アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

College Football

今週のガラスの天井

No. 2 Ohio Stateの大敗・今季初黒星を受けたカレッジフットボールの新APランキングが発表されています。Ohio StateはNo. 2からNo. 11へと大きく後退。試合内容がPurdue相手に完敗モードだったこと、それがプライムタイムでの地上波全国放送だったことでAPの投票者であるスポーツ記者の投票行動に大きく影響したことが伺われます。

さてそうなると先週No. 10に据え置きになったマイナーカンファレンスの雄UCFはどうなったかが気になりますね。Ohio Stateがトップ10から陥落でさすがに順位は上がったか、と思ったらまた今週もNo. 10のままとなりました。Ohio Stateは抜いたのですから、No. 10据え置きということはどこか別の学校に抜かれたわけです。抜いていったのはSEC東トップタイとなっているFlorida Gatorsでした。現在6勝1敗。今週末は試合がなく、先週末はVanderbiltに37-27で勝ってます。
試合がない学校がUCFをランクで抜いたのは先週に続いて二週連続。Vanderbiltはファンはご存知の通りSECの恒常的なドアマット校。今季の成績はここまでSEC内4戦全敗、全体で3勝5敗。勝った3勝は対Middle Tennessee State、対Nevada、対Tennessee State。マイナーカンファレンス校やFCS校に勝った星だけです。そのVanderbiltに先週勝ったりの実績でFloridaのランクを今週になって再考してみたらUCFよりも上にランクすべきだと先週から今週にかけて考え直したAP記者がたくさんいたってことになりますね。

というの嫌味で、まあまたガラスの天井なんだなあと。
UCFは今週はEast Carolinaに快勝37-10。East Carolinaは大した成績ではないですが、それでもACC校であるNorth Carolinaに勝利していますからGatorsが先週勝ったVanderbiltに大きく劣る成績とは言えないと思います。




豪雪 in Wisconsin

正午キックオフのカレッジフットボールIllinois@Wisconsinの試合がいきなり猛吹雪の中での試合になっていてびっくりしました。同じウィスコンシン州内とは言え場所は違うものの、昨夜のMLB NLCS Los Angeles Dodgers@Milwaukee Brewersの試合のときには天候の話などなにもしていなかったのに。もちろんBrewersのスタジアムは可変屋根インドアですから吹雪でも試合には影響はないですが、天候不順だとなにがしか実況中にコメントされたりするものですがそのような様子はなかったので。

ウィスコンシン州でスポーツで豪雪と言えば、これはもうNFL Green Bay Packersのホームゲームが名物です。同州内でもMilwaukeeとMadison(州都でありWisconsin大の所在地)は緯度はほぼ同じ。Green Bayはそれよりかなり北に位置します。なのでGreen Bayが他の2都市よりも寒いのは道理。かつNFLシーズン(翌年1月まで)はカレッジシーズン(Wisconsinでの試合は11月末まで)よりも後ろに長いので極寒・豪雪の試合のイメージが遥かに強いわけです。
しかし今はまだ10月。ハロウィンにもなっていない時期にこの猛吹雪はちょっとめずらしいような。手もかじかみ、ボールも硬いのでしょう、ボールのぽろりも多く選手たちも苦戦してました。

ついでなので関係ない話を少し。ウィスコンシン州最大の人気スポーツチームPackersの不動のエースQB Aaron Rodgersが元NASCAR/IndyCarレーサーだったDanica Patrickと交際中だとか。Danicaは昨季を最後にNASCARから引退してます。成績が伸びず長年のメインスポンサーにも降りられて、フェードアウト気味のNASCARからの引退だったようにも見えましたが、なんとドライバーなんかやっているよりも割の良いポジションを見つけたのかも。Rodgersとの交際は少なくとも今年1月ごろからは確認されていたようです。アメスポシーンに出てきた頃は美人ドライバーとしてもてはやされたDanicaですが、現在36歳。NFLのスターRodgers34歳の立場なら他にいくらでもよりどりみどりであろうにDanicaなんですね。へーという感じです。
DanicaはNASCAR時代には同じくNASCARドライバーだったRicky Stenhouse Jr.と交際していたことで知られます。StenhouseはDanicaの5歳下で交際当時はまだ20代。NASCARの中ではStenhouseはトップカテゴリへフル参戦6シーズンで2勝。あまりいい成績とは言えないドライバーです。StenhouseからRodgersに乗り換えだと、アメスポ序列第5ジャンル(序列には諸説あるでしょうが)のNASCARの並のドライバーからアメスポ序列1位NFLのトップスター選手へと大幅なアップグレードになりますね。ご本人のDanicaもStenhouse以下の成績だったわけです。

NBAの土曜日侵攻

たぶん今年が初めてだと思うのですが、明日土曜日夜にESPNでNBA Houston Rockets@Los Angeles Lakers戦の放送があります。例年この時期の土曜日はESPN系列の各局はカレッジフットボールで埋め尽くされるようなスケジュールを組んでくるものですが、そこへポツンとNBA放送が入っているんですね。LeBron Jamesのホームデビュー戦。優勝候補の一角Rocketsを迎え撃つという好カードです。これを土曜日夜にESPNが放送するのか、というのはちょっとしたショックですね。長年土曜日のESPN系列はカレッジフットボールの牙城だったはずなのに、NBAにその放映枠を明け渡したか、と。
西の試合なので東部時間帯で言うとプライムタイムではなく遅い時刻の枠ですが、それにしても。

NBAがシーズン開幕を早めて意図的にMLBのポストシーズンにスケジュールをかぶせてきたという話題は既に何度か当ブログでは取り上げていますが、NBAが侵攻しようとしているのはMLBポストシーズンの時期だけでなく、アメスポ第2位ジャンルであるカレッジフットボールの本拠・土曜のESPNの枠にも挑戦というわけでしょうか。とても意欲的な話だと思います。NBAは本気でアメスポ単独第2の座を狙っている感じがします。

これ、カレッジフットボールの側にも問題があるんですよね。4校参加のプレーオフ制を導入したせいでレギュラーシーズンの緊張感が大きく損なわれている。有力校同士の試合があっても、負けたチームもランクがあまり下がらないということにしたため、好カードは増えたものの、その勝ち負けにファンはさほど興奮する必要がなくなってしまいました。負けても1敗2敗ならまだプレーオフ進出できるから。
BCS時代(2校での優勝戦)なら1敗したらそれがどういう形でももう全米優勝争いからは大きく後退だったのとは様変わりしてます。好調を維持していたのにある週に弱小校に足下をすくわれて全米制覇の夢が潰えた学校は過去数知れずだったのが、昨今は1つぐらい弱いところにポカ負けしても楽々プレーオフに到達してしまう学校が出ている(昨季のClemsonが例)。毎週毎週一つも負けられない、というあのカレッジフットボールの特殊な緊張感が失われてしまった。プレーオフ制との引き換えでレギュラーシーズンの価値が低下したのは明らかです。
それが今回のNBAの土曜日侵攻を許してしまった遠因だと思われるんですがどうでしょうか。

Nick BosaがOhio Stateを退校

Ohio StateのDEで来年のNFLドラフトで全体1位指名の可能性もあるNick Bosaがシーズン途中で学校を去ることになりました。ケガで欠場中だったのですが、そこからのカレッジでの現役復帰は目指さず、NFLドラフトに向けて集中ということなのでしょう。もう残り試合を出場しないとかチームから去るというだけでなく、授業からも離脱して退校ということです。
Nickの兄はJoey Bosa。同じOhio Stateで活躍後2016年のドラフト全体3位で当時のSan Diego Chargersに指名されています。兄が現役のNFL選手であり普通の選手とは入ってくる情報や人脈が違う。他の一般有望選手ならエージェントを雇わないと知ることのできない細かな事情を十分に知っていての判断でしょうから、その判断自体はたぶん間違っていないのでしょう。カレッジの選手としては能力は既に証明済みであり、復帰しても試合出場してケガをすることのデメリットの方が大きいということなのでしょう。

以前にも似たようなことがありました。South CarolinaからHouston Texansへ行ったJadeveon Clowneyがカレッジの最終年となる3年生のシーズンを前にシーズン全休を画策しているという話が出たことありました。実力は2年生のシーズンで十分以上に証明済みであり、NFLドラフトのルールであと1年エントリーを待たなくてはいけないけれど出場してケガをするリスクを負うのをどう考えるかと葛藤したという話でした。結局は3年生でも出場。名前が売れたせいで相手校からの徹底マークを受けて最終シーズンのスタッツは伸びませんでしたがプロからの評価は変わらず、2014年ドラフトの全体1位指名を受けました。
Nick Bosaもこのルートに行けるのか。Clowneyとは違い実際にケガをしてしまったわけで、これをさいわい、シーズン中に間に合わせるために復帰スケジュールを決めるよりも、NFLドラフトをゴールにするべく退校の判断となったと。
ClowneyのSouth Carolinaは当時は学校の歴史上ピークの戦力で、BCSボウルには届かないもののBCSランク上位を賑わしていた頃でした。いまのNick BosaのOhio Stateはそれよりも数段上でほぼ毎年のように優勝候補でBCS時代・現行のプレーオフ制度下でも優勝戦線に顔を出す強豪です。

ただ今年のOhio Stateは怪我人が続出。強豪とは言えカレッジは制度上選手層が薄いので怪我人がかさむとさすがに苦しい。なんとか現在もAPランクでNo. 2につけており全勝ではありますが、心もとない感じ。今週末の@Purdue戦は実は危ないのではと思っているのですがどうでしょうか。

試合のなかったOklahomaがトップ10入り

新APランクが出てます。前項で書いた通りCFP選抜委員会が言いそうなことにすり寄ったランクと言えましょう。新ランクはメジャー全勝の4校がAlabama Ohio State Clemson Notre Dameと並んでいるのは過去のほぼどの時代でも必然なのでさしたる議論はない。No. 5に前週のNo. 13からLSUが急上昇。No. 6はNo. 12から上昇のMichigan。この2校はともに6勝1敗、ランク校をそれぞれ破ってのランク上昇。上げ方が激しいのはともかくまあ理由はあるんでしょう。No. 7 Texas、No. 8 Georgiaも6勝1敗。Georgiaは完敗でNo. 2から落ちてきたものの相手がLSUということで、昨季ぐらいから上位同士の対戦では敗戦側のランクはあまり下がらないように調整されている現実から見ればまあこんなものか、というところでもあります。
問題は次ですね。No. 9に前週のNo. 11からOklahomaが2ランクアップ。No. 10は先週と変わらずUCF。マイナーカンファレンス所属のUCFのランクを上げたくないという意図が働いているのはファンの誰もが(少なくとも)薄々は感じてるはずですが、今週試合のなかったOklahomaがUCFを抜いたのはさすがにやりすぎな気がしますがどうでしょうか。UCFがランク外のMemphisを相手に31−30と苦戦したのが良くない、という問題は指摘できますが、試合のないOklahomaとの比較でこれですか?という。
苦戦したのがマイナス要因だとして、例えばNo. 4 Notre Dameがランク外のPittsburghに19-14となんとか逆転勝ちしたのはOKなのか、とか、No. 7 Texasが同じくランク外のBaylorに苦しんで23-17というのはOkなのか、とか。なんというかダブルスタンダードっぽいんですね。

CFP選抜委員会がこれを言い出すのなら、ああメジャー校以外をプレーオフに入れたくないんだなあ、ビジネスもあるからな、というのもわかる(同意はしませんが)、昨年来APの記者投票がそれにおもねっているのがなんとも情けないなと。風見鶏みたいで存在意義もないなと。

ランク校が次々陥落

比較的好カードが少なかった今週末ですが、ランク校が各地で敗退、苦戦の連続。カレッジは選手が若いのでこういう気合の入りにくい日は危ないです。これは過去何度も見てきたことですが。
昨季の準優勝校No. 2 Georgiaが初黒星を喫したのは始め、No. 6 West Virginia、No. 7 Washington、No. 8 Penn Stateとトップ10校で4校が敗退。それ以下でもNo. 15 Wisconsin、No. 16 Miami-FL、No. 18 Colorado、No. 21 Auburnと敗戦。Wisconsinのみ上位との対戦ですがあとはアップセットだらけ。これもまたカレッジフットボールの一面です。
トップランクのAlabamaは快勝したもののQB Tua Tagovailoaが膝を捻って第3Qに退場するという、潜在的に敗戦よりも怖い場面あり。本人はやれると言って出場したがったようですがHCに止められて出場せず。まあそもそもTagovailoaは今季バカバカTDを量産していますが、今季第4Qには一度もパスを投げていません。毎試合大差の勝利でその必要がないからですが。
上位ではなんとか勝ったもののNo. 3 Ohio StateがMinnesotaに、No. 5 Notre DameがPittsburghに苦戦。No. 10UCFがMemphisをなんとかかわして1点差逆転勝利となんとか無敗継続。

全体としてはAlabama一強、あとは難あり。全勝校がどんどん減っていくのはこれは常態ですから驚くには値しませんが、ちょっとタイミングは早い。これだと1敗校もこれからかなり少なくなりそうで史上初の2敗校のプレーオフ進出が見えてきた感じか。それともマイナー校であるUCFが全勝で突っ走った場合のプレーオフ選出の光が僅かに見えてきたのか。せっかく他の学校軒並み敗戦したのにその日に苦戦だったのはUCFいただけない、と難癖はつけられそうですが。今日午後発表の新ランクでUCFがどこまで上がるかは注目ではあります。プレーオフ選抜委員会の出す公式ランクには無関係ですが、APランクは過去と投票行動が変わってきており、プレーオフ委員会の傀儡のような動きをする面がありますから架空のCFPランクを忖度して昨日ランク校を倒したNo. 12 MichiganやNo. 13 LSUをNo. 10 UCFより上位にしそう。初黒星のNo. 2 Georgiaの敗戦も同じ理由でUCFより上で止まる可能性を感じます。

弱い Nebraska逆転負けで開幕6連敗

弱いチームはどうやってか負ける道を見つけるものだと言いますが、栄光のNebraskaフットボールがそのカテゴリの弱いチームになってしまうとは。5分残りで10点リード。2分残りで7点リードで、追うNorthwesternはタイムアウトを使い果たしており自軍1ヤードラインからの攻撃。つまり2分で99ヤードドライブをしないと同点にできない場面。これがねぇ、結局99ヤードドライブされちゃうんですよね。出だしからQBへのラフィングで15ヤード罰退。
延長戦に入って先攻のNebraska、3rd & 1からfalse startで3&6へ。3rdダウンプレーランで4th &1へ。ボールは26ヤードライン上。通常なら先攻はここでFGを蹴って3点(33ヤードFGキック)を取るのが基本ですが、Nebraskaは自軍のキッカーを信用していない。なのでここでオフェンスで1ヤードを取りに行った。ところがスナップミス。転がるボールをQBがなんとか拾ってブロークンプレーをエンドゾーンに投げ込みましたがINT。
返しのNorthwesternは難なくFGを決めて34-31でNorthwesternの逆転勝ち。もうね。これほどダメってなんなのかなというぐらいの負け方ですね。

この日の会場はビジターのNebraskaのファンの赤色がスタジアムの半数を占めて満員。先週の@WisconsinにもNebraska応援団が多数行っていたのかもしれませんが、ホームのWisconsinも赤色だったので目立ちませんでしたが、今日は目立つ。声援はNebraska側の方が大きいぐらいで、今季初勝利を目前にして盛り上がっていたんですが、この敗戦。昨季からだと10連敗。泥沼ですね。

次週はホームでMinnesota戦。Minnesotaは今日、No. 3 Ohio Stateを相手に好試合でOhio Stateを苦しめていました。Ohio StateのオフェンスラインがエッジでMinnesotaにさんざんにやられてました。オフェンスでも負傷者が嵩んで能力の落ちているOhio Stateディフェンスを相手にオフタックルのランで再三好ゲイン。Nebraska、来週も苦労しそうです。もしNebraskaがMinnesotaにも敗戦して11連敗になると、その次はFCS校であるBethune–Cookman。元々は試合がなかった週に、シーズン開幕後に設定した試合です。開幕戦の対Akron戦が天候の都合でキャンセルになったのの代替試合ですね。Akronはこの日のNebraskaの対戦相手のNorthwesternに勝利しているチームで、今年のNebraskaの内容では簡単な相手ではなかったはずですが、それをなんとかFCS校と入れ替えてたぶん今季初勝利は見込めるはず。です。たぶん。Bethune–Cookmanはここまで3勝3敗。うち1敗はFBSのFlorida Atlanticに敗戦したものです。


SEC混戦(除Alabama)

トップ10校が3校敗退した週末。No. 5 LSUがNo. 22 Floridaに敗戦今季初黒星、No. 8 AuburnはMississippi Stateに完敗2敗目でさすがに脱落か。No. 7 Oklahomaが激戦のハイスコアの末にRed River Showdownで45-48でNo. 19 Texasに敗戦。激戦区SECの2校はどこかで敗戦するであろうとは思ってましたが、Oklahomaの敗戦は全米優勝争いに大きな影響を与えそうです。これでTexasとOklahomaはともに1敗。Texasは前評判が低かったのですが、non-conference戦で当時No. 22だったUSC、同じくNo. 17 TCUにも勝利しており見栄え良し(1敗は@Maryland戦)。Big XIIからのプレーオフ進出ではOklahomaよりも有望になったかもしれません。意欲的なスケジュールが功を奏したことになるか。

SECでは上記の2校以外にも全勝だったNo. 13 Kentuckyが接戦(しかしながら拙戦)で初黒星。Kentuckyが既に今季勝利していたFloridaとMississippi Stateが上位校を下したあとだったので、もしKentuckyがTexas A&Mに勝っていればKentuckyの評価も上昇してトップ10入りも望めた展開でしたがそうならず。Ketnuckyは主戦RBのBenny Snellが僅か13キャリー60ヤードに封じ込められてここまでのシーズンのような戦いができず。確かにランは完封されてました。全然進めない。
KentuckyにはNFL上位指名が見込まれるOLB Josh Allen(今年NFLでドラフト指名されたQBと同姓同名)が在籍、評判通りの活躍をしていたもののあまりにもディフェンスの出場時間が長くてなんともならず。Josh Allenの現在の目標は「姉よりも高い順位でドラフト指名されること」だそうです。Joshの姉Myisha Hines-Allenは女子バスケLouisvilleで活躍、今年のWNBAドラフトでWashington Mysticsが全体19番目で指名。Josh Allenの現時点でのドラフト評価はOLBとしてはトップクラス、一部のモックドラフトでは1巡目中位というところもありますが、おおむね2巡目上位での指名が有力視されているので、姉を超すにはもう一息の活躍が必要なようです。良い目標になりそう。

No. 1 Alabamaはまたも完勝圧勝。QB Tua Tagovailoaは僅か13回しかパスを投げないままで完勝。たったの13回パス10回成功のうち4本がTDパス、334ヤード。パス1本当りのヤード数は33.4ヤード‥ 目を疑うようなスタッツになってます。めちゃくちゃな破壊力です。これだけすごいと控えに回らされた昨年の先発QB Jalen Hurtsもゴネることもできないでしょう。そこそこ失点はしているのですがあまりのオフェンスの火力にそちらの問題が話題になりません。

ほぼ唯一のSEC内の対抗といえるNo. 2 Georgiaも全勝キープ。ただしGeorgiaは次週からLSU、Florida、Kentucky、Auburnとズラリ難敵の4連戦が待っています。ここをどう切り抜けてSEC優勝戦に東代表として登場できるのかどうか。東の制覇というテーマだけで考えれば同じ東地区所属のFloridaとKentucky戦さえ勝利すればAuburn/LSUに敗戦してSEC2敗でもSEC優勝戦には届くでしょうが、そうなるとSEC優勝戦でAlabamaに勝つ以外では全米準決勝プレーオフへ進めないことになります。
Alabamaに対抗できそうなのはGeorgiaしか見当たらないとは言え、勝ちは予想できない。プレーオフ進出の可能性を高めるにはやはりここからの4連戦での4連勝、それも良い内容でプレーオフ選抜委員の心象を良くしておく必要がありそうです。

カレッジフットボール専用TVコマーシャルがウケる

先週から流れ始めたこのコマーシャルがツボにハマってしまったのでご紹介してみます。日本ではほとんど人気がないと思われるDr. Pepperというルートビア系の味の炭酸飲料のコマーシャルで、熱狂的なカレッジフットボールファン兼Dr. Pepper愛飲家しかいない架空の田舎街Fansvilleを舞台にしたシリーズもののコマーシャルの一部です。

カレッジフットボールファンのはずの息子のベッドの下にサッカー雑誌があったのを親が見つけてしまい、両親が息子を説教するという設定がウケてしまいました。母は「あなたの年頃はいろんなスポーツに興味を持つのは自然なことだから」となぐさめ、父「最初はサッカーかもしれないが、その次にはラクロスを見たりするようになるんだ」と嘆く。おわかりのことかと思いますが年頃の息子がポルノ雑誌を隠し持っていたのがバレたという、まあ世界のどこででも昔はあったであろうシチュエーションのパロディです。
これ、最初は笑って普通に見ていたんですけど、いまの時代は紙媒体のポルノ雑誌って入手困難なんじゃないんですかね?このシチュエーション自体が若い世代には意味不明なのかもしれません。

それはともかくカレッジフットボールの対極にされるのはサッカーやラクロスなんだなあというところがおもしろいです。サッカーはいまでこそ観戦スポーツとして市民権を得ましたが、それはほんのここ10年強のこと。現在のアメリカ人成人にとってはまだサッカーはあとから出てきた、伝統的なアメスポ価値観とは別モノなんでしょうね。だからこういうCMが成立する。それがラクロスとなるとさらに新しく違和感が高いと。
裏を返せばこういうふうに言及されてジョークとして成立するほどには存在感を獲得しつつあるという証明でもあるのでしょう。両ジャンルとも当ブログではサッカーはMLSが零細マイナーな頃から、ラクロスもほとんど日本では報道がないであろうMajor League Lacrosseなどを何度もご紹介してきた競技でありますから、ちょっとした感慨があります。いまさらMLSを紹介する必要はなくなったし、MLLもまだまだ利益体質という意味では課題は多いですが「次」があるとすれば今ならラクロスだと認知されるようになってきたのはDr. PepperのCM担当者にも認めていただいたレベルまで来てるわけですね。
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