個人的な話ですが、先日来のSan Diego Padres x Los Angeles DodgersのH&Aでの10日間での7度の対戦、たっぷり観戦。まだ4月だというのにポストシーズンのような熱気、という表現は私も使いましたが、アメスポマスコミでも同様の表現が見受けられます。
連戦の最後の試合での大逆転勝ちでここまでの直接対決7試合でPadresの4勝3敗となりました。今季はこのカードは計19試合が予定されており、残り12試合。次にこの両軍が顔をあわせるのは6月21日の3連戦。ほぼ2ヶ月先。その頃までにどちらかがペナントレースから脱落していないならば、またはけが人がかさんでいないならば、期待のライバルの再激突としてまた注目を集めそうです。

前項でも書きましたが今回の@Dodgersの4連戦では金土日と3試合が立て続けに全国放送になったわけですが、インターネット界隈の反応は大変良い。こんなに試合を続けざまに真剣に見たのは久しぶりだという感想がとても目立ちます。私自身がそうだったので、ああ同じような人がたくさんいるなあと。普段あまり野球の話をしないスポーツトーク番組もこの7連戦のすごさを散々語っていたりで、反響がすごいなあ、MLBのレギュラーシーズンがこんなに話題になったのっていつぶりだ?という感じです。


NL西の地区ライバルなわけですが、Padresは現在NL西3位。Padres x Dodgersばかりが目立ってますが、両軍が星のつぶしあいをしている合間にSan Francisco Giantsが他地区から勝ちを稼いでNL西2位を確保してます。PadresとGiantsが来週から3連戦 x 2。Giantsが星を稼いだのはMiami Marlinsであって現在の成績の中身は大したことはないのですが、


それ以外にもShohei OhtaniのLos Angeles Angelsの試合も既に大いに注目されています。私個人のことで恐縮ですが、Yankees戦も数試合見ましたしOhtaniの試合も見たしなんのかんので既に10試合以上見ている。細かく数えたわけじゃないですが、これ、昨年2020年に私が見たレギュラーシーズンの試合の合計を超えているような気がします。2020年は歴史に残る特殊な年で、スポーツに割く時間もエネルギーも大きく減退した年でしたから比較に適さないし、MLBのシーズン自体が変則で2ヶ月でしかなかったわけですが、それにしてもまだ開幕から1ヶ月も経たない4月下旬のうちに昨年以上の量の試合を見てしまったという個人的な体験。SNSなどの発言を読んでいると私と似たことを言ってるひとは相当に多いように思えます。

よく言われる説明としてはNBAから流出したスポーツファンがMLBに戻っているのではないかというものがあります。NBAが大きく視聴者を失っているのは間違いない事実。なぜNBAが視聴者を失っているかの説明として当ブログでは、商品としてのNBAの試合の質が大きく損なわれているということをメインに据えてきました。

しかしもうひとつ大きな問題としてNBAが昨年来現在に至るまでBLM運動その他の主に人種間のバランス・社会正義の活動に積極的に関わっていることが主に共和党支持層に嫌気されているという可能性が指摘されています。その結果NBAは広いファン層を失っているのではないかというわけです。私の身近でもこの問題をもうたくさんだもう聞きたくないスポーツを純粋に楽しめないと言ってる方が何人かいます。

ではその層はMLBなら良いのか。MLBでも社会正義活動のコマーシャルは試合中に何度も入ります。カウントしたことはないですがMLBとNBAでそれほど頻度の差があるようには感じません。MLBにしても王者Dodgersは白人軍団ですが、いまのMLBの最大の若きスーパースターであるFernando Tatis Jr.、Ronald Acuña Jr.、Shohei Ohtani、黒人黒人アジア人です。