アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Football

XFLにBob StoopsがHCとして就任へ

ずっと静かだったXFLの再興の動きですが、ついにこのタイミングで動きがでました。元OklhomaのHCだったBob StoopsがXFL DallasのHCとして就任するのだそうです。これはちょっとしたニュースではないでしょうか。
タイミングとしてはNFLが終わり、XFLの対抗となる新興のAAFの初のシーズンが始まる前。このタイミングを狙って発表したということなんでしょう。

Bob Stoopsはカレッジフットボールの名門Oklahomaで18年間HC職を続け、全米制覇1回、Big XIIカンファレンス優勝10回。同校HCとしての最終年度2016年シーズンも11勝2敗でカンファレンス優勝をして余力十分の状態での勇退。どちらかというと、なぜ辞めるんだ?という疑問が呈されるような状態での引退でした。まさかその勇退の時点で既にXFLにスカウトされていたとかはないとは思うんですけど、どうだったのか。


Jalen Hurts、 Oklahomaへ

これはおどろきの結末となりました。Alabamaから転校を目指していたQB Jalen HurtsがOkhlamaへの転校となるようです。本人からの発表はまだですがスクープとして報じられています。

先日Maryland、Miami-FLへ訪問したという話は書きました。その二択ならMiami-FLであろうと思いました。今週早々に結論を出すであろうと思っていたのが若干伸びていたのはなんと第3の学校へも訪問していたということですか。そして行き先がOklahoma。2017年2018年と連続でハイズマン賞QBを輩出したOklahomaに転校して一発勝負をかけようというわけですね。意欲的で良いのではないでしょうか。ACC校のMiamiに行ってClemsonとの再戦リベンジを目指すのではなく、堂々全米制覇を目指してOklahomaで勝負ということのようです。

OklahomaはHCのLincoln Rileyは今シーズンオフに入る前からNFLへの転出が取りざたされてきた人物。NFLのHCの空きがほとんどなくなってきたのでRileyがOklahomaに残留する可能性は高まっているところですが、まだ確定とまでは言えなかった。そこへHurtsが加入となるとRileyも残留でしょうか。

Oklahomaのオフェンスの火力は2018年のKyler Murray、その前任の現Cleveland Browns Baker Mayfield時代と抜群。そこへHurtsが加わってまたすごいオフェンスを繰り広げられるのか。これは俄然楽しみになってきました。

なぜClemsonは慌ててWhite Houseへ行ったか

カレッジフットボールで先週優勝したばかりのClemson TIgersがWhite Houseへトランプ大統領を訪問。ただし現在連邦予算が議会の人質に取られており不必要な人員は勤務しておらず、そのため訪問した選手たちへの歓待の食事がWhite House内で準備ができず、McDonald'sやWendy'sなどのファーストフード食となり選手たちを困惑させニュースになっています。

これ、けっこう変な話です。まずタイミングです。例えば昨年の優勝チームであるAlabamaがWhite Houseを訪問したのは4月でした。2017年にClemsonが訪問したときは6月でした。優勝して8日後に訪問というのは異例の素早さです。なんらかの事情でもう二度と一緒に集まれないメンバーのチームスポーツ(例えば五輪の代表チームなど)は行事を解団前に行うことがありますが、カレッジフットボールでこれは珍しいはず。大学のチームですからほとんどが在学生で今の春学期の授業をとっていれば(とってない選手もいるでしょうが。12月の学期で卒業単位取得した学生など)4月でもなんら問題ないはずですがなぜか異例の速攻での訪問。
この前から当ブログで憶測を飛ばしているClemsonのPED問題が噴出する前に訪問した可能性を感じてしまうんですがどうでしょうか。その問題後では行きづらくなるでしょうから。

連邦予算の凍結で歓待はできないがというのはWhite House側から言われていたはずですが、それでも構わないからとClemsonが大慌てでやってきた。PED問題でないなら、HCのDabo Swinneyのこのオフの退任の可能性もあるんでしょうか?今季のClemsonは33人の最上級生を抱えたチームなので今の春セメスタが終わるとチームは離散してしまうのですが、だからと言ってメシもろくに出なくても構わないからすぐ行きますと返事をしたClemsonの上層部の判断も訝しいです。ADなど背広組やコーチ陣は良いサラリーをもらっているので自腹でいつでも美味いものが食べられますが、選手たちは普段はNCAA規定で一般学生にキャンパス内で提供されているもの以上のものは提供されていない。せっかくのお呼ばれでWhite Houseに行ってマックかよマジかと選手たちはがっかりしたことでしょう。普段より悪いじゃないか、こんなもんいつでも食えるじゃんと。
ちなみに一般にアメリカの大型校のキャンパス内の食べ放題のメニューはけっこう充実してます。NCAA規定をクリアするためには一般学生用のメニューを充実しないとアスリートにもロクなメシが提供できないからです。ただしお値段は高めですが。選手たちは奨学金で食事代は賄われているので高いのは問題にならない。一般学生が高い学食を食べるという図式になりがちなようです。

以上はClemson側の事情ですが、ついでなのでなぜトランプはMcDonald'sを出したのかです。連邦予算がないのでトランプのポケットマネーでこの食事を準備したそうですが、もうちょっとマシなものはなかったのかというのは誰もが思う疑問。
私の解釈は、このイマイチな食事を出すこと、そしてそれが大きく報道されるのを見越して、その報道を通じて連邦予算を人質にとっている議会を間接非難アピールしているのであろうかと思われます。アメリカ人一般はあまり政治ニュースを見ない。日本のような誰もが見る(そして政治ネタがトップとなる)総合ニュース番組が少ないので連邦予算の停止が一般にはあまり意識されていません。なのでこの機会に普段政治に感心のないスポーツニュースを見る層にそれをアピールということではと感じました。
お金はいくらでも持っているトランプがわざとファーストフードで済ませたのは「議会が加害者、選手たちが被害者」な図式を作りたかったからであろう想像します。

Miami-FL、MarylandがJalen Hurts争奪戦

カレッジフットボールシーズンが終了。毎年の恒例に近くなっていますがAlabamaのコーチ陣が他校に引き抜かれまくってます。現在のカレッジフットボール界の2強のうちClemsonはあまり引き抜きに合わないんですが、Alabamaは毎年のようにコーチ陣が引き抜かれ入れ替えの連続。そういう状況でありながら毎年勝ち続けているのですから立派なものです。Alabamaフットボールより指導者の引き抜きの被害にあっているチームはカレッジ・プロ通じてもまずないかと。プロだとNew England Patriotsが毎年他チームのHC職の候補に上がってごたごたするのが目立つところか。

そういう年中行事のようなAlabamaのコーチ転出・そしてその補充とは別の話題がこのオフはあります。昨日付でMiami-FLがAlabamaのQBコーチをヘッドハンティング採用したと発表、今週末のうちにAlabamaのQB Jalen HurtsがMiami-FLのキャンパスを訪問するそうです。発表の順番はQBコーチの採用が先ですが、これはもうHurtsの転校先として立候補するためにAlabamaでのHurtsの直接の指導者をMiamiが採用したということなんでしょう。
Miamiは今年の主戦QBはシニアで今季が最後。シーズン途中で何度か先発したレッドシャツ1年生のN'Kosi Perryが、Hurtsが転校してきた場合の競争相手になりますが、Hurtsの圧勝になりそうな感じ。Perryはまだまだ線が細くてすぐに使い物になるかどうか。今季も一度先発で数試合投げたあと控えに降格させられています。Perryをリクルートしてくれた当時のHCが引退退任、オフェンス側のコーチたちはシーズン後に全員クビになっており、Perryには後ろ盾もない状態になってますからその面でもHurtsが来ればまずHurtsの先発になるチーム事情でしょう。

Miamiの話とほぼ平行してマスコミに情報が出てきたのがBig TenのドアマットMarylandがHurts獲得競争で先行しているという話。静かにリクルーティング。既に今日金曜日の時点でHurtsはMarylandのキャンパス訪問を済ませているんだそうです。事前には報道はなく訪問後に事実だと学校側が認めました。MarylandはHCとしてAlabamaのオフェンシブコーディネーターを就任させたばかり。Maryland、ただ単に強豪AlabamaからHCを招いて長期的にチーム強化を目指しているだけでなく、普通ならMarylandには来ないようなクオリティのQBをこのルートで獲得するという含みがあったんですね。気づきませんでした。

月曜日に全米優勝戦を終えて、金曜日にMaryland訪問済み、土日のうちにMiamiも訪問予定。なぜそんなに慌てて訪問をしているかというと、多くの大学で週明け月曜日から次の学期が始まるからでしょう。Hurtsは既に学位はAlabamaで取得済み、院生として転校(正確には学術的には大学院に入学ですが。フットボール的には転校)することを目指しています。学位を取得済みの場合、通常の転校と異なり1年間のプレー禁止のルールが適用されません。すぐにこの秋の2019年シーズンでHurtsはプレーすることが可能。MiamiなりMarylandなりに院生として新学期に入れば非公式練習にも、春の公式練習にも参加できますからすぐに秋学期にプレーするつもりなら絶対に今学期のうちに転入すべきなのです。それでバタバタと訪問をしていると。たぶん月曜日、遅くとも来週半ばまでに来季のプレー先が決まるんでしょう。

MarylandとMiamiのどちらが有利か。Hurtsの元のコーチたちとの個人的な関係の強さが外からはわからないので予想は難しいですが、Miamiの所属するACCにはAlabama時代からの2強のもう一方であるClemsonがいます。2019年はMiamiとClemsonは対戦予定はありませんが、地区が違うのでACC優勝戦でClemsonと対決する可能性はあります。2017年シーズンのACC優勝戦がClemson x Miamiでした。Hurtsがもう一度Clemsonと戦いたいと考えるのかどうか。

Kyler Murray NFLドラフト入りか

OklahomaのQB Kyler MurrayがNFLドラフト入りに傾いているとか。以前にその噂が出たときには当ブログは否定してかかったのですが、他のNFLドラフト候補のQBが今年は極端に少ないことから翻意したという観測のようです。
カレッジフットボールシーズンが終わったことでアメスポメディアの報道がNFLドラフトにシフト。その中で多く触れられているのがQBの出物の少なさ。現時点でのQBでのトップ指名になりそうなのがOhio StateのDwayne Haskins。ただHaskinsの評価は現時点では高いとは言えない。QBのトップ指名になりそうだったOregonのJustin Herbertはもう1年カレッジでプレーすることを選択済み。

NFL側の需要としてはNew York Giants、Jacksonville Jaguars、Miami Dolphinsなどが上位指名権を使ってQBを獲りに行くとされますが、ではHaskinsに1巡目を使って指名するほどご執心かというと、必ずしもそうではない、とされます。GiantsはQBを指名する場合人気のあるEli Manningの次の人材が必要なところで、Haskinsはその役には向かない、というのが地元メディアの論調。まあそんな論調などというのはドラフトコンバインや個別ワークアウトを経てどんどん変わっていくものなので現時点ではさしてあてになりませんけれど。

そういう報道が多々流れているタイミングで出てきたのがKyler MurrayのNFLドラフトエントリー説なわけです。つまり様子を見ていると今年ならMurrayがHaskinsを上回ってQBで一番手として指名される確率は確かにありそうには見えます。なのでこれまで抑えていたNFLへの色気が出てきたのかも。

個人的な意見としてはせいぜい175cmとされる背ではNFLでは相当に苦労することが予想されるように思われ、MLBでのキャリアに集中した方が良いような気もしますが、フットボールにも未練があるのはわからないでもないですし、ここ数日のドラフト関連報道を読んでいるとMurrayが自分にチャンスありと読むのもわかるような。これだけQBの出物が薄いドラフトも珍しいでしょうから。

個人的な好みでいうと、Murrayにはドラフトエントリーせずに、野球に精進、その後野球がうまくいかなくなった20代後半に1年分残っている大学でのプレーの権利を行使して電撃カレッジフットボールに復帰!なんていうのがよりおもしろいように思いますけど。NFLドラフトにエントリーしてしまうとカレッジフットボールへの復帰の目はなくなります。

Alabamaまさかの惨敗でClemsonが2度目の全米制覇

こんな大差での決着とは。Clemsonが2年ぶり2度目の全米制覇でカレッジフットボールの頂点に立ちました。最終スコアは44-16。Alabamaがこんな負け方をしたのはいったいいつぶりなのか。Nick Saban政権下ではこれまで14点差での敗戦が最大だったそうです。NCAAの懲罰を食って大きくパワーダウンしていた時代でも28点差の惨敗があったのかどうか。

出だしはPick 6でClemsonが先制。Alabama QB Tua Tagovailoaは昨年の優勝戦でもインターセプトを投げてもまったく変わらない積極性で逆転優勝を引き寄せた選手。そこから第1Qは点の取り合いになって14-13。激戦が期待されたのですが、第2Q以降はAlabamaがなんとわずか3得点。
第1QにAlabamaがPATを外したのも試合の流れの中で影響がありました。今季のAlabamaはFBS最悪のPATミスの数を数えており、1点ビハインドになっただけでなくFGも入らないかもしれないと考えてしまったためレッドゾーンでムリな4thダウンで攻めたり、フェイクFG(失敗)をやってみたりと地道にポイントを重ねることができなかった。
またAlabamaファンからすると微妙な判定がClemson寄りだったという不満も出てますが、しかし最終スコアがここまで離れてしまってはキッカーや審判の問題ではないですよね。

戦前Alabamaディフェンスの強力さを理由にAlabamaを推す向きが多かったのですが、Clemsonのディフェンスの方ばかりが目立つ試合に。試合前にESPN Game DayのLee Corsoさんは虎のかぶりものをかぶってClemsonを選んでました。

試合の流れとは関係ないですが今日は2本キックがポストに当たって外れてます。昨日のNFLでも入れば勝ちのFGがポストに弾かれ(さらに下のバーにも当たって)ハズレ。ポストに当てるのは狙っても難しいはずなのになんか当りまくってますね。

Nick SabanブチギレもAlabamaが逃げ切って決勝へ

カレッジフットボールプレーオフ準決勝2試合が行われ、ClemsonとAlabamaが勝ってまたもこの2校の激突がプレーオフで実現です。
ClemsonはNotre Dameを寄せ付けず30−3快勝。
Alabamaはスタートダッシュで28−0としたものの、Oklahomaが食い下がり、Alabamaのボーンヘッドな反則が嵩んでつけ入る隙を提供、最少11点差まで詰め寄られましたが結果は動かず45−34。

試合放送中に紹介されていたのですが、Nick Saban指揮下のチームが21点差を付けた試合で敗戦をしたのは過去1試合しかなかったとのこと。その試合見てました。AlabamaがCam Newton率いるAuburnを24−0とリードしながらCamのスーパーカムバックで大逆転勝ちした試合ですね。そのシーズンは文句なしでNewtonがハイズマン賞を獲得したわけですが、今年のハイズマン賞受賞者のKyler Murray率いるOklahomaもリードされてからなんとか味を出して追いかけたんですが、ハイズマン次点だったTua Tagovailoaが一枚上手でした。
今年のハイズマン賞は私の個人的な事前の意見ではTuaが圧勝すべきだと思いこんでいたのがMurrayの逆転受賞。TuaのチームメイトたちもTuaのハイズマン賞が盗まれたと試合前からいきり立ってMurrayを仕留めるぞと意気込んでいたそうです。結果は敗戦はしましたがMurrayもハイズマン受賞者として恥ずかしくない試合をやってのけたといえると思います。これでMurrayはフットボールをプレーするのは最後となるはず。来春は野球のプロとしてシングルAクラスからそのキャリアを始める予定になってます。この日のフットボール選手として最後の試合で50ヤード級の飛距離のTDパスを投げるなど肩の良さは確か。外野手となっては持ち腐れっぽくなるかもですが、いつかMLBで本塁へ返球刺殺なんて場面が見られたらきっとしあわせな気持ちになることでしょう。頑張っていただきたいです。

Alabama HC Nick Sabanさんは今日は試合中何度もブチギレてましたね。相手陣深くに攻め込みながらFalse start2回、イリーガルフォーメーション1回を立て続けに犯した自軍のオフェンスに激怒。その後もプレーと関係のないところで相手を突き飛ばしたり、ヘルメットを脱いだりなど無意味な反則の連続。怒るのはムリないなというAlabamaの試合ぶりでした。28−0とあっという間に大量リードしてたがが緩んだのだとしてもちょっとひどい。
それでも今日のSabanさんは若々しかったです。一時期ずいぶん老け込んだなと思わせることが何度かあった時期からしたらずっと元気そうで、インタビューでの発声も良かったし、若いものを怒鳴り散らす迫力もあったし。「fouled three fxxking times! goddamnit!」と声はTVには乗りませんでしがが、唇の動きが誰にも読める状態で映っていてTVを見ていて笑ってしまいました。

Clemsonの3選手出場停止は大事のはずなのに

土曜日に迫ってきたカレッジフットボールプレーオフ準決勝。その出場校であるClemsonから3人の選手がNCAAから出場停止処分を受けています。どうもPEDが検出された模様。3人ともディフェンスの選手です。Clemsonにとっての最大の痛手は大型DTのDexter Lawrenceがそのうちの1人であること。

これ、なぜかあまりマスコミが騒ぎません。私にはとても大きな問題な気がするのですが。
3人も一度にドラッグテストに引っかかるというのはどういうことなのか。基本的に全員検査ではなくランダムで検査は行われているはずで、それで3人も引っかかるというと、全員検査したらもっとClemsonには引っかかる選手がいるんじゃないのか。過去10年ほどで急激に成績が上昇してカレッジフットボールの強豪の一角に浮上したClemsonですが、組織的犯行の可能性はないんですか。まったくそういうマスコミ論調が見えません。プレーオフ後、Clemson敗退後に話題にするつもりなのか。
もしチームぐるみでないというならば、3人の学生選手はどういうルートからそのPEDを得て、その代金はどうしていたのか、というところまで掘り下げる必要がある問題に思えるのですが。

以前、Miami-FLがチームぐるみでPEDを提供していた疑惑が持ち上がったことがありました。フロリダのBiogenesis社からみでMLBでAlex Rodriguezその他大量の処分者を出した事件に関連して、Miami HurricanesにもPED提供がなされていた可能性が指摘されました。公式には何もなく立ち消えになって具体的な処罰などはカレッジ関連ではありませんでしたが、Biogenesis問題が勃発する前後に偶然なのかそうでないのか、一時期カレッジ界を席巻したMiami-FLは大きく弱体化しました。それまでは毎年のようにNFLドラフト上位にスター選手を次々送りこでいたのが、ピタリ止まってしまったのです。

Clemsonが取って代わってカレッジフットボールで浮上してきたのはちょうどその頃からですかね。

過去の経緯はいまさら意味はないですが、今まさに3人もまとめて捕まったClemsonのPED違反者についてマスコミ各社がなにも言わないのはなんなのか。とても気になります。

Oregon QB Justin Herbert来季もカレッジで

かなりの数のNFLモックドラフトでQBのナンバーワンまたはナンバー2に推されているOregon DucksのQB Justin Herbertが来季もカレッジでプレーすることを宣言してます。これはOregon、来季のプレシーズンランクでトップ3入りしてくるかもしれません。

Justin Herbertは198cm、105kgの大型QB。今季前から一気にブレイクすると予言するスポーツライターなどもいました。12試合で28TD 8INT。QB Ratingなどの指標で昨季より少々落としましたがまずまず。そのプロ向きのサイズもあり今季カレッジで活躍が目立ったQBたちを尻目にプロのスカウトの注目を集めていました。

所属先のOregonですが、先日のカレッジフットボールのアーリーサイニングの全米評価ランク5−7位という、Oregonにとっては大変高い位置に付けました。上にいるのはAlabama、Georgia、Oklahoma、Clemson、Texas A&Mといった南部の強豪 and/or 底なしの予算をかけたチームばかり。土地柄・伝統・予算などでの不利を考えればOregonにとってはこの上ない素晴らしいリクルート結果と言えるものです。

その上、今季のOregonのオフェンス陣の先発は全員3年生以下ばかり、シニアは2人だけだったとか。これでHerbertも帰ってくればもうこれは完全に全米制覇狙いのシーズンとなります。Oregonに入学の意思を決めたリクルート生たちはHerbertがNFLへ行くことを予想していてなおかつOregonを選んだ選手も多いはずです。Herbertが帰ってくるというニュースは新入生たちにとっても気合の入るニュースと言えるのでしょう。

QBでこれだけ高いドラフト指名が見込まれる中、カレッジでもう1年プレーすることを決めた選手というと、USCのMatt Barkley以来でしょうか。
Matt Barkleyは2012年のドラフトでトップ10での指名がほぼ確実に見込まれていた(予想サイトによればトップ3内)のにカレッジでの優勝にこだわって1年カレッジに残り、結果はプロキャリアとしては大失敗で2013年のドラフトで4巡目全体98番目の指名まで下落。Philadelphia Eaglesに指名されてMichael VickとNick Folesのバックアップ役に。Philadelphiaは当時OregonからNFLへ栄転したばかりだったChip Kellyが就任したばかり。Oregon式のスーパーハリーアップオフェンスをやるかもと言うタイミングで、カレッジではオーソドックスなオフェンスしかやっていないMatt Barkleyを獲ってどうなるのか、という先の見えにくいプロでの立場になっていったのでした。結局はキャリア出場試合12試合、先発7試合。ドラフトでトップ3で指名されていればどんなに内容がボロボロでもこんなに出場機会すらほどんどないというキャリアにはならなかったはずですが。
QBは先発の立場とバックアップの立場がまったく違う。バックアップ役になってしまうと自分の能力を証明する機会すら得られなくなっていまう特殊なポジションです。

Herbertにアドバイスする立場の人もきっとBarkleyのケースのようなリスクがあることを諭したと思うのですが、Oregonのリクルートの好結果がHerbertの気持ちを揺さぶったんでしょうね。
純粋にスポーツとしてはなによりも勝ちたいんだという気持ちを優先させたことは、これで良い判断だと称えるべきなのでしょう。ドラフトがあるからと言ってシーズン途中で放棄してしまう選手が何人も出る中の逆の判断なのですから。できうれば2020年のドラフトでも好評価を受けるようになってもらいたいものですが、どうなるか。
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