アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLB/Baseball

86年ぶりの首都でのWorld Series

MLB NLはWashington Nationalsのスイープ4連勝で最短で決着がついてしまったわけです。これについての地元報道がかなり盛り上がっています。オーバーヒート気味ですらあるようです。

Nationalsは2005年にMontreal Exposが改名・移転して誕生したチーム。リーグ拡張で最後に新規チームが誕生したのは1998年のTampa Bay Devil RaysとArizona Diamondbacks。Nationalsは公式には移転ではあるものの移転と同時に改名もしたことからイメージ的にはMLBで最も新参。Bryce HarperやStephen StrasburgといったMLBを代表するスター選手を引き当てたこともあって短期間に人気チーム化。それが15年目で初のWorld Series登場。首都Washington DCはNationalsの移転参入まで長い期間MLBチームが存在せず。私が子どもの頃に読んだ一番古いMLB関連の書籍にはワシントン・セネターズの名があった記憶があります。それでセネターズというのが上院議員の意味だと知ったと思います。ただあとから時代考証するとたぶん私がその本を読んだ時点ではもうWashington SenatorsはDCから転出済みだったかと思われます。

Washington DCのMLBチームがWorld Seriesに進出するのは86年ぶりなのだとか。1933年にWashington SenatorsがALチャンピオンとして、NLチャンピオンのNew York Giantsと対戦して以来。この当時のSenatorsはその後移転して現在のMinnesota Twinsになっています。
DCには現TwinsのSenatorsのあとにもう一度別のWashington Senatorsが誕生してDCで10年間活動した歴史があります。そちらのSenatorsは一度もWorld SeriesにたどりつくことなくDCを撤退、移転していまのTexas Rangersになっています。Nationalsから数えると2つ前のSenatorsが86年前に出場して以来のWorld Series登場と。

DCのプロスポーツは昨年ホッケーNHL Washington Capitalsが優勝を遂げるまで長年の優勝の空白期間がありました。Capitalsの前にDCのメジャープロスポーツが優勝したというとNFL Washington RedskinsがBuffalo Billsを破ったのが最後。BillsのSuper Bowl4連敗の2敗目の年、1991年の話で、年齢のいった人はRedskinsの優勝を覚えていても20代の人間は誰も地元チームの優勝を経験していなかったということになります。
昨年Capitalsが優勝、さらについ先日女子バスケのWNBAでWashington Mysticsが初優勝をしたんですけれど、DC方面から聞こえてくる報道の熱量からするとどうもNationalsのWorld Series進出はCapitalsのそれとは格段に重大なことのようです。Capitalsは1970年代からDCで活動。WNBAのMysticsにしても1998年から活動を継続とそれぞれNationalsより長い地元での歴史を持つものの、それでも報道の勢い、SNSでの勢いはNaionalsのWorld Series登場の方にはっきり分があるようです。

先日コメント欄でもしNationalsがWorld Seriesに登場したらトランプ大統領が始球式に出たがるのではないかというお話をいただきました。そのときはどうかなと思ったんですけど、これだけ地元の盛り上がりが激しいとこれは確かにトランプが出たがる可能性があるかなと思い直しました。
ALの方からHoustonが出てきてもYankeesが出てきてもフォームフィールドアドバンテージはAL側なのでNationalsのホーム開催は第3戦から第5戦まで。第5戦は存在しない可能性があるので第3戦か第4戦でトランプ登場という風に思っておいて良いかもしれません。

ホームラン、そして情報戦

MLBのポストシーズンはALCS、NLCSが進行中。ALCSは3年連続ALCS進出のHoutson Astrosと人気のNew York Yankeesのカードとなっているため視聴率その他で健闘が期待されます。

が、昨日の第2戦は途中で離脱させていただきました。同点の9回にYankeesのクローザーAroldis Chapmanが延々投球間の間合いをとって投球していたのがちょうど午前0時近辺だったのでこりゃダメだと諦めました。また同じことを書くのはアレですが、ピッチクロック、導入しましょう。

そのChapmanもそうだったのですが、投球の合間に帽子をとって中を確認してから投球をしてました。Houston Astrosはホームでの戦績60勝21敗勝率.740とMLB最高。ホームで成績が良いこと自体はMLBでも他のスポーツでもさほど珍しいことではないのですが、Astrosの場合、昨年はホームで46勝35敗。昨年年間で103勝=勝率.636という成績からすると昨年のホームの勝率は相当に低かった。それが今年は急に上がった。それでAstrosの本拠ではサイン盗みまたは投手のボールの握りを撮影、球種伝達をしているのではないかという噂がありました。

そもそもがAstrosは3年連続100勝以上をあげているのですから本拠であろうとアウェイであろうと勝ち続けているわけでことさら今年のホームの勝率だけを取り上げてサイン盗み、球種伝達の云々を言うのは若干の被害妄想を感じさせるところもあるのですが、本当のところはどうなっているのかは部外者にはわからない‥はずだったんですが、先日のALDSの最終戦でおかしなことがあったのでその噂がにわかにクローズアップされてきているように見えます。

ALDS第5戦対Tampa Bay Rays戦はホームのAstrosが初回先頭打者から4連打を含む5安打で4点を叩き出して、それが結局試合を決めたことになり6-1でAstrosが勝った試合です。この4連打はいまのご時勢では極々珍しい得点場面でした。いまのポストシーズンではホームランが得点のほとんどです。ランナーが溜まってもそれが怖いのはホームランが出たらたくさん点が入るからであって、非ホームランでの連打で得点という場面は少ない。
それがあの日は次々とRays先発のTyler Glasnowのボールを捉えて快打の連続で5安打4得点。でホームに帰ってきた選手が次打者になにやら口頭で伝達しているのが何度かカメラで抜かれていて、試合後にはGlasnowがなんらかの癖で球種バレしていた、という話として報道されています。

しかしですね。本当にそれが特定の投手の所作からの球種バレだったかについては誰も確たることが言えない。ALDSの5試合のうちAstrosはホームでの3試合を勝ってALCSに駒を進めたわけですが、アウェイのALDS第3は3得点、第4戦では僅か1点と打線が大湿りだったこともあり、Astrosがホームで噂のサイン盗みやボールの握りの伝達などを本当にやってるんじゃないかという疑いを持つのはさほど間違った考え方ではないように思えます。

そのせいなんでしょうね。Yankeesは試合中に投手へのサインを何度か変えていたようです。Chapmanだけではなく第1戦の先発で好投したMasahiro Tanakaも帽子の中をじっと見つめる場面がありましたから、そこにサイン変更の情報が書かれているいるのでしょう。そこまで気を使わないと.740という異常な勝率のAstrosのホームでは勝てないってことのようです。そのかいあってかAstrosのホームでの試合を1勝1敗で乗り切り、Astros打線も火を噴く場面もなく2試合を終えてます。
最後はソロホームランで決着がついたのはもういまのMLBの様式であって、それはしかたのないところ。Yankeesの細切れ投手リレーが早め早めになったため延長戦になって投手の駒が足りなくなったのはもう仕方ない、納得の敗戦というところでしょう。ホームランはもう避けがたいのだから、避けられる情報戦では負けないようにしたということですかね。

第3戦からはYankee Stadiumに場所を移します。Yankeesがあれだけサイン変更など神経を使ったのを見てHoustonの方も敵地で同じような用心をしなくてはいけなくなるのかも。
第3戦はHoustonの先発は現在MLB最強投手Gerrit Coleですから情報戦なしではYankeesの強打戦もそうは打てないはずですが、どうなることか。

LLWS優勝チームがホワイトハウスを訪問、大統領専用機に搭乗

NBAが下手を打ってるその裏で、トランプ大統領がスポーツ関連で細かいポイントを稼いでいます。この夏のLittle League World Seriesで優勝した南部ルイジアナ州の少年野球チームがWhite Houseを表敬訪問。その際にトランプ側からの申し出で選手たちを大統領専用機Air Force Oneに同乗させて地元ルイジアナ州まで飛んだのだとか。元々週末にトランプは同州で遊説活動をする予定でAir Force Oneはその方向に飛ぶことになっていたのですが、White House訪問時に選手の親たちに「選手たちをAir Force Oneで送っていいか?」と許可を求め、この飛行となったそうです。おもしろいですね。
Air Force One機内には機密がいっぱい。大人だと突然乗せるわけにはいかないでしょうが子供なのでこれが可だったか。11−13歳の子どもたちはこれがどれほど特別な待遇なのか理解しているかどうかわかりませんが、後年大変な経験をしたと思い起こすことになるんでしょう。

先日来大統領の弾劾へ向けた手続きが始まったりもしてますが、来年の再戦に向け着々と自らの地盤は固めているトランプ。スポーツ界との関係ではNBA始めバスケ界からはトランプ時代になって以来White House訪問をするチームが現れていませんが、野球ではMLBから少年野球のLLWSまでWhite House訪問していることに。フットボールはNFLもカレッジも問題なく訪問を継続中。トランプにとってはうまいことに就任以来カレッジフットボールはトランプの圧倒的な地盤の南部の学校ばかりが優勝、NFLもPatriotsはHCのBill BelichickやオーナーのRobert Kraftがトランプ支持者とあって欠席をする選手はいてもチームとして訪問拒否はない、という具合。NHLの優勝チームも訪問をしているので、ふと気づけば結果的にはNBAが突出してWhite House訪問を拒否してる形になってしまってます。トランプ就任直後はNBAだけではなく他のジャンルでもかなり強い拒否反応を公言する選手がいたもんですが。

その取り残されたバスケ界NBAが先週来の中国絡みでの不始末。今週末のトランプの遊説でNBAへのジャブが飛んでくるのか来ないのか。

Clayton Kershawの6球

今季レギュラーシーズンを独走でNL西を制したLos Angeles DodgersがNLDS第5戦を逆転負けで落としてあえなくポストシーズン一回戦で消えています。106勝を楽々積み上げて勇躍ポストシーズンに登場、NLDSでも勝ち星を先行していたのにここで消えることに。この日の最終スコアは7-3、シリーズWashington Nationalsの3勝2敗で決着。

レギュラーシーズン終盤からDodgersのクローザーKenley Jansenが最大の不安材料とされていました。この日延長10回に決勝の満塁ホームランを被弾したのはJansenではないですが、そもそもクローザーがシーズンの運命のかかった場面でマウンドにいない、チームの信頼を完全に失っているということがこの事態を招いたといえるのでしょう。7−3となってからJansenは登板しています。
Dodgersはここ数年の事情から言ってWorld Series制覇が命題だったチーム。それが誰からも見えた弱点をもろに晒しての逆転負けですからこれはいよいよDave Roberts監督のクビは飛ぶのか飛ばないのか。106勝を積み上げてクビだったら記録ものなのではないでしょうか。

日本視線だとKenta Maedaが奮戦、NLDSの5試合中4試合に登板、4回1/3を1安打無四球無失点7三振。この最終第5戦も対した打者3人を全員三振に切って取る快投だっただけにもっとMaedaを勝負どころでつかっておけばという感想も出そうです。

それよりも試合のハイライトビデオで繰り返し報じられているのはDodgers大エースのClayton Kershawが8回に連続被ホームランでしゃがみ込む場面。この時点で3-3の同点に追いつかれています。Clayton Kershawさん、またもポストシーズンで大バスト、というこのイメージ。エースのKershawが痛打されての敗戦ですからDodgersも成仏するしかないんですが、うーん、という。

この日のKershawは7回のピンチにリリーフ登板。ポストシーズンならではの先発エースのリリーフ投入で盛り上がります。あの時点では本来のクローザーのJansenも、このシリーズ絶好調のMaedaも投入可能だったはずですがDave Roberts監督の決断はKershaw。2死2走者、2点リード。まさに勝負どころ。登場したKershawはここで3球三振でピンチを脱する。エース投入が成功して試合は最終盤へ。
ここでKershawを回跨ぎで8回も続投させたのですが、この回の先頭打者のAnthony Rendonが2球目を叩いてレフトへ、続いてJuan Sotoが初球を右中間スタンド中段にぶちこんで試合は3−3のフリだしへ。Kershaw、全部で6球。7回は3球でピンチを脱したのが、8回は3球で2被弾。そして繰り返し報じられるのは8回の2被弾ばかり。

これねえ。Dave Robertsはその前の試合のこともあるので続投させたような気がします。前の試合というのは絶好のリリーフ登板をしたMaedaを変えた途端の次の投手が崩れて第4戦を落としたこと。ファン・地元マスコミからはなぜMaedaに続投させなかったという批判は大きかった。それがあってもなくてもKershawの続投という判断はあったかもしれませんが、影響がなかったとも言い切れないような。たらればを言えばクローザーさえしっかりしていれば7回のピンチはKershaw、8回は好調Maeda、9回クローザーで勝ちパターンのはずが、Jansenがとても頼りにならないためその分Kershawを引っ張ったとも言えそうです。


ついでなのでもうひとつのNLDS第5戦の方もここで。
St. Louis CardianlsがMLBポストシーズン記録の初回10得点であっという間に勝負を決めてNLポストシーズン第2シードだったAtlanta Bravesを葬り去ってます。これ、気の毒だったのは転売市場で決戦第5戦のチケットを勝ったお客さんたちでしょう。2017年開場のBravesの現在のホームスタジアムはAtlanta市街から北へ大きくはずれた立地。この日はNLDSが2試合開催という都合もあってCardinals@Bravesの試合は通常よりも試合開始が早く、その上平日の郊外なので試合開始時にはまだお客さんが集まりきっていない状態。まだお客さんが来る前に10-0となって試合はこわれてしまっている。転売市場で良い金額を払って入場してみたら既に10−0とか11-0(2回3回にもCardinalsは加点)とか唖然とさせられたことでしょう。
これでNLは106勝Dodgers、97勝Bravesとレギュラーシーズンを賑わせた2チームが早くも退場。

Rays地元で2連勝でタイ Houstonと最終決着戦へ

Tampa Bay Raysが4-1でポストシーズン本命Houston Astrosを下してALDS第4戦を制しています。これで2勝2敗のタイとなって二日後に@HoustonでYankeesの待つALCSへの進出チームを決する第5戦が行われます。
最後にHoustonが2走者を出して粘ってはらはらさせられましたが試合全体はRaysが終始推し気味。いつもは閑古鳥のなくRaysのホームも満員かつ大盛り上がりの試合となり、こんなにファンがいるなら普段もうちょっと来てやってもいいのにとも。

Houstonは中3日でエースJustin Verlanderの先発で臨んだのですがこれが冴えず。初回につかまり3失点。その後も再三走者をためる苦しい投球が続きました。しかしながらRaysの追加点は4回のソロホームランの1点にとどまる。そこここに突き放せるチャンスがあったのを逃し続けたのがたたって最後にHoustonに追いつくチャンスがまわってきたわけですが、しのいでホームで2連勝。

この日のRaysは昨年革命を起こしたオープナー戦術を採用。今年は昨年ほどにはオープナーの起用は多くなかったもののレギュラーシーズンの43試合(全試合の26.5%)で同戦術を採用。オープナーで臨んだ試合の勝率は6割を超え(26勝17敗)ており、非オープナーの試合より僅かながら勝率は高い。両投手起用戦術の勝率が拮抗しているということはたぶんその戦術採用割合は適正と考えられるのでしょう。戦術革命2年目にして早くも適正値を会得したとしたらこれはなかなかに優秀であろうかと。

今シリーズ第4戦目にして初のオープナー戦術を採用。これはシーズン中の採用割合にほぼ等しいわけでRaysとしては通常運転。本命のAstrosを相手に見事オープナー戦術で勝ち星を拾ってRaysの首脳部はまずは面目躍如ということになりそうです。

Houstonの方は最終第5戦の先発は、第2戦でRaysを圧倒15三振を奪ったGerrit Coleが登場でしょう。もう後がないので温存している余裕はまさかない。第4戦にVerlanderを投入、勝ってALCS Yankees戦の初戦にColeを持ってこれるのが理想だったでしょうがRaysの抵抗にそうはならず。
Coleは中4日での登板。Verlanderの中3日はさんざんでしたがColeはどうなるか。第2戦でのColeの投球は素晴らしかったものの打線がリードを作れなかったため、8回途中まで続投、118球の熱投をしており、その上での次戦中4日の登板。休養十分だった第2戦ほどの投球ができるかどうかはその日になってみないとわからないでしょう。

一昨年Astrosが優勝したとき、Astrosは優勝したあとはマスコミに持ち上げられて強い強いと言われたもんですが、あのときもポストシーズン全体で11勝7敗。けっこう負けてます。今年も本命としてポストシーズンに入りましたがDSから激闘に引きずり込まれることになりました。

Brewers討ち死に

これはまた記憶に残る大変な敗戦の仕方になりました。MLB NLワイルドカードは8回裏二死からの大逆転でWashington Nationalsが4-3でMilwaukee Brewersを下してます。

8回裏を迎えた時点ではビジターのBrewersが3−1とリード。絶対のリリーフエースJosh Haderを予定通り投入したんですが、この日のHaderは球が荒れまくり。撒き餌としてのカーブも全然外れてるし速球もストライクゾーンから大きく外れる球が続き常にカウントを悪くしての投球。Hader投入は予定通りではあるものの、その前に投げていたDrew Pomeranzが2イニング完璧投球だったのでもう少し引っ張るという手もあったのではないかと後悔の残るところではないでしょうか。
先頭打者をフルカウントから三振の1死後、次打者もフルカウントからのデッドボール。これでこの回最初のランナーを出したんですが、ビデオを見るとバットに先に当たっているようにも見えなくなかったですがビデオ判定でもとの判定は覆らずデッドボール。続く打者もボールが先行しながらも三振で二死。その次の打者はバットをへし折ったんですけどセンター前にボールは落ちて二死1-3塁。そしてフルカウントから四球で満塁。苦しい投球でした。
二死満塁、新人20歳Juan Sotoがライト前ヒット。右翼手がこれを後逸して走者一掃3得点で一発で逆転。

初回に二番Yasmani Grandalの2ランホームランでいきなりリードしてそのリードをずっと保っての試合だったのが8回裏二死にひっくり返されてそのまま(タイムリー打を打ったSotoは挟殺プレーで逆転してすぐにチェンジ)9回表が始まりそのままのスコアで敗戦。

レギュラーシーズンの最後の勝負どころの試合でHaderが9回二死からホームランを被弾して地区優勝の機会を逸したのが三日前。あの試合も一度もリードされないままで9回に追いつかれ、10回にサヨナラ負け。この日もリードされていたのは9回表の時間にしたら僅か10分もないぐらいの間で、その前のすべての時間帯でリードしていたのに、という敗戦。
昨年のポストシーズンのスターだったHaderが今季レギュラーシーズン最終登板そしてワイルドカードと連続セーブ失敗してBrewersのシーズンが終わったことに。討ち死にですね。9月を20勝7敗。MVP有力候補のChristan Yelichをケガで失いながらこの成績でポストシーズンに臨んだんですが、この散りっぷりはなかなかに壮絶な感じです。昨年も大いに楽しませてくれたBrewersですがここで力尽きました。

試合決着後惜しそうだったのはキャッチャーのYasmani Grandal。Grandalは昨年はDodgersの一員としてWorld Seriesまで戦ったもののDodgersでは弱戦犯のようなポストシーズンでした。それがBrewersで昨年の汚名を晴らすような活躍の今季。この日もNationals先発のMax Schazerからの初球を強振、先制の2ランホームランでNationalsの出鼻をくじき、第2打席も再びSchazerの初球を捉えてライト深くへのホームラン性の当たりを飛ばして気を吐いてました。

どうせ全部は見られない

話のまとまりが悪くなりそうですが、与太話程度に読んでいただければ。

土曜日にMLBですごい試合があったようです。MLBのレギュラーシーズン最終日の前日に。その時点で唯一確定していなかったペナントレースNational League中地区。首位St. Louis Cardinalsを1ゲーム差で追うMilwaukee Brewersの試合、@Colorado Rockies戦。その日はSt. Louisが敗戦、Milwaukeeにとっては首位に並ぶ絶好の機会となった日です。高地に位置し長打が飛ぶ球場として知られるRockiesのホームCoors Field。しかし試合はロースコアの試合に。試合のハイライトビデオはこちら
ポストシーズンでお馴染みLorenzo Cainが僅差を救う好守備二連発、プラス激走ホーム憤死。試合全体でホーム憤死が3度も起こる大変な試合。MilwaukeeのエースJosh Haderが9回2死から痛恨の同点ソロホームランを被弾セーブ失敗(打たれた球は97mph=156㌔の変化球!)。チームは10回に力尽きてMilwaukeeは地区優勝への最後の機会を逆転負けで逃して2-3で敗戦。
翌日の最終戦はCardinalsが早々に大勝でMilwaukeeにチャンスなし。これでMilwaukeeはワイルドカードへまわっています。ホーム突入で傷ついたLorenzo Cainは翌日の最終戦は出場せず。心身ともに傷ついたBrewersがポストシーズンでどう戦えるか見ものではあります。

この試合、燃えると思うんですよね。いやーこんな試合を見たら野球が好きになってしまうだろうなあというギリギリの試合だったようです。でも当然のように見られないわけです。この時期の土曜日はカレッジフットボールが何十試合と放送されている。MLBにしても通常どおり15試合が開催されており、こんなすごい試合があっても、野球ファンであっても見られた人は地元ファンぐらいしかいないはずです。

まあそれはMLBに限らないと言えばそうです。カレッジフットボールは開催時刻がバラバラなので一日に5試合もそれ以上も見ようと思えば見られます(実際は私はそういうことを長年しました)が、例えばNFLは試合開始時刻を揃えているので日曜日に最大3試合しか見られない仕組みになってます。MLBもMLB.TVの契約でもしていないとたまたま全国放送の試合でもないと地元試合以外は見られません。その上MLBは連日試合ですからまさか当日以降に試合を見返すなんていうのはよほどのマニア以外まずほとんど誰もしないでしょう。
つまりはこんなすごい試合もまあほとんどの人が見られないのが標準であるということですね。
その上この時期になったら土曜日はカレッジフットボール、日曜日はNFLの試合が一般スポーツメディアでも報道の中心となりますから上で紹介したビデオのようなMLBの試合の高まりまで伝えることは不可能です。私がこの試合を知ったのは専門局MLB Networkでの試合の翌朝日曜朝の報道で。

なにが言いたいか自分でもよくわからないんですけど、MLBの他に類を見ない怒涛の物量のレギュラーシーズンとはこういうモノなのだ、見られないモノなんだなという再確認。長い長いレギュラーシーズンを戦った末に短期決戦のポストシーズンで優勝チームを決めることの是非というのがあるとは思うのですが、MLBの場合レギュラーシーズンの物量がすごすぎて一般アメスポスポーツファンはまず追いきれない物量マックスになっているという理由で、絞って見られるポストシーズンはあっていいのかなと納得したというか。

書き始める前の予想通りまとまりが悪くてスミマセン。


NBA評判の悪いフリースロー改革案 MLBは?

バスケNBAのキャンプインの時期となりました。ここ数日は各チームがメディアデーとしてチームメンバーが全員メディア対応を受ける日として露出。また新しいNBAシーズンが来るのだなあという感じです。

さてその時期に合わせての発表なのだと思いますが先週、NBAがフリースローの改革案を打ち上げ、下部組織のG-Leagueで実験をするとしています。フリースローの機会は今後基本的には1投のみ。これまでのルールで2本投げるべき場合にはその1投が入れば2点、3本投げるべき場合はその1投が入れば3点とする、というものです。かなりの時短効果は図れそうです。
これはBig3という3人制プロ組織が採用している仕組みに似ています。後発のBig 3はかなり自由にバスケのルールをいじって実験的なことをしていますが、フリースローという退屈な時間を削る目的でこれが採用されています(正確には3ポインターへの反則は3ポイントライン正面から投げる)。NBAでもカレッジでも終盤の僅少差の時間帯ならともかく、それ以外ではフリースローに要する時間は全体の試合のフローの中でかなり淀んでいると私も思っていたので改革の標的になるのは理解できるところ。
NBAの手を緩めない試合=商品の質向上の努力は評価されて良いように思います。

ただネット上の意見やスポーツトークショーを見ていると賛意を表している人は少ないです。かなり様相が変わる可能性があるので拒否反応があるのでしょう。Big3を見ている人は少ないでしょうからそちらで実験的に行われている状況もあまり知られていないことでしょうし。個人的にはこの改革はアリだと思います。
なおこの新ルールは最終第4Qの残り2分と延長戦には適用されません。その時間帯は従来どおり。
(そうなると残り2分ちょうどのタイミングで3ポイントラインからのシュートにファールが宣告された場合、1ショットか3ショットかでモメるという未来がどこかで必ず到来するんでしょう)


これと比較するとMLBの時短努力の回避ぶりは目立ちます。現行でもNBAの方がずっとペースが早く、試合時間も短いのに、さらに時短を目指したルール改良試験をやるというのに、MLBの方が最近また言い出した秋季リーグ向けの改革はロボ審判です。時短の可能性はほとんどない改革でしょう。ということはまたNBAとMLBの試合時間の差が広がるのですね。

MLBコミッショナーが時短について何を考えているのかよくわかりません。ピッチクロックは次期労使協定の時期まで延期とか。無制限タイムアウトに数の制限はつけたけれどまったく時短になる効果はない緩い量的制限のみ。前コミッショナーの置き土産の打席外しの禁止は現コミッショナー就任とともになし崩しで霧散。珍しく良い案だと思われたイニング内での投手交代を1人に限る案もそれっきり話が聞こえてこないで代わりにロボ主審。
何を考えているかは存じませんが、MLBがアメスポ3大スポーツの中で試合のエンタメ度を上げる時短改革スピードが抜群に遅いことは間違いありません。既にNBAと張り合うことは諦めてアメスポ第3位に安住するつもりなんでしょうか?安住なんていうことを考えていたらそのうち次の波が来たらまた抜かれる標的になるばかりですが。

Raysポストシーズン到達

MLBがレギュラーシーズンの大詰め。NLの方は既にポストシーズン出場チーム5チームは決まっていた(まだ地区優勝チームは未決定)のですが、ALの方は昨夜やっと確定。Cleveland Indiansがこの勝負どころで痛恨の3連敗で脱落、Tampa Bay RaysとOakland Athleticsがワイルドカードに当選しています。

Tampa Bayの方について。オフにTampa Bayが戦術解析専門のスタッフをベンチ入りさせたことは当ブログでも書きました。Tampa Bayは昨季誰も気にしてくれない90勝でポストシーズンをのがしていたわけです。「戦術の洗練化で7勝を積み上げられるならばプレーオフ進出が望める位置に既にいる」と当時書いたのですが、ポストシーズン到達が決まったこの日の勝利でTampa Bayは今季96勝目(あと消化試合2試合残り)。きっちり目標の勝ち星を昨年に上乗せしてのポストシーズン到達なわけで、Tampa Bay的にはしてやったりでしょう。

一発勝負のワイルドカードは何をどう解析したってどう転ぶかはやってみなくてはわからないですが、もし勝ち進んで本命Houston AstrosとのALDSとなったらどんな手が出てくるのか楽しみです。

ワイルドカードはA's対RaysというMLB屈指の不人気チームの試合となりました。まだどちらの地元で開催になるのか決まっていない(そういう意味では上で残り2試合を消化試合と書いたのは正確ではないですね)ですが、さすがにポストシーズンならTampa Bayも客席は埋まるのかな?


A'sがポストシーズン進出したのですが、NFL Oakland Raidersと共用するスタジアムで、NFLが野球場の芝の上でプレーするといういまとなっては珍しい場面はもう再現されないことになってます。というのもRaidersが同所で次にホームゲームを開催するのは11月3日。予定通りならWorld Seriesも終わっている時期だからです。途中に一度Raidersはホームゲームがあるんですけど、これは英国ロンドンでの中立地開催=記録上だけホームチームという試合だからです。
記事検索
最新コメント
読者登録
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文