雑談をしてみたいと思います。今週のMonday Night Footballに登場するNew York Jetsの二年生QBのSam Darnoldがmononucleosisに感染して欠場することになってます。この病気、通称Monoとアメリカでは呼ばれます。インフルエンザを通称Fluと言いますが、それと同じ感じで。

私が渡米して初期の頃に初めて耳にしたのは、知人の子供が羅患したという文脈で。私にはそのときマノと聞こえ、周りのアメリカ人はあーそうなの、というようなリアクションで珍しい病気ではない、深刻な病気ではないのはわかりましたが、どんな病気かわからない。尋ねてみたんですけど倦怠が主症状らしくただし伝染るので他の子供とは接触禁止、学校には数週間単位で来れないということだけしかわからず。積極的な治療もあまりしていないようで安静のみ。怠け病みたいだなという印象で、日本でいうところのなんという病気かをつかめないままふーんと言って聞いていたものでした。
その後も何度かだれそれの子供がマノになったという話は耳にする機会はあり、子供にはかなり一般的な病気であることは承知していました。
Sam DarnoldがMonoに感染したというニュースが出回ったときのスポーツショーでの出演者の反応にも、ガキかよ、的なものがありやはり子供の病気であるという一般常識があるのは確認できました。

で、今回日本語でなんというのか調べてみたところ伝染性単核球症というようです。聞いたことなかったです。日本では幼児期までに大半が感染してその症状はほとんど出ないので意識する機会がないもののようです。なぜかアメリカでは幼児期の感染が低く、思春期にキスをすることや飲料の回し飲みをすることで感染するというものだと。なぜそんなに感染時期に差が出るのかという疑問が残りますが、とにかくそういうものだと。俗称Kissing diseaseとも。

Sam Darnoldは少年期も感染することなく大人になっちゃった例ということのようです。前述の通り症状が怠け病っぽいものなのでなんとも冴えないですが、そのせいでBaker Mayfieldとの全国放送でのMNF対決がお流れになってしまうのも持ってないっぽいなあなどと思ってしまいます。
Mayfieldの方はシーズン前にチームの大躍進を予想する解説者が多く期待の2シーズン目。開幕戦で期待を裏切るマズイ試合をしたのを受けてのシーズン2戦目でのMNF。早くも今季の進化を全国のNFLファンに見せなくてはいけない舞台での同期QB対決、のハズだったのがマノでそれは果たせずということになってなにやら地味なMNFになりそうな。