ラグビーW杯のC組の初戦 イングランド対トンガ戦を見ました。イングランドは次戦で米代表と対戦予定。それにかこつけて少し書いてみます。最終スコアは35-3でイングランドの勝利、終盤のトライでボーナスポイントもゲットして結果だけならイングランドは満足な試合となってます。ただしイングランド代表監督のEddie Jonesさんはきっとめちゃくちゃ怒っているであろうと想像できる内容。こんなにミスしてくれるなら米代表にもチャンスあるぞという感じの試合になってます。

トンガも最後まで諦めずに奮戦していたからこそのイングランドのミスの頻発ではありますが、それにしてもという感じのノックオンなどハンドリングエラーを連発。外に一枚余ってこれは左隅に華麗なトライ‥と思われたのが完全なパスミスで逃すとか、ファン・コーチ陣が頭を抱えるようなタイミングでのミスが多かったです。
相手との接点ではスクラムでトンガになにもさせず、ラックではたぶん4度ほどラック内で相手ボールを奪ってくるなど強さを見せたんですけど、それだけボールを得ても試合の最後までボーナスポイントを目指して走り周らなくてはいけない試合というのはそれだけでイングランド的には不本意な試合のはずです。中三日での次戦米国戦に影響が出るのか出ないのか。

この試合を観る前の段階では私個人ではイングランド代表は今年春の6 Nationsでの印象が強くトンガや米代表との力の差はかなりあると思っていました。それがあまりフィットネスで良さそうにも見えないトンガにこれだけ苦戦する。フィットネス・コンディションでは米代表の方がトンガよりは良いはずで、試合間隔が詰まっているイングランドに、初戦となるベストコンディションに合わせてきているであろう米代表が今日の試合を見て「これならイケるかも」と気合満点で向かっていったら事前の予想よりずっと好試合になるのではと期待が湧いてきました。
イングランドの方も今日のミスは修正可能なタイプのミスですから今日ほど不細工な試合はしないと気合は入れ直してくるでしょうが。

トンガが最後まで頑張り切れたのは満員の会場のおかげかなあとも思って見ていました。点差は開いて行くし得点できそうな場面は少ない中あきらめずに追従。試合終了時間切れ前になんとか一矢を報いようという気迫にも好感。判官びいきの日本の観客の声援が彼らを支えた面はあるように思えます。