結論はタイトルそのままのことが言いたいわけです。
昨夜のUFC 249はスポーツに飢えた人たちを集めてPPVのセールスは好調だったと速報されています。前日までで既に最近のUFCのPPVの倍を売っていたとかで、最終的な数字はまた出てくるでしょうが、これだけ売れるなら現地のゲート収入がゼロでもやってとりあえず成功ということになります。
その一つ前のビッグイベントとなったプロレスWWEのWrestleMania 36も世界的なスポーツ枯渇の中で好セールスを達成したとされます。

来週の日曜日には今度はNASCARがシーズン再開の初戦を放映予定。UFCやWWEがPPVイベント(UFCの前座カードはESPNで放送してましたが)だったの対してNASCARは地上波FOXでの放映が予定されておりより広い視聴者に届くアメスポ再開の知らせになるのでしょう。

WWE、UFC、NASCARは例のトランプ大統領からアメリカ復興をリードして欲しいと要請を受けた電話会議に登場したジャンルです。アメスポメジャーのうちと認められてあの電話会議に呼ばれたわけですが、4大メジャースポーツと比較すると人気の広がりは落ちる 。ありていに言えばMLB・NBAなど大物ジャンルがシーズン復活した後からでは活動を再開してもあまり目立たないところ、先行再開してそれぞれ目立てて良かったね、ということになります。

先行できた理由はWWEやUFCは個人競技で人員を限ることが可能で準隔離措置が取りやすかったからですし、NASCARはピット以外はSocial distanceを維持したまま競技自体は進行可能だからでしょう。昨夜のUFCはWWEに比べると報道関係者なのかけっこうな人数が後方に見えていて、どうでしょうざっと30−40人は周りにいたように見えましたが、それでもバスケや野球をやるよりはこれでもかなり少ないのでしょうね。それぞれ特性を生かして4大スポーツ再開の前に開催できた。

で、IndyCarも例の電話会議には呼ばれていました。現時点でのIndyCarの再開プランは6月6日開催のGenesys 300をTexas Motor Speedwayでとなってます。例年はこの一週間前、5月末のMemorial Dayの3連休にIndy 500を開催するんですが、6月6日からやるっていうのですからIndy 500は意図的に開催を避けたということなのでしょう。

IndyCarシリーズがNASCARに完全に水を開けられてアメスポモータースポーツの中でマイナーリーグ化してきた事情は過去に当ブログで何度も書いています。それでもマイナーリーグ化で収まって潰れなかったのはひとえにIndy 500という圧倒的な歴史と知名度を誇るレースがあるからです。今年のIndy 500はまだ出口戦略が語られていなかった時期が早い段階で10月3日に延期を決定済み。10月3日というのはIndyCarシリーズの今季の最終戦です。
延期を決めた頃は疫禍がその先どうなるのかまったく見通せない時期でした。IndyCar全体の経済的価値のほとんどがIndy 500にかかっているだけに開催は至上命題、中止は絶対に避けなければならないということで可能な範囲で一番遅くにしたということでしょう。

結果からすれば先延ばししすぎたことになるのかもですね。今回見たとおり他のアメスポ二番手グループのWWE, UFC, NASCARがそれぞれ無観客ながら単独で注目を浴びる機会を得ている中、知名度抜群のIndy 500が予定どおりに開催できていたならそれら以上においしかったのにな、と思えます。開催地のインディアナ州は近隣の州の中では一番疫禍規制解除に積極的な州でもあり地元政府の協力は受けやすいはず。今からでもIndyCarにやる気があるなら可能な気もします。まだ3週間ありますから。NASCARが急に再始動を決めたあの勢いをIndyCarがまねできるのかどうか。
もう開催期日は伸ばしちゃったんだから再移動は無理だというのなら、あとは10月に部分的にでも観客を入れて遅らせた判断が少しはお金を生むことを祈るぐらいでしょうか。