週末のスポーツで個人的に一番良かったと思ったのは6カ国対抗ラグビーのイングランド x ウェールズ戦でした。アメスポではないので深入りしません。アメスポ側で一番良かったかなと思ったのはNASCAR@Miami-Homesteadでしたが、あまり一般ウケしそうにありません。

というわけで前回の続きのようになりますがカレッジバスケのNo. 3 Michiganの試合をじっくり観戦できたのでその話を。
今週末はBig Tenの古豪Indianaを相手にした試合、最終スコア73-57で快勝。その前週は当時全米ランクNo. 4で眼下の敵だったOhio Stateに92−87を撃破。今季はBig Tenがカレッジバスケの最強カンファレンスと目され、そこで難敵に勝ちきっているMichiganの評価は高いです。現在18勝1敗。唯一の敗戦は対戦時No. 23だったMinnesotaに完敗。Minnesotaはその後負けが込みBig Ten内6勝12敗、March Madnessへの進出可能性はギリギリ、First Four狙いです。たった1つの敗戦なのでMichiganの全米シード1位には問題なし。

Michiganの強みは高さです。フロントラインの高さとその高さに似合わない機動力は魅力があります。2年生ドイツ人Franz Wagnerはサイズの優位と対人の強さにしなやかさもプラスされた好選手。来るドラフトではロッタリー指名が期待されています。Washington WizardsのMoritz Wagnerの弟。WizardsはRui Hachimuraの所属チームなので日本の方も観戦機会が多く、従って兄のMoritzのプレーぶりもご存知かも。弟の方は兄より一回りサイズは小さいですが今季成長したことで注目度がアップ。この選手はNBAに行くとSFになってしまうでしょうが、カレッジではこのサイズで高さとして機能します。ボールの扱いもうまい。
Michiganの高さの中心は7 feet 1、Hunter Dickinson。フットワークも悪くなくカレッジレベルではこの高さは相手チームには対応しにくくMichiganのトップスコアラーになってます。

今季全米1位をプレシーズンランク発表以来守り続けているNo. 1 Gonzagaは完成度・全方位に強い好チームで今季の優勝候補ですが、マイナーカンファレンス所属のためDickinsonのような高さや、Wagnerのような高さとうまさを兼ね備えたタイプと対峙していない。Michiganは高さだけのチームではなくガードにも運動能力の高いIsiah LiversやMike Smithもいてどのポジションからもオフェンスの圧力がかかる。Gonzagaが一番嫌なのはNo. 2 BaylorではなくMichiganということになるのではと想像します。

ひとつ難点を指摘しておくと、私の見た範囲内ですがBig Tenの審判はムービングスクリーンに甘いと思います。Michiganのフロントコートがpick&roll、pick&popを遂行するときにスクリーンがかなり動いていると思うんですけどまったくファールを取られてません。
March Madness本番で他カンファレンスの審判がムービングスクリーンでの反則をきっちりとった場合にMichiganの主戦力であるフロントコートがファールトラブルに陥る可能性を感じます。若いカレッジの選手が判定に苛ついたりするとさらに傷口が広がる可能性も。