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アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NBA/Basketball

McDonald's All American Game 今年はすごい

毎年すごい高校生が集まる伝統のバスケットボール高校オールスター戦=McDonald's All American Game。今年はまたすごいのが出場していました。各種の高校リクルートランキングで全米1位から3位の選手が揃ってDukeにこの秋進学する予定で、これに加えてフロアリーダーのPG Tre Jones(元Duke現Minnesota TimberwolvesのTyus Jonesの弟)も同時にDukeに入学予定。事前に来季のDukeのリクルートクラスは史上最強と教えてもらっていたので期待して見たAll Ameican戦でした。
2013年のKentuckyのリクルートクラスがカレッジ史上最強と当時呼ばれました。当ブログでも当時そのリクルートクラスが出場したMcDonald's All American Gameの記事を書いています。6人の5つ星リクルートを含む大評判だったクラスです。が、いまから見返すと当時のスターリクルートの面々、あまりNBAで活躍していないですね。Julius Randleぐらい。うーん。同年のAll Ameican Games出身者ではAndrew Wigginsが出世頭ということになります。

さて2018年版史上最強リクルートクラスはどうか。リクルートランキングで全米2位とされいたZion Williamsonというのがすごいです。これホントに高校生かよという厚みのあるできあがった身体と運動能力。厚みはPFの身体ですが動きはSFという。肝も座ってる感じでこいつが来季のDukeでコーチKの下でどれほど伸びるのか、末恐ろしいです。でもこれが2位って、もっとすごいのがいるのかよ、という感じの選手です。
リクルートランキング1位のR.J. BarrettはWilliamsonよりもオールラウンダー。Wlliamsonと一緒にDuke進学ということでBarrettがSF、WilliamsonがPF風に使われるんでしょうか。この才能ある二人が入れ替わりバスケットにアタックしてくるのが来季のDukeかぁ‥なるほどすごいことになるかもしれません。

North Carolinaに進学予定のNassir Littleが試合のMVPを獲得。上のDukeの二人のような圧倒的な才能というタイプではないですがシャープな攻守の動きで来季North Carolinaを背負って史上最強リクルートのDukeに立ち向かうのがこの男ということになるのでしょう。早くもDuke x UNCの伝統の一戦の次の試合が楽しみです。

他にもまだ進学先未決定のRomeo Langfordなど好選手がその才能の片鱗を見せてくれていました。ほぼ毎年のようにMcDonald's All American Gamesは見てますが今年のメンバーは例年以上にすごいように見えます。彼らはNBAドラフトで言うと2019年に1&Doneでエントリーしてくるであろう素材の選手たち。つまりもしGonzagaのRui Hachimuraが来季までNBAドラフトへのエントリーを伸ばした場合の競争相手の選手たちです。いやーこういうスーパー高校生を相手にドラフト順位を争うのか〜、来季残っても競争は激しそうです。
2019年の早出しモックドラフト各種を見てみるとR.J.Barrettが全体1位指名の本命なのはほぼコンセンサスがとれてますが、Zion Williamsonは全体5位とか9位とかかなりばらつきがある。えー、こんなすごい素材がそんな順位で取れちゃうのかと驚きます。ちなみに現時点でWilliamsonを9位としているこのモックドラフトではRui Hachimuraは15位とロッタリーピックぎりぎりの予想。他のモックで評価の高いところだとHachimuraに2019年全体5位なんていうところもありましたが、このAll American戦を見せつけられると、これを相手に全体5位指名とかが本当に実現できるならものすごいことだと思いますね。それも3年生で。この才能の塊のようなZion Williamsonより高い評価ってすごいですよ?そんな楽観ができるような相手には見えないですが。

なおZion Williamsonは試合の後半にフロアに変な形で手を着いて、たぶん親指の靭帯を伸ばしてしまったような感じで退場しています。大事に至らないと良いですが。

Hachimura なぜNBAに行った方がいいのか

前項でGonzagaの日本人留学生Rui HachimuraがNBAドラフトで指名される可能性が高いと書きました。Hachimuraは現在二年生扱いですので彼が望むならばあと2シーズンをカレッジでプレーすることができます。下級生がNBAドラフトにかかるためにはその旨宣言をする必要があり、基本的にはドラフト行きを宣言するとカレッジには戻れません。ドラフト予想サイトを見るとHachimuraは今年ではなく、来季2019年のドラフト予想の上位に入れられている場合が多いです。
今季Hachimuraは先発出場は1試合のみで基本ベンチスタート。活躍する日とそうでない日の差は大きいし、シーズン序盤に出番が限られていた時期もあったのでシーズンを通してのスタッツを見ると抜群の成績というわけではありません。本日現在での成績は20.2分出場 試合平均11.3得点 0.7アシスト 4.6リバウンド シュート成功率.574 フリースロー.843  3ポイントシュート.167となってます。試合時間の半分である20分出場でカンファレンスのファーストチームに選出されたのは相当に稀であろうと思われます。
今季途中で目覚め、その後も成長し続けているという印象のHachimura。いい日の彼のプレーぶりはすぐにでもNBAでプレー可能なんじゃないかと思わせるほどの迫力があります。ドラフトの候補選手としては安定した戦いが評価されているのではなく、現在まさに成長カーブ上にあるそのポテンシャルの高さがより魅力という選手でしょう。
その生素材の魅力ゆえにもう一年のGonzagaに残ったら来年2019年のドラフトでは堂々の最上位クラスの指名になるのかもという期待がもたれて各種ドラフト予想サイトでは今季ではなく来季待ちと種別されているのであろうと推測できます。私個人的には今季後にドラフトに行った方が良いと思っています。以下で理由をいくつかあげます。
それ以前の問題として、もしGonzagaが今季NCAAトーナメントで全米制覇を成し遂げた場合、カレッジに思い残すことがなくなって本人のプロ入りの決断もしやすくなることでしょう。Gonzagaにはその力があるし、その過程でHachimura自身の評判も自信も高まるはずですし。

私がHachimuraの今季後のドラフト入りをおすすめする理由はいくつかあります。まず来季もカレッジでプレーして2019年ドラフトに行く場合、シーズン前からの期待が高過ぎることになるという問題があります。残留した場合、Gonzagaの上級生たちが抜けてHachimuraは大エースとしての活躍が期待されることになる。モックドラフトでも期待が高い。きっとプレシーズンAll Americanなど多くの賞も与えられるでしょう。そのとても高い期待のハードルを実際のプレーで超えることは大変に難しいことです。バスケの有名校Gonzagaのエースとなれば毎試合きついマークを想定しなくてはいけません。Hachimuraの今季の場合は出場時間が短いので、来季先発になれば得点などの数字は伸びるでしょうが、成功率などはどうなるかわからない。来季のスタート位置がとても高くなるので、どうしても減点法で見られる可能性が高い。
一年長くカレッジにいたからと言ってより良いシーズンになるとは限らないのは過去に例はいくらでもあります。最近ならMichigan StateのMiles Bridgesが昨季ドラフト行きを回避してもう一年カレッジでのプレーを選択。回避した時点では翌年2018年ドラフトではトップ5での指名が予想されていたわけです。で、いまどうなっているかというと一巡目中位の予想がほとんど。スタッツ的には前年とほぼ同じでこれだけ落ちます。もし成績が少々伸びたところでドラフトでの評価はさほど伸びません。なぜなら一年余分に歳をとってそのポテンシャルへの評価が落ちるからです。

お金の面を言うと同じ年齢で現役引退するとするならばプロでの稼働年数も減る。NBAのような高額の報酬をくれるリーグでの稼働年数が一年減るというのはそれ自体大きな損です。本当に来季トップクラスの指名となるならばルーキー契約が跳ね上がってその損は取り返せるわけですが、それを期待するのはなかなか大変だということになるわけです。来季カレッジでケガでもしたらどうなるのか、というのも考えるべき点です。

もうひとつの変数としてはNBAが1 and doneのルールの見直しを明言していること。現行のNBAの新人ドラフトのルールは高校卒業後1年後から。これがあるため超有望な高校生選手も1年間カレッジなり海外プロリーグなりで過ごしてその上でNBA入りしています。NCAA側の裏金問題などもあり、NBAがこのルールを変更すると宣言しており、高校から直接NBA入りができるようになるでしょう。早い場合には来年2019年に高校を卒業する選手から新ルールが適用される可能性があります。つまりHachimuraが来季もカレッジでプレーする場合、この新ルールで飛び込んでくるぴかぴかの高卒プロスペクトとドラフト順を争わねばならない。その一年年長で来季カレッジで一年目をプレーする選手たちも同じタイミングでドラフトに入ってくるわけですから例年より若い有力選手の供給は倍になります。その状況に三年生として立ち向かうのが得策でしょうか。それ以外に選択肢がないならともかく、今季後でもドラフト指名は見込めるのにわざわざ混み合う可能性のある来季を選ぶのはあまり賢明な策とは思えません。

以上のようなわけで私はHachimura選手には今季後のドラフト入りをお薦めしたいです。上でも書きましたがNCAAトーナメントで活躍して、本人が自信を持ってプロ入りを選択できるような状況になるのが一番良いですが、さあどうなるでしょうか。

NBA 改良の手を緩めない

NBAの先日のオールスター戦のフォーマット変更が好結果を産んだわけですが、その後も次々と新しいアイデアが湧いているようです。現行東西各カンファレンスから8チームづつが出場するプレーオフを、東西の括りを外してトップ16チームでやろうという案が少し前から出回っていました。これは過去10年ほどの西カンファレンスの優位の是正の意味があったと思います。東はLeBronのチーム以外は全然ダメなように見えるから、であろうかと。その昔、Michael Jordanの時代だったら東の方がずっと強かったりもしましたね。

でまあその案はふーんぐらいの話だったんですが、さらに別の案も出てきているようです。カンファレンスの7~10位のチームによる一発勝負のプレーオフ進出トーナメントを行うという案だそうです。まず最初に7位と8位が対戦、勝った方が第7シードとしてプレーオフ進出。9位と10位が対戦して、その勝者が7~8位戦の敗者と対戦して勝った方が第8シードとなるという案とか。いろいろ考えますね。
7位が出てこようが10位が出てこようが、プレーオフ一回戦で第1シードと対戦したらボロ負けする運命が待っている可能性が高いので大勢に影響なしに思え、あまり感心しませんが、とりあえずプレーオフ序盤のアクセントぐらいにはなるのか。

まったく別の話ですが、他にもNBAは活発に改良を目指している。以前に少し触れたと思いますが、NBA自身が胴元になってスポーツ賭博をやることを研究する、ともAdam Silverコミッショナーは以前に発言しています。これはかなり踏み込んだ発言でアメスポとしては画期的。
その後はあまりそれ関連の発言は出ていないと思いますが、今週はDallas MavericksのオーナーMark Cubanがタンクをすると公言したのに対して60万ドルの罰金を科しましたね。これはスポーツ賭博をNBAが胴元でやるとすれば絶対に見過ごせない発言であったのでかなり高い罰金になったかと思います。

ビジネス好調のNBA。大きな改革は必要がない中、細かく改善を目指して次々と案が出てきて実施されていこうとしている。その積極性は買いたいかなとは思います。守りのNFL、守ってるだけじゃダメなのに遅々として各種改革が進まないMLBと比較するとNBAの舵取りはかなり良いように感じます。

NBAオールスターが戻ってきた!

これは大ヒットの新生NBAオールスター戦となりました。6分残り13点差からTeam LeBronが逆転勝ち。両軍ともに最後の数分は真剣モード(に近い気分)で戦うもTeam LeBron側がその火力を発揮しました。LeBron James, Kevin Durant, Russell Westbrook, Kyrie Irving, Paul Georgeの5人。どこからでも迫力満点の攻め。対するTeam StephenはJames Harden,Joel EmbiidやGiannis Antetopoumpoも踏ん張るも点差を詰められて、おいしいところは全部Team LeBronにもっていかれました。最後のTeam StephenのポゼションはLeBronとDurantが絶対にCurryには打たせないと二人がかりで襲いかかって勝負を決めました。

試合開始序盤に紹介されていたのは、昨季のオールスター戦のあまりのぐだぐだぶりを反省、LeBronがチームメイトに「世界中のファンが見てるんだ」と檄を飛ばしたんだとか。でもちょうどその言葉が紹介されているタイミングでLeBronはバウンスパスでのアーリーウープボールをAnthony Davisに供給した場面でした。言ってることとやってることが違うだろ、と笑ってしまうタイミング。まあそれもまた良し。その昔、真剣味があった頃のオールスター戦でもやはりお祭りならではの曲芸プレーはあったもので、全編カリカリに真剣勝負する必要もないわけで。楽しい部分と真剣ぽい部分と両方を一度に楽しめる良いNBAもオールスター戦が戻ってきた、と歓迎したいです。
MVPは文句なしのLeBron James。

試合前の特別コマーシャル(Uberのコマーシャル)がなかなか良かったです。女性ドライバーがLeBronとKDを後部座席に乗せておしゃべりをしている、という体裁で二人にインタビューしているような仕立て。LeBronが「俺たちがNBAのNo.1とNo. 2のベストプレーヤーだから」云々と言うと、ドライバーがツッコんで「えそんなこと言っていいの?」それに答えて二人は真顔のまま「事実だろ」というようなやりとり。おお二人とも随分と気合入ってるじゃんと、それを見ただけでも思ったんですが、試合ではそれを見事に体現したフィニッシュを見せつけてくれた。
この二人、昨季のFinalsで真正面からぶつかり合って何か相通じるものを得たって感じでしょうか。今回のTeam LeBronを組むに当ってLeBronはDurantをいの一番で指名したとも明かしてましたね。

今回のオールスター戦の新企画である得票トップ選手を主将としてチームを構成する、というのがLeBronにはいい刺激になったようです。相手側のCurryと順番に自軍選手を指名していったはずですが、Team LeBron側の方が圧倒的に魅力的なメンバーを揃えてしまった。一体Curryは誰をどんな順番で指名したらあんなに地味なメンバーになったのか不思議です。

上の方で「真剣に近い気分」で昨夜の試合は行われたと書きました。本当の真剣を言えばTeam LeBronがスモールラインナップで最後の6分以上戦ったのを咎めるようにTeam Stephenの方がEmbiidのパワーでジリジリ押し込んだりスクリーンを使うような攻めをすれば13点差があんなに簡単に縮まったかどうかはわからないとは思います。でもとにかく楽しかった。それでこの日は良しとしたいです。

会心の逆転勝利でLeBronはご満悦。すべて最高、ただひとつ変えたいとすればチームを編成するドラフトを公開したいな、とのことでした。
これは非公開の方が良いんじゃないかな。順番に選んでいく中で最後まで残っちゃう選手が晒し者になってかわいそうですし。全員が楽しい方が良いですからね。

前日のダンクコンテストもまずまず。Larry Nanceのシニアが出てきて息子をアシスト、ああこれはNBAはNance Jrに勝たせたいんだなぁって感じでした。NBAのダンクコンテストって明らかに勝たせたい選手がやる前から決まっているような年がありますよね。HowardのSuper Manの年とか。しかし今年は採点はフェアでDonovan Mitchellの優勝となってます。往年の名ダンクの再現版みたいなのが多くて古いファンにはノスタルジックな感じで良かったのでは。

このオールスターウィークエンドで良くなかった点をひとつだけ。観客のノリが極端に悪かったこと。これです。
熱戦となったオールスター戦もそうだし前日のダンクコンテスト、3ポイントシュートコンテストも歓声が少ない。ハリウッドのセレブが多くの席を占めたせいかと思います。バスケが好きで来てるのでもなんでもない人が前の方に陣取ってるからこうなってしまうんですね。
これはまた別の項で書こうかなと思っていたことなのですが、プロスポーツの興奮っていうのは観客の存在抜きでは成り立たないというのをこの日のノリの悪さは逆の方向で証明してしまったなという意味で残念でした。









Daytona 500 / NBAオールスター 五輪に遠慮せず

今週末はNASCARシーズンの本格幕開けを告げるDaytona 500と、NBAのオールスター戦が開催。日本の皆さんは冬季五輪でお楽しみのことかと思いますが、こちらでは五輪放送にお構いなしにアメスポ上位ジャンルがイベントをぶつけてくるのがアメスポの世界。別の項でも書きましたがアメリカではNBC系列が五輪放送を長年独占し続けているので、他系列は手加減してくれません。他にもカレッジバスケットボールがシーズンがレギュラーシーズン終盤戦で熱いが繰り広げられます。欧州だと6 Nationsラグビーが今週お休みなのは五輪配慮なんでしょうか。

私の記憶のある限りではDaytonaとNBAオールスターが同日に重なるのは珍しいはず。Daytona 500はPro Bowl(以前Pro BowlがSuper Bowlより後だった頃)が終わるとすぐという印象です。
Daytonaの方はFOXの放送で昼間2:30PMスタート、NBAオールスターの方はTNTで夜8PMから。NASCARの方が雨天で極端に遅れがでない限り時間が重なることはありませんから同日でもさほどの問題はありませんが。
Dale Earnhardt Jrが引退、NASCARの最盛期の頃のドライバーが減ってきてジャンルとしては正念場の時期でしょうか。人気者だったDanica Patrickもこの日が最後のDaytonaとなります。

NBAオールスターはいつの頃からかどんどんつまらなくなってしまった、と個人的には思っているのです。昔はもうちょっと試合になっていたのが、最近は3ポイントシュートかダンクのふたつしかない。どうもそれはNBAも感じていたようで、今季は東西カンファレンス分けではなく、Team LeBron対Team Stephenの対戦。過去にNHLオールスター戦やNFL Pro Bowlでも使われた形式ですね。NHLやNFLと比較してNBAは選手の個々のキャラが立っているのでおもしろい組み合わせもより可能かも、どうかな、と思っていたわけです。
LeBron JamesがKevin Durantを自軍に指名したため現役最強の二人が組むことになったのがまず注目。この二人が一緒に本気でプレーしたらさぞやすごいことでしょう。さらにオフシーズンに袂を分かったKyrie IrvingもTeam LeBron所属となって9ヶ月ぶりにこのコンビも再結成。それに加えて来たるオフにLos Angeles LakersがFAでLeBronと一緒に最高額で獲得する可能性があるとされるPaul GeorgeもTeam LeBron側に。Team LeBronの方が話題性が多様で魅力的なメンバーのような。会場もLakersのホームのStaples Center。LeBronはこのオールスターウィークエンド、昨オフに新たに購入したというLos Angelesエリアの邸宅に泊まるんでしょうか?

対するTeam Stephenの方はWarriorsのいつもの同僚とJames Hardenなど大半が西カンファレンスのお馴染みの面々。ガード偏重で新鮮味も薄いメンバー。そもそもTeam Stephenという名前がよろしくない。Team Curryの方が語呂がよさそうな気がしますが、まあLeBronに合わせてファーストネームで揃えたってことなんでしょうが、東首位のTorontoやBostonから助っ人などは来てますが地味な感じは否めず、注目度ではTeam LeBronの圧勝のオールスター戦になりそうです。


新生Cavaliers二試合目

メンバーをごっそり入れ替えたCleveland Cavaliersの新メンバーによる第二戦、@Oklahoma City Thunderの試合。点数は競っていたんですが内容は新生Clevelandの良さが目立つ内容。第4Qは余裕をもってフィニッシュ、120−112。Oklahoma CityはC Steven Adamsのリバウンドモンスターぶりで前半は対抗、最終的にAdamsを含めて4人が20得点しながらも迫力足りず。Clevelandの新加入メンバーが張り切りまくっているにしても、ちょっとOKCの抵抗が寂しかった感じの試合となりました。Clevelandの試合通しでのシュート成功率が51%と当たりまくりですから追従できるチームは多くなさそうです。

第4Qの冒頭の2~3分を新加入の4人プラスKyle Koverというメンバーで戦いながらリードを広げたところが今のClevelandの勢いを表していました。Koverなんて3ポインターのスペシャリストとして請われて昨季途中でClevelandに加入したものの、守備で足枷という扱いになってしまって大事な局面では使えない選手という評価になっていたのが、6人が退団した直後のベンチの人数の足りなかった@Atlanta Hawks戦で30得点爆発。その後は新加入の選手に譲っているものの元気そうで、ああチームの風通しがよくなったんだろうなあと思わされるところがあります。

今週末はオールスターで、Clevelandは勢いの良いままレギュラーシーズン中断へ。他のチームはここ二試合のビデオを研究して今後どう新生Clevelandを止めるかの研究に没頭できることになります。

新生Cavaliers デビュー戦でBostonに圧勝

これは出来過ぎでしょう。チームを完全模様替えしたNBA Cleveland Cavaliersが移籍でやってきた新メンバーを加えての初試合で東カンファレンスの優勝を争うはずのBoston Celticsに圧勝してます。最終スコア121−99と22点差ですが、これでも点差は縮まった方なのです。
Cavaliersは3ポイントシュート成功率53%とドカドカ決まって試合の中盤で勝負を決めてしまいました。トレードでやってきたJordan ClarksonとRodney Hoodがそれぞれ3を3本づつ、移籍組4人で計8本の3ポイントシュートを決めトータル52得点。この一つ前の試合から先発に名をつならねているCedi Osmanがこの日もエネルギッシュに動き回り、プレーオフでしか働かないイメージのTristan Thompsonまでつられていい動きを見せるなどでBostonを圧倒。Bostonのジャンプショットが次々と外れる間に得点差がみるみるついて、早い段階で勝負あり。新加入メンバーの活躍にLeBron Jamesもご満悦。

いやはやここまですべてうまく行ってしまうのも珍しいような。試合前の話では新加入メンバーを入れての練習時間がほとんど取れず、オフェンスでの決まりごとは2パターンぐらいしか意思疎通が効かないとかいう話でしたが、これだけシュートがバンバン入ればそんなことは関係ないようです。
まさかこの調子がいつまでも続くとは思いませんが、これが新Cavaliersが調子がいい時の上限状態というのを見せてくれたことになるのかもしれませんね。
今日はBostonのオフェンスに粘りがなく、Clevelandの不慣れなメンバーでのディフェンスを咎めるような攻めができませんでした。

Celticsは先週Toronto Raptorsにも惨敗しており、それもあって東カンファレンスの首位の座をTorontoに明け渡しており、現在2位。Clevelandが3位を維持すると両軍はプレーオフ二回戦で激突コースになってしまいます。東の覇権を争うToronto、Clevelandに立て続けに完敗を喫したのは東制覇に黄信号でしょうか。

忘れられた男の主張

やーJimmy BulterのChicagoへの帰還、おもしろい試合でした。Minnesota Timberwolves@Chicago Bulls戦。Jimmy Butlerが38得点。稼いだのがフリースローが多かったので爆発という感じではなかったものの、見事に古巣への帰還の試合でいいところをファンに見せることができました。
しかし最後に試合を決めたのは、Butlerの代わりにトレードでBullsへやってきたZach LaVineという巡り合わせが泣けます。LaVineが35得点。それも終盤モンスターダンク、3ポインターで同点、そして決勝3ポイントファールのフリースローを3本全部決めて逆転という流れが、忘れられた男LaVineの主張に見えました。そのファールを貰った相手がButler。
最後の最後はMinnesotaが1点差を追う最後のポジション、巡り巡ってButlerにボールが渡ってブザービーター…は入らずChicagoが逃げ切り。

Zach LaVineはKarl Anthony-TownsとAndrew WigginsとともにMinnesotaの若手スターだったのが、Butlerのトレードで放出。Timberwolvesがコンテンダーに進化していくのを遠くから眺める羽目になってしまった。まああの頃のTimberwolvesは若くて魅力はあったんですが、WigginsとLaVineと二人ともディフェンス難ありでプレーの幅が狭い感じ。魅力はあれど二人もこのタイプの選手要らない、というMinnesotaの判断はわかる。二人のどちらかを残すかと言えばWigginsの方になるのもわかる。そういうわけで弾き出されてしまったLaVine。今回のChicago x Minnesotaの対戦でもButlerの古巣帰還はさんざん語られてもLaVineが以前のチームメイトであるWigginsと再会するとかそういうアングルの話はまったく戦前なかった中、試合でその存在感を示したのは良かったです。他人は語ってくれなくても本人の心の中では忸怩たる思いが溜まっていたはず。それを見事試合に昇華して、勝利に貢献。
Bullsは新人Lauri Markkanenを始めとして若いメンバーが発奮して、西のコンテンダーWolvesに勝利。今夜一夜だけ戻ってきた昔のスターを懐かしむのはともかく、今いる新しい選手たちがこれからBullsの未来を築くのかもなと期待させられる試合でもあったんではないでしょうか。Scottie Pippen、Horace Grant、Ron HarperとMichael Jordan時代のBullsのスターたちが来場して見守っていたのもまた雰囲気良し。未来も含めてBullsの歴史に思いを馳せさせられるような試合になりました。

この日は他にもロースター半入れ替えになったCleveland Cavaliersも以前からいるサイドキャストが発奮して快勝。またClippersからDetroitに移籍したBlake Griffinが古巣を迎え撃って気合充分の試合を見せたり、Miamiに帰還したDwyane WadeがHassan Whitesideに移籍前と同じようにロブパスを決めてみせたりと、トレード絡みの気合の乗った試合が多くてよかったです。82試合の長いシーズン、全ての試合を気合充分で戦うことは難しいですが、こういう機会に皆が乗って試合をするとより面白い試合が見られるわけですね。

タイムマシン in Chicago

今夜のMinnesota Timberwolves@Chicago Bullsの試合。とても期待しています。そして今夜までにDerrick RoseをWolvesが獲得してRoseがサプライズで登場しないかなとも。
Minnesotaには元ChicagoのJimmy ButlerとTaj Gibsonが在籍。HCも元BullsのTom Thibodeau。これにRoseが加わったら、数年前までの強かった頃のBullsの主力メンバーが敵陣に勢揃いってなことになるからです。WolvesとBullsは東西カンファレンスに別れていますのでWolvesがChicagoに来るのは年に一度、今夜だけ。BullsはButlerとGibsonのために編集したビデオを準備して彼らの帰還を歓迎する意向を表明済み。きっとその中にはThibodeauの姿も映るように編集されていることでしょう。

Butlerを加えてグレードアップしたTimberwolvesは西で上位を伺える位置、北西地区首位。若い選手が多い。特にAndrew Wigginsが一皮剥ければ今季中にも西カンファレンスで脅威になりうる陣容を備えてます。対するChicagoは地区最下位、勝率も3割台、7連敗中。地元ファンにとっては希望のないシーズンの最中に、過去の強かった頃のBullsのメンバーが帰ってくる、タイムマシンのような一夜になりそうなのです。
Derrick Roseはトレード期限最終日でのトレードでCleveland CavaliersからUtah Jazzに送られた後に、Jazzからカットされる見込み。それをThibodeauが望んでTimberwolvesに呼ぼうという噂が飛んでいます。Roseも加えてRose-Butler-Gibson-Thibodeauと揃ったら2012年の東カンファレンスを首位で突破した頃のBullsの核全員集合みたいなもんじゃないですか。現在の弱いBullsに元気のないBullsファンには一夜だけのノスタルジックな試合になりそうなのです。
だからJazzはさっさとRoseをリリースして今夜のうちにRoseがChicagoに飛んでこれるようにして欲しいんですけど。
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