あまり言ってはいけない話の続きになりますが、テニス女子単で全豪オープンを制したNaomi Osakaの英語力がここ数年どんどんよくなってきています。前項でちょっと触れたMLBへ来る日本人選手との差は相当に大きくなってます。

ということを言い出すとOsakaはもともと英語ができていたのじゃないかなどと反論も出ると思うので先に私の認識を。
2年半前に全米オープンを初制覇した頃って彼女の英語はそうとうに拙かったです。語彙も子供っぽかったし、リズムも悪いし、本人も自信なさげでもありました。その時点でコメント欄にも書いたのですが「Osaka選手の英語はここ1-2年でずっと上達した、とTVで(たぶんMary Joe Fernandezが)言ってました。たぶんMary JoeはOsakaは日本語が母国語だと思っていることでしょう」という状態。ずっと上達してあの拙さだったのです。とは言えあの時点のOsakaの英語力でも大半の日本人MLB選手よりは上であったと思われます。

昨今のOsakaの会話能力は外国人としては十二分のところまで上達してます。ネイティブとほぼ近いリズムで話すことができるところまで来てるし、こまかいやりとりなんかが普通のアメリカ人の会話に近い。2018年時点では軸となる母国語が十全に習得できるのかということが気になるほどの言語能力だったのが発言内容も含めて長足の進歩でそのまったく心配はないところまできているようにみうけます。見えないところできっと努力もされているはずです。
尚、上でもリンクした2018年全米オープン当時のコメント欄で当時様々示唆に富むコメントや指導いただいたことをいまさらながら感謝します。私がブログを続けていられるのもこうした学びの機会があるからです。大変ありがとうございました。

その当時のコメントで私自身が当時書いていたことから引用ですがこういうことを書いていました。「Osaka選手のアメリカ市場でのマーケティング素材としての可能性はまだまだわかりませんが、数少ないアジア系のスポーツスターとしてうまくハマる可能性もあるでしょう。ただ上でも書いた通り英語能力が劣るのでその辺も含めていろいろ馴れて違和感のないお喋りをしたり、にっこりしたり(ほとんど笑顔が見られません)といったことができるようになると良いかも。でもあまりテニス以外のことを多々要求するのも酷ですから、ご本人のペース資質に任せるのが良いのでは。
20歳ぐらいでは普通の米国人でもマスコミ対応がうまくできない選手はたくさんいる(ぱっと思い出すところでKevin GarnettとかIversonもプロに入ってきた頃はまともな応答になってなかった)ので徐々に馴れていけば良いことです。」

どうでしょう。あれから2年半。Osakaの成長は素晴らしいものがあることがわかります。英語自体の上達やこなれぶりなどは序の口。発言内容の安定ぶり、にっこりとする場面の多さなどなど当時からは段違いかと。でも米国内のTVCMではまだ見かけたことはないような。その面でこの先どうなりますか。


そういえば全豪オープン優勝後の記者会見でOsakaは女子プロサッカーNWSLのNorth Carolina Courageの帽子をかぶって登場していました。彼女が同チームに投資して共同オーナーになったというのは全豪大会前にニュースで知っていたんですけど、世界に流れるこの記者会見でこの帽子で来るのか、へーという感じでした。(単にスポンサーさんココ、枠が空いてるよというアピールなのかもしれませんが)

NWSLではLos Angelesにできる新チームにSerena Williamsが投資するという話もあって、創設以来苦労してきたNWSLにやっとカネが流れ込んできているタイミングではあります。
ただOsakaの知名度と資金力をもってすれば零細NWSLのどこのチームのオーナーシップでも買えたであろうに、なぜか田舎のNorth Carolina Courageを選んだというところも意外な感じでした。政治的な意図があるのかなとも想像しましたが正確なところは彼女が語らないのでいまのところわかりません。