アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLB/Baseball

HarperがTrout勧誘の罪でMLBの調査を受ける

Philadelphia Philliesへの加入が決まってまだ間もないBryce Harperがシーズンが始まる前からMLBから罰金処分を受ける可能性が出てきました。Los Angeles Anglesの主砲Mike TroutをPhilliesに勧誘したというタンパリング規則違反でです。TroutがFAになるのはまだ2シーズン先の話ですが早くもピリピリした話になるのか。HarperとPhilliesのFA契約交渉の際にTroutとHarperの両取りの可能性が話し合われていたのか。Harperの先走り過ぎか。それともHarperの代理人側の中期戦略も込みでの燃料投下か。

最後の可能性について。これはいまのところどこにもそういう論調のところはなく私の勝手な推測ですが、動機は十分にある話と思えます。
Harperの契約が決まった時点で当ブログではPhilliesが実質将来のTrout獲りから撤退したのではないかという記事を書きました。さすがにHarperの巨額契約と、それと少なくとも同格の巨大契約が必要となるTroutの両取りではPhilliesのサラリー事情が逼迫する。その二人の契約がチームのサラリーに占める割合が大きくなりすぎて他の選手への投資ができず、二枚看板はあれど勝てるチーム作りがムリになると見える。だからTrout獲りはもうないのでは、という見方はまずそんなに間違ってはいないと思うわけです。

しかしもう一歩進んで読んでみたいと。今回Harper側からTroutをPhilliesに勧誘するようなタンパリングがあったとしましょう。Harperも自分の契約に加えてTroutの獲得なんて現状不可能に見えるのは知っているはずです。しかしこの文のキーワードは「現状」です。

しばしば当ブログでも触れていますが現在のMLBの労使協定CBAは2021年に失効予定。贅沢税ルールその他の選手の待遇に関する取り決めはすべて現行の労使協定が基になっているのですが、2022年からは未知の新CBAの下で待遇は決まっていくわけです。つまりMike Troutの新契約は初年度のみ現行のCBA下であり、そのほとんどは新CBAの中で支払われていく契約になります。可能性が高いとは思いませんが現CBAの最終年度2021年シーズンは労働争議で試合がない可能性だってないわけではありません。
ただでさえここ2年のFA市場が厳冬かつ遅れに遅れるパターンとなってきているところ、交渉がこじれたりした場合現行CBA下最終年の2021年シーズンの開幕が通常通りのタイミングでできるかどうかわかりません。逆に交渉がスムーズに進んだとすれば2021年のシーズン前のオフ中=TroutのFA契約が決まる前にに新CBAの内容が明らかになる可能性もあります。

新協定では既に労使で綱引きが始まっており、その一環として今回のHarperのタンパリングを読んでみたいわけです。現行の贅沢税の天井ではとてもHarperとTroutの巨大契約を抱えて優勝を狙えるチームを作ることはできませんが、もし次期CBAでその贅沢税の天井が大きく引き上げられたとしたら、これは急転直下、Harper/Troutの両取り+優勝を狙えるチーム作りも可能になる可能性があります。そう簡単ではないですが、可能性として。
これはHarperというよりもその背後の代理人たち、選手会にとってはぜひ目指したい新協定でのゴールでしょう。そのラインでHarper陣営がその話題を提供したくて狙って今回のニアタンパリング事件を引き起こしたとしたのだとしたら?という想像はどうか、というわけです。



関係ない話ですが今日ESPNで放送していたオープン戦のPittsburgh Pirates@Boston Red Sox戦の放送で紹介されていたのですが、Bostonのフロリダ・グレープフルーツリーグでの試合は今日を含めて127試合連続満員なんだそうです。フロリダのキャンプ地のスタジアムですから巨大なものではないですがそれにしても雨模様の日も当然あろうに127試合連続満員とは。MLBの人気の根っこはなかなかにしぶといことを示す話です。

PhilliesはTrout獲りにビビったのか

それでHarperはPhiladelphia Philliesが契約したわけです。なぜPhilliesなのかは謎のままです。その理由を推測してみようというのが今回のテーマ。既に私なりの答は表題にしてしまいました。

なぜPhilliesがそんなにHarperに執心だったのかです。結果から見ると今オフの大物2人はManny MachadoがSan Diego Padres、HarperがPhillies。San DiegoはMachadoを加えてNL西で本命Los Angeles Dodgersに勝負できる陣容になったとされますが、Philliesの方のNL東は激戦区とされやってみないとわかりません。激戦区のNL東で出遅れ気味だったゆえにPhilliesにはHarperが必要だったのだと主張する向きもあります。

別の角度で考えてみたいと思います。Philliesというと2020年シーズン後にFAとなる予定のLos Angeles AngelsのMike Troutが少年時代にPhiladelphiaの大ファンで、FAではPhilliesがTroutの意中の行き先だという話は以前に聞いたことがあり、当ブログでもその件を書いたことがありました。当然Philliesの首脳もそのことは知っているはず。FA明けとなる2021年シーズンには29歳になる現在のMLBのベストオールラウンドプレイヤーとされるTroutの獲得の本命だったPhilliesですが、今回のHarper獲得でさすがにTroutの行き先からは外れることになるはずです。まさかHarper・Trout両獲りなんていうお金はいくらビジネス好調のMLBでも出てこないはずですから。

ないと仮定して論を進めると、ではなぜPhilliesはMLBベストプレーヤーで相思相愛になれそうなTroutをこの段階で諦めてHarperを選んだのかという疑問になります。

そこで思い出すのがHarperにとって意中の球団だったはずのNew York YankeesがHarperのFAを待たずに昨年2018年のシーズン前のオフにMiami MarlinsからGiancarlo Stantonをトレードで獲得したこと。FAとなる一年前の段階でYankeesはHarper獲得レースから降りたということになります。
当時は「いやまだそれでもHarperも獲るんじゃないか。だってYankeesだから」という論調の推測もありましたが、結果はYankeesはHarper獲りには参戦せず。Stanton獲得時点で既に降りていたのでしょう。いま結果を知ってから考えれば無駄なことでしたが、それに対してHarper側は、Yankeesの外野が埋まっているのを見て取って「一塁手としてもプレーする用意あり」とYankeesのチーム事情に配慮した発言までしました。そこまでしてYankeesに行きたいのだなあ、という感じでした。

ただ他方Harperの代理人周辺は吹かしまくっていて、最低10年$350 million、$400 millionだってあり得るとかいう話がマスコミを通じて流れていました。結果から見ればその代理人の強腰をYankeesは嫌気したのではと思える節がある。自前でマイナーからあがってきたばかりのAaron Judgeもいて、さらに昨オフはMarlins解体という突発事態が発生してそちらでStantonが獲得できることになった。だったらそちらでとYankeesは舵を切って、Harperの代理人と翌オフ(=今オフ)に銭闘をするのを避けたと言えそう。Harper獲得に向けてチーム内のサラリーを整理してみたり、地元マスコミがHarper獲りが確定事項のようにファンの期待を煽る報道し始めたら契約交渉は代理人の売り手ペースにハマってしまう。そんな不利な交渉をするよりも、Stantonの確定契約を引き受けた方が確実だと読むのはYankeesのGMからしたら正しい読みだったでしょう。特にMarlinsはファイヤーセールの真っ最中だったのでStantonの契約額面からの実質の値引き(Marlinsの負担分)もあり、吹かしまくっていたHarperサイドの言い値よりはずっとお得にStantonを獲得できた。そういうふうに私には見えます。

これと同じことをPhilliesの首脳陣も考えたのではないか、というのが今回の私の憶測です。相思相愛のはずのTrout獲得がPhilliesの未来の既定路線ととられてファンが期待し始めるとそこからは交渉はTroutの代理人ペース。既に昨年の時点で憶測記事でTroutの次期契約は総額$500 millionだ!なんてのも飛び出しているぐらいですから。それでビビったのではないかと。
そんなぐらいならYankeesがStantonを獲ってHarper熱を未然に防いだように、Harperを獲得してTrout獲得論の過熱を未然に防いだのかな、と。
特に昨オフ今オフとMLBのFAの市場は厳冬と球団側にとっては好環境。Harperの最終妥結額もFA宣言前にさんざん吹かしていたような金額には伸びなかった。確かにHarperの契約は総額でアメスポ最大の契約ではあるものの、MLBの収入の伸びを考えればオーナー側の許容範囲内の金額での決着で、それで2年後のTroutのFA狂想曲に付き合わない理由付けも完了してPhilliesの首脳陣も安堵という構図かなあ、と。

オーナーたちの結託か Harperの契約のガラスの天井

少し見方を変えてみたいと思います。Bryce HarperがPhiladelphia Philliesとの13年$330 millionでの実質残りのキャリアを確定した契約を結んでいます。決定の報道が流れたあとになって、サンフランシスコの地元紙がSan Francisco GiantsはHarperに12年$310 millionをオファーしていたとネタばらしの記事を流しています。

Philliesとの契約が毎年同額での支払いだと仮定すると年額は$25.4 million。Giantsがオファーしたとされる内容だと年額$25.8 million。そしてFAとなる前にWashigton Nationalsがオファーしたのが10年$300 millionとされ、年額は$30 millionということになります。つまり総額だとPhilliesが一番高いですが、PhilliesにせよGiantsにせよ年額ではNationalsの提示した額を決して超えない範囲内でのオファーしかしなかったということになりますね。総額でも1割オーバーにとどまりました。

関連各チームのGMたちがそれぞれ独自にHarperのもたらす価値を試算した上でオファーを出したのが、たまたまきれいにNationalsがたたき台で出した金額付近に集まったのか。それともMLBの経営側がなんらかの結託をしてこういう各チームのオファーになったのか。それとも結託はしないまでも、Nationalsは既に撤退済みで新たな入札チームも数少ないと見てとってGiantsもPhilliesもHarper側の足下を見てNationals並のオファーしか出さなかったのか。

ちょうど直前にNolan Arenadoの8年$260 millionという契約が発表されたばかり。同じく単純に割り算をすると年額$32.5 million。Harperの最初のNationalsのオファーより年額だと多いのです。ArenadoとHarperのスターパワーの差、話題性の差など考えるとArenadoへの優遇ぶりが目立つ結果に。

どうなんでしょう。このArenadoとHarperの契約の結果を見たら、今後の大物FAの選手たちがArenadoコースの方が良いじゃないかと思うのではないでしょうか。Harperにしても最初のNationalsのオファーを受けて、Nationalsの最初の永久欠番選手になってNationalsのレジェンドになるキャリアの方が幸せだったのかもしれないとさえ思えます。

と、思わせる方向へMLB各チームが結託して誘導している可能性はどうでしょうか。つまり以前にも当ブログで指摘してみたFA市場自体を縮小化する目的での残留選手優遇誘導という可能性です。
法律的に言えばもしそのような結託があれば違法行為です。が、それはものすごく証明しにくいでしょう。

Harper、13年$330 millionで決着 その金額なら‥

Bryce HarperとPhilladilphia Philliesが13年$330 Millionで契約すると速報が出てます。
あれ?という感じですね。本当でしょうか。

FAになる前に元の所属先であるWashington Nationalsが10年$300 millionの条件を提示して、これをHarper側は却下してFAになったわけです。その当初オファーとの差は3年$30 Million。年$10 million。今ではなく10年以上先の年$10 millionです。10年契約だと契約満了シーズンにHarperは36歳。今回速報の13年契約だと39歳。
庶民にとっては大変なお金ですが、本当にHarperは37−39歳のシーズンにその金額でプレーする気があるんでしょうか?現在26歳のHarperにそれを想像しろと言ってもあまり意味がないと思いますが、たぶんCBAがそれまでに二度更改されて$10 millionのサラリーの意味するものがかなり違うであろうその未来の3年$30 million増にそんなにこだわってここまで引っ張ったんですかね?(追記注:13年間同額だとすると単年のサラリーはNationalsの当初オファーよりも下がるのかも。詳報を待ちたいです)

Nationalsの当初オファーから期間が3割伸びて金額が1割増し。現実的にはNationalsのオファーと変わらない10年少々といったところで燃え尽き引退する可能性だってあるような気がしますし、そうなると金額がほぼ同じでNationalsから同地区のPhilliesに移っただけということになるかも知れません。(13年後もモチベーションありまくりで打ってるのかもしれませんが‥想像しにくいような) Phillies、そんなにNationalsより良いですかね?私にはよくわかりません。

あとから眺めると、もともとHarperはYankeesファンでYankeesに行きたかったのが、StantonとJudgeに一年早くその位置を奪われたところから迷走してしまったということになるのかも。その総括はまた別にしてみましょう。

マウンド移動の実験

もうひとつ野球の改革ネタです。
独立リーグであるAtlanta Leagueというのがあってそこがピッチャーのマウンドを二塁ベース方向へ移動させる実験をするという話題が出ています。現在のMLBが投手に圧倒的に有利になってインプレー率が下がる一方になっているのを是正するのが理由でしょうが、Atlantic League自身はそのようなことは言ってません。想像するにMLBからなにがしかの資金を得て人体実験するみたいなものなのかと。
独立リーグ所属の投手にとってはひどい話で、腕をあげて上を目指したいのに距離が違うマウンドで投げさせられたのではたまったものではない。修行にならない。そもそも独立リーグ程度でくすぶっているレベルの選手で実験してインプレー率を測るのにどれほどの意味があるのかもわかりませんが、とにかくそういう話があるということです。しばらくその実験場で後ろにずらしたり前に少し戻したりというような実験が続くのかもしれません。

以前からMLBにおける最適なゲームバランスとはどんなものか、ということは興味があり過去にも何度かこの話題で記事を書いています。マウンドを後ろにずらすなりマウンドを低くするなりといった変更や、例のボールをいじって(非公式)ゲームバランスの最適化を探ってきた過去の事例や議論がありました。ただマウンド削りはシーズン中に微調整が難しい。ケガでも起こったら事態が紛糾しかねないです。なかなか難しいので下請け企業で実験をさせるのはわからないでもないですが、迂遠かなあとも思います。

細かいことを言うとマウンドを後ろにずらすと例えば一塁や三塁への牽制球の角度が変わって変なことも起こりうるのか。

またもピッチクロック導入延期の噂

もうこの話題は決定の報道が出るまで期待しない方が良いのかもしれません。MLBでは現在スプリング・トレーニングの試合が進行中。時短策の切り札であるピッチクロックも試験導入されているのですが、これの実際のシーズンへの導入を2022年まで延期するという案が浮上してるそうです。代わりに以前にも案としてあがっていた投手の打者3人まで投球義務とする(またはイニング終了まで投球する)ことを今季から採用するということで調整が進んでいるとか。

もうね。MLBコミッショナーのその弱腰というか危機感のなさに恐れ入るという感じです。
2022年というのは現行のMLB労使協定(CBA)の次期改定後ということになります。現協定は2021年シーズンで失効予定。2022年に導入延期ということは来年から本格化するであろう労使協定交渉の中でピッチクロックを政争の具に供するという意味でもあります。つまりは2022年の導入というのも空手形で、実質無期延期に近い話のように私には聞こえます。

Arenadoの契約延長

MLB Colorado Rockies Nolan ArenadoがRockiesと8年の契約延長に合意してます。8年でその額は長いなあ高いなあというのが第一印象だったのですが、Arenado本人もチームも大変ハッピーそうな合意発表記者会見となって、ああこういうのが幸せなプロスポーツ人生なんだな、これで良いのかと考え直しました。

Arenadoは10年前にRockiesが高校からドラフト指名した生え抜き。27歳で今季開幕を迎え、契約満了時に35歳。8年$260 millionという契約は双方にお得な感じがします。Rockies側から見れば35歳までの契約は、選手としての能力が極端に落ちる前に満了する契約。MLBで散見する長大FA契約で、活躍が期待できない出がらしの40歳近くまで巨額サラリーを負担する契約よりもよほど良いのでしょう。Arenadoのチーム愛も文句なし。
Arenadoの年齢は今オフの目玉Bryce Harperより1歳半上。Harperが10年$300 millionを超える契約を模索して契約交渉が長引いている中、FA獲得競争で消耗戦をするよりも自前のスターを確保してハッピーと。
もちろんArenadoはHarperより価値は落ちる選手なのですから、Harper並の今回の契約は少々高いのではないかという見方もあっていいのですが、この先のMLBのサラリー環境がどう変わっていくか見通せない中、安全策として評価してもいいかと思います。


ところでBryce HarperをLos Angeles Dodgersが「短期」契約するのを狙っているという噂があります。Harper側の望む長期契約はどうも暗礁に乗り上げているという観測が出てきたせいでしょう。一時点ではHarperはPhillies行きで決まりだと言われていたのがその後音無しのまま毎日が過ぎてます。決まらないということはかなり両者の意図する契約内容に隔たりがあるんでしょう。あまりの高額にPhilliesの他に手を挙げているチームの情報は出てこない。
そこへ降って湧いたのが、今勝たないといけないと、と焦りまくっているDodgersがHarper獲りに動いているという噂。短期というところが曲者で、2年$100 millionという説から、6年$250 millionだとか様々。どうもどの情報も憶測の域を出てない気がしますが、DodgersにとってもHarperがPhilliesにふっかけているであろう長大契約はとても飲めないという意味でもあります。

Manny Machado、Padresで決着へ

MLBの厳冬オフシーズンの焦点のひとつだったManny MachadoがSan Diego Padresと10年$300 millionで契約というニュースが流れてきてます。良いのではないでしょうか。
10年$300 millionというのは、同じく今オフの目玉FAのBryce HarperがWashington Nationalsからオファーされて蹴ったのと同じ内容となります。前日まではPadresとChicago White SoxがMachado獲りの最後の2チームとされ、8年契約が言われていたのですが、最後の一押でPadresが10年契約を飲んだということに。

Padresのサラリー事情は、昨オフにFAでKansas Cityから移籍してきたEric HosmerとWil Myersのみが高額選手で他は若手のプロスペクトが大いに充実しているとされます。ここへMachadoを加えてもまだサラリー的には余裕があり、近い将来にペナント狙いに行けるというのがMachadoとの契約を模索している時点でのもっぱらの評判でした。

個人的にはHosmerが好きだったのでこのMachado加入は歓迎です。昨オフに唐突な感じでHosmerをポツンと獲った時点ではHosmer一人でどうなるんだよ?という感じでしたが、MachadoとHosmerという核を形成してNL西でDodgersに挑戦と。


これでMachadoが片付いたことでHarperの契約も近々妥結するのではないでしょうか。Philliesに行くとか。Harperとしては前述の通り10年$300 millionは一度蹴っており、それと同額ではうんとは言わないはず。Machadoの契約もそれと同額で決定したのであれば、1割増ほどで最強選手としてのプライドも満足させてキャンプインへという感じになるのかなと想像します。

Machadoを最後まで追っていて敗戦となったWhite Soxの今後のじたばたぶりがその次の焦点でしょうか。

MLBのFA市場は厳冬から衰退へ移行していくのか

MLBもいよいよキャンプイン間近。厳冬のFA市場では動きは少ないですが、そうでないところで動きが出てきました。非FAの有力選手たちの契約延長です。

今回契約延長に同意したNew York YankeesのLuis Severinoの契約は2023年まで(2022年まで確定、23年はチームオプション)。Philadelphia PhilliesのAaron Nolaの契約延長も同じく2022年まで確定、23年がチームがバイアウト可能な内容とか。

現行のMLBの労使協定は2021年末で失効予定。
つまり二人とも2021年の労使協定失効の時期を過ぎた先まで契約を伸ばしたのです。新労使協定交渉が紛糾してストだロックアウトだとなってもその解決後まで自らの契約は確保した。両選手ともに次回の選手契約更改は新労使協定のルールによることになる内容です。
別の言い方をするとこの二人は2021年の労働争議を嫌気したとも表現して良いかと。そこにこのタイミングでのこの長さの契約延長の意味があると読むべきでしょう。

これができるのはいますぐ4年5年といった契約を確保できる実力が認められているからです。そうでない単年や2年契約しか得られない一般の選手たちは自らのFA時期が労働争議の時期と重なることを避けられない。逃げようがないのです。
球団側から見ると今回の両名の契約はチームオプション付きの有利な契約で、8年だなんだというどうなるか見通せない先の投資となる長大契約を避けて質の良い投手を確保できて大満足なはず。
そういう双方にメリットのある契約延長なので、これに続いてまだ契約が数年残っている有力選手たちが似た行動をする可能性があります。特に2021年が契約更改期に当たる選手はその可能性が高い。チーム側もそれは重々承知でしょうから甘い誘いをかけていくのもアリかと。
そうなっていくと将来のFA市場自体が縮小していくことになります。

これには立場見方によって賛否あるでしょうが、有力選手が元のチームで長年プレーする傾向が強まるであろうという意味ではファン視線では良いことかと。MLBの魅力低下のひとつにあまりにも選手の移動が激しかった点もあったと思われますから。
記事検索
最新コメント
読者登録
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文