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アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NBA/Basketball

得点王になろうという選手はメンタルも強い

前項のコメント欄でNBAの今季の得点王争いのことをコメントいただきました。首位のGolden State WarriorsのStephen Curryと、Washington WizardsのBradley Bealの2人に可能性は絞られています。NBAの得点王は試合平均得点で争われます。他のスポーツのようにゴール数や得点数などの積み上げ系のスタッツではなく、上位の選手の成績が落ちることもありうる仕組みです。

昨日の時点でそれぞれ4試合を残していてCurryがリード。昨日日曜日の試合の終盤でBealは足首をひねったとかで延長戦に出場せず。その後翌日=今夜の試合には出場しない。その後追加でその次の試合も出場しないと発表になっています。
私の手計算が正しければCurryがもう残り試合を出場しないと(=平均得点が下がらない)とすると、Bealは3試合で43点平均というすごい数字をぶっこまないと追いつけない。2試合出場に限られるならもっとでした。これはCurryが数字を落としてくれないと現実的には追いつけない差だ、というのが昨日の時点の私の認識でした。
ただGolden Stateは現在西の8位で、すぐ下のMemphis Grizzliesとの差が0.5ゲーム差。Play-inでの立場が8位と9位では大きく異るためGolden Stateは得点王のためにCurryを休ませるということができる状況ではないです。
試合平均得点というのは下がる方というのは、例えば極端な話、Curryが試合出場して序盤にケガで退場して0得点というような試合だってあり得るので平均得点の数字が下がる方はガクッと下がる可能性はゼロではありません。

さて明けて今日、Golden Stateは西のトップUtah Jazzを相手に激戦。Curryは最終的には36点を挙げて得点王争いで数字を伸ばしています。立派なもんだなと感心。この試合最終的にはCurryの得意の3ポインターは13本投げて3本成功、成功率23%。Curryの普段の3ポインター成功率は43%。Curryにとっては極悪い日です。これでも接戦の最終盤に1本なんとか増やしてのもの。
これだけ悪い日でも平均得点を伸ばしたというところに凄みがあります。

Curryというともう5年ほど前に神がかり的にバコバコ入れていた時期がありました。当時はGolden Stateは絶頂期だったので第3Q終了時に既に圧勝モードで第4QにはCurryも他の主力も出場しないという試合が大量にあった時期です。出場時間が短くなったせいで当時の試合平均得点は他の選手を引き離せなかったですが、見ていればCurryが圧倒的に最強であったのは確実だった時代です。
その頃の記憶が強烈なので今季前半も含めてここ数年のCurryは、まだNBAの超一流選手であっても既に個人としてのピークは過ぎているという見方を私はしていました。

それが今季後半になってからの怒涛のハイスコアラッシュ。2016年以来2度目の得点王もすぐそこまで来てます。チームはPlay-in行きで成績はあがってませんが、3が入らない日でも36点を挙げてくる深みは2016年のピーク時とは一味もふた味も違うってことになるんでしょうね。

NBAプレーオフに期待したい

NBAのレギュラーシーズンも残すところ1週間。今季はだらけてるだのと何度も文句を言ったわけですが、それでもプレーオフが始まったらまた例年のようにたくさん見ちゃうんだろうなとも思います。今日のESPN全国放送ではMiami Heat@Boston Celticsという東のPlay-inの瀬戸際の両チームによる試合と、優勝候補のLos Angeles Clippersが東4位のNew York Knicksとの対戦という、さほど好カードとは言えないカードだったのですが、なかなかおもしろい試合となっています。レギュラーシーズンも終わるということで欠場者が大量に出たシーズンもやっと全員揃っての試合をやってプレーオフに備えている感じですか。

試合前の時点でHeatが東6位でPlay-in回避圏、Celticsが東7位でPlay-in行きコースだった試合。今日日曜日と2日後火曜日にこのカード連戦。Celticsが勝てばこの2チームの運命が大きく変わるところだったんですが、Heatが前半から飛ばして快勝。この時点で7位に2ゲーム差をつけてHeatがPlay-in回避に大きく前進してます。
まだ昨季のバブル内でのFinals進出の激闘のイメージの強いHeat。昨季の疲れもあったままの今季。昨季の激闘を戦ったメンバーもそのうちに立ち直ってくるだろうと思うものの、なかなか成績が上がらないまま。プレーオフ圏外の位置をさまよう期間も長かった。4月半ばにMinnesota Timberwolvesにも敗戦した辺りではホントに大丈夫か、という心配があったのですが、最後の3週間になって勝つべき相手にきっちり勝って成績を整え、今日のCelticsとの直接対決を制したことでPlay-in回避も見えてきました。
すぐ上の4位Knicks、5位Atlanta Hawksとのゲーム差も僅かなので残り4試合で5位浮上も可能なところまで来ました。
昨年のHeatのプレーオフでの熱い戦いを目にしているだけに東の3強=Philadelphia 76ers、Brooklyn Nets、Milwaukee BucksとしてもHeatは一回戦で戦いたい相手ではなく5位以上に浮上してもらった方がありがたいのではないか。火曜日のCelticsとの再戦も楽しみです。

Celticsの方はJayson Taytumが先日60点ゲームをやってのけたりスーパスター化。新人の頃からプレーオフになるとその活躍に一段二段ブーストがかかる選手なので上位もあまり当たりたい相手ではないでしょう。が、全体的なことを言うとこのオフに期待して獲得したKemba Walkerが迫力不足であまり大きな戦力の積み上げにならなかったという総括になりそうです。

New York Knicksは現在東4位。Clippersを相手に堂々の試合で勝利。Julius Randleのミドルジャンパーが冴えてClippersをしのぎきりました。Knicksに復帰しているDerrick Roseが試合前半だけで19得点と活躍。一回目のKnicks所属だった頃は暗かったRoseが、Tom Thibodeau HCの下で嬉しそうにプレーしてるのを見るのは、良いなあと地味にこちらも嬉しくなります。Thibodeau指揮下にRoseが入るのはこれで3度目。最弱Detroit Pitsonsから拾ってもらっての2度目のKnicks在籍。プレーオフ登場も確定的、久しぶりにRoseがプレーオフに出るところが見られることに。RoseはKnicks移籍以来 3ポインター成功率が40%を超えてます。1回目にKnicksに流れてきたシーズンでは3ポインターは21%しか入って入っていなかったのが、弱小チームを渡り歩いて5年後に3ポインターが倍も入るようになったことになります。

Lakers7位転落 LeBronは帯同もせず

前項で書いたタイブレーカーがかかった大事なLos Angeles Lakers@Portland Trailblazers戦は、106-101でPortlandがとって順位が逆転。この試合終了時でPortlandが38勝29敗でPlay-in回避圏の6位、Lakersが37勝30敗の7位。今季の仕組みではレギュラーシーズン終了時点での7位は8位とのPlay-inに出場が義務付けられます。

Portlandは勝負どころに強いエースDamian Lillardが38得点。LakersのAnthony Davisが36得点と奮戦したものの周りの援護が足りずに低得点の試合で敗戦しています。LakersのLeBron Jamesは欠場。このアウェイの試合、遠征にも帯同していない。LakersはKyle Kuzmaが3ポインター全部外れた不振も痛かったですが、根本的には手数が足りない。なんていうのかAnthony DavisのNew Orleans時代の試合を見るような試合と申しますか、Davis一人が頑張っても迫力もないしおっつかないなあという試合に。

これでLakersは最近10試合で2勝8敗。Play-in回避圏争いの当面の競争相手の対Portlandに敗れて今季1勝2敗となって、最終成績が並んだ場合にはPortlandが上位に来ることが確定しています。Portlandはその一つ上1ゲーム差の6位 Dallas Mavericks相手にもタイブレーカーを有しているのでPlay-in回避圏争いで好位置に着けたことに。

どうせ出場しない日帰りの旅なのでLeBron Jamesが帯同しないことが悪いとまでは言いませんが、他にもMontrezl Harrellも出場せず、上述の通りKuzmaが盛大に外しまくり、今季途中加入のAndre Drummondが4得点などと合わせて士気のあがらない敗戦となってます。Play-in回避圏争いの大事な試合でこれかあという。

Lakersはレギュラーシーズンあと残り5試合。スーパーマンLeBronさんの登場待ちなんでしょうか。Portlandと1ゲーム差プラスタイブレーカーがPortland側に渡ったので残り5試合で3勝2敗ではPortlandに確実に遅れをとりそう=Play-in確定的です。残りの相手はホームでPhoenix Suns(西2位)、New York Knicks(東4位)、Houston Rockets(西最下位)を戦った後、アウェイの@Indiana Pacers(東9位)、New Orleans Pelicans(西11位)。プレーオフ圏内のSunsかKnicksの少なくとも1つを叩かないとPlay-inということになります。4勝しても足りない場合も十分起こりえますし、Play-inはLakers x Warriorsの可能性が高まりました。

Play-in に引っかかりそうになると文句を言うのはさすがにダサい

表題の通りです。最初はDallas Mavericks、そして最近はLos Angeles Lakersが「Play-inトーナメントの意義がわからない」などとダサいことを言うのはなんなのかなと思うわけです。

今季のNBAでは東西それぞれの7位から10位までの4チームがPlay-inトーナメントを戦う仕組みになっています。
7位と8位が戦い勝った方が7位シード扱い。敗れた方は、9位と10位の一発勝負の勝ち残り戦に勝った方と8位=プレーオフの最下位シードを争う全3戦のPlay-in。

今現在だと西カンファレンスでは、1−4位は既にプレーオフ当選済み。5位Dallas Mavericks、6位Los Angeles Lakersが37勝28敗でPlay-in回避圏ですが、Play-inを戦わなくてならない7位Portland Trailblazersとはわずか0.5ゲーム差。MavericksはTrailblazersに直接対決で勝ち越しているので最終成績が並んだ場合にも上位ですが、LakersはBlazersと1勝1敗。明後日金曜日にLakers@Blazers戦が待っており、この直接対決に敗れるとLakersはBlazersにもタイブレーカーを失いPlay-in行きの危機になります。

現在西の8位はGolden State Warriors。今季後半に入ってからのWarriorsの調子は良く、一発勝負だとLakersがフルメンバーでムキになっても必ず勝てるというようなカードではない。もしWarriorsに負けた場合は、9位Memphis Grizzliesと10位San Antonio Spursの勝者と対戦ということになります。さすがにプレーオフを逃すところまで負けるとは思えませんが、LeBron Jamesに言わせるとPlay-inトーナメントは無意味なんだそうです。シーズン前にいうならともかく、自分が長期欠場を続けてチームが負け続けてPlay-in間近になってから言うというこのセンスがなんだなあという。

昔っからLeBronは自分に甘い発言を繰り返してきた人なので驚きはしませんが、これだけ欠場しまくっておいてこのタイミングで仕組みに文句を言えるというのは、周りが誰か止めてやれば?という気もしますが、きっとYesマンしかいないのかなとも想像できます。この前も試合中にベンチでスマホいじりしてたりとか、他の選手がやったら絶対LeBronは小言言うだろということを自分はやっちゃう。いつものLeBronという意味ではそんなもんですが。

NBAのプレーオフは元々リーグの半数が参加できる甘い枠の仕組みです。それをさらに各カンファレンス2チームにも追加チャンスを与えて甘くするようなPlay-inの仕組みはどうかと思うという意見はあっても良いのですが、LeBronが今こうなってから言うのはどうなのよと。

LeBronとダブルエースのAnthony Davisもケガで今季の出場は限られており、2人が欠場するようになってから成績も急降下。主力が抜けた中健闘していたDennis Schroderが遂に今週欠場離脱、向こう10日から14日の欠場が見込まれてます。残り少ないレギュラーシーズンに暗雲です。
Anthony DavisはLeBronより先に復帰したんですが明らかに元気がない。LeBron Jamesという人は喋りはいい加減ですが、バスケの才能と熱くなったときの馬力はすごい人なのでプレーオフになれば凄いプレーで楽しませてくれるとは期待はしてますが、だからと言ってPlay-inに巻き込まれて上位シードチームより疲労を貯めてプレーオフ突入もしんどいですよね。

それぐらいのハンデがあるぐらいの方がプレーオフが混沌として良いのかもしれませんが。

Westbrook軍曹に敬礼

Washington Wizardsの数少ない全国放送が昨夜、ESPNで。Los Angeles Lakersを迎えて行われました。Rui HachimuraがAnthony Davisを相手にポスターダンクを決めたシーンはコレはやったな!というものになりましたね。

Rui HachimuraにとってはRussell WestbrookがWashington Wizardsに移籍してきてくれたのはラッキーだと言っていいのだと思います。あれだけクドクドガミガミ言ってくれる面倒見の良いベテランはそういない。そのおかげもあって一皮むけた今季。
他には今季だとGolden State WarriorsでDramond Greenがルーキー全体2位指名で入ってきたJames Wisemanにガミガミ言っていたというのもありました。ただどうもWisemanは居心地悪そうであまり素直にうけいれられていなかった感じ。結局Wisemanはケガで長期欠場になってしまったのですが。Dramond GreenはGolden Stateの連覇時の柱石であり、チームにこれまでもこれからも居座る気持ちがあるからチームと一心同体、再び優勝戦線に加われるレベルにチームを強化するために期待の新人をしごいているわけです。

Westbrookもチームを強くするために努力してくれているのはそうなんですが、WestbrookがWizardsに来たのは今季。この先どれほどWizardsに残って戦うのかもわからない。そんな状況でもHachimuraに目をかけてつきっきりで熱血指導してくれるのはありがたいことだと思ったわけです。

Hachimuraは性格がおっとりしているのかGonzaga時代から積極性不足なのは何度も当ブログでも指摘しました。恵まれた体格を活かしきれていなかった。Gonzaga時代もHCからトラになれ!とさんざん発破をかけられてもいまひとつ。周りが粒ぞろいの好チームだったのでその積極性不足が欠点として目立たずに済みましたが、NBAに入ってからはそうはいかない。WizardsはNBAで下から数えた方がずっと早い弱小チームです。Hachimuraのような立場の選手が戦力として力をあげていかないとチームも強くなりません。ルーキーシーズンは及第点ではあったとは思いますが接触プレーに弱く、勝負所の時間帯にシュートを打てない場面が多かった。

Westbrookからガミガミ言われるようになってから当たっていない日でもなんとかシュート数は以前よりはずっと増えたし、接触プレーでの強さも増した。もちろんご本人のオフシーズンの身体の強化の成果でもあるんでしょうが、今回のポスターダンクにたどり着けたのは身体だけでなくメンタルがプロらしくなってきた成果で、その成長にWestbrookが果たしてくれた役割は相当に大きいと思います。Gonzaga時代も昨季ルーキーシーズン中もコーチやチームメイトに散々促されてもアテンプトが増えていなかったのが今季はWestbrookに散々叱咤された時期以降シュート数を打てるようになりました。それで試合最高得点も伸びた。Hachimuraの厚いメンタルの壁を壊してくれたのはWestbrook。軍曹に感謝というところでしょう。
ケガで今季途中抜けた復帰後はまたアテンプト数が落ちているのはまだ本調子じゃないということか。昨日の試合もチームがスパートをかけた第3Q辺りその流れにHachimuraは乗り切れなかったようで、もっと行けるだろと大いに期待してしまうところではあります。

Padres x DodgersがMLBを救う

個人的な話ですが、先日来のSan Diego Padres x Los Angeles DodgersのH&Aでの10日間での7度の対戦、たっぷり観戦。まだ4月だというのにポストシーズンのような熱気、という表現は私も使いましたが、アメスポマスコミでも同様の表現が見受けられます。
連戦の最後の試合での大逆転勝ちでここまでの直接対決7試合でPadresの4勝3敗となりました。今季はこのカードは計19試合が予定されており、残り12試合。次にこの両軍が顔をあわせるのは6月21日の3連戦。ほぼ2ヶ月先。その頃までにどちらかがペナントレースから脱落していないならば、またはけが人がかさんでいないならば、期待のライバルの再激突としてまた注目を集めそうです。

前項でも書きましたが今回の@Dodgersの4連戦では金土日と3試合が立て続けに全国放送になったわけですが、インターネット界隈の反応は大変良い。こんなに試合を続けざまに真剣に見たのは久しぶりだという感想がとても目立ちます。私自身がそうだったので、ああ同じような人がたくさんいるなあと。普段あまり野球の話をしないスポーツトーク番組もこの7連戦のすごさを散々語っていたりで、反響がすごいなあ、MLBのレギュラーシーズンがこんなに話題になったのっていつぶりだ?という感じです。


NL西の地区ライバルなわけですが、Padresは現在NL西3位。Padres x Dodgersばかりが目立ってますが、両軍が星のつぶしあいをしている合間にSan Francisco Giantsが他地区から勝ちを稼いでNL西2位を確保してます。PadresとGiantsが来週から3連戦 x 2。Giantsが星を稼いだのはMiami Marlinsであって現在の成績の中身は大したことはないのですが、


それ以外にもShohei OhtaniのLos Angeles Angelsの試合も既に大いに注目されています。私個人のことで恐縮ですが、Yankees戦も数試合見ましたしOhtaniの試合も見たしなんのかんので既に10試合以上見ている。細かく数えたわけじゃないですが、これ、昨年2020年に私が見たレギュラーシーズンの試合の合計を超えているような気がします。2020年は歴史に残る特殊な年で、スポーツに割く時間もエネルギーも大きく減退した年でしたから比較に適さないし、MLBのシーズン自体が変則で2ヶ月でしかなかったわけですが、それにしてもまだ開幕から1ヶ月も経たない4月下旬のうちに昨年以上の量の試合を見てしまったという個人的な体験。SNSなどの発言を読んでいると私と似たことを言ってるひとは相当に多いように思えます。

よく言われる説明としてはNBAから流出したスポーツファンがMLBに戻っているのではないかというものがあります。NBAが大きく視聴者を失っているのは間違いない事実。なぜNBAが視聴者を失っているかの説明として当ブログでは、商品としてのNBAの試合の質が大きく損なわれているということをメインに据えてきました。

しかしもうひとつ大きな問題としてNBAが昨年来現在に至るまでBLM運動その他の主に人種間のバランス・社会正義の活動に積極的に関わっていることが主に共和党支持層に嫌気されているという可能性が指摘されています。その結果NBAは広いファン層を失っているのではないかというわけです。私の身近でもこの問題をもうたくさんだもう聞きたくないスポーツを純粋に楽しめないと言ってる方が何人かいます。

ではその層はMLBなら良いのか。MLBでも社会正義活動のコマーシャルは試合中に何度も入ります。カウントしたことはないですがMLBとNBAでそれほど頻度の差があるようには感じません。MLBにしても王者Dodgersは白人軍団ですが、いまのMLBの最大の若きスーパースターであるFernando Tatis Jr.、Ronald Acuña Jr.、Shohei Ohtani、黒人黒人アジア人です。

MLB反転攻勢の好機か

アメスポの序列で過去20年ほど第2位ジャンルをNBAとMLBが争ってきました。トップはNFLで不動です。NBAとMLBは、ほぼ一貫してNBAが人気好調で上昇基調、MLBは人気を落としつつもビジネス面では好調でなかなか簡単には第2ジャンルを譲らないという構図だったと言えると思います。何を尺度にして比較するかで序列が変わる、拮抗した2位争いでした。

全体の傾向としてはNBAの優勢が続いた近年だったと思いますが、現在進行中のNBAシーズンはひどい。これは何度も当ブログでも愚痴のように書いていることで、同じ事をただ繰り言のように何度も書くのは私は嫌いなのですが、何度でも呆れさせてくれるほどに今年はひどい。

つい先日ESPNでの全国放送で東カンファレンスの首位争いのBrooklyn Nets@Philadelphia 76ersの試合があったのですが、この試合にはNetsからはKevin Durant、James Harden、Blake Griffin、LaMarcus Aldridgeが出場しないと事前に告知。チャンネルをあわせる前からやれやれと見る気を失わせるニュースでした。この試合、対戦前の時点で両チームは同成績。今季の直接対決もこれが3度目でこれまで1勝1敗。今季レギュラーシーズン最後の直接対決で、勝った方が東カンファレンスの単独首位に立つとともに、最終成績が並んだ場合のタイブレーカーの優位を得られる試合だったのです。なのにNetsはベストメンバーから程遠いメンバーで臨むことを発表。おまえら、やる気ないのかよ、とぐちぐち言いたくなりました。東のトップシードになることがまったくインセンティブになっていないということです。

その後LaMarcus Aldridgeは心疾患を理由に急遽サプライズ引退を発表してます。Aldridgeのケースは特殊例としても、体調不良での欠場というのはスポーツにはあることではあります。でも今季のNBAはあまりにもひどいです。この手のスター選手の欠場試合がとにかく多い。
Netsが手抜きをした同じ日には西の優勝候補のLos Angeles ClippersがKawhi Leonard、Paul George、Serge Ibaka、Patrick Beverley と4人全員お休みという試合もやってます。Clippersは東の最弱Detroit Pistons相手で、これだけ主力を休ませても勝利しているので、選手の疲労マネジメントという意味では正しかったと言えるのかもしれませんが、レギュラーシーズンの試合の陳腐化の進行があまりにも激しい。見ていられない。

NBAの視聴率も大きく下がっています。この視聴率下げには選手の欠場がかさんでレギュラーシーズンの緊張感が大きく損なわれているのと、あともう一つの問題もあり複合的な話なのですが、それにしてもここまで視聴者・ファンをコケにしたレギュラーシーズンをやっても良いとNBAが傲慢になったのはいただけないなあという気がします。


そういう不満をNBAの今季に持っていたところへ、MLBの新シーズンが新鮮な魅力を持ち込んでいる、というふうに私には感じられる面があります。前項で書いたDodgersとPadresがレギュラーシーズンとは思えないような気合の乗った初対決シリーズがいま進行中です。第2戦はDodgersがClayton Kershaw、PadresがYu Darvishが先発。現在も両先発の熱投が6回になっても続いており、第1戦に続いて決戦ムード。4月から入れ込みすぎなほどです。両軍の唯一の得点は投手のKershawへの満塁押出というのも普通の試合じゃない感が強いです。すごいですね。

これがベストメンバーが揃わずスター選手が欠けた試合が当たり前になっていたNBAをここ数ヶ月見せ続けられていた身からすると、この真剣勝負ぶりはスポーツの本来の楽しさとはこういうものだったよなと思わせるところがあります。勝ちたいという意欲にあふれている。

他にもMLBのネタとしては4年目のShohei Ohtaniを取り上げたスポーツ記事やスポーツトークショーが極端に増えていると感じます。これは日本人である私からすると意外で、二刀流は1年目からやっていたわけだしなぜ今になってそんなに増える?という気もするところですが。1年目はちょうどNBAシーズンが終わってMLBがアメスポの主役になる時期にケガ、2年目もケガをして、3年目の昨年はコロナで変則シーズンでもあったしまだ回復途上で、4年目にやっと腰を落ち着けてやっと野球の話題をスポーツマスコミが展開できる状況になったってことかなとも思えます。
今年は西海岸の野球ファンは楽しいだろうなというシーズン序盤になってますね。

いまのちょっとしたNBAとMLBの傾向だけをとりあげて、MLBがNBAに反転攻勢をかけられると言うのは針小棒大なところでもあるのですが、こういう細かい雰囲気というのは意外と重要な気がします。というかMLBの方が攻勢という地合いになったのがものすごく久しぶりな気がします。

A-Rodを知らない

先週ぐらいからAlex RodriguezとそのパートナーのビリオネアがNBA Minnesota Timberwolvesを買収するという話がでています。A-Rodは昨オフにMLB New York Metsのオーナーとなることを目指していたわけですが競り負け。それで目標を変えてNBAのオーナーを目指すようです。よほどスポーツチームのオーナーになりたいんだなあというのとともに、野球じゃなくても良かったのか、という気持ちも強いです。自身の出身競技である野球に愛着があって云々ではないのだなという意味ではちょっと幻滅。

同時に選手としても長く住んだ華やかなニューヨークでMLBオーナーとして名士の仲間入りをしたいのかと思ったら、NBAの地方チームのTimberwolvesでも良いのか、というのがなにやら節操がないような印象でもあります。まあそれは良いでしょう。

Timberwolvesのニュースターで昨年のNBAドラフトで全体1位として入団したAnthony Edwardsが爆弾発言をしていて、そーなのかと感心してしまいました。
記者会見でA-Rodがチームのオーナーになるという話題がありますが、A-Rodに対してなにか思いはありますか?少年時代ファンだったとか、と問われたEdwards。「ファン?」Alex Rodriguezです。「誰か知らない。今回オーナーとしては名前を聞いた」野球選手です「まったく知らない」。

Edwardsは19歳。A-RodがMLBを引退したのは5年前の2016年が最後。その時点でEdwardsは14歳ですか。
A-Rodは引退前もMLBを代表するスターだったし、PED問題で丸一年出場停止を食らうなど多くの話題を提供したのが2013年2014年頃。引退後はJ-Loとの婚約などで頻繁にテレビにも登場、MLB放送の解説としてもレギュラーで登場するなど野球界でA-Rod以上に露出の多い人はめったにいない、ある意味現役選手以上かと思いますが、そのA-Rodを知らない、名前も聞いたことがないという19歳。
野球に一切興味がなかったのかというとそうでもなく、子供の頃は野球もプレーしていたとか。守備はピッチャーショートサードセンター、チーム1の選手だったと。そういう子でもA-Rodを知らないんですねー。

なかなか衝撃ですね。若い黒人は野球を見ないという話は以前からしばしば言われていたことですが、それはこのレベルなんですね。A-Rodの名前を聞いたこともない、すごいな、という。

LaMarcus AldridgeがNetsに加入とか

NBA San Antonio Spursから契約の買取をされてリリースされたLaMarcus AldridgeがBrooklyn Netsに加入というニュースが出てます。なかなかおもしろいことになってきました。

3週間ほど前にBlake Griffinがシーズン途中での契約買取でFAとなってNetsに加入したのと状況は近い。Griffinは31歳ですから今季後のキャリアもまだ続きますが、Aldridgeは35歳。年齢からすればラストチャンスに近い今季にスター選手が集結したNetsを選択ということなのでしょう。
シーズン序盤にJames Hardenが加入したのも含めてシーズン中の補強が尋常ではない。

ところでこれはNetsに限らないのですが、今季のNBAはどこも主力メンバーが揃って試合をしていないケースがあまりにも多いです。けが人が多いということになっていてスター選手の欠場がかさんで、レギュラーシーズンの優勝候補同士での試合でも本番となるプレーオフでの展開を占う試合にまったくなってません。なんというか長い長いプレシーズンを戦っているかのような錯覚を覚えるような張りのないレギュラーシーズンです。

ついには鉄人LeBron Jamesまで数日前にケガで途中退場。LakersはAnthony Davisも試合欠場が長引きました。今回補強で取り上げたNetsにしてもKevin DurantやKyrie Irvingがいまも欠場中ですし、もうみんなやる気ないだろ、というムードが蔓延してます。プレーオフの頃に皆戻ってくればそれで良いという。

レギュラーシーズンで必死に戦ってるのは勝ち慣れてないUtah JazzだのPhoenix Suns、昨年まで負けまくっていたNew York Knicksだのという、レギュラーシーズンの試合で勝つことが楽しいと感じられるところが必死になってるだけに見えます。
そしてNBAのシーズンの仕組みからすればレギュラーシーズンで必死になるなんて無意味だという考え方には合理性があるだけに、一旦こういう傾向になったら止まりません。
シード順にしても例えばカンファレンス8位になりたくないのは単純に言えば最強の1位と一回戦に当たるからですが、Lakers(現在西4位)やNets(東2位)に代表される主力選手を欠いているけれどフルメンバーなら1位のチームより脅威のチームと当たるかどうかはそれらのチームの順位次第。強いチームを回避するために5位6位から順位を上げる動機も喪失しかねません。

最初の話の戻ってLaMarcus AldridgeがNetsに新加入するにしてもいったいいつNetsがフルメンバーで戦う状態になるのかなんて想像もできません。プレーオフ直前でしょうか。
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