2021−22シーズンからNHLに参入するSeattleのNHL新チームの本拠地アリーナの名前が決まってます。Climate Pledge Arenaというそうです。これは新しい。チーム名はまだ未定。決まってるのかもしれませんが未公表。今年はあまりにも大事件が多すぎて大変な年になっているのでチーム名の発表をして盛り上げるのは参入する2021年にずれ込む可能性が高そうですね。

さてClimate Pledge Arena。通販最大手Amazonがネーミグライツを購入して命名したもの。Amazonの本社はSeattle市内にありますから地元。スポーツ会場のネーミグライツというと企業名がほとんど、商品名が少数派かと思いますが、そのどちらでもない名前にしてきました。いまさらAmazonの名前を知らないアメリカ人は貧困層でもない限りいないわけで企業名を売り込む必要がないのはわかりますが。

Climate Pledgeを訳すと「気候の誓い」でしょうか。日本語として語呂が悪くてすみません。つまり企業イメージの向上にこのネーミグライツを使おうということですね。地球環境に優しい、継続可能な社会、といったイメージをAmazonの企業イメージに付け加えたいということなんでしょう。
確かに考えてみればGAFAの4社の中でAmazonが一番ユーザーに向けた社会的なメッセージ性が薄い気がします。

NHLの地方アリーナの名前をエコな名前にしただけではないらしいところが手が込んでます。なんでもこの新アリーナの設計は世界で初のnet zero carbon certifiedなアリーナだそう。二酸化炭素発生を抑えイベント開催しても二酸化炭素の出入りをプラマイゼロにして環境へのインパクトを抑えた形で運営されるのが認証されているとのこと、らしいです。また製氷に使う水は水道水ではなく現地の雨水を使うエコ仕様なのだとか。

西海岸のNHLアリーナのこのような試みをサポートしても当面さほど目立つことはないと想像できます。いつも言ってますが西海岸のスポーツイベントはアメリカの人口の半分以上が住む東部時間帯からではなかなか見づらい。現地午後7時の試合開始が東部では午後10時からの試合開始。NBAならともかく、かなりファン数で劣るNHLの、それも馴染みのない新チームの試合を多くの人が見ることはあまり期待しにくい。アリーナのエコな取り組みは新しい動きをリードする意味はあっても多くの人の注目は集めにくそう。特にAmazonという知名度抜群の企業の取り組みとしては地味にはなりそうです。

NBAならともかく、と書きましたが、この新アリーナ、将来的にはNBAも誘致する可能性も見てネーミグライツを買ってるのかも。NBAとNHLの両用ならNHL単独の倍以上の露出は見込めるようになるのでしょう。