アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLS/Soccer

Leicester City、王手

当ブログの守備範囲外なので書いてないですが、ほとんど毎週のようにEPL Leicester Cityの試合を見てます。Leicesterの勝利と追うHotspurの引分勝点ロスでいよいよ王手がかかりました。次週の@Manchester United戦で勝利すればEPL初制覇。巨大スタジアムOld TraffordでLeicesterが最初の自力優勝決定のチャンスに一発で決められるのか楽しみにしてます。アメリカだと英国の昼間の試合を土日の朝に放送になるので、休日なのに妙に早起きになってしまいます。

日本のスポーツファンからすると数年前に日本代表Kagawa選手がMan Uに行ったときには、Old Traffordで日本人選手が初のEPL制覇達成するならKagawaであろうと思ったはずなのが、なんと巡り巡ってLeicester所属のOkazaki選手がその立場になるとは。

アメスポ視点でいうと、ここ10年ほどの間にアメリカのスポーツ資本家がこぞってEPLのチームを買収して参入したわけです。Man UもそうですしLiverpoolもそう。アメスポファンへの露出を買おうとLeBron JamesにLiverpoolの小口オーナーになってもらったりなどいろいろありました。それらの参入組はアメスポ資本によるEPL制覇という夢を描いて参入したはずですが、現実は東南アジア・タイのオーナーに先を越されるハメになりました。チーム強化のためならカネに糸目を付けないアラブの石油王子に負けるならともかく、タイのオーナーに負けるのは忸怩たるものがありそうです。カネにモノを言わせたMan Cにも負け、カネにモノを言わせていないLeicesterにも負け、では「アメスポ型の収支のバランスを取る健全な経営を」云々言っていたアメスポオーナーの言い分がむなしい感じにもなります。

それでもEPLのアメリカ国内での視聴率は好調で、パイが広がった分、LeBronを含めオーナーとしては喜ばしいのかもしれませんが。EPLの放映権を持つNBC系列、特にケーブルスポーツ専門局のNBCSNは60~70%などという視聴率のアップを達成している。スポーツ専門局として後発のNBCSN自身にとってもEPLは驚きの視聴率アップの理由のひとつとなっています。まさか今季がLeicester Cityによるミラクルシーズンになるとは誰も思っていなかったでしょうが、結果としてLeicesterやTottenhamが注目を集める形で勝つことで、既存の人気チームMan U, Arsenal, Chelsea, Man Cなどとあわせて見て貰える試合が激増したこともNBC系には有利に働いたようです。

(その影で一番割を食っているのは間違いなく国内サッカーリーグMLSでしょう。が、その話はまた別途)


Abby Wambach政治的に無力化へ

引退した選手なのですが知名度抜群である女子サッカー元代表Abby Wambachが飲酒運転で逮捕されてます。それに関連して男子代表の選手から揶揄のツイートが飛んでいたり、若干険悪な感じになってます。タイミングもよくないですね。

そもそもの話としてAbbyは遠征先でもゲイの集うクラブに毎夜のように出没して騒いでいるというのは割と知られた話でした。米国内でも海外での遠征先でも。まあ有名人ですし長身男前ということでモテるしでまあ楽しかったようです。で、これが男子のスポーツスターだとお金もあるしトラブルを避ける意味もあって専属の運転手がいたりボディガードを連れて遊びに出るわけですが、Wambachはそういうことはなくチームメイトと連れだってなどという感じだったそうです。まあ男子選手の夜遊びと違ってゲイ女性ばかり集まるクラブなら大型アスリートであるWambachにからんでくる酔客は珍しいでしょうから男子選手のように神経質にならなくても良いのはわかるんですけど、今回の飲酒運転事件を起こしたわけですから運転手も雇ってなかったというわけですか。

男子代表選手から混ぜっ返された内容としては「またあの(女子代表チームの)ヴァンでか?」というものもありました。実は数年前に女子代表GKのHope Soloが女子代表の公用車両で飲酒運転をして逮捕されたとかいうのがあって、それを蒸し返して揶揄。なんか余計なことを言ってるなあ…と思いましたが、その伏線としてWambachが「男子代表は外国生まれの選手ばっかりじゃないか」と余計な口出しを以前にしていたせいで、該当する男子選手から混ぜっ返しがあったわけです。

まあその辺りまでならどうでも良いような話だったのですが、その後Wambachの「飲酒運転」が実はアルコールが原因だけではなかったということになってきたようです。飲酒運転はDriving under Influence(DUI)などと呼ぶわけですがこれにはアルコールも、その他の薬物での酩酊も含まれます。違法薬物の蔓延が日本とは比べものにならないアメリカ社会ではその他の場合もけっこう多いはずですが、DUIはDUI。その中身は実際の調書を見てみないとわからないということになります。

で、逮捕から数日の時差があって裁判の中でWambachが実はマリファナもコカインもやっていたという話になってきました。本人もそれを確認。随分と急転直下でカミングアウトしたなという感じです。

アメリカの一般感覚ではマリファナはまあOKとする人も多いかと思いますが、コカイン使用まで行くとちょっと話が違う。そこまでわざわざ認めるということはこの際にネガティブな話題を全部出しておこうという判断なんですかね?

Wambachの引退はサッカー選手としての力の衰えと慢性的な怪我、さらに力のある米女子代表の若い選手からの突き上げもあって現役を引退したわけですが、個人的にはWambachは大統領選で表だって応援がしたいのもあってこのタイミングで辞めたんじゃないかと思ってもいたわけです。女子代表にはまだ今年は五輪だってあったわけですから。昨年こういう記事も書いておりWambachがゲイコミュニティの顔として同性婚に理解を示す候補への支持表明など知名度を活かして露出してくるんじゃないかという予想をしていた訳です。が、Wambachがここでコカイン使用までカミングアウトしてしまうととても表立っての政治応援活動はできない。というか該当候補から断られる。引退後も維持していた企業からのスポンサー契約もこの機会に打ち切られる可能性も高いと思います。いやそれとも「過去に」使用していたと告白することで現在はクリーンだと主張して一定の影響力を維持できると読んでいるんでしょうか。だとしたら甘いと思いますがどうでしょう。

夜遊び中に不用心にも運転手もボディガードも連れていなかったように、今度は優秀な代理人や弁護士を法の裁きの場で確保していない可能性も少し感じさせる変なカミングアウトぶりです。

男女賃金格差訴訟

米サッカー協会を相手取って女子代表チームが男女間の代表出場給の格差を問題として訴訟を起こしています。サッカーの男女での経済規模の格差はアメリカを除く全ての国で巨大なのでしょうが、ことアメリカだけに限ると事態が違うのもまた事実。訴訟の内容自体もアメリカぽくておもしろいです。

訴状の内容もおもしろいです。曰く「女子代表の方が男子代表よりも多くの収入をもたらしているのに、女子代表選手たちの受け取る補償は男子の1/4以下だ」というくだりなんかもあって、他の国ではあり得ないアメリカサッカー独自の問題なんだなあと思わされる訴訟になりそうです。

アメリカで最も人気のあるサッカーチームが米女子代表チームなのは間違いありません。ひょっとしたら男子メキシコ代表チームが米女子代表より上かもという疑いはありますが、少なくとも米女子代表が米男子代表を上回っていることは確実です。しかしそれが訴状の言うように「女子の方が収入が多い」というのは微妙な点が多く、訴状が正しいかどうか訴訟を通じて米サッカー協会の帳簿の精査がなされるという点に最も意義があるということになりそうです。

男子の方はつい先日プレーオフに敗れてリオ五輪出場失敗。ロンドン五輪に続いて二大会連続での五輪本戦出場失敗となってます。ご存じの通り男子五輪はU-23なので、フル代表の女子の五輪チームとは意味が違いますがそれでも「女子サッカーは世界最強、男子サッカーは弱い」という一般のイメージをまた強化させる結果に終わったと言えます。メディアへの露出でも女子人気選手の方が圧倒的に多いし知名度も高い。Clint Dempseyでは「誰?」という人が多いでしょうがAlex Morganや(引退しましたが)Abby Wambachなら知らない人は少ないはず。

ただ訴状の言うように女子の方が収入が多いという点は本当のところどうなのかはよくわからない。ざっと私の視線から観察すると、女子の方が細かく全米行脚して親善試合興業で稼いでいるのはわかります。女子代表の親善試合の場合の相手の国はどこが相手でもほぼ関係なく動員でき、たぶん相手国への出場支払いも極低い金額でしょう。男子の方は女子ほど試合数を国内でこなせないし、公式戦は女子より多いですがCONCACAFへの上納金もあるので女子の親善試合ほど米協会に入るカネは多くないはず。弱小国相手の試合だとお客もあまり入ってくれないのも女子と違う。女子の場合は弱い国を相手に10-0とかいう試合をやってもファンは喜んでくれますが、男子だとそういうカードではチケットが売れない。わざわざ会場に来てくれない。大箱のスタジアムでの動員が見込めるサッカー強豪国を相手を招請しようとすると多額の出場コストがかかる。そんなこんなを考えると一試合ごとの協会への実入りだと女子の試合の方が儲かるという可能性は十分にあるのです。その上女子代表の方が試合数が多いですから訴状の言うような女子の方が収入が多いというのは一面の事実があるのかもしれないわけです。

他方、サッカーの一大イベントであるワールドカップからの分配金のことを考えると男子側の収入は大幅にアップする。女子W杯からも分配金はありますが微々たるもの。男子とは文字通り桁違い。

協会側からの言い分としては、まったく経済性のなかった女子サッカーに長年投資してきて今があるのだから、女子サッカーの人気がピークになった昨年を基準に論ずるのはおかしい、という言い分もある。それもこれも実際にこの訴訟を通じて協会の帳簿を精査できるという点で決着がつきそうで、その辺ははっきり白黒つけられて良いんじゃないかと思います。

尚、この訴訟の原告の弁護士代理人はスポーツ訴訟のベテランで、最近だとNFLの例のDeflategateでの出場停止問題でTom Bradyの代理人としてNFLを打ち負かした方です。そういうプロ中のプロの方が引き受けたということは勝ち目がある訴訟なのであろうと考えられます。

MLS開幕

どしゃぶりの中で行われたサッカーMLSの開幕戦Sporting Kansas City@Seattle Soundersを観戦。MLSの看板チームであるSoundersはこの日も満席。満席とは言ってもSeattleでのいつも通りで上部席には幕を張って観客を入れていないので本当の意味での満席とは違いますが、それでも他のMLSチームと比較して2~3倍の観客をコンスタントに動員するMLSにとっては得難いイメージリーダーでもあります。TVでの見映えも良いですし。

試合の方は前半に一発レッドを喰って10人となった地元Seattleが奮戦。Seattleのキレの良いカウンターにびびっているKansas Cityが人的優位をあまり活かせない展開が続きましたが一発のロングシュートにGKの反応悪くそれが決勝点となって1-0でKansas Cityが白星発進となりました。

いつものことですがMLSの場合、各選手のボールの扱いが下手なので、それを見越して相手ディフェンダーが常に遠くからでも真っ直ぐにボール保持者に突撃してくる。各自もそれを御せない。御せない自覚があるのでロストを怖れて相手が詰めてくる前にボールを味方に出してしまう。バックパスでどんどん下がっていってしまう。よって引いたSeattle相手に遠巻きにパスを回すばかりという、実におもしろくない試合。あまりにもMLSではよくある試合を11対10の試合でも見せられるのは残念です。海外リーグとの比較で貶すのは本意ではないですが、今年もコレかという試合を開幕戦から見せられるのは寂しいです。

Seattleの方はカウンターの迫力があって地元の観衆にとっては後半は劣勢ながらも楽しめたのでは。Kansas Cityは後半Seattleのカウンターを止めるのに何度露骨なファールで止めるハメになったことか。対するSeattleはほとんどファールでセットプレーの機会を相手に与えることなく終始。試合結果は敗戦ながらSeattleのプレーぶりは及第点、勝ったもののKansas Cityは感心しない内容だと感じました。

相互市場開放としてのNFL英国進出

前項で触れたEnglish Premier Leagueのアメリカ市場での放映権契約の伸びというのは大変なものです。EPLとNBCが結んだ6年間で総額$800 millionから$1 billion圏内(公式発表なし)、単年で$133~167 million/年という大きな額になっています。なぜこんなに金額が伸びたのか。移民の多いアメリカ社会なので潜在的にサッカーへの需要が存在したという説明は可能ですが、ここ最近の金額の高騰ぶりは驚くべき金額に思えます。ちなみに国内サッカーMLSの方は複数系列と並行して契約していますがESPN系列とFOX系列合計で$75 million/年となっています。EPLの契約とMLSの契約金額を合計すると、第4のメジャースポーツであるホッケーNHLのNBCでの放映権料とほぼ同額まで来ているのです。

サッカーにはさらにUEFA CLもあるし他国のリーグもある。それらも踏まえればTVでの経済規模では遂にサッカーがホッケーに追いついてきたのかもと言える事態です。地方局の放映権(これは試合数の多いNHLの方がMLSを圧倒する)もあるし、NHL Center Iceの有料契約、実際のアリーナへの動員・高い客単価の売上などサッカーには手が出ないNHLの強みもまだまだ存在しますから一概にTV契約だけを取りだしてサッカーが追いついたというのは間違いでしょうが、それでもサッカー市場が現実的にNHL規模に届くところまで来たというのは確かなのでしょう。

さてそのアメリカのサッカー観戦市場でなぜEPLばかりがもて囃されるのかという疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか。アメリカの移民ルーツでいうとドイツ系やアイルランド系が英国系よりも多いのです。メキシコ系住民を中心にスペイン語話者も増えているしサッカーを知らないアメリカ人でも名前を聞いたことのある世界的なスーパースターの多いスペインリーグでも良いはずです。でもなぜかEPL一辺倒。イギリスとアメリカは英語を母国語とする二大国として政治でも経済でも共同戦線を張ることの多い特別な関係の二国関係ではあります。でもことルーツでは決して英国系は多くないのになぜずっとEPL一辺倒なのか。

でここで陰謀論を一発ぶってみたいと思います。表題の件。EPLがアメリカ市場での存在感を増した時期とNFLが英国での定期戦を打つようになった時期がほぼ同じという点を深読みしてみようというわけです。つまり米英両国政府が双方のスポーツエンタメ最強のEPLとNFLに相互の市場を開放することに同意していたとしたら、なぜアメリカ市場がEPL一辺倒になっているのかの説明にならないでしょうか。

NFLではつい最近になってやっと懸案だったLos AngelesのNFL再参入の道筋がつきました。LAへの市場再参入問題をほったらかして英国進出ばかりに注力していたNFLに対して「なぜロンドン?LAは?」という一般の疑問はかなりあったのに、明確な返答もないままNFLはロンドンゲームを推進。そこにはEPLの本格アメリカ進出と同時にイギリス市場が開放されたというタイミング的な要素があったからLAをほったらかしにしてもロンドンゲームに邁進していたのだ、というのが私の憶測なんですが、どうでしょうか。これならNFLの当時の優先順位のおかしさも説明が付きますし、EPLがなぜか圧倒的に優位な形でアメリカのサッカー市場伸張の恩恵を受けていることの説明にもなります。なんらかの見えない力がEPLを他の海外サッカーリーグを押しのけて好位置に据えたと読んでみたいのです。一方、NFLが英国サッカーの聖地であるWembley Stadiumをロンドンゲームで問題なく継続使用できているのも英国政府を通してEPLやFAと相互市場開放に同意する前に調整済みだったという想像も可能なわけです。

来季からはラグビーの聖地Twickenham StadiumもNFLの試合会場として加えられる予定なのは、相互市場開放が成功していることから、アメリカでも15人制ラグビーへの関心が高まるかもという期待とセットなのかも知れない。そうなるともし15人制ラグビーの定期放送が始まるときには現在人気の高いニュージーランドやフランスリーグやSuper Leagueではなく、英国のPremiershipがプッシュされたりする可能性もあるのかもと先読みしたくなります。またラグビーの件はいつか別途に。

コケ芸 in NHL

NBCSNでのNHL中継の後番組でスタジオ解説の往年の名選手Jeremy Roenickが吐き捨てるように批判していた件がいろいろおもしろいなと思ったので取り上げてみます。今日のNew York Rangers@New Jersey Devils戦でファールをシミュレートしようとしたDevilsの選手が反則を取られてペナルティボックス行きになりました。この場面とそれへの批判がおもしろいなと。

まずその場面ですが、プレーの流れの中でRangersの選手の手は間違いなくDevilsの選手の口の辺りに当たりました。スローで見ても間違いなく当たっています。コンタクトがあったかなかったかというと確実にあった。但しそこからのリアクションが過剰で反則と。当たっていないのにシミュレートしたというのが実は昨日NBAでもあったのですが、今回のNHLのそれは確かに当たっている。それでも演技をした方を罰するというのがNHLぽいかなと。

そしてRoenickも耐えきれないというように批判を展開。曰く「NHLにとっての恥だ。ホッケーはタフマンのスポーツなんだ。なんだアレは?プレミアリーグサッカーじゃないんだぞ。ホッケーなんだ。こんなことをやって何になる。いいか若いの、二度とやるな。さもないとお前の味方はNHLのどこにも、たったの一人もいなくなるぞ」といったもの。ホッケーのあるべき姿に強い矜持を感じさせる批判を展開。

おもしろいのはそこへサッカーを持ち出してきたこと。それもわざわざプレミアだと言ったのがアレかなと。Roenickがサッカーに興味があるのかどうか知らないんですが、この番組をやっていたのがNBCSN。同局はEnglish Premier Leagueのメイン放映局なんですが、そこでサッカーをフロップ演技が当たり前の軟弱スポーツだと揶揄っただけでなく、わざわざ同局の契約番組のプレミアまで名前を挙げて批判。怒っていて他の細かいことに気を配れなかったのかもしれないですけれど言っちゃってるなあと思って聞いていました。

サッカーの中ではEPLはフロップが少ない方ですからわざわざEPLを名指しで貶したというよりはサッカーに対するステレオタイプの勢いでプレミアと言ったということなのかなとは思いますが。司会もそれを止めず言わせっぱなし。

EPLのNBC系列での放映権料は昨夏に結んだ最新の契約で6年間で総額$800 millionから$1 billion圏内(公式発表なし)と大きく跳ね上がっておりアメスポシーン内およびNBC Sports内での序列も上がっているはず。NHLの現行の10年間$2 billionは下回るものの、単年で比較ならEPL $133~167 million/年、既にNHLの$200 million/年に迫る勢いです。NHLは2020-21シーズンで、EPLは2021-22シーズンで契約が切れる予定。次回契約交渉時にはこの差がさらに接近するのかどうか。まだ先の話ですが楽しみではあります。

そういうサッカーの(というかこの場合はEPLの)地位向上はあるものの、旧世代のホッケー選手だったRoenickはサッカーへのステレオタイプの見方を崩さずにこういう風に発言しちゃうんだなあ、おもしろいなと。それともホッケー陣営に第5のメジャースポーツの座を目指しているサッカーへの対抗心があってそれも込みでこういう発言になったという可能性もあるんでしょうか。

EPL首位攻防戦の報道

先日少し気にしていますと書いておいた件のフォローです。比較的アメスポの薄い週末となった今週末に英国サッカーEnglish Premier Leagueの首位攻防戦があり、その報道量がどうなるか注目していたのですが、予想以上に時間をかけてESPNでも報道していたのでちょっとメモ。この週末の最大のアメスポイベントは日曜日のNBAオールスター戦、そして前日土曜日のNBAのダンクコンテストや3ポイントシュートイベントでした。どちらも話題性はいろいろあり報道量は予想通りトップ。それでも通常の試合日と違って試合数がないですからアメスポ報道の標準と言ってよいSports Centerでも他の報道をする余裕はかなりありました。日曜日のまだオールスター戦が試合中の時間帯(夜のプライムタイム)のSports Centerではまだオールスター戦の報道ができないのもあってさらに時間に余裕。

そういう状況もあってEPLの試合の報道が予想以上に厚かったです。Leicester City@Arsenalの激戦だけでなく、もうひとつの上位多血のTottenham Hotspur@Manchester City戦も丁寧なハイライト報道。こんなに時間をたっぷりかけて報道してくれるんだ?と意外に思うような内容でした。もちろん前述した通りNBAオールスター戦の裏の時間帯での話ですからSports Centerとしては比較的視聴者の少ない時間帯だったでしょうがそれでもサッカーも出世したもんだと感心しました。ちなみにその時間帯のESPN2では、これも非アメスポからアメスポ文化に浸透しようとしている15人制ラグビーのアメリカ代表対カナダ代表の試合を放送していました。

Leicester City@Arsenalの試合はめちゃめちゃおもしろかったです。アメリカ東部時間だと朝からの試合で休日は早起きしない主義の私ですが今日はさっさと起きて観戦。試合開始と同時のArsenalの気合いの入った迫力の攻めにすっかり目が覚めました。LeicesterはGKが長駆ボールを追って勝負してみたり大活躍したり、FW Jamie Vardy一人のためにArsenalが4人も自陣に殺到戻ってみたり熱い場面が多々。そしてあの最後のフィニッシュ。この試合結果でLeicesterのシンデレラストーリーは大きな痛手を受けたことになりますが、それ以上に好試合を見られたうれしさの方が強かったです。EPLみたいな強さを感じられるサッカーをアメリカができるようになる日がいつかくるんでしょうか。

普通のカードを提供するNHLとカレッジバスケ そこにLeicesterは

前項でも触れたのですがNBAがオールスター休みに入ったこの週末の他のジャンルの提供カードを見ていると、ひょっとしたら英サッカーEnglish Premier Leagueにとってこれはチャンスなのかなとも思えてきました。NHLの週末の提供カードにはコレといった目玉カードはない。前項でお話しした通りでNHLは目玉カードは次週以降にわざともってきている。カレッジバスケの方だとNo. 6 Kansas@No. 3 Oklahoma、No. 7 Virgina@Duke、No. 5 Xevier@Butlerとまずまずの好カードは提供されていますが、いわゆる人気の常勝校が今季は軒並み苦戦してトップ集団が渾然一体となっていることもありコレという注目のカードとは言い難い。これがトーナメントの時期になると渾然一体がゆえにどこが勝つかわからない試合の連続の大変な大会が3月から展開されるんだな…とわくわくはしますが、今の時点ではインパクトには欠ける。

そういうアメスポ側の比較的静かな週末に個人的に一番見たいと思っているのは先週に引き続きEPLのシンデレラLeicester Cityの試練の三番勝負第三戦@Arsenal戦です。先週の@Manchester Cityでの素晴らしい勝ち方のインパクトもあって、二週連続で眼下の敵との対戦となる現在首位のLeicester Cityは気になる。EPL史上最大のアップセットチャンピオン誕生への大きな試練となる勝点5点差3位の@Arsenal戦。先週のManchester City戦、その前のLiverpool戦と巨大資本を打ち破って首位を維持しているLeicester Cityの活躍ぶりは「スポーツはやってみないとわからない」というスポーツエンタメの最良の面を引き出してくれているように感じます。Leicesterの監督は「もう今季の降格は心配しなくて良いみたいだから」とかとぼけたことを言ってチームをリラックスさせているのも格好いいなと。同日には逆転優勝へのサバイバルを賭ける2位Tottenham Hotspur@4位Manchester City戦もあり。それぞれ首位Leicester Cityまでは勝点差5と6。今節の結果によっては脱落の危機となる試合でもあります。

で、この時期に意外な熱い首位攻防戦が提供されるEPL。スケジュールが組まれた時点ではLeicesterの試合が首位関連になるとは誰も思っていなかったわけですから、NBAの不在の週末に狙っていたわけでもないのは明白ですが、意外にもこれがアメリカ側のスポーツニュースで取り上げられる場面が多いのかどうか、ちょっと気にしています。私がLeicesterの活躍に盛り上がっているのは(いくら長年アメリカに住んでいるにしても)私が外国人だからでしょうから、一般のアメリカ人にどうアピールするのかちょっと知りたいです。スポーツ報道最大手のESPNはEPL放送にはこれまでのところ縁がない。同系列はUEFA Champions Leagueの放送はしていたし普段も画面下部のテロップでNotable Soccer Resultsと称してCL常連のメジャークラブの試合結果は流していますが、EPL全体にはあまり興味を示さない。企業の利益誘導からすればそれは不思議じゃあないわけですが、プロスポーツ史上でも稀なLeicesterの快進撃、うまく報道したら結構良いネタになりそうなんだけれど、どう各局が取り扱うのかなというのが気になってます。

EPLはアメスポ風味になりうるのか

英国サッカーEnglish Premier LeagueでLeicester Cityが首位を快走しているのはアメスポファンの皆さんはご存じでしょうか。この土曜日にアウェイで2位のManchester Cityとの首位攻防戦があります。その翌週日曜には同じくアウェイで4位勝ち点5差の対Arsenal戦が予定されており、今季EPLのシンデレラチームとなったLeicesterにとってはシーズンの帰趨を賭けた重要な二連戦となります。まさか今季開幕前にこの二試合がEPLの優勝争いの最重要二連戦になるとは誰も想像しなかったことでしょう。痛快ではあります。以前にも何度か書いてますが私はEPLの下位のチームの試合がけっこう好きでちょこちょこ時間が合えば見ています。昨季も今季序盤もLeicester Cityの試合は何の気なしに見てたんですけど、まさかこんなことになるとは。

なぜにアメスポブログである当ブログがEPLの話をし始めたかというと、EPLの現在の順位表を眺めていてその顔ぶれのここ5年10年での入れ替わりぶりがアメスポっぽいかなあと思ったのでちょっと書いてみたくなったのです。今、上から順にLeicester, Man C, Tottenham, Arsenal, Man U, West Ham, Southampton, Liverpool, Watford, Stoke Cityとなってます。EPLもトップ4が毎年ほぼ同じクラブばかりだったのはそれほど昔の事ではありません。外部資本の注入でMan Cが急にそこへ割って入るようになったのが2010-11シーズン。その直前のLiverpoolの急激な弱体化とセットでトップ4の顔ぶれが変わっただけでも当時は大きな変化のような気がしたもんでしたが、今年の順位と比較したら微々たる変化だったと言えそうです。Leicesterのトップもそうですし、近年力を付けてきていたHotspurも本物っぽい。他方Chelseaが大きく順位を下げてファンを嘆かせていますが、それも含めて順位の変動がアメスポぽいですよね。

ドラフトやFAを通してチームの強化がなされ、強いチームの陣容をサラリーキャップで削るアメスポではシーズンごとの順位の変動は当たり前で、かつてのMLB Atlanta Bravesみたいな常勝チームは珍しい。一方欧州サッカーでは優勝争いをするクラブが毎年毎年同じなのは当たり前。ドラフトもFAもサラリーキャップもありませんから常勝チームが急に負け始めるのも起こりにくいし、外部からの資本注入で急激な戦力整備をすることはあり得ますが、それが起こるのは極僅かな例外のケースについてのみでしょう。どちらが良い悪いではないですが、そういうモノだと思っていたわけですがなぜか今年のEPLの順位はその常識に逆らったものになったのがおもしろいかなと。

そうなったからと言ってEPLがアメリカでよりウケるようになるかというと、ちょっと判りかねます。常勝クラブがいなくなることでの興味の焦点のボケということも起こりえますし、逆にまあまあの好カードが増えるという効果もありうる。少なくともいつ見ても同じチームが勝ってるね…という感想は減っていくのか。

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