いろいろはらはらさせてくれましたが、結果はMiami HeatがNBA東カンファレンス決勝第4戦を制して3勝1敗、Finalsまであと1勝と迫ってます。
ルーキーTyler Herroが37得点で最高得点。弱冠20歳。20歳またはそれより若くしてNBAプレーオフでHerroの37得点以上を挙げた選手は史上一人だけだそうです。Magic Johnsonが1980年に42得点をあげて以来の快挙(LakersのエースKareem Abdul Jabberが負傷欠場したFinalsの優勝決定試合)。最終スコアはNo. 5 Miami Heat 112-109 No. 3 Boston Celtics。

CelticsはエースJayson Tatumが前半得点ゼロ。最終的にはTatumは28点を挙げているので帳尻は合わせているんですけど、今プレーオフ試合中に相手に大量リードを許す場面の多かったHeatが今日はTatumの不振のおかげもあって大きくビハインドに落ちる場面ないままに試合が推移。
試合残り時間が30秒を切ったあとも最後までCelticsも何ポゼションも粘ったんですがフリースローを沈め続けたHeatが逃げ切り。Jimmy Butlerの3ポイントシュートへのファールとかインバウンドプレーで苦労するなどスムーズな逃げ切りではなかったものの試合を通じて、そして勝負所で肝心のフリースローを決め続けたのが大きい。戦前はCelticsの方がチームとしてフリースローが強いと考えられていたシリーズでHeatがフリースローで勝ったのは目立ちませんが重要な勝ち方だったかと。

Herroはとにかく思い切りが良いというか、まったく物怖じしない。難しいショットを外からゴール周りから決めてます。今日はCelticsの敗因の一部になってしまったTatumもルーキーだった年のプレーオフでの勝負強いプレーで全国区での名を挙げた選手でしたけど、HerroもTatumのレベルに急激に株を上げていることになりそう。試合後のインタビューでも肝が座ってる。
HerroとTatumの共通項というとカレッジでエリート校の1-and-doneだったこと。カレッジ在籍1年の数字はともかくエリート校が16歳17歳当時に望むような人材の伸びしろはやはり魅力的ですね。

HeatがFinalsに到達すればLeBron JamesがHeat在籍の最終年だった2014年以来となります。LeBron以外にもChris Boshを病気引退で失うなど更地に近い再建を経て、まだ6年ですか。なんかものすごく昔のことのような気がしますが。