アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Basketball

秋学期の通常授業はほとんど望めない

まだ一般にはそうは発表されていませんがやはり大学の秋学期が通常の授業が行われるのは絶望的なようです。発表していない主な理由は、とにかく学生に秋学期の履修申し込みをさせてカネを振り込ませてから、ということだかららしいです。ひどい話ですが、これが現実のようです。
夏学期については各地の大学で授業料の割引がなされたりしてますが、秋学期についてはまだそこまで踏み込んでいないはず。夏学期は履修する学生数は格段に少ないので特例措置を取りやすいのもあるでしょう。

以前にも少し書きましたがアメリカの学生寮というのは2人部屋が伝統的です。大学によっては新入生はキャンパス内の寮に入寮するのを必須としている場合もあります。現在の状況下で2人部屋をこれから3ヶ月後に必須にするのはまず無理。危険過ぎる。
おおざっぱに言って通常の学生の半分以下しか寮は収容できないでしょう。寝室が2人部屋で、さらに共同エリアが多い構造のところもあるはずでそうなるととても半分も入れられない。キャンパス周辺のアパートなどもシェアで使うことを前提としている場合も多い。Fratanityの共同生活という習慣もある。全学生をキャンパスに迎えればそれらの危険な住環境に学生たちを置くしかないんですよね。そこを安全重視で個人使用となると今度はコストが跳ね上がります。学校側の責任問題もあり、どんなに最大でも通常の半数以下の学生しかキャンパスには迎え入れられないと考えるべきとなるでしょう。

これが自宅から通う小中高校なら半数を月水、あとの半数を火木というような分散登校という手もないではないのですが、大学では住環境が既に危険なのでそういう手でも解決になっていない。やるなら秋学期の前半と後半に切るぐらいか。座学が多い学部は遠隔授業、どうしても対人でないと授業にならない課目のみ集中してキャンパスでということを考えることになって切り分け作業、スケジュール構築をしているのが現状と言えます。


そういう事情を考えるととても秋学期のスポーツ、特に人数の多いフットボール部の活動は実施できないんではないかと思えます。スポーツ奨学生のための学力に問題のある学生用の特別な専攻を設けている大学もあるにはありますが、中には優秀かつ真面目で一般学生と同じ専攻・カリキュラムを学んでいる選手もいる。それらのカリキュラム編成がいま揺れている真っ最中。とてもフットボール部の選手皆を揃えてキャンパスに学生として集められるような気がしないわけです。

この問題は秋スポーツに限りません。もう一つのカレッジの人気スポーツであるバスケットボールは冬スポーツですが、こちらも影響を受ける可能性がある。
カレッジスポーツは秋冬春の3季制ですが、大学の教育スケジュールはセメスター制のところとクォーター制のところが存在します。クォーター制の学校の各学期はほぼカレッジスポーツの季節と一致しますが、セメスター制の学校はスポーツと学業のスケジュールがズレます。秋スポーツの生徒はほぼ秋学期内に終わりますが、バスケを含む冬スポーツは秋セメスター(ざっと9-12月)と春セメスター(1-4月)にまたがることになります。よってセメスター制をとっている大学ではバスケ選手たちも上に述べてきたようなたぶん避けがたい秋学期の特別措置がバスケ選手がキャンパスに集まれる時期に影響しえます。
集合練習の開始が10月頃となる冬スポーツはまだ時間的に余裕があり、特にバスケは人数も少ないのでなんとかやりくりできる可能性は残りますが影響が皆無とはとても思えない状況です。

先日紹介した通りフットボールシーズンを春スポーツの時期に移動させるという案が既に浮上しているそうで、それは確かにアリなのでしょう。フットボール部の稼ぎが全運動部の運営資金の大半を稼いでいる、またはそれ以上という構造になっているのでフットボールシーズンが吹き飛ぶと学校の予算への影響は多大で、異例の春シーズンへの移行ででも実施しないとと各大学は必死かと思います。

儲からないカレッジ種目が危機に

プロスポーツについてはここのところコロナ疫禍の影響をいろいろ書いてきたわけですが、カレッジスポーツでは別の形で問題になってきているようです。

カレッジスポーツはフットボールと男子バスケットボールが稼ぎ出すお金を使って他の種目の運営がなされるというのが基本形となっています。一部の学校では女子バスケや野球部もお金を稼げるのですがそれは例外。大半の学校ではフットボールと男子バスケがお金を稼ぎ、その稼ぎが運動部の予算のすべてという場合が多い。フットボールがあるのは大規模校だけですから、大多数の学校では男子バスケが稼ぐのがほとんどすべてとなります。
今回のコロナ疫禍でMarch Madnessおよびカンファレンストーナメントが中止になったのが既に翌年度の予算に大きく響いている学校があるそうです。ちょうどスポーツ中止が相次いだ時期が多数のミッドメジャーカンファレンスの最中。その開催が潰れたのは収入面で既に大きくマイナスになっている。バスケのミッドメジャーの学校の多くはフットボールチームを持ちませんからバスケのカンファレンストーナメントの収入を失ったのは予算に占める割合がとても大きいロスなのです。

フットボール部にしても例年弱小校が強豪校に招かれて切られ役をやる遠征がありますが、その手の試合がなくなりそうだとされます。AlabamaやらFlorida Stateやらがよく例に挙がりますが、相手校に$500,000なり$1 Millionなり払ってホームに呼んでサンドバッグ状態にする試合をやります。どんな試合でも自前の巨大スタジアムを埋めることのできる人気校にとってはそういう額で弱小校を招待してもチケット代や場内での物販で楽にそれを超える収入があるからです。負ける方にとってはその1試合でもらえるお金が運動部全体の予算に占める割合は大きくとても大事な収入源の試合なのですが、そういう試合を強豪校がコストカット目的で早くも避け始めているとされます。無観客試合になれば人気校にとってはメリットが消滅するからです。これは元々その遠征試合の報酬をあてにしていた相手校にとっては大打撃となります。

それでどうなったかというと今年秋学期からの一部スポーツが活動停止の通告を受けたというのですね。お金の面で永年赤字スポーツのレスリングであるとかの選手が来年は学生としては学校に残れるけれどもスポーツ奨学金は支給できないと言われてしまったという話が報告されています。それはまたひどい話だなという感じですが、現実は既にそうなっている学校がある。
メジャーカンファレンスはフットボールにせよ男子バスケにせよ長期かつ金額の大きい放映権契約で先が保証されていますが、ミッドメジャーバスケはそうはいかない。地道に動員でも稼がなくてはいけないのに来季の観客を入れての試合開催ができるかどうか今の時点では見通しがつきません。その不透明感の中、元々学内で力の弱かった部の学生アスリートにしわ寄せがきているということです。


アメスポのプロリーグと違って元々富の偏在、実力の差が激しいのがカレッジスポーツの特徴で、その差が今の環境激変下でマイナー校に、そしてマイナースポーツへの切り捨てという形となって早くも問題になりかかっているということです。

それでまたこういうときに潰される部はほぼ男子の部なんですよね。男女同権をうたう連邦憲法修正第IX条の要請でスポーツ奨学金の男女バランスをとることが必須とされる中、バランスをとりながら潰すとなるとまず男子のマイナースポーツが潰れることになる。上の例でレスリング部が奨学金とりやめというケースを書きましたがそれがまさにその例でしょう。NCAAでは女子レスリングは正式種目ではなく男子のみ正式種目です。
ま、そうでなくてもレスリングなんて感染の危険度で考えれば最悪のスポーツでしょうから来る新年度のシーズン(レスリングは冬シーズン)に活動ができるかどうか一番怪しいスポーツでしょうし。

風が吹くと桶屋が儲かるというのがありますが、コロナが蔓延するとレスリング部が潰れるというのがアメリカカレッジスポーツの世界の現実です。

広がる感染 Kevin Durantも感染確認

なにもなければ今日からMarch MadnessのFirst Fourが始まっていたはず。それがFirst Fourの会場は今日から地元のコロナウィルスの検査会場に模様替えしたようです。あっという間にいろんなものが変わってしまうのがアメリカ得意のアドリブの力ではあるんでしょう。

NBAではBrooklyn Netsの選手4名がウィルス感染が確認されてます。Kevin Durantもその一人だとか。Durantは今季プレーしてないのですけどこんなところで名前を聞くことになるとは。お大事に。

ニューヨーク市方面はひどいことになりそうです。地上波4大ネットワークのCBSの本部でも3名感染が確認されたため、現在CBSは全国放送のニュースを地方製作のニュース番組に差し替えて放送しています。通常の全国版を製作するニューヨーク市内の本部は社内を除染消毒の最中とか。
ニューヨークは公共交通機関の利用頻度が全米のどの都市よりも高いでしょうから既にすごいことになっている可能性が高いです。

MLB New York Yankeesの選手たちが、家に帰っても良いとリーグから言われながら全員がキャンプ地のフロリダ州Tampa Bay市にとどまっているのですが、良い判断でしたね。ニューヨークはたぶんいま全米で一番マズいです。

March Madness全面無観客へ

March Madness NCAAトーナメントが全面的に無観客化に舵を切りました。Final Fourはアトランタの大会場Mercedes-Benz Stadiumで予定されていたんですが、あそこで空でやるんですかね。まだ時間的に余裕があるので大会後半の会場変更はまだありうるのでしょう。

ここ数日、アメリカ国内で大規模集会禁止が打ち出されているわけですが、この措置の根拠として100年前のスペイン風邪の流行時に早い段階でSocial distanceを打ち出したSt. Louis市と、その措置が遅れたPhiladelphia市の感染者数の推移の差が提出されています。Social distanceとは大規模集会を避け、会う場合でも6 feet = 2mの距離をとること、と定義されているようです。リンクはその流布されている解説記事のひとつです。Social distanceを最初の患者が見つかってから2日後に実施したSt. Louisでは総患者数もピークも、それが遅れたPhiladelphiaよりも遥かに低かったということになってます。これを根拠に感染の初期段階である今の時点で思い切ったSocial distanceを実施することが有効という結論で、それに沿ってMarch Madnessを含むスポーツイベントはほぼすべて無観客化となるということです。同時に中止という話は現時点で出ていないのも特徴といえるでしょう。

このスペイン風邪を理由としたSocial distance政策をとって時間を稼いでいる間にワクチン開発や既存の薬剤が有効であるかどうかの臨床実験が行えるということでもあるのでしょう。人々の流れのスピードが違うので確たることは言えませんがスペイン風邪のときの例だとSocial distanceを迅速に行ったSt. Louisの方がPhiladelphiaよりも長く患者を出し続けたというのも事実で(まだその点を指摘する報道はほとんどない)先の見通しはつきません。


Philadelphia型になってもSt. Louis型になってもMarch Madnessを含む男女のバスケシーズンはもうあと3週間強でありもうこのまま無観客化でフィニッシュ。NBAとNHLはあと3−4ヶ月のシーズンはもう諦めの境地でシーズン終盤とプレーオフをフィニッシュするしかなさそうです。4月中にシーズンを終える予定だった新興XFLにとってもどうしようもないまま終わりとなりそう。TVスケジュールだけはどこも消化してテレビっ子が増えて視聴率が上がることを期待ってところでしょうか。

一方3月にシーズンが始まったところであるサッカーMLS、そして開幕が近いMLBはどうなるか。野外開催(一部ドーム球場もありますが)でもあり室内型のバスケ・ホッケーよりは防疫面では有利ではありますし、可能性として夏に向けて感染力が弱まる可能性にも期待を寄せて様子見しながらシーズンを消化していく他ないのか。しかしながらSt. Louis型を志向しているということは感染者は長く発生し続ける可能性があり、そうなると長いMLBのシーズン全部に重なる可能性も否定できないのでしょう。
ほぼ週一開催のMLSはともかく、MLBは開催試合数が極端に多いだけに無観客化ではなく中止試合もかなり出ることになりそうですが、一旦シーズンを中止にしてしまうといつ再開できるかもわからないだけにどう舵取りをするかは大変むずかしい判断になりそうです。最悪シーズンキャンセルなんてのもありなのか。
(そういえばすっかり忘れていましたがMLBはまだ対Boston Red Soxへのサイン盗みの調査結果を発表してなかったですね)

ほんの半年前ぐらいに、いつかはMLBの全球場をのんびり車で旅してまわる巡礼みたいなことをしてみたいななんて言っていたのが、いまとなってはそんなことをするのは狂気の沙汰ってことになってしまいます。

Spokane会場はどうなのか

さてMarch Madnessが近づく中、先日カリフォルニア州Sacramento会場が開催危機ではないのかと書いたのですが、ワシントン州でのコロナウィルス感染者が全米最大レートで増加中で、同州のSpokaneでのMarch Madness1-2回戦の開催が危なくなってきたのかもしれません。

同じ州と言っても距離は西海岸の人口の多い都市部からはかなり内陸に離れたSpokane市。
ここはNo. 1シードとして近隣のGonzagaが登場することが確実視されていた会場なのですが、これをどうするのか。距離はあるとは言えニュースで繰り返し感染拡大が報じられる州内。選手や関係者の健康を理由に同州での開催を厭う意見が出てくるのも時間の問題のように思われます。

March Madness決勝が地上波から消滅

ついさっき気づいたのですが今年のMarch Madnessの準決勝および決勝はなんと地上波の放送ではないようです。ケーブル局のTBSでの放送とか。今確認しましたが昨年までは地上波CBSでの放送だったのが今年から有料局に切り替わるということのようです。これ、これで良いのでしょうか。TBSは系列のTNT、TruTVとともに、地上波のCBSと4局体勢でMarch Madnessの67試合全試合を放送しているのでファンにはおなじみのチャンネルではあるのですが。

カレッジスポーツでは既にフットボールはBCS時代末期から現在のCFP時代と優勝戦はすべてESPNでの放送となっているのに続いてカレッジスポーツの決勝はお金を払って見ないといけないものになったようです。


先日来Cable cuttingの話をしてますが、Cable cuttingはここ2年ほどで急激に増えた動きですが、それよりずっと以前から大学生は有料TVプロバイダとの契約をしていない場合が多い。アメリカの大学生は勉強に忙しくて家にいる時間が極短い。家でも遅くまで勉強せざるを得ない場合も多い。部屋も数人でシェアしている場合がほとんどでリビングで音を出してTVを見るというシチュエーションになりにくい。またリアルタイムでの視聴を要求するところのあるスポーツ放送は彼らのスケジュールに合わず、若い人がスポーツイベントを見ていない、好きな人でもせいぜいSports Centerや朝の情報番組で話題について行ってるのが精一杯というのはずっと感じていたところでした。
これでCFPに加えてMarch Madnessまで決勝がカレッジの生徒が見にくい媒体での放送になるのかというのはどうなんですかね。TBSとしては決勝・準決勝をチャンネルが保有するキラーコンテンツ化して、Cable cuttingの移転先でTBSを外されないようにしたいという思惑があるのは容易に想像できますが。

まあMarch Madnessは怒涛の第1週が一番おもしろく、Final Fourや決勝の時期にはブラケット予想もほぼ決着がついていて熱狂は冷めた時期なのでそんなもんでもいいのかなと思わないでもないですが。

March Madness会場変更第1候補

March Madnessの会場変更が検討されているという件ですが、たぶん現時点での一番の焦点は二週間後に一回戦が行われるカリフォルニア州Sacramento会場でしょう。Sacramentoは全米でも早い段階で市中感染が疑われるケースが出た都市です。
Sacramento市郊外には例のダイヤモンド・プリンセス号から空輸移送されて隔離措置を受けた乗客たちがいたTravis空軍基地から間近だったので、隔離施設からのウィルス漏洩が疑われている都市です。その後は同市内での感染者は広がっていないということになってます。

予定通りならNBA Sacramento KingsのホームGolden 1 Centerに8校が集まり3月19日1回戦、3月21日に2回戦を戦う見込み。
30勝2敗の好成績でシーズンを終えたSan Diego Stateから見るとSacramentoは最も学校から近い会場なので通例通りならSan Dieog Stateが第1シードまたは第2シード校としてSacramento会場に登場することが確実視されていたのですが、この状況だと会場変更がありえます。
マイナーカンファレンス所属のSan Diego Stateからすれば千載一遇の機会で勝ちまくっているシーズンなのにこのままだと会場がどこになるかも知れない状況になるのかもしれませんし、変更された場合行き先はきっと遠くの会場になってしまい上位シードになった特典が消失してしまうことになる可能性は高いです。
今はNBAもNHLもシーズン中なので各地の大型アリーナに金曜と日曜の2日間(設置のことを考えれば3日連続欲しい)の空きがそうそう都合よくあるかというと条件はかなり厳しいことになりそうです。こういう急な会場変更はアメリカ人は得意とするところなので(既に予定されているマイナーな興行を買い取ってでも)どっか探し出してくると思われますが。てっとり早いのは会場変更なしの無観客化ですけどね。

考えようによってはNBA Sacramento Kingsは同アリーナで試合開催しているわけですからMarch Madnessの試合自体はやっても条件はあまり変わらないでしょうが、それよりもやはり全米から8校のファン関係者が市中感染が疑われる都市へ数万人単位で来てその後各都市へ戻っていくというところがNBAの試合開催とは意味が違うわけですよね。2週間前にはマスメディアではまったく取り上げていなかった問題がいよいよ現実化してきたってことになります。

MLSコロナ感染都市で観客減少

いよいよアメスポにも影響が出始めたということになるのでしょう、土曜日のMLSの試合での観客減少が徐々に目につくようになってきました。スタジアムの売り子に感染者が確認されたCenturyLink FieldでのナイトゲームColumbus Crew@Seattle Sounders戦は公式発表は33,080人とされましたが、これはチケット販売数で実際の入場者数はこれをかなり下回っているように見えました。実入場者数だとSoundersにとっては最低レベルでしょう。通常Soundersの試合ではゴール裏は立錐の余地ない満杯なのがこの日は空席があちらこちらに見える状態。でもこの程度の減で済んでいるうちはまだ良いのでしょう。
MLSでは同じく市中感染が疑われているベイエリアのSan Jose Earthquakeの試合はガラガラ。公式発表はキャパ18,000人対して12,223人動員となってますが見たところ実際はその数字の半分もいない感じです。こちらは土砂降りの雨だったので入りの悪さが感染の忌避からとするのは無理があるかと思いますが。

レギュラーシーズンの最後の週末となったカレッジバスケは各地で盛況。これから本番のMarch Madnessに向かおうかという学校のアリーナは各地で満員。動員でコロナウィルスの影響を感じさせるところは少ない模様。
March Madnessの決勝は4週間後。感染拡大スピードと競争でなんとかファンの観戦忌避が本格化する前になんとかシーズンをフィニッシュできるかどうかってことになりそうです。今週本格化するメジャーカンファレンストーナメントも含めてMarch Madnessは巨大スポーツイベントでキャンセルすることによる経済的なインパクトは巨大で、そう簡単には意思決定しづらいのでしょうが、既に対策として会場の変更・開催地をへらすことを考えているとか。また無観客も検討中。お金の面での問題が少ない小規模校によるDivison IIIでは既に無観客試合での開催を決定しています。

サッカーは野外、バスケは室内。バスケの方が条件は悪い。その上以前に説明した通りMarch Madnessは大量のファンや関係者もチームとともに大移動するのでウィルスの拡散に寄与する面は他のスポーツイベント以上に大きいだけに思い切った措置がなされる可能性は十分にありそうです。
ただし既に各地ではカンファレンストーナメントは開催中または一両日中にスタートする。これをこの時点でやめられるかというと、March Madnessへの出場権を争うものだけにやめられない可能性があります。タイミングから言ってもうこのまま開催してしまう可能性の方が高そうです。

No. 1 Kansas ライバル戦でK-Stateを振り切り

いよいよ3月。March Madnessの季節です。カレッジバスケットボールのレギュラーシーズンは残すところ僅か。来週からは各地でカンファレンストーナメントがスタート。NCAAトーナメントへの出場校が順次決まっていきます。

今季は史上最多タイの7校がAPランクの首位を経験するという本命不在のシーズン。7校目のBaylorが1位になったのは1月下旬で、史上単独最多の8校目が登場する可能性もあったのですがBaylorと、同じBig XII所属のKansasが踏ん張って8校目に首位を譲らないままで最終局面まで来たというところです。可能性としてはマイナーで全勝を続けていたSan Dieog Stateに8校目のチャンスがあったと思うのですが、先週ついに今季初黒星を喫しています。

Big XIIでマッチレースとなっている現No. 1のKansasとNo. 2 Baylorがどれほど強いのか。
Kansasは今季何試合か見ましたがとにかくしぶといです。昨日は州内ライバルのKansas Stateにアウェイで食い下がられて激戦になったのですが、終盤まで集中力を切らさず戦いきって最後は振り切り。このカードは@Kansasの試合で試合終了時に乱闘が発生した因縁試合だったこともあり、Kansas State側の強い気持ちの感じられるカレッジらしい、ライバル関係らしい好試合でした。これだから成績に差があってもライバル対戦は楽しいわけです。
Kansasには昨季から期待されていたビッグマンのUdoka Azubuikeがいるんですが、この日は2度3度と足を捻ったりで苦戦。この選手は昨年も大いに期待されていたのにケガでシーズン途中欠場。今最上級生なんですけど結局才能が伸び切らなかったかなということに。代わってKansasのエースは2年生PG Devon Dotson。カレッジレベルではこの選手のスピードと度胸の良さは出色で今のKansasを背負っていると言って良い。NBA向きの才能という意味では今のKansasにはロッタリー指名にかかりそうな選手はいないんですけど、カレッジチームとしてはかなり良いチームなのでしょう。ただし得点の爆発力のようなものはないです。別の観戦した試合でも印象はほとんど同じ。

全体的に今季のカレッジバスケはNBA向きのスター選手が少ないです。かなり地味。その上トップ校が頻繁に入れ替わって焦点も絞れず、また常勝ACCがカンファレンスごと大不振ということでシーズン全体も地味めになったというのが全体の印象ですがどうでしょうか。まあ昨年のZion Williamsonやドラフト上位指名予定選手ごっそりの学校が強かった昨季の盛り上がりが少々異常ではあったわけですが。
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