アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Football

独立校UConnがシーズン全キャンセル

カレッジフットボールシーズンが近づく中、UConnがシーズンキャンセルを発表しています。UConnは独立校となっており、メジャーカンファレンスが既に対外試合をキャンセルする事態となって対戦相手にも欠く状態となっており、代替の試合をセットしてシーズンを戦うことよりもキャンセルが妥当という判断に傾いた模様。元々UConnはフットボールでは後発校で、昨季までAAC所属。今季から独立校化して将来の他カンファレンス移籍を模索していたのが、今回の疫禍で拠り所がなくなりシーズンキャンセルに追い込まれたことに。
同じ独立校でもNotre DameはACCに取り入ることに成功してACCチャンピオンへの道も開けているのとは人気実力TV契約格とすべてが違うので仕方ないです。

メジャーカンファレンスではSECがカンファレンス内のみと発表してSEC、Big Ten、Pac-12がひきこもり。ACCとBig XIIが1試合のみ対外試合ありとしているのですが、UConn視点だと予定されていたOle Miss戦がキャンセル。ACC所属の2校@Virginia戦と@North Carolina戦は開催される可能性はあるはずですがこの時点でUConnがシーズンキャンセルを決めたということは色良い返事をもらえていなかったということだと考えて良いのでしょう。
ACCが対外試合を1試合行なう可能性を残したのはSEC所属校との定期戦開催の可能性を考えてのはずですが、SECが対外試合をキャンセルしたことでACCも実質的にACC内の対戦のみになってしまう可能性もありそうです。

ほぼ同じタイミングでBig Tenがスケジュールを発表、シーズン開始を早めて9月3日からシーズン開始とか。キャンパス内でのクラスター発生など事が最悪の事態を迎える前にできる限り試合を消化したいということなんでしょう。伝統のOhio State x Michiganは10月24日の開催。例年シーズンの最後の試合として予定されるこの定期戦もシーズン途中停止の可能性が否定し難い中、開催可能性がより高い時点での開催を目指したってことでしょうか。

ACC+Notre Dame

ACCがフットボールシーズンの概要を発表しています。あくまでうまくいったらという話ですが、Notre Dameを交えてACC内で10試合のカンファレンス戦を1リーグで戦い、上位2校がACC優勝戦で戦うということになったそうです。それ以外に各校1試合のnon-conference戦を行なう、全11試合のレギュラーシーズンということです。
Big TenとPac-12がカンファレンス外の試合をしないと引きこもったのにほど近い、しかしながら1試合の制限付きで特別な試合を開催できるという部分で自由度を確保した話です。

以前にNotre DameをACCに混ぜる可能性については書きました。目新しいのはACCの通常年の2ディビジョン制から1リーグ制にしたところ。これはもうClemson x Notre DameのACC優勝戦での再戦希望という意味でしょう。
普通のシーズンではないのでシーズン途中で予定された試合が欠けたりすることは想定しておくべきで、Big Tenでも議論されていましたがディビジョン内対決を優先的に消化しないとまずい、という点がある。ACCの最大の目玉カードのClemson x Notre Dame戦は(疫禍の影響が少ないはずの)シーズンの早い時点で消化したい。そうなると2ディビジョン制のままだとレギュラーシーズンで対戦するClemson x Notre Dameは同じ地区にすべきということになって、ACC優勝戦で対戦する可能性がなくなってしまいます。
それを解決するために2ディビジョンなんてやめちゃおうと、いうことでしょう。理屈はよくわかります。良い解決方法であるとも言えます。過去のACC優勝戦はロクな試合がなかったですからこの機会にというのは良い判断ではないかと思います。
あとは両校が思惑通り好成績でシーズンを駆け抜けてくれるかどうかですね。

オマケの1試合は、ACCには対SEC校とのライバル戦がいくつかあります。Clemson x South Carolina、Florida x Florida State、Georgia x Georgia Tech、Kentucky x Louisville。これらはこれから発表されるであろうSECの意向次第。SECがひきこもりを決めればなくなりますが、ライバル各校はやりたいという意向と伝えられてます。

Notre Dameのnon-conference戦の選択肢はNavyとのアイルランドでの遠征試合がキャンセル、@Navyに振替になっているようですが、今回のACC発表のルールではアウェイ戦は不可(疫禍対策が理由)とか。@Notre Dameに開催地を変えれば伝統の定期戦が維持できることになります。Notre DameはSECの対Arkansas戦を残すという可能性もないではないですが、なんとなくですがNavy戦の伝統の方を取るような気がします。Navyから見てもNotre Dame戦はぜひやりたいはずなので開催地変更でもなんでも飲むんじゃないかな。あとはTV局絡み、契約金絡みでArkansasがどれだけ巻き返せるかでしょう。

Michigan Stateが全員隔離措置へ

Big Ten所属のMichigan Stateのフットボール部員全員が2週間の隔離措置となったようです。いま7月末。ここから2週間というと8月上旬に隔離措置が終了することになります。Michigan Stateの所属するBig Tenは既にnon-conference戦の全面キャンセルを発表済、その後のスケジュールは未定となっているためMichigan Stateの今季初戦の予定もまだわかりませんが、ぼつぼつ危険な状況が発生してきたことになりそうです。

2週間の隔離措置が成功すれば9月上旬からのフットボールには十分間に合うタイミングですが、なにせ年齢が子供にほど近いカレッジアスリート。体力も余っていて、まだ学校の授業も始まっていないわけで、このタイミングで隔離となったら暇で暇で必ずなにかしでかすんじゃないんでしょうか。おとなしく全員が2週間閉じこもってるとはとても想像しにくいです。
症状が悪化した選手が出れば危機感もあるかもしれませんが、この年齢層だと症状が極軽いまたは無症状の場合も多く、どうなるか予断を許さないように思われます。

ついでに指摘しておくとミシガン州は大麻の娯楽使用が合法化されているため、暇を持て余した選手から使用者が出る可能性なんてのも心配しておく必要もあるのでしょう。

この手の問題が同校だけにとどまると考えるのはなかなか難しい。同様のケースはこれからも増えると想像した方がよく、そこへさらに一般学生も大挙キャンパスに戻ってくる時期になったら収拾がつかない事態も想定すべきでしょう。

Bowlはどうなるのか

カレッジフットボールを春シーズンに移行するという案の現実味が増してきている現在。それに関連してスポーツマスコミがまるで書いていないので気になっている件があります。12月のボウルシーズンをどうするつもりなのかという件です。

通常のカレッジフットボールシーズンではほぼFBSの半数の学校がボウルに出場します。一応足切りはあって勝率5割以上が目安になりますが、予定されるボウルの出場枠に勝ち越し校が足りないと適宜特例を設けて出場校を確保したりします。ボウルというのは一部の高額賞金ボウルやプレーオフの準決勝を兼ねる試合以外はただの花試合的なものなので、固いことを言わずに適当に出場させて、上級生の思い出に、選手家族がホリデーシーズンのバケーション旅行を兼ねて遠征地に行ってのんびり応援。NCAA側から見ればボウルのスポンサー企業のニーズにこたえてあげるといった感じの、ゆるいものです。
2020年シーズンのボウル出場基準も既に緩和が発表されています。

緩和はともかく、もし秋シーズンがない場合のボウルシーズンはどうなるのかという方が私は気になります。シーズン自体が春に動くとボウルも一緒に動くのでしょうか。もしそうだと真夏のボウルシーズンということになります。元々年末年始の寒い時期にボウルは予定されていたためボウルは暖かい土地での開催が多い。場所が同じままで真夏になったら灼熱の土地が多いです。そんなところで試合ができるのか。ドームで開催のところは関係ないでしょうが、そんなところばかりではない。

他方まさかと思うのですが、カレッジフットボールのレギュラーシーズンは春に動くが、12月のボウルは動かさないという可能性はまだあるのでしょうか。もしそうなったら一大事です。提携しているカンファレンスから適当にボウルが招待校を決めて開催するのはまあ良いとして、問題は春シーズンの前にしての1試合になるので花試合ではなくなってしまい、真剣勝負になってしまいます。例年ならメジャーカンファレンスの3位対4位とかそんなどうでも良い試合だったはずの群小ボウルがいきなり春シーズンの前哨戦として開催されることになるわけですよね。
ファンからすれば例年よりもずっとおもしろい話になるはずですが、これがあるのかどうか。

ボウル主催者が何をどう考えているのかまったく話が聞こえてこないところが不気味です。

Big XIIは引きこもらない予定

あくまでも現時点では、という話ですが、カレッジフットボールの5大カンファレンスの一つであるBig XIIは他カンファレンスに追従せず、予定通り12試合全試合を開催する予定であるとしています。Big Ten、そしてPac-12がnon-conference戦をキャンセルすると発表したときには他のメジャーカンファレンスであるSEC、ACC、Big XIIも追従するのかと危惧されたのですが、ドミノ的には他カンファレンスはそれに追従せず。この辺はカレッジスポーツの意志決定系統が分散している結果と言えるのでしょう。

ほぼ同時点でNCAAがフットボールシーズンを春に移行する可能性について言及しています。こちらもあくまでも言及しただけで、秋シーズンでの開催に全力を尽くすという点も強調しています。全力は尽くすがダメなら春という二段構え。春シーズン移行については当ブログでは4月の段階で言及済み。フットボールがないと各校ともに予算が立ち行かなくなるので最悪春にずらしてでもやるぞというのはビジネス的には理解できる範囲と言えます。

Big XIIが遅れて今の時点でフルシーズンを開催するとわざわざ発言するのはもう秋シーズンの開催の可能性が減退してきたということのようにも深読みできそうです。Big TenとPac-12が先行して発言したことで、試合を失ったNotre Dameを始めとした独立校や、有名校との対戦予定が消えてしまったマイナー校は春シーズン移行の方がメリットが大きくなってしまっているので、NCAAという組織で意志決定をしようとすると既に春シーズン派が多くなってしまっている可能性もありそうです。


単純にスポーツファンとしては秋にカレッジフットボールシーズンがなくなるのは寂しいですが、どうなることか。

大半のADはフットボールシーズンを危ぶんでいる

表立ってそういう発言をしているADはいないのですが、カレッジのADたちに対して取材したところ75%ほどのADはこの秋シーズンが予定通り行われるとは思っていないという集計結果が出たという記事がいくつか出ています。そうだよねえ、という感じです。現実的にはそう思うはずと私の感覚では思えます。

まだシーズン開始まで1ヶ月半ある時点ですから状況が変わる可能性はありますが、急激に変わるとすれば悪い方に変わる可能性の方が高い。近い将来に急激に好転するとすればそれは広く市場に存在する既存の薬剤が疫禍治療に劇的に効くと判明した場合ぐらいで、これももういまの時点では望み薄のはず。疫禍が始まって半年も経っているため可能性のある薬剤は既に皆お試し済みではないかと想像できるからです。CDCはワクチン開発が年末までに成功する可能性を示唆しておりそれは予想以上に早いと言えるのでしょうが秋のフットボールシーズンに間に合うような話ではない。

スポーツの秋シーズンや、それよりも大きな問題として大学の秋学期が通常の形で再開できるかは既にムリだろうなと思えるのですが、それでもほとんどの大学はそれを公言しません。これにはお金の問題があります。
春学期のときに各地の大学が学期途中で急遽授業をオンライン化してキャンパスを閉鎖したわけです。その際に授業料を学生に返還するという問題が生じました。高い授業料や付随のコストを学生が支払うのはキャンパスライフと対人授業に対して支払っているのに、オンライン授業に差し替えられた。大学は授業料を返金すべしという要求が出て、それを拒否した大学を訴える学生なども出ています。これは大学の経営上大変な問題です。
受講者が少ない夏学期は授業料割引を提示、全面オンライン授業で対応した学校がほとんどであったと思いますが、本番の秋学期となると話が違う。少なくとも現時点では授業は通常通り行われるとしておけば新入生を含めて学生は授業を履修登録、授業料の支払いをせねばならない。とにもかくにもカネは一度は大学側に入る。この部分が大学にとってはとても大事なんでしょうね。この額は巨大です。最終的に感染の拡大がなんともならなくなってキャンパス再閉鎖・授業料の返還になるにしてもこの巨大な金額は一度は懐にいれて資金繰り確保かつ数ヶ月でも利子を稼ぐべきと考えるのはビジネス面からすれば正しいのでしょう。
学生側から見ればもし本当に学期が行われるなら履修登録しなければ休学になってしまうので登録しないという選択は難しい。他の業界では顧客の側が予約をためらうであろう場面なのに、大学ビジネスでは売り手の側が顧客である学生に予約を強制、その上先払いで払わなければならないところに追い詰めることができちゃうんですね。

そんな事情があるので大学側はぎりぎりまで努力はしたというアリバイを残しながら、心の底ではとても通常通りなんてムリだろと思っていながら通常通りの秋学期を目指す行動をし、同様に秋スポーツシーズンも開催を目指すがごとく準備ということなんでしょう。

「バブル」にどのぐらい選手は耐えられるのか

アメスポの再開が本格化しようとしている昨今です。が、各種目でコロナ感染者は次々と見つかっています。MLBでは有名所でNew York YankeesのクローザーAroldis Chapmanの感染が発表されています。

アメスポのシーズンを再開するに当たってバブルという概念がよく取りざたされます。選手コーチ関係者報道陣も含めて内部を形成、外部との接触を断って隔離軟禁状態に置いてその隔離内を無菌状態にするという状況のことをバブルと呼んでいるわけです。外からも中は見えるけれど接触はできない状態。理屈としてはわかります。

アメスポで唯一疫禍下で活動中断しなかったWWEが自前のトレーニングセンターをいち早くバブル化して成功。少なくとも公表された感染者はいないはず。また再開の比較的早かったNASCARも活動再開後の感染者は1ヶ月以上を経てなお若干名とまずまずの好成績。WWEは固定施設での集中開催。対してNASCARの場合は集団移動で会場が動く。バブルは形成しているものの行く先々の防疫状況はかなり気を使わないといけないはずですがそういう不利な面がある中、防疫では健闘しているという認識です。

女子サッカーのNWSLはユタ州での集中開催を選択。開催地入りする前に夜遊びをして感染者を大量に出したおバカなチームが1チームありました(Orlando Pride)が、集中開催地入りしてからはかなりきっちり対応、その成果かその後は順調なようです。バブルの成功例に入れそうな雰囲気です。

しかし男子サッカーのMLSはフロリダ州での集中開催で現在次々と感染者が増えておりバブルの失敗例になりそう。まだシーズン再開したばかりでどこかで食い止められるものかどうか。またバブル形成のどの部分が失敗につながったのかの検証も聞いてみたいところです。同じサッカーでも男女で明暗が別れたことになりそうです。

ここからMLB/NBA/NHLと次々とメジャースポーツが始まっていくわけです。その後にはカレッジフットボール・NFLも控えます。
バブルという面で言うと一番脆弱なのはカレッジフットボールで間違いないです。まず選手たちが子供ですからバブル形成を指導側がこんこんと説明しても守らないアホの子が混じるのは確実。所属人数も多い。若い人は感染しないとか重症化しないという常識も広がっており、家族持ちの大人のプロ選手たちと比較して防疫についての心構えは明確に低いことが予想できます。
その上学生という建前もあるので授業にも出る。ということは一般学生との接触も当然ある。フットボール部内だけでバブルを形成するということが物理的に不可能です。一般学生はフットボール部のアスリート以上に防疫への意識が低い可能性が高く、感染拡大は必至と考えた方が良いです。あとはフットボールシーズンを感染が部内に広がりきる前に終わらせてしまえるかの時間との勝負のように思えます。

NBAとNHLはプレーオフへ向かう部分だけの短期開催になるのでなんとか選手関係者の防疫意識も維持したままフィニッシュできるかもしれません。それとて予断は許しませんが。
MLBはほぼ毎日試合をしての2ヶ月のシーズン+プレーオフ。NFLは4ヶ月のシーズン+プレーオフ。バブル内の軟禁に耐えるにはどうにも長い。NFLはプレシーズンを全キャンセルしそうですが、それでもバブル内に閉じ込められる期間が減るわけではなく、防疫意識が緩む時期が出てバブルのほころびは出てきそうな気がします。

ただ個人的にはMLBの方がNFLよりまずいだろうなと思える部分があります。毎日の試合。移動も多い。バブルのほころびが出やすい環境と言えましょう。当初MLBが模索していたフロリダ州・アリゾナ州・テキサス州での集中開催はその3州がことごとく疫禍危機に陥っていてとても使えなさそう。となるとチームのホーム都市での開催で、移動はかなり多くなる。バブルがほころぶのは早いのでは。
またカレッジの学生の防疫意識が低そうなのと同様に、MLBはヒスパニックの選手が多いのもバブル維持には不利なのではと危惧しています。こういうことを言うと人種プロファイリングになってしまうので今のご時世あまり言ってはいけないことなのですが、一般的に言ってヒスパニックの人たちは厳格にルールを守るのが苦手です。このぐらいなら良いだろう的なルール破りは当たり前にやってしまう傾向が強い。その傾向はいまのバブル形成には大いに脅威となります。悪気なくやってしまうというか。

Notre DameはACCと合意できるか

カレッジフットボールの独立校Notre Dame。同校はフットボール以外のスポーツはACC所属。フットボールではNBCとの独占放映権契約維持の理由で独立の地位を保ちながら、折衷案としてフットボールでもACC校と毎年5試合を戦っています。
例年は5試合なのですがなんのめぐり合わせか2020年シーズンは6試合。これは元々独自にNotre Dameと将来の対戦契約をしてたLouisvilleがACCに加入したことが理由だったと思います。

さて既報の通り既にBig TenとPac-12は来る2020年シーズンをカンファレンス戦のみとすると発表しています。つまりnon-conference戦はキャンセル。他のカンファレンスも同じ方向にならうとFBSの数少ない独立校は対戦相手がなくなってしまうということになります。
そこでACCに準加盟状態だったNotre Dameとしてはその地位を生かしてACCがnon-conference戦をキャンセルする方向となった場合でもNotre Dameとの試合を維持して欲しいと交渉しているのは確実です。ACCに混ぜてもらえれば6試合確保で、これに他の独立校BYUやArmyとの試合でも組めばシーズンの体裁は保てることになるからです。

しかしそれはNotre Dame側の事情。ACC側にそれを受け入れるメリットがなければ実現しません。そこにACC側のメリットがあるのか。
これは、ある、と答えてみたいと思います。

カレッジフットボールがプレーオフ時代に入って6シーズンが経過、来るシーズンが7季目になりますが、ACCからCFPに出場したのは初年度にFlorida Stateが出場して以降、5年連続Clemsonが出場しています。その5年のほとんどの年でClemsonがACCで独走してCFP到達。ACCには優勝戦もあるのですが毎年Clemsonの有利が予想されてその通りの試合になって無風でClemsonが優勝という年が続いています。過去5年間のClemsonのACC優勝戦での相手はNorth Carolina、Virgina Tech、Miami-FL、Pittsburgh、Virginia。この相手5校のACC優勝戦対戦時のランクがNo. 8, 19, 5, ランク外, 22。2017年のMiami-FL戦だけがひょっとしたらと少しは期待された対戦でしたが、試合開始早々にClemsonが飛び出し38−3の圧勝。ほとんど無風の盛り上がらないACC優勝戦の連続なのです。
00年代のカンファレンス再編時にVirgina TechとMiami-FLがACC加入したときには当時のACCの最強Florida Stateと3強になってACCフットボールが熱くなるのかと想像されたのがまったくそうならず。Clemson1強でACC優勝戦の価値は2005年の創設以来上がらないままで来てます。

もう何が言いたいのかおわかりかと思います。Notre DameとClemsonとの対戦があったらACCの補強になる、というわけです。
過去5年間のNotre Dameの戦績は2016年に4勝8敗の失敗シーズンがありましたが、そのほかの4年間は10勝10勝12勝11勝。Clemson以外のACC校より遥かに優秀な近年の成績です。
今年はレギュラーシーズンでNotre DameとClemsonの試合が組まれており、なにもなければ今季の目玉カードのひとつだったはず。もしACCがBig Ten/Pac-12に追従してカンファレンス内に引きこもるとこの目玉カードが消滅します。カンファレンス内に中心のチームの他にそのライバル校がいる他のメジャーカンファレンスと違ってACCにはそういう存在がいない、という弱みがあります。

そこまで先読みすべきかどうかわかりませんが、CFPは4校参加です。もしメジャーカンファレンスがことごとく引きこもった場合、5大カンファレンスの優勝校のどこかが必ず漏れることになります。それがACCの優勝校になる可能性は十分にある。それは昨年のCFPの選考過程でも大いに議論になりました。だからACC優勝校(Clemsonを想定)のプレーオフ選考での地位を固めるためには強い対抗であるNotre Dame戦が必要なのではないか、という理屈です。だから準加盟のNotre Dameとの各校の対戦を認める可能性があるのでは、というわけです。

もちろんこれは危険な考えでもあります。全カンファレンスが引きこもればたぶん5大カンファレンス優勝校にしかプレーオフの出場のチャンスがなかったのが、Notre Dameにもプレーオフ進出のチャンスを与えることになるからです。
この辺はNotre Dameがプレーオフ出場した場合に分配金をACCに払うといったビジネス上のディールが必要になると思いますが、これは双方の得になり得るので合意は可能にも見えます。まだ開幕まで時間もあるので来季以降の取り決めも含めて大きな変更を画策することも可能と思えます。

Pac-12もひきこもり宣言

Big Tenに続いてPac-12もこの秋のシーズンをカンファレンス戦のみで戦うことを宣言しています。5大メジャーカンファレンスのうち2つがこの宣言をしたことで他の3つ、ACC/SEC/Big XIIも追従する可能性は高くなったのでしょう。
まあただこれは今の時点の話でそもそもカレッジフットボールシーズンがこの秋に行われるのかどうかすらわからない中での縮小シーズン案・中間措置案という意味あいが強いように思えます。

現時点で一番の被害をうけているのがBYUとNotre Dame。
BYUはBig Tenがカンファレンスひきこもりを宣言した時点で対Michigan State戦、対Minnesota戦を失っていたのですが、Pac-12も追従したことで対Utah戦、対Arizona State戦、対Stanford戦と3試合も失い計5試合が消滅。まだこれからも減り続ける可能性があります。他にもNIUとシカゴの中立地でミニビッグマッチをやる予定だったのがNIUのキャンパス会場を移動するという影響もでてます。
BYUは同州内対決としてPac-12所属のUtah戦とともにUtah State戦も予定。いろんな可能性がありますが、最終的に近隣のこの両校とだけ試合をするという縮小シーズンの可能性もあるのかもしれません。

Notre Dameの方はBig Tenの方でWisconsinとの@Lambeau Fieldのビッグマッチが消滅していたわけですが、Pac-12がひきこもりで恒例の対Stanford戦、対USC戦が消滅。Notre DameはACCとの協定でACCフットボールには半加盟状態だったので、きっと今はNotre DameのADはACCがひきこもる場合もNotre Dameをぜひ含めて欲しいなどと交渉をしているんでしょうね。
もしメジャーカンファレンスが全部ひきこもりした場合は、対Navyと対Western Michigan戦のみが残ります。
他の独立校が対戦相手に窮すればNotre Dameとの対戦を喜んで開催する可能性があります。現在FBSの独立校はNotre DameとBYU以外にはArmy、UConn、New Mexico State、Liberty、UMassがあります。

メジャーカンファレンスのひきこもりが進んであまりNotre Dameを追い詰めると、Notre DameやそのバックにあるNBCなどがカレッジフットボールの春シーズンへの延期を声高に主張することになるのも予見できますね。

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