良いものを見てしまいました。第1シードGonzagaが第11シードでFirst Fourから勝ち上がってきたUCLAを延長戦の最後のブザービータで振り切って全勝維持して決勝戦進出を決めてます。すごかったですね。一試合丸々観戦して大満足の一戦。今季最強、試合平均得点が92点という猛烈なハイスコアリングチームのGonzaga。93−90の最終スコアでちょうど今季の平均にたどり着きましたが、延長戦5分を加えてのもの。UCLAの熱の入ったディフェンスとペースダウンが効いて結局一度もGonzagaがUCLAを引き離せなかったです。たぶん試合途中の最大点差は7点が一瞬あっただけ。

今季のGonzagaは圧勝がほとんどのため、スターターがこの試合のように出場時間が伸びた試合はないはずで、終盤・延長戦での失速やファールトラブルも心配されましたが、それはなし。

それよりなによりUCLAを大絶賛したいです。ディフェンスは前週までも粘り強かったですが、同時にオフェンスでGonzagaの火力に追従し続けたのがすごい。29得点で延長戦の最後に同点リバウンド&ゴールを決めたJohnny Juzangも前戦から続いてすごかったですが、リーダーのドレッドヘアTyger Campbellが17得点、延長戦で5点差をつけられて苦しいところで3ポインターを決めたJamie Jaquez Jr.が19得点、本来は入らないはずのミドルジャンパーをばんばん決めたセンターのCody Rileyも14点とスターターが皆攻守で奮戦して、Gonzagaをギリギリに追い詰めました。素晴らしいです。今名前を挙げた選手たちを含め現在のスターターは全員下級生で来季も戻ってくる公算が高い。来季のUCLAは注目せざるを得ないでしょう。あまりにも今大会の活躍がすごかったのでJohnny Juzangはひょっとしたらプロに転向するかもしれませんが。

勝ったものの最後に決勝3ポインターを決めたJalen Saggsは試合中に何度もハードの倒れて何度も自分の手を押さえていたりみぞおちに一発食ったり。激戦の最中だったのでアドレナリン出まくりで最後の決勝ゴールも決めていますが、ホテルに帰って落ち着いたがかなりあちこち悪い状態でも不思議じゃない試合中の様子でした。他にもAndrew Nembhardが肩が亜脱臼したかなにかような様子でトレーナーの診断を受けていたようでもありました。

決勝は圧勝で勝ち進んだBaylorとの最強対決での顔合わせになります。Gonzagaがどういうコンディションで臨めるのかがちょっと気になりますね。