アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLB/Baseball

雨の中最後の試合 A-Rod

五輪の裏でMLB New York YankeesのAlex Rodriguezの現役最終試合が行われていました。地上波FOXでの全国放送。午後7時からの放送開始時刻に合わせて引退の記念セレモニーをやるという予定だったのですがあいにくの雨で短縮形に。セレモニーの最初の部分は小降りだったのが僅か数分後には土砂降りとなり早々に切り上げ、試合開始は1時間後に遅延。A-Rodのような世代を代表する選手を送る場としてはどたばた落ち着かない、残念な展開になってしまいましたね。まあ彼のキャリア自体がPED問題でケチがついてしまったのと相似なところもあるかな…という引退劇となりました。3000安打して殿堂入りできない3人目の選手になってしまうのか。

それでも第一打席で即タイムリー二塁打を決めたのはさすが。スター選手は衰えたりともやはりスターかなというところですか。

Ichiroの3000本を超えて

日本では手厚い報道があったかと思います。MLB Miami Marlins Ichiroがメジャー通算3000本安打に到達。あと2本に迫ってから足踏みで苦労しましたがアウェイのColorado Rockies戦で達成。メジャー30人目の偉業となっています。この試合でロードを終えて今夜Miamiに帰還しますのでそちらで歓迎祝福の企画があるのだろうと思います。あと2本になってからは昨年に戻ったかのような打てない球を無理に振りにいっていたようなところがありましたが、3000本のキリがついたことでまた落ち着いて今季前半のような活躍に戻れるんでしょうか。

達成前後のご本人の発言では出場機会があれば全盛期並の数字が重ねられるといった強気の発言などが報ぜられていました。それが現実的かはともかく、それぐらいの矜持がないとトップコンディションは維持できないのでしょう。時期的に重なるように同年代のAlex Rodriguezが成績不振から引退を決意。A-Rodも、その前に引退表明したMark Teixeiraも打率にして2割程度まで落ち込み、さすがに心が折れたというところでしょうか。この二人と比較すると昨年いろいろヒソヒソ言われたDerek Jeterは最後まで立派にメジャーの選手らしい成績(スーパースターのそれではなくとも)でフィニッシュしたと改めて評価したくなるところ。

Ichiro選手も昨年の成績および打球の飛ばなさぶりは心が折れても不思議ではない内容だったかと思いますがよく維持・復活できたものだと感心します。Marlinsは今季残り51試合。セプテンバーコールアップもあるのでIchiro選手の残り打席は70~80打席が良い所でしょうから安打の上乗せは20安打程度が上限。3000安打以上の選手のリストを見ると歴代24位のLou Brockが3023本となっており、そこに追いつくことができれば上々でしょう。3000安打の節目を超えたIchiroをMarlinsが来季も契約するのかどうかはわからないですが、今季前半並の成績が残せると見て貰えるかどうか。サラリーは安いのでMarlinsからすればキープしやすいか。

Marlinsは今季はまだプレーオフレースに残っており、また来春のWBCもある。安打数以外の部分で野球への熱意をかきたられる部分があればまだ唯一の現役3000安打選手の試合が来季も見られる可能性は高そうです。

更地になったYankees

MLB New York YankeesのAlex Rodriguezが今週を最後に引退を緊急発表。契約は来季まで残っていたのですがYankeesとの話し合いで来季の保証額をどういう形でか一部買い取って合意に達した模様です。元々現行のA-Rodの契約が結ばれた時点で最終年=42歳のシーズンには成績がサラリーに見合わないことになるのは判っていて結んだような契約ですし、公表されていない残り契約の買取条項みたいなものがあったのかもしれません。前週にはMark Teixeiraも引退発表済み。Teixeiraは今季限りでYankeesとの契約は切れる予定で、Yankees所属のまま引退したいという意向からそのようになりました。TeixeiraにしてもA-RodにしてもYankeesでは外様ではありましたがそれでもYankees所属として辞めたいという意志は明確で、それだけ中にいてみて魅力があったということでしょうか。確かにYankeesスタジアム内レフト外野にある同球団の殿堂施設は全30球団中最も認知度は高いでしょうからそこへ入れるかもしれないA-Rodはあまりお金でごねるよりもこういう終わり方の方が良いのかも。またA-Rodの場合は現役引退後も組織に残るとか。まあアドバイザとか言ってそちらで別途お金を迂回支給するのも実質来季の契約買取の一部としての合意事項のうちなのかもしれません。

ChapmanやCarlos Beltránを放出、A-Rod、Teixeiraも引退。トレードでの見返りでかなりの有望若手選手をゲット。過去数年FA市場で抑制的に動いたお陰もあって今オフに向かう段階でYankeesは更地のような状態になりました。ここから再びJeterを始めとしたCore 4がYankeesを黄金時代に導いたように、手持ちの若手を育てて新黄金期を目指すことに。

ただCore 4の時代はリーグにサラリー抑制の仕組みがなかった時代だったので自前で育てた才能をFAで放出せずに維持できました。いまは贅沢税制がありいまのファームの若手を育てても長年自軍に維持できるかどうかはわからない。あのYankeesがこれだけ更地にしてまで「やり直し」を選んだのですから上手く行きそうなら贅沢税などいくらでも払ってでも黄金期の再来を目指すという意味でしょうが、それがうまくいくかどうか。中期的には楽しみな話です。

2024年ロス五輪のMLB参加

アメリカ側では短信扱いですが2020年東京五輪での野球などの競技の採用が伝わっています。もともと五輪関連の報道が薄いアメスポシーン。以前野球が五輪競技だった時代もMLBは選手派遣をせず、今回の東京での競技採用運動の中も一切言質を与えず。MLBが東京五輪で選手派遣を飲む可能性は極低いままで競技採用となりました。東京でのMLB選手の参加はないとして、ではその次の五輪となる2024年大会が米国ロサンジェルスでの開催となった場合はどうかということを少し考えてみたいです。

MLBが五輪への選手派遣に消極的なのはMLBシーズンと重なるのが最大の問題です。もうじき始まるNBA選手が参加するバスケ競技はシーズンが重ならないので出場選手本人さえ納得しているならアメリカ国外でのNBAの宣伝にもなるのでNBAも容認(一部オーナーは反対)。冬季五輪のアイスホッケーはNHLのシーズンと重なる時期の開催ですがロシア・ソチ五輪、カナダ・バンクーバー五輪とNHLに多くのスター選手を輩出する国での五輪開催が続き、地元国のスター軍団結成への期待なども込みでNHLシーズンを中断してまで協力・選手派遣をしています。但し正式発表はないですが次期平昌五輪にはNHLの選手の派遣はないと私は判断しています(この件の過去記事の例)。他のメジャープロスポーツではゴルフ・テニスはシーズン中に五輪が割り込み個人競技なのもあって参加者は流動的。そもそもメジャー大会で世界のベストメンバー参加での大会は毎年複数回やっているので五輪の意義が低い。サッカーはオフシーズンで国別対抗大会に抵抗感がない文化なせいもあり成立しています。その他の競技は基本的にプロとして五輪抜きでの興業が維持できる大きさではないのでMLBの選手派遣の是非議論の参考になりません。

たぶんMLBの五輪選手派遣に一番事情が近いのはNHL・アイスホッケーでしょうか。ただNHLも来月開催するWorld Cup of Hockey(WCoH、カナダ・トロントで開催)に国際大会の軸足を移しつつある。冬季五輪が2018年平昌、そして2022年も北京とNHLにとっては選手の地元感が皆無、TV放映も北米でNHLの試合時間帯と重ならない大会が続くこともあり選手派遣は途切れると読むべきかと思われます。場合によっては中国での露出でひょっとしたら儲かるかも、という欲を出して選手を派遣する可能性がないとは言えませんが、それはまた直前に経済状況など見て態度を決めれば良いこと。基本的にはWCoHで五輪からの撤退の代替は行うということかと思います。その状態はMLBがシーズンとかぶらないWorld Baseball Classicに選手を出場させ、シーズンともろかぶりの五輪には選手貸与しないというのとほぼ同じ状況になります。(NHLの方がMLBのやり方を真似ているという評価もできますが) 

そういう似た状況のホッケーNHLがアイスホッケーの最大の選手供給国であるカナダやロシアの五輪へNHLが選手派遣をしていたのと、東京・ロスという野球にとって最大の市場である日米で開催される五輪へのMLBの選手派遣というのはかなり強い相似が感じられます。東京はともかく完全に地元となるロス五輪でMLBの千載一遇の選手派遣があるかもしれないと思うのはこれが理由です。

五輪開催都市が財政で大きな傷を受けてしまう例が続き立候補都市が減少、ロスが立候補したこと自体がかなりの驚きですが、やるとなった場合には大会の集金には相当強いインパクトが必要で、その過程でUSOC米五輪協会がMLBに協力を求めるということもないとは言えない。MLBの方の事情としては最近はオールスター戦の前後に1週間の休みを取っている。以前はレギュラーシーズンを休むのはたったの三日(そのうち1日はホームランダービー、1日はオールスター戦)だけだったのに比べればスケジュール的には2週間の五輪に譲るのは1週間の追加で済むし、ロス開催なら移動での選手負担も少なく、五輪後間を置かずにMLBレギュラーシーズンの再開への支障も少ない、など否定材料は比較的少ないことになります。

狙ってもこんなTVスケジュールは組めない はずだが

日本でも注目されているでしょうがMLB Miami MarlinsのIchiro選手の3000本安打が間近になっています。こちらだとあと10本になった辺りから日々のMLB報道の中でコンスタントに3000本が言及されるようになってきて、ここ数日は各社の画面下部にでる試合結果のテロップにも今日のIchiroの成績・現在299x本と出るようになってます。やはり3000本という数字は特別扱いだなあと感心。

表題の件です。現在Miami Marlinsは本拠地10戦戦中。日曜日が10連戦の最終日で、不人気球団のMarlinsにとってはシーズン半ばの数少ない動員につながる話題でさまざまな動員プロモーションもかけているようです。その地元10連戦の土日の二試合が全国放送のスケジュールになっています。土曜日がFOX Sports 1で、日曜日午後1時スタートのデーゲームがTBSでの放送予定です。St. Louis Cardinalsを迎えてのシリーズ。確認してみるとFOXの方では三月中にリリースされた全国放送スケジュールにこの日の試合が含まれていて、Ichiroの3000本に合わせて中継を決めたわけではない。TBSの方は確認できず、シーズン前からこの日の放送予定だったのか話題性で最近になってこのカードに決めたのかはわかりません。全国では目立たないMiamiの試合が同じ週末に二日連続で全国放送というのもかなり珍しい感じがしますが、その極珍しいところに3000本達成のタイミングが廻ってくるというもは、Ichiro選手やっぱり持ってるのかなあという感じでもあります。

今季前半のPete Roseの安打記録に日米通算で並んだ時期が、Pete RoseのRedsでの永久欠番セレモニーにかぶったこともありました。こういうのは図って時期を重ねることは不可能ですし(昨季までのIchiroの成績だと今季中の達成すら危ぶまれていたわけですから)偶然としか思えませんが、それだからこそ持ってるってことになるんでしょう。

この時期の週末は各家庭は行楽に忙しく3000本安打が視聴率に反映するとかそういうレベルのことは起きないでしょうが、それでも見たい人が皆見られるというのは良いですよね。

Chapman Cubsへ

豪球クローザーAroldis ChapmanがChicago Cubsへトレードされました。今季で契約が切れるのを承知で獲得したNew York Yankeesがこの時点で放出ということは契約延長交渉が不調だったのでしょう。100マイルオーバーが当たり前という剛腕クローザー。今季優勝争いをしているチームで欲しいところはいくつもあったでしょうが、 開幕から好調だったブルペンの防御率が毎月のようにどんどん下がって危機感を持っていたCubsがマイナーのトッププロスペクトを放出して獲得に成功しました。Cubs悲願の優勝に向けて今年こそが何十年に一度の大チャンスという判断は間違っていないのだろうと思います。野球という競技の特性上どれだけ戦力を持っていてもプレーオフ短期決戦にピークが来たチームが勝つ面は避けがたいだけに、優勝の可能性を上げるためには戦力の上積みには何でもやっておかないといけません。あと3ヶ月間だけの短い付き合いになろうとそれはもう構わない、なりふり構えないでしょう。
一方 Yankeesの方は勝率五割を超えているものの地区4位。どうも意気が上がらないシーズンですから、超有望株とされるショートGleyber Torresを将来の名門復活のキープレーヤーに仕立てられるならChapman放出して今季はもう見切っても良いという判断なのでしょう。経営判断としては悪くないのでしょうがまた今季も早々にギブアップかというのは寂しいのも確かです。様々な意見はあって良いですが全国区のチームがMLBにも一つぐらい欲しいと思います。

米軍基地内でのMLB公式戦開催

今週末日曜日のMLB Miami Marlins@Atlanta Braves戦がノースカロライナ州Fort Bragg陸軍基地内で開催される予定です。MLBとMLB選手会がそれぞれ資金を拠出して同基地内にスタジアムを建て、そこでの公式戦ということです。記念試合ですね。公式戦後はソフトボール用に改修予定。

なぜこのイベントに出場するのがこの両チームかというと、たぶんAtlantaの方が重要でMiamiはオマケかと。米国国歌の歌詞の最後が「... And the home of the brave」となっているので、Atlanta Bravesがホームチームだと盛り上がるから、だと勝手に判断しています。あえてMiamiである理由をつけると、冷戦時代の最後の残滓であるキューバとの国交が回復したことと若干関係があるのかもしれません。Miamiは全米最大のキューバ移民コミュニティがある都市であり、その辺とからめて放送中(ESPNで全国放送)にキューバ関係、平和の大切さといったことに言及があるのかもなあと思います。

上述の通りこの場でMLB公式戦が開催されるのはこの一試合限り。出場選手、例えば日本から注目を集めるIchiro選手のようなベテランにとっては「過去MLB33球場でヒットを記録している」(数字は適当です、確か全球団のホームで打っていたはず=除Great American Ballpark)とかの数を伸ばす唯一のチャンスということに。3000本安打にはあと12本ですからまさか残りの金土日でそこまで到達することはないはずですが、ベテラン選手にとっても珍しい体験ができる試合になるはずです。

アメスポ公式戦と米軍コラボというとカレッジバスケが空母の甲板で公式戦をやったりした事例がありました。人気スポーツという民間のイベントを政治利用するのが米国政府はうまいですね。

CWS アンダードッグの夢まであと1勝

カレッジベースボールの決勝トーナメントであるCollege World Seriesの決勝シリーズが最終戦第3戦へもつれこむことになって今夜試合があります。昨夜の試合もなかなかに気合いの入ったおもしろい試合でした。CWSが現在の形態になってから今年が初の最大試合数の大会となります。その結果たぶん大会での総観客動員でも過去最高を記録しそうです。Coastal Carolina Chanticleers対Arizona Wildcatsの一戦。Arizonaの方はPac-12のメンバー校でもありメジャー校(但し野球では同州内ならArizona Stateの方が多くの好選手を輩出)ですが、Coastal Carolinaの方はこの大会を通じて校名を幅広くスポーツファンに知らせることになったでしょう。今大会が始まるまで私は同校のチーム名がChanticleersであることも知らなかったし、chanticleerという単語を聞いたこともありませんでした。寓話で使われる雄鳥の名前、だそうです。同校の所在するサウスカロライナ州にはCWSを制覇したSouth Carolina Gamecocksもありますが、同州とニワトリはなにか特別な繋がりがあるんでしょうか?元々はSouth Carolinaの分校だったようです。

その全国的には無名校であるCoastal Carolinaが打撃で快進撃。守っては昨日の試合でも最上級生クローザーを先発投手に指名。大会が長引いて投手陣が苦しくなってきていたのでベストオプションとしてクローザー先発。2戦先勝制の初戦に敗れていたので後がない中、この選手が大健闘で7回途中までを2失点。プロでやっていけるような選手ではないでしょうからこれが彼の野球人生の最後の登板で、CWS決勝シリーズ先発での熱投好投。思い残すことのない野球キャリアではなかったでしょうか。

最終第3戦はESPNでプライムタイム中継(CWSは全戦ESPN系で放送)。Coastal Carolinaの方は出てくる投手は今大会トップシードのFlorida Gatorsを相手に完投勝利を収め、二度目の登板も1安打完投勝利と今大会のMVP=Andrew Beckwith。この選手三年生で先日のMLBドラフトでも指名可能だった選手ですが指名されていない。なぜか突如の覚醒がCWSで来てしまった投手です。Fresno Stateが最下位シードから全米制覇して以来のCWSのアップセットなるかが楽しみな今夜です。つい先日のサッカーEUROのアイスランドの勝利もそうでしたが、大アップセットはスポーツの華ですね。

Pete Roseの背番号14が永久欠番に

MLB Miami MarlinsのIchiro選手が日米通算のヒット数でPete RoseのMLBでのヒット数に並ぼうとしています。日本では手厚く報道されていることかと思いますので、アメリカ側の反応などを少し。

まさかIchiro選手の通算ヒット数がRoseを抜くのがこの時期になるとは事前には予想不能だったでしょうから偶然にでしょうが、Cincinnati Redsが6月24~26日までのSan Diego Padresを迎えての三連戦をPete Roseの殿堂入り記念ウィークエンドとして祝うことを予定しています。1976年当時のRedsのチームメイト20名ほども集ってRoseの殿堂入りを祝すことになっています。またReds当時の背番号14番も正式に永久欠番とすることも決まっています。殿堂入りと言ってもこれはRedsの球団の殿堂入りのお話ですが。ご存じの通りRoseは賭博問題でMLBから永久追放処分になっているためBaseball Hall of Fameには殿堂入りできていません。

以前はMLBはRoseを完全にMLBの行事からシャットアウトしていたため、Redsの試合日にはRoseは球場に入ることも許されていませんでした。古巣であるRedsはファン感謝祭といったオフシーズンの行事(=MLBの行事ではない)のときなどにRoseを呼んで地元ファンと公にまじわる機会がありましたが、公式戦やオープン戦には観客としても参加することができませんでした。それが現コミッショナーに代わった後に処分が弛められてMLB放送の解説者として昨季登場し、来週は上記の通り公式戦の行われる球場への登場が認められるようになりました。もうそろそろお歳もお歳なので生きているうちに殿堂入りを果たすための時間も限られてきている。どうなることか。この件は以前にも当ブログで書いたことがあります。アメスポにスポーツ賭博を公式導入するという中期的課題がある中、賭博で失権したRoseの復権はタイミングが悪いんじゃないかということを考えて私は反対してみたわけです。

Roseご本人は昨年のMLB放送へのゲスト解説でもあいかわらずで、正直二昔ぐらい前の人種だなあという感じが強かったです。言っちゃいけないようなことを平気で言うし、それを悪いとも思っていなさそうなところが実に危うい。復権させても有頂天になって失言しそうだよな…という感じです。いまのアメスポの気の利いた放送にはそぐわないキャラで、まあそのキャラを楽しむという面はあっても良いんですが。

そんなRoseですが、Ichiroの日米通算ヒット数がRoseの記録を超えようとすることについて取材を受けることがここのところ増えたようで、その発言がスポーツマスコミに載っています。Rose自身は明け透けで二昔前のブルーカラーの意地っ張りな感じで俺様こそヒットキングだ、日本の記録なんて通算するのは変だというようなことをわざわざ声高に言ってしまうわけです。元近鉄のTuffy Rhodesが日本で打ちまくりアメリカでは名もない選手だとわざわざ例まで挙げて主張。まあそういうことを言い出すとMLBで活躍した選手が日本で順応できずにダメだった例とか逆の例も当然あるわけですけれど、まあこういう明け透けなのもRoseのキャラのうちだよな、という感じでしょうか。

でこのRoseのコメントを引用してのコラム的な記事ではかなりIchiroの好意的なものが多いように思います。その辺はIchiroのこの件についての発言が控え目で紳士的なのが、Roseの発言の露骨さと良い対比になって好意的な反応をマスコミから受けているという印象です。好意的な記事の中でいくつかおもしろいなと思った指摘を拾うと

「RoseはIchiroがくぐり抜けたようなMLB移籍でのプレー環境の激変を経験していない」

「それもキャリアのプライムの時期にリスクを取った」

「Roseの晩年は監督兼任で自らの名前を先発メンバーに書き込んで打席を大量に確保した」など。他にもNPBの年間の試合数がMLBより遙かに少なかったことも指摘できるかと思います。

で、そんな細かい事はいいのだ、事情はともかくIchiroはすごいじゃないか、というのが多くのMLB関連記事ではコンセンサスになってきているように見えます。そうなってきたのはIchiro選手の控え目な対応がうまかったのと、言っちゃ悪いですがRoseの野卑さとの対比でIchiroがアメリカ人記者たちにもより良く見えてしまったところが大きいですね。Roseがいろいろ喋るお陰で関連記事が増えたのも間違いないですし。

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