アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLB/Baseball

日米野球2018進行中

MLB Networkで2018 MLB Japan All-Star Seriesの放送がされています。東部時間帯では未明の放送で録画で見ました。野球は録画で飛ばし見ができたほうが見やすい面も強いので個人的にはこれで十分。ここまでYuki Yanagitaの活躍がなによりも目立っており、身体のサイズも大きめでMLBからしたらこんな良いバッターなら欲しがるところがかなりあるんじゃないでしょうか。日本での契約状況ではすぐにはMLBに来ることはできなさそうですか。

MLBポストシーズンに出場していない選手たちは既にオフシーズンモードに入って1ヶ月以上。トップコンディションではない選手もいるにしても日本に完敗なのはさすがに彼らの気に障っているはずで今後の奮起が期待されます。昔と違って遠い異国の試合でも本国で放映されているのもわかっているわけですしあまり無様なままで負け続けるのは嫌なはずですから。
World Seriesまで進出したLos Angeles Dodgers所属で一番トップコンディションに近いはずのChris Taylorが空振り三振に取られたときのリアクションがよかったような。インサイドのスライダー(ですか?)がまったく見えなかったようにキャッチャーのミットに収まったボールを振り返りましたよね。MLBのトップ選手にまったく見えない変化球というのはかっこいいような。
こういう試合や選手の反応を見ると、以前にも当ブログで書いていた日米の本気決戦の可能性を前コミッショナーBud Seligが探っていたときの日本側の反応が悪く実現しなかったのがいつも悔やまれます。

日米野球の放送は試合途中に挟まる古い映像がいつも楽しみです。Babe RuthやLou Gehrigをはじめとしたメジャーリーガーたちが第二次大戦以前に日本を訪れた当時の写真やエピソードなどを挟み、日米の100年以上に渡る交流の歴史を振り返るような話題が多く紹介されます。また近年の有名日本人メジャー選手の契約時の映像(Ichiro, Dice-K, Darvish, Tanaka, Ohtamiの5人が名前とともに紹介)や、MatusiやNomoのプレー映像が加わる今シリーズ用に作られた番組冒頭映像もなかなかに盛り上がります。

厳冬&険悪ストーブリーグの幕開け

いきなりビーンボールが飛んできてます。
オフシーズンに入ったMLB。各個人賞が発表になる華やかな時期でもありますが、同時に今オフの銭戦も始まっています。Washington NationalsからFAとなるBryce HarperがNationalsからの10年$300 Millionのオファーを既に蹴ってます。Harperの代理人であるScott Borasによればそんな金額ではまったく話にならないそうです。$400-500 Millionの価値があると考えているとか。

いくらが妥当かはさまざまな計算法と評価があるかと思いますのでどちらが正しいとは言いませんが、昨オフの厳冬契約状況を考えるとそういうふっかけ方してどこが言い値で拾うのかなあという気もします。たとえ年$40 Millionの価値がある選手だとしても、贅沢税とのからみがあるので新しい雇用主の負担総額は$40Mを遥かに超える額となる場合はそこに大きな差がでるわけでもあります。優勝を狙うコンテンダーが手を出そうとすればこの問題はとても悩ましいです。

金額の云々はともかくとしてHarperや、もうひとりの目玉となるManny Machadoの高額FAの行き先が決まらないと他のFAの選手たちは昨オフのような自宅待機を迫られることにもなりまた大変なことになるのでしょう。それが毎年の風景になるようだとMLBのストーブリーグの模様もかなり様変わりになります。それとも昨オフの教訓から早めに手を打つ選手が増えるのか。それとも代理人が横の連携をさらに堅めて全てが遅れるのか。

Borasのふっかけに対抗してかなにか、Boston Red SoxのアドバイザーのBill Jamesが面白いことを言って反対向きのビーンボールを投げています。要約すると「もし今現役選手が全員引退したとしたら、我々は代わりの選手を見つけて雇って試合をするだけのことだ。3年も経ったら(戦力も整って)何も変わらない。チームの方が選手より大事だ。大きな目で見れば選手なんて球場のビールの売り子と同じほどの影響力しかない」とのこと。FA選手と代理人に喧嘩を売るようなことを言ってみたわけですね。
そのアドバイザーのことは私はよく存じませんでしたがこの発言後の各関係者の反応によれば発言者はなかなか球界では評判の良い論客なのだそうです。なので一定の発言力・影響力はある人だと。ということは今年も厳冬オフになるぞという警告が非公式にFA選手陣営に向けてオーナー側から発せられたと考えても良いのかもしれません。
ただ現在の雇用主であるRed Soxは代理人や選手会から標的にされるのを危惧してかこのBill Jamesの発言はRed Sox球団としての意見とは違う、と距離を置くように逃げてます。

Alex Coraのプエルトリコ愛とリーグ拡張

Boston Red Soxの優勝で幕を閉じたMLBシーズン。優勝監督となったAlex Coraが「my island」と何度も呼んでその愛を隠さなかった出身地のプエルトリコではRed Soxの優勝が大きく取り上げられています。アメリカや日本のような大国に住んでいると忘れてしまうのですが、小国にとってはこういう出身者の大きな舞台での成功はエキサイティングな話題になるのでしょうね。プエルトリコは正確には国ではないですが。

野球でプエルトリコと言えばWBCでの活躍が記憶に新しいところ。2013年、2017年と連続で準優勝。日本のスポーツファンからすると2013年の準決勝での直接対決でYadier Molinaに見事にしてやられた試合が印象が強いんじゃないでしょうか。

プエルトリコというとMLBは一時期旧Montreal Exposの移転を考えていた時期がありました。結局ExposはWashington Nationalsとなって移転はそちらで大成功となっています。
プエルトリコの方はその後Puerto Rico Seriesとして公式戦の遠征試合を組んでいるもののリーグの拡張先候補地としては失格扱いになっている感じですね。現在MLBのリーグ拡張先として名前が挙がる都市はオレゴン州Portland、San Antonio、Charlotte、Las Vegas、そして仏語圏カナダMontrealへの帰還も名前が挙がりますが、プエルトリコという話はでなくなりました。老朽化したHiram Bithorn StadiumをMLB仕様に建て直すというだけの資金の見込みがプエルトリコにはないからです。それどころかプエルトリコ政府は巨額の累積赤字でデフォルトも視野にいれている財政難とされます。それでリーグ拡張先からは外して、短期間のPuerto Rico Seriesでお茶をにごしているわけです。

2018年シーズンはCleveland IndiansとMinnesota Twinsが遠征。今回のRed Soxの優勝でAlex Coraの出身地元である同地のファンはRed Soxの遠征を待望するでしょうが、お金のことを考えるとRed Soxの遠征は難しいかも。特に来年2019年はRed Soxのホームゲーム2試合を英国ロンドンでの対Yankees戦に振り向けています。元々常時満員に近いRed SoxのホームFenway Park。優勝で来季の動員はホームでもアウェイでも好調に推移することが確実。その上ロンドン遠征でホームゲームが通常年よりも2試合少ない。そんな状態でプエルトリコにも遠征というのは、AL東のどこか(Baltimore/Tampa Bay/Totonto)へのRed Soxのアウェイの試合を持っていくぐらいしか無理そうですが、相手チームにとってもRed Soxの試合はおいしい試合でしょうから難易度は高そうです。一年に二度の海外遠征というのも異例でしょうし。せっかくのAlex Coraの地元愛ですが試合という形では簡単には実現しないかもしれません。

World Seiresトロフィーは忘れられた島へ

Boston Red Soxが5−1快勝、4勝1敗でWorld Series制覇。Clayton Kershaw x David Priceの投げ合いで終盤まで突入するクラシックな展開。試合の全得点がホームランによるもの、という2017年ぽい経過でもありました。Red Soxは8回にJoe KellyがPriceを救援 、9回はクローザーのCraig Kimbrelは起用せず昨日の先発だったエースChris Saleを投入。8回9回を6人連続三振で斬ってとってWorld Series制覇のミッション完了。昨日の試合でふらふらだったKimbrelはブルペンで肩を温めることもなかったですが、この辺の見切りの速さはRed Soxの首脳陣=監督業初年度のAlex Coraのお手柄なのでしょう。

World Series MVPには今日2本塁打、シリーズ3本塁打8打点と活躍したSteve Pearce。ジャーニーマンの35歳がキャリア晩年に大きな勲章を勝ち取ったことになります。カレッジはSouth Carolina。カレッジでの優勝の可能性にこだわって大学3年のときにプロ入りをせず(しかし最上級生で臨んだシーズンも勝てず)お金の面では損をしてプロ入り。その後AL東の全チームに一時点で所属するという珍しい経歴の選手です。WARで言うと今季僅か1.4のヒーローの誕生です。

勝利後のインタビューでAlex Cora監督が出身地のプエルトリコに言及してました。監督を引き受ける条件のひとつに昨年大型ハリケーンで大きな被害を受けたプエルトリコへの救援物資を送ることを含めたことを問われて「もうひとつ(Soxのオーナーに)お願いしたいことができた。このトロフィーを僕の島へ持っていかせて欲しい」と地元愛を大いに発揮していました。
プエルトリコはハリケーン被害を受けたものの、昨年は他にもテキサス州、フロリダ州と被害が続出。トランプ大統領率いる連邦政府はテキサス・フロリダには援助を惜しまなかったのに、準州扱いで(大統領選では投票権がない)プエルトリコには援助が薄かった、とされます。本土から離れていて電力・通信のインフラが大きなダメージを受けたために被害の惨状が本土のマスコミに届かず、その被害への理解が進まなかったという事情もありました。Coraはそれに心を痛めていたということのようです。

MLBではRoberto Clemente賞という表彰があり、これはフィールド外でのチャリティに貢献した選手に与えられます。Clementeさんはプエルトリコ出身。3000本ちょうどの通算安打を放った殿堂入り選手でもあります。ニカラグアの地震への救済物資を積んだ飛行機に本人も同乗して行って、その飛行機が墜落して亡くなったという劇的な最期を遂げた方でもあります。この日のインタビューではCoraはClementeには触れませんでしたが同郷の偉人先人であるClementeさんへの敬意がそこにはきっとあったことでしょう。

良いポストシーズンでした。個人的な好みとしては昨年のHoustonのデータ野球もおもしろかったですが今年は優勝したRed Soxだけでなく、Milwaukee Brewersの投手起用などまた更にポストシーズン戦術が進んだ感じもあり、そういう意味で今年のポストシーズンの方が楽しめた気がします。

両クローザー 試合を締められず

今日もまた大変な試合でしたね。昨日のWorld Series史上最長の試合の二日酔いというか観戦疲れで正直今日は観戦意欲がいまいちだった試合だったのですが、0-4からBoston Red Soxが終盤に一気にまくって最終スコアは9−6でRed Soxが3勝1敗としてます。第5戦は明日。

Dodgersの方は2日連続でKenley Jansenが1点差を守れず同点ホームラン被弾。その前の7回表の時点ではRyan Madsonを投入したのですが、Dodgersはリリーフが人材不足なんですかね。Madsonはこのポストシーズン、ランナーを背負ってリリーフに入ってはことごとくそのランナーを返されてきているのに、やっぱりMadsonを起用。硬直した継投になっているんでしょうか?

対するRed Soxの方も5点差をつけての9回裏にクローザーCraing Kimbrelを投入したのに試合を締められずピンチを招いてます。四球とホームランで一死もとれないうちに5点差あったのが3点差に。その後もJustin Turnerにレフト前ヒット。三塁線際のヒット性の当りを三塁手の好守備(昨日のファールフライで観客席に飛び込んだのとは別の選手)でアウトにできたのが大きく、なんとか逃げ切り。ひやひやですね。速球の制球が悪いと見たのか85マイル前後のオフスピードピッチ多投でなんとかかわしきった感じですか。あと一人ランナー(特にMachado)が出たら第2戦での先発から3連投になろうかというDavid Priceも投入もあったんでしょう。シリーズを有利に進めているRed Soxの方が追うDodgersよりも攻めの投手起用で積極性を見せてるのが目立ちます。

Dodgersの方は第1−2戦の左投手用の右打者ズラリ打線をこの日はやめてきましたね。

最強打線を組んでもやっぱり打てず

MLB World Series第3戦。大変な試合になってしまいましたね。今延長13回裏にDodgersが2-2の同点においついたところ。既に東部時間午前2時。試合終了を待ってブログを書くのは諦めてここまでのことを書きます。
Dodgersの先発はWalker Buehler。初回三者凡退2三振でBoston打線を仕留めたのになんと26球を要してしまいました。ファール地獄。こんなことやってるとまた5イニングもたない(NLCSでの前回登板は5回途中降板)かもなと思っていたら、その後どんどん調子を上げて、結果は7回2被安打無失点で完璧な登板となりました。もしこのシリーズがこの先もつれて再び先発の機会が巡ってきたら、と考えると楽しみな快投となってます。

Bostonの先発右のRick Porcelloに合わせてDodgersはやっと最強打線を組めました。第1戦第2戦と先発から外れていた左打者のMuncy/Pederson/Bellinger + スイッチヒッターのGrandalの4人(4人合計でシーズン中に109本塁打)を加えて迫力のある打線でこれまでの貧打の鬱憤を晴らそうという試合。Pedersonが3回にライトスタンドで一閃ソロホームランを叩き込んで左の長距離砲を加えた最強打線の導火線点火!。と思ったんですが、そうはならず。その後は延長12回までゼロ行進。最強打線でもやっぱり打てずという結果に。困ったものです。好投のBuehlerを援護できず。
8回からクローザーのKenley Jansenを投入して1-0のままでの逃げきりを狙いましたが、Jackie Bradley Jr.にホームラン被弾で1-1。
第2戦の先発投手David Priceまで投入して継投を続けるBostonが、13回にやっと勝ち越し2-1。その裏の後がないDodgersの攻撃。1アウト1塁で3塁ファールフライをシフトでショートの位置から取りに行ったEduardo Nunezがフライ捕球もスタンドへ倒れ込む、その間に1塁ランナーが2塁へタッチアップ。これが勝負の行方を変えちゃいましたね。捕球後スタンドまではまだ余裕があり、ケガをしないためにああいう形で客席に倒れ込んだのは普通のプレーのうちかもしれませんが、状況を考えたら踏ん張ってフィールド内にとどまって進塁を許さない形にするのがベスト。記録にはエラーはつきませんがこのミス。これでランナーがスコアリングポジションへ。次打者=最後のバッターになりかかったPuigの打球は投手の足下を抜けて二塁方向へ。Ian Kinslerが捕球してムリな態勢から一塁送球するもこれがそれて2塁ランナーがホームインで同点。ボールが内野より遠く飛ばないままで1点をもぎとってます。まあKinslerにあの状態で一塁に投げたいのはしかたないのか。ベテランでも瞬時の判断はしにくい場面ですかね。あのままボールを持って一塁送球を諦めれば2死一塁三塁で済んだんですけど。たらればを言えばその前のNunezのミスがなければ二塁封殺でBostonの勝利で終わっていたかもしれなかった打球でもあります。
いま15回やってます。Kenta Maeda、ピンチですか。

打線は湿っているのか、起用法が間違っているのか

MLB World Seriesの第2戦、Boston Red Sox が制して2連勝となってます。第3戦からはところを変えて西海岸Los Angelesで。寒いBostonに戻ってくるところまでDodgersが巻き返せるか、それともLAでこのままRed Soxが押し切るか。

NLCSでの対Milwaukee戦でも相手投手に合わせて右投手用打線と左投手用打線を切り替えて臨んでいたDodgers。World Seriesになってもそれを続けているんですが、結局は打線は当たらないまま。第1戦は8−4、第2戦は4−2で敗戦。
Bostonの先発が2戦とも左投手(Chris Sale, David Price)だったのでそれ用の打線で臨んだのに、第1戦ではBostonがリリーフで右投手にスイッチしたのに控えに置いていた長打力のある主力打者をすぐに出場させなかった。Saleは投球数が多く4イニングで91球に達して早めの交代になったのでまだ試合の先は長かった。NLCSでMilwaukeeにやられたように再度左の救援が投入されて左右の相性を逆利用されるのを嫌がったのかもしれませんが、戦術としては稚拙です。そこまで左右の相性を信じて先発オーダーをがらり変えるポリシーのチームなら腹を括ってどんどん左の手持ちの打者を投入すべき。特に左打者に勝負の流れを変えられる長距離打者が多いですから。
それで迎えた第2戦は第1戦の反省も込めて左の先発Priceが降板したらすぐに左の強打者連を投入するであろうな、と思っていたら今度はPriceが6回まで好投。そこから残りの3イニングをBostonは3人のリリーフ投手がDodgersを9人の打者で片付けるパーフェクト救援。強打者投入を早めにどころかMax MuncyもJoc Pedersonも代打での一打席きりしか打席回ってこず。

なんでもDodgersはレギュラーシーズンの本塁打数の多い方から順に4人をすべて先発から外して試合を始めた初のWorld Series出場チームになったそうです。Max Muncy 35本、Cody Bellinger 25本、Joc Pederson 25本、Yasmani Grandal 24本(先発したManny Machadoは今季37本塁打ですが、シーズン途中でのDodgers移籍後は13本)。計109本を打ったメンバーを先発から外して戦って2連敗という結果になったことになります。Grandalが外されたのは打線の組み換えの理由ではなくて守備の大不振の方の理由ですが。

ホームに帰ってからの第3戦第4戦はBostonの先発投手は右投手となる見込みなので、出番が足りないまま連敗してフラストレーションが溜まっているであろうDodgersの左打者たちの発奮が期待されるところです。
Bostonの方はポストシーズンでフラフラしていたCraig Kimbrelが復活か、きっちり締めてます。Dodgers、Kimbrelに全然合ってなかったように見えました。

Kershaw、Haderがリリーフで投げ合いか NLCS第7戦へ

昨夜のNLCS第6戦は地元に帰ったMilwaukee Brewersが7−2で快勝してシリーズを3勝3敗のタイ、今日土曜日の第7戦へ持ち込みました。勝ったことだけでなくリリーフの切り札Josh Haderを温存して勝ったのが大きい。これで決戦第7戦ではHaderの2イニングまたはそれよりも長いイニングでも投入があるのでしょう。これを勝ったチームはWorld Seriesに進みますが、World Seriesの第1戦は@Bostonで火曜日。土曜日の第7戦に登板すると火曜日のWorld Series開幕戦は中2日となります。

DodgersはWalker Buehlerが、MilwaukeeはJhoulys Chacinが、それぞれ今シリーズ2度目の先発予定。第3戦では両投手が好投するも、7回までDodgersはBuehlerを引っ張ったんですが4失点で4−0、打線がMilwaukeeの継投を捉えられず見殺しにした形になってます。
決着戦となる第7戦ですからDodgersは前回の轍は踏まず早めにリリーフの手当をするはずです。第5戦で先発して7イニングを投げたエースClayton Kershawの中2日でのリリーフ投入もありうるのでしょう。試合の中盤で両チームのナンバーワン投手同士のKershaw x Haderの投げ合いなんていう場面が出現するかも。楽しみです。

第6戦ではこれまでチャンスでまったく打てていなかったBrewers Jesus Aguilarにタイムリーが出たこと+日本期待のKenta Maedaの暴投などもあってリードを広げ、Hader温存となりました。Maedaが踏ん張ってもDodgersは負けたかもしれませんが、3点差ならHaderを引っ張り出すことはできたはずで、シリーズの趨勢に影響した暴投になったとも言えそうです。記録上暴投ではありますがDodgersの捕手Yasmani Grandalは今シリーズ守備でボロボロでDodgersの足を引っ張ってます。決戦でもランナーが三塁にいる場面などではヒヤヒヤ、落ちる球に捕手が対応できない不安感から勝負どころでの配球に影響がでるやもしれません。

Dodgers打線が全体として湿ったままなのもどうなんでしょうか。勝ち進んでもRed Soxに勝てそうな雰囲気が‥ Brewersの方は相変わらずレギュラーシーズンMVP最右翼の2番Christian Yelichが当たってなくて上位打線をぶつ切りにしているのでこちらもイマイチ迫力に欠けます。BrewersがWorld Seriesに出られたとしてRed Soxに勝てるか‥ NLはどちらが出ていってもBoston Red Soxが優位と判断されそうです。

Milwaukee絶好の奇策も実らず敗戦

先発投手を1打者に投げさせただけで交代させる奇策を用いたNLCSでのMilwaukee Brewers。二番手として登板したBrandon Woodruffが6回途中まで好投したものの見殺しとなって敗戦してます。左投手が足りないのが響きました。
先発に左投手のWade Mileyを起用すると発表された時点では賛否両論。土曜日に6回途中まで投げてから中3日での先発が妥当かどうかという議論になったのですが、蓋を開けてみるとMileyの先発デコイだったわけです。Dodgersに左投手用の打線を先発させるように誘導して、右投手のWoodruffが実際には先発投手的な役割を担い右打者の多いDodgers打線に相対するということに。
策にハマったDodgers、はめられたとわかっていてもそのままで戦うのを良しとせず先発させた右打者たちを交代させて対抗。これでほぼ右投手用の打線に変わったあとで、Milwaukeeとしては左の切り札Josh Haderを投入したかったはず。
ところがDodgersの先発エースClayton Kershawが7回1失点で踏ん張り切ったので、Milwaukeeが勝負をかけてHaderを投入できなかった。Hader以外ではMilwaukeeのブルペンには左投手は1名のみ。このNLCSのためにNLDSからメンバーを替えてロースターに入れたXavier Cedeñoだけ。起用法を見てもチームはCedeñoには信頼を置いていないので、せっかく奇策でDodgersを右投手用打線に誘導したのにそのアドバンテージを活かすことができなかったのが痛かったです。最小得点ででもMilwaukeeがリードしていればWoodruffからHaderへのスイッチ・2イニング以上を投げさせて勝負に行ったかもしれなかったんですが。

結果はDodgersが5−2で勝利。Kershawは3回のピンチを1失点で切り抜けたのがとにか大きかった。Lorenzo Cainのセンター超えタイムリー二塁打のときに1塁ランナーがピッチャーで突入のリスクを取れず、1点のみ。後続の中軸が続けずKershawを取り逃がしてます。NL MVPになるであろうChristian Yelichがまったく当たっていないのが痛い。

これでDodgersの3勝2敗。移動日を挟んでMilwaukeeで第6戦へ。敗戦したものの第5戦ではHaderは登板せず温存。第4戦も1イニングのみだったので、後がない第6戦ではなんでもアリの登板になるか。第6戦のMilwaukeeの先発はWade Mileyの見込み。記録上はMileyがプレーオフで2戦連続の先発登板という珍しい記録になることでしょう。
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