今週末のカレッジフットボールの最大の注目試合は文句なしでNo. 7 Notre Dame@No. 3 Georgiaの一戦です。今季初のプレーオフを賭けて戦う試合と言えます。放映はCBSでのプライムタイム。
CBSとしては比較的珍しい午後の枠とプライムタイムの2試合の地上波全国放送の週となります。土曜午後の定時放送の枠ではNo. 8 Auburn@No. 17 Texas A&Mの一戦が予定。


Notre Dameは昨年レギュラーシーズン全勝でプレーオフに初進出。Georgiaは昨季はSEC優勝戦でAlabamaに逆転負けでプレーオフは逃しましたが、Alabamaにリードを許したのは試合を通して最後の1分のみの紙一重。両校とも今季のプレーオフ進出が現実的な目標といえる位置にいます。しかしAlabamaやClemsonのように1敗してもどうせプレーオフ行きという立場の学校ではないので、ここで優勝候補の一角である相手を叩いて1敗同士でのプレーオフ争いになったときの印象点にしたいところ。

ちなみにGeorgiaはさらに前年の2017-18シーズンにはAlabamaと全米優勝戦を争い、その試合では試合の全時間帯でGeorgiaがリードまたはタイで試合が進み、Alabamaが得点で上回ったのは延長戦での後攻Alabamaの決勝TD後のみ、つまりは最終スコアのみ。2年間、丸2試合(120分+延長戦)を戦ってAlabamaがGeorgiaをリードしたのは僅かに合計1分4秒。しかしどちらもAlabamaの勝利に終わっている。
どちらの試合もGeorgiaのQBはJake Fromm。3年生となったFromm。たぶん今季がカレッジ最後のシーズンとなるFrommにとっては今年こそはと期すものがあるはずのシーズン。全米制覇とともに、Alabamaとの三度目の対戦での初勝利も目指すGeorgia・Frommにとってはこんなところで躓いてはいられません。

しかしながら負けられない度合いとしてはたぶんNotre Dameの方が高いです。Notre Dameは今季のスケジュール強度が弱い。例年対戦するUSCやStanfordが所属するPac-12が没落している。半所属のACCもClemson一強状態で、対戦相手校5校がLouisville、Virginia、Duke、Virginia Tech、Boston Collegeとまるで冴えません。以上の7校でランク校はNo. 21/22 Virginiaのみ。それ以外で唯一上位にランクされているのがNo. 11 Michiganなんですけど、Notre Dameと対戦する10月下旬まで上位にランクされ続けているかは疑問があります。プレシーズンランクの評判でいまも11位のとどまってますが今季ここまでの2試合はもたもたした試合。
つまり可能性としてNotre Dameにとって今週末のNo. 3 Georgia戦のみが対上位校相手の勝ち星になる可能性があるってことです。なのでGeorgiaに負けての1敗でシーズンを終えた場合にNotre Dameの立場は相当に弱くなることが予想されます。そもそもがいまのプレーオフの選抜の仕組みが選抜委員による合議制。カンファレンスに所属しない独立校で宗教校のNotre Dameを特に推してくれる委員が少ない可能性が想像でき、それこそ昨年のようにレギュラーシーズン全勝で有無を言わせず入り込める成績でないといきなりプレーオフ進出がとても苦しくなる可能性が高いのです。
そういう意味で明日の試合は今季初のプレーオフ生き残り戦の意味のある試合といえるわけですね。


先日もコメントをいただきましたがESPNの土曜日の看板情報番組College Dayは自局が放映しないこのNotre Dame@Georgia戦の行われるジョージア州Athensに出張します。他局の放映する試合を盛り上げるようにESPNが出張するのは日本だと考えにくい風景というご指摘をいただきました。なるほどそうかもしれません。
ただカレッジフットボールではSECを抜きにしてシーズンは成立しない。SECのビッグカードはCBSが長期契約でガッチリ抑えており将来に渡ってもESPNが食い込むことは困難でしょうが、だからと言ってSECのビッグマッチを避けていたらGame Day自体が成立しなくなるとも言えます。
特に2年前からSECと双璧であるBig Tenも他系列FOXに引き抜かれ、そちらも他局の放送だからGame Dayは行かないなんて言ってると行くところがなくなっちゃうんじゃないかと思います。
ま、カレッジフットボール界全体を盛り上げるという気概をもってGame Dayは全米各地のビッグマッチに合わせて巡業するということですね。