansas、Tennessee、Gonzagaに敗戦したDukeあたりも含めて今季の最上位の学校同士の総当たりに近い戦いの結果は、Kansas以外は無傷で抜け出すことはできず。カレッジバスケでは全勝でシーズンを通すことはあまり現実的ではなく、こういう具合に強い学校と切磋琢磨して3月の本番March Madnessまでに実力を蓄える争いとなります。上位のどの学校がFinal Fourへ出てきて再戦となっても期待できるシーズンになりそうです。

試合の方は最後試合時間残り1分弱で73-73の同点。ボールを持ったTennesseeがなぜか早めに攻めず。通常の戦術なら30秒のショットクロックを考えて40秒辺りでシュートすれば、入っても入らなくてももう一度ポゼッションが戻ってくると考えるものですが、なぜか遅攻。TennesseeはエースのGrant Williamsがファールアウト済み。Gonzagaから見ると後半に入って当りまくっていたSchofieldを徹底マークの場面だったはずですが、なぜかHachimuraがPGの方につられてしまいSchofieldをワイドオープンとしてしまい、そこを逃さずズバリ決めて決勝点。キャリアハイ30得点、3ポインター10本中6本決めてます。
そこからGonzagaは2ポゼッションを得た(Tennesseeがフリースロー外し)んですが最後のHachimruaの3ポインターも外れて敗戦。まあこんなこともあるさという試合でしょうか。

GonzagaはマイナーカンファレンスのWest Coast Conference所属。次戦の@North Carolina戦を過ぎるとあとは3月の本番NCAAトーナメントまで全国的な強豪校との対戦がなくなるスケジュール。初の全米制覇を目指すにはこの日のTennessee戦での激闘敗戦は本番での糧になるはずと考えて切り替えるところでしょう。
尚、North Carolinaは2シーズン前にGonzagaが全米優勝戦に進出したときの相手。当時はHachimruaは新一年生でベンチにはいたものの出場はなし。Gonzagaの夢を砕いた相手の本拠地に、今度はベンチウォーマーではなくエースとして乗り込んでの勝負となります。

Gonzaga 今季の正念場4連戦第2戦は八村のクラッチジャンパーで決着

カレッジバスケ全米ランキングNo. 1のGonzagaが州内メジャーカンファレンス校であるWashingtonとの試合に登場。ESPN2で放送。先週の@Creighton戦、Washington戦後に続く@No. 7 Tennessee戦、@No. 14 North Carolinaと続くGonzagaの今季のスケジュールの正念場の4連戦となります。

前戦Creighton戦は良かったです。最終スコアは103-92で快勝。NBAより8分も試合時間が短いカレッジで100点超えは頻繁に起こるものではないですが、Gonzaga今季8戦して4試合が3桁得点。前半からCreightonの3ポインターが当りまくっていたのを危なげなく堂々追い上げ追い詰めての勝利。日本のRui Hachimuraは前半ファールトラブルで前半最後の6分出場できずという展開でスタッツの数字は伸び切りませんでしたが内容は安定。相手のダブルチームを引きつけてチームメイトにチャンスが自然発生するという堂々のエースぷりで22得点11リバウンド。
日本人選手がカレッジバスケのナンバーワンチームのエース。すごい話だと思います。

今日のWashington戦。Gonzagaがほぼ終始リードしながら終盤にリードを溶かしてしまい最後の段階で同点。残り8秒ぐらいで相手のフリースローが2本決まって同点。Gonzagaはタイムアウトを取らずにそのままラストショットへ。フリースロー前の段階のタイムアウト時に最終プレーまで指示を出してあったということでしょう。そのプレーがハイで相手の長身選手を背負ったHachimuraにボールを入れて、そこからそのまま振り向きざまのジャンパー。これが決まって決勝点です。0.6秒残りになったのでブザービーターではないですがそれにほど近いクラッチシュート。今季まだ9試合ですが、このHachimuraのミドルジャンパーが決まる場面を何度見たか。インサイドの強さとこのミドルの勝負強さと両方持っているのはすごいでしょう。特に今日のは背負っていた相手ディフェンダーは6 feet 11、カレッジで対戦する中では一番高い相手であろう相手。Washingtonの側もHachimuraのジャンパーをわかっていて付けた最長身の選手。警戒マークされて、そのさらにその上から打って決めたのは価値があります。

試合としては全米No. 1チームとしては褒められないリードの溶かせ方であったので反省点はあるでしょう(特に35秒残りで相手がファールしてこないのに10秒以上残してシュートを打って外してピンチを広げたとことか)が、Washingtonが終盤の後がないところからよく続けざまに決めたことを褒めるべきか。

カレッジバスケの新ランクNET初回発表

カレッジバスケットボールで長年使われてきたRPIに代わる尺度としてNET(NCAA Evaluation Tool)ランクの初回分が発表になっています。RPIは3月のMarch Madnessの足切りや、シード順の決定に際して広く使われてきたランクでしたが、それをNCAAが独自に開発した新しい計算法を用いたNETが今後は使われることになります。
RPIもそうでしたがシーズンの浅い段階では意外なチームが上位に来てみたり数日で乱高下があったりというのは宿命みたいなものです。今の時期にランクを見て右往左往すべきものではないのは確かです。RPIの計算式は広く共有されて多くのスポーツサイトでシーズン中毎日ランクがアップデートされる形になっていました。NETもそうなるんでしょうか。

史上初のNETランクのトップとして登場したのはAPランクでNo. 16のOhio State。フットボールの強豪校ですが、バスケはグレードが下がる同校ですが6戦全勝。アウェイでCincinnati, Creightonを破ったのが効いてのトップ発進。CincinnatiもCreightonも対Ohio State戦の敗戦以外は全勝です。

由緒あるAPランクの方で僅差でNo. 1になったGonzagaは新NETランクでは5位。Gonzagaが直接対決で勝った前AP No. 1のDukeはNET6位発進。Gonzagaと僅か6ポイント差でAPランクでNo. 2となったKansasはNETで11位評価。GonzagaがDukeに勝ったのや、DukeがNo. 8 Auburnに、KansasがMichigan StateやNo. 6 Tennesseeに勝ったのはすべて中立地の試合なんですよね。たぶんそれゆえに評価が純アウェイでまずまずの難敵を下したOhio Stateよりも評価が現時点で下がる点なのでしょう。
びっくりなのはAPランクNo. 10 名門Kentucky(Dukeに敗戦しただけの5勝1敗)がNET61位となったところあたりか。まあこれに驚くのは人間だからで、Kentuckyの5勝の中身はNCAA D-I校350校余の下位の学校とばかりなのでコンピュータ的にはこれで当然の判定なのでしょう。

APランクの方も少し触れてみたいです。No. 1 Gonzagaが32票の1位票を集めて1590ポイント獲得、No. 2 Kansasが31票の1位票で1584ポイント獲得。他にNo. 3 Dukeに1票、No. 4 Virginiaに1票1位票が入ってます。これでKansasはプレシーズンを1位発進して全勝を続けながら、1ヶ月で2度も他校に飛び越えられて1位の座を譲ってます。珍しいケースでしょう。
最初は開幕戦のDukeがKentuckyを一蹴したスーパー1年生たちのデビュー戦のインパクトでDukeに抜かれ、そして今週はその当時No. 1 Dukeを下したNo. 3 Gonzagaに抜かれたということに。Kansas自身もトップ10校のTennesseeに勝っているのにこの結果。正直言えばKansas x Tennessee戦は観戦はしましたが地味であまり面白みのない試合で、延長戦での勝利でもありインパクトは薄い試合ではあったのは事実だったでしょうが。
割れた1位票でのGonzagaとKansasの差は1ポイントのみだとすると、それ以外でKansasは5ポイントの差をつけられたことになります。つまりGonzaga-Duke-Kansasというような順でKansasを3位以下とした投票者が5人程度いたことになりますね。
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