昨日日曜日のNASCAR@Talladega SuperspeedwayでのNASCARのレースは雷雨で順延、今日月曜日開催となってます。父の日だった昨日の放送用にTV制作側が撮りためたクリップを延々放送した挙げ句順延。先週に続いて天候に恵まれてません。先週は1000人、今週は5000人の観客を入れてのレース開催でアメスポを先行しようという試みですが、順延になったことで平日月曜日の開催にどれぐらいのファンが来てくれるものか。

既報の通りNASCARは南軍旗の持ち込みを禁止したばかりですが、昨日のレース前からTalladega Superspeedwayの周辺の公道には南軍旗を立てたトラックが集結し、巨大南軍旗をなびかせた軽飛行機がレース場上空を飛び回るなど、NASCARの施策に反発する人たちの行動があったことが報道されています。この程度なら想定の範囲内で平和的な話かと思います。ムリに入場しようとして小競り合いになったというようなニュースは見当たりません。「defund NASCAR」といったスローガンを掲げる人もいたりするのがBLMとの若干の関連を感じさせる程度。

南軍旗トラックの車列の写真など見るとおもしろいなとは思います。たぶん彼らはトランプ支持者でもあって、トランプの支持者集会では星条旗への敬意を示さないNFLを糾弾しているわけです。星条旗は北軍の旗なわけで、南軍の支持とは相容れない部分があるはずなんですけどそういう何を支持しているのかわからない状態でも行動力はあるっていうことになります。


それはともかく、かれこれNASCARはシーズン再開以来1ヶ月になりますが、今週末の段階でどうも初めての関係者の感染者が出たと発表になってます。複数チームのスタッフから感染者が出たとのこと。他のジャンルで再開早々に感染者が出ている例が相次いでいるのと比較すると再開1ヶ月で初の感染者というNASCARの実績は褒められこそすれ批判されるものではないでしょうが、同時にどんなに防疫措置を講じても若干の漏れはどうしても出る環境なのだと再確認されそうです。さすがに1ヶ月も転戦していると予防意識に緩みも生じる可能性も否定できません。

カレッジフットボールチームで各地で感染者が出ているのはキャンパス近くのバーで広がったとかなんとかいう報道が出てます。カレッジは大きな子供の集まりみたいなもので予防措置に従わない選手が出てしまうのは残念ながら想定範囲内。ここまで報道された学校がClemson、LSUなど南部の、たぶんマスク着用率が全米平均よりかなり低いであろうと想像される土地柄の学校の被害となってます。
同じく感染者発生が報告されているMLBの選手がキャンプ外でどんな行動をしていたのかは報道がないですが、カレッジと違って大人の集団であるはずのMLBでもカレッジ並の予防意識の低い行動をとっていたとしたら情けないことです。感染を受けてMLBチームがキャンプを解散してそれぞれの地元都市へ戻るという報道とセットで考えると、MLB選手がかなりのオイタをキャンプ地で展開していてそれが感染源になった可能性を想像させられます。もしそれが感染の理由かもしれなくてもキャンプ付きのマスコミ番記者は記事にしにくいでしょうから、その点についての報道がない理由としても納得いくかも。