コロンビアと米国の二重国籍選手であるMLS Orlando City SCのAndres Pereaが米代表に資格をスイッチすることが正式に承認されています。フロリダ州Tampa生まれながら幼少の頃にコロンビアに移住していたという20歳。出生主義のアメリカでは米国内で生まれた子供には基本的に全員が米国籍が付与されるため両親が外国人で育ちも海外でも国籍は維持できます。既にコロンビア代表としてはU-20でプレー実績あり。昨年2020年にコロンビアの国内チームからローンでOrlando Cityに加入、今年2021年からはフル移籍でOrlando Cityに残るとか。
このタイミングでの米代表への編入ということは、米代表入りを最初から想定してローンで借り受けつつパンデミックの2020年中に手続きをしてたってことのように思われます。

本人の代表資格切り替えについての弁ではコロンビアへの母国としての敬意も維持しつつ、現在進行中の米代表の若い世代の勃興を見てここでなら大きなことをやれると感じて米代表に加入することを決意したと率直に語ってます。
そうであれば先日来何度かご紹介している米代表のU-20世代U-23世代の大きな底上げが呼びこんだ選手ということになります。今の特殊なまでの米代表若手の期待感がなければそのままコロンビアのシニア代表へ上がっていった可能性の高い選手でしょう。
2020年のOrlando Cityの試合はパンデミック再開直後の1試合しか見ていないしこのAndres Pereaのプレーぶりはまったく記憶にないのでどういうタイプの選手なのかはまったくわかりませんが、南米で育った選手なので欧州組とはタイプの違う選手だったらまた将来の米代表の厚みに貢献していくのかもしれません。


他にもブンデスリーガSchalke 04所属のMatthew Hoppe19歳が先週末の試合でハットトリックを記録。アメリカ人選手でブンデスリーガでのハットトリックは初。今季5度目の出場、3度目の先発出場での快挙になってます。アメリカ人サッカー選手としては珍しい長身の191cmのストライカー。若い選手は増えているもののピュアストライカーは不在だなあと思っていたところで出てきたこの選手。ど真ん中CFで起用されて堂々のフィニッシュの連続。

米代表はいったいどうなっていくんでしょうか。あまりにも急激に、それも次々と若手選手が浮上してきていて追いきれないほどです。