アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NBA/Basketball

Lakersの後任HC憶測リスト19名

4月17日付けでとわざわざ断ってLakersの後任HC憶測リストを掲げているサイトがありました。
名前を列記するとTyronn Lue, Juwan Howard, Monty Williams, Jason Kidd, Mark Jackson, Earl Watson, Phil Jackson, Erik Spoelstra, Stan Van Gundy, Jeff Van Gundy, Tom Thibodeau, Scott Brooks, Jay Wright, John Calipari, Kevin HcHale, Brian Shaw, Derek Fisher, Byron Scott, Mike Brownの19名。

読む分には楽しいですが無理な名前もかなり混じっているような。同じ記事の冒頭ではRick Pitino、Quin Snyder、Doc Riversなどはナイとわざわざ断ってますが、それと同程度になさそうな名前も19人の中には混じってます。SpoelstraってMiami Heat時代にさんざんLeBronとの軋轢が指摘されていたのになぜここで候補になるんだ?Phil Jackson???可能性ゼロだろ、など疑問です。

現実性があって上位の候補と思われる中ではMonty WilliamsはPhiladelphia 76ersのアシスタントでプレーオフの真っ最中のため交渉をしにくいしもし内諾を受けても発表が難しい、という足かせがあります。
逆にフリーのTyronn Lueなら報酬条件面以外に障害は少ないでしょうからすぐにでも決まりそうなもんです。LeBronもそれを望んでいるのは確実ですし。もしこれから数日中に決まらないならLueはLakersの意中の候補ではない、優先順位の低い候補ということになるんでしょう。

カレッジで指揮をとっているJay WrightやJohn CalipariはたぶんLakersの事情に合わない。カレッジでの実績は文句なしですがプロでの実績がない、または遠い過去に失敗している。そうなるとHCがプロの水に慣れる時間が必要になる。既にベテランのLeBronの1シーズンを2018−19シーズンで無駄にして、さらに翌年HCがNBAに慣れる時間が必要、というのはよろしくないのではないか。
またCalipariなんかはかなりガミガミ選手を叱るタイプで、ああいうのはまだ子供なカレッジの選手たちならともかく、プライドの高いNBAの選手たちには合わなさそうです。

またLeBronは黒人コーチ以外を過去全員嫌ってきたという実績もあります。この点はアメリカのマスコミは書きにくい、指摘しづらい点なので見かけませんが、実績はそうなっているように見えます。この時点でLakersがそういうリスクを取るとは思いづらい。なので白人コーチおよびアジア人のSpoelstraなどはないんじゃないかと推測してみたいです。

Jason Kiddは早い段階で候補にあがっていたのにHC職が空いたあとはあまり名前が出てこないですね。


話を戻してなぜLakersがLueをさっさと採用しないかというと、LeBron-LueによってCleveland化した場合のFA市場での負の効果を危ぶんでいるからではないかと思うんですがどうでしょうか。

Space Jam 2のキャスティングが難航

このオフシーズンに撮影が開始される映画・LeBron James主演 Space Jam 2の共演者が集まっていないようです。Space Jamのオリジナル版はMichael Jordan主演で1996年にリリース。当時登り坂NBAを背負いアメスポ最大のスターになっていたJordanの人気を当て込んだファミリー向け娯楽映画でした。

LeBronが昨オフのFA権の行使でLos Angeles Lakersを選んだ理由のひとつが、このSpace Jam 2の制作過程に関わるのに至便だから、だったとされます。引退後はNBAの歴史上Jordanと並び称されることになるであろうLeBronが、Jordanと同格となることを意識してSpace Jamの続編に意欲を出したとしてもそれは理解できる範囲内でした。


しかし問題が発生してます。LeBronや制作側が期待していた共演のNBA選手との契約がまったく進んでいないようです。既にMilwaukee BucksのNBA新世代スターGiannis Antetokounmpoは出演辞退を公表済み。NBA内の知名度で言うとMVP受賞者たち、Stephen CurryやJames Harden、Kevin Durant、Russell Westbrookなどが欲しいはずですが、CurryとHardenはスポンサーの関係でほぼ無理ではないかと一部で言われています。
Jordanの初代Spece Jamでジョーダン着用のシグネチャーシューズが大きくプッシュされた例を踏襲して、この続編でもLeBronが契約するNikeの商品が目立つ形で採用されるのは確実。Nikeの新型LeBronシグネチャーシューズのデビューになる可能性もある。CurryはUnder Armourの、James HardenはAdidasの最重要な契約選手。Nikeの商品の宣伝映画もどきになるようなものに商売敵であるスポンサーが自陣営の選手を提供するのを好まない。それもまずLeBronに映画内でモンスターダンクをかまされて負かされる役になるのが目に見えている。ということでHardenとCurryはまず無理、とされます。
Kevin DurantはNikeの契約選手、WestbrookはJordanブランド(Nikeのサブブランド)の契約選手なのでその意味での障害はないのですが、選手個人が脇役を良しとせず出演契約がまとまっていないとされます。推測ばっかりでスミマセン。出回っている情報がそもそも推測ばかりなので。

なんとなれば先日引退したMiami Heat時代の盟友Dwyane WadeやChris Bosh、Wadeの現役最終戦にLeBronとともに駆けつけたバナナボートのお友達=Chris PaulやCarmelo Anthonyぐらいなら個人的な関係で調達可かもしれませんが、彼らはLeBronとのお友達イメージが強すぎる。あーKyrie IrvingはNike配下なので可能かも?


このSpace Jam 2のキャスティング問題をLeBronのリーグ内での人望の無さに話を続けるとか、Lakersでヤングコアに疎まれて苦闘する現在地に関連付けて語るとか負の切り口は豊富。この夏に撮影は済ますとすると公開は早くて2020年末、たぶん2021年。今季の大不振、Lakers首脳部との軋轢、チームの将来の見通しがない、LeBron本人の性格と年齢などを考えると映画の公開の2021年時点でLeBronのNBA内での地位がかなりひどいものに低下していても不思議はありません。

大逆転のシナリオとしては今季ドラフト入りする(まだ正式な宣言はしてませんが)Zion WilliamsonとNikeが巨額契約ができればZionをSpece Jam計画に引き込むというのが妄想できますが、でもZionだと2021年時点だともう人気でLeBronと主客逆転しちゃってる可能性もありますよね。

尽きぬアメスポ三昧

ESPNUで古いカレッジバスケの試合を放送していました。2008年のDavidson@Oklahomaの試合。こんな10年前の試合を放送しているということはきっとおもしろい試合だったに違いないのです。DavidsonということはStephen Curryの試合なのはすぐわかりましたが。Stephはこの試合、当時の彼のカレッジでのキャリア最高の44得点を叩き出してます。基本戦力に劣るマイナー校のDavidsonは最後まで粘りましたがOklhamaを取り逃がし。
Oklahomaの方のスターはBlake Griffin。25得点21リバウンド。試合最後30秒を切ったところで3点リードのオフェンシブリバウンドをGriffinがもぎ取ってこれで勝負あったという試合でした。その直前に3点差に迫る場面はGriffinがCurryにベタ付きするもののほんの僅かの隙間を作ったCurryがコーナーから3ポインターを決めたもの。最後試合の時間切れ場面ではGriffinがスラムダンクを決めて派手にキメて吠えてフィニッシュ。
未来のNBAオールスターが2人も大活躍をしたという10年前の1試合だったのですが、この日会場にいたオールスターはなんとこの2人だけじゃなかった。観客席には当時Oklahoma City Thunder所属だったKevin Durantが、その年のThunderの1巡目全体4位指名だったルーキーRussell Westbrookと連れ立って観戦に来ていて、GriffinのスラムダンクとCurryの3ポインター猛爆ショーを見て楽しんでいたのがこのビデオに残ってるんですねー。おもしろ過ぎる。

こういうアメスポのビデオ資産というのはとてもおもしろいです。
そういえばついこの前もNFL Networkで古いドキュメンタリーを流していたのに遭遇。それは元々はAAFの試合放送の枠だったんですが、AAFが突如活動停止したためぽっかり空いた枠にそれを流していたんですね。内容はBill Belichickに密着して1シーズンを追ったもの。Randy MossとJunior SeauがPatriots所属していた時期のものでこれも10年ぐらい前の話です。いま調べたら2009年のシーズン(10勝6敗)のことだったようです。
この番組もちらっと見たらおもしろくてやめられなくなってしまいました。Belichickさんが子供の頃の友のぬいぐるみのくまを見せてくれたところから始まって、チームミーティングの様子やBelichickのオフィスに置いたカメラでオーナーがやってきて相談ごとをしたり、Randy Mossが「ハロウィンの仮装パーティをやるからコーチも来てよ」と明るく誘いにきたり、それで実際Belichickさんが海賊衣装でパーティに登場して選手から大喝采だったり、シーズン終盤の試合で35-0で勝っていた終盤にディフェンスがプレー前に相手への示威行為をしていた後に失点、35-7になったときにBelichickがディフェンスの連中を全員集めて怒声を浴びせて叱責したり。35-7でここまでボロクソに言うんだ、すげえ、という。その試合後Junior Seauがやってきて「いやー俺、誰かにpunk(意味はクソガキぐらいに思ってください)って言われたのは何年ぶりかなぁ」と言って笑ってBelichickさんにハグして行ったりとか、おもしろいんですよね。ついつい最後まで見てしまいました。
その後Seauは例の脳の障害そして自殺に及ぶわけですけど、あーあのSeauが楽しそうにBelichickさんと話してるんだなぁと思うとなんとなく泣けるような。

Luke WaltonのSacramento転出説

Los Angeles LakersのHC Luke Waltonが同地区のSacramento KingsのHCに引き抜かれるという噂があります。これが事実ならいろいろと当面丸く収まる可能性があります。

数日前にLakers社長Magic Johnsonが電撃辞任。オーナーにLuke Waltonのクビ切りを命じられたのか、それとも逆でオーナーはLukeをキープする意思があるのにLeBron JamesがLukeを嫌っていてクビを切らないとLeBronが拗そうだったのか。いずれにせよ面倒な事態になっていたところでMagicが舞台から降りた。
組織内の窓口だったMagicを失ったLeBronにはもうLukeを辞めさせる現実的な手段はないし、後任HCの人選に口出しする手段も限られます。LeBronもMagicの辞任は事前には知らずショックを受けている、と代理人が証言してます。
残ったフロントのトップLakersのGM Rob PelinkaはKobe Bryant派とされ、LeBronについてはこれまでMagicに丸投げで距離がある。Kobeとの信頼関係があり組織内での地位は盤石。LeBronが影響力を及ぼすのは難しい相手です。

そういうタイミングで出てきたのがSacramento KingsがLuke WaltonをHC職で迎えたいという噂。KingsのGMはLakers OBのVlade Divac。Kingsは過去数年の不振のかいあって若く有望な選手を抱えており、HCとしては若いLuke Waltonにはいい環境でしょう。LeBronがLakersにやってくる前の若い選手の多かったLakersを指揮していたときはLukeの評判は悪くなかった。昨年のドラフト全体2位19歳Marvin Bagley III、21歳De'Aaron Foxカレッジ時代から評判の高かった若手のエース候補選手を持っている。LakersのHCという職はNBAでも有数の花形職でしょうが、扱いにくいLeBronを指導するなんていう面倒な仕事をやっているよりはLukeにとってもSacramentoで出直すのは悪い話ではない。

Lakers側にとってはクビを切るまでもなく自発的に出ていってくれるなら面倒がなくて良いです。Lakers、特にオーナーのJeanie BussがLukeのクビ切りを避けているのはBuss家とWalton家が個人的に親しいということがあったから、とされます。辞めさせるにしても待遇というものがあるので、外様新参のLeBronが嫌いだと言ったから、だけでは切りにくかった。

元Lakers HCのLuke Waltonと、元LakersのGM Vlade DivacのSacramentoになれば、SacramentoのミニLakers化が進行ということに。大きな話題ではないですが、Lakers x Kings戦での丁々発止がちょっと楽しめることになるでしょう。

NBAレギュラーシーズン終了 日本人選手のメンタル難

NBAがレギュラーシーズン終了。プレーオフの組み合わせも決まっています。優勝争いその他は二回戦から注目でも良いと思いますので他の話を。

日本人2人目のNBA選手となったYuta Watanabeの所属するMemphis Grizzlies。シーズン途中でMarc Gasolを放出するなど模様替えの途上。完全に再建モード一色でもないのが多少変な感じですが、FAで好選手が来ることは望めない地方都市スモールマーケットのチームという立場もあり地味な獲得選手たちの中から使える選手を育てて、DenverやUtahのようになりたい、というのが現実的な目標か。シーズン終了後にHCを解任するなど体制を見直し中です。カレッジから優秀なコーチを引き抜けるかというところか。

Watanebeは苦しいシーズンになりました。とにかくオフェンスの数字が伸びません。一年目の最終スタッツは15試合に出場してFG29.4%, 3pt12.5%。NBA的には底辺の数字と言って差し支えないです。いくらファンがディフェンスの選手だと言ってもここまで数字が出ないと使いようがないというのが現実的な評価でしょう。簡単なレイアップやオープンショットを外している場面が多いのもつらい。意味のある時間帯の出場があったのはたぶん2試合だけであとはガーベージタイムの出場(=相手がファールを厭わず体を張って守っているわけでないのにこの数字)。
ご本人が公表して2way契約は2年契約だとされますが(NBAからの2way契約選手の公示には年数への言及がない。ルール上2年が最長)この成績で年齢も24歳、6月のドラフト実施時の新入団選手が入ってきた時点で契約解除される可能性は高そうです。

今年のドラフト時というとGonzagaのRui Hachimuraが1巡目で指名されることが日本向けでは大きな話題になるので、その裏で同時期にWatanabe選手のカットが静かに行われる可能性があります。日本のファンにとってはHachimura、Watanabeの直接の絡みが見たいところでしょうが、それは現実的にはSummer Leagueで顔を合わせられればラッキーというところでしょう。
カットの時期はSummer Leagueの時期まで延期される可能性もあるし、カットされてもSummer Leagueにまた出場してアピールできる可能性はないわけではないですが、その先はNBAでの活動に見切りをつけて別の修行の道を探る可能性もあるのではないでしょうか。幸い日本にも活動の場のプロリーグは既にできているようですし、元NBA選手という肩書ならどのタイミングででもBリーグも歓迎でしょう。来年の東京五輪という目標もあるので精進されることを期待します。

Watanabe選手はHachimuraの所属するGonzaga大がスター軍団Dukeに勝った日に気合が入ってG Leagueで活躍するなど気の入った日にスタッツが伸びる傾向があります。プロスポーツにおいてはメンタルをトップギアに入れて自己の最高のプレーを引き出すのも能力のうち。外から刺激が入ったら活躍できるというのは本人のポテンシャルを示唆するものではありますが、それを普段出せないとしたらプロアスリート向きでない性格的な難、メンタルのコンディション調整難とも表現できると思います。

これはHachimura選手もレベルは違うものの同様で、Gonzagaでは周りの選手の力量にも助けられて難しい場面で勝負にいけないでボールを手放してしまうのが習慣になっているようにすら見受けます。Gonzagaはオフェンスの厚みがありHachimuraが勝負にいかなくても他に良い攻撃オプションが揃っていたのでそれは目立ちませんでしたが、本番のNCAAトーナメントで試合の勝負どころに絶対に自分が行かなくてはいけない場面があり、そのときのショットの選択に場数馴れが足りてないのだろうと思わされるところがありました。ディフェンス側はファールしたくないのだからもっと自分の体と力量を信じて押し込んで打つべき場面なのに、普段やってないことをやった感の残念なラストショットになってます。

場数馴れできなかったのはWCCというマイナーカンファレンス所属で緊迫した勝負の機会が少なかったことも影響したかと思います。シーズン前半にメジャー校といくつか戦いましたがそのときに自分が決めたら勝ち、入らなきゃ負けという場面はまわってきていないはずです。別の言い方をするならエースのメンタルができていなかったという言い方でもいいでしょう。

来るドラフトの話はまた別途したいと思いますが、恵まれたサイズと柔らかいジャンパーのタッチ、リーチの長さを生かして相手ガードを守る場面でも相手に嫌がられていたなど長所はさまざまありますが、ことオフェンスではメンタルで一皮剥けないとプロで評価が上がらないし、加入後の使われ方でも苦労することになってしまいます。
NBAなんてほぼ全員が以前のチームでエース格だった選手ばかり。気後れしたり譲ったりしていたら本番どころか練習でも腕を磨く機会、評価される機会は減る一方でしょう。以前も書きましたがプロアスリートにとっては剛気な積極性も才能のうちであって、その意味でWatanabeもHachimuraも難あり、修正要かなと。そういう点ってご本人の性格に根ざしている可能性もあるのでかなり意識的に改革に取り組まないとなかなか直らなかったりするのかもしれません。

Magic JohnsonがLakers社長を辞任

一ヶ月前に「BussとLeBronの板挟みになったMagicの立場もマズくなる可能性も高い」とコメント欄で書きました。それが結局Magic JohnsonのLos Angeles Lakers社長を電撃辞任という形で出てきてしまいました。先にクビが飛ぶであろうという観測が強かったHCのLuke Waltonはまだ在籍のままでのMagicの辞任ということで、推測通りLukeのクビ狩りおよび後任問題が原因なのはまず間違いないところでしょう。Lukeのクビを切るのは既定路線と一般にはみなされていると思いますが、意外とまだJeanie BussオーナーはLukeにこだわっているのかもしれません。

もしこの期に及んでLukeを擁護しているとすればこれはLeBron切りしか解答がなくなります。そんなゴタゴタをやっていては来るシーズンオフのFAでの大物獲りにも支障をきたす。どういう方向性にしても手早く片付けたいところですが、その前面に立つMagicの辞任で事態は混沌。オーナー自ら現場に手を出して事態が好転するとも思えず、ここからの展開が見えにくいです。
一応Lakersには目立たないですが社長の他にGMという役職も別にあってそちらのRob Pelinkaはまだ在任なので司令塔が完全に不在になったわけではないですが、実質LeBronの面倒を見る窓口役が仕事だったMagicの辞任でその役目がPelinkaに回ってきそう。Magicに任せてLeBronとの会話は過去少なかったであろうPelinkaに簡単にLeBronとの窓口役が務まるとも思われず、LeBronも簡単に心を開くかは疑問で前途多難です。

Magic曰く辞任はオーナーのJeanie BussやPelinka GMには相談しなかったとのこと。別の報道ではHCのLuke Waltonとも数週間にわたって会話がなかったとか。
じゃLeBronとは?という疑問は当然ここで出てくる。まあ話してたんでしょうね。この時点に至ってはなにを話してももう今季はどうしようもないわけですけど。

ここしばらくMagicは自身の母校Michigan StateがMarch MadnessでFinal Fourまで勝ち進んでいたのでMagicがNCAAトーナメントのスタンドで現地観戦しているのが何度も目撃されていました。MagicからしたらLakersでのゴタゴタから現実逃避できて良かったのかも。それ以外でも今季はスカウトと称してカレッジバスケの会場ではよくMagicの姿は見かけられました。
Michigan Stateの選手たちとはシーズン中にもアドバイスを送るなど連絡を取り先輩らしく行動。Michigan Stateがシーズン前半に負けが重なった時点ではわざわざチームを訪ね、Magicがカレッジ時代に全米制覇したシーズンの話をしてくれたと、選手たちが証言してます。今季の同校も、Magic全米制覇時の同校もシーズン前半に3敗、主力選手に怪我と苦戦したシーズンだったという共通点があり、それを立て直してNCAAトーナメントで躍進。もし今季のMichigan StateがNCAAトーナメントを制していたらシーズン6敗、それはMagic在籍時のときの成績25勝6敗と同じ敗戦数となる、などと話して後輩たちの士気を高めたそうです。
Magicは話もうまいし、アメスポ有数の有名人。その先輩が何度も今季のチームを訪れて語りかけてくれるのは選手たちには大いに好評だった模様です。

先輩としては満点みたいだったのですが、Lakersでは電撃辞任で幕。そういえば選手としても電撃引退でしたね。あれは健康上の理由でしたが。
Magicは各種事業に手を出していて大いに好調でお金の面ではLakersの社長職にこだわる理由は皆無。古巣のスーパースターとしての体面が汚れる前に辞任というのはMagic個人の判断としては悪くないのでしょう。LakersファンもMagicとLakersオーナーの対立などというのは見たくないはず。


残る問題はHC職とLeBronの処遇とオフシーズンの大物FA獲得。どれも難題です。HC職はオーナーとLeBronの主導権争いの当面の戦場。Jeanie BussがLeBronの口出しを嫌ったとして、Magic辞任でLeBronは組織内での口出しの窓口を失い、あとLeBronにできることは気に入らない後任のHCの下でもサボタージュすることぐらいですか。
しかしそれやっちゃうと自身のキャリアのイメージは大いに低下する大きなリスクがある。今年だけならまあそういうこともあるで済むかもしれませんが、来季もそれではさすがにマズいのでは。そんなオーナーとのバトルをやっている間に肝心の自身のバスケットボールの実力はどんどん低下していっているのです。
あとはLeBronの処遇と言って何が可能か。契約期間の残りはたっぷりありますからオーナーとの対立が決定的になればトレードという事態にもなりうるのか。もしあったとしてもそれはさすがにこのオフの話ではないような。それともスピード感のある意思決定でLeBronもLakersに見切りをつけて早期のトレードに同意しうるのか。

いずれにせよこれだけモメてるとLeBronの助っ人に大物が何人も集結するという夢のシナリオは崩壊ですか。Paul Georgeの昨オフの判断も正しかったことになりそうです。

Lakers後任HC候補にJason Kiddの名

まだLuke Waltonはクビにはなってないんですが、既に事態はそこを超えて次の話題に進んでいるようです。Los Angeles LakesのHCのWaltonがクビになった場合の後任としてJason Kiddの名前が浮上。たまたまなのかこの話題を見込んで呼んであったのか、NBAの情報番組The JumpにKiddが出演。直球質問でLakersの職、LeBronをコーチするのに興味あるか、という問いに、慎重ながら肯定的なコメントをしていたようです。
なんでもKiddはカレッジの母校California BerkeleyのHC職をオファーされてるとか。Calは8勝23敗の惨敗シーズンで既にシーズンを終えており、選手のリクルートの都合もあるのですぐにでも後任を決めたいはずですが、こういう形でLakersの職のオファーの可能性が取りざたされると少なくともNBAのレギュラーシーズンが終わるまでKiddは待つのでしょうし、Calがそれを待てるのかどうか。

Jason Kidd。Lakersとのつながりは選手としては無い。どういう理由でKiddなんですかね。Milwaukeeが遂にNBA優勝戦線へ浮上しているわけですが、その土台を作ったという評価でしょうか?
それともLeBronの望むTyronn Lue以外なら誰でも良いとか?(冗談です)。KiddのHCとしての戦績はBrooklyn Nets、Milwaukee Bucks通算で183勝190敗。最高のシーズンはBrooklyn時代の44勝38敗+プレーオフで一回戦突破。Giannis AntetokounmpoがNBAのスターにのし上がり期待のシーズンだった昨季、チームの成績が戦前の期待ほどに伸びずシーズン途中で解雇。

The Jump出演中にKidd本人がMilwaukeeでの経験を持ち出して語っていたのですが、曰く「最高の選手は周りの選手をより良い選手にする効果を持っている。そういう選手を指導できるのはコーチという職業としては幸せ。それをMilwakeeではGiannisを指導することで経験できた」として、NBA最高の選手とされるLeBronをコーチすることに意欲があるととれる発言をしてました。

その発言を聞いたときの私の個人の反応は「えー?LeBronは周り全員3ポイントシューターにするだけじゃん。Kidd、Lakers行く気満々だな!」というもの。
一般論としてはKiddの言ってることは間違ってないと思うのです。スーパースターがいることで周りの選手たちはより良い形でシュート機会を得る可能性が高くなるし、プレー以外でもそういうカリスマを持った選手と一緒にプレーすることで学べることは多々あると思います。でもLeBronはそういうタイプじゃないような。チームメイトの好き嫌いも激しいように見えます。

LeBronのご機嫌をとらないとシーズンにならないのはそうかもしれないですが、Jason Kiddで良いんですかね?
Lakersファンの間ではByron Scott復帰説もあるみたいです。

ドラフト時点でのLeBronとZion比較

興奮してしまった昨夜のZion Williamson復帰戦。今夜はACCトーナメントの準決勝でDuke x North Carolina戦。Zionも出場予定です。今季両校の対戦は三度目。一度目はZionの靴が試合開始30秒でぶっ壊れた試合。二試合目は先週末のレギュラーシーズン最終戦で、Zionは欠場中。どちらもNorth Carolinaが勝利してます。三度目にして遂にZionありのDukeとNorth Carolinaの対決に。Dukeはこの試合を勝てば本番のNCAAトーナメントで第1シードの可能性が復活する試合となります。負けた方が第2シードとなる可能性が高いです。どっちが第2シードになっても、同じ地区になる第1シードの学校は嫌でしょうね。

さて表題の件。NBAドラフト候補生で今のZionほど騒がれた選手は過去いないわけです。LeBron Jamesがドラフトされる直前の時期と今のZionを比較するとLeBronの方が将来性は上と評価されていた、とされます。Zionは大注目でドラフトへ進むでしょうが、将来NBAでLeBronのようなNBA史上最強レベルの選手になるかという質問になるとなかなか識者もウンとは言わない。LeBronの方がドラフト直前の時点ではまとまった選手だったと言う意見がかなり出ます。Zionの場合、似た選手が他にいないのでどうなるかプロの解説者にも想像がつかないということでもあるでしょうが。

LeBronは高校から直接NBAドラフト入りした選手です。当時のルールではそれが可能でした。なので確かにスポーツマスコミでは「これは凄いのが入ってくる」と大いに騒いでいたものの、一般スポーツファンはLeBronのプレーを見たことがないままでドラフトを迎えたんですね。LeBronがドラフトされたのが2003年。YouTubeが創設されたのが2005年。高校のバスケの試合がTVに映ることはまずなく、一般のスポーツファンにとってはLeBronは未知のスーパースター候補生のままでドラフトを迎えた。

対してZionの方はカレッジで一年間、それもカレッジバスケットボールの最大の人気校Dukeでみっちりプレーしてたっぷり露出。それ以前に、Dukeでカレッジバスケデビューする前からZionのInstagramのフォロワー数は100万人を超えていたわけです。LeBronのときとは時代が違うんだな、という。ちなみにインスタグラムは2010年創設です。(つまりLeBronのインスタのフォロワーはゼロだったわけです)

Zionが将来NBAでLeBronを比肩するよう選手になるか。なるかもしれないねー!とDukeの試合を観ると期待でワクワクしますが、そのワクワクがLeBronの頃には足りなかったはずなんですね。理由のひとつはインターネット基盤が今とは比較にならない貧弱な時代だったため。そして高校から直接NBA入りしてカレッジバスケットボールで露出できなかったため。

いまNBAは高校生が直接NBAドラフトにエントリーする道を再び開けようとしているわけです。ソーシャルメディアが充実しているいまの時代、カレッジを経由しなくても100万人単位での露出は可能なのでしょう。それは既にZionが証明している。しかしそれでもカレッジの大舞台での活躍というステージはあっても良いんじゃないのかなーとも思ってしまいます。Dukeでのこの活躍ぶりでZionが結ぶであろう巨額のシューズ契約の値段も跳ね上がったわけですから。(シューズが大破したことでさらに契約金額が高額になったのは偶然ですが)
100万人というと多いような気もしますが、例えば今のZionの知名度を考えるとやはり桁違いに少ないとも言えるわけです。アメリカの総人口がざっと3億人。今季の活躍・話題のおかげで1/3のアメリカ人がZion Williamsonの名前を聞いたことがあるとして1億人。100万人の100倍なんですよね。

NBA最弱チームでもここまで強い

Phoenix Suns@Golden State Warriorsの試合がNBA TVで全国放送になってました。ついさっき試合が終わったのですが、Sunsの見違えるような奮戦で王者Warriorsに競り勝ち。なかなかおもしろかったです。SunsのエースDevin Bookerの第4Qの連続得点とそのバラエティの豊かなところなんかはNBA最弱チームのエースにしておくにはもったいない。Sunsのチーム全体も厳しいディフェンスを最後まで続けての快勝と言って良い内容でした。Warriorsの方はDraymond Greenがまったく入らず、Stephen Curryも平均以下。第4QにKevin Durantが足首をひねって退場。KDのケガは大きなケガではないと良いですが、この日はもうムリをせずそのまま試合には戻らず。

昨日も紹介したばかりですがSunsはNBAの成績のワースト3のうちの1チーム。ワースト3のチームがそれぞれ同じ確率で来たるドラフトで全体1位指名権をくじ引きで得られます。
今日のこの勝利でSunsは直近7試合で5勝2敗。シーズン全体で15勝52敗のチームが急にここ二週間で15勝のうちの5勝を稼いだことに。ここのところの好調でリーグ全体最下位から浮上してます。ドラフト権の都合(=Zion Williamsonを引き当てるかどうか)があるので残りシーズンで下から4位まで浮上してしまうと問題ですが、とりあえず今の段階ではやっと若いチームが来季以降に花開く絵図が見えてきたことを喜ぶべきところでしょう。その上、この「最弱」チームにZionなりRJ Barrettなりが加入する可能性が高いというのですから。
Warriorsの方にとってはレギュラーシーズンのただの1敗で、負けよりもKDのケガの具合の方が重要ですが、勝ったSunsにとっては希望の光を見るような試合でもあります。NBAの最弱チームでもこれだけ強いんですね。すごい話だと思います。
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