アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Football

ジャンル間の仲良し度

ゆうべのTNTでのNBA放送のスタジオ部分でのことです。司会のErnie Johnsonさん(非アスリート)がGeorgia出身だそうでGeorgiaのフットボールジャージを着込み、デスクの上にGeorgiaのヘルメットを置いて放送。TNTのスタジオ解説陣はShaquille O'Neal (LSU出身)、Kenny Smith(North Carolina)、Charles Barkley(Auburn)の三方。Ernieも含めて全員南部の学校出身、三名はSEC校の出身者だったわけですね。Georgiaが最後まで全米優勝戦線にからむのはほぼ20年ぶりでもありカレッジフットボール談義で盛り上がっていました。今季の優勝争いに大きく絡んだAuburn出身のBarkleyがUCF戦での敗戦の言い訳をしてみたりとかなりの時間を割いていました。

これ、おもしろいと思います。TNTはTurner系列の局であり、同系列にはカレッジフットボールの放送の手持ちはありません。同系列でスポーツの定時放送があるのはTNTのNBAと、姉妹局TBSでのMLB放送ぐらい。March Madnessの頃にはCBSと提携して同大会の試合を放送したりしますがそれはバスケに限ったことであり、CBSは提携先ではありますが同系列ではない。

つまりジャンルとしてのカレッジフットボールをプッシュする政治的な動機はTNTにはないはず。でも延々こういう与太話をNBA番組の観戦者相手にしてしまうわけですね。これが許されるのはアメリカのスポーツファンはNBAも見ればカレッジフットボールも見るのが自然、ジャンル間のいがみ合いがなく、スポーツファンが複数のジャンルをまたぐのが当たり前だからでしょう。

先日来当ブログで展開しているスポーツ対非スポーツのエンタメ業界の争いの話題を考えるとこういうスポーツジャンル内・ジャンル間の協調性は大事な要素かもしれません。

尚、NBAの試合の方はKevin Durant抜きのGolden State WarriorsがJames Harden抜きのHouston Rocketsに勝利。それぞれスター抜きにしては好試合ではあったと思います。第二試合ではOklahoma City ThunderがLos Angeles Clippersに勝利。Thunderはやっと成績が安定してきました。前半から高得点モード(但しClippersも追従)、シーズン前に期待された対Warriorsの脅威となるにはもう一息という感じでしょうがやっと強い日は強いなという感じになってきたようです。プレーオフの頃までにさらに戦力整備できるのか。

Brownsに指名されるQBは幸せになれるか

UCLA QB Josh RosenとUSC QB Sam Darnoldが相次いでNFLドラフト入りを宣言。40分差で宣言が公表されたようで、同市内の二人の間になんらかの意思疎通があったんでしょうか。

ドラフト予想はもう少し先にならないと意味がないので避けますが、今季16戦全敗(昨季から通算1勝31敗)のNFL Cleveland Brownsが全体1位と4位の指名権を持っており、少なくともどちらかの指名権を使ってQBを指名すると予想されています。RosenとDarnoldがドラフト入り宣言を遅らせていたのはBrownsに指名されたくないからだ、という噂も流れるほどBrownsの最悪ぶりは際だっています。Brownsの弱さはドラフトの不手際というよりも選手育成能力の欠如の方にあるとされるためRoseやDarnold、またはWyomingのJosh Allenといった今季のカレッジの有望QBたちの誰が入ってもそう簡単に勝てるようにはならないと言われてます。

Clevelandの若手育成の不手際の印象を強める話題がレギュラーシーズン終了後にもありました。カレッジの各校の最上級生を集めたSenior Bowlという試合が毎年あります。これをNFLチームのコーチ陣が指導するのです。つまり選手たちにとっては疑似NFL体験となるし、指導する側からすると一種のオーディションの機会となるのです。ドラフト上位指名確実な選手は来ませんが。

でその指導に当たるのがDenver BroncosとHouston Texansとなると昨日発表になりました。昨年はCleveland Brownsがその任に当たり、計4名をSenior Bowl出場者から獲得しました。他のNFLチームよりドラフト下位の選手の選別で先んじることができたというわけです。今季も再びBrownsはやる気満々だったのが、なんでも昨年の同イベントでの練習セッションがグダグダで批判を浴び、それが理由かどうか今季はその任から外されたというのです。やれやれという感じです。

他にもBrownsは今季途中、トレード期限直前にQBを獲得することを発表しながら、実はNFL本部へ送るべき書類を送り忘れたという情けない理由で獲得失敗したという事件もあり現場から背広組までたるんでいそう。その辺の事情を見ているとRosenにせよDarnoldにせよ行きたくなくなるのはよくわかります。

二人同時にNFL行きで腹を括ったということですからほぼ50%の確率でどちらかはBrownsで苦労、もう一人はセーフということに。セーフと言っても以前はNFLのダメフランチャイズの一角だったNew York Jetsに指名される可能性もありますが。

UCF 全米優勝を宣言 ボーナスも払う

カレッジフットボールで今季唯一の全勝校13戦全勝となったCentral Floridaが全米優勝を宣言しています。CFPの優勝戦は月曜日にGeorgia x Alabamaの間で争われますがそれを前にUCFは優勝を祝って祝勝パレードを企画。UCFはフロリダ州オーランドにキャンパスがあり、オーランドはDisney Worldの街でもあります。アメスポの各ジャンルの優勝チームがDisney Worldに招かれるのは伝統に近くなっており優勝チームが「We're going to Disney World!!」と叫ぶシーンはお馴染みのもの。そのDisney World内で日曜日に祝勝パレードを行うことになる運びです。

月曜日にCFPの優勝を争うGeorgiaは今季13勝1敗、Alabamaは12勝1敗。それぞれ1敗を喫した相手がなんとAuburn。そう先日UCFがPeach Bowlで勝利したそのAuburnです。あいつらはAuburnに負けた、俺達は勝った、と言ったかどうかは知りませんが、SECの強豪であるAuburnに勝っての全勝は立派な成績であることは否定し難く独自の優勝宣言もマイナーカンファレンスの意地と意気を感じさせるものであります。選手学生ファン、それぞれ楽しんでいただきたいです。Scott Frostはじめコーチ陣は同パレード・祝勝会には参加せず新任地のNebraskaへ金曜日に移動するそうです。

但しFrost以下コーチ陣の多くは学校からボーナスを受け取ることになるとか。契約の中で「全米優勝したら幾ら」という条項が含まれており、今回UCFが優勝を宣言するためにこれらのボーナスを喜んで支払うというのです。Frostは$200,000(約2000万円)を受け取るそうです。おもしろいです。この金額を払うことでUCFは未来永劫にフットボールでの全米優勝を名乗るの権利を得たということですね。UCFは全米一学生数の多いマンモス校ですからたぶん合計5000万円足らずのボーナス支払いで全米優勝を名乗る権利を買うぐらいお金の面ではまったく問題がないのでしょう。

元々FBS/D-Iの優勝校の「優勝」というのはNCAAに認められた優勝ではない、特殊なタイトルであり、歴史上多くの2校以上の優勝校が存在したシーズンがありますからUCFの優勝宣言もカレッジフットボールの歴史の中ではさほど突飛なものではないです。

UCF全勝フィニッシュ

No. 12 Central Florida x No. 7 AuburnのPeach Bowl。この試合は個人的に期待していた試合。結果は34-27でUCFが堂々SECの強豪Auburnを下して13戦全勝としています。一部ではプレーオフに進出したGeorgiaを「SECで三番目に強い学校」と評する向きもあった。つまりAuburnの方がGeorgiaないしはAlabamaより強いだろうというわけです。Auburn x Georgiaは今季二度対戦して1勝1敗、Auburn x AlabamaはAuburnの勝ちでした。二番目か三番目かはともかくAuburnがSECのトップ校の一角であることには異論はないはず。そのAuburnを相手にUCFが堂々の試合ぶりだったのが勝ち以上に良かったです。

カレッジフットボールの時代がBCS時代から現行のCFP時代に移行する中でUCFのようにマイナーカンファレンスで突出した成績を挙げたチームを排除しようという見えない力がカレッジフットボールの過去のどの時代よりも強くなっているように感じます。その力に対してフィールド上で返答を返したこの日のUCFの勝利だったんじゃないでしょうか。Auburnのできが悪いというような試合ではなく、二つの好チーム同士による激戦でしたから。

この試合、UCFは既にNebraskaの新HCに就任済みのScott Frost HCをこの試合まで指揮を依頼。Nebraska側もそれを了承してFrostのUCFでの最後の試合に。UCFは2シーズン前には0勝12敗だった学校。それをたった2シーズンで13戦全勝のチームに作り替えた。2シーズンということは全敗だった頃の選手もまだたくさん残っている。Frostの下で獲得したリクルートだって大した選手が入っているわけではないでしょう。それでもSECの強豪を真正面からの勝負で倒してのフィニッシュできた。文句なしでしょう。

シーズン中にも書きましたがカレッジフットボールはNebraskaがいないとやはりつまらない。Big Ten西地区を活性化させるためにもNebraskaがFrost新HCの下で復活することに期待したいですね。


尚、Big Tenは今季プレーオフ進出できなかった鬱憤を晴らすためかボウルで奮戦。今日元旦のMichiganはSouth Carolinaに敗戦しましたが、それまで7戦全勝でした。

Alabama, Georgiaが準決勝突破

カレッジフットボール準決勝二試合が元旦にあり、SECのAlabamaとGeorgiaが勝ち進んで次週の全米決勝はSEC対決となっています。いずれの試合もなかなかの熱戦で楽しめました。

Rose BowlでのNo. 2 Oklahoma x No. 3 Georgiaの一戦はOklahomaが序盤から次々と得点を重ねて一気に抜け出してしまいそうなところから、よくGeorgiaが盛り返し、最後は延長戦の末54-48。こういうハイスコアリングの接戦というのは今季Oklahomaは何試合も切り抜けてきており、対するGeorgiaは競り合いの試合がほとんどない。Oklahomaペースだと思われたんですが、ハーフタイムを挟んで一気にディフェンスを立て直したGeorgiaの粘りが光りました。前半あれだけ易々と突破されていたラインでの戦いをあそこまで変える手腕はGeorgiaのコーチ陣のお手柄か。新一年生QBのJake Frommの落ち着きも出色。

試合の流れは前半終了間際まで31-14、後半は攻撃権を持ってスタートするのでこの行きおいだと一気に38-14となってハーフタイム直後に勝負がついてしまうかも、という感じだったのが、ハーフタイム直前のキックオフのミスでGeorgiaにFGを献上31-17としたのが結果的には競り負けの理由のひとつに。後半の勝負所でもFGブロックを喰ったのもあって、スペシャルチームでの細かい失点で勝負を失ったとも言えます。

Sugar BowlのNo. 4 Alabama x No. 1 ClemsonはAlabamaの完勝。三年連続でのプレーオフでの顔合わせとなった両校。過去二年は決勝で星を分けていたわけですが今回のAlabamaの完勝でなんとなく決着着いた感じじゃないでしょうか。ACC優勝戦でMiami-FLを一蹴していたあの圧力でAlabamaオフェンスに襲いかかったんですが、Alabamaが一枚上手だったと言えましょう。勝負を決めたのはAlabamaディフェンスのINT。ディフェンスラインマンがINTを取り、続く攻撃でそのディフェンスラインマンをゴール前オフェンスでFBにセットしてTDパスを取らせるという奇策まで繰り出してきました。最終スコアは24-6。試合はAlabama完勝ですが、かなりケガ人が出ているのが気がかり。シーズン中もLBにケガ人が嵩んでAlabamaは苦しみました。一ヶ月の休養期間中にもケガ人が出たようでしたし、次週の全米決勝戦にどういうコンディションで臨めるのか。

Lane Kiffinまさかの残留

意外な方向になってます。Florida AtlantincのHC Lane KiffinとFAUが10年契約を結んだとか。今夜FAUは地元でBoca Raton BowlをAkron相手に戦っており、いままだ試合は終わっていませんが50-3の圧勝。あの我の強く性格の悪いLane Kiffinが残留とは。メジャー校からのオファーがなかったということなんでしょう。今季Conference USAに所属して11勝3敗(今夜の試合を含む)の好成績。それもオフェンスで一流の冴えを見せて、ほとんどKiffin以前にリクルートされた選手達(=質は相当落ちるはず)を使って昨季の3勝9敗最下位のチームを一気にカンファレンスチャンピオンに。

Kiffinのことですから長期契約を結ぼうと来季以降でも好オファーがあればFAUなど足蹴にして出て行くのは想像できますから学校側からすれば10年契約だといってもさほどリスクもないのかもしれません。2年でも3年でもいてくれればリクルートの質が向上する。それで高校フットボールリクルートの宝庫フロリダ州で第5の学校として地位が固まればそれで万歳というあたりが読みでしょうか。

まさか残留すると思っていなかったので触れてませんでしたが、実はFAUは2018年2019年シーズンにビッグマッチを予定しています。2018年はOklahoma、2019年にはOhio Stateとの試合が組まれています。OklahomaやOhio Stateというカレッジフットボールのプレミア校を相手にLane Kiffinの渾身のオフェンスを炸裂させる絶好のチャンス。Oklahomaは今季プレーオフに残っており全米チャンピオンとなる可能性もあり、それに挑戦できるなんてマイナー校にとってはこれほどの機会はまずめったにないです。


ご存じない方のために説明しておきますが、Lane Kiffinという人はオフェンスの指揮では屈指の能力の持ち主ですが、カレッジおよびNFLで若くしてHCに抜擢されては各地で問題をおこし、去った元所属チームオーナーやファンに嫌われ、発言にさまざまな嘘の多い人物的に問題のある方です。過去何度か当ブログでもとりあげました。それこそ10年契約を結んでも今オフ中にどこか別のところへ去っても不思議じゃない、そういうタイプです。

GM & HCを解任したNFL Giantsに陰謀説

変なタイミングでNFL New York GiantsがGMとHCを解任発表しています。ここまで今季2勝10敗。HCが解任になるのは何ら不思議のない成績です。GMを一緒に解任というのもまあありなのでしょう。解せないのはGiantsはタンクしていたんじゃないのか?というところ。勝つつもりがあって、そのシーズンに希望がなくなってHCを解任するならともかくなぜ今とは思います。シーズンがダメなのは0勝5敗の時点で明らか。もしそれでも足りないというなら1勝8敗の時点でも良いですが、なぜここまで引っ張った?という感じです。途中からは忠実にタンクの役割をしていたんじゃないの?という疑問。

ニューヨークのメディアからは陰謀説も出ているようです。曰くGiantsのオーナーはとうにGMとHC解任の腹を決めていたのだが、連続先発記録を継続中だったチームの顔であるQB Eli Manningの記録を途切れさせる汚れ役を彼らに押しつけ、それが完了してからこれ以上用なしになった彼らを解雇したのだ、という説です。なるほど、あり得そうな話です。連続出場記録の類というのはなかなかにチーム側からするとうっとうしい記録。特にEliのようにGiantsに二度もSuper Bowl勝利をもたらしてくれた功労者の退場は気を遣わねばならない。自分で切ると批判がオーナー側に来るので中間管理職に責任を押しつけて次の時代へという感じでしょうか。

後任にはAlabama HC Nick SabanやMichigan HC Jim Harbaughの名前が早出し情報で挙がってます。む。Harbaughはぴったりの職のような気がしますね。ちょっと前にも書きましたがMichiganで今季はずいぶん静かに口を噤んで1シーズン過ごしましたし、あいかわらずOhio Stateに勝てないし、今オフには取り沙汰されないでしょうが同じようなシーズンがもう1シーズン続くと次オフには交替論が出始めそうなのはご本人も感じているはずです。Nick Sabanの方はまたプロでやろうなんていう気持ちを持っているんでしょうか。Dolphinsのときは散々でしたが。それにSabanのAlabamaはプレーオフがありますから少なくとも新年までは忙しい。まさかGiantsのHC職がプレーオフを抛って就くようなそこまでの魅力ある地位とも思えませんから、Saban狙いならNFLレギュラーシーズン終了後の話となります。だったら今HCを解任しなくてもいいですよね?

新GM、新HC、そして新QBで完全出直しモードのGiantsということに。Eli放出も現実的になってきたようです。

ESPNの解説者は見映えがいい

MLB New York Yankeesの監督にAaron Booneが決定しましたね。短期間Yankeesに在籍したことはありますがOBと呼べるほどの期間在籍したわけでもなく、最後はオフに契約解除事由となる(バスケをして遊んでいての)ケガで解雇されている。印象に残るポストシーズンでのホームラン一発だけがピンストライプでの記憶だった方です。その後ESPNで野球解説をやっていたようですが指導経験はないまま、近い将来が明るいYankeesの監督就任となりました。このYankeesの監督採用の途中経過を聞いていてもYankeesはベテラン監督を採用する気は最初からなかったようです。

カレッジフットボールで後任選びが難航(既に難破に近い)しているTennesseeも第一希望にESPNで全国放送Monday Night Footballを担当するJon Grudenを挙げていました。こちらはNFLでの優勝経験もあるので実績あり、Booneとは意味合いは違いますが。Grudenはオフシーズンにもドラフト生との1-on-1番組を毎年持っていてそちらでも顔が売れていました。

他にもESPNでNFL LiveなどNFL番組のスタジオ解説をやっていたHerm Edwardsが先日Arizona State Sun DevilsのHCに就任。こちらもNFLでのHC歴はありますがカレッジHCとしては初登場。カレッジの現場に携わるのも1989年以来とかなり意外な人選だと思いました。御年63歳。Hermは話がおもしろいのでレギュラー番組だけでなくESPNの看板Sports Centerや各種トーク番組にもゲスト出演するなど目立ったコメンテーターでした。

この3人の共通点はアメスポメディア最大手ESPNのレギュラー解説者としてTVで顔を見かける機会が多かったことでしょう。最近はFS1やNBCSNなど他系列も頑張ってはいますが視聴率・露出ではいまもESPN系列が日常のスポーツ報道では圧倒的な地位。そのESPN系で定期的に顔出しする立場の解説者達が好条件で指導現場で求められていることになります。安易な感じもしますが、若い選手たちにはそういう人の方が良いのか。

ノスタルジーに乗せてNebraska復活なるか

プレーオフやボウル戦の発表などカレッジフットボールの世界は話題が豊富な日曜日だったため地味な扱いになっていますがNebraskaの新HCに就任したScott Frostの就任記者会見がなかなか泣かせるものがありました。特に同州や同校につながりのない私が聞いていてもグッとくるような所信表明会見となり、古豪復活なるか期待したくなりました。

土曜日に前任のCentral Florida KnightsがAAC優勝戦を激闘の末勝ち抜き全勝でシーズンを終了。メジャーボウルであるPeach Bowl出場も決定。UCFのADは退任したFrostにPeach Bowlでの指揮をしてくれるよう公に表明。Nebraskaはボウルに出場しないのでFrostがNebraskaに就任しても公式の練習はできないため時間はある、なんていう理屈です。辞めた学校の指揮というのは珍しい話ですがどうなるか。今年からフットボールのリクルートのEarly signing dayが12月20日からなのでそちらが気になってとてもUCFのボウルの練習には付き合えないんじゃないかと思いますが。それでも辞任した学校からも惜しまれて去れるのは幸福な辞め方であるのでしょう。

Nebraskaで記者会見に臨むために同校に到着したFrostの就任を激励祝福するために100人ものNebraska時代のチームメイトが集まって出迎えたそうです。期待の大きさを感じたはず。続く記者会見ではFrost自身がTom Osborneの下でプレーした時代のように「ネブラスカ州の住民のすべてが連帯して誇りを感じるチームを再び作りたい」と熱く表明。UCFで0勝12敗だったチームを僅か2年後に12戦全勝のチャンピオンに作り替えた男の発言なので説得力が違います。いよいよNebraskaの逆襲復活が始まるのかもしれないと期待されられます。

Tom Osborneが退任したのが1997年。そしてその年がNebraska最後の全米制覇(スプリットですが)のシーズン。Osborneの後任だったFrank Solichの下で2001年のBCS優勝戦に進んだのがNebraskaが最後に全米優勝戦線にからんだシーズンでした。当時のNebraskaはプライド高く、僅か二年後に10勝3敗でSolichを解雇。プレースタイルを伝統のオプションランチームからプロスタイルへ変更したものの突き抜けた成績を挙げることができないまま目立たない地方校になってしまった。過去の栄光があまりに輝かしいので地元の落胆も相当に大きかったことでしょう。Big Tenに途中移籍して過去に激闘を重ねたBig 8/Big 12当時のライバル校との対戦がなくなったのもNebraskaファンにとっては寂しかったはずです。

Nebraskaが現在所属するBig Ten西地区はWisconsin以外は強い相手はいない。Nebraska自身の来季および近い将来のnon-conference戦もロクな相手が予定されていない(2020年にOklahomaと対戦するまで)ですからレベルアップがあればすんなりと勝ち星は増えるはずで、意外にも早く復活できたりするのか。私個人的にはやはりNebraskaは強くあって欲しいというノスタルジックな思いもあるのでこの若い有能なHCの登場は期待してしまいます。

記事検索
最新コメント
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文