カレッジフットボール今季の最初のビッグマッチとなったNo. 7 Notre Dame@No. 3 Georgiaの一戦。後半にGeorgiaが一気に押せ押せになってそのまま快勝となりそうなところをNotre Dameが粘って最後のドライブの逆転を目指してGeorgia陣内で奮戦。最終スコアはGeorgiaが23-17で勝利。普段から熱いGeorgiaの地元がスタジアム新記録の93,000人強を動員しての熱戦。あまりの観客の声にやられたかNotre Dameがfalse startを連発、現HC Brian Kelly指揮下での反則数最多を記録。そういうミスを乗り越えて追いすがったんですが僅かに及ばず。
敗戦は敗戦ですが最後に粘れたことでなんとかNotre Dameの復活プレーオフ行きの望みが僅かにつながった感じでしょう。

実は今日はNotre Dameのプレーオフの運命を占う意味では不都合なことがいくつか他で起こっていました。正午キックオフの試合でNotre Dameの数少ないランク校の対戦相手であるNo. 11 Michiganが惨敗。最終スコアは35-14ですが、途中まで35-0でWisconsinの重厚なオフェンスに完全蹂躙されて手も足も出ない状態にされていました。これ見てたんですけど、ちょっとMichiganひどすぎる。内容に工夫がなく、こんな試合だとただの敗戦以上にブースターを刺激してしまいHCのクビが危ないわという試合でした。
もう一つのNotre Dameのランク入りしている対戦予定校のNo. 21 VirginiaもFBS昇格僅か5年、創部以来10年というほとんど歴史のないOld Dominionに17-7とハーフタイムにリードされるという始末。Virginiaの試合はNotre Dameの試合と同時刻に進行していたんですけど、これでVirginiaも負けたら、もうNotre Dameは今夜Georgiaに勝って全勝しかプレーオフの可能性ないかな、というところまで来てました。

最終的にはVirginiaは逆転して勝利を収め、Notre Dameも時間が迫る中での追い上げのTDドライブ、それに続くディフェンスの踏ん張りなどでNotre Dame侮りがたしというところを見せてなんとかプレーオフ争いに踏みとどまったといえそうです。これがビッグマッチの特典ですね。多くの関係者がじっくり見てくれる試合なのでそのへんの機微を覚えていてくれる可能性が高いという意味で。