男子サッカーMLSが7月8日から開催する「MLS is back Tournament」を前に全選手スタッフのコロナ検査を実施、その結果を公表しています。既に一部のチームは会場となるフロリダ州Orlando入りしていますが、検査はOrlando入り前に行われたもの。26名の陽性が確認されたとしています。

率に直すと2.7%の陽性率で、先に発表されているバスケNBAでの事前検査で5.3%が陽性となったのと比較すれば半分の割合で、スタート段階ではまずまずの成績と考えて良いのでしょう。
MLSもNBAも会場が今全米で最も感染状況が悪い州のひとつであるフロリダ州でのシーズン再始動なので、シーズン再開後に感染が拡大する可能性もないわけではない。選手のオフの行動次第ということになるのかもしれません。Orlando市がある地元の直近5日間の感染率が9%-22%とかなり高いと発表になっており、選手スタッフが気を抜いていたらあっさり感染が広がりまだあと10日あるMLSの開幕までに感染者が増える可能性もあるんでしょうね。
既に女子のNWSLの方ではOrlando Prideの選手スタッフから感染者が続出して、NWSLのトーナメントへの現地入り前に参加を断念したという事件が起こってます。

NBAもMLSもOrlandoで集中開催のトーナメント形式でのシーズン再開ですが、NBAは8試合のレギュラーシーズンとプレーオフ本番、なので敗退チームはそのままオフシーズンに入る。MLSはこの再開トーナメント後に続けてレギュラーシーズンに向かうという仕組みなのが違います。つまりNBAは短期決戦の真剣勝負。MLSはトーナメント形式はとってますが今後半年近くに渡るシーズンの再開始動イベントです。プレシーズンマッチの代替とさえ言える。
NBAチーム、特に優勝を狙えるチームにとっては大事な試合であり、同時にシーズンの終わりが見えている試合であるため試合外の行動も自ずと気合を入れることになるのではないかと思いますが、MLSの方がどうなるか。NBAの方も例年だとプレーオフの期間中のオフの日にはゴルフに行ったとかそんな話はよく聞くところ。それが今回はたぶん自粛対象になるはずです。