よく勝ったねえという試合になっています。Golden State Warriors 115-113  Los Angeles Lakers。今季のここまでの両軍のプレーぶりからしてLakersの方が強そうだというのはほぼ必然とも言える事前の予感。その上序盤からLakersがガンガン攻め込みWarriorsのスモールラインナップを圧倒してあっという間に最大19点差。こりゃダメか。これなら早く寝られるなとその時点では思いました(夜10時開始の試合)。それがじわじわと追い上げて最後の競り合いでLakersを凌いで大逆転勝利となってます。平日前夜に夜半過ぎまで観戦は良くないですが見てしまいました。
結果から見ればあの試合の出だしで最終的に113点しか取れなかったLakers。Warriorsが追いすがってきたときにLeBron Jamesがギアチェンジできなかった感じの試合になってます。LeBronが19得点、Anthony Davisが17得点。道中が楽勝ムードかつサポートキャストが当たっていたので彼らに任せて流していたのが勝負所になってサポートキャストが沈黙して慌ててLeBronとAnthony Davisが勝ちに行ったものの点を取り切れず逆転という試合になってます。こんな展開になったのはレギュラーシーズンならではのおごりもあったかなという試合です。

シーズンオフにも書いたのですが、2020-21シーズンには高さと才能のLakersとポジションレスのWarriorsの激突か、それともWarriorsが変節して高さ対策を進めてNBAのトレンドが変わるのかを想像して楽しんでいたわけです。その時点ではまだKlay Thompsonは再度の負傷は発生していませんでした。その後Klayが昨季に続いて長期離脱が決定して迎えた新シーズン、Warriorsの成績も内容もパッとせず、エースのStephen Curryもピーク時から3ポインターの確率も大きく下がって脅威は減退。Lakersの連覇を阻む挑戦者としては物足りないシーズン序盤です。
ドラフトでWarriorsが獲得した長身James Wisemanは想像以上に動ける選手で初期段階では成功とはなってます。昨年タンクして下位に沈んで獲ったかいがあった選手ですが、とは言えAnthony Davisを中心に高さを揃えたLakersを相手にしては心もとない。Lakersは昨季の優勝時のフロントコートのJaVale McGee、Dwight Howardは退団してますが、代わってやってきたMarc Gasol、Montrezl Harrellで十分に穴埋めに成功しており対戦チームにとってはフロントコートの疲弊を招く強力なフロントコートと言えるでしょう。東西の有力各チームの試合はだいたい一通り見ましたがLakersが抜けているなというのは事実に思えます。

このWarriors@Lakersの前に放送されていたのがMilwaukee Bucks@Brooklyn Nets戦。James Hardenが移籍してきての2試合目。序盤はHardenがチームに気を使ってるのかボールを早めに手放してチームメイトにプレーさせてましたが、試合がヒートアップしてからはらしいプレーが増えてきて結果34得点12アシスト、Oklahoma City時代からの旧友Kevin Durantも途中から調子があがってきて30得点。最後の競り合いでMilwaukeeを制して125−123でNetsの勝利。先発5人を長時間出場させての勝利でレギュラーシーズンの勝ち方としては少々難ありの面もありますが、全国放送の試合でNetsもBucksもベストメンバー出場での模擬プレーオフ戦的なものと考えればNetsのポテンシャルの高さを見せた試合とも言えるかも。
HardenのHouston時代のようなボール専有状態でもなくボールシェアは新加入急造チームにしてはずいぶんとスムーズにも見えました。旧友ならではの安心感みたいなものもあるのか。
ところでKyrie Irvingはいつ帰ってくるんでしょうか。