Drew Breesが引退していません。これは現役続行のサインでしょうか。
New Orleans SaintsとDrew Breesが合意の上で契約の組み換えを行ったのが報じられたのは2月5日。Breesの2021年シーズン分のサラリーを軽減して、Breesのサラリー全体の支払いを2022年以降に伸ばすことでチームの2021年のサラリーキャップヒットを緩和。Breesの2021年シーズンのサラリーは予定通りなら$25 millionだったのをベテランミニマムの$1.075 millionに減額。この報道があった時点でのマスコミ報道はBreesの引退準備であると解説していました。これに続いて近く引退が発表されるのであろうと。

3週間が経過しましたがBreesの引退会見はセットされていません。起きたことはフォローしやすいですが、この起きなかったことはフォローしにくい。よく目をこらしていないと見過ごしてしまいます。

以前から何度か言及している通り2020年シーズン終了時点での見込みではSaintsは2021年シーズンのサラリーキャップに$100 Million近く超過しており、主力選手の放出・カットは不可避。とてもBreesがもう一丁と来季をプレーしたくても優勝を狙える戦力にならないであろうというのもBreesの引退が推定される材料だったはずです。Brees自身のサラリーすら払われかるかどうかわからないと。

しかし今になって眺めてみてどうでしょう。チームのキャップ超過。Breesのサラリー大幅減額。この2つの話題についての解釈は齟齬しておかしかったのではないでしょうか。その2つの事象はリンクして語られず、スポーツマスコミはBreesの引退準備であると報じたのです。本当でしょうか。
Breesの契約再編は2021年のチームのキャップ政策のための自己犠牲でベテラン最低給で良いからもう1年プレーしたいという意向の現れという解釈だって成り立ちうるのに、私の知る限り大手スポーツマスコミはBreesの引退は不可避と報じたのです。

あれから日数が経ってすぐにでもありそうな話だった引退会見は今も起こってません。ということはどういうことか。Breesが最低保証額でのSaints復帰や、激安超ベテランとしてトレードの駒になっている可能性だって検討されているのかもしれません。トレードの場合はSaintsが対価はドラフト権でしょうし、1年限りの移籍先でのプレーとなる可能性が高いため大した見返りの権利は得られずということになりそうですから、それぐらいならSaints残留の可能性の方が高いでしょうか。

Breesが大幅減額を飲んだことで率先して範を示したとして、他のSaintsの現有の選手たちが呼応して減額を飲むという可能性ってあるんですかね。Breesは長く現役を続けてカネにもう執着はないとしても、他の選手たちにそれと同じ気持ちになれというのは酷な気もします。が、時間がかかっているのはSaintsがそれらの選手たちに契約再編という名のサラリー減額を持ちかけて時間がかかっているという可能性を感じるのです。だからBreesの引退会見が実現しないでのびのびになってるんじゃないかと。