アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLS/Soccer

五輪直前でもいつものアメスポの風景

普通のアメスポの夏の週末。春夏または春秋型シーズンの各種ジャンルが活動中。MLB、NASCAR、MLS、ゴルフ。それぞれ小ネタはあってどれを取り上げようか迷います。リオ五輪開幕まで僅かになりましたが五輪らしい話題はいまも少ない。NBA選手を集めた男子五輪代表バスケの壮行試合が行われていたのが唯一の目立った活動です。

NASCARは既報の通りJeff Gordonがスポット参戦で復帰するも予選から中位に沈み本戦でもその通りのレースに終わっています。Kyle Buschが圧勝、序盤から全然一人だけマシンの調子が違ったというレース。Brickyard5勝を誇るGordonと、今季限りでの引退を表明しているインディアナ州出身のTony Stewartが地元での最後の出場と、ノスタルジックなムードは彩りとしては良かったですが、NASCAR自体は既に彼らを過去の人にしてしまっているのだなという感じのレースでもありました。次世代のスーパースターがNASCARには必要なのか、このまま群雄割拠で行けるのか。

MLSは毎年この時期になると思います。炎天下でサッカーは大変だ…と。アメスポカレンダーの事情から近い将来に秋春制に移行することはほぼ不可能で今後も熱波と戦いながらMLSはそのビジネスを伸ばしていくしかありません。NASCARの裏番組となったSeattle Sounders@Sporting Kansas Cityの試合を見ていました。この暑いのにお客さんもよく入ってくれていてKansas Cityの新スタジアムは建てて良かったねというところです。同チームはMLS創設時からのメンバー。長年動員に苦しみながらもオーナーのHunt家の援助で生きながらえてきたチームでしたが、この時期でこの盛り上がりならここもやっと自立して黒字になっていくのかなという感じでしょうか。(MLSは細かい決算の数字を公開しないので正確には外部からは懐具合がわからず推測が多くなります)

徐々にMLBを見る機会も増える時期。またこの話で恐縮ですが昨年大騒ぎしていた時短策は完全に放棄されたんですかね?打席を外すのは誰も気にしていないようで自由。この暑いのに見に来てくれているお客さんを相変わらず待たせるエンタメを展開中。ピンチ&チャンスの場面が長くなるのは良いとして、そうでないのにまたこれに逆戻りかという。もう開き直ってこれで良いのだということか。昨年からのRob Manfredコミッショナー時代になってからのこれからの仕事というと何になるんでしょうか。私は前任のBud Seligの仕事ぶりが好きだったのもあって今のManfredのここまで1年強の仕事ぶりの指導力のなさ、方向性の欠如が気になっています。

南ア女子サッカーの進歩

サッカー米女子代表が南アフリカ女子代表との親善試合をしているのを見ました。都合で全編を見ることができなかったのですが、南アの巧みなつなぐサッカーに感心させられる試合となりました。結果は米代表が1-0で勝ったのですが、過去の力関係や双方のかけている予算などから考えたら1−0というスコアも、内容も南アの健闘と進歩ばかりが目に付く試合。

南アの選手たちの根本的なフィジカルは足りず、パスは距離は飛ばないしボールのスピードも遅い。但し意図するサッカーはよく見える。うまく中盤でパスでスピードで勝る米代表の選手たちを翻弄して得点チャンスを切り開いていて、え南ア女子ってこんな気の利いたサッカーができるのかと意外に思いました。両国ともリオ五輪へ出場します。南アはホストブラジルと同組。米女子相手にこれほど健闘できるなら個人の技量で勝るブラジル相手でもおもしろい試合をするのかもしれません。

米代表の方はどうでしょう。ベストメンバーからは数人のレギュラーが抜けて1.5軍程度のメンバーでしたが、良くも悪くもアメリカらしい試合ぶり。格下相手に得意の押し潰すような試合ができず。女子サッカーの広まりで今後はこういう試合が増えて、高圧的な試合ができなくなっていくのを予感させるような試合であったようにも見えました。

NFL Chicago Bearsの本拠地Solder Fieldに19,272人を集めての試合。集まった多くのファンにとっては米代表の良い所を十分に見せられなかった試合になってしまったかもしれません。

アルゼンチン代表ユニフォームでの最後のMessiの姿

Copa America100周年記念大会が終わった件を書き損ねましたので少し。3位決定戦は前半からコロンビアがやる気ないのかころころ転がる選手が多くて見るのがつらい試合でもありましたが、決勝点のところは鮮やか。モチベーションに多少欠けていてもまだまだ南米のチームには米代表は及ばないという結果に。サッカーですから流れ次第で米代表にも勝てる場合もあったはずなんですが結果はそうならず。GLとあわせてコロンビアに二連敗ということに。全体としては準決勝まで進んだのですから米代表の昨今の実力を考えれば健闘。悪くは言えないです。Bobby Wood(Hamburger SV)がこれからの米代表のスターになっていくんですかね。一人挙げればWoodしか挙げ得ない大会だったような。人種的なことを言うとアレですが、米協会は17歳FW Christian Pulisic(Borussia Dortmund)により期待をかけているのは確実ですが、過去アメリカは「天才少年」を次々とただの人にしてしまった過去もありどうなることか。DeAndre Yedlin(Tottenham Hotspur)がSBのままでいられるぐらいチーム層が厚くないと世界の強国と互角にはならないんだろうと思いますが、そういう贅沢はまた次世代にかなえて貰うということで。

さて表題の件。ご存じの通りでアルゼンチンが一昨年のW杯敗退から三年連続メジャー大会の決勝戦で敗退。MessiがPKを外し、結局アルゼンチンが敗退。代表引退発言まで飛び出してしまいました。Messiの代表ユニフォームでの最後の勇姿がベンチで険しい顔で座り込んだあの姿になるとは。残念です。

@アメリカでPK外した姿が印象的というと、W杯アメリカ大会で最後にPKを外してうつむいたRoberto Baggioの姿を思い出さずにはいられません。Baggioの場合は彼が外して即敗戦、Messiは一番手で状況は違うんですけれど、どちらも大ハズレ。サッカーというスポーツへの貢献度が最高レベルのこれらの選手がPKを大外しして苦悶の表情というシーンは、切ない感じがしますね。

本気のMessiに斬り伏せられて米代表散る

Copa América Centenario準決勝 米代表対アルゼンチンの試合がありました。結果はアルゼンチンの圧勝4-0。美しいゴールを量産したアルゼンチン。シュートゼロ(!)の米代表。Messiが芸術的なFKからのゴールでアルゼンチン代表のゴール数歴代トップに。試合前はアメリカ側の解説者たちがアメリカのアップセット勝ちを予想(というより熱望)していたんですが、現実は厳しく完敗。攻められなかったのはともかく、よく訳の分からないターンオーバーとか、自陣でMessiの横でボールをこねこねして奪取されるとか、それはなにをしようとしていたの?という感じのプレーがあちこちにあったのは残念と言えば残念。試合後はTV解説陣が険悪ムードで口論してしまうほど米代表に期待していた向きにはこの敗戦はショックだった模様です。

個人的にはここ数年の米代表の方向性のなさ(迷走ですらない)はずっと感じていたので、本気モードのアルゼンチンとの対戦ならこの程度は仕方ないんじゃないかと言う気はします。緩急つけて攻めてくるアルゼンチン、ビルドアップのパスワークなど彼我の差は相当に大きい。4ゴール入りましたが、もし今日のアルゼンチンとまったく同じチャンスをアメリカ人ストライカーが貰ったとしたらたぶん決められるのは3点目だけじゃないでしょうか。決定力に多大な差があり、中盤で差があり、舐められてものすごい高い位置からプレスをかけられる… 4点で済んでよかったというのが本当のところでしょう。実質的にアメリカと並んで今大会の準ホスト国とも言えたメキシコもトーナメント一回戦でチリに0-7とぶった斬られて散っていますが、それに続いて大会の本命国にホスト国が斬り伏せられたことに。

試合後のインタビューで米代表キャプテンのMichael Bradleyは険しい顔で猛烈に無愛想に受け答え。相手の圧力でほとんどボールを持たせて貰えなくて苛ついた90分だったでしょうが、つい先日までNBA Finalsやプレーオフで負けたチームのHCや選手達が丁寧な対応をしていたのとつい比較してしまいます。そこまでいらつくもんかな、と。あれはなんなんでしょう。TV解説陣が試合後の部分で口論していたのと同じくサッカー強国相手にもっとやれたはず、あわよくば勝てるかもという期待を抱いて試合に入ったゆえ、フラストレーションがあそこまで高まったってことですかね。

あえて良かったところを挙げると場面場面では世界の一流選手を相手に倒されず競り勝ったりした選手も何人かいて、以前よりはフィットネスが上がっているのかなあという気もしました。アルゼンチンはそもそも大きい選手が伝統的に少ない(今回のロースターを細かくチェックしたわけではないです)ですから体格で勝っていただけかもしれませんが。

Copa第2戦は4-0圧勝

Copa América Centenarioのグループリーグ2戦目を迎えた米代表。同じCONCACAF所属のコスタリカを相手に4-0の圧勝となりました。最初のPKはちょっとラッキーな笛という気もしましたが、その後の展開で圧倒したのでPK相当であったかどうかはどうでもよくなってしまいました。

第1戦でコロンビアに0-2と敗れていたためこの日敗戦すると大会最速でグループリーグ敗退が決まる可能性がありました。ホスト国としては恥ですし、長期政権を維持しているKlinsmannの代表監督の座も危うくなるかもという観測もファンサイトには上がっていました。またファンサイトでは初戦の敗退の戦犯としてFW  Clint Dempseyの名前が取り沙汰されてDempseyを先発から外せと主張する人がかなりいたりして、一つ負けただけなのに随分と悲観的というか危機感に溢れてるなあと私なんかは思ったんですけれど、今日の圧勝で少しは落ち着くんでしょうか。

米代表戦の後に行われたもう一つのA組の試合は熱戦でA組本命のコロンビアがからくも逃げ切って勝ち抜け決定。パラグアイは追い上げて、10人になった後も健闘。両国の選手の足が止まりながらも攻め合った終盤戦は選手のガッツを問われる感じで良かったです。やはり南米の選手たちにとってはCopaの名のついた試合はプライドを賭けた真剣勝負なのでしょう。

これでA組はコロンビアが勝点6で勝ち抜け。米代表勝点3、コスタリカとパラグアイが1のまま。米代表は得失点差も+2まで戻したので最終戦引分でも通過の見通しとなったと考えて良いです。パラグアイは退場者を出したので対米戦ではベストメンバーではないはずでもあります。直接対決で勝負が決まるのはすっきりしています。

コロンビア移民で大盛況開幕

Copa América Centenarioが金曜夜に開幕しています。San Francisco 49ersの本拠地Levi's Stadiumをソールドアウト67,000人強の動員。米代表対コロンビアの一戦。在米のコロンビア移民にとっては今大会は本気モードのJames Rodriguezを米国内で見られる一生に一度の機会かもしれないわけで、コロンビアのチームカラーのイエローで大スタジアムが満員となる様は壮観であります。本来ホスト国のはずの米代表がこの手の試合では相手国のファンで占められたスタジアムでアウェイムードで戦うのはこの国ではよくあること。CONCACAFゴールドカップその他でもよく見かける光景ですが、コロンビアなんかでも楽々埋めちゃうんですね。改めて移民の国アメリカだなあと。

試合の方は2-0でA組の本命コロンビア快勝。米代表も後半は健闘したのですが点数にならず。ボールコントロールと期を見るに敏なコロンビアの斬れ味の良いところもあちらこちらに。米代表は中盤に良い形でボールが入っていかないので良いサッカーができない時間帯が多かったか。初戦に敗れたことで残りの二試合(コスタリカ、パラグアイ戦)は必勝でグループ突破を目指すことになります。

後半に米代表のサブで入ったDarlington Nagbe(Portland Timbers)とChristian Pulisic(Borussia Dortmund)を「今米代表で最も期待の二人がはいります!」とTVが紹介していたのが印象的。Pulisicは17歳でドイツの名門Borussia Dortmundのトップフライトで今年出場歴がある。米国のサッカー選手は歴史的に早咲きの選手が少なかったところに若干17歳でのブンデスリーガ出場選手ということでコアなアメリカ代表ファンにとっては期待が高い選手です。ミドルティーンの頃から欧州プロで揉まれた選手(二重国籍の海外育ちを除)というとLandon Donovanまで遡らないといけないかと思います。期待が高まるのもわかるところ。もう一人のNagbeの方はMLS Portlandで既に定着した5年目の25歳。25歳なのになぜ期待が今高いのかというと、元々彼は西アフリカ・リベリアからの移民で、昨年末にアメリカ国籍を取得したばかり。それゆえ米代表にとっては新顔というわけです。ああまた外国出身のアメリカ代表選手か…という反応も出てしまうでしょうが、現実としてアメリカ育ちの好選手はなかなか育っていないということでしょうか。

KobeのTVCMが目立つ

NBAから引退したKobe Bryantが出演するTVコマーシャルが目立ちます。レギュラーシーズン終了時にNikeが打ったKobeありがとうのCMもKobeらしいできで良かったのですが、最近はその後に撮影したのであろうCMも何本かオンエアになっています。そのひとつが前項でも触れたCopa América Centenario100周年記念大会のFOXでの放送のCMです。Kobeのサッカー好きは良く知られています。2年前の今頃はKobeはブラジルへ飛んでW杯をスタンドで現地観戦していたのが何度もカメラで抜かれていました。当時はKobeはケガでNBAシーズンを長期離脱した後のタイミング。それでも完全にプライベートでわざわざ飛んでいって観戦していたんですから本当に好きなんでしょうね。ケガ後のタイミングでなければ当時も大会の応援団オファーがTV局からあれば受けていたんじゃないでしょうか。それが今回は引退後ということで誰に気兼ねすることもなくCopa América Centenario記念大会のTV放送のCMに登場しています。

見ていてちょっとおもしろいかなと思ったのはKobeのCM内で語る内容。「Messiがアメリカに来る、Suarezが来る、James Rodriguezが来る、Chicharitoが来る。…親善試合なんかじゃない。ロシアW杯はここから始まる」といったもの。CMを初めてみたときに、わざわざ個別の名前を挙げているのにNeymarは来るとは言わないんだから来ないのかぁと調べたらブラジル代表はNeymarだけでなく負傷辞退者がかなり嵩んでいることがわかりました。補充でMLS Orlando FC所属のKakaも選ばれたのですが、そのKakaもその後辞退とか。どうもブラジル代表はやる気が疑われます。残念ですね。いまのセレソンの監督はロシアW杯の頃までいないことになるようでそれも選手達のやる気を削いでいそうです。

このCMの様子からするとFOXはKobeを2018年のロシアW杯まで継続して顔として起用しそうな感じもします。FOX系列はロシア大会と2022年カタール大会の放映権を持ちます。ロシアW杯と今回のCopa América Centenarioには直接にも間接にも関係はないのに、ロシアW杯に関係があるかのように言及しているわけですからその思惑が透けている。W杯の前段の戦いとなる2017年のConfederation Cupへの南米代表は昨年の通常のCopa Americaでチリが代表と確定しており、今大会はコンフェデ杯にも関係がない。有り体に言えば単なる記念大会兼アメリカでの集金イベントでしかないです。北中米CONCACAF側のコンフェデ杯代表もメキシコと昨年のうちに確定しているわけですし。

プライベートでW杯に飛んでいくようなサッカーの大ファンのKobeならロシア大会で現地に1ヶ月以上滞在するような仕事でも喜んで受けてくれそう。一般スポーツファンの間での知名度でもKobe以上の人材はありえない。反対側から見ると引退したあともメディアへの露出を維持したいであろうKobeにとっては2年後(さらには6年後も)に大々的に露出できる職は渡りに船のお仕事かなと思われます。Michael JordanがAir Jordanブランドを引退後も長く維持しているビジネスモデルを踏襲してKobeブランドのシューズの今後の展開にKobe本人の長期的な露出の維持はプラスでしょうから。

30秒CM一本でもこれだけ色々楽しめました。

Copa America記念大会がNBA/NHLのFinalsの間に割り込む

明日からNBA Finals Golden State Warriors x Cleveland Cavaliersが始まります。昨年のFinalsの再戦。但しClevelandは昨年と異なりケガ人もなく万全でのリベンジ戦。すごいシリーズを期待します。細かい予想はまた別途やりますが、今日は勝敗予想のみ。4勝1敗でWarriorsとしておきます。賭けなら安全に4勝2敗でWarriorsとしたいところですが、それでは興がないので。

ホッケーNHL Stanley Cup Finalは今夜第2戦がありました。Pittsburgh Penguinsが延長戦の末に二連勝で優位に立ってます。第3戦でホームに帰るSan Jose Sharksが巻き返せるかどうか。シーズン前半もたつきが目立ったPittsburghがHCのクビ切りを敢行して立て直しに成功したことになります。Penguinsが2009年にStanley Cupを制したときもシーズン途中でHCの更迭を経て勝ったという経緯もあり、歴史は繰り返すのか。San Joseの西カンファレンス決勝での猛烈にしつこいディフェンスは見応えがあったんですが、どうなるか。

San Jose SharksとGolden State Warriorsはともにサンフランシスコ湾ベイエリアのチーム。NHLとNBAのFinalsのスケジュールはほぼ入れ子で組まれており、同地のスポーツファンは毎夜地元チームの応援で楽しめそうです。NBA Finalの第1戦は木曜日、第2戦は日曜日ともにOakland Oracle Arenaで。NHLの次戦第3戦は土曜日、第4戦は月曜日にSan JoseのホームSAP Centerで。

で、やっと表題の話に入ります。スケジュール上、NBAとNHLが金曜日を空けています。日本の感覚だと金曜夜はスポーツエンタメに良い日に思えるかもしれませんが、アメリカでは金曜夜のTVイベントは視聴率が低いという常識があり、今年はNBA/NHLとも避けてきました。そこへ入り込むのがサッカーのCopa América Centenario記念大会の開幕戦=米代表 x コロンビアの一戦ということになります。隙を見せるとどこからか誰かが即座になにか仕掛けてくる。必ずなにか見るものがある。このアメスポ全体のダイナミックさは楽しいです。そしてCopaの開幕戦の場所がたまたまNBA/NHLと重なるLevi's Stadiumで。そうNFL San Francisco 49ersのホームです。偶然にもNBA/NHL/Copaが木曜~月曜までベイエリア同一都市圏内で連日興業という巡り合わせになりました。

正直、現在のサッカー米代表に対する期待値は低く、16カ国参加の今大会のグループリーグを米代表が突破できるのかは疑問、ほぼ五分五分でしょうか。ホームの地の利を得て勝ってアメスポシーンにサッカーありを見せたいところではあるでしょうがどうなることか。メジャースポーツ興業が同一都市に重なったことでCopaの開幕戦の動員(特にアメリカ代表を応援するアメリカ人ファン)は少々割を喰うことになるのは避けがたいか。

Copa América Centenarioの放送はFOX系列で。FOXはNBAプレーオフにもNHLプレーオフにもからんでいないのでNFLが終わって以来ここ数ヶ月、普通のスポーツファンにチャンネルを合わせて貰う機会の少ない状況なので、Copaの視聴率の数字で良い数字が出るものかどうかは疑問。米代表のグループの相手もコロンビア、パラグアイ、コスタリカと知名度でパンチの効かない相手ばかり。しかしながらピッチ上で相対すれば難敵ばかり。なんとかノックアウトステージにたどり着いて一回戦でブラジルとのガチンコでの対決を実現したいところでしょう。

FC Cincinnati 2万人以上の動員で発進

アメリカ国内男子サッカープロリーグというとトップリーグとしてMLS(20チーム)があり、その下にNew York Cosmosなどが所属するNASL(11チーム)があります。そのさらに下にUnited Soccer League(USL、29チーム)というのがあるんですが、そのUSLの新チームのお話です。

中西部オハイオ州に今季から新設されたFC Cincinnatiというのがあるんですが、これがなぜか謎の大ウケで4月の初の主催試合に20,497人を集めています。USLの試合としてはリーグ史上最大の動員とか。場所は同市のCincinnati大のフットボールスタジアムであるNippert Stadium(収容4万人)で。同スタジアムは私も行ったことがあります。昨年新装完成となったばかりのキャンパス内に建つ好立地のスタジアム。カレッジフットボールスタジアムとしては全米で3番目に古いスタジアムだと昨年試合中継で紹介されているのを見ました。

4万人収容で2万人ですからざっと半分を埋めたわけですが、現地にいた人の話によると異様な盛り上がりだったということです。同大はバスケットボールでは過去かなり勝った歴史があり学内のトップスポーツ。フットボールではまあまあの学校です。CincinnatiにはNBAチームがないのでカレッジバスケは重要な冬のスポーツエンタメです。同大のスポーツイベントは学内で告知がされるのですが、このFC Cincinnatiの開幕戦は学外のプロチームに貸し出す形だったため同大内では事前のイベント告知もなかったようで、そのため学校関係者は、時期はずれに多くの観客がキャンパス内を訪れスタジアムから歓声があがるのを見聞きして「何の試合をやってるんだ?」と驚いたたようです。

FC Cincinnatiのヘッドコーチは元米代表だったJohn Harkesが勤めていますが、所属選手たちは無名選手ばかり。初ホームゲームの対戦相手は近隣市のLouisville City FC。近場のチームで自然な形のライバル心は湧くにしてもいきなり2万人?MLSのクラブでも2万人を集めるには苦労する中、なぜに創設したばかりの知名度のないFC Cincinnatiが2万人超を動員できたのか。なんでもサッカージャージ(種類は問わない)を着用している観客は入場料$1割引とかなんか細かい優遇策もあったそうですが、それにしても謎です。地元での第2戦は同所で11,318動員となっており半減していますから2万人平均で推移するということはなさそうですが1万人超でも立派なものです。3部の新チームがこれだけのスタートダッシュの動員ができるというところにスポーツ観戦需要の高さを見るべきなんでしょうか。

Cincinnati市では野球のMLB Cincinnati Redsが大きな人気を誇り地元の春夏のスポーツ観戦需要を長年満たしているわけですがそこにプロサッカーが割って入れる可能性があるのでしょうか。他にはNFLのBengalsがありますが、NBAやNHLは存在しない(マイナーリーグホッケーはあります)ので他の大都市と比べると比較的スポーツエンタメが薄いとも言えます。

サッカーのトップリーグであるMLSには同州内Columbus市にColumbus CrewがMLS創設メンバーとして所属。CrewはMLSの初期に最もビジネス的に成功したチームでした。ColumbusとCincinnatiは1時間半ほどの距離。MLSは地域ライバルチームを設定することでレギュラーシーズンを盛り上げる策を過去とってきているんですが、Columbusには近隣ライバルがなく、仕方なく車で5~6時間離れたChicago Fireを疑似地区ライバルとして設定しています。地理的に対抗意識を煽るにはちょっと無理があります。そのためMLSはオハイオ州二番目のチーム=CrewのライバルとしてClevelandにチームを作ることを画策したこともありますがうまくいかずに立ち消えした過去もあります。そういう経緯があるだけにもしFC Cincinnatiが3部のUSL所属でも1万人程度ならいますぐに見込めるとすれば遠からぬ将来にMLSの次の拡張先として急浮上という可能性もありうる突然の登場と言えます。FC Cincinnatiの地元開催第3戦以降の動員の推移が気になるところです。

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