アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NBA/Basketball

テキサス州の大規模停電

テキサス州で120年ぶりだとかいう猛烈な寒波が同州の生活インフラを破壊しています。とてもスポーツどころではなく、DallasやHoustonなど同州に本拠を置くNBA、NHLのチームが試合をキャンセルしています。
アメリカ国内メキシコ湾岸からメキシコ国境を有する南部テキサス州が数日に渡って氷点下にさらされたことで送電網が崩壊、また氷点下になるのが当たり前の北の州なら考えられない形で敷設されていた水道管が次々と氷結破裂しています。これで電気・暖房・水道が使えなくなり、集合住宅内でつららが下がり、道路の除雪も進まず大パニックになってます。

その過程でテキサス州が全米の電力網から外れた独自の送電網を維持しているため全米他州からの電力の融通を受けることもできず、事態はとても悪い状態になっていることが表面化。寒波はこの先数日で収まるはずですが、トランスポンダ始め電力施設がそのまま復旧するのかも不明です。こんなことが起こりうるんですね。テキサス州が独自の電力網を維持している理由は連邦の電力政策からの独立性を企図していたからとされます。他の本土47州(テキサス・アラスカ・ハワイを除くの意味)は東西2つの電力網に編成されていて緊急時の電力の融通などができるようになっています。テキサスが独立の気質を持つ特殊な州なのは事あるごとに感じるわけですが、今回ほどそれが大きく裏目に出たのは初めてかもしれません。

以前から南部の州で雪が降るとニュース映像を見てる限り大した降雪でもないのにツルツル滑ってる車両のビデオが毎度出回り、南部の人は雪道の運転がヘタだななどと過去は思っていたもんですが、ここまでひどくなると笑い事ではないです。

アメスポでは現在シーズン中のNBAがHouston Rockets、San Antonio Spurs、Dallas Mavericksをテキサス州内に持ち、NHLはDallas Starsが所在。Starsは直近の試合をキャンセル。他にはカレッジバスケがシーズン真っ最中ですがこれはテキサス州内各地で全滅するかもしれません。全米トップシードを狙う全勝Baylorも被害を受けてMarch Madness選考に向けての勝ち星を積み重ねるのが困難になる可能性がありそうです。ホームゲームをアウェイに振替でしょうか?カレッジでアウェイの試合を続けて全勝キープというのは難易度が高いような。
どのぐらいのスピードでインフラが回復するのか前例のない事態のため想像もできない。MLBではTexas RangersとHouston Astrosが同州内に所在しますが、そちらは4月初旬の開幕まで1ヶ月以上あるのでそれまでには大丈夫だろうと思いますが。

さらに欠場者がかさむNBA これでいいのか

こんなに欠場者が増えて大丈夫なんでしょうか。Brooklyn NetsのKyrie Irvingが背中下部の負傷を理由に次戦の欠場を発表。NetsはKevin Durantも既に足の故障で欠場中なのでBig Threeのうち2名が欠場に。Netsは先週試合中継を見た試合ではDeAndre Jordanも欠場していました。
西ではLos Angeles LakersのAnthony Davisが少なくとも2−3週間欠場すると発表もあったばかり。他にもMinnesota TimberwolvesのD'Angelo Russellが膝の手術で4−6週間欠場予定。WolvesはエースのKarl-Anthony TownsがCOVIDで長期欠場から復帰したばかり。Townsは家族で7人もCOVIDでの死者を出したとか。Boston CelticsのJayson TatumもCOVIDの欠場明け。Tatumは復帰後も体調が100%に戻らないと言っていたり、その他細かいのを拾ったら常時主力選手が欠けている状態です。

COVIDが重症化した選手や手術まで必要な選手たちの欠場は致し方ないのですが、そうでない休養であるとか軽微な負傷での欠場がやたらと目立つ、という件は以前にも指摘しました。
そもそもがリーグのほぼ半数のチームがプレーオフに進む仕組みのNBAではレギュラーシーズンの比重が軽いわけですが、過去これほどまでにレギュラーシーズンがないがしろにされたことはないような気がします。加えて今年は昨季に続いてプレーオフの最終枠をレギュラーシーズン後に争うplay-inも設定されており実質プレーオフ枠拡大になってます。

例年だとNBAの2月はトレード期限が来るので期限に向けて大型トレードの話題で盛り上がるのですが、今年は変則シーズンとなっておりトレード期限は3月末となっておりその話題もない。

前項でも少し説明した通り全国放送プライムタイムにタンクに入ったHouston Rocketsが登場するというお寒いカードということも起こっている。

レギュラーシーズンとプレーオフのバランスが崩れてしまったのは今季は仕方ないとして、問題は来季以降でしょうか。以前からレギュラーシーズンを軽視しても優勝できるのは事実でしたが、現実的にはレギュラーシーズンで成績が上がらなかったチームがプレーオフで突然勝ち始めるという実例は乏しく、レギュラーシーズンを通してチームのケミストリーを構築できていないとプレーオフだけ真剣にやるというのは通用しない、という常識が維持されていたと思うのです。
それが今季、コロナ疫禍と無観客とキツめの日程のコンボでレギュラーシーズンは手抜きをするものだと全チームが悟ってしまった。どこもベストメンバーで必死に戦ったりしない。本番はプレーオフだけという新常識がまかり通る状態となった。これが今季に限定されるならもう仕方ないとして、本当に今季だけに限定されるんでしょうか。来季もあそこが痛いどこそこが腫れたと言っては主力選手が欠けるのが当たり前のレギュラーシーズンになってしまってもNBAのレギュラーシーズンは商品価値を保てるんでしょうか。本番プレーオフのプレビューにすらなっていないじゃないかという。

主力が欠けても昨夜NetsはJames Hardenが1人エースでPhoenix Sunsに逆転勝ちするなど、出場した選手の意欲までは疑えませんけど。出場選手が固定されないことで通常年ならベンチに座っているばかりの選手にも出場機会が回ってくるという意味でチャンスを得ている選手も出ているとは思いますが、それは選手の特典で、見る側からすると一流半の選手の試合を見せられているとも言えます。

TNTのスタジオ解説も暗い

前項の続きなんですが、自分で書いたことを反芻しながら見ていたらTNTのスタジオ解説陣も間違いなく暗いわと確認できました。TNTのスタジオ解説はもうずっと何年も同じメンバーでShaquille O'Neal、Kenny Smith、Charles Barkley。司会のErnie Johnsonを含め固定メンバーでコンビネーションには不安のない面々のはずですが、見ていて皆の顔つきも暗いし、相互間の会話も弾まないし、笑いもない。以前だったら際限のないジョークで大笑いというシーンがよくあったこのメンバーでもダメか、と。

このレベルになってくるとアメリカ社会全体の集団鬱を疑うべきなのかもなと思えてきました。集団鬱、社会鬱に治療の方法はあるのか。そこでスポーツが果たせる役割はあるのかというテーマがこれから出てくるのかもしれません。

この日の放送はGolden State Warriors@Phoenix Suns戦だったんですけど、SunsのエースDevin Bookerは欠場。理由はふくらはぎの故障で3試合連続の欠場であって、コロナは関係ないのですが、試合開始時に「あれ、出てない?コロナ?」とか頭がすぐそっちへ行ってしまうんですよね。
別項のコメントでも指摘いただきましたが、誰が出てる出てないが気になって試合に集中できないというのは確実にあるかと。
別の時期にNBAの主力選手の休養欠場が増えていることを問題視したこともありました。この日のLos Angeles Clippers@Miami HeatはKawhi LeonardもPaul Georgeが欠場。HeatはJimmy Butlerが長期欠場継続中。メンバー的にはカネ返せと言われても仕方ない。観客はいないので返すカネはないですが。
今季に関しては休養ルールの緩和があってもなくても選手の欠場は不可避で、正常化する2021−22年シーズンまでは仕方ないと思うしかないかな、と諦めの境地に入ってきました。スケジュールが詰め込み気味に設定されているため、主力選手たちはケガの時にも大げさ目に申告して復帰にも慎重に見えます。

試合でも選手の欠場ばかりが気になり、スタジオ解説も暗い。こんなじゃエンタメ番組として成立してなくなってるのかもなと思えてきました。

足りないものは観客音?それとも選手の笑顔?

現行のNBA全国放送はTNTとESPN/ABCの二局態勢。NBAは無観客で開催中なのですが、TNTの放送の方は会場の観客の声のシミュレート音を、ESPNの放送よりも大きめのボリュームでいれています。少なくとも私の見た範囲内ではそうです
好みの範疇の話かとは思いますが、これがないとさびしさが増すなあと思っています。不思議なものです。昨季末のプレーオフのときはさほど気にならなかったのに。

通常年であればNFLがSuper BowlとPro Bowlを残すのみの時期となって、スポーツファンの意識がプロ&カレッジのバスケシーズンやホッケーシーズン、野球がお好きならMLBのキャンプ入りが気になる時期のはずです。まったくもって個人的な話なのですが、ところが今年はどうにもバスケシーズンに身が入らないのです。NBAはBrooklyn NetsへのJames Hardenのトレード、連覇を目指すLakersの再構築、など話題はそこそこあるようにも思われるのですが、どうも盛り上がってこない。

で先週末にNFLカンファレンス優勝戦を観戦していたときに話していたいつもの観戦フレンドにそう私の感想を漏らしてみました。彼は大のNBAファン。その彼が今季はエキサイティングじゃない、おもしろくないなとあっさり同意してくれたので、ああこんな大ファンでもそうなのか、自分だけじゃないのかと納得した次第。

ではなぜ今季のNBAはいつもの年と違うのか。じゃあ他の種目、例えばNHLへの期待も低いのかというと、NHL観戦はそこそこ楽しめてます。見る量は元々対NBA比、1/3とか程度ですが、特に例年と比較して観戦意欲が低いという感覚はない。いつもと違うという意識もほとんどない。なぜNBAばかりがそんなに今年おもしろくないのかが良くわからないままに放送をやってると観戦しては、いややっぱり今年はおもしろくないよなと確認する日々です。

選手たちの顔が暗いからかなという気もします。観客がいないシーンとしたアリーナ内でのプレーが選手の心を蝕んでいるのではないのかということを試合後の勝利インタビューのスター選手たちの暗い顔での受け答えを見ていて感じたりもします。
鬱は伝染ると言います。医学的に正しいかどうかは存じませんが実感としては正しいと私には思えるのですが、画面を通して選手の鬱が我々に感染ってるのかも?選手たちのエネルギーがまるで伝わってこないという言い方でも正しいかと思います。


と以上のような客観性に乏しい感想でしかないことを書き始めてから、昨夜、ESPN放送のNBAのカードがLos Angeles Lakers(14勝4敗)@Philadelphia 76ers(12勝6敗)戦なのに気づいたので、それを見てから改めてこの項を書こうかと思いました。Lakersは昨年の優勝チームであり現在もリーグトップの成績。76ersは東カンファレンス首位で、エースのC Joel Embiidは現時点でのMVP最有力候補の活躍中。一皮むけた。NBA側も意識してNFLシーズンがほぼ終わりのこの時点でNBAにスポーツファンを連れ込むためにこの好カードを全国放送にしているのでしょう。NBA Finalsのプレビュー的カードです。

昨季の優勝時から準主力選手を多数失いながらリーグ首位を維持しているLakersは立派なのですが、エースのAnthony Davisはエンジンがかかりきらないシーズン序盤で、ここからDavisが復活すればという意味で余力十分での首位なので文句まではつけられないものの、これはすごい!というような期待感には乏しい。76ersはEmbiidは良いとしてもここまでたかだか2勝1敗ペースでの東首位。昨年のプレーオフ一回戦で屈辱スイープされた相手であるBostonに既に2度勝ってますが、いずれもJayson Tatumが欠場中の勝利。東が全体的に弱いから首位なのかなあという、こちらも今ひとつ乗り切れない気分のチームです。


しかし実際の試合はかなりおもしろい試合となりました。今季のNBAで私が観戦した範囲内では最上の部類で、第4Qに最大14点をリードした76ersを最終盤にLakersが猛追撃して瞬間逆転。最後は76ers Tobias Harrisの決勝ミドルが決まって決着。長さを誇るAnthony Davisのディフェンスの上を超えての決勝点でなかなか楽しかったです。これと完全に同じ試合がFinalsで行なわれていたとしても納得の好試合であったはずです。
Embiidの序盤などは過去2年連続でMVPとなったGiannis Antetokounmpoが乗り移ったかのようなプレーぶりで、今年はEmbiidがMVPかもという評判に誰もが納得するであろう内容。この日はBen Simmonsのコンディションも良く果敢にバスケットにアタックし、ディフェンスでも健闘。昨年のプレーオフ一回戦スイープ敗退してからほんの3ヶ月ですが、EmbiidもSimmonsも何やら趣が変わった?と思わせる試合でした。
ただこんな試合を普段からしていたら東カンファレンスで12勝6敗という成績にはなってないはずで、今日は特別なのかなあと思いつつ観戦したわけでした。

19点差を逆転してWarriorsがLakersにアップセット勝利

よく勝ったねえという試合になっています。Golden State Warriors 115-113  Los Angeles Lakers。今季のここまでの両軍のプレーぶりからしてLakersの方が強そうだというのはほぼ必然とも言える事前の予感。その上序盤からLakersがガンガン攻め込みWarriorsのスモールラインナップを圧倒してあっという間に最大19点差。こりゃダメか。これなら早く寝られるなとその時点では思いました(夜10時開始の試合)。それがじわじわと追い上げて最後の競り合いでLakersを凌いで大逆転勝利となってます。平日前夜に夜半過ぎまで観戦は良くないですが見てしまいました。
結果から見ればあの試合の出だしで最終的に113点しか取れなかったLakers。Warriorsが追いすがってきたときにLeBron Jamesがギアチェンジできなかった感じの試合になってます。LeBronが19得点、Anthony Davisが17得点。道中が楽勝ムードかつサポートキャストが当たっていたので彼らに任せて流していたのが勝負所になってサポートキャストが沈黙して慌ててLeBronとAnthony Davisが勝ちに行ったものの点を取り切れず逆転という試合になってます。こんな展開になったのはレギュラーシーズンならではのおごりもあったかなという試合です。

シーズンオフにも書いたのですが、2020-21シーズンには高さと才能のLakersとポジションレスのWarriorsの激突か、それともWarriorsが変節して高さ対策を進めてNBAのトレンドが変わるのかを想像して楽しんでいたわけです。その時点ではまだKlay Thompsonは再度の負傷は発生していませんでした。その後Klayが昨季に続いて長期離脱が決定して迎えた新シーズン、Warriorsの成績も内容もパッとせず、エースのStephen Curryもピーク時から3ポインターの確率も大きく下がって脅威は減退。Lakersの連覇を阻む挑戦者としては物足りないシーズン序盤です。
ドラフトでWarriorsが獲得した長身James Wisemanは想像以上に動ける選手で初期段階では成功とはなってます。昨年タンクして下位に沈んで獲ったかいがあった選手ですが、とは言えAnthony Davisを中心に高さを揃えたLakersを相手にしては心もとない。Lakersは昨季の優勝時のフロントコートのJaVale McGee、Dwight Howardは退団してますが、代わってやってきたMarc Gasol、Montrezl Harrellで十分に穴埋めに成功しており対戦チームにとってはフロントコートの疲弊を招く強力なフロントコートと言えるでしょう。東西の有力各チームの試合はだいたい一通り見ましたがLakersが抜けているなというのは事実に思えます。

このWarriors@Lakersの前に放送されていたのがMilwaukee Bucks@Brooklyn Nets戦。James Hardenが移籍してきての2試合目。序盤はHardenがチームに気を使ってるのかボールを早めに手放してチームメイトにプレーさせてましたが、試合がヒートアップしてからはらしいプレーが増えてきて結果34得点12アシスト、Oklahoma City時代からの旧友Kevin Durantも途中から調子があがってきて30得点。最後の競り合いでMilwaukeeを制して125−123でNetsの勝利。先発5人を長時間出場させての勝利でレギュラーシーズンの勝ち方としては少々難ありの面もありますが、全国放送の試合でNetsもBucksもベストメンバー出場での模擬プレーオフ戦的なものと考えればNetsのポテンシャルの高さを見せた試合とも言えるかも。
HardenのHouston時代のようなボール専有状態でもなくボールシェアは新加入急造チームにしてはずいぶんとスムーズにも見えました。旧友ならではの安心感みたいなものもあるのか。
ところでKyrie Irvingはいつ帰ってくるんでしょうか。

荒れた2020年を経たMLK Day

MLK DayとはMartin Luther King Jr. Dayのことです。今年は1月18日月曜日。同氏は1960年代の黒人公民権運動の中心だった方です。1968年に反対する勢力に暗殺された方でもあります。

MLK Dayは祝日ですが大半の私企業の多くは通常営業。学校やお役所は休みのはず。日本の感覚だとこの祝日だけど休日ではないというところが理解しがたかったですが、とにかくそういう日です。
そういう日なので大人は普通に働いている人が多い日、子供は学校が休みで家にいる可能性が高い日となります。祝日の主旨から例年人種差別に抗議して立ち上がることの意義や先人への感謝を強調するイベントが多く開かれることになります。

さてアメスポではNHLが今年のMLK Dayに昼から夜まで4試合を全国放送します。MLK Dayというと一番最初に連想するスポーツリーグであるNBAはTNTでの全国放送が夕方から3試合。NBAがMLK Dayに積極的なのは選手の黒人比率が抜群に高いプロスポーツなので理解しやすいですが、今年はNHLが気合が入ってるなあと感じます。この日の放送は試合中や合間に有名選手たちのMLKや公民権運動への思いを語るビデオが多く流されるのが恒例です。これは一般の報道番組などでもそうですね。


さて今日放送されるNHLの試合のひとつがBoston Bruins@New York Islanders戦。つい先日Bruinsに過去に所属したNHL初の黒人選手であるWillie O'Reeを表彰し、BruinsがO'Reeが当時着用した背番号22番を永久欠番にすると発表したばかり。O'Ree氏は1950年代にNHLデビュー、現在もご存命のようです。その発表のときには気づきませんでしたが、たぶん今日のMLK Dayの放送でO'Ree氏の人種の壁を破ったパイオニアとしての勇気を称えるセレモニーがあるのだろうと想像できます。その試合は東部時間で午後5時からの試合開始。半休日らしい放映時刻と言えましょう。

NHLっていうのは現在でも非白人選手が極少ない。1950年代というのはKing牧師が公民権運動を率いてピークに届く時期以前。O'Ree氏はカナダ人なのでアメリカとは若干事情は違う面はあるにせよ、様々な苦労があったであろうことは想像できます。

尚、アメスポ全体で初めて人種の壁を破ったMLB Brooklyn Dodgers所属のJackie Robinsonがスポーツで人種の壁を破ったのは1947年でO'ReeのNHLデビューよりもさらに10年ほど前ということになります。
細かい話ですが、正確にはMLBが最近になってニグロリーグをMLBの一部として認めることにしたので、その意味ではJackie RobinsonのMLBデビューはニグロリーグ参加当時まで遡ることに変更になったと言えますので1947年じゃなくなっていますが、人種の壁を破った時期は1947年のままということになるのだと思います。

2020年は人種問題でアメリカ国内は大いに荒れました。いまも脈々と流れる人種的偏見を持った人たちの存在が顕在化したのは結果的には良いことだったと言えるようになるのかどうかはこれから次第ですが、例年MLK Dayに盛んにメッセージを発信するNBAだけでなく、今年はNHLも積極的に参加するんだなという点が2020年という荒れた年を経ての当面の成果のうちになるのだと思います。

まだ2021年も人種問題は揺り戻しでいろいろ大変なことが起こっても不思議じゃないです。今週は新大統領就任式を控えた首都Washington DCを含め各地が厳戒態勢なので比較的静かにおさまるのではないかと思えますが、厳戒態勢が継続するわけもなく緩んだところを狙って銃撃事件や爆発物による国内テロは予想すべきことです。
今はコロナもあって個人的な旅をする予定は限られていますが、以前のようにアメリカの田舎に気軽に旅とかもうしたくてもできないかなと思ったりもしてます。監視の目やカメラがある都市部やホテルなどならともかく、トレッキングコースでたまたますれ違って、キャンプをしていてたまたま出くわして人種的理由で撃たれたらとかなんともならないですよね。実際に猟に行ってたまたま出会った一団に山の中で吊るされそうになった人のビデオが出回ったことがありました。山の中ではリンチされて死んでも誰も見つけてくれません。田舎の警察なんてまったくあてにならないし。ホラー映画で殺人狂が田舎で猟奇殺人を次々と起こす、その村全体がグルなんていうプロットはよくありますが、ああいうのが殺人狂ではなく主義主張に基づいて整然と行なわれる状態とかホラー映画どころの恐怖ではありません。コロナが落ち着いた後にアメリカを旅をする機会のありそうな方、そうそうあることではないですが、まったくありえないことではなくなってます。気をつけていただきたいです。

Bullsの子どもたち

女子サッカーのNWSLのドラフトがあり、全体2位でTrinity Rodmanという選手が指名されてます。Dennis Rodmanの娘さんです。みんなそんな年頃か、と。

みんな、というのは来季のNBAドラフトの上位指名が期待される選手の中にScotty Pippen Jr. (Vandarbilt) とRon Harper Jr. (Rutgers)がいるからです。Chicago Bullsの後期三連覇時の主力メンバーの子どもたちが揃ってプロスポーツに入ってくるというのがちょっとおもしろいかなと。Pippen Jr.とHarper Jr.はともに20歳で2000年生まれ。Rodmanの娘は18歳とのこと。

Chicago Bullsの後期三連覇は1995-96シーズンから1997-98シーズンまでなので、1998年夏にBullsが解体となったあとにそれぞれ生まれた子たちですね。PeppenはPortland時代、Harperはキャリア最晩年Lakers所属の頃ということになります。RodmanのとこはNBA引退後の子ですね。

後期三連覇時の他のメンバーというとSteve Kerr、Toni Kukoc、Luc Longly辺りですが、後ろの2人は外国人ですのでいろいろ人生設計はアメリカ人とは違うかも。Kerrの子供がどうとかいう話は聞いたことがないです。

ところでBullsの中心人物Michael Jordanさんのところはどうなんでしょうか。その手の話に私は強くないのでいまちょっと調べてきましたがどうも息子さんはバスケの才能は足りなかったようでカレッジレベルで埋もれちゃったみたいですね。まあJordanの場合、他のメンバーたちとは桁違いにお金を持ってるので子どもたちがあまりハングリーさを維持できないとかあるのでしょうか。
Jordanと後妻との間にできた娘が産んだJordanの孫の父親が元Indiana PacersのRakeem Christmasなんだそうです。Christmasは海外でプロリーグを転々、現在台湾で現役選手を続けているとWikiには書いてあります。

Durantが全然うれしそうじゃない

今夜のBrooklyn Netsの試合がESPNで放送だったのですが、その試合前にJames HardenがNetsにトレードされるという報道がありました。勝利後、コートサイドで即席インタビューを受けたKevin Durantの愛想の無さが際立ってました。
質問=ケガから復帰以来初めての2日連続出場ですがどうですか? KD=大丈夫だ。
質問=OKC時代のチームメイトでスーパースターのJames Hardenとまたチームメイトになるわけですが感想は? KD=トレードが正式に承認されたら話す。
ニコリともしない。陰鬱とすら言える会話。なにがそんなにアンハッピーなんすか?と聞きたくなるやりとりでした。

このトレードでNetsはKevin Durantに加えてJames Harden、そして個人的な理由で離脱中のKyrie Irvingとスーパースタートリオが揃うことになるんですが、それでもDurantはまったく嬉しそうじゃない。これ、大丈夫なのか。

HardenがHoustonで「このチームはダメだ。成功しそうにない」と発言。RocketsもこのままHardenを使い続けるわけにいかなくなったか、粘ってより良いディールを求めていたのをこのタイミングでHardenの放出に同意してます。

NetsがHardenの獲得に参加していたのは以前から話題にのぼっていたので、NetsのスターであるDurantやIrvingはどういう頻度でかNetsのHarden獲得についての情報は上層部から得ていたと考えて良い。OKC時代にチームメイトだったのでDurantとHardenは気心は知れているのですから仲が悪いとういことはないはず。DurantがHarden獲得に反対ならそう主張できる立場だったはずですから、Hardenが来る事自体に不快ということはないと思うんですが、あまりにもそっけないので、大丈夫なのかなと心配になりますね。
OKC時代はDurantとHardenはチームメイトではあったものの立場は対等ではありませんでした。Durantは既に将来のNBAをしょって立つことが期待された若手のスター。Hardenはベンチスタートの6th man。HardenがDurantと同格と言えるようになったのはRockets移籍後独り立ちしてからのことです。
だからどうだというと、今回昔のチームメイトと再集結と言っても立ち位置が微妙に違ってうまくいくとは限らないのでは、という危惧があります。Hardenがボールを握ったら離さないタイプとなってリーグMVPに育ったわけですが、あのプレースタイルがDurantと共存可能なのか。

さらに「個人的な理由」で自主離脱中のKyrie Irvingの今後も見えない。Kyrieもボールを持ったらそう簡単に離さないタイプで、KyrieとDurantの共存も課題なのに、そこへさらにHarden加入。カオス、衝突の可能性だってありそうです。
この3人以外の選手も好選手が何人も揃っていて通常のシーズンなら東の優勝候補、どんな試合をやってくれるのかワクワクとなるべきなのに、ちっともそんな雰囲気になりません。そこへ加えて今日のDurantの陰鬱な発言。大丈夫か、という不安の方が大きいです。

尚、このトレードは他にCleveland CavaliersとIndiana Pacersも関わった4チームによる複数選手のからんだトレード。それぞれの選手の身体検査その他が行なわれた後に正式決定しますが、それが完了するまで関係する選手は試合に出場しません。そのためNetsは現在使える選手が9名に減っています。
よって例の8名の試合が行える最低人数にほど近い。誰かケガをしたりコロナの疑いがかかるとすぐにも試合ができなくなります。

こんなことをやっていたら選手が壊れる

Miami HeatとPhiladelphia 76ersの試合が双方とも試合最低挙行人数の8名で開催され、延長戦の末76ersが勝利を収めています。Joel Embiidが45得点でヒーローになってるんですけど、中身は数字の印象ほど褒められたものではありませんでした。

8人で延長戦まで接戦を戦うというのはこの1試合だけならともかく、根本的にはムリと言って良いのでしょう。Heatの方は途中で1名ファールアウトになったため7人で最後まで戦うことに。今の全米の感染情況から言ってこんな試合はこれからも発生するはず。こんなことをやっていたら出場している健康な選手が疲弊してしまいます。

この特定の試合で言うと同じ8人対8人でも欠けた選手のグレードが違ったので76ersが圧倒的に有利な状態でスタート。Heatの方は欠場となったのがエースのJimmy Butler、Bam Adebayo、Goran Dragicと中心選手ばかり。特にAdebayoがいないのでフロントコートの弱体化は見るも無残で、Embiidの45点も、EmbiidのバックアップのDwight Howardもゴール下で圧勝が試合前から予想され、そのとおりになったそういう事情での45点です。
76ersの方はエースEmbiid、Ben Simmons、Danny Greenが出場。Tobias HarrisとSeth Curryは欠場。但しBen Simmonsは名前ばかり売れてますが今季はすっかり影が薄くなっており、人数の少なくなったこの日も12アシストは稼いだものの僅か5得点。EmbiidやGreenが当たっていたので自主的に裏方に回ったという面もあるんでしょうが、いかがなものか。

SimmonsはJames Hardenとのトレードの駒として放出されるなどいろいろ言われていたんですけど、今季のSimmonsの内容だとHardenとの釣り合いがさらにとれなくなっておりHouston側からさらにドラフト権で高い条件を要求されそうです。トレードを嫌ってSimmonsが自己サボタージュに励んでいるといううがった見方まであるようです。

試合の評価としては敗戦したHeatが残りの選手でよくやったという評価になるんだと思います。


日本ではたぶんWashington WizardsのRui Hachimuraがコロナ感染プロトコルで欠場、Wizardsは最低挙行人数の8人を揃えられず対Jazz戦が延期となったことが報道されているかと思います。延期になれば全員が休めるわけで、シーズン後半にスケジュールのしわ寄せが来る可能性はありますが、当面の疲弊は避けられるんですよね。8人ちょうど出場可能で試合が行なわれ、そのせいで負けが込んでプレーオフを逃すような事態も起こりえます。

先日NBAの開幕まもなくの休養理由での欠場が増えていることに懸念を表明したのですが、今度はコロナ感染理由での強制欠場が増加、試合中止も増えてきています。
そこへさらにNBAと選手会がコロナ防疫プロトコルの強化に合意しました。チーム外の「訪問者」を禁止、アウェイでホテルからの外出を禁止などを選手に求めることになったようです。そんなことできるのかなという禁止事項ばかりで、じゃあそれを破ったら出場停止なのか。「訪問者」というのがコールガールなども含んでるのは想像できるんですけど、それを本当にNBAは取り締まるつもりなのでしょうか。ホテルから出るなとか本当に皆守るのでしょうか。出場停止上等で外出する選手が続出したら試合中止ですか? 外出したのが1人2人でもプロトコルで濃厚接触者に認定されるチームメイトはすぐに数人に増えるはずです。

休養での欠場は全国放送の試合では禁じられているので全国放送を見るだけのカジュアルなファンはこれまでは気付かなかったのが、コロナ関連での強制欠場となれば全国放送でも主力選手が欠けた試合が放送される機会が増えていくことになりそう。この先のNBAのシーズン運営が危惧されます。
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