この日曜日に予定されているNFLのプレーオフ2試合が、Cleveland Browns@Kansas City Chiefs戦と、Tampa Bay Buccaneers@New Orleans Saints戦。前者はこれからのNFLをしょって立とうという若手QB対決。後者はレジェンドQB対決。Tom BradyがBuccaneersに移籍して同地区となったためTom Brady対Drew Breesの直接対決は今季3度目。
BradyとBreesは過去にも対決があり、年齢が近く、カレッジ時代にBradyはMichigan、BreesはPurdueとともにBig Ten校だったのでカレッジの頃に対決があったのは過去にも何度かマスコミで紹介されたことがあります。私個人の記憶ではBreesはカレッジ時代の記憶がありますが、Bradyは名前を意識して試合を見た記憶がないんですよね。
この両者はキャリア通算TD数で抜きつ抜かれつでここ数年競っており、現時点でBradyが581、Breesが571。2019年シーズンのBradyのPatriotsでの最終年のパフォーマンス低下があったので生涯TD数でBreesが史上1位を固めるかにも見えた時点もあったのですが、2020年シーズンにBradyが見事復活。その上Breesが2020年シーズン途中でケガで離脱している間にもBradyが数字を積み上げて10個差まで広げました。
BradyもBreesも契約は2021年まで残ってるし両者ともパフォーマンスは一流なのですが、Breesは今季後の引退が取りざたされています。
なぜBreesばかり引退を言われるのか、細かい事情を最近になって知りました。Saintsの2021年がサラリーキャップを$100 million近く超過の見込みで来季のSaintsのチーム編成の見通しが立たず、よって2021年のSaintsにBreesが残留したとしても優勝を望めるようなチームになりようもなく、そもそもBreesのサラリー自体を払えないかもしれないというんですね。NFLはハードキャップ制なので超過となったら高額選手をカットする以外の回避方法がないです。
僅か10TD差なのでBradyのケガの可能性なども考えたらこのオフでBreesが現役を諦めきれるものかどうかわからない。パフォーマンスが極端に落ちているならともかく、今年のBreesの内容は2019年のBradyよりは良いようにも思えます。とは言えそれはSaintsのレシーバーが2019年のPatriotsの崩壊したレシーバー陣より良いからかもしれない。Saintsが解体的な2021年を迎えるのが目に見えていてBradyとのキャリア勝負で粘れるのか。
SaintsはキャップがパンパンでどうにもならないとしてBreesが移籍して現役を継続することができるチームがNFLに他にあるでしょうか。またその話題はシーズン後にでもやってみたいです。
さてBaker MayfieldとPatrick Mahomesの方は年齢が20歳近くBrady x Breesより若いですが、MayfieldとMahomesもカレッジ時代に対決しています。MayfieldはOklahoma所属、MahomesはTexas Tech所属でともにBig XII所属校。2016年の対戦時に66-59というすごい試合をやってます。Mayfieldが7TDパス、Mahomesがパスで734ヤードを投げまくる試合。
当時のOklahomaってこんな試合をよくやっていて呆れるやらすごいなと思うやらでした。この2016年シーズンだけでも対TCU戦で52−46、対Texas戦で45−40というスコアが見えます。少し前に紹介した現Pittsburgh SteelersのMason RudolphのOklahoma Stateともこの翌年2017年シーズンに65-52という試合がありました。BakerとMason Rudolphの投げあいの試合は当時通しで見ていたのでよく覚えてますが、Oklahomaの試合ってこんなのばっかりだったのです。
そのほとんどの試合でOklahomaは勝ってるのでそれは立派なのですが、Baker MayfieldはすごいのだろうけどOklahomaのディフェンスは全国最低レベルだろと呆れることになったわけです。これは2016年2017年のMayfieldの時代にとどまらず、その翌年の2018年シーズンのOklahomaのQBがKyler Murrayの頃も同じで絶望的なザル。いま確認してみるとMurrayのシーズンのときは敵味方合計で90点以上入った試合が6試合もあったようです。
それはともかくMahomesとMayfieldの猛爆試合は確かに当時見た記憶はあります。ただTexas Techはパス偏重のイマイチ校なので勝った強豪校OklahomaのMayfieldは意識したけれど、負けたPat Mahomes II(当時の登録名)についてはまたパスハッピーなTexas TechのQBか、ぐらいの記憶しかないです。
とにかくそういうすごい試合をやってのけた二人がNFLのプレーオフで激突ということになったわけですね。MayfieldはMahomesに比べるといろいろ苦労した感がありますが最弱チームだったBrownsをここまで引っ張り上げて一発勝負をかけられる立場となっての4年ぶりの再対決ということです。注目度はカレッジ時代から格段にアップ。Mahomesは既にNFLの顔なっていて立場は逆転。まだMahomesのライバルと言える若手QBがまだいないだけに、もしBaker Mayfieldが乾坤一擲の試合をやってのけられればMahomesの同世代ライバル初登場ってことになりますが、どうなるか。
尚、もうひとつの新世代QB対決のBaltimore RavensのLamar Jacksonや、Buffalo BillsのJosh Allenは学校がLouisville(ACC所属)およびWyonming(Mountain West所属)でお互い同士や、MahomesやMayfieldとのカレッジ時代の直接対決の機会はないです。
BradyとBreesは過去にも対決があり、年齢が近く、カレッジ時代にBradyはMichigan、BreesはPurdueとともにBig Ten校だったのでカレッジの頃に対決があったのは過去にも何度かマスコミで紹介されたことがあります。私個人の記憶ではBreesはカレッジ時代の記憶がありますが、Bradyは名前を意識して試合を見た記憶がないんですよね。
この両者はキャリア通算TD数で抜きつ抜かれつでここ数年競っており、現時点でBradyが581、Breesが571。2019年シーズンのBradyのPatriotsでの最終年のパフォーマンス低下があったので生涯TD数でBreesが史上1位を固めるかにも見えた時点もあったのですが、2020年シーズンにBradyが見事復活。その上Breesが2020年シーズン途中でケガで離脱している間にもBradyが数字を積み上げて10個差まで広げました。
BradyもBreesも契約は2021年まで残ってるし両者ともパフォーマンスは一流なのですが、Breesは今季後の引退が取りざたされています。
なぜBreesばかり引退を言われるのか、細かい事情を最近になって知りました。Saintsの2021年がサラリーキャップを$100 million近く超過の見込みで来季のSaintsのチーム編成の見通しが立たず、よって2021年のSaintsにBreesが残留したとしても優勝を望めるようなチームになりようもなく、そもそもBreesのサラリー自体を払えないかもしれないというんですね。NFLはハードキャップ制なので超過となったら高額選手をカットする以外の回避方法がないです。
僅か10TD差なのでBradyのケガの可能性なども考えたらこのオフでBreesが現役を諦めきれるものかどうかわからない。パフォーマンスが極端に落ちているならともかく、今年のBreesの内容は2019年のBradyよりは良いようにも思えます。とは言えそれはSaintsのレシーバーが2019年のPatriotsの崩壊したレシーバー陣より良いからかもしれない。Saintsが解体的な2021年を迎えるのが目に見えていてBradyとのキャリア勝負で粘れるのか。
SaintsはキャップがパンパンでどうにもならないとしてBreesが移籍して現役を継続することができるチームがNFLに他にあるでしょうか。またその話題はシーズン後にでもやってみたいです。
さてBaker MayfieldとPatrick Mahomesの方は年齢が20歳近くBrady x Breesより若いですが、MayfieldとMahomesもカレッジ時代に対決しています。MayfieldはOklahoma所属、MahomesはTexas Tech所属でともにBig XII所属校。2016年の対戦時に66-59というすごい試合をやってます。Mayfieldが7TDパス、Mahomesがパスで734ヤードを投げまくる試合。
当時のOklahomaってこんな試合をよくやっていて呆れるやらすごいなと思うやらでした。この2016年シーズンだけでも対TCU戦で52−46、対Texas戦で45−40というスコアが見えます。少し前に紹介した現Pittsburgh SteelersのMason RudolphのOklahoma Stateともこの翌年2017年シーズンに65-52という試合がありました。BakerとMason Rudolphの投げあいの試合は当時通しで見ていたのでよく覚えてますが、Oklahomaの試合ってこんなのばっかりだったのです。
そのほとんどの試合でOklahomaは勝ってるのでそれは立派なのですが、Baker MayfieldはすごいのだろうけどOklahomaのディフェンスは全国最低レベルだろと呆れることになったわけです。これは2016年2017年のMayfieldの時代にとどまらず、その翌年の2018年シーズンのOklahomaのQBがKyler Murrayの頃も同じで絶望的なザル。いま確認してみるとMurrayのシーズンのときは敵味方合計で90点以上入った試合が6試合もあったようです。
それはともかくMahomesとMayfieldの猛爆試合は確かに当時見た記憶はあります。ただTexas Techはパス偏重のイマイチ校なので勝った強豪校OklahomaのMayfieldは意識したけれど、負けたPat Mahomes II(当時の登録名)についてはまたパスハッピーなTexas TechのQBか、ぐらいの記憶しかないです。
とにかくそういうすごい試合をやってのけた二人がNFLのプレーオフで激突ということになったわけですね。MayfieldはMahomesに比べるといろいろ苦労した感がありますが最弱チームだったBrownsをここまで引っ張り上げて一発勝負をかけられる立場となっての4年ぶりの再対決ということです。注目度はカレッジ時代から格段にアップ。Mahomesは既にNFLの顔なっていて立場は逆転。まだMahomesのライバルと言える若手QBがまだいないだけに、もしBaker Mayfieldが乾坤一擲の試合をやってのけられればMahomesの同世代ライバル初登場ってことになりますが、どうなるか。
尚、もうひとつの新世代QB対決のBaltimore RavensのLamar Jacksonや、Buffalo BillsのJosh Allenは学校がLouisville(ACC所属)およびWyonming(Mountain West所属)でお互い同士や、MahomesやMayfieldとのカレッジ時代の直接対決の機会はないです。